JP5868228B2 - 基板保持装置及び基板保持方法 - Google Patents

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Description

本発明は、基板を支持したリフトピンを下降させて、保持面に基板を吸着する基板保持装置及び基板保持方法に関する。
半導体プロセスに用いられる露光装置、レーザアニール装置等に、半導体ウエハ(半導体基板)を吸着するステージが用いられる。複数のプロセスを経た基板には、反りが生じている場合が多い。基板に、凹型の反り(下方に向かって凸になる反り)が生じている場合、保持面への吸着時に、吸着領域が中心から外側へ移行する。このため、基板が保持面に密着し、その表面が平面になるように、反りが矯正される。
基板に凸型の反り(上方に向かって凸になる反り)が生じている場合、保持面への吸着時に、吸着領域が外周部分から中心に向かって移行する。このため、基板の中心近傍で基板が保持面に密着することができず、盛り上がった形状になる。
特許文献1に開示された基板保持装置においては、リフトピンが基板の縁に近い位置に設けられる。凸型の反りを有する基板を、縁に近い位置に配置されたリフトピンで支持すると、基板の自重により、基板が凹型に変形する。これにより、基板を保持面に密着させることができる。
特開2003−45944号公報
基板の寸法及び厚さによっては、凸型の反りを有する基板を、縁の近傍に配置されたリフトピンで支持しても、自重のみでは凹型に変形しない場合がある。
本発明の目的は、基板の自重による変形に依存せず、基板を保持面に密着させることができる基板保持装置及び基板保持方法を提供することである。
本発明の一観点によると、
基板を吸着して保持する保持面と、
前記保持面内に、前記保持面の中心を取り囲むように分布し、前記保持面に対して昇降可能であり、先端に、基板を吸引する吸引孔が開口している少なくとも3個の周縁リフトピンと、
前記周縁リフトピンに取り囲まれる位置に配置され、前記周縁リフトピンとは独立して昇降可能であり、先端に、基板を吸引する吸引孔が開口している内側リフトピンと、
保持すべき基板の反りの方向を検出する反り検出装置と、
前記周縁リフトピン及び前記内側リフトピンの昇降、及び前記保持面による前記基板の吸着を制御するとともに、前記反り検出装置の検出結果に基づいて、基板が上方に向かって凸か下方に向かって凸かを判定し、判定結果に基づいて前記周縁リフトピンと前記内側リフトピンとの吸引動作を制御する制御装置と
を有し、
前記反り検出装置の検出結果に基づいて、基板が上方に向かって凸になるように反っていると判定された場合、
前記制御装置は、
前記内側リフトピンの吸引孔で吸引を行い、前記周縁リフトピンの吸引孔では吸引を行わない状態で、前記内側リフトピン及び前記周縁リフトピンの先端で前記基板を保持し、
前記内側リフトピン及び前記周縁リフトピンを下降させて、前記基板を前記保持面に接触させ、
前記保持面によって前記基板を吸着させる基板保持装置が提供される。
本発明の他の観点によると、
基板を吸着して保持する保持面と、
前記保持面内に、前記保持面の中心を取り囲むように分布し、前記保持面に対して昇降可能であり、先端に、基板を吸引する吸引孔が開口している少なくとも3個の周縁リフトピンと、
前記周縁リフトピンに取り囲まれる位置に配置され、前記周縁リフトピンとは独立して昇降可能であり、先端に、基板を吸引する吸引孔が開口している内側リフトピンと、
保持すべき基板の反りの方向を検出する反り検出装置と
を有する基板保持装置の前記保持面に基板を保持する方法であって、
前記保持面の上方に基板を配置する工程と、
前記周縁リフトピン及び前記内側リフトピンを上昇させて、前記基板を、前記周縁リフトピン及び前記内側リフトピンの先端で支持する工程と、
前記基板が上方に向かって凸になるように反っている場合には、前記内側リフトピンで前記基板を吸引し、前記周縁リフトピンでは前記基板を吸引しない状態にして、前記基板を前記保持面まで下降させ、前記保持面に吸着させる工程と、
前記基板が下方に向かって凸になるように反っている場合には、前記周縁リフトピンで前記基板を吸引した状態にして、前記基板を前記保持面まで下降させ、前記周縁リフトピンの先端を外方に向かって変位させると共に、前記基板を前記保持面に吸着する工程と
を有する基板保持方法が提供される。
基板が上方に向かって凸か、下方に向かって凸かの判定結果に基づいて、周縁リフトピンと内側リフトピンとの吸引動作を制御する。これにより、基板を保持面に密着させることができる。
図1Aは、実施例による基板保持装置の吸着ステージの平面図であり、図1Bの一点鎖線1B−1Bにおける概略断面図である。 図2は、実施例による基板保持装置の共通支持部材の平断面図である。 図3A〜図3Cは、凸型の反りを有する基板を、実施例による基板保持方法で吸着する方法を説明するための吸着ステージ、リフトピン、及び基板の断面図である。 図3D〜図3Fは、凸型の反りを有する基板を、実施例による基板保持方法で吸着する方法を説明するための吸着ステージ、リフトピン、及び基板の断面図である。 図4A〜図4Cは、凹型の反りを有する基板を、実施例による基板保持方法で吸着する方法を説明するための吸着ステージ、リフトピン、及び基板の断面図である。 図4D〜図4Fは、凹型の反りを有する基板を、実施例による基板保持方法で吸着する方法を説明するための吸着ステージ、リフトピン、及び基板の断面図である。 図5A及び図5Bは、実施例の変形例1による周縁リフトピンの先端部分の正面図である。 図6は、実施例2の変形例2による基板保持装置の概略断面図である。
図1Aに、実施例による基板保持装置に用いられる吸着ステージの平面図を示す。ほぼ円形の外形を有する吸着ステージ10の上面に、保持面11が画定されている。保持面11内に、複数の周縁リフトピン13と少なくとも1つの内側リフトピン14が分布している。周縁リフトピン13は、保持面11の中心を取り囲むように分布する。内側リフトピン14は、周縁リフトピン13に取り囲まれる。例えば、周縁リフトピン13の位置を頂
点とする多角形の内側に、内側リフトピン14が配置される。図1Aでは、3本の周縁リフトピン13を配置した例を示しているが、4本以上の周縁リフトピン13を配置してもよい。
保持面11に、複数の吸着孔12が形成されている。吸着孔12は、吸着ステージ10の内部に形成された吸引流路15により相互に連結されている。排気装置16が、制御装置20からの制御を受けて、吸引流路15内を排気する。吸引流路15内が排気されることにより、基板を保持面11に吸着することができる。
図1Bに、図1Aの一点鎖線1B−1Bにおける断面図を示す。吸着ステージ10の保持面11に、吸着孔12が開口している。吸着孔12は、吸着ステージ10の内部に形成された吸引流路15に連結されている。吸着ステージ10に、厚さ方向に貫通する複数の貫通孔が形成されている。周縁リフトピン13及び内側リフトピン14が、これらの貫通孔内に挿入されている。
複数の周縁リフトピン13は、それぞれ変位機構26を介して共通支持部材25に支持されている。変位機構26には、例えばリニアアクチュエータが用いられる。保持面11の面内方向に関して、共通支持部材25と吸着ステージ10との相対位置は固定されている。変位機構26は、吸着ステージ10に対して、周縁リフトピン13を保持面11の半径方向に移動させる。
周縁リフトピン昇降機構27が、共通支持部材25を吸着ステージ10に対して昇降させる。共通支持部材25が昇降することにより、周縁リフトピン13が吸着ステージ10に対して昇降する。内側リフトピン昇降機構28が、内側リフトピン14を吸着ステージ10に対して昇降させる。
周縁リフトピン13及び内側リフトピン14内に、それぞれ吸引孔17、18が形成されている。吸引孔17、18は、それぞれ周縁リフトピン13及び内側リフトピン14の先端の端面に開口している。周縁リフトピン13に形成された吸引孔17内が、吸引路を介して周縁リフトピン用排気装置21により排気される。内側リフトピン14に形成された吸引孔18内が、吸引路を介して内側リフトピン用排気装置22により排気される。
圧力検出装置23が、周縁リフトピン用排気装置21によって排気されている吸引路内の圧力を測定する。他の圧力検出装置24が、内側リフトピン用排気装置22によって排気されている吸引路内の圧力を測定する。圧力の測定結果が、制御装置20に入力される。
制御装置20が、変位機構26、周縁リフトピン昇降機構27、内側リフトピン昇降機構28、周縁リフトピン用排気装置21、及び内側リフトピン用排気装置22を制御する。
図2に、共通支持部材25の平断面図を示す。共通支持部材25に、3本の周縁リフトピン13が支持されている。共通支持部材25内に、共通排気流路30が形成されている。共通排気流路30は、周縁リフトピン13内に形成された吸引孔13に連通している。周縁リフトピン用排気装置21が、共通排気流路30を介して、吸引孔17内を排気する。圧力検出装置23が、共通排気流路30内の圧力を検出する。周縁リフトピン昇降機構27が、共通支持部材25を昇降させる。
図3A〜図3Fを参照して、凸型に反った基板を吸着する方法について説明する。
図3Aに示すように、ロボットアーム33が基板32を吸着ステージ10の上方まで移
送する。周縁リフトピン13及び内側リフトピン14は、最も下降した位置に待機している。周縁リフトピン用排気装置21及び内側リフトピン用排気装置22は、動作中(「ON」)である。周縁リフトピン13及び内側リフトピン14の吸引孔17、18(図1B)の先端が開放されているため、圧力検出装置23、24で検出される吸引路内の圧力は、大気圧状態(「H」)である。排気装置16は作動していない(「OFF」状態である)。
図3Bに示すように、周縁リフトピン13及び内側リフトピン14を上昇させる。この動作は、図1A及び図1Bに示した制御装置20が周縁リフトピン昇降機構27及び内側リフトピン昇降機構28を制御することにより行われる。基板32が凸型であるため、内側リフトピン14に先立って、周縁リフトピン13の先端が基板32に接触する。周縁リフトピン13に形成された吸引孔17(図1B)の上端の開口部が基板32によって塞がれる。このため、周縁リフトピン13に形成された吸引孔17(図1B)の吸引路内の圧力が低下する。これにより、圧力検出装置23による圧力検出結果が負圧状態(「L」)になる。内側リフトピン14用の圧力検出装置24による圧力検出結果は大気圧状態のままである。内側リフトピン14用の圧力検出装置24よりも、周縁リフトピン13用の圧力検出装置23の方が、先に負圧状態になることにより、基板32の反りの向きが凸型であると判定することができる。この判定は、圧力検出装置23、24の検出結果に基づいて、制御装置20(図1B)が行う。
さらに、周縁リフトピン13及び内側リフトピン14を上昇させると、基板32がロボットアーム33から浮き上がり、周縁リフトピン13で支持される。基板32がロボットアーム33から浮き上がった後、ロボットアーム33を、基板32と吸着ステージ10との間から引き抜く。
図3Cに示すように、周縁リフトピン13の上昇を停止させ、内側リフトピン14のみを上昇させる。これにより、内側リフトピン14の先端が基板32に接触する。内側リフトピン14に形成された吸引孔18(図1B)の上端の開口部が基板32によって塞がれる。このため、内側リフトピン14用の圧力検出装置24による圧力検出結果が負圧状態(「L」)になる。
図3Dに示すように、周縁リフトピン用排気装置21の動作を停止させる(「OFF」にする)。内側リフトピン用の排気装置22は動作させたままである。このため、基板32は、その中心近傍において、内側リフトピン14により吸着された状態になる。周縁リフトピン13の先端と基板32との吸着状態は解除される。
図3Eに示すように、周縁リフトピン13及び内側リフトピン14を下降させる。基板32が凸型に反っているため、基板32の外周部分が吸着ステージ10に接触する。
図3Fに示すように、内側リフトピン14及び周縁リフトピン13をさらに下降させる。内側リフトピン14の先端に基板32が吸着されているため、基板32の中央部分が吸着ステージ10に引き寄せられる。このとき、基板32が変形して、徐々に平坦に近づく。基板32は、周縁リフトピン13の先端に吸着されていないため、基板32が平坦に近づくに従って、基板32の外周部分が外方に移動する。内側リフトピン14の先端に吸着されている基板32の背面が吸着ステージ10に接触した時点で、内側リフトピン14の下降を停止させる。
その後、排気装置16を動作させ(「ON」状態にし)、基板32を保持面11に吸着する。図3Eに示したように凸型に反ったままで、基板32の外周近傍を吸着ステージ10に吸着してしまうと、基板32の内奥部に盛り上がりができてしまう。本実施例におい
ては、図3Dに示した段階で、周縁リフトピン13による吸着が解除されている。基板32の外周近傍が周縁リフトピン13に固定されていないため、基板32の内奥部での盛り上がりを防止することができる。
次に、図4A〜図4Fを参照して、凹型に反った基板を吸着する方法について説明する。
図4Aに示すように、ロボットアーム33が基板32を吸着ステージ10の上方まで移送する。周縁リフトピン13、内側リフトピン14、周縁リフトピン用排気装置21、内側リフトピン用排気装置22、圧力検出装置23、24、及び排気装置16の動作状態は、図3Aに示した動作状態と同一である。
図4Bに示すように、周縁リフトピン13及び内側リフトピン14を上昇させる。図3Bに示した場合とは逆に、内側リフトピン14の先端が周縁リフトピン13の先端よりも先に基板32に接触する。これにより、内側リフトピン14用の圧力検出装置24の圧力検出結果が負圧状態(「L」)になる。制御装置20(図1B)は、内側リフトピン14用の圧力検出装置24が、周縁リフトピン13用の圧力検出装置23よりも先に負圧状態になったことを検出したとき、基板32の反りの状態が凹型であると判定する。内側リフトピン14用の圧力検出装置24の検出結果が負圧状態になった時点で、内側リフトピン14の上昇を停止させる。
図4Cに示すように、周縁リフトピン13のみを上昇させる。周縁リフトピン13の先端が基板32に接触すると、周縁リフトピン13用の圧力検出装置23の圧力検出結果が負圧状態になる。内側リフトピン14の先端が基板32に接触してから、周縁リフトピン13が基板32に接触するまでに、周縁リフトピン13が上昇した距離に基づいて、基板32の反りの程度を算出することができる。周縁リフトピン13の先端が基板32に接触した後、内側リフトピン14用の排気装置22の動作を停止させる。
図4Dに示すように、周縁リフトピン13及び内側リフトピン14を上昇させ、基板32をロボットアーム33から浮き上がらせる。その後、ロボットアーム33を基板32と吸着ステージ10との間から引き抜く。
図4Eに示すように、周縁リフトピン13及び内側リフトピン14を下降させる。基板32の中央近傍の底面が吸着ステージ10に接触する。
図4Fに示すように、周縁リフトピン13を下降させると共に、外方に変位させる。これにより、基板32がほぼ平坦になり、吸着ステージ10に密着する。周縁リフトピン13の外方への変位量は、基板32の反りの程度から決定することができる。基板32の外周近傍が吸着ステージ10に密着した後、排気装置16を動作させる(「ON」にする)ことにより、基板32を保持面11に吸着する。周縁リフトピン13を吸着ステージ10の保持面11に対して垂直な方向に下降させると、基板32の外周部分が吸着ステージ10に密着すると同時に、基板32の内奥部が盛り上がってしまう。周縁リフトピン13を外方に移動させることにより、基板32の内奥部の盛り上がりを防止することができる。
さらに、基板32の外周近傍を、周縁リフトピン13で吸引して吸着ステージ10に引き付けるため、吸着ステージ10の吸引力が弱くても、基板32の外周を吸着ステージ10に密着させることができる。
上述の実施例では、周縁リフトピン13用の圧力検出装置23及び内側リフトピン14用の圧力検出装置24により検出される圧力が大気圧状態から負圧状態に移行するタイミングにより、基板32の反りが凸型であるか凹型であるかを認識することができる。さら
に、周縁リフトピン13と内側リフトピン14との上昇距離の差に基づいて、反りの程度を算出することができる。このように、圧力検出装置23、24は、基板32の反りの方向及び反りの程度を検出するための「反り検出装置」としての役割を担う。
図5A及び図5Bに、実施例の変形例1による基板保持装置の周縁リフトピン13の先端の正面図を示す。周縁リフトピン13の先端13Bを、弾性部材13Aが支持している。吸引孔17は、弾性部材13A内を通って先端13Bの上面に開口する。
図5A及び図5Bに、それぞれ図4E及び図4Fに示した段階の周縁リフトピン13の先端を示す。図5Aから図5Bの状態に至るまでに、基板32が平坦になるように変形するときに、先端13Bが基板32から外向き(図5A及び図5Bにおいて左向き)の力を受ける。この力によって弾性部材13Aが弾性変形することにより、周縁リフトピン13の先端13Bが、基板32の外方に向かって変位する。このため、アクチュエータを用いることなく、周縁リフトピン13の先端を外方に変位させることができる。
図6に、実施例の変形例2による基板保持装置の概略図を示す。変形例2においては、吸着ステージ10の上方に撮像装置35が配置されている。ロボットアーム33が基板32を吸着ステージ10の上方に保持した状態で、撮像装置35が基板32の表面を撮像する。撮像装置35から制御装置20に画像データが入力される。制御装置20は、画像解析を行うことにより、基板32の反りの向きを判断する。変形例2では、撮像装置35が、基板32の反りを検出するための「反り検出装置」としての役割を担う。
以上実施例に沿って本発明を説明したが、本発明はこれらに制限されるものではない。例えば、種々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に自明であろう。
10 吸着ステージ
11 保持面
12 吸着孔
13 周縁リフトピン
14 内側リフトピン
15 吸引流路
16 排気装置
17、18 吸引孔
20 制御装置
21 周縁リフトピン用排気装置
22 内側リフトピン用排気装置
23、24 圧力検出装置
25 共通支持部材
26 変位機構
27 周縁リフトピン昇降機構
28 内側リフトピン昇降機構
30 共通排気流路
32 基板
33 ロボットアーム
35 撮像装置

Claims (7)

  1. 基板を吸着して保持する保持面と、
    前記保持面内に、前記保持面の中心を取り囲むように分布し、前記保持面に対して昇降可能であり、先端に、基板を吸引する吸引孔が開口している少なくとも3個の周縁リフトピンと、
    前記周縁リフトピンに取り囲まれる位置に配置され、前記周縁リフトピンとは独立して昇降可能であり、先端に、基板を吸引する吸引孔が開口している内側リフトピンと、
    保持すべき基板の反りの方向を検出する反り検出装置と、
    前記周縁リフトピン及び前記内側リフトピンの昇降、及び前記保持面による前記基板の吸着を制御するとともに、前記反り検出装置の検出結果に基づいて、基板が上方に向かって凸か下方に向かって凸かを判定し、判定結果に基づいて前記周縁リフトピンと前記内側リフトピンとの吸引動作を制御する制御装置と
    を有し、
    前記反り検出装置の検出結果に基づいて、基板が上方に向かって凸になるように反っていると判定された場合、
    前記制御装置は、
    前記内側リフトピンの吸引孔で吸引を行い、前記周縁リフトピンの吸引孔では吸引を行わない状態で、前記内側リフトピン及び前記周縁リフトピンの先端で前記基板を保持し、
    前記内側リフトピン及び前記周縁リフトピンを下降させて、前記基板を前記保持面に接触させ、
    前記保持面によって前記基板を吸着させる基板保持装置。
  2. 基板を吸着して保持する保持面と、
    前記保持面内に、前記保持面の中心を取り囲むように分布し、前記保持面に対して昇降可能であり、先端に、基板を吸引する吸引孔が開口している少なくとも3個の周縁リフトピンと、
    前記周縁リフトピンに取り囲まれる位置に配置され、前記周縁リフトピンとは独立して昇降可能であり、先端に、基板を吸引する吸引孔が開口している内側リフトピンと、
    保持すべき基板の反りの方向を検出する反り検出装置と、
    前記周縁リフトピン及び前記内側リフトピンの昇降、及び前記保持面による前記基板の吸着を制御するとともに、前記反り検出装置の検出結果に基づいて、基板が上方に向かって凸か下方に向かって凸かを判定し、判定結果に基づいて前記周縁リフトピンと前記内側リフトピンとの吸引動作を制御する制御装置と、
    前記周縁リフトピンの先端を、前記内側リフトピンを中心として外方に変位させる変位機構
    を有し、
    前記反り検出装置の検出結果に基づいて、基板が下方に向かって凸になるように反っていると判定された場合、
    前記制御装置は、
    前記周縁リフトピンで吸引を行っている状態で、前記内側リフトピン及び前記周縁リフトピンの先端で前記基板を保持し、
    前記内側リフトピン及び前記周縁リフトピンを下降させて、前記基板を前記保持面に接触させ、
    前記変位機構により、前記周縁リフトピンの先端を外方に変位させ、
    前記保持面によって前記基板を吸着させる基板保持装置。
  3. 前記変位機構は、前記周縁リフトピンの先端を支持する弾性部材を含み、前記弾性部材が弾性変形することにより、前記周縁リフトピンの先端を外方に変位させる請求項に記載の基板保持装置。
  4. 前記変位機構は、前記周縁リフトピンを外方に移動させるアクチュエータを含む請求項に記載の基板保持装置。
  5. 前記反り検出装置は、前記保持面の上方に配置され、前記保持面上に位置する基板の表面を撮像する撮像装置を含む請求項1乃至のいずれか1項に記載の基板保持装置。
  6. 基板を吸着して保持する保持面と、
    前記保持面内に、前記保持面の中心を取り囲むように分布し、前記保持面に対して昇降可能であり、先端に、基板を吸引する吸引孔が開口している少なくとも3個の周縁リフトピンと、
    前記周縁リフトピンに取り囲まれる位置に配置され、前記周縁リフトピンとは独立して昇降可能であり、先端に、基板を吸引する吸引孔が開口している内側リフトピンと、
    保持すべき基板の反りの方向を検出する反り検出装置と、
    前記周縁リフトピン及び前記内側リフトピンの昇降、及び前記保持面による前記基板の吸着を制御するとともに、前記反り検出装置の検出結果に基づいて、基板が上方に向かって凸か下方に向かって凸かを判定し、判定結果に基づいて前記周縁リフトピンと前記内側リフトピンとの吸引動作を制御する制御装置と
    を有し、
    前記反り検出装置は、前記周縁リフトピンの吸引孔及び前記内側リフトピンの吸引孔内を排気する排気路の圧力検出装置を含み、
    前記制御装置は、前記保持面の上方に配置された基板に向けて、前記周縁リフトピンと
    前記内側リフトピンとを上昇させ、前記周縁リフトピンの吸引孔内を排気する排気路の圧力が低下する時期と、前記内側リフトピンの吸引孔内を排気する排気路の圧力が低下する時期とを比較することにより、前記基板の反りの状態を判定する基板保持装置。
  7. 基板を吸着して保持する保持面と、
    前記保持面内に、前記保持面の中心を取り囲むように分布し、前記保持面に対して昇降可能であり、先端に、基板を吸引する吸引孔が開口している少なくとも3個の周縁リフトピンと、
    前記周縁リフトピンに取り囲まれる位置に配置され、前記周縁リフトピンとは独立して昇降可能であり、先端に、基板を吸引する吸引孔が開口している内側リフトピンと、
    保持すべき基板の反りの方向を検出する反り検出装置と
    を有する基板保持装置の前記保持面に基板を保持する方法であって、
    前記保持面の上方に基板を配置する工程と、
    前記周縁リフトピン及び前記内側リフトピンを上昇させて、前記基板を、前記周縁リフトピン及び前記内側リフトピンの先端で支持する工程と、
    前記基板が上方に向かって凸になるように反っている場合には、前記内側リフトピンで前記基板を吸引し、前記周縁リフトピンでは前記基板を吸引しない状態にして、前記基板を前記保持面まで下降させ、前記保持面に吸着させる工程と、
    前記基板が下方に向かって凸になるように反っている場合には、前記周縁リフトピンで前記基板を吸引した状態にして、前記基板を前記保持面まで下降させ、前記周縁リフトピンの先端を外方に向かって変位させると共に、前記基板を前記保持面に吸着する工程と
    を有する基板保持方法。
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