JP3337123B2 - バルブ用ターミナル - Google Patents

バルブ用ターミナル

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JP3337123B2
JP3337123B2 JP32136597A JP32136597A JP3337123B2 JP 3337123 B2 JP3337123 B2 JP 3337123B2 JP 32136597 A JP32136597 A JP 32136597A JP 32136597 A JP32136597 A JP 32136597A JP 3337123 B2 JP3337123 B2 JP 3337123B2
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holding piece
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俊和 佐波
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ウェッジベースバ
ルブに電気接続されるバルブ用ターミナルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種のバルブ用ターミナルとし
て、特開平9−161924号公報に記載されたものが
知られている。このバルブ用ターミナル1は、図8に示
されており、平板状の基部2の両側部から一対の弾性挟
持片3,3を直角に曲げ起して備えている。そして、バ
ルブ用ターミナル1をバルブソケット4内に装着して、
ウェッジベースバルブ5の電極部6をこのバルブソケッ
ト4に挿入すると、前記弾性挟持片3,3の間に電極部
6が挟持されて電気接続される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、バルブ用タ
ーミナル1は、バルブソケット4内に装着されると他部
品等の当接から保護されるが、バルブソケット4内に装
着される前の段階では露出状態となるから、他部品が当
接して弾性挟持片3,3が閉鎖方向に塑性変形を受ける
場合がある。そうなると弾性挟持片3,3の間に、バル
ブ5の電極部6を挿入する作業が困難となる。
【0004】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、バルブソケットに装着される前の単体状態でも、弾
性挟持片の過度撓みを防止可能なバルブ用ターミナルの
提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、ウェッジベースバルブ用の
バルブソケット内に装着され、ウェッジベースバルブに
備えた平板状の電極部に電気接続されるバルブ用ターミ
ナルであって、前記バルブソケットへの内側面に沿って
設けられる平板状の基部と、前記基部の両側部から直角
に曲げ起こされて、前記電極部を挟持可能な一対の弾性
挟持片とを備えるとともに、この弾性挟持片における先
端部の側縁からは前記基部側へ向けて規制突部が突出形
成される一方、前記基部の上端縁の中央部でかつ前記両
規制突部の間には平板状をなす変形規制部が延設され、
両弾性挟持片が閉鎖方向へ撓んだときに弾性挟持片と当
接することで、弾性挟持片の過度撓みを規制可能である
ところに特徴を有する。
【0006】請求項2の発明は、請求項1記載のバルブ
用ターミナルにおいて、変形規制部の両側部を、前記規
制部の基端側へと曲げ起こしたところに特徴を有する。
【0007】
【0008】
【発明の作用及び効果】請求項1の発明によれば、弾性
挟持片が閉鎖方向に押されても、変形規制部が弾性挟持
片の変形量を規制して塑性変形を防ぐから、弾性挟持片
が元の状態に戻れる。ここで、変形規制部は、バルブ用
ターミナル自体に設けられているから、バルブ用ターミ
ナルがバルブソケットに装着される前の単体の状態で
も、弾性挟持片の塑性変形を防げる。これにより、両弾
性挟持片が所定の間隔に保たれ、ウェッジベースバルブ
とバルブ用ターミナルとの組付け操作を円滑に進めるこ
とができる。また、変形規制部は平板状の基板からその
まま延設されているため、つまり弾性挟持片側へ大きく
入り込まないから、変形規制部と電極部との干渉を防止
することができる。
【0009】請求項2の構成によれば、変形規制部の両
側部が、規制突部の基端側に曲げ起こされているから、
規制突部の先端側から変形規制部がはずれてしまうこと
がなく、両者が確実に当接し合える。
【0010】
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図1
ないし図7に基づいて説明する。図1において、符号1
0はガラス製のシングル球タイプのウェッジベースバル
ブ(以下、「バルブ10」という)であって、略円柱形
状をなす中空の発光部11の下端側に、平板状の電極部
12が連設された形状となっており、発光部11内のフ
ィラメントFに接続された一対のリード線13,13
が、電極部12の底部の両端部から引き出されて、電極
部12の両側面上にそれぞれ折り曲げられることで、一
対の接点14,14が形成されている。また、電極部1
2のうちリード線13が配された両側面には、その略中
央高さ位置において、横方向に係止溝16が延びてお
り、ここに後述するバルブ用ターミナル20(以下、
「ターミナル20」という)に設けた弾性挟持片24,
24が係止する。
【0012】バルブソケット30は、図2及び図3に示
されている。バルブソケット30は、合成樹脂で作成さ
れ、図2の上下方向に一対のキャビティ31,31が貫
通形成されており、本発明を適用したターミナル20
が、このキャビティ31の下端側開口31Aから挿入さ
れる。キャビティ31の内壁には、樹脂ランス32が同
図の上方に向かって片持ち梁状に延ばされている。そし
て、キャビティ31内にターミナル20が挿入される
と、樹脂ランス32がターミナル20に押されて一度撓
んでから復元し、ターミナル20に抜け止め状態に係止
する(図2参照)。また、両キャビティ31,31の上
側の開口は互いに連通して電極挿入部33を構成してお
り、ここにバルブ10の電極部12が挿入可能される。
【0013】ターミナル20は、金属板から切り抜かれ
た原型20A(図4参照)を曲げ加工して図1に示すよ
うに形成され、前記電極部12に電気接続される接続部
21と、電線Dに圧着される圧着部22とから構成され
る。ターミナル20の原型20Aは、帯状のキャリヤ2
0B(図4参照)に連ねられた状態のまま曲げ加工さ
れ、完成した複数のターミナル20は、図5に示すよう
にキャリヤ20Bに連なったままでバルブソケット30
への組み付け現場に搬送されて、そこで各ターミナル2
0がキャリヤ20Bから切り離される。
【0014】ターミナル20の接続部21には、図1に
示すように、概長方形の基部23に一対の弾性挟持片2
4,24を備えて構成されている。弾性挟持片24は、
その基端部24Aが基部23のうち図1の下端側の両側
部から直角に曲げ起こされ、同図の上方に片持ち梁状と
なって延びており、先端寄りが互いに接近した湾曲部2
4B,24Bとなっている。そして、挟持片24,24
の間に電極部12が挿入されると、電極部12の係止溝
16に湾曲部24Bが係止しかつ接点14に接触してタ
ーミナル20とバレル10とが電気接続される。各弾性
挟持片24のうち湾曲部24Bより先端側は、反対側の
弾性挟持片24から遠ざかる側に真っ直ぐ延びており、
その先端の側面には、基部23側に向けて規制突部25
が突出されている。
【0015】基部23の幅方向の中央には、矩形の係止
孔27が形成されており、ここに前記した樹脂ランス3
2が係止する。係止孔27の下縁部からは弾性挟持片2
4側に受け片28が曲げ起こされており、この受け片2
8によって電極部12の下端位置が規制される。さら
に、基部23のうち係止孔27の下方には、位置決突起
29が弾性挟持片24とは反対側に叩き出されており、
この位置決突起29がキャビティ31内の係止面34
(図2参照)に当接してターミナル20のキャビティ3
1への挿入深さが決まる。
【0016】さて、基部23の上端の中央には、変形規
制部40が延設されている。変形規制部40は、全体と
して突片状をなし、前記した両規制突部25,25の間
に配置され、変形規制部40の両側部は、図6(a)に
示すように、規制突部25の基端側に若干曲げ起こされ
ている。
【0017】本実施形態は上記のような構造であって、
続いてその作動を説明する。ターミナル20とバルブソ
ケット30とは、異なる場所で製作されてから組み付け
工場に搬送されて組み付けられる。ターミナル20の製
作現場では、原型20A(図4参照)をキャリヤ20B
に連ねたままで曲げ加工し(図5参照)、これを巻いた
状態にして組み付け工場に搬送する。このとき、ターミ
ナル20同士が押し合って、弾性挟持片24,24間が
閉鎖する方向に力を受ける場合がある。ところが、弾性
挟持片24が閉鎖方向に撓んでも、図6(b)及び図7
に示すように、規制突部25が変形規制部40に当接し
てそれ以上変形しないから、塑性変形には至らない。ま
た、変形規制部40の両側部は、規制突部25の基端側
に曲げ起こされているから、規制突部25の先端側から
変形規制部40がずれてしまうようなことがなくなり、
両者が確実に当接し、弾性挟持片24の塑性変形を確実
に防止できる。従って、弾性挟持片24はその弾性によ
り元通りに復元でき、これにより両弾性挟持片24,2
4が所定の間隔に保たれ、バルブ10とターミナル20
との組付け操作を円滑に進められる。
【0018】組み付け工場では、ターミナル20をキャ
リヤ20Bから切り離し、圧着部22に電線Dを圧着し
てバルブソケット30のキャビティ31内に装着する。
そして、バルブ10の電極部12をバルブソケット30
の電極挿入部33に挿入すると、弾性挟持片24の間に
電極部12が挟持されて電気接続される。ここで、本実
施形態のターミナル20では、規制突部25を弾性挟持
片24から基部23側へと突出させて、そこに変形規制
部40を当接可能としてあるから、弾性挟持片24のう
ち電極部12を挟持する側に変形規制部40が大きく突
出することがなく、変形規制部40と電極部12との干
渉が防がれる。
【0019】このように本実施形態のターミナル20に
よれば、弾性挟持片24に塑性変形を防いで、バルブ1
0とターミナル20との接続作用を円滑に進められる。
【0020】<他の実施形態>本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)本発明は、上記実施形態に例示したシングル球タ
イプに限らず、ダブル球タイプのバルブ用ターミナルに
も同様に適用することが可能である。 (2)本実施形態のターミナル20には、電線Dが圧着
される圧着部22を備えていたが、例えば、圧着部22
の代わりに雄タブが備えられているものであってもよ
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】バルブとターミナルの斜視図
【図2】バルブソケットの側断面図
【図3】図2のA−A断面図
【図4】ターミナルの展開図
【図5】ターミナルがキャリヤに連なった状態を示す側
面図
【図6】(a)自然状態の弾性挟持片の平面図 (b)変形を受けた状態の弾性挟持片の平面図
【図7】変形を受けた状態の弾性挟持片の部分透過側面
【図8】従来のターミナルの斜視図
【符号の説明】
10…ウェッジベースバルブ 20…バルブ用ターミナル 24…弾性挟持片 25…規制突部 30…バルブソケット 40…変形規制部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウェッジベースバルブ用のバルブソケッ
    ト内に装着され、ウェッジベースバルブに備えた平板状
    の電極部に電気接続されるバルブ用ターミナルであっ
    て、 前記バルブソケットへの内側面に沿って設けられる平板
    状の基部と、 前記基部の両側部から直角に曲げ起こされて、前記電極
    部を挟持可能な一対の弾性挟持片とを備えるとともに、
    この弾性挟持片における先端部の側縁からは前記基部側
    へ向けて規制突部が突出形成される一方、 前記基部の上端縁の中央部でかつ前記両規制突部の間に
    は平板状をなす変形規制部が延設され、両弾性挟持片が
    閉鎖方向へ撓んだときに弾性挟持片と当接することで、
    弾性挟持片の過度撓みを規制可能である ことを特徴とす
    るバルブ用ターミナル。
  2. 【請求項2】 前記変形規制部の両側部を、前記規制部
    の基端側へと曲げ起こしたことを特徴とする請求項1記
    載のバルブ用ターミナル。
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