JP4341192B2 - バルブソケット及び端子 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、バルブの電極に接触させる端子及び当該端子を備えるバルブソケットに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、実開平3−116586号公報に記載のもののように、口金式バルブ3の口金4の側面に対して片持ち状の接触片5Aを弾性的に接触させる端子5を備えるバルブソケット1があった。この端子5の接触片5Aは、端子5の基板5Bの一部を舌片状に切起こすことにより形成されている。
ソケット本体2に対してバルブ3が取り付けられると、端子5の接触片5Aが撓み変形しつつバルブ3の口金4の外周面に弾性的に接触することで、導通が図られる。このようなバルブソケット1では、バルブ3の取付や交換の度に接触片5Aの変形が繰り返される。また、口金4と端子5との接触は接触片5Aの弾性反力によって接触圧が確保されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、単に切起こして接触片5Aを形成した端子5では、治具等が突っ込まれて過度に撓み操作されてしまうと、塑性変形してしまう虞があった。また、バルブ点灯時等においてバルブ3が高温になると、高温クリープ特性により口金4に対する接触圧が不足してしまう虞もあった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、切起こして形成した接触片の強度及び接触圧を向上させた端子及び当該端子を備えるバルブソケットの提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、バルブを装着させるソケット本体と、前記ソケット本体に組付けられると共に、基板の一部を片持ち状に切り起こして形成された舌片を、前記ソケット本体に装着された前記バルブの電極に接触させる端子とを備えたバルブソケットにおいて、前記舌片の基板側の背面に補助ばねが設けてあり、前記舌片には幅広に形成した先端部が備えられ、前記補助ばねは前記先端部を前記基板側へ回曲して形成されて、前記先端部を前記基板と弾接可能となっており、前記先端部は前記基板の打ち抜き孔の両側端縁と当接しているところに特徴を有する。
【0006】
請求項2の発明は、基板の一部を片持ち状に切り起こして形成された舌片を、バルブの電極に接触させる端子であって、前記舌片の基板側の背面に補助ばねが設けられており、前記舌片には幅広に形成した先端部が備えられ、前記補助ばねは前記先端部を前記基板側へ回曲して形成されて、前記先端部を前記基板と弾接可能となっており、前記先端部は前記基板の打ち抜き孔の両側端縁と当接しているところに特徴を有する。
【0008】
【発明の作用及び効果】
<請求項1及び請求項の発明>
舌片の背面側の補助ばねが舌片を支持するので、舌片の過度の変形を防ぎ、かつ、バルブの電極への接触圧を向上させることが可能となる。
【0009】
また、幅広に形成された先端部によって形成された補助ばねの両側部が、舌片が打ち抜かれた孔のうち幅狭の部分に当接するので、補助ばねが基板の背面側に抜け出てしまうことを規制し、舌片の保持力を向上させる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図1ないし図9に基づいて説明する。
この実施形態では、口金式バルブ20をバルブ本体11に装着してなるバルブソケット10について示す。
図1に示すように、口金式バルブ20は、内部に2本のフィラメント24,24を収容した略球状のバルブ部21に、円柱状の口金22が連設されている。口金22には、バルブ部21とは反対側の端面に正電極25が2個突設されていると共に、外周面が負電極26をなしている。また、口金22の外周面にはバルブソケット10に係止するための一対の係止ピン23,23が180度の間隔を開けて突設されている。
【0011】
ソケット本体11は、合成樹脂製でインサート成形によって金属製の正端子40と負端子50とを一体に備える。
ソケット本体11の一端側(図2の上側)には、前記口金22が装着される円筒形のバルブ装着部12が形成されているとともに、他端側(図2の下側)には、図示しない雌コネクタが嵌合される角筒形の雄コネクタ部13が形成されている。尚、本実施形態におけるバルブソケット10は、バルブ装着部12の開口方向と雄コネクタ部13の開口方向とは直交する方向をなし、ソケット本体11が全体として略L字状をなすいわゆるL字型ソケットである。
【0012】
バルブ装着部12は、共に円筒形をなす周壁が同心で配されており、周壁のうち外側の外周壁16の外周面には、フランジ14が形成されていると共に、フランジ14の上方には90度間隔毎に計4個の係合突起16Aが突設され、フランジ14と係合突起16Aとの間で図示しないパネルの取付孔の開口端縁を挟持することにより、ソケット本体11がパネル(図示なし)に取り付けられるようになっている。
【0013】
また、バルブ装着部12の周壁のうち内側の内周壁15の内部に口金22を挿入するようになっている。
内周壁15の内周面には、Jスロットと称する一対の係止溝17が180度の間隔をおいて各々縦向きに形成されている。各係止溝17には、バルブ20の口金22に突設された係止ピン23が挿入され、係止ピン23が係止溝17の直線部分の下端に当たるまで押し込まれたところでバルブ20を回転させて、係止ピン23を係止溝17の屈曲部分に回り込ませることにより、バルブ20が抜け止め状態で取り付けられるようになっている。
【0014】
バルブ装着部12の底壁には一対の正端子40が対称に配設されている。正端子40は導電板を屈曲して形成されたもので、略S字状に屈曲して形成された弾性接触片41と雄コネクタ部13内に突出されるタブ部42とを備え、インサート成形によってソケット本体11と一体となっている。バルブ装着部12にバルブ20が装着されると、正端子40の弾性接触片41は、口金22の端面の正電極25と弾性的に接触する(図1参照)。
【0015】
また、バルブ装着部12には内周壁15から外周壁16に連なる対向壁を備えて内側に開口する負端子収容部18が設けられており(図3参照)、この負端子収容部18には負端子50が配設されている。
負端子50は導電板をプレス成形することにより形成されている。負端子50は図4に示すように、基板51の下端縁から垂直方向に延出するタブ部54を備え、全体として略L字状をなしている。タブ部54全体は、幅方向の左右両側から中央で突き合わされるように密着曲げされ、2枚重ねの構造となって強度の向上が図られている。
尚、負端子50は、インサート成形によってタブ部54の中間部分をソケット本体11内に埋め込まれていると共に、基板51の両端縁を負端子収容部18の対向壁に食い込ませるようにしてソケット本体11と一体になっている(図2、3参照)。
【0016】
さて、負端子50の基板51の上部には接触片55が形成されている。接触片55は、図5に示すような形態で切り込みがなされ、一端が基板51へ連結された一般部52と一般部52よりも幅広に形成された先端部53とを備えた略T字状に形成されている。接触片55全体は基板51の表面側へ曲げ起こされ、連結部52Aを中心として撓み変形が可能となっている。また、先端部53は、一般部52との境界部分を中心として背面側へ弧状に回曲され撓み可能な補助ばね部56を形成している。補助ばね部56の先端縁はさらに同方へ回曲され、次述するように基板51との摺接が円滑になされるようにしている。
【0017】
補助ばね部56は上記した背面側への回曲の結果、打ち抜き孔51Aのうち一般部52によるものであって、先端部53によるものとの境界よりの箇所に対向し、かつこの箇所の打ち抜き穴51Aの開口幅は補助ばね部56よりも幅狭であることから、補助ばね部56は打ち抜き孔51Aから抜け出ることなく基板51に当接可能となる。
【0018】
続いて本実施形態の組付けについて説明する。
口金22の係止ピン23をバルブ装着部12の係止溝17に合わせつつ、バルブ20をバルブ20本体に挿入する。口金22が奥方へ進入すると、口金22の端面が正端子40の弾性接触片41へ当接するので、そのまま力を加えて弾性接触片41を撓み変形させながら、さらに奥方へ押し込み、係止ピン23が係止溝17の底壁に当接したところでバルブ20を係止ピン23と係止溝17の側壁とが当接するまで回転させてバルブ20を離す。すると、正極の弾性接触片41の弾性反力でもってバルブ20が上方へ押し戻されて、係止ピン23が係止溝17の屈曲部分に進入して係止される。これにより、バルブ20がバルブ本体21に装着される。
バルブ20が装着されると、負端子50の接触片55は口金22の側面に押えられるが、接触片55は基板51との連結部52Aを中心に撓み可能となっており、その弾性反力でもって負電極26に対して接触する(図9参照)。
【0019】
ここで、負端子50の接触片55の背面側に設けられた補助ばね部56は、接触片55が撓み変形することによって、補助ばね部56自身も同方向へ押圧される。このとき、補助ばね部56の両側部は基板51の打ち抜き孔51Aの両側端縁と当接しているので、基板51によって支持され、補助ばね部56が基板51の背面側へ抜け出てしまうことがない。これにより、補助ばね部56自身が接触片55と基板51とによって挟み込まれるので、接触片55からの押圧によって撓み変形しつつその弾性反力でもって接触片55の背面側への移動を規制する(図9参照)。
【0020】
このように本実施形態のバルブソケット10によれば、口金22に押圧された接触片55が背面側へ移動するのを補助ばね部56が撓み変形して規制するので、接触片55が潰れてしまうことを防ぐ。さらに撓み変形した補助ばね部56の弾性反力によって、接触片55を口金22の側面側へ押し返すことができるので、接触片55の接触圧を向上させることができる。
従って、負端子50と口金22との導通接続が安定し、接触信頼性が向上する。
【0021】
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態では負端子50はインサート成形によってソケット本体11に一体成形されていたが、ソケット本体11の成形後に組付けを行うものであっても良い。
(2)上記実施形態では、インサート成形を行う場合に負端子50に対して樹脂が付着するのを防ぐために負端子50の周囲を金型で覆って成形する事に起因して、バルブソケット11には負端子50の背面側に空洞が生じていたが、ソケット本体が負端子50の背面側に密着する壁面を備えるようなものであっても良い。
(3)上記実施形態のバルブ20は、2本のフィラメント24を持ついわゆるダブル球であるが、1本のフィラメント24によるいわゆるシングル球であっても良い。
(4)上記実施形態では、口金式バルブ20の口金22に対して接触を図る負端子50に本発明を適用したものであったが、例えば、ウェッジベースバルブの電極に対して接触を図る端子に対して本発明を適用するものであっても良い。
(5)上記実施形態では補助ばね部56を接触片55の先端部に設けたものであったが、補助ばねを基板21側に設けるものであっても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るバルブソケットの側断面図
【図2】組付け前のバルブソケットの側断面図
【図3】バルブソケットの平面図
【図4】負端子の斜視図
【図5】接触片を曲げ起こす前の負端子の部分拡大図
【図6】負端子の正面図
【図7】負端子の側面図
【図8】負端子の平面図
【図9】バルブ取付時の負端子の部分拡大断面図
【図10】従来例の断面図
【符号の説明】
10…バルブソケット
11…ソケット本体
20…口金式バルブ(バルブ)
26…負電極(電極)
50…負端子(端子)
51…基板
53…先端部
55…接触片(舌片)
56…補助ばね部(補助ばね)

Claims (2)

  1. バルブを装着させるソケット本体と、
    前記ソケット本体に組付けられると共に、基板の一部を片持ち状に切り起こして形成された舌片を、前記ソケット本体に装着された前記バルブの電極に接触させる端子とを備えたバルブソケットにおいて、
    前記舌片の基板側の背面に補助ばねが設けてあり、
    前記舌片には幅広に形成した先端部が備えられ、前記補助ばねは前記先端部を前記基板側へ回曲して形成されて、前記先端部を前記基板と弾接可能となっており、前記先端部は前記基板の打ち抜き孔の両側端縁と当接していることを特徴とするバルブソケット。
  2. 基板の一部を片持ち状に切り起こして形成された舌片を、バルブの電極に接触させる端子であって、
    前記舌片の基板側の背面に補助ばねが設けられており、
    前記舌片には幅広に形成した先端部が備えられ、前記補助ばねは前記先端部を前記基板側へ回曲して形成されて、前記先端部を前記基板と弾接可能となっており、前記先端部は前記基板の打ち抜き孔の両側端縁と当接していることを特徴とする端子。
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