JP7047279B2 - 媒体厚検出装置、画像形成装置、及び媒体厚検出プログラム - Google Patents

媒体厚検出装置、画像形成装置、及び媒体厚検出プログラム Download PDF

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Description

本発明は、媒体厚検出装置、画像形成装置、及び媒体厚検出プログラムに関する。
特許文献1には、画像形成装置内に搬送される記録紙の紙厚を検知して、定着温度等の制御を変更して安定した画像出力を提供することが提案されている。また、搬送するモータユニットの駆動電流により記録紙の厚さを検出し、搬送路内のローラ毎に紙厚を算出している。具体的には、ローラ毎に得られる紙厚の値の平均値をとることにより精度を高めている。
特開2003-285484号公報
モータ等の駆動部の負荷の検出結果により媒体の厚さを検出する構成において、媒体の厚さを検出する際の駆動部の負荷のばらつきにより媒体の厚さを誤検知することがあり得る。そこで、本発明は、媒体の厚さを検知する方法が単一の場合に比べて、媒体の厚さを高精度に検出する媒体厚検出装置、画像形成装置、及び媒体厚検出プログラムを提供することを目的とする。
請求項1に記載の媒体厚検出装置は、媒体を搬送する第1搬送部を駆動する第1駆動部の負荷から媒体の厚さを表す値を検出する第1検出部と、前記第1搬送部とは別の位置において媒体を搬送する第2搬送部を駆動する第2駆動部の負荷から前記第1検出部とは異なる方法で媒体の厚さを表す値を検出する第2検出部と、前記第1検出部及び前記第2検出部の各々の検出結果を用いて媒体の厚さを検出する媒体厚検出部と、を備え、前記第1検出部は、前記第1搬送部への媒体の突入及び排出の少なくとも一方における前記第1駆動部の負荷から媒体の厚さを検出し、前記第2検出部は、前記第2搬送部の媒体の搬送中の前記第2駆動部の負荷から媒体の厚さを検出し、前記媒体厚検出部は、前記第1検出部または前記第2検出部によって検出された媒体の厚さが予め定めた厚さ以上厚い場合は、前記第1検出部の検出結果を媒体の厚さとして検出し、前記第1検出部または前記第2検出部によって検出された媒体の厚さが予め定めた厚さより薄い場合は、前記第2検出部の検出結果を媒体の厚さとして検出する
請求項に記載の発明は、請求項に記載の発明において、前記第1搬送部は、前記突入及び排出の少なくとも一方において前記第1検出部が前記第1駆動部の負荷の変動により媒体の厚さを表す値を検出可能な程度の軟質回転体を含み、前記第2搬送部は、前記第2搬送部の媒体の搬送中に前記第2検出部が前記第2駆動部の負荷の変動により媒体の厚さを表す値を検出可能な程度の硬質回転体を含む。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の発明において、前記第1搬送部及び前記第2搬送部はそれぞれ回転体対を含み、前記第1搬送部の回転体対の方が、前記第2搬送部の回転体対よりも、回転体対の硬度差が大きい回転体対を用いた。
請求項4に記載の発明は、請求項1~3の何れか1項に記載の発明において、媒体の長さが前記第1搬送部と前記第2搬送部との間の長さ以上の場合は、前記第1検出部によって検出された媒体の厚さを用いて前記予め定めた厚さより薄いか厚いかを判断し、前記媒体の長さが前記第1搬送部と前記第2搬送部との間の長さより短い場合は、前記第2検出部によって検出された媒体の厚さを用い前記予め定めた厚さより薄いか厚いかを判断する。
請求項に記載の画像形成装置は、請求項1~の何れか1項に記載の媒体厚検出装置と、媒体に画像を形成する画像形成部と、前記媒体厚検出部の検知結果を用いて、前記画像形成部による画像形成に関する変数を補正する補正部と、を備える。
請求項に記載の媒体厚検出プログラムは、コンピュータを請求項1~の何れか1項に記載の媒体厚検出装置の各部として機能させる。
請求項1に記載の媒体物性検出装置によれば、媒体の厚さを検知する方法が単一の場合に比べて、媒体の厚さを高精度に検出する媒体厚検出装置を提供できる。
請求項に記載の発明は、第1検出部と第2検出部のそれぞれ負荷の検出波形を異なる波形として、検出のばらつきが異なる検出方法での媒体の厚さの検出が可能となる。
請求項に記載の発明によれば、第1検出部と第2検出部のそれぞれ負荷の検出波形を異なる波形として、検出のばらつきが異なる検出方法での媒体の厚さの検出が可能となる。
請求項に記載の発明は、媒体の長さが第1搬送部と第2搬送部との間の長さ以上の場合に、第1検出部によって検出された媒体の厚さを用いて予め定めた厚さより薄いか厚いかを判断し、媒体の長さが第1搬送部と第2搬送部との間の長さより短い場合に、第2検出部によって検出された媒体の厚さを用い予め定めた厚さより薄いか厚いかを判断するよりも、媒体の厚さの検出を早いタイミングで行うことが可能となる。
請求項に記載の画像形成装置によれば、媒体の厚さを検知する方法が単一の場合に比べて、媒体の厚さを高精度に検出する媒体厚検出装置、画像形成装置、及び媒体厚検出プログラムを提供できる。
請求項に記載の媒体厚検出プログラムによれば、媒体の厚さを検知する方法が単一の場合に比べて、媒体の厚さを高精度に検出する媒体厚検出プログラムを提供できる。
本実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示す図である。 本実施形態に係る画像形成装置の電気系の要部構成を示すブロック図である。 (A)は用紙が回転体対に突入する前の状態を示す図であり、(B)は用紙が回転体対を通過している状態(通紙中)を示す図であり、(C)は回転体対が共に硬質の素材の場合のモータの電流波形の一例を示す図であり、(D)は軟質のローラを含む回転体対の場合のモータの電流波形の一例を示す図である。 (A)は厚さ検出Aにおける検出結果のばらつきを示す図であり、(B)は厚さ検出Bにおける検出結果のばらつきを示す図であり、(C)は係数Kを用いて用紙の厚さを算出する場合の係数Kの一例を示す図である。 (A)は位置合わせロールから定着装置までの長さより用紙Pの長さが短い状態を示す図であり、(B)は(A)の場合の厚さ検出A及び厚さ検出Bのそれぞれにおける電流の波形の一例を示す図であり、(C)は位置合わせロールから定着装置までの長さより用紙Pの長さが長い状態を示す図であり、(D)は(C)の場合厚さ検出A及び厚さ検出Bのそれぞれにおける電流の波形の一例を示す図である。 本実施形態に係る画像形成装置で行われる処理の流れの一例を示すフローチャートである。 本実施形態に係る画像形成装置で行われる処理の流れの変形例を示すフローチャートである。
以下、本実施形態について図面を参照しつつ説明する。図1は、本実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示す図である。
まず、図1を参照して、本実施形態に係る画像形成装置10の構成を説明する。なお、以下では、黄色をY、マゼンタ色をM、シアン色をC、黒色をKで表すと共に、各構成部品及びトナー画像(画像)を色毎に区別する必要がある場合には、符号の末尾に各色に対応する色の符号(Y、M、C、K)を付して説明する。また、以下では、各構成部品及びトナー画像を色毎に区別せずに総称する場合には、符号の末尾の色の符号を省略して説明する。
(全体構成)
図1に示すように、画像形成装置10の装置本体10Aの内部には、入力される画像データをY、M、C、Kの4色の階調データに変換する画像処理を行う画像処理部12が設けられている。
また、装置本体10Aの中央側には、各色のトナー画像を形成する画像形成部の一例としての画像形成ユニット16が、水平方向に対して傾斜する方向に間隔をおいて配置されている。また、各色の画像形成ユニット16の鉛直方向の上方には、各色の画像形成ユニット16で形成されたトナー画像が多重に転写される一次転写ユニット18が設けられている。
さらに、一次転写ユニット18の側方(図1の左側)には、後述する供給搬送ユニット30によって搬送経路60に沿って搬送された媒体の一例としての用紙Pに、一次転写ユニット18に多重に転写されたトナー画像を転写する二次転写ロール22が設けられている。
二次転写ロール22に対して用紙Pの搬送方向(以下、「用紙搬送方向」という。)の下流側には、用紙Pの画像形成面を挟んで搬送する定着装置24が設けられている。また、定着装置24は、用紙Pに転写されたトナー画像を熱及び圧力によって用紙Pに定着させる。
本実施形態に係る定着装置24は、回転体対としての加熱ベルト24A及び加圧ロール24Bを備えている。定着装置24は、電磁誘導を利用して加熱ベルト24Aを発熱させる方式の定着装置、所謂IH(Induction Heating)定着装置である。また、加圧ロール24Bは、図示しないモータにより駆動(回転)し、加熱ベルト24Aは、加圧ロール24Bの回転に伴い、従動して回転する。
また、定着装置24に対して用紙搬送方向の下流側には、トナー画像が定着された用紙Pを画像形成装置10の装置本体10Aの上部に設けられた排出部26に排出する排出ロール28が設けられている。
一方、画像形成ユニット16の鉛直方向の下方及び側方には、用紙Pを供給し搬送する供給搬送ユニット30が設けられている。また、一次転写ユニット18の鉛直方向の上方には、装置本体10Aの正面から装置本体10Aに対して着脱可能とされ、現像器38に補給されるトナーが充填されるトナーカートリッジ14が色別に4個(14K~14Y)装置幅方向に並んで配置されている。各色のトナーカートリッジ14は、画像形成装置10の奥行方向に延びる円柱状とされ、各色の現像器38と図示しない補給管を介して接続されている。
(画像形成ユニット)
各色の画像形成ユニット16は、図1に示すように、すべて同様に構成されている。そして、画像形成ユニット16は、回転する円柱状の像保持体34と、像保持体34の表面を帯電させる帯電器36と、を備えている。
また、画像形成ユニット16は、帯電した像保持体34の表面に露光光を照射するLED(Light Emitting Diode)ヘッド32を備えている。また、画像形成ユニット16は、LEDヘッド32による露光光の照射によって形成された静電潜像を現像剤(本実施形態では、負極に帯電したトナー)で現像してトナー画像として可視化する現像器38を備えている。また、画像形成ユニット16は、像保持体34の表面を清掃する図示しない清掃ブレードを備えている。
現像器38には、像保持体34と対向して現像ロール39が配置されており、現像器38は、現像ロール39を用いて像保持体34に形成された静電潜像を現像剤で現像してトナー画像として可視化する。
そして、帯電器36、LEDヘッド32、現像ロール39、及び清掃ブレードは、像保持体34の表面と対向して、像保持体34の回転方向の上流側から下流側へ向けてこの順番で配置されている。
(転写部(一次転写ユニット・二次転写ロール))
一次転写ユニット18は、無端状の中間転写ベルト42と、中間転写ベルト42が巻き掛けられ、図示しないモータにより回転駆動して中間転写ベルト42を矢印A方向に周回させる駆動ロール46と、を備えている。また、一次転写ユニット18は、中間転写ベルト42が巻き掛けられ、中間転写ベルト42に張力を付与する張力付与ロール48と、張力付与ロール48の鉛直方向上方に配置されて中間転写ベルト42と従動回転する補助ロール50と、を備えている。また、一次転写ユニット18は、中間転写ベルト42を挟んで各色の像保持体34の反対側に各々配置される一次転写ロール52を備えている。
以上の構成により、各色の画像形成ユニット16の像保持体34上に順次形成されたY、M、C、Kの各色のトナー画像が、各色の一次転写ロール52によって、中間転写ベルト42上に多重に転写される。
さらに、中間転写ベルト42の表面に接して中間転写ベルト42の表面を清掃する清掃ブレード56が、中間転写ベルト42を挟んで駆動ロール46の反対側に配置されている。
また、中間転写ベルト42を挟んで補助ロール50の反対側には、中間転写ベルト42上に転写されたトナー画像を、搬送される用紙Pに転写する二次転写ロール22が設けられている。そして、二次転写ロール22は接地されており、補助ロール50は二次転写ロール22の対向電極を形成しており、補助ロール50には、二次転写電圧が印加されることにより、用紙Pにトナー画像が転写される。
(供給搬送ユニット)
供給搬送ユニット30は、装置本体10A内において、画像形成ユニット16に対して鉛直方向の下方に配置され、複数の用紙Pが収容される用紙収容部62を複数備えている。各用紙収容部62にはそれぞれ異なる種類(サイズや紙種等)の用紙が収容される。
さらに、供給搬送ユニット30は、用紙収容部62に収容された用紙Pを搬送経路60へ送り出す給紙ロール64と、給紙ロール64によって送り出された用紙Pを1枚ずつ分離する分離ロール66と、1枚ずつ分離された用紙を搬送する搬送ロール67と、用紙Pの搬送タイミングを合わせる位置合わせロール68と、を備えている。そして、各ロールが、用紙搬送方向の上流側から下流側に向けてこの順番で配置されている。なお、各ロールはそれぞれ一対のローラを有する回転体対とされている。
また、位置合わせロール68は、本実施形態では、表面層が硬質ゴム(例えば、アスカーA硬度で50~80)のローラと、プラスチックのローラと、を有する。また、位置合わせロール68は、不図示のクラッチ機構を介して位置合わせロール68を回転駆動させるための駆動部としてのモータと接続されている。画像形成装置10は、用紙Pが位置合わせロール68の設置位置に到達するまでは、クラッチ機構を未接続の状態とし、用紙Pの用紙搬送方向の先端を位置合わせロール68に突き当てる。これにより、画像形成装置10は、用紙搬送方向に対する用紙Pの傾きを補正して位置合わせを行う。そして、位置合わせの後、クラッチ機構を接続状態とすることにより、位置合わせロール68が回転し、用紙Pが搬送される。
以上の構成により、用紙収容部62から供給された用紙Pは、回転する位置合わせロール68によって中間転写ベルト42と二次転写ロール22との接触部(二次転写位置)へ定められたタイミングで送り出される。
そして、定着装置24に搬送された用紙Pは、加熱ベルト24Aにより過熱され、かつ加熱ベルト24A及び加圧ロール24Bにより加圧されて、用紙Pの一方の面(画像形成面)にトナー画像が定着される。本実施形態では、表面層がシリコンスポンジなどの軟質の素材とされたローラ(例えばアスカーC硬度で65±3)のローラと、ベルト及び金属のローラからなる回転体とを有する。
また、供給搬送ユニット30は、用紙Pの搬送方向で定着装置24よりも下流側には、定着装置24によって定着が行われた用紙Pの変形(しわや撓みなど)を矯正して平らにするデカーラ25が設けられている。
さらに、供給搬送ユニット30は、定着装置24によって一方の面にトナー画像が定着された用紙Pを、排出ロール28によって排出部26にそのまま排出させずに、他方の面にトナー画像を形成するために用いる両面搬送装置70を備えている。
両面搬送装置70は、排出ロール28から位置合わせロール68に向けて用紙Pの表裏が反転されて用紙Pが搬送される両面搬送経路72と、両面搬送経路72に沿って用紙Pを搬送する搬送ロール74及び搬送ロール76とを備えている。
なお、画像形成装置10は、搬送経路60に沿って定着装置24の上流側及び下流側の少なくとも一方に用紙検知センサを設けてもよい。用紙検知センサとしては、例えば、一組の発光素子及び受光素子を備えた反射型のセンサを用いてもよい。この場合、用紙検知センサは、発光素子から設置位置に対応する搬送経路60上の検知位置に対して光を照射する。また、用紙検知センサは、受光素子で受光した光量に応じた信号レベルの信号(以下、「検知信号」という。)を出力する。用紙Pが上記検知位置を搬送されている期間は、発光素子から照射された光が用紙Pにより反射される。従って、用紙検知センサは、用紙Pが上記検知位置を搬送されている期間と搬送されていない期間で異なる信号レベルの検知信号を出力する。なお、用紙検知センサとしては、反射型のセンサ以外に、例えば、透過型のセンサ等、他のセンサを適用してもよい。
(画像形成プロセス)
まず、画像処理部12から各色のLEDヘッド32に各色の階調データが順次出力される。そして、LEDヘッド32から階調データに応じて出射された露光光は、帯電器36によって帯電した像保持体34の表面に照射される。これにより、像保持体34の表面には静電潜像が形成される。像保持体34上に形成された静電潜像は、各色の現像器38によって現像され、各々Y、M、C、Kの各色のトナー画像として可視化される。
さらに、一次転写ユニット18の一次転写ロール52によって、像保持体34上に形成された各色のトナー画像が、周回する中間転写ベルト42上に多重に転写される。
中間転写ベルト42上に多重に転写された各色のトナー画像は、用紙収容部62から給紙ロール64、分離ロール66、位置合わせロール68によって搬送経路60に沿って搬送されてきた用紙Pに二次転写ロール22によって二次転写位置で二次転写される。
さらに、トナー画像が転写された用紙Pは、定着装置24へと搬送される。そして、トナー画像が定着装置24によって用紙Pに定着される。トナー画像が定着された用紙Pは、デカーラ25によって用紙Pの変形が強制されて排出ロール28によって排出部26に排出される。
一方、用紙Pの両面に画像を形成させる場合は、定着装置24によって一方の面(表面)にトナー画像が定着された用紙Pは、排出ロール28によって排出部26にそのまま排出されない。排出ロール28が逆回転されることで、用紙Pの搬送方向が切り替えられる。そして、この用紙Pは、搬送ロール74、76により両面搬送経路72に沿って搬送される。
両面搬送経路72に沿って搬送された用紙Pは、表裏が反転されて再度位置合わせロール68へと搬送される。そして、用紙Pの他方の面(裏面)にトナー画像が転写及び定着された後、用紙Pは、排出ロール28によって排出部26に排出される。
次に、図2を参照して、本実施形態に係る画像形成装置10の電気系の要部構成について説明する。図2は、本実施形態に係る画像形成装置10の電気系の要部構成を示すブロック図である。
図2に示すように、本実施形態に係る画像形成装置10は、画像形成装置10の全体的な動作を司るCPU(Central Processing Unit)100、及び各種プログラムや各種パラメータ等が予め記憶されたROM(Read Only Memory)102を備えている。また、画像形成装置10は、CPU100による各種プログラムの実行時のワークエリア等として用いられるRAM(Random Access Memory)104、及びフラッシュメモリ等の不揮発性の記憶部106を備えている。
また、画像形成装置10は、外部装置と通信データの送受信を行う通信回線I/F(Interface)部108を備えている。また、画像形成装置10は、画像形成装置10に対するユーザからの指示を受け付ける一方、ユーザに対して画像形成装置10の動作状況等に関する各種情報を表示する操作表示部110を備えている。なお、操作表示部110は、例えば、プログラムの実行により操作指示の受け付けを実現する表示ボタンや各種情報が表示される表示面にタッチパネルが設けられたディスプレイ、及びテンキーやスタートボタン等のハードウェアキーを含む。
また、画像形成装置10は、位置合わせロール68を回転駆動させるモータ112、及び定着装置24を駆動させるモータ116等が接続されており、モータ112、116の駆動が制御される。
さらに、画像形成装置10は、モータ112、116のそれぞれの負荷を検出する第1検出部及び第2検出部の一例としての負荷検出部114を備えている。本実施形態に係る負荷検出部114は、モータ112、116に接続されており、モータ112、116の各々の負荷を、モータ112、116に流れる電流値として検出する。
なお、本実施形態に係る負荷検出部114の構成は、モータ112、116の負荷を検出可能であれば特に限定されない。例えば、負荷検出部114として、モータ112、116の負荷を、モータ112、116に流れる電流値として検出し、検出した電流値を電圧値に変換して出力する構成のものを適用してもよい。また、負荷検出部114として、シャント抵抗間の電圧を測定して電流を検知する構成のものを適用してもよい。また、例えば、負荷検出部114として、モータ112、116に電流が流れる経路上に抵抗を設け、該抵抗間の電圧を測定して電流を検知する構成のものを適用してもよい。また、例えば、負荷検出部114として、モータ112、116に電流が流れる経路上にホール素子による電流センサを設けて電流を検知する構成のものを適用してもよい。さらに、例えば、負荷検出部114として、モータ112、116のトルクを検出するトルク検出器を適用してもよい。また、本実施形態では、モータ112、116の各々の負荷を負荷検出部114が検出するものとして説明するが、負荷検出部を2つ備えて、モータ112の負荷の検出とモータ116の負荷の検出とを別々に検出してもよい。
そして、CPU100、ROM102、RAM104、記憶部106、通信回線I/F部108、操作表示部110、モータ112、及び負荷検出部114の各部が、アドレスバス、データバス、及び制御バス等のバス116を介して互いに接続されている。
以上の構成により、本実施形態に係る画像形成装置10は、CPU100により、ROM102、RAM104、及び記憶部106に対するアクセス、並びに通信回線I/F部108を介した外部装置との間での通信データの送受信を各々行う。また、画像形成装置10は、CPU100により、操作表示部110を介した各種指示情報の取得、及び操作表示部110に対する各種情報の表示を各々行う。また、画像形成装置10は、CPU100により、モータ112、M0の制御、及び負荷検出部114から出力された電圧値の取得を各々行う。
ところで、本実施形態に係る画像形成装置10では、搬送経路60に沿って搬送される用紙Pの厚さを検出する検出機能が搭載されている。ここで、用紙Pの厚さを検知する検知機能について説明する。
本実施形態では、異なる方法で用紙Pの厚さを検知する2種類の検出機能(厚さ検出A及び厚さ検出B)を備えている。具体的には、位置合わせロール68を駆動するモータ112の負荷から用紙Pの厚さを検出する厚さ検出Aと、定着装置24を駆動するモータ116の負荷から用紙Pの厚さを検出する厚さ検出Bと、を有する。厚さ検出A及び厚さ検出Bの各々は、基本的には、回転体対を駆動するモータの負荷を用いて用紙Pの厚さを検出する点では共通する。以下では、厚さ検出A及び厚さ検出Bのそれぞれについて詳細に説明する。なお、厚さ検出A及び厚さ検出BはCPU100によって実現される機能であり、CPU100が媒体厚検出部として機能する。
位置合わせロール68は、上述したように、表面層が硬質ゴムのローラと、プラスチックのローラと、を有する回転体対とされている。一方、定着装置24は、表面層が軟質の素材とされたローラと、ベルト及び金属のローラからなる回転体と、を有する回転体対とされている。すなわち、定着装置の回転体対の方が、位置合わせロール68の回転体対よりも、回転体対の硬度差が大きい回転体対とされている。このように、回転体対の硬度差の違いにより、用紙Pが通過する際の負荷検出部114によって検出された検出値に違いが発生する。詳細には、図3(A)に示すように、用紙Pが回転体対に突入する前は、回転体対のモータの負荷は無負荷状態となり、図3(B)に示すように、回転体対に用紙Pが突入するとモータの負荷としてのトルクが増える。しかしながら、回転体対の硬度差の違いにより、通紙中のモータの負荷の発生の仕方が異なる。
具体的には、位置合わせロール68のように、硬質ゴムのローラとプラスチックのローラのように、回転体対が共に硬質の素材の場合は、用紙Pが回転体対へ突入すると、図3(C)に示すように、通紙中に発生するモータの電流の波形が方形波状となる。そして、用紙Pの厚さに応じて電流値が増加する。そこで、本実施形態では、厚さ検出Aとして、用紙Pの厚さを表す値として通紙時のモータの電流を検出し、通紙時の電流を積分することにより用紙Pの厚さを検出する。換言すれば、位置合わせロール68は、通紙中に負荷検出部114によって検出された負荷の変動によって用紙Pの厚さを表す値を検出可能な程度の硬質の回転体対を適用する。
一方、定着装置24のように、シリコンスポンジのローラと、ベルト及び金属のローラのように位置合わせロール68よりも軟質のローラを含む回転体対の場合は、図3(D)に示すように、用紙Pの回転体対への突入時、及び用紙Pの回転体対からの排出時にモータの電流波形がピーク状の波形となる。これは、用紙Pが突入する際に、モータの負荷が一瞬高くなるが、軟質のローラによって吸収されるため、直ぐにモータ負荷が低下する。また、用紙Pの排出時は、用紙Pの排出によりモータ負荷が一瞬低下するが、軟質のローラが復元することで元の負荷に戻る。そして、用紙Pの厚さに応じてピーク状の波形のピーク値が増加する。そこで、本実施形態では、厚さ検出Bとして、用紙Pの厚さを表す値として用紙Pの回転対への突入時の電流のピーク値を検出し、用紙Pの回転体対への突入時のピーク値から用紙Pの厚さを検出する。換言すれば、定着装置24は、用紙Pの突入及び排出の少なくとも一方において負荷検出部114によって検出された負荷の変動によって用紙Pの厚さを表す値を検出可能な程度の軟質の回転体対を適用する。なお、本実施形態では、厚さ検出Bとして、用紙Pが回転体対への突入時のピーク値から用紙Pの厚さを検出する例を説明するが、厚さ検出Bは、用紙Pが回転体対から排出時のピーク値から用紙Pの厚さを検出してもよい。或いは、厚さ検出Bは、用紙Pの回転体対への突入時及び排出時のそれぞれのピーク値から用紙Pの厚さを検出してもよい。
厚さ検出Aによる用紙Pの厚さの検出と、厚さ検出Bによる用紙Pの厚さの検出とでは、用紙Pの厚さによって検出結果にばらつきが発生する。
詳細には、厚さ検出Aは、図4(A)に示すように、用紙Pの厚さが、80(μm)、160(μm)、250(μm)の3種類を検出した場合に、厚さによる検出結果のばらつきσは全て5(%)となる。すなわち、厚さ検出Aでは、用紙Pの厚さによる検出結果のばらつきはない。
一方、厚さ検出Bでは、図4(B)に示すように、用紙Pの厚さが80(μm)の場合は検出結果のばらつきσは14(%)、160(μm)の場合は検出結果のばらつきσは5(%)、250(μm)の場合は検出結果のばらつきσは2(%)となる。すなわち、厚さ検出Bでは、用紙Pの厚さが厚いほど検出結果のばらつきが少なく、薄いほど検出結果のばらつきが大きく、かつ、薄い場合には厚さ検出Aよりも検出結果のばらつきが小さくなる特徴を有している。
図4(A)、(B)の例では、用紙Pの厚さが、160(μm)の場合には、厚さ検出A及び厚さ検出Bは、共に同じ検出結果のばらつきとなっており、この厚さを基準として、ばらつきの少ない方の厚さ検出を採用することにより、より正確な厚さ検出が行われる。
そこで、本実施形態では、厚さ検出Aまたは厚さ検出Bの何れかで検出された厚さが、予め定めた基準値(例えば、160)以上の場合は厚さ検出Bの検出結果を用紙Pの厚さとして検出する。一方、予め定めた基準値未満の場合は厚さ検出Aの検出結果を用紙Pの厚さとして検出する。これにより、検出結果のばらつきの少ない方の検出方法で用紙Pの厚さの検出が行われることになる。なお、図4(C)の実線で示すように、何れかの方法によって検出された用紙Pの厚さに応じて予め定めた係数Kを設定し、係数を用いて用紙Pの厚さを検出してもよい。具体的には、厚さ検出Aの検出結果をA、厚さ検出Bの検出結果をBとして、厚さ=A×(1-K)+B×Kによって算出してもよい。ここで、係数Kの値は、何れかの方法で検出した用紙Pの厚さが小さいほど小さい値となるように設定する。例えば、上述の例では、用紙Pの厚さが160(μm)の場合に係数Kが0.5になるように係数Kを予め設定するとよい。また、Kは、図4(C)の実線のように線形的に変化する値を適用してもよいが、図4(C)の点線で示すように変化する係数を適用してもよいし、曲線的に変化する係数を適用してもよい。
また、何れの検出方法を用いて予め定めた基準値と比較するかは、位置合わせロール68から定着装置24までの長さと、用紙Pの大きさ(搬送方向の長さ)との比較に基づいて決定する。
具体的には、図5(A)に示すように、位置合わせロール68から定着装置24までの長さより用紙Pの長さが短い場合には、図5(B)に示すように、厚さ検出Aの方が厚さ検出Bより用紙Pの厚さを検出するための方形波状の波形が早く発生する。一方、図5(C)に示すように、位置合わせロール68から定着装置24までの長さより用紙Pの長さが長い場合には、図5(D)に示すように、厚さ検出Aの方形波状の波形が終了するよりも厚さ検出Bのピーク波形の方が早く発生する。そこで、用紙Pの長さが位置合わせロール68から定着装置24までの長さより用紙Pの長さが短い場合は、厚さ検出Aの検出結果と予め定めた基準値を比較して、用紙Pの厚さを検出する検出方法を決定する。また、用紙Pの長さが位置合わせロール68から定着装置24までの長さより用紙Pの長さが長い場合は、厚さ検出Bの検出結果と予め定めた基準値を比較して、用紙Pの厚さを検出する検出方法を決定する。
続いて、上述のように構成された本実施形態に係る画像形成装置10で行われる具体的な処理の一例について説明する。図6は、本実施形態に係る画像形成装置10で行われる処理の流れの一例を示すフローチャートである。なお、図6の処理は、例えば、操作表示部110が操作されて画像形成の指示が行われた場合や、通信回路I/F108が外部から画像形成の要求を受信した場合等に開始する。
ステップS100では、CPU100が、モータ112、116等の駆動を開始することにより、用紙Pの搬送を開始してステップS102へ移行する。すなわち、用紙収容部62に収容された用紙Pが搬送経路60に送り出されて位置合わせロール68や定着装置24に搬送される。
ステップS102では、CPU100が、負荷検出部114によるモータ112、116の電流の検出を開始してステップS104へ移行する。
ステップS104では、CPU100が、位置合わせロール68と定着装置24の間の長さより用紙Pが短いか否かを判定する。該判定は、例えば、操作表示部110から画像形成の指示が行われた場合には、画像形成の指示に含まれる用紙Pのサイズに基づいて判定する。また、通信回路I/F108が外部から画像形成の要求を受信した場合は、画像形成の要求に含まれる用紙Pのサイズに基づいて判定する。該判定が肯定された場合にはステップS106へ移行し、否定された場合にはステップS112へ移行する。
ステップS106では、CPU100が、厚さ検出Aによる用紙Pの厚さの検出を行ってステップS108へ移行する。すなわち、位置合わせロール68を駆動するモータ112の負荷を負荷検出部114によって検出し、検出した負荷から用紙Pの厚さを検出する。
ステップS108では、CPU100が、厚さ検出Aにより検出した用紙Pの厚さが予め定めた基準値以上であるか否かを判定する。該判定が肯定された場合にはステップS110へ移行し、否定された場合にはステップS116へ移行する。
ステップS110では、CPU100が、厚さ検出Bによる用紙Pの厚さの検出を行い、厚さ検出Bの検出結果を採用してステップS118へ移行する。すなわち、定着装置24を駆動するモータ116の負荷を負荷検出部114によって検出し、検出した負荷から用紙Pの厚さを検出し、検出結果を用紙Pの厚さとする。
一方、ステップS112では、CPU100が、厚さ検出Bによる用紙Pの厚さの検出を行ってステップS114へ移行する。すなわち、定着装置24を駆動するモータ116の負荷を負荷検出部114によって検出し、検出した負荷から用紙Pの厚さを検出する。
ステップS114では、CPU100が、厚さ検出Bにより検出した用紙Pの厚さが予め定めた基準値未満であるか否かを判定する。該判定が肯定された場合にはステップS116へ移行し、否定された場合には上述のステップS110へ移行する。
ステップS116では、CPU100が、厚さ検出Aによる用紙Pの厚さの検出を行い、厚さ検出Aの検出結果を採用してステップS118へ移行する。すなわち、位置合わせロール68を駆動するモータ112の負荷を負荷検出部114によって検出し、検出した負荷から用紙Pの厚さを検出し、検出結果を用紙Pの厚さとする。
ステップS118では、CPU100が、画像形成に関する各種パラメータの補正値を算出してステップS120へ移行する。本実施形態では、検出した用紙Pの厚さ応じて、転写電圧、定着温度、及びデカーラ押し込み量等の画像形成に関する変数としてのパラメータの補正値を算出する。例えば、用紙Pの厚さに応じた補正値をそれぞれ予め定めておき、検出した用紙Pの厚さに対応する補正値を読み出す。
ステップS120では、CPU100が、算出した補正値に基づいてパラメータの補正を行って一連の処理を終了する。なお、CPU100によるステップS120の処理が補正部に対応する。
このように処理を行うことで、本実施形態では、用紙Pを検出する際に、2種類の検出方法を用いて、より検出結果のばらつきの少ない検出方法で用紙Pの厚さが検出される。
なお、上記の実施形態における図6の処理は、図7に示すように、ステップS104~S108、S112、S114を省略してステップS103を代わりに行ってもよい。すなわち、ステップS102で負荷検出部114によるモータ112、116の電流の検出を開始した後にステップS103へ移行して、CPU100が厚さ検出Aまたは厚さ検出Bの検出結果が基準値以上であるか否かを判定する。該判定が肯定された場合にステップS110へ移行し、否定された場合にはステップS116へ移行する。
また、上記の実施形態では、用紙Pの厚さを検出する方法として、位置合わせロール68を駆動するモータ112の負荷から用紙Pの厚さを検出する方法と、定着装置24を駆動するモータ116の負荷から用紙Pの厚さを検出する方法の2種類の検出方法を用いる場合を説明したが、これに限るものではない。他の部位の搬送ローラ67等を駆動するモータの負荷から用紙Pの厚さを検出する方法を採用してもよい。また、3種類以上の検出方法を用いて用紙Pの厚さを検出する形態としてもよい。
また、上記の実施形態に係る画像形成装置10で行われる処理(図6)は、ソフトウエアで行われる処理としてもよいし、ハードウエアで行われる処理としてもよいし、双方を組み合わせた処理としてもよい。また、情報提示システム10の各装置で行われる処理は、プログラムとして記憶媒体に記憶して流通させるようにしてもよい。
また、本発明は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
10 画像形成装置
24 定着装置
68 位置合わせロール
100 CPU
112、116 モータ
114 負荷検出部

Claims (6)

  1. 媒体を搬送する第1搬送部を駆動する第1駆動部の負荷から媒体の厚さを表す値を検出する第1検出部と、
    前記第1搬送部とは別の位置において媒体を搬送する第2搬送部を駆動する第2駆動部の負荷から前記第1検出部とは異なる方法で媒体の厚さを表す値を検出する第2検出部と、
    前記第1検出部及び前記第2検出部の各々の検出結果を用いて媒体の厚さを検出する媒体厚検出部と、
    を備え、
    前記第1検出部は、前記第1搬送部への媒体の突入及び排出の少なくとも一方における前記第1駆動部の負荷から媒体の厚さを検出し、
    前記第2検出部は、前記第2搬送部の媒体の搬送中の前記第2駆動部の負荷から媒体の厚さを検出し、
    前記媒体厚検出部は、前記第1検出部または前記第2検出部によって検出された媒体の厚さが予め定めた厚さ以上厚い場合は、前記第1検出部の検出結果を媒体の厚さとして検出し、前記第1検出部または前記第2検出部によって検出された媒体の厚さが予め定めた厚さより薄い場合は、前記第2検出部の検出結果を媒体の厚さとして検出する媒体厚検出装置。
  2. 前記第1搬送部は、前記突入及び排出の少なくとも一方において前記第1検出部が前記第1駆動部の負荷の変動により媒体の厚さを表す値を検出可能な程度の軟質回転体を含み、
    前記第2搬送部は、前記第2搬送部の媒体の搬送中に前記第2検出部が前記第2駆動部の負荷の変動により媒体の厚さを表す値を検出可能な程度の硬質回転体を含む請求項1に記載の媒体厚検出装置。
  3. 前記第1搬送部及び前記第2搬送部はそれぞれ回転体対を含み、前記第1搬送部の回転体対の方が、前記第2搬送部の回転体対よりも、回転体対の硬度差が大きい回転体対を用いた請求項1に記載の媒体厚検出装置。
  4. 前記媒体厚検出部は、媒体の長さが前記第1搬送部と前記第2搬送部との間の長さ以上の場合は、前記第1検出部によって検出された媒体の厚さを用いて前記予め定めた厚さより薄いか厚いかを判断し、前記媒体の長さが前記第1搬送部と前記第2搬送部との間の長さより短い場合は、前記第2検出部によって検出された媒体の厚さを用い前記予め定めた厚さより薄いか厚いかを判断する請求項1~3の何れか1項に記載の媒体厚検出装置。
  5. 請求項1~4の何れか1項に記載の媒体厚検出装置と、
    媒体に画像を形成する画像形成部と、
    前記媒体厚検出部の検知結果を用いて、前記画像形成部による画像形成に関する変数を補正する補正部と、
    を備えた画像形成装置。
  6. コンピュータを請求項1~4の何れか1項に記載の媒体厚検出装置の各部として機能させるための媒体厚検出プログラム。
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