JP5871095B1 - 定着装置、画像形成装置、及び定着プログラム - Google Patents

定着装置、画像形成装置、及び定着プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】記録媒体の搬送手段への突入時における搬送手段を駆動する駆動手段の負荷がピーク値を有するか否かにかかわらず記録媒体の厚さを導出する。【解決手段】画像形成装置10は、用紙Pを挟んで搬送する位置合わせロール68と、位置合わせロール68を駆動する駆動手段と、用紙Pが位置合わせロール68に突入してから排出されるまでの期間における駆動手段の負荷を検出する検出手段と、を備え、検出手段により検出された上記期間における駆動手段の負荷の積分量から用紙Pの厚さを導出する。【選択図】図1

Description

本発明は、定着装置、画像形成装置、及び定着プログラムに関する。
特許文献1には、互いに圧接される加熱定着フィルム、又は加熱定着ローラと加圧ローラを対向に配置し、直流モータを駆動させて被記録材を移動させながら、熱定着により画像を形成するための画像形成手段を備えた画像形成装置が開示されている。この画像形成装置は、上記直流モータは、被記録材の厚みによる負荷の増加で、電流が増加する特性を持ち、直流モータ電流を検出する検出手段と、その検出信号のピーク値を保持する保持手段と、出力の一時的な過大電圧を制限する手段を有する回路をさらに備えている。
特開2003−029555号公報
発明は、記録媒体の定着手段への突入時及び定着手段からの排出時における定着手段を駆動する駆動手段の負荷ピーク値を含む期間の該負荷から記録媒体の厚さを導出することができる定着装置、画像形成装置、及び定着プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の定着装置は、画像が形成された記録媒体を挟んで搬送し前記画像を定着させる定着手段と、前記定着手段を駆動する駆動手段と、前記記録媒体が前記定着手段に突入してから排出されるまでの期間における前記駆動手段の負荷を検出する検出手段と、前記検出手段により検出された前記期間における前記駆動手段の負荷を前記記録媒体が前記定着手段に突入する際のピーク値及び排出される際のピーク値を含めて積分した積分量から前記記録媒体の厚さを導出する導出手段と、を備えている。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記導出手段が、前記期間における前記検出手段により検出された負荷と、前記記録媒体が前記定着手段により搬送されていない状態で前記検出手段により検出された負荷との差の積算値を、前記積分量として導出するものである。
一方、上記目的を達成するために、請求項3に記載の画像形成装置は、画像が形成された記録媒体を挟んで搬送し前記画像を定着させる定着手段と、前記定着手段を駆動する駆動手段と、前記記録媒体が前記定着手段に突入してから排出されるまでの期間における前記駆動手段の負荷を検出する検出手段と、前記検出手段により検出された前記期間における前記駆動手段の負荷を前記記録媒体が前記定着手段に突入する際のピーク値及び排出される際のピーク値を含めて積分した積分量から前記記録媒体の厚さを導出する導出手段と、前記記録媒体に画像を形成する画像形成手段と、を備えている。
一方、上記目的を達成するために、請求項4に記載の定着プログラムは、コンピュータを、画像が形成された記録媒体を挟んで搬送し前記画像を定着させる定着手段を駆動する駆動手段について、前記記録媒体が前記定着手段に突入してから排出されるまでの期間における前記駆動手段の負荷を前記記録媒体が前記定着手段に突入する際のピーク値及び排出される際のピーク値を含めて積分した積分量から前記記録媒体の厚さを導出する導出手段として機能させるためのものである。
請求項1、請求項3、請求項4に記載の発明によれば、それぞれ、記録媒体の定着手段への突入時及び定着手段からの排出時における定着手段を駆動する駆動手段の負荷ピーク値を含む期間の該負荷から記録媒体の厚さを導出することができる。
請求項2に記載の発明によれば、記録媒体を搬送していない状態における定着手段の駆動の負荷を用いて、記録媒体の厚さを導出することができる。
第1の実施の形態に係る画像形成装置の構成を示す概略構成図である。 第1の実施の形態に係る画像形成装置の電気系の要部構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態に係るトルク検出部による検出結果の時系列データの一例を示すグラフである。 第1の実施の形態に係るトルク検出部による検出結果の時系列データの一例を示すグラフである。 第1の実施の形態に係る用紙が位置合わせロールに突入するタイミングの説明に供する概略構成図である。 第1の実施の形態に係る用紙が位置合わせロールから排出されるタイミングの説明に供する概略構成図である。 各実施の形態に係る積分量と用紙の厚さとの関係の一例を示すグラフである。 各実施の形態に係る厚さ導出処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 各実施の形態に係るエラー通知画面の一例を示す概略図である。 第2の実施の形態に係る画像形成装置の構成を示す概略構成図である。 第2の実施の形態に係る画像形成装置の電気系の要部構成を示すブロック図である。 第2の実施の形態に係るトルク検出部による検出結果の時系列データの一例を示すグラフである。 第2の実施の形態に係るトルク検出部による検出結果の時系列データの一例を示すグラフである。 第2の実施の形態に係るトルク検出部による検出結果の時系列データの一例を示すグラフである。 第2の実施の形態に係る用紙が定着装置に突入するタイミングの説明に供する概略構成図である。 第2の実施の形態に係る用紙が定着装置から排出されるタイミングの説明に供する概略構成図である。
以下、図面を参照して、本発明を実施するための形態を詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
まず、図1を参照して、本実施の形態に係る画像形成装置10の構成を説明する。なお、以下では、黄色をY、マゼンタ色をM、シアン色をC、黒色をKで表すと共に、各構成部品及びトナー画像(画像)を色毎に区別する必要がある場合には、符号の末尾に各色に対応する色の符号(Y、M、C、K)を付して説明する。また、以下では、各構成部品及びトナー画像を色毎に区別せずに総称する場合には、符号の末尾の色の符号を省略して説明する。
(全体構成)
図1に示すように、画像形成装置10の装置本体10Aの内部には、入力される画像データをY、M、C、Kの4色の階調データに変換する画像処理を行う画像処理部12が設けられている。
また、装置本体10Aの中央側には、各色のトナー画像を形成する画像形成ユニット16が、水平方向に対して傾斜する方向に間隔をおいて配置されている。また、各色の画像形成ユニット16の鉛直方向の上方には、各色の画像形成ユニット16で形成されたトナー画像が多重に転写される一次転写ユニット18が設けられている。
さらに、一次転写ユニット18の側方(図1の左側)には、後述する供給搬送ユニット30によって搬送経路60に沿って搬送された記録媒体の一例としての用紙Pに、一次転写ユニット18に多重に転写されたトナー画像を転写する二次転写ロール22が設けられている。
二次転写ロール22に対して用紙Pの搬送方向(以下、「用紙搬送方向」という。)の下流側には、定着装置24が設けられている。また、定着装置24は、用紙Pに転写されたトナー画像を熱及び圧力によって用紙Pに定着させる。
本実施の形態に係る定着装置24は、加熱ベルト24A及び加圧ロール24Bを備えている。定着装置24は、電磁誘導を利用して加熱ベルト24Aを発熱させる方式の定着装置、所謂IH(Induction Heating)定着装置である。また、加圧ロール24Bは、図示しないモータにより駆動(回転)し、加熱ベルト24Aは、加圧ロール24Bの回転に伴い、従動して回転する。また、加圧ロール24Bの表面は、例えば、発泡シリコンゴム等のスポンジ弾性層を含んで形成されている。
また、定着装置24に対して用紙搬送方向の下流側には、トナー画像が定着された用紙Pを画像形成装置10の装置本体10Aの上部に設けられた排出部26に排出する排出ロール28が設けられている。
一方、画像形成ユニット16の鉛直方向の下方及び側方には、用紙Pを供給し搬送する供給搬送ユニット30が設けられている。また、一次転写ユニット18の鉛直方向の上方には、装置本体10Aの正面から装置本体10Aに対して着脱可能とされ、現像器38に補給されるトナーが充填されるトナーカートリッジ14が色別に4個(14K〜14Y)装置幅方向に並んで配置されている。各色のトナーカートリッジ14は、装置奥行方向に延びる円柱状とされ、各色の現像器38と図示しない補給管を介して接続されている。
(画像形成ユニット)
各色の画像形成ユニット16は、図1に示すように、すべて同様に構成されている。そして、画像形成ユニット16は、回転する円柱状の像保持体34と、像保持体34の表面を帯電させる帯電器36と、を備えている。
また、画像形成ユニット16は、帯電した像保持体34の表面に露光光を照射するLED(Light Emitting Diode)ヘッド32を備えている。また、画像形成ユニット16は、LEDヘッド32による露光光の照射によって形成された静電潜像を現像剤(本実施の形態では、負極に帯電したトナー)で現像してトナー画像として可視化する現像器38を備えている。また、画像形成ユニット16は、像保持体34の表面を清掃する図示しない清掃ブレードを備えている。
現像器38には、像保持体34と対向して現像ロール39が配置されており、現像器38は、現像ロール39を用いて像保持体34に形成された静電潜像を現像剤で現像してトナー画像として可視化する。
そして、帯電器36、LEDヘッド32、現像ロール39、及び清掃ブレードは、像保持体34の表面と対向して、像保持体34の回転方向の上流側から下流側へ向けてこの順番で配置されている。
(転写部(一次転写ユニット・二次転写ロール))
一次転写ユニット18は、無端状の中間転写ベルト42と、中間転写ベルト42が巻き掛けられ、図示しないモータにより回転駆動して中間転写ベルト42を矢印A方向に周回させる駆動ロール46と、を備えている。また、一次転写ユニット18は、中間転写ベルト42が巻き掛けられ、中間転写ベルト42に張力を付与する張力付与ロール48と、張力付与ロール48の鉛直方向上方に配置されて中間転写ベルト42と従動回転する補助ロール50と、を備えている。また、一次転写ユニット18は、中間転写ベルト42を挟んで各色の像保持体34の反対側に各々配置される一次転写ロール52を備えている。
以上の構成により、各色の画像形成ユニット16の像保持体34上に順次形成されたY、M、C、Kの各色のトナー画像が、各色の一次転写ロール52によって、中間転写ベルト42上に多重に転写される。
さらに、中間転写ベルト42の表面に接して中間転写ベルト42の表面を清掃する清掃ブレード56が、中間転写ベルト42を挟んで駆動ロール46の反対側に配置されている。
また、中間転写ベルト42を挟んで補助ロール50の反対側には、中間転写ベルト42上に転写されたトナー画像を、搬送される用紙Pに転写する二次転写ロール22が設けられている。そして、二次転写ロール22は接地されており、補助ロール50は二次転写ロール22の対向電極を形成しており、補助ロール50には、二次転写電圧が印加されることにより、用紙Pにトナー画像が転写される。また、本実施の形態では、二次転写ロール22及び中間転写ベルト42による用紙Pの搬送速度は、定着装置24による用紙Pの搬送速度より速い速度とされている。
(供給搬送ユニット)
供給搬送ユニット30は、装置本体10A内において、画像形成ユニット16に対して鉛直方向の下方に配置され、複数の用紙Pが積載される給紙部材62を備えている。
さらに、供給搬送ユニット30は、給紙部材62に積載された用紙Pを搬送経路60へ送り出す給紙ロール64と、給紙ロール64によって送り出された用紙Pを1枚ずつ分離する分離ロール66と、用紙Pの搬送タイミングを合わせる位置合わせロール68と、を備えている。そして、各ロールが、用紙搬送方向の上流側から下流側に向けてこの順番で配置されている。なお、位置合わせロール68は、用紙Pの画像形成面を挟んで搬送する搬送手段の一例である。
また、位置合わせロール68は、駆動ロール68A及び従動ロール68Bを備えている。そして、駆動ロール68Aは、駆動手段の一例としてのモータ112(図2参照。)により駆動(回転)し、従動ロール68Bは、駆動ロール68Aの回転に伴い、従動して回転する。また、駆動ロール68Aの表面は、プラスチック等を含んで形成されている。
以上の構成により、給紙部材62から供給された用紙Pは、回転する位置合わせロール68によって中間転写ベルト42と二次転写ロール22との接触部(二次転写位置)へ定められたタイミングで送り出される。
そして、定着装置24に搬送された用紙Pは、加熱ベルト24Aにより過熱され、かつ加熱ベルト24A及び加圧ロール24Bにより加圧されて、用紙Pの一方の面(画像形成面)にトナー画像が定着される。
さらに、供給搬送ユニット30は、定着装置24によって一方の面にトナー画像が定着された用紙Pを、排出ロール28によって排出部26にそのまま排出させずに、他方の面にトナー画像を形成するために用いる両面搬送装置70を備えている。
両面搬送装置70は、排出ロール28から位置合わせロール68に向けて用紙Pの表裏が反転されて用紙Pが搬送される両面搬送経路72と、両面搬送経路72に沿って用紙Pを搬送する搬送ロール74及び搬送ロール76とを備えている。
(その他)
画像形成装置10は、搬送経路60に沿って位置合わせロール68の用紙搬送方向の上流側に設けられた用紙検知センサ80、及び下流側に設けられた用紙検知センサ82を備えている。本実施の形態に係る用紙検知センサ80、82は、一例として、一組の発光素子及び受光素子を備えた反射型のセンサである。用紙検知センサ80、82は、発光素子から設置位置に対応する搬送経路60上の検知位置に対して光を照射する。また、用紙検知センサ80、82は、受光素子で受光した光量に応じた信号レベルの信号(以下、「検知信号」という。)を出力する。用紙Pが上記検知位置を搬送されている期間は、発光素子から照射された光が用紙Pにより反射される。従って、用紙検知センサ80、82は、用紙Pが上記検知位置を搬送されている期間と搬送されていない期間で異なる信号レベルの検知信号を出力する。
このように、本実施の形態では、用紙検知センサ80、82として、反射型のセンサを適用しているが、これに限定されず、例えば、透過型のセンサ等、他のセンサを適用してもよい。
(画像形成工程)
まず、画像処理部12から各色のLEDヘッド32に各色の階調データが順次出力される。そして、LEDヘッド32から階調データに応じて出射された露光光は、帯電器36によって帯電した像保持体34の表面に照射される。これにより、像保持体34の表面には静電潜像が形成される。像保持体34上に形成された静電潜像は、各色の現像器38によって現像され、各々Y、M、C、Kの各色のトナー画像として可視化される。
さらに、一次転写ユニット18の一次転写ロール52によって、像保持体34上に形成された各色のトナー画像が、周回する中間転写ベルト42上に多重に転写される。
中間転写ベルト42上に多重に転写された各色のトナー画像は、給紙部材62から給紙ロール64、分離ロール66、位置合わせロール68によって搬送経路60に沿って搬送されてきた用紙Pに二次転写ロール22によって二次転写位置で二次転写される。
さらに、トナー画像が転写された用紙Pは、定着装置24へと搬送される。そして、トナー画像が定着装置24によって用紙Pに定着される。トナー画像が定着された用紙Pは、排出ロール28によって排出部26に排出される。
一方、用紙Pの両面に画像を形成させる場合は、定着装置24によって一方の面(表面)にトナー画像が定着された用紙Pは、排出ロール28によって排出部26にそのまま排出されない。排出ロール28が逆回転されることで、用紙Pの搬送方向が切り替えられる。そして、この用紙Pは、搬送ロール74、76により両面搬送経路72に沿って搬送される。
両面搬送経路72に沿って搬送された用紙Pは、表裏が反転されて再度位置合わせロール68へと搬送される。そして、用紙Pの他方の面(裏面)にトナー画像が転写及び定着された後、用紙Pは、排出ロール28によって排出部26に排出される。
次に、図2を参照して、本実施の形態に係る画像形成装置10の電気系の要部構成について説明する。
図2に示すように、本実施の形態に係る画像形成装置10は、画像形成装置10の全体的な動作を司るCPU(Central Processing Unit)100、及び各種プログラムや各種パラメータ等が予め記憶されたROM(Read Only Memory)102を備えている。また、画像形成装置10は、CPU100による各種プログラムの実行時のワークエリア等として用いられるRAM(Random Access Memory)104、及びフラッシュメモリ等の不揮発性の記憶部106を備えている。
また、画像形成装置10は、外部装置と通信データの送受信を行う通信回線I/F(Interface)部108を備えている。また、画像形成装置10は、画像形成装置10に対するユーザからの指示を受け付ける一方、ユーザに対して画像形成装置10の動作状況等に関する各種情報を表示する操作表示部110を備えている。なお、操作表示部110は、例えば、プログラムの実行により操作指示の受け付けを実現する表示ボタンや各種情報が表示される表示面にタッチパネルが設けられたディスプレイ、及びテンキーやスタートボタン等のハードウェアキーを含む。
また、画像形成装置10は、駆動ロール68Aを回転駆動するモータ112の負荷(トルク)を検出する検出手段の一例としてのトルク検出部114を備えている。本実施の形態に係るトルク検出部114は、モータ112に接続されており、モータ112のトルクを、モータ112に流れる電流値として検出し、該電流値を電圧値に変換して出力する。
なお、本実施の形態に係るトルク検出部114の構成は、モータ112のトルクを検出可能であれば特に限定されない。例えば、トルク検出部114として、シャント抵抗間の電圧を測定して電流を検知する構成のものを適用してもよい。また、例えば、トルク検出部114として、モータ112に電流が流れる経路上に抵抗を設け、該抵抗間の電圧を測定して電流を検知する構成のものを適用してもよい。また、例えば、トルク検出部114として、モータ112に電流が流れる経路上にホール素子による電流センサを設けて電流を検知する構成のものを適用してもよい。さらに、例えば、トルク検出部114として、モータ112のトルクを検出するトルク検出器を適用してもよい。
そして、CPU100、ROM102、RAM104、記憶部106、通信回線I/F部108、操作表示部110、モータ112、トルク検出部114、及び用紙検知センサ80、82の各部がアドレスバス、データバス、及び制御バス等のバス116を介して互いに接続されている。
以上の構成により、本実施の形態に係る画像形成装置10は、CPU100により、ROM102、RAM104、及び記憶部106に対するアクセス、並びに通信回線I/F部108を介した外部装置との間での通信データの送受信を各々行う。また、画像形成装置10は、CPU100により、操作表示部110を介した各種指示情報の取得、及び操作表示部110に対する各種情報の表示を各々行う。また、画像形成装置10は、CPU100により、モータ112の制御、及びトルク検出部114から出力された電圧値の取得を各々行う。
さらに、画像形成装置10は、CPU100により、用紙検知センサ80、82の各々から出力された検知信号を各々取得する。従って、画像形成装置10は、CPU100により、取得した該検知信号の信号レベルの変化によって、用紙Pの用紙搬送方向の先端及び後端の各々が用紙検知センサ80、82の各々による検知位置を通過したタイミングを検知する。なお、以下では、用紙Pの用紙搬送方向の先端及び後端を、単に用紙Pの先端及び後端ともいう。
ところで、本実施の形態に係る画像形成装置10では、用紙Pの厚さを検出する検出機能が搭載されている。
図3〜図6を参照して、上記検出機能について詳細に説明する。なお、図3及び図4は、用紙Pの先端が用紙検知センサ80による検知位置を通過した時点から用紙Pの後端が用紙検知センサ82による検知位置を通過した時点までに、トルク検出部114から出力された電圧値の時系列データを、2種類の厚さ(坪量)の用紙Pについて示している。また、図3は坪量が256g/mの用紙Pの時系列データの一例を示し、図4は坪量が82g/mの用紙Pの時系列データの一例を示している。また、図5及び図6は、図3及び図4に示した電圧値の時系列データを説明するための図であり、用紙Pの搬送位置を示している。
まず、図3〜図5に示すように、トルク検出部114から出力された電圧値は、用紙Pの先端が位置合わせロール68に突入するタイミングt1で上昇し始め、その後変動量が比較的小さい推移となる。そして、図3、図4、及び図6に示すように、トルク検出部114から出力された電圧値は、用紙Pの後端が位置合わせロール68から排出される前に減少し始め、用紙Pの後端が位置合わせロール68から排出されたタイミングt2以降は変動量が比較的小さい推移となる。
また、図3及び図4に示すように、用紙Pの先端が位置合わせロール68に突入してから用紙Pの後端が位置合わせロール68から排出されるまでの期間T1におけるトルク検出部114から出力された電圧値は、用紙Pが厚くなるほど大きくなる。
そこで、本実施の形態に係る画像形成装置10は、期間T1(タイミングt1からタイミングt2までの期間)の電圧値の積分量から用紙Pの厚さを導出する。なお、上記積分量は、図3及び図4の斜線部分の面積に対応する。
次に、上記積分量の導出処理について説明する。まず、画像形成装置10は、タイミングt1を特定する。具体的には、例えば、画像形成装置10の実機を用いた実験等により、用紙Pの先端が用紙検知センサ80による検知位置を通過してから位置合わせロール68に突入するまでの期間を予め測定しておく。そして、画像形成装置10は、予め測定した期間をタイミングt1と特定する。
なお、タイミングt1の特定処理は以上説明した例に限定されない。例えば、画像形成装置10は、用紙Pの先端が用紙検知センサ80による検知位置を通過してトルク検出部114による検出を開始してから、トルク検出部114から出力された電圧値が最初に閾値を超えたタイミングをタイミングt1と特定してもよい。また、例えば、画像形成装置10は、用紙Pの先端が用紙検知センサ80による検知位置を通過してトルク検出部114による検出を開始してから、トルク検出部114から出力された電圧値の増加量(例えばトルク検出部114による検出間隔毎の電圧値の増加量)が最初に閾値を超えたタイミングをタイミングt1と特定してもよい。
次に、画像形成装置10は、タイミングt2を特定する。具体的には、例えば、画像形成装置10の実機を用いた実験等により、用紙Pの先端が用紙検知センサ80による検知位置を通過してから後端が位置合わせロール68から排出されるまでの期間を予め測定しておく。そして、画像形成装置10は、予め測定した期間をタイミングt2と特定する。
なお、タイミングt2の特定処理は以上説明した例に限定されない。例えば、画像形成装置10は、トルク検出部114から出力された電圧値がタイミングt1以降に上昇した後に、最初に閾値未満となったタイミングをタイミングt2と特定してもよい。また、例えば、画像形成装置10は、トルク検出部114から出力された電圧値がタイミングt1以降に上昇した後に、トルク検出部114から出力された電圧値の減少量(例えばトルク検出部114による検出間隔毎の電圧値の減少量)の絶対値が最初に閾値未満となったタイミングをタイミングt2と特定してもよい。
次に、画像形成装置10は、以上の処理により特定したタイミングt1からタイミングt2までの期間T1における電圧値の積分量を導出する。まず、画像形成装置10は、積分量の導出に用いる基準値を決定する。具体的には、例えば、画像形成装置10は、用紙Pの先端が用紙検知センサ80による検知位置を通過したタイミング(図3及び図4の左端)からタイミングt1までの電圧値の平均値を上記基準値として導出する。
なお、基準値は、この例に限定されない。例えば、画像形成装置10は、予め用紙Pを搬送していない状態で位置合わせロール68を回転させながら、トルク検出部114によりモータ112のトルクを検出し、トルク検出部114から出力された電圧値を上記基準値として用いてもよい。
そして、画像形成装置10は、期間T1におけるトルク検出部114から出力された電圧値の各々と上記基準値との差を積算することにより、上記積分量を導出する。
なお、積分量の導出処理は、以上説明した例に限定されない。例えば、画像形成装置10は、期間T1における電圧値の時系列データを、二次式等の演算式に近似する。そして、画像形成装置10は、近似した演算式を積分することにより、上記積分量を導出してもよい。また、画像形成装置10は、基準値を用いずに、期間T1におけるトルク検出部114から出力された電圧値を積算することにより、上記積分量を導出してもよい。
次に、図7を参照して、上記積分量から用紙Pの厚さを導出する処理について説明する。
前述したように、期間T1におけるトルク検出部114から出力された電圧値は、用紙Pが厚くなるほど大きくなる。すなわち、上記積分量も用紙Pが厚くなるほど大きくなる。そこで、本実施の形態では、画像形成装置10の実機及び複数種類の厚さの用紙Pを用いた実験等により、複数種類の用紙Pの厚さに対応するトルク検出部114から出力された電圧値を予め測定する。また、予め測定した電圧値の時系列データから上記積分量を導出する。そして、図7に示すように、予め得られた結果を最小二乗法等により一次直線Lに近似する。さらに、用紙Pの厚さTと期間T1におけるトルク検出部114から出力された電圧値の積分量Vとの関係を表す演算式として、次の式(1)により示される一次直線Lに対応する一次式を予め導出する。
Figure 0005871095
そして、画像形成装置10は、式(1)を用いて、期間T1における電圧値の積分量Vから用紙Pの厚さTを導出する。なお、これに限らず、例えば、積分量Vと用紙Pの厚さTとの関係をLUT(ルックアップテーブル)等にして、積分量Vから用紙Pの厚さTを導出してもよい。
次に、図8を参照して、上記検出機能の実行時における本実施の形態に係る画像形成装置10の作用を説明する。なお、図8は、用紙Pに対する画像形成指示が入力される毎にCPU100によって実行される厚さ導出処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。また、本厚さ導出処理プログラムはROM102に予めインストールされている。また、ここでは、錯綜を回避するために、前述した画像形成工程による用紙Pに画像を形成する処理については説明を省略する。また、ここでは、ユーザにより、使用する用紙Pの厚さが画像形成装置10に対して予め設定されているものとして説明する。
図8のステップ150において、CPU100は、用紙検知センサ80から出力された検知信号を取得する。次のステップ152において、CPU100は、上記ステップ150の処理により取得された検知信号に基づいて、用紙Pの先端が搬送経路60上の用紙検知センサ80による検知位置を通過したか否かを判定する。CPU100は、この判定が否定判定となった場合は上記ステップ150に戻る一方、肯定判定となった場合はステップ154の処理に移行する。
ステップ154において、CPU100は、トルク検出部114から出力された電圧値を取得する。次のステップ156において、CPU100は、用紙検知センサ82から出力された検知信号を取得する。次のステップ158において、CPU100は、上記ステップ156の処理により取得された検知信号に基づいて、用紙Pの後端が搬送経路60上の用紙検知センサ82による検知位置を通過したか否かを判定する。CPU100は、この判定が否定判定となった場合は上記ステップ154に戻る一方、肯定判定となった場合はステップ160の処理に移行する。以上のステップ154〜ステップ158の繰り返し処理により、図3及び図4に示した電圧値の時系列データが取得される。
ステップ160において、CPU100は、前述したように、画像形成装置10の実機を用いた実験等により予め測定して得られた期間からタイミングt1、t2を特定する。
次のステップ162において、CPU100は、前述したように、トルク検出部114による検出を開始してからタイミングt1までにトルク検出部114から出力された電圧値の平均値を、上記基準値として導出する。次のステップ164において、CPU100は、前述したように、タイミングt1からタイミングt2までの期間T1におけるトルク検出部114から出力された電圧値の各々と基準値との差を積算することにより、上記積分量Vを導出する。
次のステップ166において、CPU100は、上記式(1)を用いて、上記ステップ164の処理により導出された積分量Vから用紙Pの厚さTを導出する。次のステップ168において、CPU100は、上記ステップ166の処理により導出された用紙Pの厚さTが許容範囲外であるか否かを判定する。
具体的には、本実施の形態では、一例として、CPU100は、導出された用紙Pの厚さTと、ユーザにより予め設定された用紙Pの厚さとの差の絶対値が、該厚さの予め定められた割合(例えば10%)以上である場合に、許容範囲外であると判定する。CPU100は、上記ステップ168の判定が肯定判定となった場合は、ステップ170の処理に移行する。
ステップ170において、CPU100は、上記ステップ166の処理により導出された用紙Pの厚さTが許容範囲外であることを示すエラー通知画面を操作表示部110のディスプレイに表示した後、本厚さ導出処理プログラムを終了する。
図9に本実施の形態に係るエラー通知画面の一例を示す。図9に示すように、本実施の形態に係るエラー通知画面では、導出された用紙Pの厚さTが許容範囲外であることを示す情報、導出された用紙Pの厚さTを示す情報、及びユーザにより予め設定された用紙Pの厚さを示す情報が表示される。ここで、ユーザは、エラー通知画面の表示を終了する場合、該エラー通知画面の下部に表示されている終了ボタンを指定する。
一方、CPU100は、上記ステップ168の判定が否定判定となった場合は、上記ステップ170の処理を実行することなく、本厚さ導出処理プログラムを終了する。
このように、本実施の形態では、導出された用紙Pの厚さに基づいて、エラー通知画面を表示する場合について説明したが、これに限定されない。例えば、導出された用紙Pの厚さに基づいて、搬送経路60の下流の部材を制御する形態としてもよい。
この場合、導出された用紙Pの厚さに応じて、補助ロール50に印加する二次転写電圧の電圧値を変更する形態が例示される。さらに、導出された用紙Pの厚さに応じて、位置合わせロール68より下流の搬送経路60における用紙Pの搬送速度を変更する形態や、加熱ベルト24Aにより加熱される熱量を変更する形態も例示される。
[第2の実施の形態]
まず、図10及び図11を参照して、本実施の形態に係る画像形成装置10の構成を説明する。なお、図10における図1と同一の機能を有する構成要素については、図1と同一の符号を付して、その説明を省略する。また、図11における図2と同一の機能を有する構成要素については、図2と同一の符号を付して、その説明を省略する。
図10に示すように、本実施の形態では、搬送経路60に沿って、用紙検知センサ80は定着装置24の用紙搬送方向の上流側に設けられ、用紙検知センサ82は定着装置24の用紙搬送方向の下流側に設けられている。また、本実施の形態では、加圧ロール24Bは、駆動手段の一例としてのモータ118(図11参照。)により駆動(回転)し、加熱ベルト24Aは、加圧ロール24Bの回転に伴い、従動して回転する。また、図11に示すように、本実施の形態に係るトルク検出部114は、モータ118の負荷を検出する。
次に、図12〜図16を参照して、本実施の形態に係る上記検出機能について詳細に説明する。なお、図12〜図14は、用紙Pの先端が用紙検知センサ80による検知位置を通過した時点から用紙Pの後端が用紙検知センサ82による検知位置を通過した時点までに、トルク検出部114から出力された電圧値の時系列データを、3種類の厚さ(坪量)の用紙Pについて示している。また、図12は坪量が256g/mの用紙Pの時系列データの一例を示し、図13は坪量が157g/mの用紙Pの時系列データの一例を示し、図14は坪量が82g/mの用紙Pの時系列データの一例を示している。また、図15及び図16は、図12〜図14に示した電圧値の時系列データを説明するための図であり、用紙Pの搬送位置を示している。また、錯綜を回避するために、図15及び図16では、中間転写ベルト42を破線で示している。また、上記時系列データの波形が、上記第1の実施の形態の波形(図3及び図4参照。)と異なることは、駆動ロール68Aの表面の材質と加圧ロール24Bの表面の材質とが異なること等、用紙Pの搬送時のニップ力の差異等の諸条件によるものであると推察される。
まず、図12〜図14に示すように、トルク検出部114から出力された電圧値は、タイミングt1で急激に上昇して上に凸のピーク値P1となった後に急激に減少し、タイミングt2以降は変動量が比較的小さい推移となる。その後、上記電圧値は、急激に減少して下に凸のピーク値P2となった後に急激に増加する。
次に、図15及び図16を参照して、図12〜図14に示した電圧値の時系列の変化の原理について説明する。
図15に示すように、用紙Pが定着装置24に突入した際に、加圧ロール24Bには、加圧ロール24Bの回転方向とは逆方向の力(図15の矢印Bの力)が働き、モータ118のトルクが増加する。従って、トルク検出部114により出力される電圧値も増加し、ピーク値P1となる。その後、用紙Pは定着装置24に挟まれて搬送され、用紙Pが定着装置24に突入した際の上記逆方向の力が働かなくなるため、上記電圧値が減少する。
また、図16に示すように、用紙Pが定着装置24から排出される際に、加圧ロール24Bには、加圧ロール24Bの回転方向と同一方向の力(図16の矢印Cの力)が働き、モータ118のトルクが減少する。従って、トルク検出部114により出力される電圧値も減少し、ピーク値P2となる。
一方、図12〜図14に示すように、本実施の形態においても、用紙Pの先端が定着装置24に突入してから用紙Pの後端が定着装置24から排出されるまでの期間T1におけるトルク検出部114から出力された電圧値は、用紙Pが厚くなるほど大きくなる。
そこで、本実施の形態においても、上記第1の実施の形態と同様に、期間T1(タイミングt1からタイミングt2までの期間)の電圧値の積分量から用紙Pの厚さを導出する。なお、上記積分量は、図12〜図14の斜線部分の面積に対応する。
なお、タイミングt1、t2の特定処理、積分量Vの導出処理、積分量Vから用紙Pの厚さTを導出する処理、及び厚さ導出処理プログラムの処理の流れは、上記第1の実施の形態と同様であるため、ここでの説明を省略する。
以上説明したように、本実施の形態においても、上記第1の実施の形態と同様に、期間T1におけるトルク検出部114により出力された電圧値の積分量から用紙Pの厚さが導出される。
以上、各実施の形態を説明したが、本発明の技術的範囲は上記各実施の形態に記載の範囲には限定されない。発明の要旨を逸脱しない範囲で上記各実施の形態に多様な変更又は改良を加えることができ、該変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
また、上記各実施の形態は、クレーム(請求項)にかかる発明を限定するものではなく、また各実施の形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。前述した各実施の形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件の組み合わせにより種々の発明が抽出される。各実施の形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、効果が得られる限りにおいて、この幾つかの構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
例えば、上記各実施の形態では、本発明の搬送手段として、定着装置24、又は位置合わせロール68を適用した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、本発明の搬送手段として、中間転写ベルト42及び二次転写ロール22や分離ロール66等の用紙Pの画像形成面を挟んで搬送する他の搬送手段を適用してもよい。この場合も、上記各実施の形態と同様に、搬送手段を駆動する駆動手段の負荷の積分量から用紙Pの厚さが導出される。
また、上記実施の形態では、本発明を画像形成装置に適用した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、本発明を画像読取装置やADF(Auto Document Feeder)等の記録媒体を挟んで搬送する搬送手段を備えた他の装置に適用してもよい。
また、上記各実施の形態では、厚さ導出処理プログラムがROM102に予めインストールされている場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、厚さ導出処理プログラムが、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)等の記憶媒体に格納されて提供される形態、又はネットワークを介して提供される形態としてもよい。
さらに、上記各実施の形態では、厚さ導出処理を、プログラムを実行することにより、コンピュータを利用してソフトウェア構成により実現する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、厚さ導出処理を、ハードウェア構成や、ハードウェア構成とソフトウェア構成の組み合わせによって実現する形態としてもよい。
その他、上記各実施の形態で説明した画像形成装置10の構成(図1、図2、図10、図11参照。)は一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において不要な部分を削除したり、新たな部分を追加したりしてもよいことは言うまでもない。
また、上記各実施の形態で説明した厚さ導出処理プログラムの処理の流れ(図8参照)も一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において不要なステップを削除したり、新たなステップを追加したり、処理順序を入れ替えたりしてもよいことは言うまでもない。
さらに、上記各実施の形態で示したエラー通知画面の構成(図9参照。)も一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において、一部の情報を削除したり、新たな情報を追加したり、表示位置を変えたりすることができることは言うまでもない。
10 画像形成装置
24 定着装置
24A 加熱ベルト
24B 加圧ロール
68 位置合わせロール
68A 駆動ロール
68B 従動ロール
100 CPU
112 モータ
114 トルク検出部
118 モータ
P 用紙

Claims (4)

  1. 画像が形成された記録媒体を挟んで搬送し前記画像を定着させる定着手段と、
    前記定着手段を駆動する駆動手段と、
    前記記録媒体が前記定着手段に突入してから排出されるまでの期間における前記駆動手段の負荷を検出する検出手段と、
    前記検出手段により検出された前記期間における前記駆動手段の負荷を前記記録媒体が前記定着手段に突入する際のピーク値及び排出される際のピーク値を含めて積分した積分量から前記記録媒体の厚さを導出する導出手段と、
    を備えた定着装置。
  2. 前記導出手段は、前記期間における前記検出手段により検出された負荷と、前記記録媒体が前記定着手段により搬送されていない状態で前記検出手段により検出された負荷との差の積算値を、前記積分量として導出する
    請求項1記載の定着装置。
  3. 画像が形成された記録媒体を挟んで搬送し前記画像を定着させる定着手段と、
    前記定着手段を駆動する駆動手段と、
    前記記録媒体が前記定着手段に突入してから排出されるまでの期間における前記駆動手段の負荷を検出する検出手段と、
    前記検出手段により検出された前記期間における前記駆動手段の負荷を前記記録媒体が前記定着手段に突入する際のピーク値及び排出される際のピーク値を含めて積分した積分量から前記記録媒体の厚さを導出する導出手段と、
    前記記録媒体に画像を形成する画像形成手段と、
    を備えた画像形成装置。
  4. コンピュータを、画像が形成された記録媒体を挟んで搬送し前記画像を定着させる定着手段を駆動する駆動手段について、前記記録媒体が前記定着手段に突入してから排出されるまでの期間における前記駆動手段の負荷を前記記録媒体が前記定着手段に突入する際のピーク値及び排出される際のピーク値を含めて積分した積分量から前記記録媒体の厚さを導出する導出手段として機能させるための定着プログラム。
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