JP5432647B2 - コネクタ端子 - Google Patents

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Description

本発明は、コネクタハウジングに挿入状態で保持されるコネクタ端子に関する。
従来、この種のコネクタ端子では、樹脂製のコネクタハウジングに対するコネクタ端子の係止構造について種々の改良が加えられており、例えば、板材を略筒形に屈曲して形成してなる端子本体部を有し、この端子本体部は、端子挿入方向に切り起こすことで形成され、コネクタハウジングの端子収容室に設けられた環状凸部に係止される弾性係止片と、端子挿入方向の中心回りに放射状に且つ少なくとも三方向以上に立設され、コネクタハウジングの端子収納室の内壁に当接するスタビライザとを備えたコネクタ端子が知られている(特許文献1参照)。
特開2009−37794号公報
しかしながら、上記従来のコネクタ端子では、弾性係止片は、コネクタ端子を構成する板材を端子挿入方向に切り起こすことで形成されるため、適度な弾性力を実現するためには端子挿入方向に一定以上の長さを確保する必要があり、その結果、コネクタ端子の全長(軸方向長さ)が増大するという課題があった。加えて、そのように板材を切り起こすことで形成された弾性係止片の場合、コネクタハウジングへの挿入の際に、その自由端側のエッジにより防水シール等がダメージを受けると、防水性の低下を招くという課題もあった。
また、上記従来のコネクタ端子では、周方向の方向性を有しない構成とするために、コネクタハウジングに環状凸部を形成する(すなわち、コネクタ端子の弾性係止片を係止するための部位を端子収納室の全周に形成する)必要があり、その結果、端子収納室にアンダーカットが生じて金型構造が複雑になるという課題もあった。
さらに、上記従来のコネクタ端子では、弾性係止片が端子挿入方向に延在する構成であるため、コネクタ端子がコネクタハウジングに挿入および装着される際に、弾性係止片が弾性変形を開始してから回復して環状凸部に係止されるまで(すなわち、作業者がコネクタ端子の挿入抵抗を受けてから装着が完了するまで)のコネクタ端子の移動距離が長くなり、作業者は、装着作業の節度感を得にくいという課題もあった。
本発明は、このような従来技術の課題を鑑みて案出されたものであり、コネクタハウジングに係止される弾性係止片が形成された構成において、コネクタ端子の軸方向長さを減少させることを可能としたコネクタ端子を提供することを目的とする。
上記課題を解決するためになされた第1の発明は、コネクタハウジングに挿入状態で保持されるコネクタ端子であって、相手側コネクタ端子と電気的に接続される電気接触部と、前記電気接触部に連なる筒状の本体部と、前記本体部に設けられ、前記コネクタハウジングに係止される弾性係止片とを備え、前記弾性係止片は、前記本体部に連結された固定端を有する片持ち状を呈するとともに、前記コネクタハウジングに対する端子挿入方向と交差する方向に延設されている構成とする。
また、第2の発明として、前記弾性係止片は前記本体部の径方向に突出する係止凸部を有し、当該係止凸部が、前記弾性係止片の端子挿入方向幅よりも狭い幅で形成されている構成とすることができる。
また、第3の発明として、前記係止凸部は、端子挿入方向と交差する折り曲げ線に沿って前記弾性係止片の一部を折り曲げることにより形成された構成とすることができる。
また、第4の発明として、前記弾性係止片は、その延設方向に互いに連なるように複数設けられた構成とすることができる。
上記第1の発明によれば、コネクタハウジングに係止される弾性係止片が端子挿入方向と交差する方向に延設された構成としたため、弾性係止片が端子挿入方向に延在する場合に比べて、コネクタ端子の全長(軸方向長さ)を減少させることができるという優れた効果を奏する。また、弾性係止片の長さがコネクタ端子の全長に与える影響が小さいため、弾性係止片の長さを適切に確保して必要な弾性力を容易に設定できるという利点もある。さらに、コネクタハウジングへの挿入の際に、作業者がコネクタ端子の挿入抵抗を受けてから装着が完了するまでのコネクタ端子の移動距離が短くなるため、作業者は、装着作業の際に小さい挿入力で良好な節度感を得られるという利点もある。特に、弾性係止片は、コネクタハウジングに対する端子挿入方向と直交する方向(すなわち、本体部の周方向)に延設するとよい。
また、上記第2の発明によれば、弾性係止片の必要な弾性力を確保する一方、作業者がコネクタ端子の挿入抵抗を受けてから装着が完了するまでコネクタ端子の移動距離がより短くなるため、作業者は装着作業のより良好な節度感を得られる。また、従来技術のように弾性係止片を本体部から切り起こして形成する必要がなく、コネクタ端子の自由端のエッジによりコネクタハウジングの防水シール等がダメージを受けることを防止することができる。
また、上記第3の発明によれば、弾性係止片においてコネクタハウジングに係止される部位を容易に形成することが可能となる。
また、上記第4の発明によれば、本体部の周方向においてコネクタハウジングとの係止可能領域をより広く確保する(すなわち、周方向の方向性を有しない構成とする)ことが可能となり、弾性係止片を係止するための部位をコネクタハウジングの端子収納室の全周に形成する必要がなくなる。その結果、コネクタハウジングの端子収納室にアンダーカットが生じて金型構造が複雑になる等の問題を回避することができる。
第1実施形態に係る雄型コネクタ端子の斜視図である。 第1実施形態に係る雄型コネクタ端子の側面図である。 第1実施形態に係る雄型コネクタ端子の要部断面図である。 第1実施形態に係る雌型コネクタ端子の斜視図である。 第1実施形態に係る雌型コネクタ端子の側面図である。 第1実施形態に係る雌型コネクタ端子の要部断面図である。 第1実施形態に係る雄型コネクタ端子を有するメイルコネクタの分解斜視図である。 第1実施形態に係る雌型コネクタ端子を有するフィメイルコネクタの分解斜視図である。 第1実施形態に係る雄型コネクタ端子および雌型コネクタ端子を有する結合状態のコネクタアセンブリを示す断面図である。 図7のメイルコネクタの要部断面斜視図であり、(A)は雄型コネクタ端子の非挿入状態、(B)は雄型コネクタ端子の挿入状態をそれぞれ示す。 第2実施形態に係る雄型コネクタ端子の側面図である。 第2実施形態に係る雄型コネクタ端子の要部断面図である。 第3実施形態に係る雄型コネクタ端子の斜視図である。 第3実施形態に係る雄型コネクタ端子の横断面図である。 第3実施形態に係る雌型コネクタ端子の斜視図である。 第3実施形態に係る雌型コネクタ端子の横断面図である。
<第1実施形態>
以下、本発明の第1実施形態に係る雄型コネクタ端子(以下、雄端子と略称する。)の構成について図1〜図3を参照しながら説明する。雄端子1は、メイルコネクタ20(図7参照)のコネクタハウジング22に挿入状態で保持されて使用されるものであり、金属製の板材を所定形状に打ち抜き加工した後に、略筒状に折曲げ加工することにより形成される。雄端子1は、筒状の本体部3と、この本体部3の前方に延設され、後述する雌型コネクタ端子(相手側コネクタ端子)2と電気的に接続される筒状の電気接触部4と、本体部3の後方に延設され、ここでは図示しないケーブルの先端を圧着固定するケーブル接続部5とを備える。雄端子1の電気接触部4の先端には、雌端子2への挿入が容易なように先細り部4aが形成されている。
本体部3には、コネクタハウジング22に係止される2つの弾性係止片11,11が形成されている。弾性係止片11,11は、図2に示すように、本体部3の中央付近を切り欠くようにして形成され、本体部3に連結された固定端11a,11a有する片持ち状を呈する。弾性係止片11,11の周囲には、略U字状のスリット14が形成されている。また、弾性係止片11,11は、コネクタハウジング22に対する端子挿入方向(図1中矢印A参照)と直交する方向(すなわち、本体部3の周方向)に延設され、互いに延設方向に連なるように配置されている。
弾性係止片11,11は、その自由端11b側に、本体部3の径方向に突出する係止凸部15を有している。係止凸部15は、図2に示すように、弾性係止片11,11を構成する板材の一部を端子挿入方向と交差する折り曲げ線Bに沿って所定角度(ここでは、30°)に折り曲げることにより形成される。また、係止凸部15は、弾性係止片11,11の端子挿入方向幅よりも狭い幅(ここでは、弾性係止片11,11の約1/2の幅)で、弾性係止片11,11の後部側に形成されている。なお、係止凸部15の形成は、上記折り曲げに限定されるものではなく、例えば、弾性係止片11,11の一部の叩き出しによって形成してもよい。
次に、本発明の第1実施形態に係る雌型コネクタ端子(以下、雌端子と略称する。)の構成について図4〜図6を参照しながら説明する。なお、雌端子2については、上述の雄端子1と同様の構成要素に同一の符号を付し、以下で言及する事項を除き詳細な説明を省略する。
雌端子2は、フィメイルコネクタ50(図8参照)のコネクタハウジング52に挿入状態で保持されて使用されるものであり、雄端子1と同様に、金属製の板材を所定形状に打ち抜き加工した後に、略筒状に折曲げ加工することにより形成される。雌端子2は、筒状の本体部3と、この本体部3の前方に延設され、雄端子(相手側コネクタ端子)1と電気的に接続される筒状の電気接触部4と、本体部3の後方に延設され、ここでは、図示しないケーブルの先端を圧着固定するケーブル接続部5とを備える。
スリット16
雌端子2の電気接触部4は軸方向に延在するスリットが周方向に複数配置された略筒状を呈しており、これに雄端子1の電気接触部4が挿入装着されることにより、雄端子1と雌端子2とが電気的に接続される。雌端子2の電気接触部4は、軸方向の中間部に向けて前後から縮径されるように形成されている。この縮径部位は、雄端子1の電気接触部4の外径よりもやや小さい内径を有しており、挿入された雄端子1の電気接触部4を安定的に保持可能となっている。
次に、上記雄端子1および雌端子2が挿入状態で保持されるメイルコネクタおよびフィメイルコネクタの構成について、図7〜図10を参照して説明する。
図7に示すように、メイルコネクタ20は、雄端子1が装着されたケーブルC1の先端部を収容保持する保持孔21が形成された合成樹脂製のコネクタハウジング22と、メイルコネクタ20内の防水に供される筒状の弾性シール部材23と、この弾性シール部材23をコネクタハウジング22に取り付けた状態で保持する合成樹脂製のシール保持部材24とを備える。これら各部材22〜24は、左右対称かつ上下対称の形状を有している。ケーブルC1は、中心の導体25と、この導体25の周囲に設けられた外部被覆26とから構成され、その先端から露出する導体25に雄端子1が装着されている。
コネクタハウジング22の前側の上下部には、図8に示すフィメイルコネクタ50との結合に供される係止筒部31が形成されている。また、コネクタハウジング22は、後側の左右側部にシール保持部材24の前後方向の移動をガイドするガイド溝32を有しており、このガイド溝32には、弾性シール部材23の仮留めに供される上下一対の仮留爪33,33が突設されている。また、コネクタハウジング22の後側の上下外面には、弾性シール部材23の固定に供される固定爪34が突設されている。
弾性シール部材23は、シリコーンゴム等の弾性材料からなり、ケーブルC1の外径に対応する径を有する挿入孔41を有している。
シール保持部材24は、弾性シール部材23の後側とケーブルC1とが挿入される挿入孔42が形成された筒状の本体部24aを有する。本体部24aの前側は、コネクタハウジング22の保持孔21に挿入可能に設けられている。本体部24aの左右には、コネクタハウジング22のガイド溝32に挿入されるガイド片43が前方に向けて延設されている。ガイド片43の上下方向の中間には溝43aが設けられており、当該溝43aの両側に位置する部位は互いに接近するように弾性変形可能である。
コネクタハウジング22に対するシール保持部材24の仮留めは、ガイド片43がガイド溝32に挿入されるとともに、その上下に突設された仮留爪44,44がコネクタハウジング22の仮留爪33,33に係止されることにより行われる。また、本体部24aの上下には係止環45が前方に向けて延設されており、この係止環45がコネクタハウジング22の固定爪34によって係止されることにより、シール保持部材24がコネクタハウジング22に対して固定される。
図8に示すように、フィメイルコネクタ50は、雌端子2が装着されたケーブルC2の先端部を収容保持する保持孔51が形成された合成樹脂製のコネクタハウジング52を備える。コネクタハウジング52の前側の上下部には、メイルコネクタ20との結合に供される係止片53が形成されている。係止片53は、対応するメイルコネクタ20の係止筒部31に挿入されてその先端の外向きの係止爪54が係止筒部31の後側の開口縁に係止され、これにより、メイルコネクタ20とフィメイルコネクタ50との結合が行われる。また、コネクタハウジング52は前方へ突出する挿入部52aを有しており、メイルコネクタ20との結合の際には、この挿入部52aがメイルコネクタ20の前側から挿入される。
フィメイルコネクタ50において、弾性シール部材23およびシール保持部材24の機能および構成、ならびにこれらの弾性シール部材23およびシール保持部材24と係合するコネクタハウジング52の後部(ガイド溝32、仮留爪33,33、及び固定爪34等を含む)の機能および構成については、上述のメイルコネクタ20の場合と同様であるため、詳細な説明を省略する。また、ケーブルC2は、その先端に雌端子2が装着されることを除けば、ケーブルC1と同一の構成を有している。
図9に示すように、メイルコネクタ20とフィメイルコネクタ50とを結合させてなるコネクタアセンブリ60では、フィメイルコネクタ50の挿入部52aがメイルコネクタ20に挿入されるとともに、係止片53,53がメイルコネクタ20の係止筒部31,31に挿入されてその後縁に係止爪54が係止される。また、挿入部52aの基端側の環状溝61にはOリング62が装着され、このOリング62が保持孔21の内周面と挿入部52aの外周面との間に挟持されることにより、メイルコネクタ20とフィメイルコネクタ50との結合部の水密性が確保される。
ここで、図10(A)にも示すように、メイルコネクタ20におけるコネクタハウジング22の保持孔21には、複数の規制ブロック71と、これら規制ブロック71の一方側(後方)に所定間隔をおいて配置された係止ブロック72とが設けられている。各規制ブロック71と各係止ブロック72とは、それぞれ保持孔21の内周面から内側に向けて突設されると共に、互いに周方向に所定間隔をおいて配置されている。図10(B)にも示すように、規制ブロック71の傾斜した後面71aには雄端子1の本体部3における傾斜した前壁3aが当接し、これにより、雄端子1の前方への移動が規制される。また、係止ブロック72の前面72aには雄端子1の弾性係止片11,11における係止凸部15の後縁が係止される。このような規制ブロック71による規制および係止ブロック72による係止により、雄端子1は、コネクタハウジング22に挿入状態で安定的に保持される。
また、各規制ブロック71と各係止ブロック72とは、それらが周方向に互いに重ならないように配置されている(すなわち、規制ブロック71と係止ブロック72との一方は、他方の間隙に対応する周方向位置に配置されている)。これにより、保持孔21により画成される端子収納室にアンダーカットが生じて金型構造が複雑になるという不都合を回避することが可能となる。
詳細は省略するが、上記と同様に、フィメイルコネクタ50におけるコネクタハウジング52の保持孔51にも、その内周面から内側に向けて突設され、周方向に所定間隔をおいて複数配置された係止ブロック72が設けられている。また、図9に示すように、保持孔51の前部は、雌端子2の電気接触部4の外径よりも小さく縮径されており、これにより、電気接触部4の前方への移動が規制されている。
上記構成の雄端子1(雌端子2の場合も同様)では、コネクタハウジング22に係止される弾性係止片11,11が端子挿入方向と交差する方向に延設された構成としたため、弾性係止片が端子挿入方向に延在する構成に比べて、雄端子1の全長(軸方向長さ)を減少させることが可能となる。また、弾性係止片11,11の長さが雄端子1の全長に与える影響が小さいため、弾性係止片11,11の長さを適切に確保して必要な弾性力を容易に設定できるという利点もある。さらに、コネクタハウジング22への挿入の際に、作業者が雄端子1の挿入抵抗を受けてから装着が完了するまでの雄端子1(コネクタハウジング22)の移動距離が短くなるため、作業者は、装着作業の際に小さい挿入力で良好な節度感を得られるという利点もある。
また、上記構成の雄端子1(雌端子2の場合も同様)では、弾性係止片11,11が本体部3の径方向に突出する係止凸部15を有し、この係止凸部15が、弾性係止片11,11の自由端11b,11b側に当該弾性係止片11,11の端子挿入方向幅よりも狭い幅で形成されている構成としたため、作業者が雄端子1の挿入抵抗を受けてから装着が完了するまで雄端子1の移動距離がより短くなり、作業者は装着作業のより良好な節度感を得られる。また、従来技術のように弾性係止片を本体部から切り起こして形成する必要がなく、雄端子1の自由端のエッジによりコネクタハウジング22の弾性シール部材23等がダメージを受けることを防止することができる。
また、上記構成の雄端子1(雌端子2の場合も同様)では、係止凸部15が、端子挿入方向と交差する折り曲げ線Bに沿って弾性係止片11,11の一部を折り曲げることにより形成された構成としたため、弾性係止片11,11においてコネクタハウジング22に係止される部位を容易に形成することが可能となる。
また、上記構成の雄端子1(雌端子2の場合も同様)では、弾性係止片11,11が、その延設方向に互いに連なるように複数設けられた構成としたため、本体部3の周方向においてコネクタハウジング22との係止可能領域をより広く確保することが可能となり、弾性係止片11,11を係止するための部位をコネクタハウジング22の端子収納室の全周に形成する必要がなくなる。その結果、コネクタハウジング22の端子収納室にアンダーカットが生じて金型構造が複雑になる等の問題を回避することができる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態に係る雄端子の構成について図11,図12を参照しながら説明する。なお、第2実施形態に係る雄端子1については、上述の第1実施形態の雄端子1と同様の構成要素に同一の符号を付し、以下で言及する事項を除き詳細な説明を省略する。
第2実施形態に係る雄端子1は、係止凸部15の構造が第1実施形態の場合とは異なる。係止凸部15は、傾斜する前壁15aと、この前壁15aに連なり、本体部3の外周面と略平行に延在する上壁15bと、弾性係止片11,11の自由端11b側に位置する左側壁15cとを有する。このような形状により、係止凸部15の剛性が高まり、係止凸部15をコネクタハウジング22の係止ブロック72により安定的に係止させることが可能となる。なお、説明は省略するが、第2実施形態に係る雄端子1と同様の構成を雌端子についても適用することが可能である。
<第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態に係る雄端子および雌端子の構成について図13〜図16を参照しながら説明する。なお、第3実施形態に係る雄端子1および雌端子2については、それぞれ上述の第1実施形態の雄端子1および雌端子2と同様の構成要素に同一の符号を付し、以下で言及する事項を除き詳細な説明を省略する。
第3実施形態に係る雄端子1は、係止凸部15を含む弾性係止片11,11の配置が第1実施形態の場合とは異なる。第1実施形態では、弾性係止片11,11は、その固定端11aから自由端11bへの延出方向が互いに同じ向き(すなわち、電気接触部4側から見て反時計回り)となるように設けられているが、第3実施形態では、弾性係止片11,11の延出方向が互いに逆向き(すなわち、電気接触部4側から見て一方が時計回りで他方が反時計回り)となっている。すなわち、図14に示すように、第3実施形態に係る雄端子1は、係止凸部15が左右対称に配置されている。
このような構成により、第3実施形態に係る雄端子1では、コネクタハウジング22に挿入状態で保持された雄端子1に回転方向の力が作用した場合でも、係止凸部15と係止ブロック72との間でネジの螺合が解除されるような効果が発生することが防止される。これにより、雄端子1の回転時にも係止凸部15に対する係止ブロック72の係止が解除されることはなく、雄端子1がコネクタハウジング22から脱落することが防止される。なお、第3実施形態に係る雌端子2の場合も上述の雄端子1の場合と同様である。
本発明を特定の実施形態に基づいて詳細に説明したが、上記実施形態はあくまでも例示であって、本発明はこれらの実施形態によって限定されるものではない。例えば、本発明に係るコネクタ端子に設けられる弾性係止片の数や形状は、種々の変更が可能である。弾性係止片の延設方向は、実施形態に示したような端子挿入方向と直交する方向に限らず、少なくとも交差する方向であればよい。また、本発明に係るコネクタ端子が保持されるコネクタハウジングで特徴的な係止部(図10に示した規制ブロック71および係止ブロック72等)の構造は、本発明に係るコネクタ端子のみならず公知のコネクタ端子を保持するために用いることも可能である。
1 雄型コネクタ端子
2 雌型コネクタ端子
3 本体部
4 電気接触部
5 ケーブル接続部
11 弾性係止片
11a 固定端
11b 自由端
14 スリット
15 係止凸部
20 メイルコネクタ
21 保持孔
22 コネクタハウジング
23 弾性シール部材
24 シール保持部材
50 フィメイルコネクタ
51 保持孔
52 コネクタハウジング
71 規制ブロック
72 係止ブロック

Claims (3)

  1. コネクタハウジングに挿入状態で保持されるコネクタ端子であって、
    相手側コネクタ端子と電気的に接続される電気接触部と、
    前記電気接触部に連なる筒状の本体部と、
    前記本体部に設けられ、前記コネクタハウジングに係止される弾性係止片と
    を備え、
    前記弾性係止片は、前記本体部に連結された固定端を有する片持ち状を呈するとともに、前記コネクタハウジングに対する端子挿入方向と交差する方向に延設され、かつ、前記本体部の径方向に突出する係止凸部を有し、
    前記係止凸部は、前記弾性係止片の端子挿入方向幅よりも狭い幅で形成されていることを特徴とするコネクタ端子。
  2. 前記係止凸部は、端子挿入方向と交差する折り曲げ線に沿って前記弾性係止片の一部を折り曲げることにより形成されたことを特徴とする、請求項に記載のコネクタ端子。
  3. 前記弾性係止片は、その延設方向に互いに連なるように複数設けられたことを特徴とする、請求項1または請求項2のいずれかに記載のコネクタ端子。
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