JPH08245103A - エレベータの清掃装置 - Google Patents

エレベータの清掃装置

Info

Publication number
JPH08245103A
JPH08245103A JP4993595A JP4993595A JPH08245103A JP H08245103 A JPH08245103 A JP H08245103A JP 4993595 A JP4993595 A JP 4993595A JP 4993595 A JP4993595 A JP 4993595A JP H08245103 A JPH08245103 A JP H08245103A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cleaning
car
stop position
floor
stop
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4993595A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideyoshi Yuki
秀義 結城
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Building Solutions Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd filed Critical Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd
Priority to JP4993595A priority Critical patent/JPH08245103A/ja
Publication of JPH08245103A publication Critical patent/JPH08245103A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 乗場扉の昇降路側窓ガラスの清掃作業を、エ
レベータの専門家以外でもかご内から簡単に実施出来る
エレベータの清掃装置を得る。 【構成】 昇降路内に設けたカム15と、かごの昇降時
に上記カムと接触して通常時の各階の停止位置を検出す
る通常時停止位置検出スイッチ14と、この通常時停止
位置検出スイッチの検出信号に基づいてかごを停止制御
する制御手段とを備えたエレベータにおいて、かご操作
盤に設けられて清掃運転指令を出力するための清掃運転
スイッチと、かごを通常時の各階の停止位置より所定距
離上昇した各階の清掃位置に停止させるべくかごの清掃
位置を検出するための清掃時停止位置検出用の位置検出
スイッチ13を備え、上記制御手段は、上記清掃運転ス
イッチからの清掃運転指令に基づく清掃運転時に上記位
置検出スイッチ13の検出信号に基づきかごを清掃位置
に停止させてかご扉を戸開させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、エレベータの乗場扉
の窓ガラスを清掃するためのエレベータの清掃装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は乗場扉の窓ガラスを清掃する際の
従来の清掃方法を示す断面図である。図6において、1
は機械室の制御盤、2は制御盤1に接続された保守用運
転装置、3は保守用運転装置2を操作する作業者、4は
巻上機、5はロープ、6は巻上機4とロープ5により昇
降するかご、7はかご6の扉を開閉させるドアマシン、
8は乗場扉、9は乗場扉8の窓ガラス、10はかご6の
かご扉を示す。また、3Aは作業者3が乗場に位置した
状態、3Bは作業者3が清掃作業をするためにかご6の
上に位置した状態を示す。
【0003】窓ガラス9の昇降路側を清掃するために、
作業者3は、かご6を例えば最上階に停止させた後、機
械室に移動し、制御盤1に保守用運転装置2を接続し、
巻上機4を駆動し、かご6を下降運転する。その後、作
業者3は最上階乗場に移動し、解錠装置を操作し乗場扉
8を開けてかご上に移動する。この乗場はかご上の運転
装置(図示せず)によりかご6を低速運転して各階の窓
ガラスを清掃する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】乗場扉8の窓ガラス9
は昇降路の塵埃等で汚れることが多く、定期的な清掃が
必要であるが、上述したように、従来はかご6上での作
業となるため、エレベータの専門家でなければ作業が困
難であった。また、かご6上に搭乗して作業を行い、作
業後のかご6を復帰させる等時間と労力が必要であり、
ドアマシン7等のある狭い場所での作業であり、また、
低速運転で作業するため、停止階数の多いエレベータで
は長時間を必要とする等の問題点があった。
【0005】また、かご6内から清掃する場合には、操
作盤の自動−手動切替スイッチとドアマシン回路の入り
切りスイッチの操作を繰り返し行う必要があり、全閉状
態のかご扉を手で開けるには相当な力を必要とするた
め、時間と労力が掛かる上、エレベータの専門家でなけ
れば作業が困難であった。
【0006】この発明は上述した従来例に係る問題点を
解消するためになされたもので、乗場扉の昇降路側窓ガ
ラスの清掃作業を、エレベータの専門家以外でもかご内
から簡単に実施出来るエレベータの清掃装置を得ること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係るかごを通
常時の各階の停止位置に停止させるべく昇降路内に設け
たカムと、このカムと対向するかごの対向面側に設けら
れてかごの昇降時に上記カムと接触して通常時の各階の
停止位置を検出する通常時停止位置検出スイッチと、こ
の通常時停止位置検出スイッチの検出信号に基づいてか
ごを停止制御する制御手段とを備えたエレベータにおい
て、かご操作盤に設けられて清掃運転指令を出力するた
めの清掃運転スイッチと、かごを通常時の各階の停止位
置より所定距離上昇した各階の清掃位置に停止させるべ
くかごの清掃位置を検出するための清掃時停止位置検出
手段とを備えると共に、上記制御手段は、上記清掃運転
スイッチからの清掃運転指令に基づく清掃運転時に上記
清掃時停止位置検出手段の検出信号に基づいてかごを上
記清掃位置に停止させてかご扉を戸開させることを特徴
とするものである。
【0008】また、上記清掃時停止位置検出手段は、上
記カムと対向するかごの対向面側に昇降方向に沿って上
記通常時停止位置検出スイッチとは所定距離離間して設
けられた清掃時位置検出スイッチであることを特徴とす
るものである。
【0009】また、上記清掃時停止位置検出手段は、か
ごを通常時の停止位置より所定距離上昇した各階の清掃
位置に停止させるべく昇降路内に設けた清掃位置検出用
カムであることを特徴とするものである。
【0010】また、上記清掃時停止位置検出手段は、上
記通常時停止位置検出スイッチの検出信号に基づいてタ
イマー動作を開始し清掃位置でタイマー動作を終了する
ことにより清掃時停止位置検出信号を出力するタイマー
でなることを特徴とするものである。
【0011】また、上記清掃時停止位置検出手段は、か
ごと乗場床との位置ずれを防止するための戸開き可能範
囲検出用位置スイッチを備え、この位置検出スイッチの
検出信号に基づいてかごが戸開き可能範囲を越えて上昇
した位置を清掃時停止位置とすることを特徴とするもの
である。
【0012】さらに、上記清掃時停止位置検出手段は、
かごを昇降するロープを巻き上げる巻上機の回転に応じ
てパルスを発生するパルス発生手段を用い、そのパルス
数に基づいて清掃時停止位置を検出することを特徴とす
るものである。
【0013】
【作用】この発明に係るエレベータの清掃装置において
は、かご操作盤に設けられて清掃運転指令を出力するた
めの清掃運転スイッチと、かごを通常時の各階の停止位
置より所定距離上昇した各階の清掃位置に停止させるべ
くかごの清掃位置を検出するための清掃時停止位置検出
手段とを備えると共に、上記制御手段により、上記清掃
運転スイッチからの清掃運転指令に基づく清掃運転時に
上記清掃時停止位置検出手段の検出信号に基づいてかご
を上記清掃位置に停止させてかご扉を戸開させることに
より、清掃位置までかごを自動運転することができ、作
業前後のかごの位置設定が不要となる上、次階への移動
を自動運転で走行するため、作業時間が大幅に短縮され
る。また、かご内で乗場扉の窓ガラスの清掃作業を行う
ため、従来のかご上の狭い場所での作業と異なり作業が
やり易く、清掃作業のための運転が簡単な操作で行える
ので、エレベータの専門家以外でも清掃作業が可能であ
る等の効果がある。
【0014】また、上記清掃時停止位置検出手段を、通
常時の各階の停止位置に停止させるべく昇降路内に設け
たカムと対向するかごの対向面側に昇降方向に沿って通
常時の各階の停止位置を検出する通常時停止位置検出ス
イッチとは所定距離離間して設けられた清掃時位置検出
スイッチで構成することにより、1つのカムにより通常
運転時と清掃運転時との両者の位置検出が可能であり、
清掃位置までかごを自動運転することができる。
【0015】また、上記清掃時停止位置検出手段を、か
ごを通常時の停止位置より所定距離上昇した各階の清掃
位置に停止させるべく昇降路内に設けた清掃位置検出用
カムで構成することにより、1つの位置検出スイッチに
より、通常運転時と清掃運転時との両者の位置検出が可
能であり、清掃位置までかごを自動運転することができ
る。
【0016】また、上記清掃時停止位置検出手段を、通
常時停止位置検出スイッチの検出信号に基づいてタイマ
ー動作を開始し清掃位置でタイマ動作を終了することに
より清掃時停止位置検出信号を出力するタイマで構成す
ることにより、位置検出スイッチや専用のカム等を設け
る必要がないし、現在着床している階であっても清掃運
転が可能になる。
【0017】また、上記清掃時停止位置検出手段とし
て、かごと乗場床との位置ずれを防止するための戸開き
可能範囲検出用位置スイッチを備え、この位置検出スイ
ッチの検出信号に基づいてかごが戸開き可能範囲を越え
て上昇した位置を清掃時停止位置とすることにより、既
存の位置検出スイッチを用いて清掃位置を検出でき、清
掃位置までかごを自動運転することができる。
【0018】さらに、上記清掃時停止位置検出手段とし
て、かごを昇降するロープを巻き上げる巻上機の回転に
応じてパルスを発生するパルス発生手段を用い、そのパ
ルス数に基づいて清掃時停止位置を検出することによ
り、清掃運転時にかごを目的階の着床位置で一旦停止さ
せることが不要となり、清掃位置までかごを自動運転す
ることができ、作業時間を大幅に短縮することが出来
る。また、清掃時停止位置に至る間、滑らかな減速制御
をすることが可能となる。
【0019】
【実施例】
実施例1.図1はこの発明の一実施例の全体構成を示す
断面図である。図1において、図の下半分から先に説明
すると、3Cは作業者3がかご6の中に位置した状態、
6Aは最下階に停止しているかご6、8Aは最下階の乗
場扉、9Aは最下階の乗場扉の窓ガラス、11と11A
はそれぞれ最下階の乗場扉8Aと中間階の乗場扉8Bの
乗場扉係合装置、12はかごドア10のかご扉係合装
置、13は清掃運転時の位置検出スイッチ、14は通常
運転時の位置検出スイッチを示す。
【0020】ここで、この位置検出スイッチ14は、か
ごを通常時の各階の停止位置に停止させるべく昇降路内
に設けた後述するカムと対向するかご6の対向面側に設
けられてかごの昇降時に上記カムと接触して通常運転時
の各階の停止位置を検出するようになされ、また、上記
位置検出スイッチ13は、上記カムと対向するかごの対
向面側に昇降方向に沿って上記通常運転時の位置検出ス
イッチ14とは所定距離離間して設けられている。
【0021】また、図の上半分で、6Bはかご6が任意
の中間階に停止した状態のかご、8Bは中間階の乗場
扉、9Bは中間階の乗場扉8Bの窓ガラス、15は位置
検出スイッチ13と14を動作させる昇降路に設けたカ
ム、Lは中間階床面と清掃運転で停止したかご6Bの床
面高さの差(機種によるが概略200〜300mm)を示
している。
【0022】上記構成において、作業者3Cは、かご6
の操作盤内に設けた清掃運転スイッチ(図示せず)を操
作する。次に、目的の中間階の行先釦を操作する。かご
6は、戸閉め後、最下階より目的の中間階に自動運転で
走行し、通常の減速指令で減速後、位置検出スイッチ1
3とカム15の動作により中間階の位置で停止し、かご
扉10が電動で戸開する。そのかご6Bの停止位置は中
間階の乗場扉係合装置11Aと、かご扉係合装置12と
の係合関係が外れる高さLになるよう位置検出スイッチ
13とカム15の位置を設定してある。このため、かご
扉10が電動で戸開しても乗場扉8Bは全閉状態のまま
であり、作業者3Cはかごの中から乗場扉の窓ガラス9
Bの昇降路側の清掃を行うことが出来る。窓ガラスの清
掃が終了すれば、次の目的の中間階の行先釦を操作し作
業を繰り返す。この間、かごは乗場の呼びには応答させ
ない。
【0023】このように、実施例1によれば、清掃運転
時の位置検出スイッチ13を、カム15と対向するかご
6の対向面側に昇降方向に沿って通常運転時の位置検出
スイッチ14とは所定距離離間して設けたので、作業前
後のかごの位置設定が不要となる上、次階への移動を自
動運転で走行するため、作業時間が大幅に短縮される。
かご内で乗場扉の窓ガラスの清掃作業を行うため従来の
かご上の狭い場所での作業と異なり作業がやり易い。清
掃作業のための運転が簡単な操作で行えるので、エレベ
ータの専門家以外でも清掃作業が可能である等の効果が
ある。
【0024】実施例2.次に、図2は実施例2に係る全
体構成を示す断面図である。上述した実施例1では、か
ご6の通常運転時と清掃運転時の停止位置検出に、カム
15を兼用し、このカム15と接触する位置検出スイッ
チとして、通常運転時の位置検出スイッチ14と清掃運
転時の位置検出スイッチ14とを別々に備えたが、この
実施例2では、通常運転時の停止位置検出用のカム15
とは別に所定距離(L)上昇した各階の清掃位置に停止
させるべく清掃運転時専用の位置検出用カム15A及び
15Bを設けた。なお、図1と同一部分は同一符号で示
している。これにより、1つの位置検出スイッチ13に
より、通常運転時と清掃運転時との両者の位置検出が可
能である。なお、最上階の停止位置検出は、実施例1及
び2共に、かご6を最上階乗場床面高さより寸法Lだけ
下方位置に停止するようカム15を設定している。
【0025】実施例3.図3は実施例3に係る機械室内
の制御盤による清掃運転時の制御動作を示すフローチャ
ートである。この実施例3では、かご操作盤内に清掃運
転スイッチ(図示せず)を設け、この清掃運転スイッチ
の投入によって、機械室内の制御盤は、乗場呼び応答回
路を切り離し、目的階のかご呼を登録可能にする(ステ
ップS30〜S32)。操作盤内の目的階釦によりかご
扉及び乗場扉を電動で戸閉めしたまま目的階まで自動走
行して減速後に目的階に一旦着床するが、通常時の停止
位置検出スイッチの検出信号に基づいてタイマーを動作
させる(ステップS33〜S38)。
【0026】そして、タイマーの終了時間まで戸閉状態
のまま低速で清掃位置まで上昇運転し、タイマーの終了
時間で清掃時停止位置を検出したものとして運転を停止
させ、ここでドア自動開するようにして、清掃作業を実
施するようにしたので、目的階に通常の運転で減速着床
させた後、タイマーにより所定時間、低速運転で清掃運
転位置までかご6を上昇運転し、かご扉を開けることが
できる。なお、目的階が最上階である場合にのみ、低速
運転によりタイマーの終了時間まで下降運転させる(ス
テップS39〜S45)。
【0027】このため、位置検出スイッチや専用のカム
等を設ける必要がないし、現在着床している階であって
も清掃運転が可能である。通常、エレベータの起動方法
は、タイマーによる加速制御であり、清掃運転位置から
自動運転で起動させても問題はない。かご呼びの登録
は、清掃運転スイッチの復帰忘れにより一般の乗客が、
かん詰めになるような事故を防止するため、エレベータ
ーが起動するまでかご呼び釦を押し続ける登録方法にし
てもよい。
【0028】実施例4.図4は実施例4に係る機械室内
の制御盤による清掃運転時の制御動作を示すフローチャ
ートである。この実施例4では、実施例3と同様に、か
ご操作盤内に清掃運転スイッチ(図示せず)を設け、こ
の清掃運転スイッチの投入によって、機械室内の制御盤
は、乗場呼び応答回路を切り離し、目的階のかご呼を登
録可能にする(ステップS30〜S32)。操作盤内の
目的階釦によりかご扉及び乗場扉を電動で戸閉めしたま
ま目的階まで自動走行して減速後に目的階に一旦着床す
るが、閉のまま低速で既存の電動戸閉可能範囲検出リレ
ーによって停止し、ここで、ドア自動開するようにし清
掃作業を実施する(ステップS33〜S40またはS4
1→S46→S43〜S45)。すなわち、かごと乗場
床との位置ずれを防止するための戸開き可能範囲検出用
の位置スイッチの出力を停止位置の検出に利用して清掃
位置に停止し、かご扉を開けることができる。
【0029】この位置スイッチは、通常運転時、階の途
中で停止したり、かごと乗場床が大きくずれている時、
つまり、かご扉係合装置と乗場扉係合装置の位置がずれ
ている時には、かご扉を開けないために設けられている
ものである。これにより、既存のエレベータに安価に清
掃運転装置を取り付けることが出来る。
【0030】実施例5.図5は実施例5に係る清掃時停
止位置検出手段を説明する説明図である。この実施例5
はパルス計測装置を電動機軸に取り付けたものである。
図5において、30は巻上機の電動機軸、31は電動機
軸30に固定されて回転する薄い金属製の円板、32は
円板31に設けられた多数の切り欠きによるスリット、
33はスリット32の通過数を計測する、例えば光電式
の計測器で、この計測器33はかごの速度や移動距離を
計測するのに使用されているものである。
【0031】この計測器を利用すると、一度、最下階か
ら最上階まで自動運転させることにより、各階との距離
を計測し、別に設けた機器に記憶させることが出来る。
この階間距離と、かご扉係合装置と乗場扉係合装置とが
離れる寸法、Lの距離を記憶させておき、直接目的階の
清掃位置まで自動運転させることが出来る。
【0032】この実施例5によれば、かごを一旦停止さ
せることが不要となり、作業時間を大幅に短縮すること
が出来る。また、実施例1及び2の場合は減速開始のた
めの位置検出を別に用意するか、運転方向により急また
は緩減速となるが、この実施例5の方法では、滑らかな
減速制御をすることが可能である。
【0033】実施例6.実施例6は、かご操作盤に清掃
運転スイッチの外に、個別スイッチと全階スイッチを新
たに設けたので、清掃運転スイッチと個別スイッチを操
作した場合には、行先釦を押された特定の階のみ清掃運
転を実施することができる。また、清掃運転スイッチと
全階スイッチを操作した場合には、最下階から順次自動
的に各階の清掃運転することができる。この場合にはか
ご扉が開いている間、戸閉釦ランプが点灯しこの釦を押
し続けることにより、扉が閉まり目的階に順次自動的に
清掃運転を行う。
【0034】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、かご
操作盤に設けられて清掃運転指令を出力するための清掃
運転スイッチと、かごを通常時の各階の停止位置より所
定距離上昇した各階の清掃位置に停止させるべくかごの
清掃位置を検出するための清掃時停止位置検出手段とを
備え、制御手段により、上記清掃運転スイッチからの清
掃運転指令に基づく清掃運転時に上記清掃時停止位置検
出手段の検出信号に基づいてかごを上記清掃位置に停止
させてかご扉を戸開させることにより、清掃位置までか
ごを自動運転することができ、作業前後のかごの位置設
定が不要となる上、次階への移動を自動運転で走行する
ため、作業時間が大幅に短縮される。また、かご内で乗
場扉の窓ガラスの清掃作業を行うため、従来のかご上の
狭い場所での作業と異なり作業がやり易く、清掃作業の
ための運転が簡単な操作で行えるので、エレベータの専
門家以外でも清掃作業が可能となる効果がある。
【0035】また、上記清掃時停止位置検出手段を、通
常時の各階の停止位置に停止させるべく昇降路内に設け
たカムと対向するかごの対向面側に昇降方向に沿って通
常時の各階の停止位置を検出する通常時停止位置検出ス
イッチとは所定距離離間して設けられた清掃時位置検出
スイッチで構成することにより、1つのカムにより通常
運転時と清掃運転時との両者の位置検出が可能であり、
清掃位置までかごを自動運転することができるという効
果がある。
【0036】また、上記清掃時停止位置検出手段を、か
ごを通常時の停止位置より所定距離上昇した各階の清掃
位置に停止させるべく昇降路内に設けた清掃位置検出用
カムで構成することにより、1つの位置検出スイッチに
より、通常運転時と清掃運転時との両者の位置検出が可
能であり、清掃位置までかごを自動運転することができ
るという効果がある。
【0037】また、上記清掃時停止位置検出手段を、通
常時停止位置検出スイッチの検出信号に基づいてタイマ
ー動作を開始し清掃位置でタイマ動作を終了することに
より清掃時停止位置検出信号を出力するタイマで構成す
ることにより、位置検出スイッチや専用のカム等を設け
る必要がないし、現在着床している階であっても清掃運
転が可能になるという効果がある。
【0038】また、上記清掃時停止位置検出手段とし
て、かごと乗場床との位置ずれを防止するための戸開き
可能範囲検出用位置スイッチを備え、この位置検出スイ
ッチの検出信号に基づいてかごが戸開き可能範囲を越え
て上昇した位置を清掃時停止位置とすることにより、既
存の位置検出スイッチを用いて清掃位置を検出でき、清
掃位置までかごを自動運転することができるという効果
がある。
【0039】さらに、上記清掃時停止位置検出手段とし
て、かごを昇降するロープを巻き上げる巻上機の回転に
応じてパルスを発生するパルス発生手段を用い、そのパ
ルス数に基づいて清掃時停止位置を検出することによ
り、清掃運転時にかごを目的階の着床位置で一旦停止さ
せることが不要となり、直接目的階の清掃位置までかご
を自動運転制御でき、作業時間を大幅に短縮することが
できると共に、清掃時停止位置に至る間、滑らかな減速
制御をすることが可能となるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1の全体構成を示す断面図
である。
【図2】 この発明の実施例2の全体構成を示す断面図
である。
【図3】 この発明の実施例3に係る動作を示すフロー
チャートである。
【図4】 この発明の実施例4に係る動作を示すフロー
チャートである。
【図5】 この発明の実施例5に使用するパルス計測装
置の断面図である。
【図6】 従来の清掃方法を説明する断面図である。
【符号の説明】 1 制御盤、6(6A、6B) かご、8(8A) 乗
場扉、9(9A) 窓ガラス、10 かご扉、11(1
1A) 乗場扉係合装置、12 かご扉係合装置、13
位置検出スイッチ(清掃運転時)、14 位置検出ス
イッチ(通常運転時)、15 カム、15A、15B
位置検出用カム、30 電動機軸、31 円板、32
スリット、33 計測器。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 かごを通常時の各階の停止位置に停止さ
    せるべく昇降路内に設けたカムと、このカムと対向する
    かごの対向面側に設けられてかごの昇降時に上記カムと
    接触して通常時の各階の停止位置を検出する通常時停止
    位置検出スイッチと、この通常時停止位置検出スイッチ
    の検出信号に基づいてかごを停止制御する制御手段とを
    備えたエレベータにおいて、かご操作盤に設けられて清
    掃運転指令を出力するための清掃運転スイッチと、かご
    を通常時の各階の停止位置より所定距離上昇した各階の
    清掃位置に停止させるべくかごの清掃位置を検出するた
    めの清掃時停止位置検出手段とを備えると共に、上記制
    御手段は、上記清掃運転スイッチからの清掃運転指令に
    基づく清掃運転時に上記清掃時停止位置検出手段の検出
    信号に基づいてかごを上記清掃位置に停止させてかご扉
    を戸開させることを特徴とするエレベータの清掃装置。
  2. 【請求項2】 上記清掃時停止位置検出手段は、上記カ
    ムと対向するかごの対向面側に昇降方向に沿って上記通
    常時停止位置検出スイッチとは所定距離離間して設けら
    れた清掃時位置検出スイッチであることを特徴とする請
    求項1記載のエレベータの清掃装置。
  3. 【請求項3】 上記清掃時停止位置検出手段は、かごを
    通常時の停止位置より所定距離上昇した各階の清掃位置
    に停止させるべく昇降路内に設けた清掃位置検出用カム
    であることを特徴とする請求項1記載のエレベータの清
    掃装置。
  4. 【請求項4】 上記清掃時停止位置検出手段は、上記通
    常時停止位置検出スイッチの検出信号に基づいてタイマ
    ー動作を開始し清掃位置でタイマー動作を終了すること
    により清掃時停止位置検出信号を出力するタイマーでな
    ることを特徴とする請求項1記載のエレベータの清掃装
    置。
  5. 【請求項5】 上記清掃時停止位置検出手段は、かごと
    乗場床との位置ずれを防止するための戸開き可能範囲検
    出用位置スイッチを備え、この位置検出スイッチの検出
    信号に基づいてかごが戸開き可能範囲を越えて上昇した
    位置を清掃時停止位置とすることを特徴とする請求項1
    記載のエレベータの清掃装置。
  6. 【請求項6】 上記清掃時停止位置検出手段は、かごを
    昇降するロープを巻き上げる巻上機の回転に応じてパル
    スを発生するパルス発生手段を用い、そのパルス数に基
    づいて清掃時停止位置を検出することを特徴とする請求
    項1記載のエレベータの清掃装置。
JP4993595A 1995-03-09 1995-03-09 エレベータの清掃装置 Pending JPH08245103A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4993595A JPH08245103A (ja) 1995-03-09 1995-03-09 エレベータの清掃装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4993595A JPH08245103A (ja) 1995-03-09 1995-03-09 エレベータの清掃装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08245103A true JPH08245103A (ja) 1996-09-24

Family

ID=12844887

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4993595A Pending JPH08245103A (ja) 1995-03-09 1995-03-09 エレベータの清掃装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08245103A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005145605A (ja) * 2003-11-13 2005-06-09 Mitsubishi Electric Corp ダブルデッキエレベータの運転装置
JP2013001495A (ja) * 2011-06-15 2013-01-07 Hitachi Ltd エレベータ装置
CN103523621A (zh) * 2012-07-06 2014-01-22 株式会社日立建筑系统 电梯清扫用控制装置
CN105480821A (zh) * 2015-12-31 2016-04-13 朗格尔电梯有限公司 一种环保电梯

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005145605A (ja) * 2003-11-13 2005-06-09 Mitsubishi Electric Corp ダブルデッキエレベータの運転装置
JP4640912B2 (ja) * 2003-11-13 2011-03-02 三菱電機株式会社 ダブルデッキエレベータの運転装置
JP2013001495A (ja) * 2011-06-15 2013-01-07 Hitachi Ltd エレベータ装置
CN103523621A (zh) * 2012-07-06 2014-01-22 株式会社日立建筑系统 电梯清扫用控制装置
CN105480821A (zh) * 2015-12-31 2016-04-13 朗格尔电梯有限公司 一种环保电梯

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3626787B2 (ja) エレベーターの非常運転装置
JP4963798B2 (ja) エレベータの保守用運転装置
JPH08245103A (ja) エレベータの清掃装置
JP5877132B2 (ja) エレベータ清掃用制御装置
JP4919593B2 (ja) エレベータの運転装置
JP5052293B2 (ja) エレベーターの保守運転装置
WO2002024565A1 (fr) Élévateur et méthode d'inspection de celui-ci
JP4719980B2 (ja) ダブルデッキエレベータ
JP6703767B2 (ja) エレベータ
JP4194864B2 (ja) ダブルデッキエレベータ
JPH09263373A (ja) エレベータの制御装置
JPH1111811A (ja) エレベーター装置
JP2003081558A (ja) 連絡橋用エレベーター装置
JP2001233553A (ja) ダブルデッキエレベータの制御装置
JPH0522549Y2 (ja)
JPH0416472A (ja) エレベータの安全装置
JPH0218055Y2 (ja)
JPH11139707A (ja) エレベーター
JP2502541B2 (ja) エレベ−タ−の保守運転装置
JPH11301940A (ja) エレベーターのインスペクション運転装置
JP2000143107A (ja) ホームエレベータ
KR870001132Y1 (ko) 엘리베이터의 운전장치
JPH09175750A (ja) エレベータの保守運転装置
JPH0233631B2 (ja)
JPH05193854A (ja) エレベーターの点検装置