JP2006107934A - 雌コンタクト - Google Patents

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大樹 相本
Hironori Kono
宏典 河野
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Abstract

【課題】 板バネのへたりを防止すると共に、挿入性及び耐久性を向上させつつ製造コストを削減する。
【解決手段】 雌コンタクト1は、雄コンタクトの収容空間を有する四角筒状のソケット
10と、雄コンタクトと接触するよう弓形に曲げられてソケット10内に保持された板バ
ネ20とを備えている。板バネ20は、雄コンタクト挿入方向手前側が固定端22、奥側が自由端23となるように配置されており、自由端23近傍には、ソケット10の幅方向に沿って上方に屈曲した屈曲部21が形成される。そして、板バネ20の固定端22近傍と、屈曲部21の頂点とがソケット10の上壁13に接触する。ソケット10の上壁13における板バネ20の弓形の頂部と対向する位置には、下方に突出した突起13aが1つだけ形成される。
【選択図】 図5

Description

本発明は、ピン形端子又はプラグ等の雄コンタクトをソケットに挿抜自在に収容して電
気的に接触させる雌コンタクトに関し、より詳細にはソケット内に板バネを保持した雌コ
ンタクトに関する。
雌コンタクトとして、ピン形端子やプラグ等の雄コンタクトを収容するソケットと、雌コンタクトと雄コンタクトとの電気的接触を良好にするため、ソケット内に収容された雄コンタクトに弾性力を付与することができるようにソケット内に保持された板バネと、を備えたものがある。
係る雌コンタクトのソケットには、例えば雌コンタクトの導通チェックに用いられる検査棒等の雄コンタクト以外の異物が挿入されることがある。そして、ソケットに挿入された異物が通常使用される雄コンタクトよりも太い場合には、板バネが過剰に変形してしまう。こうなると板バネが塑性変形を起こし、弾性を失ういわゆるへたりが生じる。したがって、ソケット内に収容された雄コンタクトに適度な弾性力を付与することができなくなり、雄コンタクトを確実に保持することが困難となる。その結果、板バネの本来の機能、すなわち雄コンタクトとの電気的接触を良好にするという機能が発揮されなくなる。
特許文献1には、上述のような板バネのヘタリを防止するために、板バネの過変形を防止する突起が形成された雌コンタクトが開示されている。以下、図10(A)、(B)を参照しつつ、特許文献1の雌コンタクトについてより詳細に説明する。図10(A)は、特許文献1の雌コンタクトのソケットを示す斜視図である。図10(B)は、図10(A)のX-X線に沿う断面図である。
特許文献1の雌コンタクトは1枚の平板材を折り曲げることによって製作される。そして、図10(A)、(B)に示すように、そのソケット510は、底壁511、上壁513、及び2つの側壁512からなる四角筒状に形成されている。雄コンタクトは、図10(A)の紙面左手前から右奥に向かって挿入される。さらに、上壁513の下面と対向すると共に、底壁511側に向かって湾曲した板バネ520が形成されている。加えて、上壁513における板バネ520の湾曲部分に対向する位置には、雄コンタクト挿入方向と直交する方向に隣接するように2つの下に凸の突起513aが形成されている。この突起513aによって、板バネ520の過変形を防止することができる。
また、板バネ520は、雄コンタクト挿入方向奥側(図10(A)の紙面右奥側)端部近傍において一方の側壁512と連接されている。つまり、板バネ520の雄コンタクト挿入方向奥側端部は固定端520aとなっている。一方、板バネ520の雄コンタクト挿入方向手前側端部は自由端520bとなっている。そして、板バネ520は、図10(B)に示すように、固定端520a及び自由端520bの近傍が上壁513の下面と接触するようになっている。これにより、板バネ520は、雄コンタクトを挿入する際、上壁513に2箇所で支持されるので、優れたバネ性を示す。
特開昭60−249270号公報(第4図、第6図)
しかしながら、上述のように、特許文献1に記載の雌コンタクトには、板バネ520の過変形を防止するための突起513aが2つ形成されているために、製造コストが比較的高くなる。また、図10(A)に示すように、上壁513と接触する自由端520b近傍は、上壁513と平行な平板状に形成されている。つまり、板バネ520の自由端520b近傍は、上壁513の下面と面で接触する。したがって、雄コンタクトを挿入する際、板バネ520と上壁513との間で生じる摩擦力が大きく、雄コンタクトの挿入力が増大する。その結果、雄コンタクトのスムーズな挿入が困難となる。さらに、繰り返し雄コンタクトを挿入することにより、板バネ520と上壁513との間の摩擦により、板バネ520の自由端520b近傍及び上壁513の板バネ520との当接部分が磨耗し、雌コンタクトの耐久性が低下する。
そこで、本発明の目的は、板バネのへたりを防止すると共に、挿入性及び耐久性を向上させつつ製造コストを削減することが可能な雌コンタクトを提供することである。
課題を解決するための手段及び効果
本発明の雌コンタクトは、雄コンタクトの収容空間を画定する内壁面を有する筒状のソケットと、その雄コンタクト挿入方向両端がそれぞれ固定端及び自由端となっており、前記収容空間内にある雄コンタクトに弾性力を付与することができるように前記収容空間内に保持されていると共に、前記自由端近傍に前記ソケットの幅方向に沿う屈曲部が形成されており、前記屈曲部の頂点と前記固定端近傍とが雄コンタクト挿入方向に沿って離隔した2個所において前記内壁面に接触する板バネとを備えており、前記内壁面の前記2個所の間には、前記板バネに近づく方向に突出した突起が1つだけ形成されている。
この構成によると、内壁面に形成された突起により、板バネの過変形を防止することができる。その結果、板バネのへたりを防止することができる。また、内壁面に形成された突起が1つであるので、突起が2つ以上形成されている場合と比べて、製造コストを削減することができる。さらに、板バネの屈曲部の頂点と固定端の近傍とが内壁面に接触する。つまり、板バネの自由端近傍は内壁面と線で接触する。よって、板バネの自由端近傍が内壁面と面で接触する場合と比べて、板バネと内壁面との間に生じる摩擦が減少する。したがって、板バネは内壁面と2箇所で接触することで優れたバネ性を維持しつつ、挿入性及び耐久性を向上させることができる。
本発明の雌コンタクトでは、前記板バネの前記自由端が前記固定端よりも雄コンタクト挿入方向奥側に位置していることが好ましい。本発明の雌コンタクトは、自由端近傍にソケットの幅方向に沿う屈曲部が形成されており、屈曲部の頂点が内壁面と接触するために、自由端は内壁面に接触しておらず、自由端と内壁面との間には隙間が形成されているが、この構成によると、自由端が固定端よりも雄コンタクト挿入方向奥側にあるので、自由端と内壁面との間の隙間に雄コンタクトが挿入されて板バネが座屈するのを防止することができる。
以下、本発明の好適な一実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
先ず、図1〜図8を参照しつつ、本実施の形態に係る雌コンタクト1の全体構成について説明する。図1〜図7は、本実施の形態に係る雌コンタクトの斜視図、上面図、両側面図、長手方向に沿う断面図、底面図、正面図をそれぞれ示している。図8は、本実施の形態に係る雌コンタクトの使用状態を示す図である。
なお、図1〜図8において、互いに直交する矢印x、y、zは、それぞれ本実施の形態に係る雌コンタクト1の長手方向、幅方向、上下方向を示し、特にx方向は雄コンタクトの挿抜方向、z方向は後述する板バネの弾性力の作用方向と一致する。
雌コンタクト1は、x方向に沿って、図1の紙面手前側から順に、x方向に細長い筒状のソケット10と、ソケット10の一端と連結部30aを介して接続された上部当接片30と、上部当接片30の連結部30aとは反対側の端部と連結部40aを介して接続された導体圧着部40と、導体圧着部40の連結部40aとは反対側の端部と連結部50aを介して接続された絶縁体圧着部50とを備えている。また、図5に示すように、ソケット10内には、板バネ20が保持されている。なお、雌コンタクト1の各部は、いずれも同一の導電性材料、例えば比較的弾性の高い真鍮等からなる。
ソケット10は、略長方形平面の底壁11、底壁11の短手方向(y方向)両端から上方に向かって垂直に連設された2つの側壁12、及び一方の側壁12の上端から底壁11と平行に連設された上壁13を含む。これら、底壁11、両側壁12、及び上壁13に囲まれた空間が雄コンタクト収容空間となる。
ソケット10の底壁11には、連接部30aに亘る開口61が形成されている(図2〜図6、及図8参照)。開口61は、雌コンタクト1を格納するハウジング70に当該雌コンタクトを係止させるものである(図8参照)。より詳細には、ハウジング70に設けられたランス71に開口61により形成された端面が係合する。これにより、雌コンタクト1はハウジング70に係止され、ハウジング70からの抜け落ちが防止される。
また、底壁11の中央近傍には、図5〜図7に示すように、それぞれx方向に細長い楕円形の凸部11aが2つy方向に隣接して形成されている。これにより、収容空間内に挿入された雄コンタクトは、2つの凸部11a及びバネ部20によって狭持される。したがって、雄コンタクトは、雌コンタクト1の収容空間内において3箇所で安定的に支持される。さらに、2つの凸部11aによって、雄コンタクト挿入時、雄コンタクトをy方向にずれることなく収容空間内に真っ直ぐに挿入することができる。
ソケット10の各側壁12の雄コンタクト挿入口側端部近傍には、底壁11よりも下方に伸びる下部当接片12aが形成されている。下部当接片12aは、後で詳述する上部当接片30と共に、雌コンタクト1を格納するハウジング70に当該雌コンタクトを固定させるものである(図8参照)。より詳細には、ハウジング70に設けられた下部当接面72及び上部当接面73に、雌コンタクト1に形成された下部当接片12a及び上部当接片30がそれぞれ当接する。これにより、雌コンタクト1はハウジング70に固定される。
また、両側壁12のうち上壁13が連設されている方の側面12の上端におけるX方向中央近傍には、図3に示すように、略T字型の開口12bが形成されている。開口12bは、雌コンタクト1の製作時において検品作業を行う際に、後述する突起13aが正しく形成されているかどうかを確認するためのものである。
ソケット10の上壁13の中央近傍には、図1〜図5、及び図8に示すように、側面視略V字型の下方に突出した突起13aが1つだけ形成されている。そして、上壁13に形成された突起13aと、一側面12に形成された開口12bとは、y方向に沿う一直線上に位置する。したがって、上述したように、開口12bから突起13aの状態を確認することができる。
ソケット10の収容空間内に保持された板バネ20は、x方向に細長く、且つソケット10の底壁11より若干小さな略長方形の平面形状を有している。そして、板バネ20は、後で詳述するように、その長手方向両端部近傍がソケット10の上壁13と接触すると共に、その長手方向中央近傍を頂部として側面視弓形に曲げられている(図5、8参照)。これにより、板バネ20は、収容空間内にある雄コンタクトに対してz方向に作用する弾性力を付与することができるようになっている。なお、板バネ20の弓形の頂部と、ソケット10の上壁13に形成された突起13aとは、z方向に沿う同一直線上に位置している。
より詳細には、板バネ20の長手方向一端部近傍は、両側面12のうち上壁13が連設されていない方の側面12の雄コンタクト挿入口側端部近傍と連結部20a(図1、7参照)を介して接続されている。したがって、板バネ20の、雄コンタクト挿入方向手前側端部が固定端22となる。そして、固定端13近傍は、上壁13と接触している。
一方、板バネ20の長手方向他端部、すなわち雄コンタクト挿入方向奥側の端部は、自由端23となる。そして、自由端23の近傍には、ソケット10の幅方向(y方向)に沿って上方に屈曲した屈曲部21(図5、6、及び図8参照)が形成されており、屈曲部21の頂点が上壁13と接触している。したがって、雄コンタクト挿入時、屈曲部21の頂点はソケット10の上壁13に摺接しつつx方向に沿って滑動する。
上部当接片30は、雌コンタクト1の幅方向両端から、やや内側に傾きつつ上方に立設されており、ソケット10の上壁13よりも上側に伸びるように形成されている。また、上部当接片30の上端部は、ソケット10の底壁11及び上壁13と平行となるように内側に折り曲げられている。上述したように、上部当接片30は、下部当接片12aと共に、雌コンタクト1を格納するハウジング70に当該雌コンタクトを固定させるものである(図8参照)。
導体圧着部40及び絶縁体圧着部50は、共に上方が開放されたU字状に形成されている。導体圧着部40及び絶縁体圧着部50は、雌コンタクト1使用時には、図8に示すように、雌コンタクト1に装着される電線90の導体91及び絶縁体外皮92をそれぞれ圧着固定する。
次に、図9を参照しつつ、雌コンタクト1の製作方法の一例について説明する。ここでは、図9に示すような、平板材101を用い、折り曲げ工程等を経て、雌コンタクト1を製作するものとする。なお、図9においては、図1〜図8に示す雌コンタクト1の各構成要素の基となるものであって、完成後の形状に至る前のものについて、それぞれ図1〜図8の各番号に100を足した番号(100番台の番号)を付している。
先ず、平板材101について説明する。平板材101は、比較的弾性率の高い真鍮等の金属板を打ち抜くことにより形成される。そして、平板材101は、図9に示すように、略正方形のソケット要素110と、バネ要素120と、上部当接要素130と、導体圧着要素140と、絶縁体圧着要素150とを有する。
バネ要素120は、紙面左右方向に細長であり、その長手方向が有する長さはソケット要素110の紙面左右方向に沿う長さとほぼ同じである。また、バネ要素120の紙面左側端部近傍は、ソケット要素110の紙面下側の一辺左端部近傍にて接続部120aを介して接続されている。
上部当接要素130、導体圧着要素140、及び絶縁体圧着要素150は、いずれも紙面上下方向に関して細長である。上部当接要素130は、ソケット要素110における後述する底壁部分111及び両側壁部分112の紙面右側端部と連結部130aを介して接続されている。導体圧着要素140は、上部係止要素130と接続部130aの反対側にある接続部140aを介して接続されている。絶縁体圧着要素150は、導体圧着要素140と接続部140aの反対側にある接続部150aを介して接続されている。
ソケット要素110における完成後のソケット10の底壁11に対応する底壁部分111には、接続部130aに亘って開口161が形成されている。
また、ソケット要素110には、略コの字型に打ち抜かれた開口によって囲まれた2つの下部当接片112aが形成されている。より詳細には、各下部当接片112aをそれぞれ取り囲む2つの開口は、紙面右または左から見て略コの字型であり、下部当接片112aが、完成後のソケット10の側壁12に対応する側壁部分112の紙面左側端部近傍に連設されるように、側壁部分112と底壁部分111とに亘って形成されている。
さらに、ソケット要素110におけるの完成後のソケット10の上壁13に対応する上壁部分113に連設されている方の側壁部分112には、略T字型の開口112bが形成されている。より詳細には、開口112bは、側壁部分112の長手方向中央近傍における上壁部分113側端部に形成されている。
図9に示すような平板材101を用いて図1〜図8に示すような雌コンタクト1を製作する際には、まず、バネ要素120の底壁部分111の中央近傍を紙面垂直手前側に膨出させ、完成後のソケット10の2つの凸部11aを形成する。次に、上壁部分113の中央近傍を紙面垂直手前側に突出させ、完成後のソケット10の突起13aを形成する。続いて、バネ要素120を紙面垂直手前側に膨出するように弓形に曲げると共に、バネ要素120のソケット要素110と接続されていない方の端部(紙面右側端部)近傍をその幅方向に沿って紙面垂直奥側に屈曲させ、完成後の板バネ20の屈曲部21を形成する。
その後、図9において一点鎖線で示す6本の折り曲げ線A〜Fにおいて、平板材101を折り曲げる。より詳細には、まず、ソケット要素110、上部当接要素130、導体圧着要素140、絶縁体圧着要素151、及び各連結部130a,140a、150aを共に、図9の折り曲げ線B、Cが谷部となるように、上方に曲げ起こす。特にソケット要素110及び上部当接要素130の折り曲げ線B、Cより外側の部分と、連結部120aと、バネ要素120とを、平板材101の平面に対して略垂直にする。
続いて、ソケット要素110における折り曲げ線Dより外側の、連結部120a及びバネ要素120と、ソケット要素110における折り曲げ線Aより外側の、上壁部分113とを、それぞれ内側に折り曲げると共に、上壁部分113が外側となるように重ね合わせ、ソケット10の底壁11と平行にする。
このようにして、図9に示した平板のソケット要素110が、その内部にバネ要素120を包囲するような、底壁11、両側壁12、及び上壁13を含む四角筒状のソケット10となる。
一方、上部当接要素130については、折り曲げ線A、Dで折り曲げられる際、折り曲げ線A、Dよりも外側の部分が、平板材101の平面に対して垂直よりもやや内側に傾くように折り曲げる。その後、折り曲げ線E、Fよりも外側の部分を内側に折り曲げ、平板材101の平面と平行にする。これにより、図1〜図8に示すような、上部当接片30が形成される。
また、導体圧着要素140及び絶縁体圧着要素150、並びに連結部140a、150aについては、上方が開放されたU字状に成形する。これにより、図1〜図8に示すような、U字状の導体圧着部40及び絶縁体圧着部50、並びに連結部40a,50aが形成される。
以上のように、本実施の形態の雌コンタクト1は、その内部が雄コンタクト収容空間となる四角筒状のソケット10と、弓形に形成されていると共に、その固定端22近傍と、自由端23近傍に形成された屈曲部21の頂点とがソケット10の上壁13と接触するようにソケット10内に保持された板バネ20と備えており、ソケット10の上壁13における板バネ20の弓形の頂部と対向する位置には、下方に突出した突起13aが1つだけ形成されている。したがって、上壁13に形成された突起13aにより、板バネ10の過変形を防止することができる。その結果、板バネ20のへたりを防止することができる。また、上壁13に形成された突起13aが1つであるので、突起13aが2つ以上形成されている場合と比べて、製造コストを削減することができる。さらに、板バネ20は、その固定端22近傍と、自由端23近傍に形成された屈曲部21の頂点との2箇所において上壁13と接触する。つまり、板バネ20の自由端23近傍は上壁13と線で接触する。よって、板バネ20の自由端23近傍が上壁13と面で接触する場合と比べて、板バネ20と上壁13との間に生じる摩擦が減少する。その結果、板バネ20は、上壁13と2箇所で接触することで優れたバネ性を維持しつつ、挿入性及び耐久性を向上させることができる。
また、本実施の形態の雌コンタクト1では、板バネ20は、雄コンタクト挿入方向手前側が固定端22となっており、雄コンタクト挿入方向奥側が自由端23となっている。これにより、雌コンタクト1では、自由端23近傍にソケット10の幅方向に沿う屈曲部21が形成されており、屈曲部21の頂点が上壁13と接触するために、自由端23は上壁13に接触しておらず、自由端23と上壁13との間には隙間が形成されているが、この隙間に雄コンタクトが挿入されて板バネ20が座屈するのを防止することができる。
以上、本発明の好適な一実施の形態について説明したが、本発明は上述の実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて、様々な設計変更を行うことが可能なものである。例えば、上述の実施の形態では、板バネ20の自由端23が固定端22よりも雄コンタクト挿入方向奥側に位置している場合について説明したが、これに限らず、自由端23が固定端22よりも雄コンタクト挿入方向手前側に位置していてもよい。
また、上述の実施の形態では、雌コンタクト1が1枚平板材101から形成される場合について説明したがこれには限られない。例えば、複数の部材を溶接等によって接着して形成してもよい。また、雌コンタクト1の各部は同一の材料からなることに限定されず、異なる材料からなってもよい。
本発明の一実施の形態に係る雌コンタクトの斜視図である。 図1の雌コンタクトの上面図である。 図2の雌コンタクトを紙面奥側から見た側面図である。 図2の雌コンタクトを紙面手前側から見た側面図である。 図4の雌コンタクトのV-V線に沿う断面図である。 図2の雌コンタクトの下面図である。 図2の雌コンタクトを紙面左側から見た正面図である。 図1の雌コンタクトの使用状態を示す図である。 図1の雌コンタクトの製作に用いられる平板材の平面図である。 従来の雌コンタクトを示す図である。
符号の説明
1 雌コンタクト
10 ソケット
11 底壁
12 側壁
13 上壁
13a 突起
20 板バネ
22 固定端
23 自由端
21 屈曲部

Claims (2)

  1. 雄コンタクトの収容空間を画定する内壁面を有する筒状のソケットと、
    その雄コンタクト挿入方向両端がそれぞれ固定端及び自由端となっており、前記収容空間内にある雄コンタクトに弾性力を付与することができるように前記収容空間内に保持されていると共に、前記自由端近傍に前記ソケットの幅方向に沿う屈曲部が形成されており、前記屈曲部の頂点と前記固定端近傍とが雄コンタクト挿入方向に沿って離隔した2個所において前記内壁面に接触する板バネとを備えており、
    前記内壁面の前記2個所の間には、前記板バネに近づく方向に突出した突起が1つだけ形成されていることを特徴とする雌コンタクト。
  2. 前記板バネの前記自由端が前記固定端よりも雄コンタクト挿入方向奥側に位置していることを特徴とする請求項1に記載の雌コンタクト。

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