JP4971075B2 - ソケット端子 - Google Patents

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    • H01R13/18Pins, blades or sockets having separate spring member for producing or increasing contact pressure with the spring member surrounding the socket

Description

本発明は、ソケット端子に関する。
従来、ソケット端子として特許文献1に記載のものが知られている。このソケット端子は、相手側のピン端子が挿入される筒部を備える。筒部は、基部と、基部から筒部の軸方向に延びて、且つ筒部の径方向に弾性撓み可能な複数のフィンガとを備える。筒部の外周には外ばねリングが嵌着される。この外ばねリングは、筒部の外周に嵌着されることで筒部を縮径方向に付勢するようになっている。
外ばねリングの内径は、筒部のうち外ばねリングが嵌着される領域の外径よりも小さく設定されている。このため、外ばねリングを筒部に外嵌すると、外ばねリングの弾発力により筒部は縮径する。この縮径した筒部内に、縮径した状態の筒部の内径よりも若干大きな外形を有するピン端子を挿入する。すると、筒部はピン端子に押圧されて拡径変形する。この結果、外ばねリングの弾発力により、筒部には縮径方向の力が加えられるので、ソケット端子の内周面がピン端子の外周面に押圧され、ソケット端子とピン端子との間の電気的な接続を行うことができる。
特開平10−270110号公報
ソケット端子とピン端子との電気的接続を確実にするためには、筒部の内径寸法及びピン端子の外径寸法を管理する必要がある。この点、ピン端子の外径寸法の管理は、ピン端子を実測すればよいので、比較的容易に行うことができる。ところが、筒部の内径寸法を測定、管理するのは、以下に述べるように容易ではない。
外ばねリングを嵌着した状態では、筒部の内径寸法は、外ばねリングの弾発力とフィンガの弾発力とが釣り合った位置で定まる。このとき、従来技術のように、外ばねリングが筒部に嵌着された状態で、筒部のフィンガ同士が離間している場合(特許文献1の図2(b)参照)、釣り合い位置におけるフィンガはスリーブの径方向の内外に撓み変形可能な状態になっている。すなわち、筒部は径方向に関していわば自由状態にある。このため、筒部はわずかの応力によって径方向に撓み可能であって、形状安定性を欠いた状態にある。この結果、そもそも筒部の内径寸法を測定すること自体が難しい。仮に内径寸法を測定できたとしても、筒部の形状が安定していない以上、筒部の寸法管理を行うことは難しい。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、外ばねリングを嵌着した状態において、寸法管理を容易に行うことができるソケット端子を提供することを目的とする。
本発明は、相手のピン端子と嵌合可能な筒部を備えるソケット端子であって、前記筒部は、基部と、前記基部から前記筒部の軸方向に延びると共に前記筒部の周方向に間隔を空けて並んで設けられてなり、且つ前記筒部の径方向に弾性撓み可能な複数のフィンガとからなり、前記筒部のうち前記フィンガが形成された領域の外周には、前記フィンガを前記筒部の径方向内方に縮径するように付勢する外ばねリングが嵌着されており、前記フィンガには、前記外ばねリングが筒部の外周に嵌着された状態で隣り合う前記フィンガに当接する当接部が設けられ、前記基部は、前記筒部のうち前記ピン端子との嵌合方向後側に位置して設けられ、前記フィンガは前記基部から前記嵌合方向前方に延びて設けられており、前記外ばねリングは、前記筒部のうち前記嵌合方向前端寄りの位置に嵌着されていることを特徴とする。
本発明によれば、外ばねリングを嵌着した状態で、フィンガに設けられた当接部は、隣り合うフィンガと当接する。これにより、外ばねリングにより筒部を縮径するように付勢する力が加えられても、筒部は径方向内側に撓み変形しないようになっている。この結果、外ばねリングを嵌着した状態における筒部の形状を安定させることができる。これにより、筒部の内径寸法を測定し、これを管理することにより、外ばねリングを嵌着した状態におけるソケット端子の寸法管理を容易に行うことができる。
また、本発明によれば、作業者は外ばねリングを筒部の前方から嵌着できるから、外ばねリングの嵌着作業の効率を向上させることができる。
本発明の実施態様として、以下の構成が好ましい。
前記当接部は、前記筒部のうち前記外ばねリングが嵌着された領域又は前記領域の近傍に形成されている。
上記の構成によれば、外ばねリングが嵌着された領域又はこの領域の近傍における筒部の形状を安定させることができるから、寸法管理を一層確実に行うことができる。
前記当接部は、前記筒部のうち前記嵌合方向前端部に形成されている。
上記の構成によれば、筒部の前端部の寸法を安定させることができる。このため、作業者は筒部の前端部における内径寸法を測定すればよいから、内径寸法の測定作業を容易に行うことができる。
本発明によれば、外ばねリングを嵌着した状態におけるソケット端子の寸法管理を容易に行うことができる。
本発明をソケット端子10に適用した一実施形態を図1ないし図13を参照して説明する。本実施形態は、相手のピン端子11と嵌合可能となっている(図13参照)。詳細には図示しないが、ピン端子11とソケット端子10とは、図3における左右方向から嵌合可能となっている。
図13に示すように、ピン端子11の断面形状は円形状をなしている。ピン端子11は、図示しない電線、又は図示しない機器に接続されている。
図1〜図3に示すように、ソケット端子10は、端子本体12と、この端子本体12に配設される外ばねリング13とからなる。
端子本体12は、金属板材を所定形状にプレス成形してなる。金属板材は銅合金製であって、その表面に銀、錫等のメッキが施されている。端子本体12は、図示しない電線の芯線(図示せず)をかしめつけるオープン形式のバレル部14と、このバレル部14から、ピン端子11との嵌合方向前方(図3における左方)に延びる連結部15と、この連結部15から、ピン端子11との嵌合方向前方に延びる筒部16とを備える。バレル部14と、筒部16とは、段違い状の連結部15によって連結されている。これにより、筒部16は、バレル部14に対して図3における下方にオフセットされた位置に配されている。
筒部16は、全体として円筒形状をなしている。筒部16の軸線は、ピン端子11との嵌合方向に延びている。筒部16は、筒部16のうちピン端子11との嵌合方向後側(図3における右側)に設けられて上述の連結部15と連なる基部17と、この基部17からピン端子11との嵌合方向前方(筒部16の軸線方向)に延びると共に、筒部16の周方向に間隔を空けて並んで設けられる複数(本実施形態では3つ)のフィンガ18とからなる。
基部17は、所定形状に形成された金属板材の端縁を付き合わせるように曲げ加工することで、円筒形状に形成されている。各フィンガ18は、基部17から筒部16の軸線方向に片持ち状に延びて設けられており、筒部16の径方向に弾性撓み変形可能になっている。
フィンガ18は、基部17からピン端子11との嵌合方向前方に延びて設けられてなり、且つ筒部16の径方向に対して縮径方向に傾斜するテーパ部19と、このテーパ部19からピン端子11との嵌合方向前方に延びて設けられてなり、外ばねリング13がその外周に嵌着される嵌着部20とを備える。この嵌着部20は、筒部16のうちピン端子11との嵌合方向前端部(図2及び図3における左端部)に形成されている。
嵌着部20と基部17とは、テーパ部19により、筒部16の径方向に対してオフセットされた位置関係になっている。
嵌着部20は全体として円筒形状をなしている。嵌着部20の外径寸法は、外ばねリング13が嵌着されない状態(自然状態)において、自然状態における外ばねリング13の内径寸法よりも大きく設定されている。
図11に示すように、フィンガ18は、図11における下側に位置する底部フィンガ18Aと、図11における左右両側に位置する2つの側部フィンガ18Bとからなる。
図3に示すように、側部フィンガ18Bの側縁部には、嵌着部20よりもピン端子11との嵌合方向後側の位置(図3における右側)に、図3における上方に引っ込んだ規制凹部21が形成されている。この規制凹部21内には、後述する外ばねリング13の規制片22が収容されるようになっている。また、規制凹部21よりもピン端子11との嵌合方向後側の位置には、下方に突出する規制凸部23が形成されている。図3における規制凹部21の右端縁は、規制凸部23の左端縁と連なっている。
詳細には図示しないが、図4における右側に位置する側部フィンガ18Bにも、上記と同様の位置に、規制凹部21及び規制凸部23が形成されている。これにより、一対の側部フィンガ18Bは、筒部16の軸方向から見て(図4及び図11において)左右対称に形成されている。
外ばねリング13は、ステンレス鋼板等の金属性の帯状をなす板バネを曲げ加工してなる。外ばねリング13は、断面形状が円形状をなすばね本体24と、このばね本体24から、図8及び図9における右方に突出して設けられてなり、筒部16に対する外ばねリング13の変位を規制する規制部25とからなる。
ばね本体24は、長さ方向の両端縁同士を付き合わせるように円形に回曲された形状となっている。両端縁同士の間には隙間が設けられており、全体としてC字状をなしている。上述したように、このばね本体24の自然状態における内径寸法は、自然状態における嵌着部20の外径寸法よりも小さく設定されている。したがって、外ばねリング13は、外ばねリング13が嵌着部20の外周に嵌着された状態において、フィンガ18を筒部16の径方向内方に縮径付勢するようになっている。
規制部25は、図9におけるばね本体24の下端部のうち右端縁から、右方に延設された延設部26と、延設部26の右端部寄りの位置からばね本体24の周方向に突設された一対の規制片22とからなる。図10に示すように、規制片22の上下方向の高さ寸法は、ばね本体24の高さ寸法の略半分に設定されている。規制片22の上端部は、ばね本体24の周方向内側に向けて曲げ形成されている。
図10に示すように、外ばねリング13は、ばね本体24及び規制部25の形状も含めて、ばね本体24の軸線方向から見て(図10において)、左右対称に形成されている。
外ばねリング13は、筒部16の嵌着部20に、規制部25を、ピン端子11との嵌合方向後方(図3における右方)に向けた姿勢で嵌着される。嵌着部20に外ばねリング13が嵌着された状態においては、図3に示すように、外ばねリング13の規制片22は、筒部16の側部フィンガ18Bに形成された規制凹部21内に収容される。上述の規制片22の図3における左端縁が、規制凹部21の左端縁と右方から当接することで、外ばねリング13が左方(筒部16の軸方向)に変位するのを規制するようになっている。また、規制片22の右端縁が、規制凹部21の右端縁と左方から当接することで、外ばねリング13が右方(筒部16の軸方向)に変位するのを規制するようになっている。
また、図4示すように、図4において右側に位置する規制片22が、同図において右側に位置する側部フィンガ18Bの規制凹部21内に収容されており、上記と同様に、外ばねリング13が筒部16の軸線方向に変位するのを規制するようになっている。
また、図4に示すように、外ばねリング13の規制片22の上端縁が、筒部16の側部フィンガ18Bに形成された規制凹部21の上端縁に下方から当接することで、外ばねリング13が筒部16の周方向に回動するのを規制するようになっている。
上記したように、外ばねリング13が筒部16の嵌着部20に嵌着された状態では、外ばねリング13は、筒部16の軸方向及び周方向に位置決めされた状態になっている。図12に示すように、この状態において、外ばねリング13は、筒部16の軸線方向から見て(図12において)左右対称な姿勢で、筒部16に嵌着されている。これにより、外ばねリング13からフィンガ18を介してピン端子に加えられる力を、筒部16の周方向について均一化することができる。
さて、図6及び図7に示すように、各嵌着部20の先端部(ピン端子11との嵌合方向前端部)には、筒部16の周方向両側縁から、隣り合う嵌着部20に向かって(筒部16の周方向に)、一対の当接部27が突設されている。当接部27は、嵌着部20のうち外ばねリング13が嵌着される領域の近傍であって、上記の領域よりもわずかに先端側に位置して設けられている。嵌着部20に外ばねリング13が嵌着されていない状態では、隣り合う当接部27同士は離間するようになっている(図11参照)。一方、嵌着部20に外ばねリング13が嵌着された状態では、隣り合う当接部27同士は、筒部16の周方向から互いに当接するようになっている(図12参照)。
外ばねリング13が嵌着部20に嵌着された状態における筒部16の内径寸法は、ピン端子11の外径寸法よりも小さく設定されている。
続いて、本実施形態の作用、効果について説明する。ソケット端子10は、図5に示すように、端子本体12と、外ばねリング13とが別体に形成される。外ばねリング13は、筒部16の先端側から(図5において矢線で示す方向から)端子本体12の筒部16に形成された嵌着部20の外周に嵌着される。上述したように、外ばねリング13を嵌着しない状態における嵌着部20の外径寸法は、自由状態における外ばねリング13の内径寸法よりも大きく設定されている。このため、外ばねリング13は、弾性的に拡開変形しつつ、嵌着部20の外周に嵌着される。
すると、外ばねリング13の弾発力により、嵌着部20は筒部16の径方向内方に縮径変形する。この状態において、図12に示すように、フィンガ18の嵌着部20に設けられた当接部27は、隣り合うフィンガ18に設けられた当接部27と、筒部16の周方向から当接する。この結果、外ばねリング13を嵌着部20に嵌着した状態において、筒部16の形状が安定する。この状態における嵌着部20の内径寸法は、ピン端子11の外径寸法よりも小さく設定されている。
ピン端子11を、筒部16内に挿入すると、ピン端子11の外周に押圧されて、筒部16の嵌着部20の内周は、拡径変形する(図13参照)。これにより、嵌着部20の外周に押圧されて、外ばねリング13も拡径変形する。すると、フィンガ18及び外ばねリング13の弾発力により、嵌着部20の内周面は、ピン端子11の外周面に押圧される。これにより、ピン端子11とソケット端子10との電気的接続を行うことができる。
ソケット端子10とピン端子11との電気的接続を確実にするためには、筒部16の外径寸法及びピン端子11の内径寸法を管理する必要がある。この点、ピン端子11の外径寸法の管理は、ピン端子11を実測すればよいので、比較的容易に行うことができる。
一方、外ばねリング13の寸法精度及び筒部16の寸法精度の双方につき、それぞれ事前に管理すれば、容易に寸法管理を行えるようにも思える。しかし、本実施形態のように端子本体12及び外ばねリング13をプレス成形により形成する場合、曲げ加工時における押圧力を除去したときに、反力によって端子本体12及び外ばねリング13が反り返ってしまうスプリングバックが発生する。このスプリングバックのために、端子本体12及び外ばねリング13の寸法精度を高めることは難しい。
さらに、仮に、外ばねリング13の寸法精度及び筒部16の寸法精度の双方を個別に管理したとしても、例えば、外ばねリング13を筒部16に嵌合する際に、過度に力が加わり、外ばねリング13又は筒部16が過度に変形してしまうことが考えられる。このため、外ばねリング13を筒部16に嵌着して、完成状態のソケット端子10について寸法管理を行う必要性は高い。
ところが、完成状態におけるソケット端子10の筒部16の内径寸法を測定、管理するのは、以下に述べるように容易ではない。外ばねリング13を嵌着した状態では、筒部16の径寸法は、外ばねリング13の弾発力とフィンガ18の弾発力とが釣り合った位置で定まる。このとき、外ばねリング13が筒部16に嵌着された状態で、筒部16のフィンガ18同士が離間しているような寸法設定にしていると、釣り合い位置におけるフィンガ18はスリーブの径方向の内外に撓み変形可能な状態になっている。すなわち、筒部16は径方向に関していわば自由状態にある。このため、筒部16はわずかの応力によって径方向に撓み可能であって、形状安定性を欠いた状態にある。この結果、そもそも筒部16の内径寸法を測定すること自体が難しい。仮に内径寸法を測定できたとしても、筒部16の形状が安定していない以上、筒部16の寸法管理を行うことは難しい。
本実施形態によれば、外ばねリング13を嵌着した状態で、フィンガ18に設けられた当接部27は、隣り合う当接部27と当接する。これにより、外ばねリング13により筒部16を縮径するように付勢する力が加えられても、筒部16は径方向内側に撓み変形しないようになっている。この結果、外ばねリング13を嵌着した状態における筒部16の形状を安定させることができる。これにより、筒部16の内径寸法を測定し、これを管理することにより、外ばねリング13を嵌着した状態におけるソケット端子10の寸法管理を容易に行うことができる。なお、外ばねリング13を嵌着した状態における筒部16の外径寸法を測定し、筒部16の板厚分を外径寸法から差し引くことにより、筒部16の内径寸法を求めてもよい。
さらに、本実施形態においては、当接部27は、筒部16のうち外ばねリング13が嵌着された領域の近傍に形成されている。これにより、外ばねリング13が嵌着された領域の近傍における筒部16の形状を安定させることができるから、寸法管理を一層確実に行うことができる。
また、本実施形態によれば、外ばねリング13は、筒部16のうちピン端子11との嵌合方向前端寄りの位置に嵌着されている。これにより、作業者は外ばねリング13を筒部16の前方から嵌着できるから、外ばねリング13の嵌着作業の効率を向上させることができる。
また、当接部27は、筒部16のうちピン端子11の嵌合方向前端部に形成されている。これにより、筒部16の前端部の寸法を安定させることができる。このため、作業者は筒部16の前端部における内径寸法を測定すればよいから、内径寸法の測定作業を容易に行うことができる。
また、端子本体12を、板材をプレス加工することにより形成する場合、隣り合うフィンガ18同士の間隔が狭いと、プレス後に打抜き刃を板材から引き抜くために大きな力が必要となるため、好ましくない。また、フィンガ18同士の間隔が狭いと、フィンガ18が弾性変形しにくくなり、ばね性が弱くなってしまう。このため、隣り合うフィンガ18同士の間隔は、比較的広くすることが好ましい。
本実施形態においては、当接部27は、フィンガ18から、隣り合うフィンガ18に向かって突出して設ける構成としたから、隣り合うフィンガ18同士の間隔を、比較的広くすることができる。これにより、端子本体12のプレス加工を容易に行うことができる。また、フィンガ18に十分なばね性を付与することができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)図14に示すように、各フィンガ18の嵌着部20を、筒部16の径方向内方の叩き出すことにより、ピン端子11と接触するための接点部28を形成してもよい。これにより、ピン端子11とソケット端子10との電気的接続を一層確実にすることができる。
(2)当接部27は、嵌着部20のうち外ばねリング13が嵌着される領域に形成されてもよい。
(3)本実施形態ではフィンガ18は3つであったが、これに限られず、2つ又は4つ以上の複数であってもよい。
(4)本実施形態では、当接部27は嵌着部20の両側縁から突設される構成としたが、これに限られず、当接部27は、嵌着部20の一の側縁から突設されてなるものとしてもよい。この場合には、外ばねリング13を嵌着部20に嵌着した状態で、当接部27と、この当接部27と隣り合う嵌着部20とが、筒部16の周方向から当接する。
本実施形態に係るソケット端子を示す斜視図 ソケット端子を示す平面図 ソケット端子を示す側面図 図3におけるA−A線断面図 端子本体に外ばねリングを組み付ける前の状態を示す斜視図 端子本体を示す側面図 端子本体を示す平面図 外ばねリングを示す平面図 外ばねリングを示す側面図 外ばねリングを示す背面図 外ばねリングを嵌着する前の端子本体を示す正面図 外ばねリングを嵌着した後のソケット端子を示す正面図 ピン端子とソケット端子に嵌合させた状態を示す断面図 他の実施形態に係るソケット端子を示す正面図
符号の説明
10…ソケット端子
13…外ばねリング
16…筒部
17…基部
18A…底部フィンガ(フィンガ)
18B…側部フィンガ(フィンガ)
27…当接部

Claims (3)

  1. 相手のピン端子と嵌合可能な筒部を備えるソケット端子であって、前記筒部は、基部と、前記基部から前記筒部の軸方向に延びると共に前記筒部の周方向に間隔を空けて並んで設けられてなり、且つ前記筒部の径方向に弾性撓み可能な複数のフィンガとからなり、前記筒部のうち前記フィンガが形成された領域の外周には、前記フィンガを前記筒部の径方向内方に縮径するように付勢する外ばねリングが嵌着されており、前記フィンガには、前記外ばねリングが筒部の外周に嵌着された状態で隣り合う前記フィンガに当接する当接部が設けられ
    前記基部は、前記筒部のうち前記ピン端子との嵌合方向後側に位置して設けられ、前記フィンガは前記基部から前記嵌合方向前方に延びて設けられており、前記外ばねリングは、前記筒部のうち前記嵌合方向前端寄りの位置に嵌着されていることを特徴とするソケット端子。
  2. 前記当接部は、前記筒部のうち前記外ばねリングが嵌着された領域又は前記領域の近傍に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のソケット端子。
  3. 前記当接部は、前記筒部のうち前記嵌合方向の前端部に形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のソケット端子。
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