JPH0434274B2 - - Google Patents
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- JPH0434274B2 JPH0434274B2 JP62164858A JP16485887A JPH0434274B2 JP H0434274 B2 JPH0434274 B2 JP H0434274B2 JP 62164858 A JP62164858 A JP 62164858A JP 16485887 A JP16485887 A JP 16485887A JP H0434274 B2 JPH0434274 B2 JP H0434274B2
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- electrical contact
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Landscapes
- Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の目的]
(産業上の利用分野)
この発明は、雄端子に対する接触圧力を高める
ために、電気接触部内部に板バネを配置した、い
わゆる二部品構成の電気接続子、およびその電気
接続子の製造方法の改良に関するものである。
ために、電気接触部内部に板バネを配置した、い
わゆる二部品構成の電気接続子、およびその電気
接続子の製造方法の改良に関するものである。
(従来の技術)
従来、雄端子に対する接触圧力を高めるため
に、電気接触部内部に板バネを配置した二部品構
成の電気接続子としては、特公昭45−7274号公報
および実公昭62−1332号公報に記載された技術が
知られている。
に、電気接触部内部に板バネを配置した二部品構
成の電気接続子としては、特公昭45−7274号公報
および実公昭62−1332号公報に記載された技術が
知られている。
これら従来技術によれば、雄端子に対する接触
圧向上のために、従来の一体成形によるバネ部に
替えて、ベリリウム銅などの高弾性材料を板バネ
として用い、この板バネを電気接続子の長手方向
一端に形成された箱型の電気接触部に組込み、電
気接触部の両側部に切欠き形成した支持溝に、板
バネの幅方向両側部に突出形成した耳片を支持さ
せた状態で、電気接触部の内部に保持している。
圧向上のために、従来の一体成形によるバネ部に
替えて、ベリリウム銅などの高弾性材料を板バネ
として用い、この板バネを電気接続子の長手方向
一端に形成された箱型の電気接触部に組込み、電
気接触部の両側部に切欠き形成した支持溝に、板
バネの幅方向両側部に突出形成した耳片を支持さ
せた状態で、電気接触部の内部に保持している。
したがつて、上記従来の電気接続子において
は、電気接触部に雄端子を挿通した状態で板バネ
が撓み、この板バネの弾性復帰力によつて接触圧
を得る構造となつている。
は、電気接触部に雄端子を挿通した状態で板バネ
が撓み、この板バネの弾性復帰力によつて接触圧
を得る構造となつている。
しかしながら、上記従来の電気接続子において
は、雄端子の挿通前は板バネに弾発力が発生せ
ず、板バネが電気接触部内に自由に保持された状
態となるため、弾性限度を越える応力を受けるこ
とがなく、板バネの寿命が延びるという利点はあ
るものの、板バネががたつく原因となり、しかも
雄端子の挿入角度によつては、板バネの自由端と
電気接触部の天井面間に、雄端子が誤挿入されや
すい結果につながる恐れがある。さらに、従来の
電気接続子のように板バネにあらかじめ弾性変位
を付与しない場合は、雄端子の挿入時における挿
入力のピーク値が高くなり、大きな挿入力を要す
るという問題があつた。
は、雄端子の挿通前は板バネに弾発力が発生せ
ず、板バネが電気接触部内に自由に保持された状
態となるため、弾性限度を越える応力を受けるこ
とがなく、板バネの寿命が延びるという利点はあ
るものの、板バネががたつく原因となり、しかも
雄端子の挿入角度によつては、板バネの自由端と
電気接触部の天井面間に、雄端子が誤挿入されや
すい結果につながる恐れがある。さらに、従来の
電気接続子のように板バネにあらかじめ弾性変位
を付与しない場合は、雄端子の挿入時における挿
入力のピーク値が高くなり、大きな挿入力を要す
るという問題があつた。
(発明が解決しようとする課題)
この発明は、上記従来技術の問題点を解決する
ためになされたものであつて、その目的とすると
ころは、製品完成状態での板バネのがたつきがな
く、雄端子が板バネと電気接触部の内周面との空
間部に誤挿入するのを防止し、さらに雄端子の挿
入力を低減できる電気接続子およびその製造方法
を提供することにある。
ためになされたものであつて、その目的とすると
ころは、製品完成状態での板バネのがたつきがな
く、雄端子が板バネと電気接触部の内周面との空
間部に誤挿入するのを防止し、さらに雄端子の挿
入力を低減できる電気接続子およびその製造方法
を提供することにある。
[発明の構成]
(課題を解決するための手段)
前記の目的を達成するために、この発明の電気
接続子は、中央が湾曲した細長状の板バネの中央
両側部に突設された耳片を、雄端子を受入れる電
気接触部の中央両側部に切欠形成された係止溝に
係合することによつて、前記板バネを前記電気接
触部内に保持するようにした電気接続子であつ
て、前記板バネの湾曲率d1を、製品完成状態に
おける前記係止溝と前記電気接触部の内壁との離
間間隔d2よりも大きく形成し、かつ製品完成状
態において、前記板バネの少なくとも長手方向両
端部近傍が、前記電気接触部の内壁に当接すると
共に、前記耳片と前記係止溝とが係合された状態
の3点支持を形成したことを特徴とする。
接続子は、中央が湾曲した細長状の板バネの中央
両側部に突設された耳片を、雄端子を受入れる電
気接触部の中央両側部に切欠形成された係止溝に
係合することによつて、前記板バネを前記電気接
触部内に保持するようにした電気接続子であつ
て、前記板バネの湾曲率d1を、製品完成状態に
おける前記係止溝と前記電気接触部の内壁との離
間間隔d2よりも大きく形成し、かつ製品完成状
態において、前記板バネの少なくとも長手方向両
端部近傍が、前記電気接触部の内壁に当接すると
共に、前記耳片と前記係止溝とが係合された状態
の3点支持を形成したことを特徴とする。
また、以上の構成を可能とするために、この発
明の電気接続子の製造方法は、展開状態のブラン
クの各部を、折曲げ線を介して順次折曲げ加工
し、前記ブランクの一端側基板部の両側にそれぞ
れ側壁を介して互いにL字状に立上げ形成された
上壁同士を突合わせて箱状の電気接触部を形成
し、最終折曲げ工程の直前において、前記上壁同
士の突合わせ部分である開口部に、中央が湾曲し
た細長状の板バネを挿入し、この板バネの中央両
側部に突設された耳片を、前記各側壁に切欠き形
成された係止溝内に位置決め設置し、次いで前記
上壁同士の突合わせによつて形成される電気接触
部の内部に前記板バネを保持するに際し、前記板
バネの湾曲率d1を、製品完成状態における前記
係止溝と前記電気接触部の内壁との離間間隔d2
よりも大きく形成し、前記上壁の突合わせ工程に
おいて、前記板バネを、その自己矯正力によつて
弾性変形させることにより、前記板バネの少なく
とも長手方向両端部近傍を、前記電気接触部の内
壁に当接させると共に、前記耳片を前記係止溝に
係合させた状態で、前記電気接触部の内部に保持
した製品完成状態となすことを特徴とする。
明の電気接続子の製造方法は、展開状態のブラン
クの各部を、折曲げ線を介して順次折曲げ加工
し、前記ブランクの一端側基板部の両側にそれぞ
れ側壁を介して互いにL字状に立上げ形成された
上壁同士を突合わせて箱状の電気接触部を形成
し、最終折曲げ工程の直前において、前記上壁同
士の突合わせ部分である開口部に、中央が湾曲し
た細長状の板バネを挿入し、この板バネの中央両
側部に突設された耳片を、前記各側壁に切欠き形
成された係止溝内に位置決め設置し、次いで前記
上壁同士の突合わせによつて形成される電気接触
部の内部に前記板バネを保持するに際し、前記板
バネの湾曲率d1を、製品完成状態における前記
係止溝と前記電気接触部の内壁との離間間隔d2
よりも大きく形成し、前記上壁の突合わせ工程に
おいて、前記板バネを、その自己矯正力によつて
弾性変形させることにより、前記板バネの少なく
とも長手方向両端部近傍を、前記電気接触部の内
壁に当接させると共に、前記耳片を前記係止溝に
係合させた状態で、前記電気接触部の内部に保持
した製品完成状態となすことを特徴とする。
(作用)
この発明の電気接続子において、電気接触部の
上壁同士が開いている状態で、板バネを電気接触
部の内部に挿入し、板バネの耳片を電気接触部の
係止溝に支持させれば、板バネは両側支持された
状態となる。
上壁同士が開いている状態で、板バネを電気接触
部の内部に挿入し、板バネの耳片を電気接触部の
係止溝に支持させれば、板バネは両側支持された
状態となる。
次いで、上壁同士を突合わせて閉じ、箱状の電
気接触部を形成する段階では、上壁が平坦化する
にしたがつて、板バネの長手方向両端部近傍が電
気接触部の内壁に当接する方向に移動し、相対的
に側壁が狭まるにつれて、耳片の支持が確実化
し、その脱落を生じない状態を維持しつつ、板バ
ネの長手方向両端部近傍が電気接触部の内壁に当
接した電気接触子が完成する。
気接触部を形成する段階では、上壁が平坦化する
にしたがつて、板バネの長手方向両端部近傍が電
気接触部の内壁に当接する方向に移動し、相対的
に側壁が狭まるにつれて、耳片の支持が確実化
し、その脱落を生じない状態を維持しつつ、板バ
ネの長手方向両端部近傍が電気接触部の内壁に当
接した電気接触子が完成する。
したがつて、製品完成状態においては、板バネ
の少なくとも長手方向両端部近傍が、電気接触部
の内壁に当接すると共に、板バネの耳片と電気接
触部の係止溝とが係合された状態の3点支持構造
が形成される。
の少なくとも長手方向両端部近傍が、電気接触部
の内壁に当接すると共に、板バネの耳片と電気接
触部の係止溝とが係合された状態の3点支持構造
が形成される。
(実施例)
以下、この発明の電気接続子およびその製造方
法の実施例を、図面を参照して詳細に説明する。
法の実施例を、図面を参照して詳細に説明する。
第1図ないし第5図はこの発明の電気接続子の
製造工程を示し、第1図はブランクの平面図、第
2図は同じくブランクの折曲げ最終工程直前にお
いてその電気接触部内に板バネを組込む状態を示
す分解斜視図、第3図は同じく組込み状態におけ
る横断面図。第4図は同じく電気接続子の完成状
態を示す斜視図、第5図は同じく完成状態におけ
る横断面図、第6図は同じく完成状態における側
断面図である。
製造工程を示し、第1図はブランクの平面図、第
2図は同じくブランクの折曲げ最終工程直前にお
いてその電気接触部内に板バネを組込む状態を示
す分解斜視図、第3図は同じく組込み状態におけ
る横断面図。第4図は同じく電気接続子の完成状
態を示す斜視図、第5図は同じく完成状態におけ
る横断面図、第6図は同じく完成状態における側
断面図である。
また、第7図ないし第9図はこの発明の電気接
続子の他の実施例を示す横断面図である。
続子の他の実施例を示す横断面図である。
第1図ないし第6図において、この発明の電気
接続子は、一端側に箱型の電気接触部12を形成
し、他端側に複数の片を立上げた電線カシメ部1
4を形成した、黄銅などのプレス成形体からなる
接続子10と、前記電気接触部12の内部に配置
された、ベリリウム銅などの高弾性部材からな
る、中央が湾曲した細長状の板バネ16とからな
つており、図示しない雄端子を電気接触部12内
に挿入することによつて、雄端子は板バネ16と
電気接触部12の内部に挟持され、大きな接触圧
による良好な接続が得られるように構成されてい
る。
接続子は、一端側に箱型の電気接触部12を形成
し、他端側に複数の片を立上げた電線カシメ部1
4を形成した、黄銅などのプレス成形体からなる
接続子10と、前記電気接触部12の内部に配置
された、ベリリウム銅などの高弾性部材からな
る、中央が湾曲した細長状の板バネ16とからな
つており、図示しない雄端子を電気接触部12内
に挿入することによつて、雄端子は板バネ16と
電気接触部12の内部に挟持され、大きな接触圧
による良好な接続が得られるように構成されてい
る。
接続子10は、製品の展開形状にブランクカツ
トされたブランクB(第1図)の底部基板11の
左右を、折曲げ線lに沿つて徐々に折曲げ成形す
ることによつて形成され、板バネ16はその最終
折曲げ工程の前段階において、電気接触部12内
へと組込まれる。
トされたブランクB(第1図)の底部基板11の
左右を、折曲げ線lに沿つて徐々に折曲げ成形す
ることによつて形成され、板バネ16はその最終
折曲げ工程の前段階において、電気接触部12内
へと組込まれる。
電気接触部12は、底部基板11の長手方向一
端側左右に、展開形状にブランクカツトされた側
壁18aおよび上壁18bを、その展開形状から
徐々に折曲げ成形し、最終的にたとえば第5図に
示すように、上壁18b同士を突合わせるよう
に、箱型に形成される。
端側左右に、展開形状にブランクカツトされた側
壁18aおよび上壁18bを、その展開形状から
徐々に折曲げ成形し、最終的にたとえば第5図に
示すように、上壁18b同士を突合わせるよう
に、箱型に形成される。
各側壁18aのほぼ中央部には、矩形状の係止
溝22が打ち抜きにより切欠き形成されている。
溝22が打ち抜きにより切欠き形成されている。
板バネ16は、電気接触部12の内側幅にほぼ
等しい幅を有する細長状であつて、かつその中央
の底面として湾曲する形状に形成されたものであ
り、中央部の両側には、電気接触部12の板厚に
等しい突出量を有する一対の耳片26が一体に突
出形成されている。
等しい幅を有する細長状であつて、かつその中央
の底面として湾曲する形状に形成されたものであ
り、中央部の両側には、電気接触部12の板厚に
等しい突出量を有する一対の耳片26が一体に突
出形成されている。
そして、板バネ16の湾曲量d1(第2図参
照)は、電気接触部12の最終形状、すなわち製
品完成状態における係止溝22と上壁18bとの
離間間隔d2(第4図、第5図参照)よりも大き
く設定されており、この板バネ16の湾曲量d1
は、その組込み過程でその自己矯正力によつて弾
性変形し、前記離間間隔d2に等しくなる。
照)は、電気接触部12の最終形状、すなわち製
品完成状態における係止溝22と上壁18bとの
離間間隔d2(第4図、第5図参照)よりも大き
く設定されており、この板バネ16の湾曲量d1
は、その組込み過程でその自己矯正力によつて弾
性変形し、前記離間間隔d2に等しくなる。
以上の構成において、板バネ16を電気接触部
12内に挿通する場合は、第2図、第3図に示す
ように、上壁18bと側壁18aが底部基板11
の上方に折曲げられていて、しかも底面基板11
の下縁と側壁18aとの間が90°以上開いている
段階であり、この時に上壁18b同士は板バネ1
6を幅方向に挿入可能な程度開いている。
12内に挿通する場合は、第2図、第3図に示す
ように、上壁18bと側壁18aが底部基板11
の上方に折曲げられていて、しかも底面基板11
の下縁と側壁18aとの間が90°以上開いている
段階であり、この時に上壁18b同士は板バネ1
6を幅方向に挿入可能な程度開いている。
この段階で、板バネ16を挿通すれば、耳片2
6は係止溝22の下縁に接した状態で仮止めされ
た状態に保持されることになる。
6は係止溝22の下縁に接した状態で仮止めされ
た状態に保持されることになる。
次いで、この状態から側壁18aの両側を押圧
すれば、第6図に示したように、上壁18b同士
が突き当てられ、角度変更に応じて板バネ16の
少なくとも長手方向両端部近傍が上壁18bの内
壁に当接し、さらにこの状態から順次撓んで、最
終的には板バネ16の湾曲率d1が上記離間間隔
d2と同じになり、また耳片26が係止溝22の
下縁に完全に載置係合されて、電気接触部12の
側面に面一の状態で支持されることになるのであ
る。
すれば、第6図に示したように、上壁18b同士
が突き当てられ、角度変更に応じて板バネ16の
少なくとも長手方向両端部近傍が上壁18bの内
壁に当接し、さらにこの状態から順次撓んで、最
終的には板バネ16の湾曲率d1が上記離間間隔
d2と同じになり、また耳片26が係止溝22の
下縁に完全に載置係合されて、電気接触部12の
側面に面一の状態で支持されることになるのであ
る。
したがつて、製品の完成状態では、板バネ16
の少なくとも長手方向両端部近傍が、電気接触部
12の上壁18bに当接すると共に、板バネ16
の耳片26と電気接触部12の係止溝22とが係
合された状態の3点支持構造で、前記板バネ16
が電気接触部12内に支持されることになる。
の少なくとも長手方向両端部近傍が、電気接触部
12の上壁18bに当接すると共に、板バネ16
の耳片26と電気接触部12の係止溝22とが係
合された状態の3点支持構造で、前記板バネ16
が電気接触部12内に支持されることになる。
なお、第7図および第8図は、本発明の電気接
続子の他の実施例を示すものであり、第7図は板
バネ16の両端部を、電気接触部12の上壁18
bの左右両側に突出せしめた例であり、また第8
図は板バネ16の一側端部を電気接触部12の上
壁18bの一側に突出せしめた例である。
続子の他の実施例を示すものであり、第7図は板
バネ16の両端部を、電気接触部12の上壁18
bの左右両側に突出せしめた例であり、また第8
図は板バネ16の一側端部を電気接触部12の上
壁18bの一側に突出せしめた例である。
さらに、第9図は、板バネ16の両端部が電気
接触部12の下壁、すなわち底部基板11の内壁
に当接するよう、上述した各実施例とは逆に、つ
まり裏返しに板バネ16を電気接触部12に取付
けた例である。
接触部12の下壁、すなわち底部基板11の内壁
に当接するよう、上述した各実施例とは逆に、つ
まり裏返しに板バネ16を電気接触部12に取付
けた例である。
[発明の効果]
以上、実施例により詳細に説明したように、こ
の発明の電気接続子においては、電気接触部の上
壁同士が開いている状態で板バネを電気接触部内
部に挿入し、板バネの耳片を電気接触部の係止溝
に支持させれば、板バネは両側支持された状態と
なる。
の発明の電気接続子においては、電気接触部の上
壁同士が開いている状態で板バネを電気接触部内
部に挿入し、板バネの耳片を電気接触部の係止溝
に支持させれば、板バネは両側支持された状態と
なる。
次いで、上壁同士を突合わせて閉じ、箱状の電
気接触部を形成する段階では、上壁が平坦化する
にしたがつて、板バネの長手方向両端部近傍が電
気接触部の内壁に当接する方向に移動し、相対的
に側壁が狭まるにつれて、耳片の支持が確実化
し、その脱落を生じない状態を維持しつつ、板バ
ネの長手方向両端部近傍が電気接触部の内壁に当
接した電気接触子が完成する。
気接触部を形成する段階では、上壁が平坦化する
にしたがつて、板バネの長手方向両端部近傍が電
気接触部の内壁に当接する方向に移動し、相対的
に側壁が狭まるにつれて、耳片の支持が確実化
し、その脱落を生じない状態を維持しつつ、板バ
ネの長手方向両端部近傍が電気接触部の内壁に当
接した電気接触子が完成する。
したがつて、製品完成状態においては、板バネ
の少なくとも長手方向両端部近傍が、電気接触部
の内壁に当接すると共に、板バネの耳片と電気接
触部の係止溝とが係合された状態の3点支持構造
が形成される。
の少なくとも長手方向両端部近傍が、電気接触部
の内壁に当接すると共に、板バネの耳片と電気接
触部の係止溝とが係合された状態の3点支持構造
が形成される。
よつて、この発明にあつては、製品完成状態で
の板バネのがたつきがなく、しかも雄端子が板バ
ネと電気接触部の内壁との空間部に誤挿入される
ことを構造的に防止することができる。
の板バネのがたつきがなく、しかも雄端子が板バ
ネと電気接触部の内壁との空間部に誤挿入される
ことを構造的に防止することができる。
さらには、板バネが常時弾性変形された状態と
なるため、電気接続子を組立てる際にバラツキに
よる〓間を生じる恐れがなく、しかも、雄端子の
挿入時における挿入力のピーク値を、前述した従
来の電気接続子のように、板バネにあらかじめ弾
性変位を付与しないものと比較して、大幅に低減
することができ、挿入力を大幅に軽減することが
できる。
なるため、電気接続子を組立てる際にバラツキに
よる〓間を生じる恐れがなく、しかも、雄端子の
挿入時における挿入力のピーク値を、前述した従
来の電気接続子のように、板バネにあらかじめ弾
性変位を付与しないものと比較して、大幅に低減
することができ、挿入力を大幅に軽減することが
できる。
第1図ないし第5図はこの発明の電気接続子の
製造工程を示し、第1図はブランクの平面図、第
2図は同じくブランクの折曲げ最終工程直前にお
いてその電気接触部内に板バネを組込む状態を示
す分解斜視図、第3図は同じく組込み状態におけ
る横断面図、第4図は同じく電気接続子の完成状
態を示す斜視図、第5図は同じく完成状態におけ
る横断面図、第6図は同じく完成状態における側
断面図であり、また第7図ないし第9図はこの発
明の電気接続子の他の実施例を示す横断面図であ
る。 10……接続子、12……電気接触部、16…
…板バネ、18a……側壁、18b……上壁、2
2……係止溝、26……耳片、d1……板バネの
湾曲量、d2……製品完成状態における係止溝と
電気接触部の内壁との離間間隔。
製造工程を示し、第1図はブランクの平面図、第
2図は同じくブランクの折曲げ最終工程直前にお
いてその電気接触部内に板バネを組込む状態を示
す分解斜視図、第3図は同じく組込み状態におけ
る横断面図、第4図は同じく電気接続子の完成状
態を示す斜視図、第5図は同じく完成状態におけ
る横断面図、第6図は同じく完成状態における側
断面図であり、また第7図ないし第9図はこの発
明の電気接続子の他の実施例を示す横断面図であ
る。 10……接続子、12……電気接触部、16…
…板バネ、18a……側壁、18b……上壁、2
2……係止溝、26……耳片、d1……板バネの
湾曲量、d2……製品完成状態における係止溝と
電気接触部の内壁との離間間隔。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 中央が湾曲した細長状の板バネの中央両側部
に突設された耳片を、雄端子を受入れる電気接触
部の中央両側部に切欠形成された係止溝に係合す
ることによつて、前記板バネを前記電気接触部内
に保持するようにした電気接続子であつて、前記
板バネの湾曲率d1を、製品完成状態における前
記係止溝と前記電気接触部の内壁との離間間隔d
2よりも大きく形成し、かつ製品完成状態におい
て、前記板バネの少なくとも長手方向両端部近傍
が、前記電気接触部の内壁に当接すると共に、前
記耳片と前記係止溝とが係合された状態の3点支
持を形成したことを特徴とする電気接続子。 2 展開状態のブランクの各部を、折曲げ線を介
して順次折曲げ加工し、前記ブランクの一端側基
板部の両側にそれぞれ側壁を介して互いにL字状
に立上げ形成された上壁同士を突合わせて箱状の
電気接触部を形成し、最終折曲げ工程の直前にお
いて、前記上壁同士の突合わせ部分である開口部
に、中央が湾曲した細長状の板バネを挿入し、こ
の板バネの中央両側部に突設された耳片を、前記
各側壁に切欠形成された係止溝内に位置決め設置
し、次いで前記上壁同士の突合わせによつて形成
される電気接触部の内部に前記板バネを保持する
に際し、前記板バネの湾曲率d1を、製品完成状
態における前記係止溝と前記電気接触部の内壁と
の離間間隔d2よりも大きく形成し、前記上壁の
突合わせ工程において、前記板バネを、その自己
矯正力によつて弾性変形させることにより、前記
板バネの少なくとも長手方向両端部近傍を、前記
電気接触部の内壁に当接させると共に、前記耳片
を前記係止溝に係合させた状態で、前記電気接触
部の内部に保持した製品完成状態となすことを特
徴とする電気接続子の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16485887A JPS6410589A (en) | 1987-07-01 | 1987-07-01 | Electric connector and manufacture thereof |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16485887A JPS6410589A (en) | 1987-07-01 | 1987-07-01 | Electric connector and manufacture thereof |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6410589A JPS6410589A (en) | 1989-01-13 |
JPH0434274B2 true JPH0434274B2 (ja) | 1992-06-05 |
Family
ID=15801253
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16485887A Granted JPS6410589A (en) | 1987-07-01 | 1987-07-01 | Electric connector and manufacture thereof |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6410589A (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2904367B2 (ja) * | 1991-06-17 | 1999-06-14 | 矢崎総業株式会社 | 雌端子 |
JP2546255Y2 (ja) * | 1992-07-08 | 1997-08-27 | 矢崎総業株式会社 | 雌型端子金具 |
JP3620014B2 (ja) | 1999-08-04 | 2005-02-16 | 矢崎総業株式会社 | 雌端子及びその製造方法 |
CN114465055A (zh) * | 2022-03-18 | 2022-05-10 | 安徽江淮汽车集团股份有限公司 | 一种汽车插座端子结构 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6025823U (ja) * | 1983-07-27 | 1985-02-21 | 松下電工株式会社 | ヒ−タカバ− |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5984773U (ja) * | 1982-11-30 | 1984-06-08 | 矢崎総業株式会社 | 雌型電気接続子 |
-
1987
- 1987-07-01 JP JP16485887A patent/JPS6410589A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6025823U (ja) * | 1983-07-27 | 1985-02-21 | 松下電工株式会社 | ヒ−タカバ− |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6410589A (en) | 1989-01-13 |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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