JP7194565B2 - 車両用灯具 - Google Patents

車両用灯具 Download PDF

Info

Publication number
JP7194565B2
JP7194565B2 JP2018212681A JP2018212681A JP7194565B2 JP 7194565 B2 JP7194565 B2 JP 7194565B2 JP 2018212681 A JP2018212681 A JP 2018212681A JP 2018212681 A JP2018212681 A JP 2018212681A JP 7194565 B2 JP7194565 B2 JP 7194565B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bracket
lamp
socket
vehicle lamp
side contact
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018212681A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020080236A (ja
Inventor
裕司 櫻井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koito Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Koito Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Koito Manufacturing Co Ltd filed Critical Koito Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2018212681A priority Critical patent/JP7194565B2/ja
Priority to CN201921879015.4U priority patent/CN211345139U/zh
Priority to CN201911064802.8A priority patent/CN111174168B/zh
Publication of JP2020080236A publication Critical patent/JP2020080236A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7194565B2 publication Critical patent/JP7194565B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F21LIGHTING
    • F21SNON-PORTABLE LIGHTING DEVICES; SYSTEMS THEREOF; VEHICLE LIGHTING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLE EXTERIORS
    • F21S41/00Illuminating devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. headlamps
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F21LIGHTING
    • F21VFUNCTIONAL FEATURES OR DETAILS OF LIGHTING DEVICES OR SYSTEMS THEREOF; STRUCTURAL COMBINATIONS OF LIGHTING DEVICES WITH OTHER ARTICLES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F21V19/00Fastening of light sources or lamp holders
    • F21V19/04Fastening of light sources or lamp holders with provision for changing light source, e.g. turret
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F21LIGHTING
    • F21VFUNCTIONAL FEATURES OR DETAILS OF LIGHTING DEVICES OR SYSTEMS THEREOF; STRUCTURAL COMBINATIONS OF LIGHTING DEVICES WITH OTHER ARTICLES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F21V23/00Arrangement of electric circuit elements in or on lighting devices
    • F21V23/06Arrangement of electric circuit elements in or on lighting devices the elements being coupling devices, e.g. connectors
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F21LIGHTING
    • F21WINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES F21K, F21L, F21S and F21V, RELATING TO USES OR APPLICATIONS OF LIGHTING DEVICES OR SYSTEMS
    • F21W2107/00Use or application of lighting devices on or in particular types of vehicles
    • F21W2107/10Use or application of lighting devices on or in particular types of vehicles for land vehicles

Description

本願発明は車両用灯具に関する。
従来、特許文献1のように、車両用灯具の配線は、灯室外に備えられていた。しかし、灯室外、即ちエンジンルーム内に存在する配線は組付けが煩雑であり、さらに防水加工が必要であるため、灯具ECUを備えて配線が灯室内に納められる形態へと移行していった。
この従来の形態を、図を用いて詳しく説明する。図14は、従来の車両用灯具501の構成を示すための概略図である。車両用灯具501は車両用前照灯であり、ハイビームランプ、ロービームランプ、クリアランプランプ、ターンシグナルランプ、デイタイムランニングランプ等、複数のランプを備えたコンビネーションランプである。ランプ光源のうちの少なくとも1つにはバルブが使用されている。
従来の車両用灯具501は、前方に開口部を有するランプボディ502と、透光性を有する樹脂やガラス等で形成され、ランプボディ502の開口部に取付けられる前面カバー511を備える。ランプボディ502と前面カバー511の内側には灯室Sが形成される。
灯室S内には、灯具ECU514から各ランプへ接続されて電力及び命令を伝達するコネクタ510が配置される。ここでバルブ506へ接続される外部コネクタ515だけは、ブッシング516を通って灯室S外に配置される。灯具ECU514を使用することで、車両用灯具501の配線を集約でき、集中コネクタ512と接続するだけで、各ランプに対して一斉に給電と制御が可能になる。
バルブ506はソケット508の先端に装着される。バルブ506を備えたソケット508が、バルブ506ごとランプボディ502に設けられた貫通孔504に挿通して着脱可能に保持されることで、バルブ506は灯室S内に配置される。このとき、ソケット508は後端側が灯室S外に突出した状態でランプボディ2に保持されるため、ソケット508の後端は灯室S外に配置される。ソケット508の後端には接点が設けられており、この接点に外部コネクタ515が接続されることでバルブ506は給電される。
ソケット508は灯室S外から着脱可能であり、バルブ506交換の際には、まず外部コネクタ515がソケット508から取り外され、ソケット508がバルブ506ごと貫通孔504から引き抜かれ、新しいソケット508にバルブ506ごと交換される。新しいソケット508が挿通されてランプボディ502に保持され、再び外部コネクタ515が接続される。
特開平9-251802号
しかし、このような構成では、バルブ506交換のたびに外部コネクタ515を着脱させる必要があり、手間がかかる。
本発明はこれを鑑みてなされたものであり、その目的は、バルブ交換の工数の削減である。
前記目的を達成するための、本発明のある形態の車両用灯具では、前方が開口したランプボディとその前方開口部に取付けられた前面カバーとで形成される灯室内にバルブが配置された車両用灯具において、前記バルブが装着される筒部を有し、前記ランプボディに設けられた貫通孔に挿通して取着されるソケットと、前記ソケットが嵌通する取付孔が設けられ、前記ランプボディの貫通孔の前記灯室側に装着されるブラケットとを備え、前記ソケットの前記筒部の外周には、ソケット側接点が露出して設けられ、前記ブラケットの前記取付孔の内側には、前記ソケットが前記ブラケットに嵌通することで前記ソケット側接点と導通接続されるブラケット側接点が設けられているよう構成した。この態様によれば、バルブが装着されたソケットをランプボディに着脱するだけで導通接続/解除が行われるため、バルブ交換の工数を削除できる。さらに、配線を全て灯室内に納めることができる、防水加工の必要もなく、配線を単純化できる。灯室外にコネクタを配置する必要もないため、組付け工数を削減できる。
ある形態では、前記ブラケットは、前記ランプボディにランス固定されるよう構成した。この態様によれば、ブラケットのランプボディへの組付けがワンタッチで行われ、組付け工数を削減できる。
またある形態では、前記ブラケット側接点は端子であり、前記ソケット側接点との接点部が板バネ状に形成されているよう構成した。この態様によれば、接点同士の接続に板バネ部が使用され、弾性変形により、接点同士の当接に必要な力を軽減できる。
またある形態では、前記ブラケット側接点は、前記ブラケットに設けられた溝に挿着される端子であるよう構成した。この態様によれば、ワンタッチで端子をブラケットに固定できる。
またある形態では、前記ブラケット側接点は、前記ブラケットにインサート成形されたインサート端子であるよう構成した。この形態に寄れば、端子をブラケットに組み付ける工程が不要となり、組付け効率が向上する。
またある形態では、前記ブラケットは、コネクタが接続されるコネクタ部を備え、前記インサート端子の一方の端部はブラケット側接点として前記取付孔の内側に露出し、他端部は前記コネクタ部に露出するよう構成した。この態様によれば、端子ごとに接続する必要がなく、コネクタとの嵌合で全ての接点との接続を行うことができる。
またある態様では、前記ブラケットは前記ブラケット側接点として端子を装着可能であり、前記ブラケットは、前記貫通孔の前記ソケットのソケット側接点に対応する位置ごとに配設される分割ブラケットであるよう構成した。この態様によれば、分割ブラケットを用いることで、分割ブラケット単品の構造および全体構成を単純なものとすることができる。
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、バルブ交換の工数を削減できる。
本発明に係る車両用灯具の概要を説明するための説明図である。 本発明の第1の実施形態にかかる車両用灯具の分解斜視図であり、図1の一点鎖線部分である。 同車両用灯具のブラケットであり、(A)が正面図、(B)が平面図、(C)が右側面図を示す。 図3のIV-IV線に沿った断面斜視図である。 同車両用灯具の端子である。 同車両用灯具の組立工程を示す。 本発明の第2の実施形態にかかる車両用灯具の分解斜視図であり、図1の一点鎖線部分である。 同車両用灯具のブラケットであり、(A)が正面図、(B)が平面図、(C)が右側面図を示す。 図8のIX-IX線に沿った断面斜視図である。 同車両用灯具のインサート端子の一例である。 同車両用灯具のブラケットとインサート端子の位置関係を示す説明図である。(A)がブラケット、(B)がブラケットを透かした状態のインサート端子、(C)がインサート端子である。全て同じ視点からみた斜視図である。 同車両用灯具の組立工程を示す。 本発明の第3の実施形態にかかる車両用灯具の分解斜視図であり、図1の一点鎖線部分である。 従来の車両用灯具の概略図である。
以下、本発明の好適な実施形態を、図面を参照しながら説明する。実施の形態は、発明を限定するものではなく例示であって、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは、必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。
(車両用灯具の構成)
まず、本発明の車両用灯具の構成の概要を説明する。図1は、第1の実施形態にかかる車両用灯具1の概略図である。車両用灯具1は、コンビネーションランプを備えた車両用前照灯であり、ランプ光源のうちの少なくとも1つにバルブが使用されている。
車両用灯具1は、前方に開口部を有するランプボディ2と、透光性を有する樹脂やガラス等で形成され、ランプボディ2の開口部に取付けられる前面カバー11を備える。ランプボディ2と前面カバー11の内側には灯室Sが形成される。
灯室S内には、灯具ECU14から各ランプへ接続され、電力及び命令を伝達するコネクタ10が配置される。
ランプボディ2に設けられた貫通孔4の灯室S側の周縁には、中央に貫通孔4を延伸する取付孔5が設けられたブラケット7が固定されている。貫通孔4及び取付孔5はソケット8が挿通するために設けられている。先端にバルブ6が装着されたソケット8は、貫通孔4及び取付孔5を挿通し、先端のバルブ6を含んだ一部が灯室S内に配置され、ブラケット7を介してランプボディ2に着脱可能に保持される。
ソケット8は筐体の外周面に接点を備え、ブラケット7に保持された状態で、ブラケット7の取付孔5の内面に設けられた接点と導通接続する。
コネクタ10及びブラケット7は電線13で灯具ECU14に接続され、灯具ECU14が外部の集中コネクタ12に接続されることで、各ランプは給電と制御を受ける。バルブ6を光源として使用するランプも、ブラケット7を介して電力と制御信号を受けとる。
バルブ6交換の際には、バルブ6を装着したソケット8ごと引き抜いて新しいバルブ6と交換し、再びブラケット7に保持させる。ソケット8がブラケット7を介してランプボディ2に保持されるだけで新しいバルブ6の導通接続が行われるため、交換が容易で工数の削減ができる。この形態によれば、バルブ6の導通のために灯室外配置のコネクタやブッシングを設ける必要がなく、配線は全て灯室S内におさめられるため防水加工を施す必要もなく、配線が簡略化される。
(第1の実施形態)
上記構成を備える本発明の具体的な形態を、図2~図5を用いて説明する。図2は第1の実施形態に係る車両用灯具1の分解斜視図であり、図1の一点鎖線部分を示す。ランプボディ2の上面側(図の上方)が灯室S内側、ランプボディ2の底面側(図の下方)が灯室S外側である。図3はブラケット7を示し、(A)が正面図、(B)が平面図、(C)が右側面図である。図4は、図3(B)のIV-IV線に沿ったブラケット7の縦断面斜視図であり、図5はブラケット7が備える端子3の斜視図である。
車両用灯具1は、バルブ6が装着されたソケット8、ランプボディ2、ブラケット7を備える。
ソケット8は、筐体である円柱状の胴部84を備える。胴部84の先端にはバルブ6が挿入されるバルブ挿入口85が設けられ、バルブ6が装着されている。本実施形態ではバルブ6はウェッジタイプであるが、口金タイプでも構わず、バルブ挿入口85はバルブ6の形状に合わせて形成される。
胴部84の後端側にはフランジ83が設けられ、さらに端部にはソケット8着脱の際に把持される把持部82が形成されている。
胴部84の外周面中ほどには、複数個の係合凸部81が円周方向に離散して突設されている。さらに胴部84の軸方向において、係合凸部81とフランジ83との間に位置して、接点部9が露出して設けられている。接点部9の他端側はバルブ挿入口85内に位置し、バルブ6がバルブ挿入口85に挿入されると電気的に接続され、接点部9がバルブ6の接点となる。接点部9は三箇所、円周方向に離散して設けられている。接点部9はその中央部付近が膨張した形状となっており、膨張部は胴部84の外周面から僅かに突出する。
ランプボディ2には、バルブ6が挿通する貫通孔4が設けられている。貫通孔4の内面には、ソケット8の係合凸部81に対応して、係合凹部21が形成されている。ランプボディ2の灯室S内側の面の貫通孔4周縁には、係合凹部21とは周方向にずれた位置に、ブラケット7とのランス固定用の複数の突起23が形成されている。さらに貫通孔4から離間した位置に、ブラケット7と係合してその周方向の位置決めをするための凹部が形成された位置合わせ凹部22が設けられている。
ブラケット7は、バルブ6が挿通する取付孔5が設けられた筒状体である。取付孔5の内側に突起23に対応して設けられたロックアーム71により、ブラケット7はランプボディ2に、取付孔5と貫通孔4の軸が略一致した状態でランス固定される。ブラケット7の外周面には、ランプボディ2の位置合わせ凹部22と係合する位置決め凸部74が突設されており、ランス固定の際には、これが円周方向位置の目印となる。
取付孔5の内側には、ソケット8の係合凸部81に対応して、係合L型凹部73が形成されている。ブラケット7がランプボディ2に固定された状態で、係合L型凹部73はランプボディ2の係合凹部21を延伸する。ソケット8が貫通孔4及び取付孔5に挿通し、フランジ83がランプボディ2に当接した状態で回転することで、係合凸部81が係合L型凹部73に係合して、ソケット8はブラケット7を介してランプボディ2に保持される。
ブラケット7には、円周方向三箇所、ソケット8がブラケット7に保持された状態でのソケット8の接点部9と対応する位置に、端子用凹部75が設けられている。端子用凹部75と直交して形成された溝72に端子3が嵌まり、切起しによって形成された舌辺状の切起し部32と、端子用凹部75に形成された凸部76とが嵌合して、端子3はブラケット7に固定される。端子3の後端側には電線13(図1参照、図2~図4には図示せず)がかしめられ、ブラケット7は灯具ECU14と接続される。
端子3の先端部31はU字に折り曲げられた板バネ形状となっており、さらに先端は僅かに湾曲して膨らんでおり、端子用凹部75に固定された状態で、取付孔5から内側へ僅かに突出する(図3(B)参照)。ソケット8がブラケット7に保持されると、ソケット8の接点である接点部9の膨張部とブラケット7の接点である先端部31が当接して導通接続される。板バネ形状となっていることで、弾性変形により突出した接点同士の当接に必要な力が軽減される。
図6を用いて、車両用灯具1の組立工程およびバルブ6の交換工程を説明する。まず電線13が端子3にかしめられ(A)、電線13がかしめられた端子3がブラケット7に固定され(B)、次に、ブラケット7がランプボディ2にランス固定され(C)、最後に、先端にバルブ6が装着されたソケット8がランプボディ2に挿通してブラケット7に保持され(D)、接点部9が端子3と導通接続して灯具ECU14に接続される。
バルブ6を交換するときには、ブラケット7との保持を解除してランプボディ2から抜き出し((D)⇒(C))、新しいソケット8を再びセットする((C)⇒(D))。ソケット8のセットと共に導通接続が完了するため、交換作業が容易である。またランス固定によりブラケット7の固定もワンタッチで完了する。従来と比べて、電線をブッシングから取り出す作業や外部コネクタを用意する必要もなく、バルブ交換の工数を削減できる。
(第2の実施形態)
次に第2の実施形態について図7~図12を用いて説明する。第1の実施形態と同一の構成については同一の符号を付して、説明を省略する。
図7は第2の実施形態に係る車両用灯具101の分解斜視図であり、図1の一点鎖線部分を示す。車両用灯具101は、バルブ6が装着されたソケット8、ランプボディ102、ブラケット107を備える。図8はブラケット107を示し、(A)が正面図、(B)が平面図、(C)が右側面図である。図9は、図8(B)のIX-IX線に沿ったブラケット107の縦断面斜視図である。図10はブラケット7が備えるインサート端子103Aの斜視図である。図11は、インサート端子103Aとブラケット7との位置関係を示す説明図である。
ブラケット107は、接点にインサート端子103A,103B,103Cが使用され、インサート成形により一体化していることが、第1の実施形態と異なる。筒状体であるブラケット107の外周面の一部には、雌型のコネクタ部177が形成されている。コネクタ部177は、灯具ECU14に接続する雄型のコネクタ10(図1参照)と嵌合する。
インサート端子103A,103B,103Cの、取付孔5の内面に露出する一端である先端部131A,131B,131Cは90度に折り曲げられた板バネ状となっている。先端部131A,131B,131Cの端部は僅かに湾曲して膨らんでおり、取付孔5の内に僅かに突出している。インサート端子103A,103B,103Cの塑性変形を軽減するため、先端部131A,131B,131Cには背当て部134A,134B,134Cが設けられている。背当て部134A,134B,134Cが存在しない場合、板バネ状の先端部131A,131B,131Cがたわむ量の限界値が大きくなり、たわみが過剰となる懸念がある。背当て部134A,134B,134Cを設けることで、先端部131A,131B,131Cがたわんだ際の塑性変形量を抑えることができる。これにより、ソケット8のガタつきなどによりインサート端子103A,103B,103Cのたわみ量が増大した場合でも、変形を抑制でき、安定してソケット8へ給電を行うことができる。
先端部131A,131B,131Cとは逆側の端部は、コネクタ部177内部に露出するコネクタ接続部133A,133B,133Cとなっている。コネクタ接続部133A,133B,133Cはピンとしてコネクタ部177に突出し、雄型のコネクタ10が雌型のコネクタ部177と嵌合することで、導通接続される。インサート端子103,103B,103Cは互いに接することなくインサート成形によりブラケット107に一体化している(図11参照)。
ブラケット107にはランプボディ102との位置決めのための凸部は設けられておらず、ランプボディ102に突当部124が形成されているのみである。ブラケット107をランプボディに固定する際には、コネクタ部177を把持し、コネクタ部177とは逆側の外周面を突当部124に突当させて位置決めし、ランプボディ102にランス固定する。このように構成することでブラケット107に位置決め凸部を設ける必要がなくなる。コネクタ部177に位置決め凸部の役割を持たせ、ランプボディ102に受け部を形成しても良い。
ブラケット107がランプボディ102にランス固定され、さらにソケット8が貫通孔4及び取付孔5に挿通して、ブラケット107を介してランプボディ102に保持されると、ソケット8の接点である9の膨張部とブラケット7の接点である先端部131A,131B,131Cが当接して両者が導通接続される。
図12を用いて、車両用灯具101の組立工程およびバルブ6の交換工程を説明する。灯具ECU14に電線13で接続された雄型のコネクタ10がコネクタ部177に嵌合され(A)、次にブラケット107がランプボディ102にランス固定され(B)、最後に先端にバルブ6が装着されたソケット8がランプボディ102に挿通してブラケット107を介して保持され(C)、接点部9がインサート端子103A,103B,103Cと導通接続して灯具ECU14に接続される。
バルブ6を交換の際は、第1実施形態と同様に、ブラケット107との保持を解除してランプボディ2から抜き出し((C)⇒(B))、新しいソケット8を再びセットする((B)⇒(C))。ソケット8のセットと共に導通接続が完了するため、交換作業が容易である。
第1実施形態では、接点に端子を使用したため、電線と端子をかしめてさらにその端子をブラケットに固定する工程が必要であったが、インサート端子を使用することで端子をかしめる工程が不要となり、また端子を個々に固定させる工程がコネクタ10を嵌合させるのみとなり、組立工数を大幅に削減できる。
(第3の実施形態)
次に第3の実施形態について図13を用いて説明する。第1の実施形態と同一の構成については同一の符号を付して、説明を省略する。
図13は第3の実施形態に係る車両用灯具201の分解斜視図であり、図1の一点鎖線部分を示す。
車両用灯具201は、バルブ6が装着されたソケット208、ランプボディ202、複数の分割ブラケット278から構成されているブラケット207を備える。
分割ブラケット278は、前後が開口した箱体であり、前方開口部に端子203が圧入され、先端部231が突出した状態で固定されている。端子203には電線13がかしめられており、分割ブラケット278の後方開口部から伸びた電線13は灯具ECU14に接続されている。
ランプボディ202の灯室S内側の貫通孔4の周縁には、固定部225が複数個設けられている。固定部225の上面、および分割ブラケット278の底面には図示しない固定機構が設けられており、分割ブラケット278は固定部225の上面に固定される。固定機構には、ランス固定や係合溝など、従来周知の機構が用いられる。
固定部225は、それぞれ係合凹部21から円周方向に等距離だけ離間した位置に形成されている。ソケット208が貫通孔4に挿通して回転すると、係合凸部81が固定部225に当接し、ブラケットを介さず直接ランプボディ202に保持される。ソケット208の接点部9は、端子203の位置に合わせて配置されており、ソケット208が保持された状態で、接点部9は端子203の先端部231に当接して導通接続される。第1実施例と異なり、ソケット208はブラケットを介さず保持されるため、本実施形態の胴部84は、その分短く形成されている。
第1実施形態や第2実施形態と同様、バルブ6交換の際には、ソケット208を取り外して新しいものと交換して再セットするだけで、導通接続も行われる。
ブラケット207に分割ブラケット278を用いることで、分割ブラケット278単品の構造および全体構成を単純なものとすることができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について述べたが、上記の実施形態は本発明の一例であり、これらを当業者の知識に基づいて組み合わせることが可能であり、そのような形態も本発明の範囲に含まれる。
1 車両用前照灯
2 ランプボディ
3 端子
4 (ランプボディの)貫通孔
5 (ブラケットの)取付孔
6 バルブ
7 ブラケット
8 ソケット
9 接点部
10 コネクタ
11 前面カバー
31 先端部
84 胴部
S 灯室

Claims (9)

  1. 前方が開口したランプボディとその前方開口部に取付けられた前面カバーとで形成される灯室内にバルブが配置された車両用灯具において、
    前記バルブが装着される筒部を有し、前記ランプボディに設けられた貫通孔に挿通して取着されるソケットと、前記ソケットが嵌通する取付孔が設けられ、前記ランプボディの前記貫通孔の前記灯室側に装着されるブラケットと、を備え、
    前記ソケットの前記筒部の外周には、ソケット側接点が露出して設けられ、
    前記ブラケットの前記取付孔の内側には、前記ソケットが前記ブラケットに嵌通することで前記ソケット側接点と導通接続されるブラケット側接点が設けられ
    前記灯室内には、灯具ECUからランプに接続され、電力および命令を伝達するコネクタが配置され、
    前記コネクタおよび前記ブラケットは、電線で前記灯具ECUに接続される、
    ことを特徴とする車両用灯具。
  2. 前記ブラケットは、前記ランプボディにランス固定される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。
  3. 前記ブラケット側接点は端子であり、前記ソケット側接点との接点部が板バネ状に形成されている、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両用灯具。
  4. 前記ブラケット側接点は、前記ブラケットに設けられた溝に挿着される端子である、
    ことを特徴とする請求項1~請求項3のいずれか一項に記載の車両用灯具。
  5. 前記ブラケット側接点は、前記ブラケットにインサート成形されたインサート端子である、
    ことを特徴とする請求項1~請求項3のいずれか一項に記載の車両用灯具。
  6. 前記ブラケットは、前記コネクタが接続されるコネクタ部を備え、
    前記インサート端子の一方の端部は前記ブラケット側接点として前記取付孔の内側に露出し、他端部は前記コネクタ部に露出する、
    ことを特徴とする請求項5に記載の車両用灯具。
  7. 前記ブラケットは前記ブラケット側接点として端子を装着可能であり、
    前記ブラケットは、前記貫通孔の前記ソケットの前記ソケット側接点に対応する位置ごとに配設される分割ブラケットである、
    ことを特徴とする請求項1~請求項3のいずれか一項に記載の車両用灯具。
  8. 前記ランプボディには、前記ブラケットの外周面を突当させて位置決めする、前記ランプボディの内表面に湾曲して突出した突出部が設けられている、
    ことを特徴とする請求項1~請求項7のいずれか一項に記載の車両用灯具。
  9. 前記突出部には、前記ブラケットに設けられた凸部と係合して、周方向の位置決めをするための凹部が形成されている、
    ことを特徴とする請求項8に記載の車両用灯具。
JP2018212681A 2018-11-13 2018-11-13 車両用灯具 Active JP7194565B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018212681A JP7194565B2 (ja) 2018-11-13 2018-11-13 車両用灯具
CN201921879015.4U CN211345139U (zh) 2018-11-13 2019-11-04 车辆用灯具
CN201911064802.8A CN111174168B (zh) 2018-11-13 2019-11-04 车辆用灯具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018212681A JP7194565B2 (ja) 2018-11-13 2018-11-13 車両用灯具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020080236A JP2020080236A (ja) 2020-05-28
JP7194565B2 true JP7194565B2 (ja) 2022-12-22

Family

ID=70655769

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018212681A Active JP7194565B2 (ja) 2018-11-13 2018-11-13 車両用灯具

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP7194565B2 (ja)
CN (2) CN211345139U (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7194565B2 (ja) * 2018-11-13 2022-12-22 株式会社小糸製作所 車両用灯具
JP2022086255A (ja) * 2020-11-30 2022-06-09 株式会社小糸製作所 車両用灯具

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001023413A (ja) 1999-07-02 2001-01-26 Yazaki Corp リアコンビネーションランプ
JP2005011818A (ja) 2003-06-21 2005-01-13 Tyco Electronics Amp Korea Ltd バルブソケット

Family Cites Families (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4573754A (en) * 1984-03-14 1986-03-04 U.S. Plastics Corp. Lamp assembly
JP3337123B2 (ja) * 1997-11-21 2002-10-21 住友電装株式会社 バルブ用ターミナル
JP3716108B2 (ja) * 1998-10-20 2005-11-16 住友電装株式会社 ウェッジベースバルブ装置
JP4216938B2 (ja) * 1999-01-14 2009-01-28 スタンレー電気株式会社 車両用灯具の配線部
JP3710647B2 (ja) * 1999-06-21 2005-10-26 株式会社小糸製作所 バルブソケット
US6350043B1 (en) * 2000-07-21 2002-02-26 Aerospace Lighting Corporation Behind panel mount, directional lighting bracket
DE10200831A1 (de) * 2002-01-02 2003-07-17 Philips Intellectual Property Lampe und Scheinwerfer zur einfachen Montage
DE102005033882B4 (de) * 2005-07-20 2015-04-09 Automotive Lighting Reutlingen Gmbh Beleuchtungseinrichtung für Kraftfahrzeuge, Baugruppe für eine solche Beleuchtungseinrichtung und Verfahren zur Montage einer solchen Beleuchtungseinrichtung
JP4857884B2 (ja) * 2006-04-20 2012-01-18 住友電装株式会社 コネクタ
CN201228895Y (zh) * 2008-04-30 2009-04-29 上海小糸车灯有限公司 前照灯灯泡安装用卡环
CN101615750B (zh) * 2008-06-24 2011-03-16 上海小糸车灯有限公司 一种用于楔形灯泡的触点式灯座
CN201303183Y (zh) * 2008-11-03 2009-09-02 富士康(昆山)电脑接插件有限公司 电连接器
DE102009057819A1 (de) * 2009-01-08 2010-09-23 Sumitomo Wiring Systems, Ltd., Yokkaichi Anschlußpaßstück und Verfahren zum Bilden desselben
JP2011198627A (ja) * 2010-03-19 2011-10-06 Kyocera Elco Corp スイッチ付き同軸コネクタ
JP5865089B2 (ja) * 2012-01-19 2016-02-17 矢崎総業株式会社 バルブソケット
KR101651738B1 (ko) * 2014-09-05 2016-08-29 케이유엠 유한회사 차량용 램프 어셈블리
DE102015201153A1 (de) * 2015-01-23 2016-07-28 Osram Gmbh Beleuchtungseinrichtung
CN205592821U (zh) * 2015-12-15 2016-09-21 上海小糸车灯有限公司 一种更换、拆装时可避免接触电线的车灯灯座结构
JP7194565B2 (ja) * 2018-11-13 2022-12-22 株式会社小糸製作所 車両用灯具

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001023413A (ja) 1999-07-02 2001-01-26 Yazaki Corp リアコンビネーションランプ
JP2005011818A (ja) 2003-06-21 2005-01-13 Tyco Electronics Amp Korea Ltd バルブソケット

Also Published As

Publication number Publication date
CN111174168A (zh) 2020-05-19
JP2020080236A (ja) 2020-05-28
CN211345139U (zh) 2020-08-25
CN111174168B (zh) 2022-12-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7194565B2 (ja) 車両用灯具
JP2001244012A (ja) コネクタ
US5664870A (en) Vehicular lamps
EP1583191A1 (en) High retention connection
US4319798A (en) Plug-in connector for use with electrical sockets in motor vehicles
JP6709817B2 (ja) コネクタ
JP4146841B2 (ja) メインヘッドランプのランプホルダへの電気接続のための接続要素
JP2001155514A (ja) リアコンビネーションランプ
JP3710651B2 (ja) バルブソケット
JPH0896602A (ja) ランプソケット
KR101063396B1 (ko) 차량용 콘덴서 커넥터
JP3788712B2 (ja) モジュール用コネクタ取付構造
US8651899B2 (en) Lamp socket assembly and method
GB2053440A (en) Vehicle light cluster
CN1644981B (zh) 汽车前照灯的装配工具
US6352443B1 (en) Lamp socket
US11749930B2 (en) Joint connecter having an isolation terminal and connection terminal
JP2005101011A (ja) ランプソケット
JP3195270B2 (ja) 車両用シガーライターソケットからの電力取出構造
JP3982996B2 (ja) ランプソケット及びソケットアセンブリ
JP3467355B2 (ja) 無口金電球用ソケットおよび無口金電球装置ならびにこれを用いた照明装置
JP2000021211A (ja) 車両用灯具
KR20080086581A (ko) 커넥터 어셈블리
JP7040905B2 (ja) 車両用サンバイザ
JPS6010274Y2 (ja) コネクタ−

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20211012

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220817

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220905

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221027

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20221208

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20221212

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7194565

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150