JP6776457B2 - エレベーター制御装置、エレベーター、およびエレベーター制御方法 - Google Patents
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Description
本願は上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、乗りカゴの上部に設けられた切替スイッチによって選択された運転モードにしたがってエレベーターの運転を制御する運転制御部を備えたエレベーター制御装置において、昇降路内における前記乗りカゴの移動量を検知するためのガバナエンコーダーからの信号に基づいて、前記乗りカゴ上への保守員の乗降を判断する保守員乗降判断部と、前記保守員乗降判断部で判断された前記乗りカゴ上への保守員の乗降状態に基づいて、前記切替スイッチによって選択された運転モードによる運転を前記運転制御部に対して許可する切替運転許可部とを備えた。
上記した以外の課題、構成、および効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
図1は、実施形態のエレベーター制御装置およびエレベーター制御方法が適用されるエレベーター1の一例を示す概略構成図である。図1に示すように、エレベーター1は、建物などの内部を上下方向に貫いて設けられた昇降路1aを備えている。昇降路1aの下部は、建物の最下階の床面から掘り下げられたピット1bとなっている。
巻上機2は、ロープ3が巻き回しされた状態で、昇降路1aのピット1b内に固定されている。この巻上機2は、ここでの図示を省略したモータを備えたものであり、巻上機2の回転によってロープ3が移動する構成である。
ロープ3は、乗りカゴ4およびカウンタウエイト5を吊り下げるためのものである。このロープ3は、例えばその両端が昇降路1aの天井1cに固定され、中間部におい天井1cに固定した2つの滑車3aに巻き回され、2つの滑車3aと固定部との間で巻上機2とカウンタウエイト5とにそれぞれ巻き回されている。このようなロープ3は、巻上機2の駆動によって昇降路1a内において乗りカゴ4およびカウンタウエイト5を自在に昇降させる。
乗りカゴ4は、人や荷物を載せるためのものであり、ロープ3によって昇降路1a内につり下げた状態で設けられている。このような乗りカゴ4は、例えばその上部または下部に固定されたカゴ用滑車4aにロープ3が掛け回され、巻上機2の回転にともなって昇降路1a内を上下方向に昇降する。このような乗りカゴ4は、昇降路1aに設けられた乗り場ドア14と対向する位置に、水平方向にスライドして開閉するカゴドア(図示省略)が設けられている。またカゴドアに近接する位置には、乗りカゴ4の行先やカゴドアの開閉を操作したり、非常時に外部との連絡をするための操作ボタン(図示省略)が設けられている。
カウンタウエイト5は、乗りカゴ4との釣り合いをとるためのものであり、ロープ3によって昇降路1a内につり下げた状態で設けられている。カウンタウエイト5には、カウンタウエイト用滑車5aが固定され、このカウンタウエイト用滑車5aにロープ3が掛け回されている。これにより、カウンタウエイト5は、巻上機2の回転にともなって、昇降路1a内を乗りカゴ4と逆の上下方向に昇降する。
ガバナエンコーダー6は、巻上機2の回転数を検出するものであって、乗りカゴ4の移動量を検知する移動量検知手段として巻上機2に設けられている。このようなガバナエンコーダー6は、エレベーター制御装置100に接続され、検出した巻上機2の回転数の情報が、エレベーター制御装置100に送信されるようになっている。特に、このガバナエンコーダー6は、エレベーター1の運転モードの切り替えの可否を判断するための検出器の1つとなっている。
ポジテクタ7は、乗りカゴ4が、乗りカゴ4に設けられたカゴドアを開いてよい位置にあるか否かを判断するための信号を出力する。このようなポジテクタ7は、例えば昇降路1aの内壁から突出して設けられた遮光板7aと、乗りカゴ4の外周壁から昇降路1aの内壁に向かって突出して設けられた光センサー7bとで構成されている。そして光センサーからのオフ/オフ信号の出力によって、乗りカゴ4が乗り場階に位置しているか否かを検出する。
カゴ上停止スイッチ11は、昇降路1a内においての乗りカゴ4の走行を停止させるためのスイッチである。このカゴ上停止スイッチ11は、乗りカゴ4の上部において乗り場ドア14に近接する位置に設けられており、乗り場階1fから乗り場ドア14を開けた保守員Mが、即座にスイッチを押すことができる位置に配置されている。このカゴ上停止スイッチ11は、エレベーター制御装置100に接続されており、エレベーター1の運転モードの切り替えの可否を判断するための判断スイッチの1つとなっている。
カゴ上保守運転装置12は、エレベーター1の保守点検のために保守員Mが乗りカゴ4の走行を操作するための装置である。このカゴ上保守運転装置12は、例えば運転モード切替スイッチ12a、上昇スイッチ12b、下降スイッチ12c、走行スイッチ12d、およびカゴ停止スイッチ12eを備えている。
ハンドレール13は、乗りカゴ4の上部に設けられた組み立て自在型の枠部材である。このハンドレール13には、組み立てることによってオン/オフが切り替わるハンドレールスイッチ13aが設けられている。このハンドレールスイッチ13aは、エレベーター制御装置100に接続されており、エレベーター1の運転モードの切り替えの可否を判断するためのスイッチの1つとなっている。
乗り場ドア14は、昇降路1aの壁面において、乗りカゴ4が停止する各乗り場階1fの高さ位置に設けられている。乗り場ドア14は、水平方向にスライドして開閉するものであって独自の動力を持たず、乗りカゴ4のカゴドアと係合することにより、カゴドアに追従して開閉動作する。また乗り場ドア14には、ドアが開くことによってオフとなる乗り場ドア開閉検出器14aが設けられている。この乗り場ドア開閉検出器14aは、以降に説明するエレベーター制御装置100に接続されており、エレベーター1の運転モードの切り替えの可否を判断するための検出器の1つとなっている。
ピット保守運転装置15は、先に説明したカゴ上保守運転装置12と同様の機能を備えたものであって、ピット内に設けられたものである。このピット保守運転装置15は、例えばピット側運転モード切替スイッチ15a、ピット側上昇スイッチ15b、ピット側下降スイッチ15c、ピット側走行スイッチ15d、およびピット側カゴ停止スイッチ15eを備えている。これらのスイッチのそれぞれは、カゴ上保守運転装置12に設けられた各スイッチと同様の機能のものである。
エレベーター制御装置100は、乗りカゴ4を昇降させるための巻上機2の駆動、乗りカゴ4に設けられた扉であるカゴドアの開閉など、エレベーター1の通常モードでの運転および保守モードでの運転を制御するためのものである。またエレベーター制御装置100は、各スイッチおよび検出器、さらにガバナエンコーダー6からの信号に基づいて運転モードの切り替えの可否を判断する。このエレベーター制御装置100が配置される場所が限定されることはないが、一例としてピット1b内、または昇降路1aの上部の機械室(図示省略)内、または乗り場階1fのうちの何れに設けられていてもよい。
図3は、実施形態に係るエレベーター制御装置100のブロック図である。この図に示すように、エレベーター制御装置100は、エレベーター1の運転モードの切り替えの可否を判断するための各部分として、保守員乗降判断部101、乗り場ドア開閉判断部102、スイッチ確認部103、切替運転許可部104、および運転制御部105を備えている。これらの各部分は、次に説明する機能を有し、エレベーター制御装置100内のCPUがROMに記憶されているプログラムを読出して実行することにより、各機能が実現される。
保守員乗降判断部101は、ガバナエンコーダー6からの信号をモニターする。また保守員乗降判断部101は、ガバナエンコーダー6からの信号に基づいて、乗りカゴ4の位置を取得する。また保守員乗降判断部101は、モニターしたガバナエンコーダー6の信号の変化、および取得した乗りカゴの位置に基づいて、乗りカゴ4への保守員の乗降を判断する。
乗り場ドア開閉判断部102は、乗り場ドア開閉検出器14aからの信号に基づいて、乗り場ドア14が閉じているか開いているかを判断する。さらに乗り場ドア開閉判断部102は、乗り場ドア開閉検出器14aからの信号に基づいて、乗り場ドア14が開いた状態から閉じた状態に変化したか、または閉じた状態から開いた状態に変化したかを判断する。
スイッチ確認部103は、エレベーター1の運転モードの切り替えの可否を判断するための判断スイッチの状態を確認する部分である。判断スイッチは、カゴ上停止スイッチ11、運転モード切替スイッチ12a、ピット側運転モード切替スイッチ15a、およびハンドレールスイッチ13aのそれぞれである。またここでの図示は省略したが、カゴ停止スイッチ12eおよびピット側カゴ停止スイッチ15eも、カゴ上停止スイッチ11の接点と同一の入力バッファから取り込まれるため、判断スイッチの1つとなる。
切替運転許可部104は、カゴ上保守運転装置12の運転モード切替スイッチ12aによって運転モードが切り替えられた場合に、運転制御部105に対して切り替えられた運転モードでの運転を許可する。特にこの切替運転許可部104は、保守員乗降判断部101、乗り場ドア開閉判断部102、およびスイッチ確認部103に接続され、これらの各部での判断に基づいて、運転モード切替スイッチ12aでの切り替えによって選択された運転モードでの運転を許可する。
運転制御部105は、切替運転許可部104から許可があった場合に、カゴ上保守運転装置12の運転モード切替スイッチ12aでの切り替えによって選択された運転モードで、エレベーター1の運転を制御する。
次に、図2および図3を用いて説明したエレベーター制御装置100によるエレベーター制御方法を説明する。ここで説明する第1のエレベーター制御方法は、エレベーター1の保守作業を開始する際に、エレベーター制御装置100によって実施される通常モードから保守モードへのモード切替処理の方法である。また第2のエレベーター制御方法は、エレベーター1の保守作業を終了するに際に、エレベーター制御装置100によって実施される保守モードから通常モードへの復帰処理の方法である。
図5は、実施形態に係る第1のエレベーター制御方法を示すフローチャートである。この図に示す手順は、エレベーター1の保守作業を開始する際に、エレベーター制御装置100によって実施される通常モードから保守モードへのモード切替処理の手順であり、次のステップを含む。
ステップS101において、乗り場ドア開閉判断部102は、乗り場ドア14が開いたか否かを判断する。この際、乗り場ドア開閉判断部102は、乗り場ドア開閉検出器14aが、オンからオフに反転したことにより、乗り場ドア14が閉じた状態から開いた(YES)と判断して次のステップS102に進む。それ以外の場合は、乗り場ドア14が開いていない(NO)と判断し、ステップS101を繰り返す。
ステップS102において、保守員乗降判断部101は、ガバナエンコーダー6からの信号に基づき、乗りカゴ4の位置を取得して保持する。ここで取得する乗りカゴ4の位置は、ステップS101において乗り場ドア14が開いた(YES)と判断された時点においての乗りカゴ4の位置であって、乗りカゴ4に保守員が乗車する前の位置であることとする。
ステップS103において、スイッチ確認部103は、判断スイッチの全てが、保守モード側に切り替わっているか否かを判断する。この際、スイッチ確認部103は、判断スイッチとして、カゴ上停止スイッチ11がオフ、ハンドレールスイッチ13aがオフ、運転モード切替スイッチ12aの保守モード側がオン/通常モード側がオフとなっているか否かを確認する。また同時に、スイッチ確認部103は、ピット側運転モード切替スイッチ15aの接点のうち、通常モード側がオンとなっていることを確認する。
ステップS104において、保守員乗降判断部101は、ガバナエンコーダー6からの信号に基づき、乗りカゴ4の位置を取得する。ここで取得する乗りカゴ4の位置は、ステップS103において全ての判断スイッチが保守モード側に切り替わった(YES)と判断された状態においての乗りカゴ4の位置である。
ステップS105において、保守員乗降判断部101は、乗りカゴ4に保守員が乗車しているか否かを判断する。この際、保守員乗降判断部101は、ステップS102において保持した乗りカゴ4の位置と、ステップS104において検出した乗りカゴ4の位置との比較により、乗りカゴ4の位置が下方に移動した場合に、乗りカゴ4の上部に保守員が乗車している(YES)と判断する。
ステップS106において、切替運転許可部104は、運転制御部105に対して、保守モードへの切り替え運転を許可する。
以上の第1のエレベーター制御方法およびこれを実施するエレベーター制御装置100によれば、保守員乗降判断部101で判断された乗りカゴ4への保守員Mの乗降状態に基づいて、運転モードを通常モードから保守モードへ切り替えた運転が許可される。このため、保守員Mが乗りカゴ4に乗車していない状態で保守モードでの運転が実施されて乗りカゴ4が移動することを防止できる。したがって、エレベーター1の保守作業において、安全性の向上を図ることが可能となる。
図6は、実施形態に係る第2のエレベーター制御方法を示すフローチャートである。この図に示す手順は、エレベーター1の保守作業を終了する際に、エレベーター制御装置100によって実施される保守モードから通常モードへの復帰処理の手順であり、次のステップを含む。
ステップS201において、保守員乗降判断部101は、乗りカゴ4から保守員Mが降車したか否かを判断する。この際、保守員乗降判断部101は、ガバナエンコーダー6からの信号をモニターし、モニターした信号に基づいて乗りカゴ4の位置がステップS202で上方に移動したことを検知した場合に、乗りカゴ4から保守員Mが降車した(YES)と判断する。この場合、一例として、保守モードへのモード切替処理のステップS102において保持した位置にまで、乗りカゴ4が上昇した場合に、乗りカゴ4から保守員Mが降車した(YES)と判断してもよい。
ステップS202において、保守員乗降判断部101は、ステップS201において乗りカゴ4から保守員Mが降車した(YES)と判断した際の乗りカゴ4の位置を保持する。
ステップS203において、スイッチ確認部103は、判断スイッチの全てが、通常モード側に切り替わっているか否かを判断する。この際、スイッチ確認部103は、判断スイッチとして、運転モード切替スイッチ12aの保守モード側がオフ/通常モード側がオン、ハンドレールスイッチ13aがオン、カゴ上停止スイッチ11がオンとなっているか否かを確認する。また同時に、スイッチ確認部103は、ピット側運転モード切替スイッチ15aの接点のうち、通常モード側がオンとなっていることを確認する。
ステップS204において、乗り場ドア開閉判断部102は、乗り場ドア14が閉じたか否かを判断する。この際、乗り場ドア開閉判断部102は、乗り場ドア開閉検出器14aが、オフからオンに反転したことを検知したことにより、乗り場ドア14が開いた状態から閉じた(YES)と判断して次のステップS205に進む。それ以外の場合は、乗り場ドア14が閉じていない(NO)と判断し、ステップS204を繰り返す。
ステップS205において、保守員乗降判断部101は、ガバナエンコーダー6からの信号に基づき、乗りカゴ4の位置を取得する。ここで取得する乗りカゴ4の位置は、乗り場ドア14が閉じた時点においての乗りカゴ4の位置であることとする。
ステップS206において、保守員乗降判断部101は、乗りカゴ4から保守員が降車しているか否かを判断する。この際、保守員乗降判断部101は、ステップS202において保持した乗りカゴ4の位置と、ステップS205において検出した乗りカゴ4の位置との比較により、乗りカゴ4の位置に変化がないことを確認した場合に、乗りカゴ4から保守員Mが降車している(YES)と判断する。そして、降車している(YES)と判断した場合には、次のステップS207に進む。一方、それ以外の場合には、降車していない(NO)と判断してステップS206’に進む。
一方、ステップS206’において、保守員乗降判断部101は、運転制御部105に対して、警報の発報を指示する。これにより運転制御部105は、例えば保守員Mが乗りカゴ4の上部に残されたままで乗り場ドア14が閉じた可能性が有ると判断し、エレベーター1およびこれを運転するための外部システムが有する表示部に対して警報の表示を実施させる。また、スピーカーから警報音を発してもよい。
ステップS207において、切替運転許可部104は、運転制御部105に対して通常モードに切り替えた運転を許可する。この際、切替運転許可部104は、ステップS206において乗りカゴ4からの保守員の降車を確認したことにより、乗りカゴ4の上部に保守員Mを残して運転モードが実施されることがないと判断し、通常モードでの運転を許可する。そして運転制御部105は、通常モードでのエレベーター1の運転制御を実施する。
以上の第2のエレベーター制御方法およびこれを実施するエレベーター制御装置100によれば、保守員乗降判断部101で判断された乗りカゴ4に対する保守員Mの乗車状態に基づいて、運転モードを保守モードから通常モードに切り替えた運転が許可される。そして、乗りカゴ4から確実に保守員Mが降車したことが確認された場合にのみ、通常モードへの復帰を許可する構成とすることができる。したがって、保守モードから通常モードへの運転モードへの復帰は、保守員Mが乗りカゴ4から降車して昇降路1a内から乗り場階1fに脱出した後にのみ実施されることになり、保守員Mの安全性が確保されたエレベーター制御装置100、エレベーター1およびエレベーター制御方法を提供することが可能となる。
図7は、実施形態に係る第2のエレベーター制御方法の変形例を示すフローチャートである。この図に示す変形例の制御方法は、図6に示した第2のエレベーター制御方法のステップS2205〜ステップS206’に替えて、ステップS205’を実施する方法である。ステップS205’は、次のようである。
ステップS205’において、保守員乗降判断部101は、ステップS201において乗りカゴ4から保守員Mが降車した(YES)と判断してから、所定の時間が経過したか否かを判断する。この際、保守員乗降判断部101は、ガバナエンコーダー6からの信号に基づき、ステップS202において保持した乗りカゴ4の位置が維持された状態で、所定の時間が経過したか否かを判断する。
1a…昇降路
4…乗りカゴ
6…ガバナエンコーダー
12a…運転モード切替スイッチ
14…乗り場ドア
14a…乗り場ドア開閉検出器
11…カゴ上停止スイッチ
13a…ハンドレールスイッチ
15a…ピット側運転モード切替スイッチ
100…エレベーター制御装置
101…保守員乗降判断部
102…乗り場ドア開閉判断部
103…スイッチ確認部
104…切替運転許可部
105…運転制御部
M…保守員
Claims (10)
- 乗りカゴの上部に設けられた切替スイッチによって選択された運転モードにしたがってエレベーターの運転を制御する運転制御部を備えたエレベーター制御装置において、
昇降路内における前記乗りカゴの移動量を検知するためのガバナエンコーダーからの信号に基づいて、前記乗りカゴ上への保守員の乗降を判断する保守員乗降判断部と、
前記保守員乗降判断部で判断された前記乗りカゴ上への保守員の乗降状態に基づいて、前記切替スイッチによって選択された運転モードによる運転を前記運転制御部に対して許可する切替運転許可部とを備えた
エレベーター制御装置。 - 前記切替運転許可部は、前記切替スイッチによって前記運転モードが通常モードから保守モードに切り替えられた状態において、前記保守員乗降判断部によって前記乗りカゴ上に保守員が乗車していると判断された場合に、前記運転制御部に対して保守モードによる運転を許可する
請求項1に記載のエレベーター制御装置。 - 前記切替運転許可部は、前記保守員乗降判断部によって前記乗りカゴ上から保守員が降車していると判断された状態において、前記切替スイッチによって前記運転モードが保守モードから通常モードに切り替えられている場合に、前記運転制御部に対して通常モードによる運転を許可する
請求項1に記載のエレベーター制御装置。 - 前記昇降路の乗り場ドアに設けた乗り場ドア開閉検出器からの信号に基づいて、乗り場ドアの開閉状態を判断する乗り場ドア開閉判断部を備え、
前記切替運転許可部は、前記保守員乗降判断部によって前記乗りカゴ上から保守員が降車していると判断された状態において、前記乗り場ドア開閉判断部によって前記乗り場ドアが開いた状態から閉じた状態に変化したと判断された場合に、前記運転制御部に対して通常モードによる運転を許可する
請求項3に記載のエレベーター制御装置。 - 前記切替運転許可部は、前記保守員乗降判断部によって前記乗りカゴ上から保守員が降車したと判断してから所定時間が経過した場合に、前記運転制御部に対して通常モードによる運転を許可する
請求項4に記載のエレベーター制御装置。 - 通常モードと保守モードとの間での前記運転モードの切り替えの可否を判断するための全ての判断スイッチの状態を確認するスイッチ確認部を備え、
前記切替運転許可部は、前記スイッチ確認部において前記全ての判断スイッチが保守モード側であるかまたは通常モード側であると確認された場合に、前記運転制御部に対して前記切替スイッチによって切り替えられた運転モードでの運転を許可する
請求項1〜5の何れか1項に記載のエレベーター制御装置。 - 乗りカゴと、昇降路内における前記乗りカゴの移動量を検知するためのガバナエンコーダーと、前記乗りカゴの上部に設けられた運転モードの切替スイッチと、前記切替スイッチによって選択された運転モードにしたがってエレベーターの運転を制御する運転制御部を備えたエレベーター制御装置とを有するエレベーターにおいて、
前記エレベーター制御装置は、
前記ガバナエンコーダーからの信号に基づいて、前記乗りカゴ上への保守員の乗降を判断する保守員乗降判断部と、
前記保守員乗降判断部で判断された前記乗りカゴ上への保守員の乗降状態に基づいて、前記切替スイッチによって選択された運転モードによる運転を、前記運転制御部に対して許可する切替運転許可部とを備えた
エレベーター。 - 乗りカゴの上部に設けられた切替スイッチによって選択された運転モードにしたがって運転制御部がエレベーターの運転を制御するエレベーター制御方法において、
保守員乗降判断部が、昇降路内における前記乗りカゴの移動量を検知するためのガバナエンコーダーからの信号に基づいて、前記乗りカゴ上への保守員の乗降を判断し、
切替運転許可部が、前記保守員乗降判断部で判断された前記乗りカゴ上への保守員の乗降状態に基づいて、前記切替スイッチによって選択された運転モードによる運転を、前記運転制御部に対して許可する
エレベーター制御方法。 - 前記切替スイッチによって前記運転モードが通常モードから保守モードに切り替えられた状態において、前記保守員乗降判断部が前記乗りカゴ上に保守員が乗車していると判断した場合に、前記切替運転許可部が前記運転制御部に対して保守モードによる運転を許可する
請求項8に記載のエレベーター制御方法。 - 前記保守員乗降判断部が前記乗りカゴ上から保守員が降車していると判断した状態において、前記切替スイッチによって前記運転モードが保守モードから通常モードに切り替えられている場合に、前記切替運転許可部が前記運転制御部に対して通常モードによる運転を許可する
請求項8に記載のエレベーター制御方法。
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