JP6776457B2 - エレベーター制御装置、エレベーター、およびエレベーター制御方法 - Google Patents

エレベーター制御装置、エレベーター、およびエレベーター制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、エレベーター制御装置、エレベーター、およびエレベーター制御方法に関する。
エレベーターの保守作業に関する技術として特開2016−117558号公報(特許文献1)に開示のものがある。この公報には「所定の運転モード中に乗りかごが制動状態にある場合、所定の装置に対して所定の操作が入力されると、乗りかごの制動状態を解除する制動解除モードを備える。…保守員が乗りかご1上で点検作業をしている際に、乗りかご1が制動されてしまい、乗りかご1の昇降が不可能になった場合でも、保守員が所定の制動解除動作をするだけで、制動状態を解除できる。」と記載されている。
特開2016−117558号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載のものでは、保守員が乗りカゴの上にいる状態であっても、エレベーターの運転モードを誤って通常モードに復帰させてしまった場合、乗りカゴ上にいる保守員に危険が及んでしまう。
そこで本発明は、エレベーターの保守作業において安全性の向上を図ることが可能なエレベーター制御装置、エレベーター、およびエレベーター制御方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、例えば請求の範囲に記載の構成を採用する。
本願は上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、乗りカゴの上部に設けられた切替スイッチによって選択された運転モードにしたがってエレベーターの運転を制御する運転制御部を備えたエレベーター制御装置において、昇降路内における前記乗りカゴの移動量を検知するためのガバナエンコーダーからの信号に基づいて、前記乗りカゴへの保守員の乗降を判断する保守員乗降判断部と、前記保守員乗降判断部で判断された前記乗りカゴへの保守員の乗降状態に基づいて、前記切替スイッチによって選択された運転モードによる運転を前記運転制御部に対して許可する切替運転許可部とを備えた。
以上のような構成の本発明によれば、エレベーターの保守作業において保守員の安全性の向上を図ることが可能なエレベーター制御装置、エレベーター、およびエレベーター制御方法を提供することができる。
上記した以外の課題、構成、および効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
実施形態に係るエレベーターの全体構成図である。 実施形態に係るエレベーターの保守作業に関わるスイッチおよび検出器の回路図である。 実施形態に係るエレベーター制御装置のブロック図である。 保守員によるエレベーターの保守作業の手順を示すフローチャートである。 実施形態に係る第1のエレベーター制御方法を示すフローチャートである。 実施形態に係る第2のエレベーター制御方法を示すフローチャートである。 実施形態に係る第2のエレベーター制御方法の変形例を示すフローチャートである。
以下、本発明のエレベーター制御装置、エレベーター、およびエレベーター制御方法に関する実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態においては、先ずエレベーターの全体構成を説明し、次いでこのエレベーターに設けられたエレベーター制御装置、およびこのエレベーター制御装置によって実施されるエレベーター制御方法を説明する。
≪エレベーター制御装置の構成≫
図1は、実施形態のエレベーター制御装置およびエレベーター制御方法が適用されるエレベーター1の一例を示す概略構成図である。図1に示すように、エレベーター1は、建物などの内部を上下方向に貫いて設けられた昇降路1aを備えている。昇降路1aの下部は、建物の最下階の床面から掘り下げられたピット1bとなっている。
エレベーター1は、その昇降路1a内に、巻上機2、ロープ3、乗りカゴ4、カウンタウエイト5、ガバナエンコーダー6、およびポジテクタ7を備えている。このうち乗りカゴ4の上部には、カゴ上停止スイッチ11、カゴ上保守運転装置12、およびハンドレール13が設けられている。またエレベーター1は、昇降路1aの側壁の各乗り場階1fに相当する位置に乗り場ドア14を備え、昇降路1aの下部のピット1b内にピット保守運転装置15を備えている。さらにエレベーター1は、乗りカゴ4の運行を制御するためのエレベーター制御装置100を備えおり、通常モードと保守モードとの間で運転モードを切り替えた運行が実施される。以下、エレベーター1を構成するこれらの要素を説明する。
<巻上機2>
巻上機2は、ロープ3が巻き回しされた状態で、昇降路1aのピット1b内に固定されている。この巻上機2は、ここでの図示を省略したモータを備えたものであり、巻上機2の回転によってロープ3が移動する構成である。
<ロープ3>
ロープ3は、乗りカゴ4およびカウンタウエイト5を吊り下げるためのものである。このロープ3は、例えばその両端が昇降路1aの天井1cに固定され、中間部におい天井1cに固定した2つの滑車3aに巻き回され、2つの滑車3aと固定部との間で巻上機2とカウンタウエイト5とにそれぞれ巻き回されている。このようなロープ3は、巻上機2の駆動によって昇降路1a内において乗りカゴ4およびカウンタウエイト5を自在に昇降させる。
<乗りカゴ4>
乗りカゴ4は、人や荷物を載せるためのものであり、ロープ3によって昇降路1a内につり下げた状態で設けられている。このような乗りカゴ4は、例えばその上部または下部に固定されたカゴ用滑車4aにロープ3が掛け回され、巻上機2の回転にともなって昇降路1a内を上下方向に昇降する。このような乗りカゴ4は、昇降路1aに設けられた乗り場ドア14と対向する位置に、水平方向にスライドして開閉するカゴドア(図示省略)が設けられている。またカゴドアに近接する位置には、乗りカゴ4の行先やカゴドアの開閉を操作したり、非常時に外部との連絡をするための操作ボタン(図示省略)が設けられている。
<カウンタウエイト5>
カウンタウエイト5は、乗りカゴ4との釣り合いをとるためのものであり、ロープ3によって昇降路1a内につり下げた状態で設けられている。カウンタウエイト5には、カウンタウエイト用滑車5aが固定され、このカウンタウエイト用滑車5aにロープ3が掛け回されている。これにより、カウンタウエイト5は、巻上機2の回転にともなって、昇降路1a内を乗りカゴ4と逆の上下方向に昇降する。
<ガバナエンコーダー6>
ガバナエンコーダー6は、巻上機2の回転数を検出するものであって、乗りカゴ4の移動量を検知する移動量検知手段として巻上機2に設けられている。このようなガバナエンコーダー6は、エレベーター制御装置100に接続され、検出した巻上機2の回転数の情報が、エレベーター制御装置100に送信されるようになっている。特に、このガバナエンコーダー6は、エレベーター1の運転モードの切り替えの可否を判断するための検出器の1つとなっている。
<ポジテクタ7>
ポジテクタ7は、乗りカゴ4が、乗りカゴ4に設けられたカゴドアを開いてよい位置にあるか否かを判断するための信号を出力する。このようなポジテクタ7は、例えば昇降路1aの内壁から突出して設けられた遮光板7aと、乗りカゴ4の外周壁から昇降路1aの内壁に向かって突出して設けられた光センサー7bとで構成されている。そして光センサーからのオフ/オフ信号の出力によって、乗りカゴ4が乗り場階に位置しているか否かを検出する。
<カゴ上停止スイッチ11>
カゴ上停止スイッチ11は、昇降路1a内においての乗りカゴ4の走行を停止させるためのスイッチである。このカゴ上停止スイッチ11は、乗りカゴ4の上部において乗り場ドア14に近接する位置に設けられており、乗り場階1fから乗り場ドア14を開けた保守員Mが、即座にスイッチを押すことができる位置に配置されている。このカゴ上停止スイッチ11は、エレベーター制御装置100に接続されており、エレベーター1の運転モードの切り替えの可否を判断するための判断スイッチの1つとなっている。
<カゴ上保守運転装置12>
カゴ上保守運転装置12は、エレベーター1の保守点検のために保守員Mが乗りカゴ4の走行を操作するための装置である。このカゴ上保守運転装置12は、例えば運転モード切替スイッチ12a、上昇スイッチ12b、下降スイッチ12c、走行スイッチ12d、およびカゴ停止スイッチ12eを備えている。
このうち運転モード切替スイッチ12aは、エレベーター1の運転モードを通常モードと保守モードとの間で切り替えるためのスイッチである。上昇スイッチ12b、下降スイッチ12c、および走行スイッチ12dは、運転モードが保守モードに切り替わった場合に、保守員Mの操作によって乗りカゴ4を移動させるための操作スイッチである。またカゴ停止スイッチ12eは、乗りカゴ4の走行を停止させるためのスイッチのうちの1つであって、カゴ上停止スイッチ11と同様に機能する。
このような各スイッチを備えたカゴ上保守運転装置12は、エレベーター制御装置100に接続されている。そして特に、運転モード切替スイッチ12aおよびカゴ停止スイッチ12eは、エレベーター1の運転モードの切り替えの可否を判断するための判断スイッチでもある。
<ハンドレール13>
ハンドレール13は、乗りカゴ4の上部に設けられた組み立て自在型の枠部材である。このハンドレール13には、組み立てることによってオン/オフが切り替わるハンドレールスイッチ13aが設けられている。このハンドレールスイッチ13aは、エレベーター制御装置100に接続されており、エレベーター1の運転モードの切り替えの可否を判断するためのスイッチの1つとなっている。
<乗り場ドア14>
乗り場ドア14は、昇降路1aの壁面において、乗りカゴ4が停止する各乗り場階1fの高さ位置に設けられている。乗り場ドア14は、水平方向にスライドして開閉するものであって独自の動力を持たず、乗りカゴ4のカゴドアと係合することにより、カゴドアに追従して開閉動作する。また乗り場ドア14には、ドアが開くことによってオフとなる乗り場ドア開閉検出器14aが設けられている。この乗り場ドア開閉検出器14aは、以降に説明するエレベーター制御装置100に接続されており、エレベーター1の運転モードの切り替えの可否を判断するための検出器の1つとなっている。
<ピット保守運転装置15>
ピット保守運転装置15は、先に説明したカゴ上保守運転装置12と同様の機能を備えたものであって、ピット内に設けられたものである。このピット保守運転装置15は、例えばピット側運転モード切替スイッチ15a、ピット側上昇スイッチ15b、ピット側下降スイッチ15c、ピット側走行スイッチ15d、およびピット側カゴ停止スイッチ15eを備えている。これらのスイッチのそれぞれは、カゴ上保守運転装置12に設けられた各スイッチと同様の機能のものである。
このようなピット保守運転装置15は、エレベーター制御装置100に接続されている。そして特にピット側運転モード切替スイッチ15aおよびピット側カゴ停止スイッチ15eは、エレベーター1の運転モードの切り替えの可否を判断するための判断スイッチの1つとなっている。
<エレベーター制御装置100>
エレベーター制御装置100は、乗りカゴ4を昇降させるための巻上機2の駆動、乗りカゴ4に設けられた扉であるカゴドアの開閉など、エレベーター1の通常モードでの運転および保守モードでの運転を制御するためのものである。またエレベーター制御装置100は、各スイッチおよび検出器、さらにガバナエンコーダー6からの信号に基づいて運転モードの切り替えの可否を判断する。このエレベーター制御装置100が配置される場所が限定されることはないが、一例としてピット1b内、または昇降路1aの上部の機械室(図示省略)内、または乗り場階1fのうちの何れに設けられていてもよい。
このようなエレベーター制御装置100は、マイクロコンピューターなどの計算機によって構成されている。計算機は、CPU(Central Processing Unit:中央処理装置)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)を備える。さらに、計算機は、バッファ回路で構成された入力部を備える。
図2は、実施形態に係るエレベーターの保守作業に関わるスイッチおよび検出器の回路図である。この図に示すように、エレベーター制御装置100は、乗り場ドア開閉検出器14aの接点を入力バッファ14buで取り込む。ここで、この乗り場ドア開閉検出器14aは、例えば乗り場ドア14が閉じた状態でオン、開いた状態でオフとなる検出器であって、各階のものが直列に接続されており、複数の乗り場ドア開閉検出器14aのうちの1つがオフとなることにより、入力バッファ14buがオフの状態となる。
また、エレベーター制御装置100は、カゴ上停止スイッチ11の接点を入力バッファ11buで取り込む。ここで、カゴ上停止スイッチ11は、一例としてオフの状態でカゴを停止させるものであるとする。この場合、カゴ上停止スイッチ11は、同様の機能を有するカゴ停止スイッチ12eおよびピット側カゴ停止スイッチ15eと直列に接続される。そして、これらのスイッチの内の1つがオフとなることにより、入力バッファ11buがオフの状態となる。
また、エレベーター制御装置100は、カゴ上保守運転装置12の運転モード切替スイッチ12aの接点のうち通常モード側を入力バッファ12buで取り込み、保守モード側を入力バッファ12bu’で取り込む。同様に、ピット保守運転装置15のピット側運転モード切替スイッチ15aの接点のうち通常モード側を入力バッファ15buで取り込み、保守モード側を入力バッファ15bu’で取り込む。さらに、エレベーター制御装置100は、ハンドレールスイッチ13aの接点を入力バッファ13buで取り込む。
≪エレベーター制御装置の詳細構成≫
図3は、実施形態に係るエレベーター制御装置100のブロック図である。この図に示すように、エレベーター制御装置100は、エレベーター1の運転モードの切り替えの可否を判断するための各部分として、保守員乗降判断部101、乗り場ドア開閉判断部102、スイッチ確認部103、切替運転許可部104、および運転制御部105を備えている。これらの各部分は、次に説明する機能を有し、エレベーター制御装置100内のCPUがROMに記憶されているプログラムを読出して実行することにより、各機能が実現される。
<保守員乗降判断部101>
保守員乗降判断部101は、ガバナエンコーダー6からの信号をモニターする。また保守員乗降判断部101は、ガバナエンコーダー6からの信号に基づいて、乗りカゴ4の位置を取得する。また保守員乗降判断部101は、モニターしたガバナエンコーダー6の信号の変化、および取得した乗りカゴの位置に基づいて、乗りカゴ4への保守員の乗降を判断する。
<乗り場ドア開閉判断部102>
乗り場ドア開閉判断部102は、乗り場ドア開閉検出器14aからの信号に基づいて、乗り場ドア14が閉じているか開いているかを判断する。さらに乗り場ドア開閉判断部102は、乗り場ドア開閉検出器14aからの信号に基づいて、乗り場ドア14が開いた状態から閉じた状態に変化したか、または閉じた状態から開いた状態に変化したかを判断する。
<スイッチ確認部103>
スイッチ確認部103は、エレベーター1の運転モードの切り替えの可否を判断するための判断スイッチの状態を確認する部分である。判断スイッチは、カゴ上停止スイッチ11、運転モード切替スイッチ12a、ピット側運転モード切替スイッチ15a、およびハンドレールスイッチ13aのそれぞれである。またここでの図示は省略したが、カゴ停止スイッチ12eおよびピット側カゴ停止スイッチ15eも、カゴ上停止スイッチ11の接点と同一の入力バッファから取り込まれるため、判断スイッチの1つとなる。
スイッチ確認部103は、これらの判断スイッチが、全て通常モード側になっているか、または全て保守モード側になっているか否かを判断する。
<切替運転許可部104>
切替運転許可部104は、カゴ上保守運転装置12の運転モード切替スイッチ12aによって運転モードが切り替えられた場合に、運転制御部105に対して切り替えられた運転モードでの運転を許可する。特にこの切替運転許可部104は、保守員乗降判断部101、乗り場ドア開閉判断部102、およびスイッチ確認部103に接続され、これらの各部での判断に基づいて、運転モード切替スイッチ12aでの切り替えによって選択された運転モードでの運転を許可する。
<運転制御部105>
運転制御部105は、切替運転許可部104から許可があった場合に、カゴ上保守運転装置12の運転モード切替スイッチ12aでの切り替えによって選択された運転モードで、エレベーター1の運転を制御する。
なお、上述したエレベーター制御装置100を構成する各部が有する機能は、次のエレベーター制御方法においてさらに詳細に説明する。
≪エレベーター制御方法≫
次に、図2および図3を用いて説明したエレベーター制御装置100によるエレベーター制御方法を説明する。ここで説明する第1のエレベーター制御方法は、エレベーター1の保守作業を開始する際に、エレベーター制御装置100によって実施される通常モードから保守モードへのモード切替処理の方法である。また第2のエレベーター制御方法は、エレベーター1の保守作業を終了するに際に、エレベーター制御装置100によって実施される保守モードから通常モードへの復帰処理の方法である。
図4は、保守員によるエレベーターの保守作業の手順を示すフローチャートである。以下、エレベーター制御装置100によって実施されるエレベーター制御方法を説明するに先立ち、保守員が実施する一連の作業を図4に基づいて説明する。またここでは、各作業において操作するスイッチの状態を合わせて説明する。
エレベーター1の保守作業を開始する際に、保守員は次の作業を実施する。先ず、保守員は、乗り場ドア14を開ける(S1)。これにより、乗り場ドア開閉検出器14aがオフ状態を検出する。次に、保守員は、乗りカゴ4の上部に乗車する(S2)。これにより、乗りカゴ4が重くなって下降し、ガバナエンコーダー6が乗りカゴ4の下降の微量変化を検出する。また、保守員は、直ちにカゴ上停止スイッチ11を押下する(S3)。これによりカゴ上停止スイッチ11がオフとなる。次に、保守員は、ハンドレール13を組み立て、カゴ上保守運転装置12の運転モード切替スイッチ12aを保守モードに切り替える(S4)。これにより、ハンドレールスイッチ13aがオフになり、運転モード切替スイッチ12aの保守モード側がオンになり、通常モード側がオフになる。
以上の手順の実施によって運転モード切替スイッチ12aを保守モードに切り替えた後、保守員は、カゴ上保守運転装置12の操作スイッチの操作により、エレベーター1の保守作業を実施する(S5)。なお、操作スイッチとは、上昇スイッチ12b、下降スイッチ12c、および走行スイッチ12dである。
保守作業が終了した後、エレベーター1の保守作業を終了するに際に、保守員は、次の作業を実施する。先ず、保守員は、カゴ上保守運転装置12の運転モード切替スイッチ12aを通常モードに切り替え、ハンドレール13を折り畳む(S6)。これにより、運転モード切替スイッチ12aの保守モード側がオフになり、通常モード側がオンになる。またハンドレールスイッチ13aがオンになる。次に、保守員は、カゴ上停止スイッチ11を押下する(S7)。これによりカゴ上停止スイッチ11がオンとなる。その後、保守員は、乗りカゴ4の上部から降車する(S8)。これにより、乗りカゴ4が軽くなって上昇し、ガバナエンコーダー6が乗りカゴ4の上昇の微量変化を検出する。最後に、保守員は、乗り場ドア14を閉じる(S9)。これにより、乗り場ドア開閉検出器14aがオン状態を検出する。
次に、以上で説明した保守員によるエレベーターの保守作業の実施に際し、エレベーター制御装置100によって実施されるエレベーター制御方法を、図5〜図7のフローチャートに基づき、図3を参照しつつ説明する。これらのフローチャートに示す処理は、エレベーター制御装置100の各部を構成するプログラムによって実行される方法である。
<第1のエレベーター制御方法>
図5は、実施形態に係る第1のエレベーター制御方法を示すフローチャートである。この図に示す手順は、エレベーター1の保守作業を開始する際に、エレベーター制御装置100によって実施される通常モードから保守モードへのモード切替処理の手順であり、次のステップを含む。
[ステップS101]
ステップS101において、乗り場ドア開閉判断部102は、乗り場ドア14が開いたか否かを判断する。この際、乗り場ドア開閉判断部102は、乗り場ドア開閉検出器14aが、オンからオフに反転したことにより、乗り場ドア14が閉じた状態から開いた(YES)と判断して次のステップS102に進む。それ以外の場合は、乗り場ドア14が開いていない(NO)と判断し、ステップS101を繰り返す。
この判断により、保守員Mが保守作業のために閉じていた乗り場ドア14を開けた(図4の作業S1)ことが検知される。
[ステップS102]
ステップS102において、保守員乗降判断部101は、ガバナエンコーダー6からの信号に基づき、乗りカゴ4の位置を取得して保持する。ここで取得する乗りカゴ4の位置は、ステップS101において乗り場ドア14が開いた(YES)と判断された時点においての乗りカゴ4の位置であって、乗りカゴ4に保守員が乗車する前の位置であることとする。
[ステップS103]
ステップS103において、スイッチ確認部103は、判断スイッチの全てが、保守モード側に切り替わっているか否かを判断する。この際、スイッチ確認部103は、判断スイッチとして、カゴ上停止スイッチ11がオフ、ハンドレールスイッチ13aがオフ、運転モード切替スイッチ12aの保守モード側がオン/通常モード側がオフとなっているか否かを確認する。また同時に、スイッチ確認部103は、ピット側運転モード切替スイッチ15aの接点のうち、通常モード側がオンとなっていることを確認する。
これにより、乗り場ドア開閉判断部102は、保守員が、カゴ上停止スイッチ11を押下し(図4の作業S3)、ハンドレール13を組み立て、カゴ上保守運転装置12の運転モード切替スイッチ12aを保守モードに切り替えた(図4の作業S4)と判断する。
スイッチ確認部103は、全ての判断スイッチが保守モード側に切り替わっている(YES)と判断された場合に、次のステップS104に進み、保守モード側に切り替わっている(YES)と判断されるまで、ステップS103の確認を繰り返す。
[ステップS104]
ステップS104において、保守員乗降判断部101は、ガバナエンコーダー6からの信号に基づき、乗りカゴ4の位置を取得する。ここで取得する乗りカゴ4の位置は、ステップS103において全ての判断スイッチが保守モード側に切り替わった(YES)と判断された状態においての乗りカゴ4の位置である。
[ステップS105]
ステップS105において、保守員乗降判断部101は、乗りカゴ4に保守員が乗車しているか否かを判断する。この際、保守員乗降判断部101は、ステップS102において保持した乗りカゴ4の位置と、ステップS104において検出した乗りカゴ4の位置との比較により、乗りカゴ4の位置が下方に移動した場合に、乗りカゴ4の上部に保守員が乗車している(YES)と判断する。
このステップS105において乗りカゴ4の上部に保守員が乗車している(YES)と判断されたことにより、保守員Mは、乗り場ドア14を開き(図4の作業S1)、その後に乗りカゴ4の上部に乗車した(図4の作業S2)と判断することができる。またこの判断によりステップS103において全ての判断スイッチが保守モード側に切り替わった(YES)と判断された状態において、乗りカゴ4の上部に保守員Mが乗車していることが確認される。
このでは、乗車している(YES)と判断されるまでステップS105を繰り返し、乗車している(YES)と判断された場合に、次のステップS106に進む。
[ステップS106]
ステップS106において、切替運転許可部104は、運転制御部105に対して、保守モードへの切り替え運転を許可する。
これにより、運転制御部105は、乗りカゴ4に乗車した保守員Mによるカゴ上保守運転装置12の操作スイッチの操作(図4の作業S5)に基づき、乗りカゴ4の移動を制御する。
<第1のエレベーター制御方法の効果>
以上の第1のエレベーター制御方法およびこれを実施するエレベーター制御装置100によれば、保守員乗降判断部101で判断された乗りカゴ4への保守員Mの乗降状態に基づいて、運転モードを通常モードから保守モードへ切り替えた運転が許可される。このため、保守員Mが乗りカゴ4に乗車していない状態で保守モードでの運転が実施されて乗りカゴ4が移動することを防止できる。したがって、エレベーター1の保守作業において、安全性の向上を図ることが可能となる。
<第2のエレベーター制御方法>
図6は、実施形態に係る第2のエレベーター制御方法を示すフローチャートである。この図に示す手順は、エレベーター1の保守作業を終了する際に、エレベーター制御装置100によって実施される保守モードから通常モードへの復帰処理の手順であり、次のステップを含む。
[ステップS201]
ステップS201において、保守員乗降判断部101は、乗りカゴ4から保守員Mが降車したか否かを判断する。この際、保守員乗降判断部101は、ガバナエンコーダー6からの信号をモニターし、モニターした信号に基づいて乗りカゴ4の位置がステップS202で上方に移動したことを検知した場合に、乗りカゴ4から保守員Mが降車した(YES)と判断する。この場合、一例として、保守モードへのモード切替処理のステップS102において保持した位置にまで、乗りカゴ4が上昇した場合に、乗りカゴ4から保守員Mが降車した(YES)と判断してもよい。
保守員乗降判断部101は、降車した(YES)と判断した場合に、次のステップS202に進み、降車した(YES)と判断されるまでステップS201の判断を繰り返す。
[ステップS202]
ステップS202において、保守員乗降判断部101は、ステップS201において乗りカゴ4から保守員Mが降車した(YES)と判断した際の乗りカゴ4の位置を保持する。
[ステップS203]
ステップS203において、スイッチ確認部103は、判断スイッチの全てが、通常モード側に切り替わっているか否かを判断する。この際、スイッチ確認部103は、判断スイッチとして、運転モード切替スイッチ12aの保守モード側がオフ/通常モード側がオン、ハンドレールスイッチ13aがオン、カゴ上停止スイッチ11がオンとなっているか否かを確認する。また同時に、スイッチ確認部103は、ピット側運転モード切替スイッチ15aの接点のうち、通常モード側がオンとなっていることを確認する。
これにより、乗り場ドア開閉判断部102は、保守員が、カゴ上保守運転装置12の運転モード切替スイッチ12aを通常モードに切り替え、ハンドレール13を折り畳み(図4の作業S6)、またカゴ上停止スイッチ11を押下した(図4の作業S7)と判断する。
スイッチ確認部103は、全ての判断スイッチが運転モード側に切り替わっている(YES)と判断された場合に、次のステップS204に進む。
また、スイッチ確認部103は、全ての判断スイッチが運転モード側に切り替わっている(YES)と判断されるまでステップS201に戻り、ステップS201〜ステップS203を繰り返す。
これにより、保守員Mが判断スイッチの切り替え作業の途中で乗りカゴ4への乗り降りを繰り返した場合において、保守員Mが乗りカゴ4に乗車したままの状態で、この復帰処理が次のステップS204に進むことを防止している。すなわち、保守員Mが乗りカゴ4から降車した(図4の作業S8)状態において、全ての判断スイッチが運転モード側に切り替わった場合にのみ、復帰処理がステップS204に進む。
[ステップS204]
ステップS204において、乗り場ドア開閉判断部102は、乗り場ドア14が閉じたか否かを判断する。この際、乗り場ドア開閉判断部102は、乗り場ドア開閉検出器14aが、オフからオンに反転したことを検知したことにより、乗り場ドア14が開いた状態から閉じた(YES)と判断して次のステップS205に進む。それ以外の場合は、乗り場ドア14が閉じていない(NO)と判断し、ステップS204を繰り返す。
この判断により、保守員Mが保守作業を終了させるために乗り場ドア14を閉じる作業(図4の作業S9)を実施したことが検知される。
[ステップS205]
ステップS205において、保守員乗降判断部101は、ガバナエンコーダー6からの信号に基づき、乗りカゴ4の位置を取得する。ここで取得する乗りカゴ4の位置は、乗り場ドア14が閉じた時点においての乗りカゴ4の位置であることとする。
[ステップS206]
ステップS206において、保守員乗降判断部101は、乗りカゴ4から保守員が降車しているか否かを判断する。この際、保守員乗降判断部101は、ステップS202において保持した乗りカゴ4の位置と、ステップS205において検出した乗りカゴ4の位置との比較により、乗りカゴ4の位置に変化がないことを確認した場合に、乗りカゴ4から保守員Mが降車している(YES)と判断する。そして、降車している(YES)と判断した場合には、次のステップS207に進む。一方、それ以外の場合には、降車していない(NO)と判断してステップS206’に進む。
[ステップS206’]
一方、ステップS206’において、保守員乗降判断部101は、運転制御部105に対して、警報の発報を指示する。これにより運転制御部105は、例えば保守員Mが乗りカゴ4の上部に残されたままで乗り場ドア14が閉じた可能性が有ると判断し、エレベーター1およびこれを運転するための外部システムが有する表示部に対して警報の表示を実施させる。また、スピーカーから警報音を発してもよい。
その後は、ステップS204に戻り、再び、乗り場ドア開閉判断部102が、乗り場ドア14が開いた状態から閉じたか否かの判断と、それ以降のステップを繰り返す。これにより、復帰処理は、乗りカゴ4から保守員Mが降車している状態において、乗り場ドア14が開いた状態から閉じられた場合にのみ、次のステップS207に進められる。
[ステップS207]
ステップS207において、切替運転許可部104は、運転制御部105に対して通常モードに切り替えた運転を許可する。この際、切替運転許可部104は、ステップS206において乗りカゴ4からの保守員の降車を確認したことにより、乗りカゴ4の上部に保守員Mを残して運転モードが実施されることがないと判断し、通常モードでの運転を許可する。そして運転制御部105は、通常モードでのエレベーター1の運転制御を実施する。
<第2のエレベーター制御方法の効果>
以上の第2のエレベーター制御方法およびこれを実施するエレベーター制御装置100によれば、保守員乗降判断部101で判断された乗りカゴ4に対する保守員Mの乗車状態に基づいて、運転モードを保守モードから通常モードに切り替えた運転が許可される。そして、乗りカゴ4から確実に保守員Mが降車したことが確認された場合にのみ、通常モードへの復帰を許可する構成とすることができる。したがって、保守モードから通常モードへの運転モードへの復帰は、保守員Mが乗りカゴ4から降車して昇降路1a内から乗り場階1fに脱出した後にのみ実施されることになり、保守員Mの安全性が確保されたエレベーター制御装置100、エレベーター1およびエレベーター制御方法を提供することが可能となる。
この結果、エレベーター1の保守作業において、安全性の向上を図ることが可能となる。しかも、各乗り場階1fに特別な設備を設ける必要もなく、低コストで安全性の向上を実現することが可能である。
また、上述した通常モードを切り替えは、保守員乗降判断部101によって乗りカゴ4から保守員Mが降車していると判断された状態において、乗り場ドア開閉判断部102によって乗り場ドア14が閉じた状態に変化したと判断された場合に許可される。これにより、エレベーター1の保守作業において、さらに安全性の向上を図ることが可能となる。
<第2のエレベーター方法の変形例>
図7は、実施形態に係る第2のエレベーター制御方法の変形例を示すフローチャートである。この図に示す変形例の制御方法は、図6に示した第2のエレベーター制御方法のステップS2205〜ステップS206’に替えて、ステップS205’を実施する方法である。ステップS205’は、次のようである。
[ステップS205’]
ステップS205’において、保守員乗降判断部101は、ステップS201において乗りカゴ4から保守員Mが降車した(YES)と判断してから、所定の時間が経過したか否かを判断する。この際、保守員乗降判断部101は、ガバナエンコーダー6からの信号に基づき、ステップS202において保持した乗りカゴ4の位置が維持された状態で、所定の時間が経過したか否かを判断する。
また保守員乗降判断部101は、ステップS201において乗りカゴ4から保守員Mが降車した(YES)と判断した後であれば、ステップS204において乗り場ドア14が閉じた(YES)と判断してから、所定の時間が経過したか否かを判断してもよい。
以上の判断における所定時間は、乗りカゴ4から降車した保守員が、乗り場ドア14を閉じるのに十分な時間であればよく、一例として1分〜3分程度の時間で設定される。
所定の時間が経過した(YES)と判断した場合には、ステップS207に進み、所定の時間が経過した(YES)と判断されるまでステップS205’を繰り返す。この判断を実施することによっても、保守員Mが確実に乗りカゴ4から降車したことが判断される。したがって、第2のエレベーター制御方法およびこれを実施するエレベーター制御装置100と同様の効果を得ることができる。
なお、本発明は上記した実施形態および変形例に限定されるものではなく、さらに様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施形態は本発明をわかりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。また、各実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
1…エレベーター
1a…昇降路
4…乗りカゴ
6…ガバナエンコーダー
12a…運転モード切替スイッチ
14…乗り場ドア
14a…乗り場ドア開閉検出器
11…カゴ上停止スイッチ
13a…ハンドレールスイッチ
15a…ピット側運転モード切替スイッチ
100…エレベーター制御装置
101…保守員乗降判断部
102…乗り場ドア開閉判断部
103…スイッチ確認部
104…切替運転許可部
105…運転制御部
M…保守員

Claims (10)

  1. 乗りカゴの上部に設けられた切替スイッチによって選択された運転モードにしたがってエレベーターの運転を制御する運転制御部を備えたエレベーター制御装置において、
    昇降路内における前記乗りカゴの移動量を検知するためのガバナエンコーダーからの信号に基づいて、前記乗りカゴへの保守員の乗降を判断する保守員乗降判断部と、
    前記保守員乗降判断部で判断された前記乗りカゴへの保守員の乗降状態に基づいて、前記切替スイッチによって選択された運転モードによる運転を前記運転制御部に対して許可する切替運転許可部とを備えた
    エレベーター制御装置。
  2. 前記切替運転許可部は、前記切替スイッチによって前記運転モードが通常モードから保守モードに切り替えられた状態において、前記保守員乗降判断部によって前記乗りカゴに保守員が乗車していると判断された場合に、前記運転制御部に対して保守モードによる運転を許可する
    請求項1に記載のエレベーター制御装置。
  3. 前記切替運転許可部は、前記保守員乗降判断部によって前記乗りカゴから保守員が降車していると判断された状態において、前記切替スイッチによって前記運転モードが保守モードから通常モードに切り替えられている場合に、前記運転制御部に対して通常モードによる運転を許可する
    請求項1に記載のエレベーター制御装置。
  4. 前記昇降路の乗り場ドアに設けた乗り場ドア開閉検出器からの信号に基づいて、乗り場ドアの開閉状態を判断する乗り場ドア開閉判断部を備え、
    前記切替運転許可部は、前記保守員乗降判断部によって前記乗りカゴから保守員が降車していると判断された状態において、前記乗り場ドア開閉判断部によって前記乗り場ドアが開いた状態から閉じた状態に変化したと判断された場合に、前記運転制御部に対して通常モードによる運転を許可する
    請求項3に記載のエレベーター制御装置。
  5. 前記切替運転許可部は、前記保守員乗降判断部によって前記乗りカゴから保守員が降車したと判断してから所定時間が経過した場合に、前記運転制御部に対して通常モードによる運転を許可する
    請求項4に記載のエレベーター制御装置。
  6. 通常モードと保守モードとの間での前記運転モードの切り替えの可否を判断するための全ての判断スイッチの状態を確認するスイッチ確認部を備え、
    前記切替運転許可部は、前記スイッチ確認部において前記全ての判断スイッチが保守モード側であるかまたは通常モード側であると確認された場合に、前記運転制御部に対して前記切替スイッチによって切り替えられた運転モードでの運転を許可する
    請求項1〜5の何れか1項に記載のエレベーター制御装置。
  7. 乗りカゴと、昇降路内における前記乗りカゴの移動量を検知するためのガバナエンコーダーと、前記乗りカゴの上部に設けられた運転モードの切替スイッチと、前記切替スイッチによって選択された運転モードにしたがってエレベーターの運転を制御する運転制御部を備えたエレベーター制御装置とを有するエレベーターにおいて、
    前記エレベーター制御装置は、
    前記ガバナエンコーダーからの信号に基づいて、前記乗りカゴへの保守員の乗降を判断する保守員乗降判断部と、
    前記保守員乗降判断部で判断された前記乗りカゴへの保守員の乗降状態に基づいて、前記切替スイッチによって選択された運転モードによる運転を、前記運転制御部に対して許可する切替運転許可部とを備えた
    エレベーター。
  8. 乗りカゴの上部に設けられた切替スイッチによって選択された運転モードにしたがって運転制御部がエレベーターの運転を制御するエレベーター制御方法において、
    保守員乗降判断部が、昇降路内における前記乗りカゴの移動量を検知するためのガバナエンコーダーからの信号に基づいて、前記乗りカゴへの保守員の乗降を判断し、
    切替運転許可部が、前記保守員乗降判断部で判断された前記乗りカゴへの保守員の乗降状態に基づいて、前記切替スイッチによって選択された運転モードによる運転を、前記運転制御部に対して許可する
    エレベーター制御方法。
  9. 前記切替スイッチによって前記運転モードが通常モードから保守モードに切り替えられた状態において、前記保守員乗降判断部が前記乗りカゴに保守員が乗車していると判断した場合に、前記切替運転許可部が前記運転制御部に対して保守モードによる運転を許可する
    請求項8に記載のエレベーター制御方法。
  10. 前記保守員乗降判断部が前記乗りカゴから保守員が降車していると判断した状態において、前記切替スイッチによって前記運転モードが保守モードから通常モードに切り替えられている場合に、前記切替運転許可部が前記運転制御部に対して通常モードによる運転を許可する
    請求項8に記載のエレベーター制御方法。
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