JP5865089B2 - バルブソケット - Google Patents

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Description

本願発明は、バルブが装着されるバルブソケットに係り、特にバルブソケットの内部に設けられてバルブに電気的に接触する端子金具の改良が図られたバルブソケットに関する。
電球などのバルブが装着されるバルブソケットの内部には、バルブに電気的に接触する端子金具が設けられている。そして、バルブソケットの中には、例えば下記特許文献1,2に開示されている発明のように、端子金具の接触部がバルブの挿入方向の奥側に配置されているものがある。あるいは、例えば下記特許文献3に開示されている発明のように、ソケットに挿入されたバルブの口金の側方に端子金具の接触部が配置されているバルブソケットがある。ただし、端子金具は通常、バルブとの接触性を高めるために、前述した接触部の配置の違いに関わらず、弾性変形するばね構造を有して形成されている。
ところで、ばねは、弾性変形可能な範囲を越えて過度に撓んだ状態が長期間続くと、塑性変形を起こして元の形状に復帰しなくなる、いわゆる「ヘタリ」が生じ易くなる。この「ヘタリ」が端子金具に生じると、端子金具とバルブとの間で電気的な接触不良が生じ易くなる。ひいては、バルブ及びバルブソケットから構成される照明装置に照明不良が起き易くなる。そこで、この端子金具の「ヘタリ」の問題を解消しようとする発明が、例えば下記特許文献1,3に開示されている。これら特許文献1,3に開示されている発明では、端子金具自体の構造に改良を施すことにより、端子金具の「ヘタリ」の発生を抑制しようと試みている。
特開平10−92538号公報 特開平9−270285号公報 特開2000−270315号公報
しかし、上記特許文献1,3に開示されている発明では、端子金具のばねに掛かる外力をばねが弾性変形可能な範囲内に抑える対策が一切採られていない。具体的には、バルブの挿入によるばねの過度な圧縮を押し止めるための構造物など、ばねを外部から保護する手段が全く設けられていない。このため、たとえ端子金具のばね自体に改良を施したとしても、ばねが弾性変形可能な範囲を越える大きな外力がばねに作用するおそれは依然として残されている。そのような過剰な負荷がばねに作用した場合には、ばねが過大に変形したり、あるいは塑性変形したりして、ばねに「ヘタリ」が発生してしまう。
また、前述した構造によれば、バルブがソケット本体に保持された状態では、バルブを押し戻そうとするばねの付勢力と、バルブとソケット本体との係合力とが釣り合っていた。このため、ばね自体に付勢力が常に作用している状態となっていた。このような状態も、ばねに「ヘタリ」が発生する大きな原因となっていた。
本願発明は、以上説明した課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、端子金具のばね部に掛かる外力をばね部が弾性変形可能な範囲内に抑えることにより端子金具の「ヘタリ」の発生の抑制が図られたバルブソケットを提供することにある。
前記課題を解決して目的を達成するために、本願の請求項1に係るバルブソケットは、挿入されて回転されたバルブを保持するソケット本体と、このソケット本体の内部に設けられて前記バルブに電気的に接続される端子金具と、を具備し、前記ソケット本体は、長手方向の一端部が開口されたバルブ装着穴と、このバルブ装着穴の奥側から開口側に向けて突出する突起と、を有し、前記端子金具は、前記バルブ装着穴の奥側に固定される固定部と、この固定部から前記開口側に向けて延設され前記長手方向に沿って弾性的に撓むばね部と、前記バルブの接点に電気的に接続する先端部と、を有し、この先端部は、前記バルブの挿入に伴って前記ばね部が撓むことで、前記開口側の第1の位置から前記ばね部が弾性的に復元可能な前記奥側の第2の位置まで押し込まれ、この第2の位置において前記突起の先端に当接され、前記第2の位置が、回転されることにより前記ソケット本体への係合位置に達して前記ソケット本体に保持された前記バルブにより前記バルブ装着穴の奥側に向けて押し込まれた前記先端部の位置であることを特徴とするものである。
この本願請求項1に係るバルブソケットにおいては、バルブの挿入に伴って端子金具のばね部が撓むことで、端子金具の先端部がバルブ装着穴の開口側から奥側に向けて押し込まれる。そして、端子金具の先端部は、端子金具のばね部が弾性的に復元可能な第2の位置において突起の先端に当接される。このため、端子金具のばね部が弾性変形可能な範囲を越えた大きな外力が、バルブから端子金具に加えられるおそれが抑制されている。
また、この本願請求項に係るバルブソケットにおいては、突起の先端に当接される端子金具の先端部の位置が、回転によりソケット本体への係合位置に達してソケット本体に保持されたバルブにより規定されている。すなわち、バルブがソケット本体に保持された状態において、突起がばねを介してバルブに間接的に当接する。そして、この突起の当接力とばねの付勢力とを足し合わせた力が、バルブとソケット本体との係合力と釣り合う。この結果、突起の当接力の分だけばねに作用する付勢力が低減されるので、端子金具のばね部に「ヘタリ」がより発生し難くなっている。
また、本願の請求項に係るバルブソケットは、請求項1に記載のバルブソケットにおいて、前記バルブの回転方向において前記突起と前記ばね部とが互いに重なって設けられていることを特徴とするものである。
この本願請求項に係るバルブソケットにおいては、バルブの回転方向において突起と端子金具のばね部とが互いに重なっている。このため、バルブを回転させてソケット本体に装着する際にバルブの回転に伴って端子金具が一緒に回転しようとしても、突起がばね部に干渉して端子金具の回転を防止できる。
また、本願の請求項に係るバルブソケットは、請求項1または2に記載のバルブソケットにおいて、前記先端部が前記バルブの挿入方向と交差する方向に延びて形成され、前記ばね部は、前記先端部から少なくとも1回折り返された中間部を有し、この中間部には、前記奥側から前記突起が挿通される挿通孔が形成されていることを特徴とするものである。
この本願請求項に係るバルブソケットにおいては、端子金具のばね部の中間部に突起が挿通される構造となっている。このため、端子金具の「ヘタリ」の発生を抑制するための突起を設けるための余分なスペースをバルブ装着穴の内部に確保する必要がない。それとともに、突起がばね部の中間部を挿通する構造により、バルブの回転に伴う端子金具の回転を、その回転の正逆両方向において一本の突起だけで防止することができる。すなわち、端子金具の回転を防止するために、例えば端子金具のばね部をバルブの回転方向の両外側から挟み込むように突起を二本以上設ける必要もない。これにより、一本の突起で端子金具の「ヘタリ」の発生を抑制するとともに端子金具の回転を防止しつつ、ソケット本体の大きさを従来のソケット本体と同等の大きさに抑えることができる。
前述したように、本願請求項1に係る発明によれば、端子金具のばね部が弾性変形可能な範囲を越えた大きな外力が、バルブから端子金具に加えられるおそれが抑制されている。したがって、本願請求項1に係る発明によれば、端子金具のばね部に掛かる外力をばね部が弾性変形可能な範囲内に抑えることにより端子金具の「ヘタリ」の発生の抑制が図られたバルブソケットを提供することができる。
また、本願請求項2に係る発明によれば、端子金具のばね部に「ヘタリ」がより発生し難くなっている。したがって、本願請求項2に係る発明によれば、端子金具の「ヘタリ」の発生の抑制がより図られたバルブソケットを提供することができる。
また、本願請求項3に係る発明によれば、突起がばね部に干渉してバルブの回転に伴う端子金具の回転を防止できる。したがって、本願請求項3に係る発明によれば、端子金具の「ヘタリ」のみならず、バルブと端子金具との接触不良の原因となる端子金具の不要な回転の抑制をも図られたバルブソケットを提供することができる。
また、本願請求項4に係る発明によれば、一本の突起で端子金具の「ヘタリ」の発生を抑制するとともに端子金具の回転を防止しつつ、ソケット本体の大きさを従来のソケット本体と同等の大きさに抑えることができる。したがって、本願請求項4に係る発明によれば、端子金具の「ヘタリ」や回転を抑制若しくは防止することができる構造を有するとともに、コンパクト化若しくは省スペース化が図られたバルブソケットを提供することができる。
一つの実施の形態に係るバルブソケットをソケット本体の長手方向に沿って示す断面図である。 図1に示すバルブソケットのソケット本体の突起付近を断面にして示す斜視図である。 一つの実施の形態に係るバルブソケットの端子金具を示す斜視図である。 一つの実施の形態に係るバルブソケットへのバルブの取り付け工程をソケット本体の長手方向に沿って示す断面図である。 一つの実施の形態に係るバルブソケットへのバルブの取り付け工程をソケット本体の長手方向に沿って断面にして示す斜視図である。 図5に示す取り付け工程によりソケット本体に取り付けられたバルブと端子金具との接触状態を拡大して示す側面図である。
以下、本願発明の一つの実施の形態に係るバルブソケット、及びこのバルブソケットを備えた照明装置について、図1〜図6を参照して説明する。先ず、図1〜図3を参照しつつ、本願発明の一実施形態に係るバルブソケットの構成及び構造について説明する。
[バルブソケットの構成及び構造]
図1に示すように、バルブソケット1は、ソケット本体2と端子金具3とを具備している。ソケット本体2は、図1及び図2に示すように、バルブ装着穴4と突起5とを有している。ソケット本体2は、その長手方向の一端部及び他端部がそれぞれ開口されている。バルブ装着穴4は、ソケット本体2の長手方向に沿って一端部側の開口部2aから他端部側の開口部2bに向けて延ばされて、ソケット本体2の内部に形成されている。後に図4及び図5を参照して説明するように、バルブ6は、一端開口部2aを通してバルブ装着穴4の内部に装着されることにより、ソケット本体2に保持される。ソケット本体2のうち、バルブ装着穴4が形成されている筒部がバルブ装着部2cとなる。バルブ装着部2cは、その内周壁がバルブ装着穴4の形状に応じて略円筒形状に形成されている。以下の説明において、バルブ装着穴4の奥側若しくは奥部4aとは、ソケット本体2の長手方向の中間部に設けられたバルブ装着部2cの底壁若しくは奥壁9付近を指すものとする。
バルブ装着部2cの内周壁には、バルブ6をバルブ装着部2cに保持させるための一対の係合溝2eが形成されている。バルブ6は、ソケット本体2を一端開口部2a側から正面視した場合、バルブ装着穴4の内部に挿入して順時計回りに回転させることにより、ソケット本体2に装着される。したがって、各係合溝2eは、いわゆるL字形状に形成されている。具体的には、各係合溝2eは、バルブ挿入用係合溝2f及びバルブ回転用係合溝2gから構成されている。バルブ挿入用係合溝2fは、バルブ装着穴4の長手方向に沿って一端開口部2aからバルブ装着穴4の長手方向の中間部まで延ばされて形成されている。バルブ回転用係合溝2gは、バルブ装着穴4の長手方向の中間部において、バルブ挿入用係合溝2fから連続してバルブ装着部2cの内周壁の周方向に沿って順時計回りに向けて略直角に折り曲げられて形成されている。
また、バルブ装着部2cの外周壁には、その長手方向中間部から径方向外側に向けて全周に亘って張り出してフランジ2hが形成されている。ソケット本体2は、このフランジ2hを図示しない取り付け側の車体や壁等に当接させることにより、位置決めされて固定される。
また、図1及び図2に示すように、ソケット本体2の他端部側には、図示しないコネクタが装着されるコネクタ装着穴7が形成されている。このコネクタ装着穴7は、ソケット本体2の長手方向に沿って他端部側の開口部2bから一端部側の開口部2aに向けて延ばされて、ソケット本体2の内部に形成されている。コネクタ装着穴7とバルブ装着穴4とは、ソケット本体2の長手方向の中間部に設けられたバルブ装着部2cの底壁9を介して仕切られている。そして、ソケット本体2のうち、コネクタ装着穴7が形成されている筒部がコネクタ装着部2dとなる。図示を伴う具体的且つ詳細な説明は省略するが、このコネクタ装着穴7には、後述する端子金具3に電気的に接続される配線を内蔵するコネクタが、他端開口部2bを通して挿入される。コネクタをコネクタ装着穴7に挿入してソケット本体2に装着することにより、端子金具3と配線とが電気的に接続される。ひいては、ソケット本体2に装着されたバルブ6が、端子金具3及び配線を介して外部電源と電気的に接続される。
また、図1及び図2に示すように、ソケット本体2の内部には突起5が設けられている。具体的には、突起5は、バルブ装着部2cの底壁9において、バルブ装着穴4の中心軸から径方向外側にずらされた位置に設けられている。それとともに、このバルブ装着部2cの底壁9には、バルブ装着穴4の略中心軸上に後述する端子金具3が取り付けられる。突起5は、ソケット本体2の長手方向、すなわちバルブ装着穴4の長手方向若しくは中心軸方向に沿って、バルブ装着穴4の奥部4a側から一端開口部2a側に向けて突出して形成されている。より具体的には、突起5は、その中央部5aが両側部5bよりもさらに一端開口部2a側に向けて突出した、いわゆる凸字形状若しくはT字形状に形成されている。
後述するように、突起5の中央部5aは、その先端5cの位置が、ソケット本体2への係合位置に達したバルブ6により押し込まれた端子金具3の先端部3cに、バルブ6とは反対側から当接する位置に設定されている。また、突起5の中央部5aは、端子金具3がソケット本体2に取り付けられた状態において、端子金具3のばね部3bの中間部3fに形成された、後述する挿通孔3hに挿通される大きさ及び形状に形成されている。それとともに、突起5の中央部5aは、挿通孔3hに挿通された状態において、端子金具3が後述するバルブ6と共に回転しないように、ばね部3bの中間部3fと互いに係合し合う大きさ及び形状に形成されている。本実施形態においては、突起5の中央部5aは、その先端5cの正面視における形状が略矩形状をなした略直方体形状に形成されている。なお、突起5の中央部5aは、いわゆるボスである。
これに対して、突起5の両側部5bは、その端面5dの位置が、ソケット本体2への係合位置に達したバルブ6により押し込まれた端子金具3の中間部3fに、バルブ6とは反対側から当接する位置に設定されている。本実施形態においては、突起5の両側部5bの端面5dは、折り曲げられて形成された端子金具3のばね部3bの姿勢に合わせて、突起5の突出方向に対して斜めに傾斜を付けられて形成されている。これにより、突起5の両側部5bと端子金具3のばね部3bの中間部3fとは、互いに面と面で当接し合うことができる。突起5の両側部5bは、突起5の先端部としての中央部5aに対して、突起5の基端部となっている。
また、図1に示すように、ソケット本体2の内部には、バルブ6に電気的に接続される端子金具3が設けられている。この端子金具3は、図3に示すように、主に固定部3a、ばね部3b、及び先端部3cから構成されている。固定部3aは、一方向に沿って延ばされて形成されている。固定部3aは、その長手方向をバルブ装着穴4の長手方向に沿わされた姿勢でバルブ装着部2cの内部に一端開口部2a側から挿入されて底壁9に固定される。この際、固定部3aは、バルブ装着部2cの底壁9において前述した突起5に隣接して、バルブ装着穴4の略中心軸上に取り付けられる。これにより、端子金具3は、バルブ6の挿入方向上に位置してソケット本体2の内部に固定される。
また、図1及び図3に示すように、固定部3aからは、ばね部3bとは反対側に向けて延ばされて接続端子3iが形成されている。本実施形態においては、接続端子3iは、いわゆる雄型の接続端子として形成されている。端子金具3がバルブ装着部2cの底壁9に取り付けられた状態においては、接続端子3iは、底壁9を貫通して、他端開口部2b側に向けてコネクタ装着穴7の内部に突出している。接続端子3iは、前述した図示しないコネクタに内蔵された配線の雌型端子と接合する。これにより、ソケット本体2に装着されたバルブ6は、端子金具3及び配線を介して外部電源と電気的に接続される。
端子金具3のばね部3bは、図1に示すように、固定部3aからバルブ装着穴4の一端開口部2a側に向けて延設されている。ばね部3bは、図1及び図3に示すように、後述する先端部3c及びベース部3dと合わせて、それらの一方向からの側面視における形状を、いわゆるS字形状に形成されている。そして、ばね部3bは、固定部3aから連続して延ばされた略平板形状のベース部3dを介して固定部3aに接続されている。
ベース部3dは、図3に示すように、固定部3aの長手方向に対して直交する方向に向けて折り曲げられている。したがって、ベース部3dは、図1に示すように、端子金具3がソケット本体2に取り付けられた状態において、バルブ装着穴4の中心軸方向に対して直交する方向、すなわちバルブ装着穴4の径方向に沿って延びている。また、この状態において、ベース部3dの固定部3a側の側面は、バルブ装着部2cの底壁9に当接している。このため、端子金具3の先端部3c及びばね部3bがバルブ6によりバルブ装着部2cの底壁9に向けて押し込まれても、ベース部3dは殆ど変形や変位をしない。そして、ベース部3dは、バルブ装着部2cの底壁9と共に、バルブ6によって弾性圧縮されることによりばね部3bに蓄えられる反発力を殆ど損失せずに受け止めることができる。
ばね部3bは、図1及び図3に示すように、固定部3aの長手方向、ひいては端子金具3全体の長手方向と交差する方向に向けて先端部3cから2回折り返されて形成されている。ばね部3bは、図1に示すように、端子金具3がソケット本体2に取り付けられた状態において、バルブ装着穴4の長手方向、すなわちバルブ6の挿入方向に対して交差する姿勢で配置される。そして、ばね部3bは、先端部3c側からベース部3d側に向けて順番に、第1の折り返し部3e、中間部3f、及び第2の折り返し部3g、の3つの部位から構成されている。
第1の折り返し部3eは、図1及び図3に示すように、端子金具3の先端部3cから円弧形状を描くように滑らかに湾曲されて形成されている。同様に、第2の折り返し部3gは、端子金具3のベース部3dから円弧形状を描くように滑らかに湾曲されて形成されている。これら第1の折り返し部3eと第2の折り返し部3gとは、互いに反対方向に向けて折り返されている。また、これら第1及び第2の各折り返し部3e,3gは、共に略同じ曲率で湾曲されている。これにより、第1及び第2の各折り返し部3e,3gは、バルブ6から受ける弾性圧縮力を互いに略均等に受け止めて弾性変形することができる。
具体的には、端子金具3がバルブ6によりバルブ装着部2cの底壁9側に向けて押し込まれる際には、第1及び第2の各折り返し部3e,3gがそれらの曲率が大きくなる方向に向けて弾性的に撓む。これに対して、バルブ6をバルブ装着穴4から抜く際には、第1及び第2の各折り返し部3e,3gはそれらの曲率が小さくなる方向に向けて弾性的に復元する。これにより、ばね部3bは、バルブ6の挿入方向に沿って弾性的に撓むことができる。なお、第1及び第2の各折り返し部3e,3gは、それぞれ第1の撓み部及び第2の撓み部とも称される。
中間部3fは、図1及び図3に示すように、一方向に沿って延ばされた長尺の略平板形状に形成されている。また、中間部3fは、第1及び第2の各撓み部3e,3gに滑らかに連続して端子金具3の長手方向を斜めに略直線的に横切る姿勢に形成されている。中間部3fは、端子金具3がソケット本体2に取り付けられた状態において、バルブ装着穴4の長手方向、すなわちバルブ6の挿入方向を斜めに略直線的に横切る姿勢で配置される。具体的には、図1に示すように、中間部3fは、その長手方向の中央部がバルブ装着穴4の中心軸上に位置するとともに、この中心軸を斜めに略直線的に横切る姿勢に形成されている。そして、中間部3fは、第1の撓み部3eと第2の撓み部3gとが、バルブ装着穴4の中心軸を対称中心としてバルブ装着穴4の径方向において互いに対称な位置に配置される長さを有している。
また、中間部3fは、前述した第1及び第2の各撓み部3e,3gとは異なり、バルブ装着穴4へのバルブ6の挿脱作業に伴って第1及び第2の各撓み部3e,3gが弾性変形しても、中間部3f自体は殆ど変形しない。第1及び第2の各撓み部3e,3gの弾性変形に伴って、中間部3fは、そのバルブ装着穴4の中心軸に対する傾きの角度を変化させる。これにより、中間部3fは、第1及び第2の各撓み部3e,3gの弾性変形に円滑に追従する。具体的には、端子金具3がバルブ6によりバルブ装着部2cの底壁9側に向けて押し込まれる際には、バルブ装着穴4の中心軸に対する中間部3fの傾きの角度が大きくなる。これに対して、バルブ6をバルブ装着穴4から抜く際には、バルブ装着穴4の中心軸に対する中間部3fの傾きの角度が小さくなる。このような構造により、ばね部3bは、バルブ6の挿入方向に沿って弾性的に変形して伸縮することができる。
さらに、図1に示すように、中間部3fは、その第1の撓み部3e側の端部に前述した突起5の中央部5aが挿通する位置まで、第2の撓み部3gから延ばされて形成されている。そして、本実施形態においては、図1及び図3に示すように、中間部3fの第1の撓み部3e側の端部には、これをその厚み方向に貫通して1個の孔3hが形成されている。この孔3hは、バルブ装着穴4の奥部4a側から一端開口部2a側に向けて突起5が挿通される挿通孔となる。挿通孔3hは、中間部3fと突起5とが互いに干渉し合うことなく、挿通孔3hの内側に突起5が円滑に挿通できるように、突起5の外形に応じた矩形状に形成されている。そして、挿通孔3hの内側に突起5が挿通された状態においては、突起5とばね部3bとが後述するバルブ6の回転方向において互いに重なった状態となる。また、挿通孔3hは、先端部3cの第1の撓み部3e側の端部に対向する位置に形成されている。これにより、挿通孔3hに挿通された突起5の中央部5aの先端5cが、バルブ6とは反対側から先端部3cの第1の撓み部3e側の端部に当接することができる。
先端部3cは、図1及び図3に示すように、前述した中間部3fと同様に、一方向に沿って延ばされた長尺の略平板形状に形成されている。それとともに、先端部3cは、第1の撓み部3eに滑らかに連続してベース部3dと略平行に、且つ、略同じ方向に沿って延びる姿勢に形成されている。したがって、先端部3cは、図1に示すように、端子金具3がソケット本体2に取り付けられた状態において、バルブ装着穴4の長手方向、すなわちバルブ6の挿入方向に対して略垂直に交差する姿勢で配置される。本実施形態においては、先端部3cは、バルブ装着穴4の中心軸に略直交してバルブ装着穴4の径方向に沿って延ばされるとともに、一部がバルブ装着穴4の中心軸上に位置する姿勢に形成されている。このような構造により、先端部3cは、後述するように、バルブ装着穴4の略中心軸上を移動するバルブ6の導通部としての接点6cに電気的に接続することができる。
[バルブの取り付け方法及び照明装置]
次に、図4〜図6を参照しつつ、本実施形態に係るバルブソケット1へのバルブ6の取り付け方法、並びにこれらバルブソケット1及びバルブ6から成る照明装置8について説明する。
先ず、図4(a)に示すように、バルブ6の口金6aをバルブ装着部2cの一端開口部2aを通してバルブ装着穴4の内部に挿入する。この際、バルブ6の口金6aの外周面上に設けられた図示しない2個の係合突起を、バルブ装着部2cの内周壁に形成された各係合溝2e内に進入させてバルブ装着穴4の奥部4aに向けて案内させる。なお、図4(a)に示すように、バルブ6と端子金具3とが接触していない状態では、端子金具3のばね部3bにはバルブ6からの負荷が全く掛かっていない。したがって、この状態において、端子金具3のばね部3bは、自然長を保持している。そして、この状態におけるベース部3dを基準位置とした先端部3cの位置を、先端部3cの第1の位置と称することとする。
なお、バルブ6と端子金具3との電気的な接続をとるためのバルブ6の接点6cは、バルブ6の口金6aの端面6bの中央部に設けられている。このため、バルブ6をバルブ装着穴4に挿入する工程において、バルブ6の接点6cはバルブ装着穴4の略中心軸上をバルブ装着穴4の長手方向に沿って移動する。また、バルブ6をバルブ装着部2cに係合させて保持させるためにバルブを時計回りに回転させる際も、バルブ6の接点6cはバルブ装着穴4の略中心軸上に位置し続ける。
続けて、バルブ6の口金6aをバルブ装着穴4の奥部4aに向けて挿入していく。すると、前述したバルブ6の接点6c及び端子金具3の先端部3cの構造により、挿入の途中でバルブ6の口金6aの端面6b上に設けられた接点6cが端子金具3の先端部3cに当接する。この後、バルブ6の各係合突起が各係合溝2eの奥行き方向の行き止まりに達するまで、バルブ6の口金6aをバルブ装着穴4の奥部4a側に向けて挿入する。この際、端子金具3のばね部3bは、バルブ6の挿入に伴って撓んで弾性圧縮される。また、前述した端子金具3の構造により、端子金具3の先端部3cはベース部3dに対して略平行な姿勢を保持したまま、バルブ装着穴4の長手方向に沿ってバルブ装着穴4の奥部4a側に向けて移動若しくは変位する。これにより、バルブ6の接点6cと端子金具3の先端部3cとは、電気的に適正な接続状態を維持することができる。バルブ6の各係合突起が各係合溝2eの奥行き方向の行き止まりに達すると、バルブ6の挿入工程は終了となる。
次に、図5中白抜き矢印で示すように、バルブ6の各係合突起が各係合溝2eのバルブ装着部2cの周方向の行き止まりに達するまで、バルブ6を時計回りに回転させる。そして、バルブ6の各係合突起が各係合溝2eのバルブ装着部2cの周方向の行き止まりに達すると、バルブ6の回転工程は終了となる。この状態において、バルブ6はソケット本体2に係合及び嵌合されて保持される。また、この状態において、端子金具3の先端部3cは、最終的に、図4(b)に示すように、前述した第1の位置から、ばね部3bが弾性的に復元可能なバルブ装着穴4の奥部4a側の第2の位置まで押し込まれている。すなわち、バルブ6がソケット本体2への係合位置に達してソケット本体2に保持された状態において、バルブ装着穴4の奥部4a側に向けて押し込まれた先端部3cの位置が、先端部3cの第2の位置となる。
これまでの工程により、バルブソケット1と、バルブソケット1に装着されたバルブ6と、から構成される照明装置8が組み立てられる。照明装置8は、図示しない取り付け側の車体や壁等に形成された取り付け穴にコネクタ装着部2dを挿し込んでフランジ2hを車体や壁等に固定することにより、取り付けが完了する。また、コネクタをコネクタ装着穴7に挿入してソケット本体2に装着することにより、端子金具3と配線とを電気的に接続する。これにより、ソケット本体2に装着されたバルブ6が端子金具3及び配線を介して外部電源と電気的に接続されて、照明装置8がその機能を発揮することができる。なお、バルブ6としては、例えばハロゲン球、白熱電球、蛍光管電球、或いはLED電球等をもちいることができる。また、バルブソケット1は、ランプソケットとも称される。
図6は、バルブ6がソケット本体2への係合位置に達して、端子金具3の先端部3cが第2の位置に達した状態における端子金具3の付近を拡大して示す側面図である。前述した端子金具3の構造により、端子金具3のばね部3bは、第1及び第2の各撓み部3e,3gが共に略均等に撓んで弾性変形している。これにより、端子金具3のばね部3bは、バルブ装着穴4の長手方向に沿って安定して、且つ、円滑に撓むことができる。ひいては、端子金具3の先端部3cは、ベース部3dに対して略平行な姿勢を維持することができる。したがって、バルブ6の接点6cと端子金具3の先端部3cとは、電気的に適正な接続状態を維持することができる。
また、端子金具3の先端部3cの第1の撓み部3e側の端部には、挿通孔3hに挿通された突起5の中央部5aの先端5cがバルブ6とは反対側から当接している。それとともに、端子金具3の中間部3fの第1の撓み部3e側の端部には、バルブ装着穴4の奥部4a側から突起5の両側部5bの端面5dが面で当接している。そして、これら突起5の中央部5a及び両側部5bが端子金具3の先端部3c及び中間部3fに当接する位置は、端子金具3のばね部3bが弾性的に復元可能な第2の位置である。このような構造によれば、端子金具3のばね部3bが弾性変形可能な範囲を越えた大きな外力が、バルブ6から端子金具3に加えられるおそれは殆どない。したがって、端子金具3の先端部3c及び中間部3fが、第2の位置からバルブ装着穴4のさらに奥部4a側に向けて過大変形したり、あるいは過大変位したりするおそれは殆どない。すなわち、端子金具3のばね部3bが、バルブ6によって弾性変形可能な範囲を大きく越えて撓まされることによる、弾性的に復元不可能な塑性変形を起こすおそれは殆どない。
また、本実施形態においては、前述したように、バルブ6をソケット本体2に回転させて嵌合させる際に、端子金具3はバルブ6によりバルブ装着穴4の奥部4a側に向けて常に押圧されている。このため、バルブ6を回転させると、バルブ6の接点6cと端子金具3の先端部3cとの間に生じる摩擦力により、端子金具3はバルブ6と共に回転しようとする。しかし、本実施形態においては、前述したように、突起5の中央部5aは、バルブ装着穴4の中心軸上からずれた位置において端子金具3のばね部3bの中間部3fに形成された挿通孔3hに挿通されている。すなわち、突起5の中央部5aと端子金具3のばね部3bとは、バルブ6の回転方向において互いに重なって設けられている。それとともに、中央部5aと挿通孔3hとは共に、それらの正面視における形状が矩形状に形成されており、互いに係合し合っている。これにより、本実施形態のバルブソケット1においては、バルブ6が回転しても、これに伴って端子金具3が回転して倒れたり、あるいはバルブ6の回転方向に変形したりするおそれは殆ど無い。
以上説明したように、本実施形態に係るバルブソケット1によれば、端子金具3のばね部3bに掛かる外力若しくは負荷を、ばね部3bが弾性変形可能な範囲内に抑えることができる。これにより、端子金具3に、いわゆる「ヘタリ」が発生するおそれを良好に抑制若しくは低減することができる。
また、本実施形態に係るバルブソケット1においては、前述したように、突起5の中央部5aの先端5cに当接される端子金具3の先端部3cの位置が、ソケット本体2に保持されたバルブ6により規定されている。このような構造によれば、バルブ6がソケット本体2に保持された状態において、実質的に中央部5aが端子金具3のばね部3bを介してバルブ6に間接的に当接することとなる。そして、この中央部5aの当接力とばね部3bの付勢力とを足し合わせた力が、バルブ6とソケット本体2との係合力と釣り合うこととなる。すなわち、本実施形態に係るバルブソケット1によれば、突起5が設けられていない従来のバルブソケットに比べて、中央部5aの当接力の分だけばね部3bに作用する付勢力が低減されている。このため、本実施形態に係るバルブソケット1においては、端子金具3のばね部3bに、いわゆる「ヘタリ」がより発生し難くなっている。
また、本実施形態に係るバルブソケット1においては、前述したように、突起5の中央部5aの先端5cがバルブ6とは反対側から端子金具3の先端部3cに当接する。これにより、先端部3cがバルブ6によりバルブ装着穴4の奥部4a側に向けて過度に押し込まれようとしても、先端部3cの変位位置は前述した第2の位置に規制される。この結果、先端部3cに対してバルブ6から過大な負荷が加えられた場合でも、先端部3cが前述した第1の位置から第2の位置まで変位するのに要する押圧力を越える大きさの過大な負荷が、そのままの大きさで端子金具3の第1の撓み部3eに加えられるおそれが殆どない。同様に、突起5の両側部5bの端面5dがバルブ装着穴4の奥部4a側から端子金具3の中間部3fに当接する。特に、突起5の両側部5bは、中間部3fに面で当接する。この結果、前述したような先端部3cに対する過大な負荷がそのままの大きさで端子金具3の第2の撓み部3gに加えられるおそれは、第1の撓み部3eに比べてさらに低減されている。すなわち、バルブソケット1は、ばね部3bに過大な負荷が加えられるおそれを2段構え(2段階)で抑制若しくは防止する構造を有している。これにより、本実施形態に係るバルブソケット1においては、端子金具3のばね部3bに「ヘタリ」が発生するおそれが極めて低く抑えられている。
また、本実施形態に係るバルブソケット1においては、前述したように、突起5の中央部5aがばね部3bに干渉して端子金具3の回転を防止できる。したがって、本実施形態に係るバルブソケット1によれば、端子金具3の「ヘタリ」のみならず、バルブ6と端子金具3との接触不良の原因となる端子金具3の不要な回転や変形をも良好に抑制することができる。すなわち、本実施形態に係るバルブソケット1によれば、バルブ6と端子金具3との電気的な接触の信頼性を高い水準で確保することができる。
また、本実施形態に係るバルブソケット1においては、前述したように、端子金具3のばね部3bの中間部3fに突起5の中央部5aが挿通される構造となっている。このため、端子金具3の「ヘタリ」の発生を抑制するための中央部5aを設けるための余分なスペースをバルブ装着穴4の内部に改めて確保する必要がない。それとともに、中央部5aがばね部3bの中間部3fを挿通する構造により、バルブ6の回転に伴う端子金具3の回転や変形を、その回転の正逆両方向において一本の中央部5aだけで防止することができる。すなわち、端子金具3の回転や変形を防止するために、例えば端子金具3のばね部3bをバルブ6の回転方向の両外側から挟み込むように中央部5aを二本以上設ける必要もない。これにより、一本の中央部5aで端子金具3の「ヘタリ」の発生を抑制するとともに端子金具3の回転や変形を防止しつつ、ソケット本体2の大きさを従来のソケット本体と同等の大きさに抑えることができる。したがって、本実施形態に係るバルブソケット1によれば、端子金具3の「ヘタリ」や回転等を抑制若しくは防止しつつ、コンパクト化若しくは省スペース化を図ることができる。
さらに、本実施形態に係る照明装置8においては、前述した構造から成るバルブソケット1を備えている。このため、端子金具3とバルブ6との接触不良による照明不良の発生が良好に抑制されている。
なお、本願発明に係るバルブソケットは、前述した一実施形態には制約されない。本願発明の要旨を逸脱しない範囲内であれば、その構成や構造、形状、あるいは設定等々を種々様々に変更したり、あるいは組み合わせたりして実施して構わない。したがって、そのような変更や組み合わせを以ってしてもなお、本願発明の構成を実質的に具備する限り、それら変更や組み合わせは本願発明の技術的範囲に含まれる。
例えば、突起5の中央部5aが端子金具3の先端部3cに当接する位置は、前述した第2の位置には限定されない。すなわち、第2の位置は、バルブ6がソケット本体2への係合位置に達してソケット本体2に保持された状態における端子金具3の先端部3cの位置には限定されない。第2の位置は、端子金具3のばね部3bが弾性的に復元できる範囲内であって、かつ、バルブ6と端子金具3との電気的な接続を適正な状態に保持できる位置であれば、任意の位置に設定して構わない。
また、突起5の構造は、必ずしも前述したように中央部5aがその両側部5bよりもバルブ6側に向けて突出した、いわゆる凸形状に形成される必要はない。本実施形態とは反対に、中央部5aがその両側部5bよりも奥部4a側に向けて凹んだ、いわゆる凹形状に形成されても構わない。この場合、突起5の中央部5aが端子金具3のばね部3bの中間部3fに当接するとともに、両側部5bの先端面5dの少なくとも一方が端子金具3の先端部3cに当接する構造とすればよい。また、この場合、バルブ6の回転に伴って端子金具3が回転したり変形したりしないように、端子金具のばね部3bの中間部3fをその幅方向の両外側から突起5の両側部5bで挟み込む構造とすればよい。
また、ばね部3bは、端子金具3の先端部3cから必ずしも2回折り返されて形成される必要はない。ばね部3bは、端子金具3の先端部3cから少なくとも1回折り返されて形成されていればよい。この場合、第1及び第2の各撓み部3e,3gのうち、先端部3cから連続する第1の撓み部3eが残されることとなる。
本願発明に係るバルブソケットは、バルブの挿入に伴って端子金具のばね部が撓むことで、端子金具の先端部がバルブ装着穴の開口側から奥側に向けて押し込まれる。そして、端子金具の先端部は、端子金具のばね部が弾性的に復元可能な第2の位置において突起の先端に当接される。このため、端子金具のばね部が弾性変形可能な範囲を越えた大きな外力が、バルブから端子金具に加えられるおそれが抑制されている。したがって、本願発明に係るバルブソケットによれば、端子金具のばね部に掛かる外力を、ばね部が弾性変形可能な範囲内に抑えることにより、端子金具の「ヘタリ」の発生を抑制することに利用することができる。
1 バルブソケット
2 ソケット本体
2a バルブ装着穴の開口部(ソケット本体の一端部側の開口部)
2b コネクタ装着穴の開口部(ソケット本体の他端部側の開口部)
2c バルブ装着部
2d コネクタ装着部
2e 係合溝
2f バルブ挿入用係合溝
2g バルブ回転用係合溝
2h フランジ
3 端子金具
3a 固定部
3b ばね部
3c 先端部
3d ベース部
3e 第1の撓み部(端子金具の第1の折り返し部)
3f 中間部
3g 第2の撓み部(端子金具の第2の折り返し部)
3h 挿通孔
3i 接続端子
4 バルブ装着穴
4a バルブ装着穴の奥部(バルブ装着穴の奥側)
5 突起
5a 突起の中央部
5b 突起の両側部
5c 突起の中央部の先端(突起の先端)
5d 突起の両側部の端面
6 バルブ
6a バルブの口金
6b バルブの口金の端面
6c バルブの接点
7 コネクタ装着穴
8 照明装置
9 バルブ装着部の底壁(バルブ装着部の奥壁)

Claims (3)

  1. 挿入されて回転されたバルブを保持するソケット本体と、
    このソケット本体の内部に設けられて前記バルブに電気的に接続される端子金具と、を具備し、
    前記ソケット本体は、長手方向の一端部が開口されたバルブ装着穴と、このバルブ装着穴の奥側から開口側に向けて突出する突起と、を有し、
    前記端子金具は、前記バルブ装着穴の奥側に固定される固定部と、この固定部から前記開口側に向けて延設され前記長手方向に沿って弾性的に撓むばね部と、前記バルブの接点に電気的に接続する先端部と、を有し、
    この先端部は、前記バルブの挿入に伴って前記ばね部が撓むことで、前記開口側の第1の位置から前記ばね部が弾性的に復元可能な前記奥側の第2の位置まで押し込まれ、この第2の位置において前記突起の先端に当接され
    前記第2の位置が、回転されることにより前記ソケット本体への係合位置に達して前記ソケット本体に保持された前記バルブにより前記バルブ装着穴の奥側に向けて押し込まれた前記先端部の位置であることを特徴とするバルブソケット。
  2. 前記バルブの回転方向において前記突起と前記ばね部とが互いに重なって設けられていることを特徴とする請求項1に記載のバルブソケット。
  3. 前記先端部が前記バルブの挿入方向と交差する方向に延びて形成され、前記ばね部は、前記先端部から少なくとも1回折り返された中間部を有し、この中間部には、前記奥側から前記突起が挿通される挿通孔が形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のバルブソケット。
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