JPH09263373A - エレベータの制御装置 - Google Patents

エレベータの制御装置

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JPH09263373A
JPH09263373A JP7384896A JP7384896A JPH09263373A JP H09263373 A JPH09263373 A JP H09263373A JP 7384896 A JP7384896 A JP 7384896A JP 7384896 A JP7384896 A JP 7384896A JP H09263373 A JPH09263373 A JP H09263373A
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Hiroyuki Ikejima
宏行 池島
Masahide Okumura
雅英 奥村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 終点スイッチやリミットスイッチの制御盤の
信号入力部の個数を削減したとしても、従来と同等の終
端部における安全性及び操作性を確保したエレベータの
制御装置を提供する。 【解決手段】 両終端に設けた同等機能の終点スイッチ
あるいはリミットスイッチを直列に接続し1カ所の信号
入力部で制御演算部に取り込んでも、そのスイッチが動
作した前後のかご位置をもとにいずれの終端が動作した
かを判定する。また、リミットスイッチが動作しても、
終端とは反対の方向への走行を許可する信号を生成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エレベータの終端
部安全機能を持つ制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】昇降機においては、建築基準法施工令第
129条の9第八項で、「かご又はつり合おもりが昇降
路底部に衝突しそうになった場合においてこれに衝突し
ないうちにかごの昇降を自動的に制御し、及び制止する
装置」を設けることを規定している。これは同施工令の
解説の中で、「最上階及び最下階近くで作動するリミッ
トスイッチを設け、このスイッチを開くことによってそ
の方向へのエレベータの運転を制御(減速停止)する。
なお、この装置がきかなかった場合でも、終端階を著し
く行き過ぎないうちに確実に運転を制止するため、さら
にファイナルリミットスイッチを設けなければならな
い。」と記されている。
【0003】図11は、これを実現する従来例の構成図
である。図において、1はエレベータのかご、2はかご
を吊持するロープ、3はロープ2が巻き付けられかご1
を上昇(UP)下降(DN)運転する巻上機、4はかご
1に取り付けられたカム、5は最下階の乗場、6は最上
階の乗場、7は中間階の乗場を示す。8は上記カム4と
係合し接点が開放される最下階側の終点スイッチ(DS
R)、9は同じく最上階側の終点スイッチ(USR)で
ある。10〜13は上記施工令の解説で示すリミットス
イッチ(DL、UL)、ファイナルリミットスイッチ
(DOT、UOT)である。14はエレベータの制御
盤、15は終点スイッチ8、9、リミットスイッチ1
0、11、及びファイナルリミットスイッチ12、13
からの信号を各スイッチ毎に制御盤14に取り込む信号
入力部でありスイッチの数だけ設けてある。
【0004】従来のこの様に構成されたエレベータは、
かご1が下降運転している時に終点スイッチ8(DS
R)が動作すると、対応する信号入力部15(RDS
R)より信号が制御盤14に取り込まれ、図示を省略す
る制御機能により、巻上機3を減速停止制御してかご1
を最下階に停止させる。また、かご1が上昇運転してい
る時に終点スイッチ9(USR)が動作すると、同様に
してかご1を最上階に停止させる。さらに、かご1が最
下階あるいは最上階を越えて停止しないときには、リミ
ットスイッチ10、11、あるいはさらに行き過ぎた所
に設置しているファイナルリミットスイッチ12、13
が動作して、これが信号入力部15を介して制御盤14
に取り込まれると減速制御なしに強制的に巻上機3を停
止させ終端階におけるエレベータの安全を確保してい
る。
【0005】なお、行き過ぎ制限スイッチとして両終端
階にリミットスイッチ10(DL)と11(UL)と、
ファイナルリミットスイッチ12(DOT)、13(U
OT)の二段になっているが、これはリミットスイッチ
DLあるいはULが動作したときは終端方向には停止さ
せ運転不能とするがその反対側には運転可能とする機能
を持たせており、またファイナルリミットスイッチDO
TあるいはUOTはいずれの方向も停止させ運転不能と
する機能を持たせている(図示せず)。これは、保守作
業などで低速運転するいわゆる手動速運転(HAND運
転)の時には、リミットスイッチ(DL、UL)まで運
転可能とし、さらにこのリミットスイッチが動作しても
終端から離れる方向には運転の継続を可能としている。
なお次のファイナルリミットスイッチは、さらに行き過
ぎた場合に確実に運転を停止させるものである。また、
上記従来例の特殊ケースではあるが、特公平6ー655
91号公報には上記リミットスイッチ類を利用した、終
端階直近で減速制御するエレベータの制御装置が記載さ
れている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のエ
レベータの安全装置では、6個のスイッチと制御盤に6
個の信号入力部が必要である。しかし、定格速度の低い
小型エレベータやホームエレベータのような簡易エレベ
ータにおいては、機器の簡素化のためスイッチの個数を
減らしかつ信号入力部の削減が考えられるが、そのまま
では従来と同等な安全性を得ることはできない。例えば
ふたつのリミットスイッチDL、ULを直列に接続しひ
とつの入力部15で取り込んだとしても、いずれのスイ
ッチが動作したか判らないため、終端から離れる方向を
認識できない。また、リミットスイッチを削減し、手動
速運転の時には終点スイッチ(DSR、USR)に前記
のリミットスイッチ(DL、UL)の機能を持たせる
と、終端階まで運転することができなくなる。
【0007】この発明は上記問題点を解消するためにな
されたもので、スイッチや制御盤の信号入力部を削減し
たとしても、従来と同等の安全性を確保したエレベータ
の安全機能をもつ制御装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の第1発明にか
かるエレベータの制御装置は、リミットスイッチの制御
演算部への入力を一カ所とするとともに、いずれのリミ
ットスイッチが動作したかの判別を、リミットスイッチ
で停止したかごの位置から行い、停止後にリミットスイ
ッチが動作した終端方向と反対方向への走行を可能とす
るものである。
【0009】この発明の第2発明にかかるエレベータの
制御装置は、リミットスイッチの制御演算部への入力を
一カ所とするとともに、いずれのリミットスイッチが動
作したかの判別を、リミットスイッチで停止する前のか
ご位置と停止した後のかご位置との位置関係から行い、
停止後にリミットスイッチが動作した終端方向とは反対
方向への走行を可能とするものである。
【0010】この発明の第3発明にかかるエレベータの
制御装置は、リミットスイッチの制御演算部への入力を
一カ所にしたものにおいて、手動速モードのときのみリ
ミットスイッチが動作した終端方向とは反対の方向へ走
行を可能とするものである。
【0011】この発明の第4発明にかかるエレベータの
制御装置は、終点スイッチの制御演算部の入力を一カ所
とすることにより、いずれの終点スイッチが動作したか
の判別を、終点スイッチが動作する前後のかご位置をも
とに走行方向を判定し、その結果で終点スイッチの判別
を行うものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1から図8はこの発明のひとつの実施
の形態を示す図で、図1はスイッチ及び信号入力部を示
す構成図、図2は回路図、図3はエレベータの構成図、
図4は制御演算部の構成図、図5は機能構成図、図6は
本発明に関する部分のメインフローチャート、図7はか
ごの走行停止及びUL/DL動作判別のフローチャー
ト、図8はUP/DN走行許可出力のフローチャートを
示す。なお、図中従来例と同じ構成の部分は同じ符号を
つけている。
【0013】図1において、終点スイッチ8(DS
R)、9(USR)、リミットスイッチ10(DL)、
11(UL)、及びファイナルリミットスイッチ12
(DOT)、13(UOT)は昇降路の従来と同じ位置
に設けられる。図2において、20から23はそれぞれ
図中に名称を示す通りスイッチ10から13の常閉接点
である。26は制御盤14に設けられた制御演算部であ
る。この制御演算部26は信号入力部15をその入力信
号に応じてRUDL、RDSR、RUSRの3つ備えて
いる。
【0014】図3において、30は巻上機3を駆動する
電動機、31は電動機30の回転軸に連結され単位回転
角に応じてパルスを発生するパルス発生器、32はパル
ス発生器31から電動機30の回転に従って発生するパ
ルスを計数しかご位置を検出するかご位置検出器で、こ
の例ではかご1が上方階に行くほど大きな値となるよう
に検出されるものとする。32aはかご位置検出器32
の出力でかご1の位置を示すデータであり、33は保守
作業などでの運転モードである手動速運転を指令する手
動速モードスイッチ(HAND)である。図4におい
て、40は中央演算処理装置(CPU)、41は記憶装
置(ROM)、42は一時記憶装置(RAM)、43は
この制御演算部26の信号入力部である入力ポート、4
4は同じく信号出力部である出力ポートである。図5に
おいて、50は位置スイッチ動作入力手段、51はかご
位置入力手段、52は条件入力手段、53はかご停止判
定手段、54は停止前走行方向判定手段、55はかご停
止指令及び再起動許可判定手段である。
【0015】次に動作について説明する。かご1が下降
運転し最下階に近ずくと、かごに設けたカム4が先ずD
SRの終点スイッチと係合しその接点22が開く。この
時、信号入力部(RDSR)15は接点が開いた(of
f)ことを入力する。更にかごを下降運転するとカムが
DLのリミットスイッチと係合しその接点21が開く。
よって信号入力部(RUDL)15は接点が開いたこと
を入力する。なお下降運転について述べたが、上昇運転
で最上階に至る場合も同様に動作する。
【0016】かごを下降あるいは上昇運転するには、制
御演算部26により電動機30が駆動され巻上機3を介
してかごが昇降する。この時かごの移動は電動機の回転
によるものであるから、その電動機の回転をパルス発生
器31で検出しそのパルス数をかご位置検出器32でカ
ウントすることで、かごの移動量すなわちかごの位置を
かご位置検出器の出力32aで求めることができる。ま
た、手動速運転モードの指令はスイッチ33(HAN
D)が投入されたことを制御演算部に入力されることで
認識される。この制御演算部26ではCPU40がRO
M41に記憶されたプログラム及びデータに基づき、入
力ポート43からのその時点での入力値に従い演算し、
その結果を一部RAM42に一時記憶しながら、出力ポ
ート44から指令を出すものである。
【0017】つぎに図5に基づき機能の構成について述
べる。先ずかご位置検出器出力32aをかご位置入力手
段51で入力し、かご停止判定手段53でかご位置デー
タが変化しなくなったことでかごが停止したことを判定
する。なお、かごの停止判定はかご位置データを使用し
なくても、他の制御演算部の持つ図示しない信号を用い
ても得ることができる。また停止する前後のかご位置を
基に停止直前のかごの走行方向を停止前走行方向判定手
段54で求める。位置スイッチの動作状態を位置スイッ
チ動作入力手段50で入力し、手動速運転モードを指令
するスイッチ(HAND)の状態を条件入力手段52で
入力し、これら50〜54に示す各手段の情報を基にか
ご停止指令及び再起動許可判定手段55にて判定し、か
ご停止指令あるいはUP/DN走行許可信号を出力する
ことにより、従来と同等な安全性を確保した安全機能を
もつエレベータの制御装置が得られる。
【0018】この動作を図6〜9のフローチャートで説
明する。図6は本発明のメインフローチャートで、ステ
ップS01でリミットスイッチの動作によって走行停止
及びUL/DL動作判別のルーチンが演算され、最後に
UP/DN走行許可出力のルーチンが演算される
【0019】図7は走行停止及びUL/DL動作判別S
01の詳細を示すフローチャートである。ステップS3
1ではULあるいはDLのいずれかの接点がoffであ
ることを判別するもので、いずれもonの時はステップ
S38に移行しデータ「ULS」及び「DLS」を
「0」に設定し、このルーチンを終了する。いずれかが
offの時はステップS32に移行しかごの停止指令を
出し、かごを停止させる。次にステップS33において
かごが停止したことを確認する。停止していなければこ
のルーチンを終了させるが、停止すればステップS34
に移行し、かご位置入力手段51にて得られるかご位置
が最下階の位置「BOT」より低い位置で停止すればス
テップS35に移行し、データ「DLS」を「1」に設
定しこのルーチンを終了する。かご位置が「BOT」よ
り低い位置で停止しなければステップS36に移行し、
かご位置が最上階の位置「TOP」より高い位置で停止
すればステップS37に移行し、データ「ULS」を
「1」に設定しこのルーチンを終了する。またかご位置
が「TOP」より高い位置で停止しなければこのルーチ
ンは終了する。これはリミットスイッチ(UL、DL)
が動作したら、即かごを停止させ、停止した時のかご位
置からいずれのスイッチが動作したかを示す「ULS」
「DLS」のデータを設定するものである。
【0020】図8はUP/DN走行許可出力S02の詳
細を示すフローチャートである。ステップS41ではS
31と同様に、ULあるいはDLのいずれかの接点がo
ffであることを判別するもので、いずれもonの時は
このルーチンを終了する。いずれかがoffの時はステ
ップS42に移行し、S42ではS11と同様に手動速
運転モードの指令が出ていることを判別し、出ていない
時すなわちHAND信号がonでない時はこのルーチン
を終了する。HAND信号がonの時はステップS43
に移行しデータ「DLS」が「1」であることを判別
し、「1」の場合ステップS44に移行しUP(上昇運
転)許可出力信号を出力する。「1」でない場合ステッ
プS45に移行しデータ「ULS」が「1」であること
を判別し、「1」でない場合にはこのルーチンを終了す
る。「1」の場合はステップS46に移行しDN(下降
運転)許可出力信号を出力する。これはULあるいはD
Lのリミットスイッチが動作した時に、動作した終端階
から離れる方向すなわち終端の方向とは反対の方向には
走行することを許可するものである。
【0021】以上の動作機能をまとめて言えば、手動速
運転モード以外の通常の運転時は、終端階に向かって走
行して終点スイッチ(USR、DSR)が動作すると減
速停止制御を行い終端階に着床する。この時終端階を行
き過ぎてリミットスイッチ(UL,DL)が動作する
と、RUDL信号で制御演算部に取り込まれ以後の運転
を停止する。さらに、手動速運転モードの時にはかごの
位置からRUDL信号に対してULあるいはDLのいず
れのスイッチが動作したかを判別し、終端の方向とは反
対の方向には走行可能としたので保守作業員をかごの
中、あるいは昇降路中に閉じ込めてしまうことを防ぐこ
とができる。すなわち本実施の形態においては、リミッ
トスイッチの信号入力部を1個に削減し機器の簡素化を
図っても、従来と同等の機能を得ることができる。
【0022】実施の形態2.図9はこの発明の他の実施
の形態を示す図で、上記図7で示した走行停止及びUL
/DL動作判別S01の別の形態による詳細フローチャ
ートである。先ずステップS51ではULあるいはDL
のいずれかの接点がoffであることを判別するもの
で、いずれもonの時はステップS58に移行し、デー
タ「BSTOP」にその時点のかご位置入力手段51に
て得られるかごの位置を示すデータを格納し、データ
「ASTOP」には「0」を設定する。なお、かご位置
データは上方階に行くほど大きくなるように計数され
る。さらに、データ「ULS」及び「DLS」を「0」
に設定し、このルーチンを終了する。また、ULあるい
はDLのいずれかがoffの時はステップS52に移行
しかごの停止指令を出し、かごを停止させる。
【0023】次にステップS53においてかごが停止し
たことを確認する。この確認によって、停止していなけ
ればこのルーチンを終了させるが、停止していればステ
ップS54に移行しデータ「ASTOP」に停止してい
るかごの位置を示すデータを格納する。次にステップS
55に移行し「ASTOPーBSTOP」すなわち停止
中のかご位置から停止前のかご位置を減算したものがゼ
ロより大きくない場合はステップS56に移行し、デー
タ「DLS」を「1」に設定する。また、ゼロより大き
い場合はステップS57に移行し、データ「ULS」を
「1」に設定する。これらいずれかの設定後にこのルー
チンを終了する。
【0024】すなわちここでは前記の実施の形態1のよ
うに、かごの位置でULあるいはDLのいずれが動作し
たかを判別するものではなく、停止前後のかご位置の変
化からかごの走行方向を求め、下降運転時はDLが動作
したと認識し、上昇運転時はULが動作したと認識する
ものである。故に、かごの絶対位置が判らない状況にあ
っても停止前後の短期間のパルス計数によりかごの運転
方向を認識でき終端階から離れる方向の運転許可を与え
ることができるので手動速運転の継続が可能となり、特
に据え付け中であるとか、何等かの異常でかごの絶対位
置を喪失しても保守作業を継続できる。
【0025】実施の形態3.図10はこの発明の他の実
施の形態を示す図で、上記実施の形態1.における図2
の回路図に相当するものである。上記のものにおいて
は、終点スイッチ(USR、DSR)の接点23、22
はそれぞれ独立の信号入力部15でRUSR、RDSR
の信号として取り込まれていたが、ここでは接点22、
23をシリーズにつなぎひとつの信号入力部でRUDS
R信号として取り込むものである。この場合には信号入
力部を1カ所削減することができる。
【0026】そこで、詳細な実施例を新たな図をもって
示すことは省略するが、走行停止及びUL/DL動作判
別を示す図9と、UP/DN走行許可出力を示す図8と
を基に、UDL信号をUDSR信号、データ「DLS」
を「DSRS」、データ「ULS」を「USRS」と読
み換えることにより同様にして、停止時のかごの走行方
向により、いずれの終点スイッチが動作したかを知るこ
とができる。なお、走行停止及びUL/DL動作判別を
示す図7においても、上記同様に読み換えるほか、最下
階の位置データである「BOT」をリミットスイッチD
SRの位置データに、また最上階の位置データである
「TOP」をスイッチUSRの位置データに読み換える
ことでも実現できる。
【0027】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、昇降路
両終端のリミットスイッチあるいは終点スイッチの接点
を直列に接続して入力部の個数を縮減しても、従来と同
様な終端部における安全性を得ることができる。すなわ
ち、両端のスイッチ類の接点を直列に接続してひとつの
入力部で入力するものであっても、リミットスイッチ類
の動作で停止した後のかご位置で、あるいはリミットス
イッチ類の動作時点でのかごの走行方向により、いずれ
の終端のスイッチが動作したかを認識できるので、その
結果に基づき終端とは反対方向の走行許可を出すことが
できる。また、手動速運転モードの時のみ上記終端とは
反対方向の走行を許可するので、本来ファイナルリミッ
トスイッチにまで達することは無い通常運転時に動作す
ることは異常な時であり、この様な場合には終端とは反
対方向と言えども走行許可を出さないので、安全性が確
保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明のエレベータの制御装置を示す構成
図である。
【図2】 この発明のエレベータの制御装置の回路図で
ある。
【図3】 この発明のエレベータの制御装置を示す構成
図である。
【図4】 この発明の制御演算部を示す構成図である。
【図5】 この発明のエレベータの制御装置の機能構成
図である。
【図6】 この発明のエレベータの制御装置の動作を示
すメインフローチャートである。
【図7】 この発明のかごの走行停止及びUL/DL動
作判別の動作を示すフローチャートである。
【図8】 この発明のUP/DN走行許可出力の動作を
示すフローチャートである。
【図9】 この発明の他の実施の形態によるかごの走行
停止及びUL/DL動作判別の動作を示すフローチャー
トである。
【図10】 この発明の他の実施の形態によるエレベー
タの制御装置の回路図である。
【図11】 従来のエレベータの制御装置を示す構成図
である。
【符号の説明】
1 エレベータのかご、 4 カム、 5 最下階の階
床、 6 最上階の階床、 8、9 終点スイッチ、
10、11 リミットスイッチ、 12、13ファイナ
ルリミットスイッチ、 26 制御演算部、 32 か
ご位置検出器、 33 手動速モードスイッチ、 50
位置スイッチ動作入力手段、 51かご位置入力手
段、 52 条件入力手段、 54 停止前走行方向判
定手段。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エレベータの昇降行程の最上部及び最下
    部の両終端部に設けられ、終端部に向かったかごが終端
    の階床を所定量行き過ぎた時に動作するリミットスイッ
    チと、さらに終端に向かって行き過ぎた時に動作するフ
    ァイナルリミットスイッチと、昇降行程中のかご位置を
    検出するかご位置検出器と、該リミットスイッチの接点
    信号と該かご位置検出器のかご位置とを入力する制御演
    算部を備えたエレベータの制御装置において、該かご位
    置検出器のかご位置を入力するかご位置入力手段と、最
    上部及び最下部の該リミットスイッチの接点信号をひと
    つの信号として該制御演算部に入力する位置スイッチ動
    作入力手段と、該位置スイッチ動作入力手段で該リミッ
    トスイッチが動作したことを入力された時にかごを停止
    させるかご停止手段と、かごの停止位置によりいずれの
    リミットスイッチが動作したか判定し、最上部のリミッ
    トスイッチであれば下降方向運転許可を出力し、最下部
    のリミットスイッチであれば上昇方向運転許可を出力す
    る再起動許可判定手段を備えた制御演算部であることを
    特徴とするエレベータの制御装置。
  2. 【請求項2】 エレベータの昇降行程の最上部及び最下
    部の両終端部に設けられ、終端部に向かったかごが終端
    の階床を所定量行き過ぎた時に動作するリミットスイッ
    チと、さらに終端に向かって行き過ぎた時に動作するフ
    ァイナルリミットスイッチと、昇降行程中のかご位置を
    検出するかご位置検出器と、該リミットスイッチの接点
    信号と該かご位置検出器のかご位置とを入力する制御演
    算部を備えたエレベータの制御装置において、該かご位
    置検出器のかご位置を入力するかご位置入力手段と、最
    上部及び最下部の該リミットスイッチの接点信号をひと
    つの信号として該制御演算部に入力する位置スイッチ動
    作入力手段と、該位置スイッチ動作入力手段で該リミッ
    トスイッチが動作したことを入力された時にかごを停止
    させるかご停止手段と、かごの停止前のかご位置とかご
    の停止中のかご位置とにより停止前のかごの走行方向を
    求める停止前走行方向判定手段と、停止前のかごの走行
    方向からいずれのリミットスイッチが動作したかを判定
    し、最上部のリミットスイッチであれば下降方向運転許
    可を出力し、最下部のリミットスイッチであれば上昇方
    向運転許可を出力する再起動許可判定手段を備えた制御
    演算部であることを特徴とするエレベータの制御装置。
  3. 【請求項3】 手動速運転モードを指令するスイッチを
    備え、該スイッチの状態を入力する条件入力手段と、リ
    ミットスイッチが動作した時に手動速運転モードの指令
    がなければ上昇あるいは下降方向運転許可を出力しない
    再起動許可判定手段を備えた制御演算部であることを特
    徴とする請求項1あるいは請求項2に記載のエレベータ
    の制御装置。
  4. 【請求項4】 エレベータの昇降行程の最上部及び最下
    部の両終端部に設けられ、終端部に向かったかごが終端
    の階床を所定量行き過ぎた時に動作するリミットスイッ
    チと、さらに終端に向かって行き過ぎた時に動作するフ
    ァイナルリミットスイッチと、最上階及び最下階の両終
    端階の階床の手前に設けられ、終端階に向かったかごを
    減速停止させる位置を検出する終点スイッチと、昇降行
    程中のかご位置を検出するかご位置検出器と、該終点ス
    イッチの接点信号と該かご位置検出器のかご位置とを入
    力する制御演算部を備えたエレベータの制御装置におい
    て、該かご位置検出器のかご位置を入力するかご位置入
    力手段と、最上部及び最下部の該終点スイッチの接点信
    号をひとつの信号として該制御演算部に入力する位置ス
    イッチ動作入力手段と、該終点スイッチの動作前のかご
    位置と動作後のかご位置により動作時のかごの走行方向
    を求める走行方向判定手段とからなり、該終点スイッチ
    の動作時のかごの走行方向から、最上階あるいは最下階
    いずれの終点スイッチが動作したかを判定する制御演算
    部であることを特徴とするエレベータの制御装置。
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