JP2010113962A - ソケット端子 - Google Patents

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Abstract

【課題】ソケット端子の筒部の外周に嵌着される外ばねリングが過度に撓むことを防止する。
【解決手段】ソケット端子10であって、相手側のピン端子11と嵌合可能な筒部16を備えており、筒部16は、基部17と、複数のフィンガ18とからなる。筒部16のうちフィンガ18が形成された領域の外周には、フィンガ18を筒部16の径方向内方に縮径するように付勢する外ばねリング13が嵌着されている。外ばねリング13は、金属製の板状部材がその端縁同士を突き合わせるように断面略C字状に曲げられることで形成されたものである。外ばねリング13の両端縁42が筒部16の径方向外方に向かって折り曲げられて突出しており、その突出した部分がキャビティ36の内壁39に形成された溝部46に嵌り込んでいる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ソケット端子に関する。
従来、樹脂製のハウジングに形成されたキャビティ内に収容されるソケット端子として、特許文献1に記載のものが知られている。このソケット端子は、相手側のピン端子が挿入される筒部を備える。筒部は、基部と、基部から筒部の軸方向に延びて、且つ筒部の径方向に弾性撓み可能な複数のフィンガとを備える。筒部の外周には外ばねリングが嵌着される。この外ばねリングは、筒部の外周に嵌着されることで筒部を縮径方向に付勢するようになっている。 なお、この外ばねリングとしては、金属製の板状部材がその端縁同士を突き合わせるようにして断面略C字状に曲げられたものが一般に使用される。
外ばねリングの内径は、筒部のうち外ばねリングが嵌着される領域の外径よりも小さく設定されている。このため、外ばねリングを筒部に外嵌すると、外ばねリングの弾発力により筒部は縮径する。この縮径した筒部内に、縮径した状態の筒部の内径よりも若干大きな外形を有するピン端子を挿入する。すると、筒部はピン端子に押圧されて拡開変形する。この結果、外ばねリングの弾発力により、筒部には縮径方向の力が加えられるので、筒部の内周面がピン端子の外周面に押圧され、筒部とピン端子との間の電気的な接続を行うことができる。
特開平10−270110号公報
上記した従来のソケット端子では、例えば筒部にピン端子が深く挿入されたときなどに、当該筒部の外周に嵌着されている外ばねリングが拡開方向に過度に大きく撓んでしまうことがあった。この場合、外ばねリングの内径が初期の内径よりも大きく広がってしまうために、当該外ばねリングが筒部の外周を押圧する力が弱まってしまう。その結果、筒部とピン端子との間の電気的な接続を安定的に行うことが困難になってしまうという問題があった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、ソケット端子の筒部の外周に嵌着される外ばねリングが過度に撓むことを防止することを目的とする。
本発明は、樹脂製のハウジングに形成されたキャビティ内に収容されるソケット端子であって、相手側のピン端子と嵌合可能な筒部を備えており、前記筒部は、基部と、前記基部から前記筒部の軸方向に延びると共に前記筒部の周方向に間隔を空けて並んで設けられてなり、且つ前記筒部の径方向に弾性撓み可能な複数のフィンガとからなり、前記筒部のうち前記フィンガが形成された領域の外周には、前記フィンガを前記筒部の径方向内方に縮径するように付勢する外ばねリングが嵌着されており、前記外ばねリングは、金属製の板状部材がその端縁同士を突き合わせるように断面略C字状に曲げられることで形成されたものであり、前記外ばねリングの両端縁が前記筒部の径方向外方に向かって折り曲げられて突出しており、その突出した部分が前記キャビティの内壁に形成された溝部に嵌り込んでいることを特徴とする。
本発明によれば、外ばねリングの両端縁が筒部の径方向外方に向かって折り曲げられて突出しており、その突出した部分がキャビティの内壁に形成された溝部に嵌り込んでいる。したがって、外ばねリングの拡開変形が溝部によって規制されるために、筒部にピン端子が深く挿入された場合であっても、外ばねリングが拡開方向に過度に大きく撓んでしまうことを防止することが可能である。
本発明の実施態様として、以下の構成が好ましい。
前記外ばねリングには、前記外ばねリングが前記筒部の軸線回りに回動することを規制する回動規制手段が設けられている。
上記の構成によれば、外ばねリングが筒部の軸線回りに回動することを防止することが可能である。この結果、ピン端子と筒部との相対的な回動をも防止することが可能となり、ピン端子と筒部との間の電気的な接続を安定的に行うことが可能となる。
前記外ばねリングの内周面には、前記フィンガの外周面に対して点接触する半球状の接点部が形成されている。
上記の構成によれば、外ばねリングの内周面とフィンガの外周面との接触圧力が一定に維持される。したがって、外ばねリングがフィンガの外周面を一定の圧力で押圧することができるようになるために、ピン端子と筒部との間の電気的な接続を安定的に行うことが可能となる。
前記接点部は、前記複数のフィンガのそれぞれに点接触することのできる位置に1つずつ形成されている。
上記の構成によれば、外ばねリングの内周面と各フィンガの外周面との接触圧力が一定に維持される。したがって、外ばねリングが各フィンガの外周面を一定の圧力で押圧することができるようになるために、ピン端子と筒部との間の電気的な接続をより安定的に行うことが可能となる。
本発明によれば、ソケット端子の筒部の外周に嵌着される外ばねリングが過度に撓むことを防止することができる。
本発明をソケット端子10に適用した一実施形態を図1ないし図10を参照して説明する。本実施形態のソケット端子10は、相手側のピン端子11と嵌合可能となっている(図7参照)。詳細には図示しないが、ピン端子11とソケット端子10とは、図2における左右方向から嵌合可能となっている。
図7に示すように、ピン端子11の断面形状は円形状をなしている。ピン端子11は、図示しない電線、又は図示しない機器に接続されている。
図1、図2に示すように、ソケット端子10は、端子本体12と、この端子本体12に装着される外ばねリング13とからなる。
端子本体12は、金属製の板状部材、例えば、銅合金製の板状部材を所定形状にプレス成形したものである。端子本体12の表面には、銀、錫等のメッキが施されている。
端子本体12は、図示しない電線の芯線(図示せず)をかしめつけるオープン形式のバレル部14と、このバレル部14から、ピン端子11との嵌合方向前方(図2における左方)に延びる連結部15と、この連結部15から、ピン端子11との嵌合方向前方に延びる筒部16とを備える。バレル部14と、筒部16とは、段違い状の連結部15によって連結されている。これにより、筒部16は、バレル部14に対して図2における下方にオフセットされた位置に配されている。
筒部16は、全体として円筒形状をなしている。筒部16の軸線は、ピン端子11との嵌合方向に延びている。筒部16は、筒部16のうちピン端子11との嵌合方向後側(図2における右側)に設けられて上述の連結部15と連なる基部17と、この基部17からピン端子11との嵌合方向前方(筒部16の軸線方向)に延びると共に、筒部16の周方向に間隔を空けて並んで設けられる複数(本実施形態では3つ)のフィンガ18とからなる。
基部17は、金属製の板状部材の端縁同士を付き合わせるように曲げ加工することで、円筒形状に形成されている。各フィンガ18は、基部17から筒部16の軸線方向に片持ち状に延びて設けられており、筒部16の径方向に弾性撓み変形可能になっている。
フィンガ18は、基部17からピン端子11との嵌合方向前方に延びて設けられてなり、且つ筒部16の径方向に対して縮径方向に傾斜するテーパ部19と、このテーパ部19からピン端子11との嵌合方向前方に延びて設けられてなり、外ばねリング13がその外周に嵌着される嵌着部20とを備える。この嵌着部20は、筒部16のうちピン端子11との嵌合方向前端部(図2における左端部)に形成されている。
嵌着部20と基部17とは、テーパ部19により連結されている。嵌着部20は、基部17に対してオフセットされた位置に配されている。
嵌着部20は全体として円筒形状をなしている。嵌着部20の外径寸法は、外ばねリング13が嵌着されない状態(自然状態)において、自然状態における外ばねリング13の内径寸法よりも大きく設定されている。
図5に示すように、フィンガ18は、図5における下側に位置する底部フィンガ18Aと、左右両側に位置する2つの側部フィンガ18Bとからなる。
図2に示すように、側部フィンガ18Bの側縁部には、嵌着部20よりもピン端子11との嵌合方向後側の位置(図2における右側)に、図2における上方に引っ込んだ規制凹部21が形成されている。この規制凹部21内には、後述する外ばねリング13の規制片22が収容されるようになっている。また、規制凹部21よりもピン端子11との嵌合方向後側の位置には、下方に突出する規制凸部23が形成されている。図2における規制凹部21の右端縁は、規制凸部23の左端縁と連なっている。
詳細には図示しないが、図3における右側に位置する側部フィンガ18Bにも、上記と同様の位置に、規制凹部21及び規制凸部23が形成されている。これにより、一対の側部フィンガ18Bは、図3及び図5において左右対称に形成されている。
外ばねリング13は、金属製の板状部材(例えば、ステンレス鋼板等)を曲げ加工してなる。外ばねリング13は、断面形状が略C字状をなすばね本体24と、このばね本体24から、図2における右方に突出して設けられてなり、筒部16に対する外ばねリング13の変位を規制する規制部25とからなる。
ばね本体24は、長さ方向の両端縁同士を付き合わせるように円筒状に回曲された形状となっている。ばね本体24の両端縁同士の間には隙間が設けられており、その断面形状が略C字状をなしている。上述したように、このばね本体24の自然状態における内径寸法は、自然状態における嵌着部20の外径寸法よりも小さく設定されている。したがって、外ばねリング13は、外ばねリング13が嵌着部20の外周に嵌着された状態において、フィンガ18を筒部16の径方向内方に縮径付勢するようになっている。
規制部25は、図2におけるばね本体24の下端部のうち右端縁から、右方に延設された延設部26と、延設部26の右端部寄りの位置からばね本体24の周方向に突設された一対の規制片22とからなる。図3に示すように、規制片22の上下方向の高さ寸法は、ばね本体24の高さ寸法の略半分に設定されている。規制片22の上端部は、ばね本体24の周方向内側に向けて曲げられている。
嵌着部20に外ばねリング13が嵌着された状態においては、図2に示すように、外ばねリング13の規制片22は、筒部16の側部フィンガ18Bに形成された規制凹部21内に収容される。上述の規制片22の図2における左端縁が、規制凹部21の左端縁と右方から当接することで、外ばねリング13が左方(筒部16の軸方向)に変位するのを規制するようになっている。また、規制片22の右端縁が、規制凹部21の右端縁と左方から当接することで、外ばねリング13が右方(筒部16の軸方向)に変位するのを規制するようになっている。
また、図3に示すように、図3において右側に位置する規制片22が、同図において右側に位置する側部フィンガ18Bの規制凹部21内に収容されており、上記と同様に、外ばねリング13が筒部16の軸線方向に変位するのを規制するようになっている。
また、図3に示すように、外ばねリング13の規制片22の上端縁は、筒部16の側部フィンガ18Bに形成された規制凹部21の上端縁に下方から当接することが可能である。この規制片22によって、外ばねリング13が筒部16の軸線回りに回動することが規制される。規制片22が、本発明の「回動規制手段」に対応している。
外ばねリング13が嵌着部20に嵌着された状態における筒部16の内径寸法は、ピン端子11の外径寸法よりも小さく設定されている。
ソケット端子10は、図4に示すように、端子本体12と、外ばねリング13とが別体に形成される。外ばねリング13は、筒部16の先端側から(図4において矢線で示す方向から)端子本体12の筒部16に形成された嵌着部20の外周に嵌着される。上述したように、外ばねリング13を嵌着しない状態における嵌着部20の外径寸法は、自由状態における外ばねリング13の内径寸法よりも大きく設定されている。このため、外ばねリング13は、弾性的に拡開変形しつつ、嵌着部20の外周に嵌着される。外ばねリング13が嵌着部20の外周に嵌着されると、外ばねリング13の弾発力により、嵌着部20は筒部16の径方向内方に縮径変形する。
ピン端子11を筒部16内に挿入すると、ピン端子11の外周に押圧されることで筒部16(フィンガ18)が拡開変形する(図7参照)。筒部16が拡開変形すると、筒部16の外周に押圧されることで外ばねリング13も拡開変形する。すると、筒部16(フィンガ18)及び外ばねリング13の弾発力により、筒部16が、ピン端子11の外周面に向けて押圧される。これにより、ピン端子11とソケット端子10との電気的接続を行うことができる。
前述したように、外ばねリング13は、金属製の板状部材がその端縁同士を突き合わせるように断面略C字状に曲げられることで形成されたものである。図6及び図7に示すように、外ばねリング13の両端縁42は、筒部16の径方向外方に向かって略直角に折り曲げられて突出している。
図6及び図7に示すように、外ばねリング13の内周面には、フィンガ18の外周面に対して点接触する半球状の接点部44が形成されている。接点部44は、外ばねリング13のばね本体24を筒部16の径方向内方に向けて叩き出すことにより形成されている。接点部44は、3本のフィンガ18(18A、18B)のそれぞれに点接触することのできる位置に1つずつ形成されている。つまり、接点部44は、外ばねリング13のばね本体24に対して、円周方向に120°ずつ離れた箇所に合計3つ形成されている。
本実施形態に係るソケット端子10は、例えばハイブリッド車において、モータとインバータ装置との間に配線される動力電線に介設されたコネクタ30に適用される。
コネクタ30は、図8〜図10に示すように、シールドシェル31と、このシールドシェル31内に挿入されるハウジング32と、ハウジング32の外周面に装着されるゴムリング33とを備える。
シールドシェル31は金属からなり、略円筒形状をなす。シールドシェル31は、図8における左方に延びて、図示しない相手側コネクタと嵌合可能な嵌合筒部34を備える。相手側コネクタは、図8における左方から嵌合筒部34内に嵌合可能になっている。相手側コネクタが嵌合筒部34内に嵌合すると、相手側コネクタの内周面とハウジング32の外周面との間がゴムリング33によってシールされる。
ハウジング32は、合成樹脂によって成形されている。ハウジング32の内部には、ソケット端子10を収容するための3つのキャビティ36が形成されている。各キャビティ36は中空円筒状に形成されており、図8における左右方向に延びて形成されている。
図10に示すように、キャビティ36は3つ形成されており、これら3つのキャビティ36は、図示しない相手側コネクタが嵌合する方向から見て略正三角形の頂点の位置に配されている。
図8に示すように、キャビティ36の内壁39にはランス38が設けられている。キャビティ36内にソケット端子10が収容された状態において、ランス38は、端子本体12に形成されたランス係合部40に係合している。これにより、ソケット端子10がキャビティ36内において抜け止め状態で係止されている。
図8に示すように、3つのキャビティ36の内壁39には、それぞれ溝部46が形成されている。溝部46は、ソケット端子10がキャビティ36内に挿入される方向(図8における左右方向)に延びて形成されている。
図10に示すように、溝部46の幅の大きさは、ピン端子11が筒部16に嵌合していない状態における外ばねリング13の両端縁42の間隔よりも若干大きく形成されている。
図10に示すように、キャビティ36内にソケット端子10が収容された状態において、外ばねリング13の両端縁42は筒部16の径方向外方に向かって突出しており、その突出した部分がキャビティ36の内壁39に形成された溝部46に嵌り込んでいる。
本実施形態に係るソケット端子10の作用効果について以下に説明する。
本実施形態のソケット端子10によれば、外ばねリング13の両端縁42が筒部16の径方向外方に向かって折り曲げられて突出しており、その突出した部分がキャビティ36の内壁39に形成された溝部46に嵌り込んでいる。したがって、外ばねリング13の拡開変形が溝部46によって規制されるために、筒部16に相手側のピン端子11が深く挿入された場合であっても、外ばねリング13が拡開方向に過度に大きく撓んでしまうことを防止することが可能である。
外ばねリング13には規制片22が設けられているために、外ばねリング13が筒部16の軸線回りに回動することが規制される。また、外ばねリング13の両端縁42がキャビティ36の内壁39に形成された溝部46に嵌り込んでいるために、キャビティ36内において外ばねリング13が回動することが規制されている。この結果、相手側のピン端子11と筒部16との相対的な回動を防止することが可能となり、ピン端子11と筒部16との間の電気的な接続を安定的に行うことが可能となる。
外ばねリング13の内周面には、フィンガ18の外周面に対して点接触する半球状の接点部44が形成されている。これにより、外ばねリング13の内周面とフィンガ18の外周面との接触圧力が一定に維持される。したがって、外ばねリング13がフィンガ18の外周面を一定の圧力で押圧することができるようになるために、ピン端子11と筒部16との間の電気的な接続を安定的に行うことが可能となる。
接点部44は、3本のフィンガ18(18A、18B)のそれぞれに点接触することのできる位置に1つずつ形成されている。つまり、接点部44は、外ばねリング13のばね本体24に対して周方向に120°ずつ離れて合計3箇所に形成されている。これにより、外ばねリング13の内周面と各フィンガ18(18A、18B)の外周面との接触圧力が一定に維持される。したがって、外ばねリング13が各フィンガ18(18A、18B)の外周面を一定の圧力で押圧することができるようになるために、ピン端子11と筒部16との間の電気的な接続をより一層安定的に行うことが可能となる。
キャビティ36に対してソケット端子10を組み付ける際には、ランス38の位置と、ランス係合部40の位置とを一致させなければならない。つまり、ランス38とランス係合部40との周方向にける位置合わせが必要となる。本実施形態のソケット端子10によれば、キャビティ36に対してソケット端子10を組み付ける際には、外ばねリング13の両端縁42をキャビティ36の内壁39に形成された溝部46に嵌め込むようにすればよい。これにより、上記した位置合わせを容易に行うことが可能となり、キャビティ36に対するソケット端子10の誤組み付けを防止することが可能となる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、フィンガ18は3本である例を示したが、これに限られず、2本又は4本以上であってもよい。
(2)上記実施形態では、接点部がばね本体に対して120°ずつ離れた位置に合計3つ形成されている例を示したが、これに限られず、例えばフィンガが2本である場合には、接点部がばね本体に対して180°離れた位置に合計2つ形成されてもよい。
本実施形態に係るソケット端子を示す斜視図 ソケット端子を示す側面図 図2におけるA−A線断面図 端子本体に外ばねリングを組み付ける前の状態を示す斜視図 外ばねリングを嵌着する前の端子本体を示す正面図 外ばねリングを嵌着した後のソケット端子を示す正面図 ピン端子をソケット端子に嵌合させた状態を示す断面図 コネクタの側断面図 コネクタの正面図 図8に示すコネクタのB−B線断面図
符号の説明
10…ソケット端子
11…ピン端子
12…端子本体
13…外ばねリング
16…筒部
17…基部
18…フィンガ
24…ばね本体
30…コネクタ
31…シールドシェル
32…ハウジング
36…キャビティ
39…内壁
42…両端縁
44…接点部
46…溝部

Claims (4)

  1. 樹脂製のハウジングに形成されたキャビティ内に収容されるソケット端子であって、相手側のピン端子と嵌合可能な筒部を備えており、前記筒部は、基部と、前記基部から前記筒部の軸方向に延びると共に前記筒部の周方向に間隔を空けて並んで設けられてなり、且つ前記筒部の径方向に弾性撓み可能な複数のフィンガとからなり、前記筒部のうち前記フィンガが形成された領域の外周には、前記フィンガを前記筒部の径方向内方に縮径するように付勢する外ばねリングが嵌着されており、
    前記外ばねリングは、金属製の板状部材がその端縁同士を突き合わせるように断面略C字状に曲げられることで形成されたものであり、
    前記外ばねリングの両端縁が前記筒部の径方向外方に向かって折り曲げられて突出しており、その突出した部分が前記キャビティの内壁に形成された溝部に嵌り込んでいることを特徴とするソケット端子。
  2. 前記外ばねリングには、前記外ばねリングが前記筒部の軸線回りに回動することを規制する回動規制手段が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のソケット端子。
  3. 前記外ばねリングの内周面には、前記フィンガの外周面に対して点接触する半球状の接点部が形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のソケット端子。
  4. 前記接点部は、前記複数のフィンガのそれぞれに点接触することのできる位置に1つずつ形成されていることを特徴とする請求項3に記載のソケット端子。
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