JPH05780A - エレベータの保守運転装置 - Google Patents
エレベータの保守運転装置Info
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- JPH05780A JPH05780A JP3179020A JP17902091A JPH05780A JP H05780 A JPH05780 A JP H05780A JP 3179020 A JP3179020 A JP 3179020A JP 17902091 A JP17902091 A JP 17902091A JP H05780 A JPH05780 A JP H05780A
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- maintenance
- maintenance operation
- car
- door
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 乗場ドアの保守点検を1人で安全に、かつ、
短時間に行なう。 【構成】 運転盤内1Aに設けた保守運転指令スイッチ
1Cと、保守スイッチ1Dと保守運転指令スイッチ1C
との投入によって乗かご1が保守運転を行なっていると
き、乗場ドア1FD、2FDと乗かごドア1DRとが所
定の位置関係を検出する位置検出装置6、8と、この位
置検出装置6、8で所定の位置関係を検出したとき、保
守運転を停止する停止指令装置12と、保守運転が停止
したとき乗かごドア1DRを開く保守運転ドア開指令回
路14とを設けている。
短時間に行なう。 【構成】 運転盤内1Aに設けた保守運転指令スイッチ
1Cと、保守スイッチ1Dと保守運転指令スイッチ1C
との投入によって乗かご1が保守運転を行なっていると
き、乗場ドア1FD、2FDと乗かごドア1DRとが所
定の位置関係を検出する位置検出装置6、8と、この位
置検出装置6、8で所定の位置関係を検出したとき、保
守運転を停止する停止指令装置12と、保守運転が停止
したとき乗かごドア1DRを開く保守運転ドア開指令回
路14とを設けている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エレベータの保守運転
装置に関するものである。
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来エレベータ昇降路の保守点検は、2
人が1組となり乗かご上面へ乗り込んで行なっている。
しかし、最近では作業の省力化に伴い、昇降路の保守点
検を1人で行なうべく種々検討されているが、1人で安
全に乗かご上面へ乗り込む方法として、特公平2−33
631号公報記載のように、所定の階床に乗かごを停止
させた状態から、保守員が下降指令手段により乗かごを
下降させ、乗かご上面と特定階床の床面とがほぼ一致す
るまで乗かごが下降したとき、これを位置検出装置で検
出し、停止指令手段で乗かごの下降を停止させる方法が
提案されていた。
人が1組となり乗かご上面へ乗り込んで行なっている。
しかし、最近では作業の省力化に伴い、昇降路の保守点
検を1人で行なうべく種々検討されているが、1人で安
全に乗かご上面へ乗り込む方法として、特公平2−33
631号公報記載のように、所定の階床に乗かごを停止
させた状態から、保守員が下降指令手段により乗かごを
下降させ、乗かご上面と特定階床の床面とがほぼ一致す
るまで乗かごが下降したとき、これを位置検出装置で検
出し、停止指令手段で乗かごの下降を停止させる方法が
提案されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
は、1人で乗かご上に安全に乗り込むことは可能である
が、昇降路と乗かごとの間隔が狭く、特に乗場ドア側に
ついては乗場ドアが乗かごドアに連動して開閉するため
の係合装置や敷居などが取付けられ、これらの機器と乗
かごとは非常に狭い間隔になっているので、乗かごの上
で1人で乗場ドアを保守点検する位置へ乗かごの保守運
転を行なうには、保守点検の対象とする乗場ドアの機器
を目視しながら運転を行なっているのが実状であり、こ
の方法を行なうと、昇降路の機器に身体の一部がぶつか
るという安全上の問題があった。また、安全を確保する
ため保守運転対象とする機器を停止目標とする機器の代
わりに、昇降路内の他の機器を目標として乗かごを停止
させることは、目標が定まらず目標位置に停止させるた
めに保守運転を数回繰り返さなければならないという手
間のかかるもので、経験が必要であった。
は、1人で乗かご上に安全に乗り込むことは可能である
が、昇降路と乗かごとの間隔が狭く、特に乗場ドア側に
ついては乗場ドアが乗かごドアに連動して開閉するため
の係合装置や敷居などが取付けられ、これらの機器と乗
かごとは非常に狭い間隔になっているので、乗かごの上
で1人で乗場ドアを保守点検する位置へ乗かごの保守運
転を行なうには、保守点検の対象とする乗場ドアの機器
を目視しながら運転を行なっているのが実状であり、こ
の方法を行なうと、昇降路の機器に身体の一部がぶつか
るという安全上の問題があった。また、安全を確保する
ため保守運転対象とする機器を停止目標とする機器の代
わりに、昇降路内の他の機器を目標として乗かごを停止
させることは、目標が定まらず目標位置に停止させるた
めに保守運転を数回繰り返さなければならないという手
間のかかるもので、経験が必要であった。
【0004】本発明の目的は、乗場ドアの保守点検を1
人で安全に、かつ、短時間に行なえるエレベータの保守
運転装置を提供することにある。
人で安全に、かつ、短時間に行なえるエレベータの保守
運転装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、昇降路内に設けられた乗かごが複数の乗
場を走行し、前記乗場の床と前記乗かごの床との着床誤
差が所定の範囲内にあるとき、前記乗場のドアと前記乗
かごのドアとを係合状態で連動させてドアの開閉を行な
い、かつ、前記乗かごの運転盤内に設けられた保守スイ
ッチの操作で前記乗かごが保守運転されるエレベータの
保守運転装置において、前記運転盤内に設けた保守運転
指令スイッチと、前記保守スイッチと前記保守運転指令
スイッチとの投入によって前記乗かごが前記保守運転で
走行を行なっているとき、前記乗場ドアと前記乗かごド
アとが前記係合状態を外れた所定の位置関係を検出する
位置検出装置と、この位置検出装置により前記所定の位
置関係が検出されたとき、前記保守運転の走行の停止を
指令する停止指令装置と、前記保守運転の走行が停止し
たとき、前記乗かごドアを開く保守運転ドア開指令回路
とを設けた構成にしたものである。
に、本発明は、昇降路内に設けられた乗かごが複数の乗
場を走行し、前記乗場の床と前記乗かごの床との着床誤
差が所定の範囲内にあるとき、前記乗場のドアと前記乗
かごのドアとを係合状態で連動させてドアの開閉を行な
い、かつ、前記乗かごの運転盤内に設けられた保守スイ
ッチの操作で前記乗かごが保守運転されるエレベータの
保守運転装置において、前記運転盤内に設けた保守運転
指令スイッチと、前記保守スイッチと前記保守運転指令
スイッチとの投入によって前記乗かごが前記保守運転で
走行を行なっているとき、前記乗場ドアと前記乗かごド
アとが前記係合状態を外れた所定の位置関係を検出する
位置検出装置と、この位置検出装置により前記所定の位
置関係が検出されたとき、前記保守運転の走行の停止を
指令する停止指令装置と、前記保守運転の走行が停止し
たとき、前記乗かごドアを開く保守運転ドア開指令回路
とを設けた構成にしたものである。
【0006】
【作用】本発明は、このように構成されているので、保
守員が乗かご内の運転盤内に設けた保守スイッチと保守
運転指令スイッチとを操作することにより、保守員は1
人で乗かご上での保守運転を行なう必要が無くなるとと
もに、乗かごは保守点検の対象となる乗場ドアの機器が
点検しやすい位置にドアが開いた状態で停止し、乗かご
内で乗場ドアの保守点検が可能となるので、乗場ドアの
保守点検が安全かつ短時間に行なえる。
守員が乗かご内の運転盤内に設けた保守スイッチと保守
運転指令スイッチとを操作することにより、保守員は1
人で乗かご上での保守運転を行なう必要が無くなるとと
もに、乗かごは保守点検の対象となる乗場ドアの機器が
点検しやすい位置にドアが開いた状態で停止し、乗かご
内で乗場ドアの保守点検が可能となるので、乗場ドアの
保守点検が安全かつ短時間に行なえる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図4に基づ
いて説明を行なう。
いて説明を行なう。
【0008】図1は本発明の一実施例の保守運転制御中
のエレベータを示す側面図であり、図2は本発明の一実
施例の要部構成を示すブロック図であり、図3、図4は
本発明の一実施例の保守運転により、停止したエレベー
タを乗かご内から見た出入口の状態図である。
のエレベータを示す側面図であり、図2は本発明の一実
施例の要部構成を示すブロック図であり、図3、図4は
本発明の一実施例の保守運転により、停止したエレベー
タを乗かご内から見た出入口の状態図である。
【0009】図1〜図4において、乗かご1は機械室2
に設けられている綱車3a、巻上機3、反らせ車3bに
より、ロープ3cを介して釣合錘4と連結されている。
巻上機3とモータ5とロータリエンコーダ6は図示せぬ
軸に連結されており、制御回路7からモータ5に乗かご
1の走行に必要な制御電流を供給し、ロータリエンコー
ダ6はモータ5の回転方向及び回転数に見合ったパルス
数、即ち、乗かご1の位置を制御回路7に帰還してい
る。また、一階乗場1Fには乗場ドア1FDが、二階乗
場2Fには乗場ドア2FD及び敷居2FEが、乗かご1
には乗かごドア1DRが設けられ、乗場ドア1FDに固
着されたドアハンガ1Faがドアレール1FRに吊ら
れ、さらに、乗場ドア1FDの下部は敷居1FEに沿っ
て稼働されている。また、乗場ドア1FDの上部には、
乗場ドア1FDが一階乗場1F側から開かないようにす
るロック金具1Fb、1Fc及びロック状態を検出する
ロックスイッチ1Fdが設けられている。また、乗かご
1の出入口側には運転盤1Aが設けられ、運転盤1Aの
下部には、図示しない鍵によって必要時に開かれ、内部
に高速運転と保守運転を切替る保守スイッチ1B、本発
明の保守作業運転を行なわす保守運転指令スイッチ1
C、操作している間保守運転を行なっている保守運転ス
イッチ1Dが設けられている。
に設けられている綱車3a、巻上機3、反らせ車3bに
より、ロープ3cを介して釣合錘4と連結されている。
巻上機3とモータ5とロータリエンコーダ6は図示せぬ
軸に連結されており、制御回路7からモータ5に乗かご
1の走行に必要な制御電流を供給し、ロータリエンコー
ダ6はモータ5の回転方向及び回転数に見合ったパルス
数、即ち、乗かご1の位置を制御回路7に帰還してい
る。また、一階乗場1Fには乗場ドア1FDが、二階乗
場2Fには乗場ドア2FD及び敷居2FEが、乗かご1
には乗かごドア1DRが設けられ、乗場ドア1FDに固
着されたドアハンガ1Faがドアレール1FRに吊ら
れ、さらに、乗場ドア1FDの下部は敷居1FEに沿っ
て稼働されている。また、乗場ドア1FDの上部には、
乗場ドア1FDが一階乗場1F側から開かないようにす
るロック金具1Fb、1Fc及びロック状態を検出する
ロックスイッチ1Fdが設けられている。また、乗かご
1の出入口側には運転盤1Aが設けられ、運転盤1Aの
下部には、図示しない鍵によって必要時に開かれ、内部
に高速運転と保守運転を切替る保守スイッチ1B、本発
明の保守作業運転を行なわす保守運転指令スイッチ1
C、操作している間保守運転を行なっている保守運転ス
イッチ1Dが設けられている。
【0010】制御回路7に設けられている電源端子VP
−VG間に保守運転スイッチ1Dの接点1DAと抵抗r
1が直列に、電源VP−VG間に保守運転指令スイッチ
1Cの接点1CAと抵抗r2が直列に接続されている。
また、電源端子VPと保守スイッチ1Bの共通端子1B
Cとが接続され、保守スイッチ1Bの保守運転端子1B
Mと高速運転端子1BAと電源端子VG間にはそれぞれ
抵抗r3、抵抗r4が接続されている。
−VG間に保守運転スイッチ1Dの接点1DAと抵抗r
1が直列に、電源VP−VG間に保守運転指令スイッチ
1Cの接点1CAと抵抗r2が直列に接続されている。
また、電源端子VPと保守スイッチ1Bの共通端子1B
Cとが接続され、保守スイッチ1Bの保守運転端子1B
Mと高速運転端子1BAと電源端子VG間にはそれぞれ
抵抗r3、抵抗r4が接続されている。
【0011】位置検出装置8は、入力端子IRにロータ
リエンコーダ6から入力されるパルスを演算し、端子I
Sから図示しない保守ツールによって各階床及び保守点
検の対象とする乗場ドア1FDのドアレール1FR部、
敷居2FE部等のパルス数を予め入力されている。入力
端子IA、IMはそれぞれ高速運転、保守運転入力端子
で、出力端子OA、OMはそれぞれ高速運転、保守運転
停止位置指令の出力端子である。
リエンコーダ6から入力されるパルスを演算し、端子I
Sから図示しない保守ツールによって各階床及び保守点
検の対象とする乗場ドア1FDのドアレール1FR部、
敷居2FE部等のパルス数を予め入力されている。入力
端子IA、IMはそれぞれ高速運転、保守運転入力端子
で、出力端子OA、OMはそれぞれ高速運転、保守運転
停止位置指令の出力端子である。
【0012】AND1、AND2、AND3はそれぞれ
2入力のAND回路でOR1は2入力のOR回路であ
り、AND1の入力端子は、接点1DAと抵抗r1の接
続点と、保守運転端子1BMと抵抗r3の接続点がそれ
ぞれ接続され、AND2の入力端子は、保守運転端子1
BMと抵抗r3接続点と、AND1の出力端子がそれぞ
れ接続されている。また、AND1の出力端子はOR1
の一方の入力端子に接続されている。
2入力のAND回路でOR1は2入力のOR回路であ
り、AND1の入力端子は、接点1DAと抵抗r1の接
続点と、保守運転端子1BMと抵抗r3の接続点がそれ
ぞれ接続され、AND2の入力端子は、保守運転端子1
BMと抵抗r3接続点と、AND1の出力端子がそれぞ
れ接続されている。また、AND1の出力端子はOR1
の一方の入力端子に接続されている。
【0013】フリップフロップRSは、端子Sに信号
“1”が入力されると出力端子Qから信号“1”がセッ
トされて出力され、端子Rに信号“1”が入力されると
出力端子Qの信号が“1”から“0”にリセットされ
る。また、端子SはAND1の出力端子とOR1の一方
の入力端子との接続点に接続され、出力端子QとAND
3の一方の入力端子が接続され、AND3の他方の入力
端子はAND2の出力端子と接続されている。AND3
の出力端子はOR1の他方の入力端子に接続され、AN
D3の出力端子とOR1の他方の入力端子との接続点は
位置検出装置8の保守運転入力端子IMに接続され、高
速運転入力端子IAは高速運転端子1BAと抵抗r4の
接続点に接続されている。
“1”が入力されると出力端子Qから信号“1”がセッ
トされて出力され、端子Rに信号“1”が入力されると
出力端子Qの信号が“1”から“0”にリセットされ
る。また、端子SはAND1の出力端子とOR1の一方
の入力端子との接続点に接続され、出力端子QとAND
3の一方の入力端子が接続され、AND3の他方の入力
端子はAND2の出力端子と接続されている。AND3
の出力端子はOR1の他方の入力端子に接続され、AN
D3の出力端子とOR1の他方の入力端子との接続点は
位置検出装置8の保守運転入力端子IMに接続され、高
速運転入力端子IAは高速運転端子1BAと抵抗r4の
接続点に接続されている。
【0014】また、高速運転端子1BAと抵抗r4の接
続点は、呼びがあると高速運転を指令する高速運転指令
階路9に接続され、位置検出装置8の出力端子OAは、
高速運転時の停止指令する高速運転停止指令回路10に
接続され、OR1の出力端子は、保守運転スイッチ1D
が押されている間、保守運転を継続する保守運転指令回
路11に接続され、位置検出装置8の出力端子OMは、
保守運転停止指令回路12に接続され、保守運転停止指
令回路12は保守運転スイッチ1Dの操作の度に乗場ド
ア1FDのドアレール1FR部、敷居2FE部等の保守
点検の対象とする位置に、乗かご1を停止させる制御を
行なうものである。また、高速運転指令回路9、高速運
転停止指令回路10、保守運転指令回路11、保守運転
停止指令回路12はそれぞれエレベータの走行を制御す
る運転制御回路13に接続され、保守運転停止指令回路
12と運転制御回路13との接続点は、保守運転ドア開
回路14及びフリップフロップRSの端子Rに接続され
ている。また、運転制御回路13の出力はモータ5を駆
動するモータ駆動装置15に接続され、モータ駆動装置
15の出力はモータ5に接続されている。
続点は、呼びがあると高速運転を指令する高速運転指令
階路9に接続され、位置検出装置8の出力端子OAは、
高速運転時の停止指令する高速運転停止指令回路10に
接続され、OR1の出力端子は、保守運転スイッチ1D
が押されている間、保守運転を継続する保守運転指令回
路11に接続され、位置検出装置8の出力端子OMは、
保守運転停止指令回路12に接続され、保守運転停止指
令回路12は保守運転スイッチ1Dの操作の度に乗場ド
ア1FDのドアレール1FR部、敷居2FE部等の保守
点検の対象とする位置に、乗かご1を停止させる制御を
行なうものである。また、高速運転指令回路9、高速運
転停止指令回路10、保守運転指令回路11、保守運転
停止指令回路12はそれぞれエレベータの走行を制御す
る運転制御回路13に接続され、保守運転停止指令回路
12と運転制御回路13との接続点は、保守運転ドア開
回路14及びフリップフロップRSの端子Rに接続され
ている。また、運転制御回路13の出力はモータ5を駆
動するモータ駆動装置15に接続され、モータ駆動装置
15の出力はモータ5に接続されている。
【0015】次に、動作について説明する。
【0016】今、エレベータが高速運転の場合は、保守
スイッチ1Bが高速運転側に接続され、VP−1BC−
1BA−r4−VGの回路が形成され抵抗r4の両端に
は電源電圧と同じ電圧が発生し、高速運転指令回路9と
位置検出装置8の高速運転入力端子IAには“1”なる
信号が入力され、高速運転指令回路9は運転制御回路1
3に対してエレベータが高速運転を行なう旨の信号を出
力する。また、位置検出装置8はロータリエンコーダ6
から入力されるパルスを演算し、呼びが登録された階床
のパルス数となると、出力端子OAより高速運転停止指
令回路10へ信号を出力し、高速運転停止指令回路10
は呼び登録階床に乗かご1を停止させる旨の信号を運転
制御回路13に対し出力する。
スイッチ1Bが高速運転側に接続され、VP−1BC−
1BA−r4−VGの回路が形成され抵抗r4の両端に
は電源電圧と同じ電圧が発生し、高速運転指令回路9と
位置検出装置8の高速運転入力端子IAには“1”なる
信号が入力され、高速運転指令回路9は運転制御回路1
3に対してエレベータが高速運転を行なう旨の信号を出
力する。また、位置検出装置8はロータリエンコーダ6
から入力されるパルスを演算し、呼びが登録された階床
のパルス数となると、出力端子OAより高速運転停止指
令回路10へ信号を出力し、高速運転停止指令回路10
は呼び登録階床に乗かご1を停止させる旨の信号を運転
制御回路13に対し出力する。
【0017】次に、保守運転の場合は、保守スイッチ1
Bが保守運転側に接続され、VP−1BC−1BM−r
3−VGの回路が形成され抵抗r3の両端には電源電圧
と同じ電圧が発生し、AND1の一方の入力端子には
“1”なる信号が入力される。また、この状態で保守運
転スイッチ1Dを押し続けるとVP−1DA−r1−V
Gの回路が形成され、抵抗r1の両端には電源電圧と同
じ電圧が発生し、AND1の他方の入力端子には“1”
なる信号が入力されるので、AND1は“1”なる信号
をOR1の一方の入力端子に入力し、OR1の出力端子
は“1”なる信号を保守運転指令回路11へ出力し、保
守運転指令回路11は運転制御回路13に対し保守運転
指令信号を出力し、運転制御回路13は乗かご1が保守
運転、すなわち、モータ5の回転を低速回転とする指令
をモータ駆動装置15に出力する。また、保守運転スイ
ッチ1Dを離すと、VP−1DA−r1−VGの回路が
開放されAND1の出力及びOR1の出力は“0”とな
り、保守運転指令回路11は運転制御回路13に保守運
転指令信号を遮断するので、モータ5の回転が停止し乗
かご1は停止する。
Bが保守運転側に接続され、VP−1BC−1BM−r
3−VGの回路が形成され抵抗r3の両端には電源電圧
と同じ電圧が発生し、AND1の一方の入力端子には
“1”なる信号が入力される。また、この状態で保守運
転スイッチ1Dを押し続けるとVP−1DA−r1−V
Gの回路が形成され、抵抗r1の両端には電源電圧と同
じ電圧が発生し、AND1の他方の入力端子には“1”
なる信号が入力されるので、AND1は“1”なる信号
をOR1の一方の入力端子に入力し、OR1の出力端子
は“1”なる信号を保守運転指令回路11へ出力し、保
守運転指令回路11は運転制御回路13に対し保守運転
指令信号を出力し、運転制御回路13は乗かご1が保守
運転、すなわち、モータ5の回転を低速回転とする指令
をモータ駆動装置15に出力する。また、保守運転スイ
ッチ1Dを離すと、VP−1DA−r1−VGの回路が
開放されAND1の出力及びOR1の出力は“0”とな
り、保守運転指令回路11は運転制御回路13に保守運
転指令信号を遮断するので、モータ5の回転が停止し乗
かご1は停止する。
【0018】次に、一階乗場1Fに乗かご1が停止して
いて、乗かごの中から乗場ドアの保守作業を行なう保守
作業運転を行なわせる場合は、保守スイッチ1Bが保守
運転側に接続し、さらに、保守運転指令スイッチ1Cを
投入する。この操作により、VP−1BC−1BM−r
3−VGの回路及びVP−1CA−r2−VGの回路が
形成され、抵抗r3及び抵抗r2の両端には電源電圧と
同じ電圧が発生し、AND1の一方の入力端子及びAN
D2の双方の入力端子には“1”なる信号が入力され、
AND2の出力端子は“1”なる信号をAND3の一方
の入力端子に出力する。また、この状態で、保守運転ス
イッチ1Dを瞬時押すとVP−1DA−r1−VGの回
路が形成され、抵抗r1の両端には電源電圧と同じ電圧
が発生し、AND1の他方の入力端子には“1”なる信
号が入力され、AND1の出力は“1”なる信号をOR
1の一方の入力端子とフリップフロップRSの端子Sに
出力し、フリップフロップRSのQ端子は“1”なる信
号をAND3の他方の入力端子に入力するので、AND
3の出力端子は“1”なる信号をOR1の他方の入力端
子と位置検出装置8の保守運転入力端子IMへ出力す
る。また、OR1の出力端子は“1”なる信号を保守運
転指令回路11へ出力し、保守運転指令回路11は運転
制御回路13に保守運転指令信号を出力し、運転制御回
路13は乗かご1が保守運転を行なう指令をモータ駆動
装置15に出力する。このように、乗かご1が保守運転
で乗場1Fから乗場2Fへ走行しているとき、保守点検
の対象とする乗場ドア1FDのドアレール1FR部が乗
かご1の床から成人男子の目の高さ、例えば145CM
の高さになったとき、位置検出装置8の保守運転停止位
置指令の出力端子OMより保守運転停止指令回路12と
保守運転ドア開回路14へ信号を出力することで、保守
運転停止指令回路12は運転制御回路13に信号を出力
し乗かご1の保守運転を停止させるとともに、乗かご1
の乗かごドア1DRを開く。すると、乗かご1とドアレ
ール1FRの位置関係は、図3に示すように停止するの
で、ロック金具1Fb、1Fc及びロック状態を検出す
るロックスイッチ1Fdの保守点検が、乗かご1の中か
ら容易に行なえる。
いて、乗かごの中から乗場ドアの保守作業を行なう保守
作業運転を行なわせる場合は、保守スイッチ1Bが保守
運転側に接続し、さらに、保守運転指令スイッチ1Cを
投入する。この操作により、VP−1BC−1BM−r
3−VGの回路及びVP−1CA−r2−VGの回路が
形成され、抵抗r3及び抵抗r2の両端には電源電圧と
同じ電圧が発生し、AND1の一方の入力端子及びAN
D2の双方の入力端子には“1”なる信号が入力され、
AND2の出力端子は“1”なる信号をAND3の一方
の入力端子に出力する。また、この状態で、保守運転ス
イッチ1Dを瞬時押すとVP−1DA−r1−VGの回
路が形成され、抵抗r1の両端には電源電圧と同じ電圧
が発生し、AND1の他方の入力端子には“1”なる信
号が入力され、AND1の出力は“1”なる信号をOR
1の一方の入力端子とフリップフロップRSの端子Sに
出力し、フリップフロップRSのQ端子は“1”なる信
号をAND3の他方の入力端子に入力するので、AND
3の出力端子は“1”なる信号をOR1の他方の入力端
子と位置検出装置8の保守運転入力端子IMへ出力す
る。また、OR1の出力端子は“1”なる信号を保守運
転指令回路11へ出力し、保守運転指令回路11は運転
制御回路13に保守運転指令信号を出力し、運転制御回
路13は乗かご1が保守運転を行なう指令をモータ駆動
装置15に出力する。このように、乗かご1が保守運転
で乗場1Fから乗場2Fへ走行しているとき、保守点検
の対象とする乗場ドア1FDのドアレール1FR部が乗
かご1の床から成人男子の目の高さ、例えば145CM
の高さになったとき、位置検出装置8の保守運転停止位
置指令の出力端子OMより保守運転停止指令回路12と
保守運転ドア開回路14へ信号を出力することで、保守
運転停止指令回路12は運転制御回路13に信号を出力
し乗かご1の保守運転を停止させるとともに、乗かご1
の乗かごドア1DRを開く。すると、乗かご1とドアレ
ール1FRの位置関係は、図3に示すように停止するの
で、ロック金具1Fb、1Fc及びロック状態を検出す
るロックスイッチ1Fdの保守点検が、乗かご1の中か
ら容易に行なえる。
【0019】さらに、また保守運転スイッチ1Dを瞬時
押すと同様な動作で、保守点検の対象とする乗場ドア2
FDの敷居2FE部が乗かご1の床から例えば100C
Mの高さとなる位置まで保守運転で走行し、乗かご1と
敷居2FEの位置関係は、乗かご1が乗かごドア1DR
を開いた状態で図4に示すように停止するので、乗場ド
ア2FDの敷居2FE部が乗かご1の中から行なえる。
押すと同様な動作で、保守点検の対象とする乗場ドア2
FDの敷居2FE部が乗かご1の床から例えば100C
Mの高さとなる位置まで保守運転で走行し、乗かご1と
敷居2FEの位置関係は、乗かご1が乗かごドア1DR
を開いた状態で図4に示すように停止するので、乗場ド
ア2FDの敷居2FE部が乗かご1の中から行なえる。
【0020】以上述べたように、乗かご内の操作によっ
て保守点検対象位置に乗かごドアを開いて停止するの
で、各階乗場ドアの保守点検作業時間の短縮が図れる。
て保守点検対象位置に乗かごドアを開いて停止するの
で、各階乗場ドアの保守点検作業時間の短縮が図れる。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、保守員が乗かご内の運
転盤内に設けた保守スイッチと保守運転指令スイッチと
を操作することにより、保守員は1人で乗かご上での保
守運転を行なう必要が無くなるとともに、乗かごは保守
点検の対象とする乗場ドアの機器が点検しやすい位置に
ドアが開いた状態で停止し、乗かご内で乗場ドアの保守
点検が可能となるので、乗場ドアの保守点検が安全かつ
短時間に行なえる。
転盤内に設けた保守スイッチと保守運転指令スイッチと
を操作することにより、保守員は1人で乗かご上での保
守運転を行なう必要が無くなるとともに、乗かごは保守
点検の対象とする乗場ドアの機器が点検しやすい位置に
ドアが開いた状態で停止し、乗かご内で乗場ドアの保守
点検が可能となるので、乗場ドアの保守点検が安全かつ
短時間に行なえる。
【図1】本発明の一実施例を示す保守運転制御中のエレ
ベータの側面図である。
ベータの側面図である。
【図2】本発明の一実施例の要部構成を示すブロック図
である。
である。
【図3】本発明の一実施例の保守運転により、停止した
エレベータを乗かご内から見た出入口の状態図である。
エレベータを乗かご内から見た出入口の状態図である。
【図4】本発明の一実施例の保守運転により、停止した
エレベータを乗かご内から見た出入口の状態図である。
エレベータを乗かご内から見た出入口の状態図である。
1A 運転盤 1B 保守スイッチ 1C 保守運転指令スイッチ 1D 保守運転スイッチ 1DR 乗かごドア 6 ロータリエンコーダ 8 位置検出装置 11 保守運転指令回路 12 保守運転停止指令回路 13 運転制御回路 14 保守運転ドア開回路
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 昇降路内に設けられた乗かごが複数の乗
場を走行し、前記乗場の床と前記乗かごの床との着床誤
差が所定の範囲内にあるとき、前記乗場のドアと前記乗
かごのドアとを係合状態で連動させてドアの開閉を行な
い、かつ、前記乗かごの運転盤内に設けられた保守スイ
ッチの操作で前記乗かごが保守運転されるエレベータの
保守運転装置において、前記運転盤内に設けた保守運転
指令スイッチと、前記保守スイッチと前記保守運転指令
スイッチとの投入によって前記乗かごが前記保守運転で
走行を行なっているとき、前記乗場ドアと前記乗かごド
アとが前記係合状態を外れた所定の位置関係を検出する
位置検出装置と、この位置検出装置により前記所定の位
置関係が検出されたとき、前記保守運転の走行の停止を
指令する停止指令装置と、前記保守運転の走行が停止し
たとき、前記乗かごドアを開く保守運転ドア開指令回路
とを設けたことを特徴とするエレベータの保守運転装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3179020A JPH05780A (ja) | 1991-06-25 | 1991-06-25 | エレベータの保守運転装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3179020A JPH05780A (ja) | 1991-06-25 | 1991-06-25 | エレベータの保守運転装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05780A true JPH05780A (ja) | 1993-01-08 |
Family
ID=16058710
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3179020A Pending JPH05780A (ja) | 1991-06-25 | 1991-06-25 | エレベータの保守運転装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05780A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5679934A (en) * | 1994-10-21 | 1997-10-21 | Kone Oy | Programmable operating panel for an elevator car |
FR2797861A1 (fr) * | 1999-08-30 | 2001-03-02 | Otis Elevator Co | Procede de realisation d'une securite d'acces a une cage d'ascenseur et systeme d'ascenseur correspondant |
JP2014015281A (ja) * | 2012-07-06 | 2014-01-30 | Hitachi Building Systems Co Ltd | エレベータ清掃用制御装置 |
-
1991
- 1991-06-25 JP JP3179020A patent/JPH05780A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5679934A (en) * | 1994-10-21 | 1997-10-21 | Kone Oy | Programmable operating panel for an elevator car |
FR2797861A1 (fr) * | 1999-08-30 | 2001-03-02 | Otis Elevator Co | Procede de realisation d'une securite d'acces a une cage d'ascenseur et systeme d'ascenseur correspondant |
JP2014015281A (ja) * | 2012-07-06 | 2014-01-30 | Hitachi Building Systems Co Ltd | エレベータ清掃用制御装置 |
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