JP5855604B2 - 押圧力測定を備えたタッチパネル - Google Patents

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Description

本発明は、圧電体を使用する力測定と静電容量方式の位置検出を備えたタッチパネルに関する。
タッチパネルにあって静電センサは入力位置を検出する。圧電センサは押圧力を測定する。
従来、静電センサと圧電センサを兼備し、位置検出と力測定を行うタッチパネルが知られている(例えば特許文献1、特許文献2参照)。これら従来のタッチパネルは圧電センサの上面又は下面に静電センサが重ねられている。2種のセンサを単に重ね合わせただけでは、タッチパネルが厚くなり、透明性などの光学特性が変わり、製造コストも上がる。
特開2011−221720号公報 特開2010−108490号公報
本発明が解決しようとする問題点は、静電センサと圧電センサを兼備するタッチパネルにおいて不都合になるパネルが厚くなる点、光学特性が変わる点と製造コストが上がる点である。
本発明のその他の課題は、本発明の説明により明らかになる。
本発明の一の態様にかかるタッチパネルは、圧電体を使用する力測定と、静電容量方式で投影型の位置検出を備えたタッチパネルにおいて、
力測定は板状の圧電体を間に挿んで配置された一対の電極を使用するものであり、一対の電極のそれぞれは導電体から構成されていて、圧電体の板状面がXY平面に平行な面であり、圧電体と一対の電極の積層方向が上下方向であり、
位置検出は、XY平面上の一の方向に平行に配置された一群の導電体からなる一の電極と、XY平面上で前記一の方向と交差する方向に平行に配置された一群の他の導電体からなる他の電極を使用するものであり、
前記圧電体の上面側に1以上の上面電極を設け、前記上面電極を構成する導電体は、少なくともその一部分がXY平面に平行な面である同一平面を形成していて、
前記圧電体の下面側に1以上の下面電極を設け、前記下面電極を構成する導電体は、少なくともその一部分がXY平面に平行な面である同一平面を形成していて、
力測定に使用する一対の電極のうち一の電極は前記下面電極であり、
位置検出に使用する二の電極のうち少なくとも一の電極は前記上面電極であることを特徴とする。
本発明にあって、一群の導電体は単一の個体であってもよく、複数の個体であってもよい。上面電極に包含される電極数は1でも、2でも、3でもよい。下面電極に包含される電極数は1でも、2でも、3でもよい。また、単一のタッチパネルにあって、上面電極に包含される電極数と下面電極に包含される電極数の和は、3又は4のいずれかである。
本発明にあって、力測定とはタッチパネルが指、スタイラスペンなどで押圧された場合の押圧力である力の測定をいう。位置検出とはタッチパネルが指、スタイラスペンなどで押圧された場合の、タッチパネル上の押圧位置の検知をいう。また、本発明においてタッチパネルは通常、透明である。透明は光透過性を有することを意味し、より具体的には、ASTM D1003に記載の方法で測定した全光線透過率が40%以上であることを意味する。さらに、タッチパネルは不透明の場合もある。
本発明の好ましい第一実施態様にかかるタッチパネルは、
本発明にかかる前記タッチパネルが、金属製の枠を包含していて前記圧電体の下に前記枠が位置付けられているタッチパネルであって、
前記力測定に使用する一対の電極は測定電極と接地電極であり、
前記下面電極は前記枠であり、前記下面電極は単一の電極であり、かつ、前記下面電極は前記接地電極であってもよい。
第一実施態様にかかるタッチパネルは、タッチパネルを筐体などに取付けるための枠を接地電極として利用するものである。当該枠は、従来から、通常タッチパネルに取付けられている。第一実施態様にかかるタッチパネルは、下面電極としての専用部品が不必要だから、光学特性をより一層保持できるタッチパネルとなる等の利点を有する。
本発明の好ましい第二実施態様にかかるタッチパネルは、
表示装置の表示面に載置して用いられるタッチパネルであって、前記表示装置は表示面から出射される可視光が直線偏光である。同時に、前記タッチパネルを構成する前記圧電体は位相差板であり、前記圧電体である位相差板の遅相軸が、前記直線偏光の振動面に対して20度から70度の角度で配置されて使用されてもよい。そして、前記圧電体のリタデーション値が、
(1)110nm以上170nm以下、または
(2)800nm以上30,000nm以下のいずれかであってもよい。
一般に、液晶ディスプレイ(LCD)のように、表示面から直線偏光が出射される表示装置を、偏光サングラスを着用して観察すると、表示面から出射される光の振動軸と偏光サングラスの吸収軸が合致した場合に表示面が見えなくなる現象(ブラックアウト)が生じる。
従来、ブラックアウトを除去するために、表示装置の前面に1/4位相差板を配置し、光の偏光状態を変えている(例えば特開平6−258633号公報)。
本発明の好ましい第二実施態様にかかるタッチパネルの用途は、表示装置の表示面に載置して用いるものである。当該タッチパネルは圧電体に位相差板の性質を付与したものである。圧電体は力測定手段として働くと同時に、表示装置から出射される可視光の変更状態を変える手段として働く。
本好ましい実施態様では、位相差板の遅相軸と直線偏光の振動面が一定の角度をなす配置とされるので、直線偏光の偏光状態を適切に変化させうる。位相差板の遅相軸と直線偏光の振動面がなす角度は、両者が交差して作る二の角のうちで角度数値が小さい方を指す。直線偏光の振動面は、通常は、表示装置の光路中に位置する偏光手段のなかで、観察位置に最も近い位置にある偏光手段の吸収軸と直交する関係にある。
圧電体のリタデーション値を(1)110nm以上170nm以下の範囲にすれば、可視光の光が円偏光または楕円偏光に偏光されるので、ブラックアウトの問題は回避される。また、圧電体のリタデーション値を(2)800nm以上30,000nm以下の範囲にすれば、可視光の光は、自然光に近い状態に変換されて圧電体から出射される。その結果、偏光サングラスをかけて表示部材を観察しても、色味の変化を伴わないで表示部材を観察できる。
どちらの場合も、圧電体を通過した表示装置の出射光にブラックアウトは生じない。つまり、このタッチパネルは一定の表示装置と共に使用すれば、ブラックアウト除去のための専用の位相差板を設けなくてすむという特有の効果がある。
圧電体に位相差板として性質を付与するには、例えば、フィルム状態の圧電体を一軸延伸すればよい。通常、一軸延伸の操作を加えた後に、分極操作用の電圧を負荷する分極操作を行う。
表示面から出射される可視光が直線偏光である表示装置は、出射光の光路途中に偏光板や偏光フィルムなどの偏光手段を備えた表示装置である。表示面から出射される可視光が直線偏光である表示装置として、液晶ディスプレイ(LCD)、有機発光ダイオード(OLED)が挙げられる。
本発明の好ましい第三実施態様にかかるタッチパネルは、
本発明にかかる前記タッチパネルが表示装置を包含していて前記圧電体の下に前記表示装置が位置付けられているタッチパネルであって、
前記力測定に使用する一対の電極は測定電極と接地電極であり、
前記表示装置は、表示装置を構成する表示構成電極を含んでいて、
前記下面電極として前記表示構成電極を使用し、前記下面電極は単一の電極であり、かつ、前記下面電極は前記接地電極であってもよい。
第三実施態様にかかるタッチパネルは、LCD等の表示装置を包含しているタッチパネルであって、当該表示装置に本来含まれている表示構成電極をタッチパネル用の接地電極として、兼用するものである。このような表示構成電極として、例えば、VA駆動方式LCDにおけるCOM電極、IPS駆動方式LCDにおけるチャージ防止電極を挙げることができる。当該表示構成電極は、従来から、通常LCDに含まれている。第二実施態様にかかるタッチパネルは、下面電極としての専用部品が不必要だから、光学特性をより一層保持できるタッチパネルとなる等の利点を有する。
本発明の第三実施態様にかかる表示装置を含むタッチパネルを実施するにあたっては、
前記表示装置が一定の表示装置であり、前記圧電体である位相差板の遅相軸が、前記直線偏光の振動面に対して20度から70度の角度で配置されてもよく、また、圧電体が一定のリタデーション値を持つ位相差板であってもよい。この好ましい副たる実施態様にかかる表示装置を含むタッチパネルは、上記第二実施態様にかかるタッチパネルを表示装置に載置した電子機器と同一の効果を奏する。
本発明の好ましい第四実施態様にかかるタッチパネルは、
位置検出に使用する前記一の電極を構成する一群の導電体は第一導電体であり、前記他の電極を構成する一群の他の導電体は第二導電体であり、
前記力測定に使用する一対の電極は測定電極と接地電極であり、
測定電極は一群の導電体である第三導電体から構成されていて、
前記上面電極と前記下面電極を一のXY平面である仮想平面に投影した図である電極投影図上で、
第三導電体は第一導電体と平行に配置されていて、
第一導電体と第二導電体の交差領域を位置交差領域とし、
位置交差領域と第三導電体が離隔していてもよい。
第四実施態様にかかるタッチパネルは、位置交差領域と第三導電体が離隔している。すなわち、位置交差領域に、圧測定にかかる測定電極が覆いかぶさることなきようにして、静電センサである位置検出感度の維持を図っている。
第一導電体は受電電極を構成してもよく、送電電極を構成してもよい。
本発明の好ましい第五実施態様にかかるタッチパネルは、
第三導電体は広幅部と狭幅部が交互に連続していて、前記電極投影図上で、前記狭幅部が第二導電体と交差するものであってもよい。
第五実施態様にかかるタッチパネルは、力測定にかかる測定電極の面積を広くしているので、力測定感度が上がる利点を有する。
本発明の好ましい第六実施態様にかかるタッチパネルは、
前記接地電極が位置検出に使用する前記一の電極又は前記他の電極と共通であってもよい。すなわち、位置検出に使用する2の電極のなかでいずれかの電極を接地電極と兼用するものである。当該兼用される電極は、圧測定を行う時間は接地され、位置検出を行う時間は位置検出回路に接続される。
第六実施態様にかかるタッチパネルは、電極の数が減少するので、電極作成にかかる各種コストが減少し、また、透明性など光学特性を維持できるという利点を有する。
本発明の好ましい第七実施態様にかかるタッチパネルは、
前記接地電極が、位置検出に使用する前記一の電極又は前記他の電極と共通であって、
前記一の電極を構成する第一導電体は広幅部と狭幅部が交互に連続していて、前記電極投影図上で、第一導電体の広幅部が第三導電体の広幅部と重畳するものであってもよい。
本発明の好ましい第七実施態様にかかるタッチパネルは、第四実施態様にかかるタッチパネルの特徴と第五実施態様にかかるタッチパネルの特徴を兼ね備えるものであるから、圧測定感度が上がる利点と、電極作成にかかる各種コストが減少し、また、透明性など光学特性を維持できるという利点を有する。
本発明の好ましい第八実施態様にかかるタッチパネルは、
一群の第四導電体からなる前記接地電極を有し、
第四導電体は広幅部と狭幅部が交互に連続していて、
前記電極投影図上で、第三導電体と第四導電体が互いの広幅部を重畳していてもよい。
第八実施態様にかかるタッチパネルは、その他の特徴に加えて前記電極投影図上で第三導電体と第四導電体が互いの広幅部を重畳しているから、圧測定に関与する電極の面積をより一層増加させていて、かつ、圧電体の局部的な挟み込みがより一層確実となることに起因して圧電体の電気変化をより一層高感度に測定できる利点がある。
本発明の好ましい第九実施態様にかかるタッチパネルは、
前記圧電体は局部的に圧電性を有する部材であり、前記圧電体に第三導電体が被さる前記圧電体の局部領域のみが圧電性を有するものであってもよい。
第九実施態様にかかるタッチパネルは、押圧により圧電体に発生する電気が位置検出を妨害することがないので、位置検出の精度維持、感度向上の利点がある。
本発明の好ましい第十実施態様にかかるタッチパネルは、
前記圧電体は局部的に圧電性を有する部材であり、前記圧電体に、第三導電体と第四導電体の重畳部分が被さる前記圧電体の局部領域のみが圧電性を有するものであってもよい。
第十実施態様にかかるタッチパネルは、押圧により圧電体に発生する電気が位置検出を妨害することなく、より一層、位置検出の精度維持、感度向上の利点がある。
本発明のその他の好ましい実施態様にかかるタッチパネルは、前記上面電極と前記下面電極の組合せが、図6として図示する表に記載した組合せであってもよい。
本発明のその他の好ましい実施態様にかかるタッチパネルは、前記上面電極と前記下面電極の好ましい配置組合せを持つものである。
本発明の他の態様にかかる電子機器は、
タッチパネルと表示装置からなる電子機器において、
本発明にかかるタッチパネルであって、前記圧電体の直下に、接着剤を介して又は直接に前記下面電極が位置付けられているタッチパネルを、前記表示装置の表示面に載置したものである。
本発明の他の態様にかかる電子機器は、本発明にかかるタッチパネルの好適な利用・適用機器を示している。
本発明の好ましい実施態様にかかる電子機器は、
前記表示装置が一定の表示装置であり、圧電体が一定のリタデーション値を持つ位相差板であって、前記圧電体である位相差板の遅相軸が、前記直線偏光の振動面に対して一定の角度で配置されていてもよい。
本好ましい実施態様にかかる電子機器は、上記第二実施態様にかかるタッチパネルを表示装置に載置した電子機器と同一の効果を奏する。当該効果はまた、好ましい副たる実施態様にかかる表示装置を含むタッチパネルの効果と同一である。
以上説明した本発明、本発明の好ましい実施態様、これらに含まれる構成要素は可能な限り組み合わせて実施することができる。
本発明にかかるタッチパネルは力測定と位置検出を備えたものであり、その他の発明特定事項に加えて、圧電体の上面側に、部分的に同一平面を形成する一以上の上面電極を設け、圧電体の下面側に、部分的に同一平面を形成する一以上の下面電極を設け、力測定に使用する一対の電極のうち一の電極は下面電極であり、位置検出に使用する二の電極のうち少なくとも一の電極は上面電極であるから、パネルは薄くなり、光学特性が維持され、製造コストが低廉化する利点を有する。
図1はタッチパネルの説明図である。 図2は上面電極、下面電極と電極投影図の説明図である。 図3はタッチパネルと表示装置からなる電子機器の断面説明図である。 図4は被組込み対象物の構成品を電極に使用するタッチパネルの説明図であり、図4(a)は枠を包含するタッチパネルの断面説明図であり、図4(b)は表示装置を包含するタッチパネルの断面説明図である。 図5は表示装置と一体となった一体型タッチパネルにおける下面電極組込み位置を説明する断面説明図である。 図6は電極の配置組合せを示す表である。 図7は電極パターンの一例を示す説明図である。 図8は電極パターンの他の一例を示す説明図である。 図9は電極パターンのその他の一例を示す説明図である。 図10は電極形成態様を説明するタッチパネルの断面説明図である。 図11は位置検出と力測定回路の一例を示す回路説明図である。 図12は位置検出と力測定回路の他の一例を示す回路説明図である。 図13はLCD600とタッチパネルからなる電子機器461の説明図である。 図14はOLED70とタッチパネルからなる電子機器462の説明図である。
以下、図面を参照して本発明の実施例にかかるタッチパネルと電子機器をさらに説明する。本明細書において参照する各図は、本発明の理解を容易にするため、一部の構成要素を誇張して表すなど模式的に表しているものがある。このため、構成要素間の寸法や比率などは実物と異なっている場合がある。また、本発明の実施例に記載した部材や部分の寸法、材質、形状、その相対位置などは、とくに特定的な記載のない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではなく、単なる説明例にすぎない。
図1はタッチパネル40の説明図であり、図1(a)はタッチパネル40の断面図、図1(b)は上面電極16の平面図、図1(c)は圧電体31の平面図、図1(d)は下面電極17の平面図である。図2は上面電極16、下面電極17と電極投影図20の説明図であり、図2(a)は上面電極16の平面図である。図2(b)は上面電極16の断面図であって、その切断面は(a)中に矢印O、Pで示している。図2(c)は上面電極16の断面図であって、その切断面は(a)中に矢印Q、Rで示している。図2(d)は下面電極17の平面図である。図2(e)は電極投影図20である。
タッチパネル40は圧電体31を使用する力測定と静電容量方式の位置検出機能を備えている。位置検出は交差して配置された2種の電極を用いる投影型である。力測定は圧電体31の上面に配置された電極と下面に配置された電極を一対として用いて行う。
圧電体31は板状であり、その厚さは1μm〜200μmである。圧電体31を構成する材料としては、セラミック圧電材料、フッ化物重合体、またはその共重合体、さらには、キラリティーを有する高分子材料などが挙げられる。セラミック圧電材料としては、チタン酸バリウム、チタン酸鉛、チタン酸ジルコン酸鉛、ニオブ酸カリウム、ニオブ酸リチウム、タンタル酸リチウム、タングステン酸ナトリウム、酸化亜鉛、ニオブ酸ナトリウムカリウム、ビスマスフェライト、ニオブ酸ナトリウム、チタン酸ビスマスなどが挙げられる。フッ化物重合体、またはその共重合体としては、ポリフッ化ビニリデン、フッ化ビニリデン−テトラフルオロエチレン共重合体、フッ化ビニリデン−トリフルオロエチレン共重合体が挙げられる。キラリティーを有する高分子材料としては、L型ポリ乳酸や、R型ポリ乳酸などが挙げられる。
本願発明と本明細書、図面にあって、圧電体40の板状面と平行な面をXY平面と呼ぶ。X軸とY軸の方向は任意に定めることができるが、便宜上、図1(c)中に示した破線矢印51の方向をX軸方向、破線矢印52の方向をY軸方向とする。
圧電体31の上面に上面電極16が設けられ、下面に下面電極17が設けられている。上面電極16、圧電体31と下面電極17の積層方向を上下方向と呼ぶ。図1(a)中に破線矢印53で上方向を示している。
支持フィルム321の下面側に一群の第一導電体1a、1b、1cと一群の第三導電体3a、3b、3cが形成されている。一群の第一導電体は、受電電極(Rx)11を構成している。一群の第三導電体は、測定電極(Sx)13を構成している。一群の第一導電体の支持フィルムに接触している面(以下導電体が支持フィルムなどの支持体に接触している面を「支持底面」と呼ぶ)101と一群の第三導電体の支持底面103は同一平面上に在る。当該平面はXY平面とほぼ平行な面である。
受電電極(Rx)11を構成する第一導電体1は、短冊形状であり、その長手方向はY軸52に平行に配置されている。
支持フィルム322の上面側に一群の第二導電体2a、2b、2cが形成されている。一群の第二導電体は、送電電極(Tx)12を構成している。送電電極(Tx)を構成する第二導電体2は短冊形状であり、その長手方向はX軸51にほぼ平行に配置されている。第一導電体1と第二導電体を単一のXY平面に投影すると、両者は交差する。すなわち、受電電極(Rx)11と送電電極(Tx)12は交差してマトリックスを形成している。ここで両者の交差角度(二本の直線が交差して作る二の角度のうち角度数値が小さい角度)は、通常、0度を超える値から90度以下であり、好ましくは60度以上90度以下、より好ましくは85度以上90度以下、最も好ましくは90度である。
圧電体31の上面側に配置される電極を上面電極16と呼ぶ。圧電体31の下面側に配置される電極を下面電極17と呼ぶ。図1に図示したタッチパネル40にあって、上面電極16は2種存在し、受電電極(Rx)11と測定電極(Sx)13である。下面電極17は1種存在し、送電電極(Tx)12である。
力測定に使用する電極は一対の電極である。一対の電極は圧電体31の上面側に一の電極を配置し、圧電体31の下面側に他の電極を配置する。つまり一対の電極は圧電体31を間に挿んで配置される。タッチパネル40にあっては、測定電極(Sx)13が上面側に配置された一の電極である。他の電極は下面側に配置された送電電極(Tx)12を接地して、当該電極を接地電極(GND)として使用する。ここにおいて、力測定に使用する一対の電極のうち接地電極は、下面電極である送電電極12である。
位置検出に使用する電極は、受電電極(Rx)11と送電電極(Tx)12である。送電電極(Tx)は接地から切断され、送信信号電圧が印荷される。ここにおいて位置検出に使用する二の電極のうち少なくとも一の電極は、上面電極である受電電極11である。
図2を参照しつつ他の電極配置、組合せを持つ、上面電極、下面電極と電極投影状態を説明する。
図2(a)に図示した上面電極16は受電電極(Rx)11と送電電極(Tx)12を有する。受電電極(Rx)11は支持フィルム323上に形成された一群の第一導電体1a、1b、1cから構成される。第一導電体1a、1b、1cは短冊形状であり、その長手方向はY軸に平行に配置されている。送電電極(Tx)12は同一の支持フィルム323上に形成された一群の第二導電体2a、2b、2cから構成される。第二導電体2a、2b、2cは短冊形状であり、その長手方向はX軸にほぼ平行に配置されている。
第一導電体1と第二導電体2の交差点には絶縁体34が挿まれている。図2(a)、(b)を参照して、支持フィルム323の上に第二導電体2が形成され、第二導電体の一部分の上に絶縁体34が被せられ、絶縁体34を介在して第一導電体1が交差する方向に形成されている。
第一導電体1は絶縁体34に接触している部分と支持底面101が長手方向に交互に連続している。第一導電体1の支持底面101と第二導電体2の支持底面102は同一平面上にある。当該平面は支持フィルム323の表面である。また当該平面はXY平面と平行な面である。
図2(d)に図示した下面電極17は、測定電極(Sx)を有する。測定電極(Sx)13は支持フィルム324上に形成された一群の第三導電電極3a、3b、3cから構成される。第三導電電極3a、3b、3cは短冊形状であり、その長手方向はY軸に平行に配置されている。
図2(e)は上面電極16と下面電極17を単一の仮想平面に投影した電極投影図20を示している。当該仮想平面はXY平面に平行な面である。
電極投影図20にあって、第一導電体1b、1cは第三導電体3a、3b、3cと平行に配置されている。
また電極投影図20にあって、第一導電体1と第二導電体2の交差領域を位置交差領域21と名付けている。位置交差領域21に挿まれている絶縁体34は図示を省略している。位置交差領域21と第三導電体3は離隔している。このように配置すれば、静電容量測定方式による位置検出の感度が維持されるので好ましい。
図2に図示した下面電極17において、第三導電体3はその長手方向をX軸方向に配置してもよい。
さらに力測定用接地電極を付け加える場合を説明する。力測定用接地電極は第四導電体により構成される。電極投影図にあって、位置交差領域21は第三導電体3と離隔することに加えて、位置交差領域21は第四導電体4と離隔する配置にすることが好ましい。このように電極を配置することにより力測定用接地電極を付け加えても位置検出の感度が維持される。
タッチパネル40は、表示装置の表面に取付けて使用される。図3は、タッチパネル40と表示装置60からなる電子機器46の断面説明図である。タッチパネル40は圧電体31の上面に上面電極16を配置し、圧電体31の下面に下面電極17を有している。圧電体31と下面電極17は接着剤により貼着している場合がある。すなわち圧電体31の直下に接着剤を介して下面電極17が位置付けられている。
また、圧電体31と下面電極17は、例えば、フレーム等によって圧着されている場合もある。すなわち圧電体31の直下に直接下面電極17が位置付けられている。
タッチパネル40の上面に、例えばガラス製の表面部材33が配置されている。
表示装置60はLCD(液晶ディスプレイ)の例を図示している。表示装置60は上偏光板61、上ガラス63と下ガラス65の間に封入された液晶64、下偏光板62を有する。上偏光板61の上面が表示面であり、当該表示面にタッチパネル40が載置されている。
表示装置60はLCDに限定されず公知の表示装置を使用できる。公知の表示装置として、PDP(プラズマディスプレイパネル)、OLED(有機発光ダイオード)を挙げることができる。
電子機器46は、携帯電話機、デジタルカメラ、券売機、金融機関のATM等に使用することができる。
以上説明した電子機器46は、いわゆる外付け型タッチパネルに相当するものである。
タッチパネルの下面電極は、タッチパネルを構成する専用部品のみならず、被組込み対象物の構成品を使用することもできる。
力測定の感度を上げるために、タッチパネル40と表示装置60の間に複数の突起物(バンプ)を配置してもよい。バンプを形成すれば、指でタッチパネルを押下したときにタッチパネルがより大きく撓むため、力検出の感度が向上する。
また、タッチパネル40と表示装置60のいずれか少なくとも一方にはAR処理が施されていてもよい。さらには、タッチパネル40と表示装置60の間にAR処理が施されたフィルムなどが配置されていてもよい。AR処理とは、基材の表面にシリカやフッ化物からなる無機薄膜や、フッ素樹脂等からなる有機薄膜を形成したり、基材の表面にナノ〜サブミクロンオーダの凹凸を形成したりする処理のことである。上記のような処理を施すと、タッチパネルの表面反射やディスプレイの表面反射を抑えることができる。
図4は被組込み対象物の構成品を電極に使用するタッチパネルの説明図であり、図4(a)は枠を包含するタッチパネルの断面説明図であり、図4(b)は表示装置を包含するタッチパネルの断面説明図である。
図4(a)を参照して、枠を包含したタッチパネル41は圧電体31の上面側に上面電極16、表面部材33を有する。タッチパネル41は、タッチパネル41を筐体等に取付けるための枠44を有する。枠44は圧電体31の下面側に位置付けられている。
枠44の平面形状は額縁状である。すなわち、中央部分は貫通している。枠44は金属製であり、通常はステンレス鋼の板である。
タッチパネル41は枠44を下面電極として使用する。当該枠44にかかる下面電極17は電極種が一種であり、接地電極(GND)である。上面電極16は3種の電極種を有する。すなわち、位置検出に使用する一の電極、他の電極と力測定用の測定電極である。
枠を包含したタッチパネル41は表示装置の表示面に載置して、電子機器として使用される。タッチパネル41は圧電体31の直下に、接着剤や粘着剤を介して又は直接に枠44である下面電極17が位置付けられている。
図4(b)を参照して、表示装置を包含したタッチパネル42は圧電体31の上面側に上面電極16、表面部材33を有する。圧電体31は表示装置60の上に載置されている。
表示装置60の表示面付近に下面電極17が在る。下面電極17は表示制御に関わる電極と併用できる。すなわち、表示装置60がVA(Vertical Alignment)駆動方式のLCDの場合に、下面電極17はCOM電極(共通電極)と併用できる。表示装置60がIPS(In-Place-Switching)駆動方式のLCDの場合に、下面電極17はチャージ防止電極と併用できる。
タッチパネル42は、タッチパネルにおける下面電極を持たず、表示構成電極45を下面電極として使用する。タッチパネル42にあって、下面電極は電極種が一種であり、接地電極(GND)である。タッチパネル42が圧測定を行う時間に、表示構成電極は接地され、接地電極(GND)の役割を担う。
上面電極16は3種の電極種を有する。すなわち、位置検出に使用する一の電極、他の電極と力測定用の測定電極である。
本発明にかかるタッチパネルにおける下面電極は、タッチパネルと表示装置が一体となった一体型タッチパネルの場合には、表示装置に内蔵されてもよい。図5は表示装置と一体となった一体型タッチパネルにおける下面電極組込み位置を説明する断面説明図である。
一体型タッチパネルは圧電体31の上側に上面電極16、表面部材33を有する。タッチパネル用電極内蔵表示装置59はLCDの場合を図示している。LCDであるタッチパネル用電極内蔵表示装置59は、上ガラス63と下ガラス65の間に液晶64を封止している。上ガラス63の上に上偏光板61を配置し、下ガラス65の下に下偏光板62を配置している。
上偏光板61と下偏光板62は複数のフィルムを積層したものである。
タッチパネル用電極内蔵表示装置59の中に、下面電極を組込み可能な位置を7個の矢印(矢印81、矢印82・・・矢印87)で示している。
上偏光板61は複数のフィルムを積層したものであるから、矢印81、矢印82、矢印83で示したフィルム間に下面電極を挟むことができる。矢印84で示す組込み位置は上ガラス63の上側表面であり、矢印85で示す組込み位置は上ガラス63の下側表面である。矢印86で示す組込み位置は下ガラス65の上側表面であり、矢印87で示す組込み位置は下ガラス65の下側表面である。
下面電極は支持フィルムの片面に形成し、フィルム(矢印81、82、83の場合)やガラス(矢印84、85、86、87の場合)に接着、挟持等して固定すればよい。また、上偏光板61、上ガラス又は下ガラスの表面に直接下面電極を形成してもよい。
図6に示した電極の配置組合せを説明する。ここでは電極の名称を記号で表す。
Txは位置検出用の送電電極、Rxは位置検出用の受電電極、Sxは力測定用の測定電極、GNDは力測定用の接地電極を示している。A1〜A6はここに説明する配置組合せの名称である。また上面電極として2種又は3種の電極を配置する場合と下面電極として2種の電極を配置する場合であって、種類の異なる電極を構成する導電体が交差する場合には、図2(a)(b)を参照して説明したように交差部分に絶縁体を配置して導電体間の電気絶縁を図ればよい。
A1は上面電極としてRx、Tx、下面電極としてSxを配置する。力測定用の電極対はRx−Sx又はTx−Sxである。力測定を行う時、Sxの相手側となる電極(Rx又はTx)は接地する。
A2は上面電極としてRx、Tx、GND、下面電極としてSxを配置する。力測定用の電極対はGND−Sxである。
A3は上面電極としてRx、Sx、下面電極としてTxを配置する。力測定用の電極対はSx−Txである。力測定を行う時、Txは接地する。
A4は上面電極としてRx、下面電極としてTx、Sxを配置する。力測定用の電極対はRx−Sxである。力測定を行う時、Rxは接地する。
A5は上面電極としてRx、Sx、下面電極としてTx、GNDを配置する。力測定用の電極対はSx−GNDである。
A6は上面電極としてRx、GND、下面電極としてTx,Sxを配置する。力測定用の電極対はGND−Sxである。
A7は上面電極としてRx、Tx、Sx、下面電極としてGNDを配置する。力測定用の電極対はSx−GNDである。
A1〜A7いずれの組合せにあっても位置測定用の電極はTxとRxである。
図7は配置組合せA5にかかる電極パターンの一例である。図7(a)は上面電極16の説明図であり、図7(b)は下面電極17の説明図であり、図7(c)は電極投影図20である。
上面電極16は受電電極(Rx)11と測定電極(Sx)13からなる。受電電極(Rx)11は第一導電体1a、1b、1c、1dから構成される。第一導電体は上方向から見て線形状であり、その長手方向がY軸に平行に配置されている。測定電極(Sx)13は第三導電体3a、3b、3c、3dから構成される。第三導電体は上方向から見て線形状であり、その長手方向がY軸に平行に配置されている。
下面電極17は送電電極(Tx)12と接地電極(GND)14からなる。送電電極(Rx)12は第二導電体2a、2b、2c、2d、2e、2fから構成される。第二導電体は上方向から見て線形状であり、その長手方向がX軸に平行に配置されている。接地電極(GND)14は第四導電体4a、4b、4c、4d、4e、4fから構成される。第四導電体は上方向から見て線形状であり、その長手方向がY軸に平行に配置されている。
図7(c)は電極投影図20である。電極投影図上で受電電極(Rx)と送電電極(Tx)が交差して、位置交差領域21を形成している。また測定電極(Sx)と接地電極(GND)が交差している。第三導電体3は位置交差領域21と離隔している。第四導電体4は位置交差領域21と離隔している。
図8は配置組合せA3にかかる電極パターンの一例である。図8(a)は上面電極16の説明図であり、図8(b)は下面電極17の説明図であり、図8(c)は電極投影図20である。
上面電極16は受電電極(Rx)11と測定電極(Sx)13からなる。受電電極(Rx)11は第一導電体1a、1b、1c、1dから構成される。第一導電体は上方向から見て線形状であり、その長手方向をY軸に平行に配置されている。
測定電極(Sx)13は第三導電体3a、3b、3c、3dから構成される。第三導電体は上方向から見て広幅部113と狭幅部123を有し、広幅部113と狭幅部123が交互に連続している。第三導電体は上方向から見てY軸方向に延在している。すなわち第三導電体の長手方向はY軸方向であり、短手方向(幅方向)はX軸方向である。
広幅部113は第三導電体の幅(短手方向距離)が長い部分であり、狭幅部123はその幅が短い部分である。広幅部113の形状に制限はなく、いかなる形状であってもよい。本実施例において広幅部の形状は概略菱形である。他の形状として正方形、長方形、六角形、八角形、円形、楕円形を例示できる。
下面電極17は送電電極(Tx)12からなる。送電電極(Tx)12は第二導電体2a、2b、2c、2d、2e、2fから構成される。第二導電体は上方向から見て広幅部112と狭幅部122を有し、広幅部112と狭幅部122が交互に連続している。第四導電体は上方向から見てX軸方向に延在している。
図8(c)に示した電極投影図20を参照して、第三導電体3は第二導電体2と交差している。第三導電体3の狭幅部123が第二導電体との重畳部分となる。当該重畳の態様により、力測定電極の実効面積を大きくして力測定の測定感度を増大すると共に、位置交差領域と測定電極(すなわち第三導電体)との距離を長く保持して位置検出の感度低下を防止できる。
図8に示す電極パターンでは接地電極を兼ねる送電電極(すなわち第二導電体)も広幅部112と狭幅部122を有し、狭幅部122で第一導電体と交差している。これにより、力測定の測定感度の一層の増大と位置検出の感度の低下をより一層防止している。
又、広幅部113と狭幅部123を有する第三導電体と交わる一群の導電体が構成体となる電極は、送電電極(Tx)に限られず、受電電極(Rx)であってもよい。
図9は配置組合せA5にかかる電極パターンの一例である。図9(a)は上面電極16の説明図であり、図9(b)は下面電極17の説明図であり、図9(c)は電極投影図20である。
上面電極16は受電電極(Rx)11と測定電極(Sx)13からなる。受電電極(Rx)11は第一導電体1a、1b、1c、1dから構成される。第一導電体1は上方向から見て線形状であり、その長手方向をY軸に平行に配置されている。
測定電極(Sx)は第三導電体3a、3b、3c、3dから構成される。第三導電体3は上方向から見て、広幅部113と狭幅部123を有し、広幅部113と狭幅部123が交互に連続している。
下面電極17は送電電極(Tx)12と接地電極(GND)14からなる。送電電極(Tx)12は第二導電体2a、2b、2c、2d、2e、2fから構成される。第二導電体2は上方向から見て線形状であり、その長手方向をX軸に平行に配置されている。
接地電極(GND)14は第四導電体4a、4b、4c、4d、4e、4f、4gから構成される。第四導電体4は上方向から見て広幅部114と狭幅部124を有し、広幅部114と狭幅部124が交互に連続している。
図9(c)に図示した電極投影図20にあって、第三導電体3の広幅部113と第四導電体4の広幅部114が重畳している。この電極形状、配置態様で力測定にかかる電極対の実効面積が広くなり、圧電体の押圧応答電力を広面積で測定することができるので、力測定の感度が向上する。
また、位置交差領域とその周辺部に、第三導電体3は配置されないようにして位置交差領域と第三導電体3との離隔状態を維持できる。同様に位置交差領域と第四導電体4との離隔状態を維持できる。これにより位置検出の検出感度維持を図っている。
次に圧電体31の圧電性を有する領域について説明する。圧電性を有する領域について述べる場合は、板状の圧電体31を上方向から見た平面に関して述べるものである。
本発明において圧電体31は平面の全領域に圧電性を有していてもよい。又、圧電体31は平面の一部領域にのみ局部的に圧電性を有するものであってもよい。
局部的に圧電性を有する場合には、圧電体に測定電極(Sx)(すなわち第三導電体)が被さる局部領域にのみ圧電性を有することが好ましい。
また、タッチパネルに測定電極(Sx)と独立の接地電極(GND)を設ける場合には、電極投影図にあって第三導電体と第四導電体が重畳する部分が圧電体に重なる局部領域にのみ圧電性を有することが好ましい。
上記した局部領域にのみ圧電性を有する圧電体を組込んだタッチパネルは押圧により圧電体に発生する電気が位置検出を妨害せず、位置検出の精度維持、感度維持につながる。
上記した局部領域にのみ圧電性を有する圧電体は、例えば以下の方法で製造できる。分極操作を行っていない圧電体に上面電極と下面電極を貼り合せる。力測定を行う電極対に分極操作用の電圧を負荷して分極操作を行う。
次に上面電極と下面電極の電極形成態様について説明する。
図10はタッチパネルの断面説明図であり、(a)(b)(c)(d)は各々異なる電極形成態様により製造したタッチパネルを示している。個々の図にあって上下に間隔のある部分は(例えば図10(a)にあって表面部材33と上面電極16の間隙)接着剤(例えば感圧接着剤)で貼着されている部分である。
図10(a)に図示したタッチパネルは圧電体31の一方表面に上面電極16を形成し、他方表面に下面電極17を形成したものである。電極形成は例えばスパッタリングで行ってもよく、印刷してもよい。さらには、銅などからなる金属箔を接着剤で貼り合わせてもよいし、メッキ法により形成してもよい。上面電極16の上に表面部材33が重ねられている。表面部材33としては、例えば、ソーダガラス、無アルカリガラス、ホウケイ酸ガラス、石英ガラス等の各種ガラス材料や、ポリイミド系樹脂、アクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂等の各種樹脂材料で構成されたものを用いることができる。
図10(b)に図示したタッチパネルは一の支持フィルム326の一方表面に上面電極16を形成し、別の支持フィルム325の一方表面に下面電極17を形成している。そして下から順に、下面電極17付の支持フィルム325、圧電体31、上面電極16付の支持フィルム326と表面部材33を重ねたものである。
図10(c)に図示したタッチパネルは、表面部材33の一方表面に上面電極16を形成したものである。表面部材33がガラスの場合には、いわゆる on glass sensor 技術
で上面電極16を形成できる。下面電極17は支持フィルム327の一方表面に形成している。そして、下から順に、下面電極17付の支持フィルム327、圧電体31、上面電極16付表面部材33を重ねたものである。
図10(d)に図示したタッチパネルは、上面電極16を圧電体31に形成し、下面電極17を支持フィルム327に形成している。そして、下から順に、下面電極17付支持フィルム327、上面電極16付圧電体31と表面部材33を重ねている。
図10(a)〜(d)を用いて説明したタッチパネルにあって、積層状態の固定は接着剤を用いるとよい。
次にタッチパネルの位置検出方法と力測定方法を説明する。
図11は力測定に使用する測定電極(Sx)と接地電極(GND)を備え、位置検出に使用する受電電極(Rx)と送電電極(Tx)を備えるタッチパネルの回路説明図である。
送電電極(Tx)12と受電電極(Rx)11はマトリックス検出回路37に接続される。マトリックス検出回路37は公知の静電容量方式の投影型の検出回路でありタッチパネル上の押圧位置が検出される。測定電極(Sx)13はチャージアンプ35に接続される。接地電極(GND)14は接地される。
押圧により圧電体に生じSxで検出される電荷は、チャージアンプ35で電圧の値として測定される。当該測定電圧値は押圧力を示す値である。
図12は力測定に使用する測定電極(Sx)を備え、位置検出に使用する受電電極(Rx)と送電電極(Tx)を備えるタッチパネルの回路説明図である。
送電電極(Tx)12と受電電極(Rx)11はマトリックス検出回路37に接続される。位置検出時にはスイッチ36が開となり、送電電極(Tx)12は接地から離れている。
マトリックス検出回路37による押圧位置検出は図8で説明したタッチパネルと同一である。
測定電極(Sx)13はチャージアンプ35に接続される。力測定時にスイッチ36が閉となり送電電極(Tx)12が接地される。この状態で送電電極12は接地電極の役割をはたす。チャージアンプ35による電圧の測定は図8で説明したタッチパネルと同一である。
続いて、圧電板に位相差板の性質を付与したタッチパネル、当該タッチパネルと表示装置からなる電子機器を説明する。
図13は電子機器461の説明図である。電子機器461はLCD600とタッチパネルからなる。LCD600は表示装置である。タッチパネルは圧電体311を含むタッチパネルである。力測定に用いる電極、位置検出に用いる電極等は図示を省略している。
LCD600は光源68、下偏光板62、液晶セル67と上偏光板61からなり、可視光である出射光92を出射する。図中にX軸方向を破線矢印51、Y軸方向を破線矢印52で示している。Z軸方向は出射光92の進行方向である。
上偏光板61の吸収軸611はY軸と平行である。出射光92は直線偏光である。もし、出射光92を、偏光サングラス91を通して目94で見たとするならば、なおかつ偏光サングラス91をXY平面内で回転させるならば、回転途中のある点で表示が見えなくなる(ブラックアウト)。
電子機器461は、位相差板としての性質を兼ね備えた圧電体311を採用してブラックアウトを解消している。出射光92の振動面はXZ平面に平行である。当該振動面を圧電体311の表面に投影した線分を振動線921で示している。出射光92の振動面と圧電体311の遅相軸312(位相差板の光学軸とも呼ぶ)が作る角度は、振動線921と遅相軸312が作る角度と等しい。当該角度を角度313で示している。
圧電体311の遅相軸312(位相差板の光学軸とも呼ぶ)と出射光92の振動面が作る角度(角度313と等しい)は、通常20度から70度の角度、好ましくは35度から55度の角度に配置される。この角度に配置して、直線偏光の偏光状態を適切に変化させるためである。
角度313は面と線が交差して作る角度のうちで、角度の数値が小さいほうを採用する。
出射光92は圧電体311を通過すると、円偏光、楕円偏光等の変換光93に変換される。変換光93は偏光サングラス91を通して目94で観察してもブラックアウトを生じない。
圧電体に位相差板の性質を付与するには、圧電体をフィルム形状にして、当該フィルム状圧電体を一軸延伸すればよい。通常、一軸延伸の操作を加えた後に、分極操作用の電圧を負荷する分極操作を行う。
圧電体311のリタデーション値は(1)110nm以上170nm以下、または(2)800nm以上30,000nm以下のいずれかにする。当該値を(1)110nm以下170nm以下の範囲にすれば、可視光の波長領域中で特定波長の直線偏光の光が円偏光に変換され、その他の波長の同様の光が楕円偏光に変換される。また当該値を(2)800nm以上30,000nm以下の範囲にすれば、可視光の波長領域中で複数の特定波長の直線偏光の光が円偏光に変換され、その他の波長の同様の光が楕円偏光に変換される。
また圧電体311のリタデーション値は、出射光92の波長λ(ラムダ)の(1/4+K/2)倍の値(Kは0又は正の整数)であってもよい。
図14は電子機器462の説明図である。電子機器462はOLED70とタッチパネルからなる。OLED70は表示装置である。タッチパネルは圧電体311を含むタッチパネルである。力測定に用いる電極、位置検出に用いる電極等は図示を省略している。
OLED70は発光セル77、偏光板71からなり可視光である出射光92を出射する。
図中にX軸方向を破線矢印51、Y軸方向を破線矢印52で示している。Z軸方向は出射光92の進行方向である。
偏光板71の吸収軸711はY軸と平行である。出射光92は直線偏光であり、その振動面はY軸に平行である。圧電体311は位相差板としての性質を兼ね備えている。
遅相軸312と出射光92の振動面との角度313は電子機器461の場合と同一である。
圧電体に位相差板としての性質を付与する方法、圧電体のリタデーション値の範囲、これらの効果も電子機器461で説明したことと同一である。
上面電極16と下面電極17は公知の透明な導電材料で作られる。例えば、ITO膜、TZO膜などである。また、PEDOTのような導電性高分子を含有したインキや金属ナノファイバーが含有されたインキを用いて印刷して形成してもよい。さらに、タッチパネルに透明性が求められない場合は、金属箔、金属ペースト、カーボンペーストを用いて印刷形成してもよい。
以上本発明にかかるタッチパネルの実施の形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成例はこれらの実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更などがあっても本発明に含まれる。
1 第一導電体
2 第二導電体
3 第三導電体
4 第四導電体
11 位置検出に用いる一の電極又は他の電極である受電電極(Rx)
12 位置検出に用いる一の電極又は他の電極である送電電極(Tx)
13 力測定に使用する一対の電極の一電極である測定電極(Sx)
14 力測定に使用する一対の電極の一電極である接地電極(GND)
16 上面電極
17 下面電極
20 電極投影図
21 位置交差領域
31 圧電体
33 表面部材
34 絶縁体
35 チャージアンプ
36 スイッチ
37 マトリックス検出回路
40 タッチパネル
41 枠を包含したタッチパネル
42 表示装置を包含したタッチパネル
43 表示装置を包含し、タッチパネル用電極を組込んだタッチパネル
44 枠
45 表示構成電極
46 電子機器
51 X軸を示す矢印
52 Y軸を示す矢印
53 上方向を示す矢印
59 タッチパネル用電極内蔵表示装置
60 表示装置
61 上偏光板
62 下偏光板
63 上ガラス
64 液晶
65 下ガラス
67 液晶セル
70 OLED
71 偏光板
77 発光セル
81、82、83、84、85、86、87 下面電極組込み可能位置を示す矢印
91 偏光サングラス
92 出射光
93 変換光
94 観察位置である目
101、102、103 支持底面
112、113、114 広幅部
122、123、124 狭幅部
311 位相差板である圧電体
312 遅相軸
313 角度
461 電子機器
462 電子機器
600 LCD
611 吸収軸
711 吸収軸

Claims (12)

  1. 圧電体を使用する力測定と、静電容量方式で投影型の位置検出を備えたタッチパネルにおいて、
    力測定は板状の圧電体を間に挿んで配置された一対の電極である測定電極と接地電極を使用するものであり、一対の電極のそれぞれは導電体から構成されていて、圧電体の板状面がXY平面に平行な面であり、圧電体と一対の電極の積層方向が上下方向であり、
    位置検出は、XY平面上の一の方向に平行に配置された一群の導電体からなる一の電極と、XY平面上で前記一の方向と交差する方向に平行に配置された一群の他の導電体からなる他の電極を使用するものであり、
    前記圧電体の上面側に1以上の上面電極を設け、前記上面電極を構成する導電体は、少なくともその一部分がXY平面に平行な面である同一平面を形成していて、
    前記圧電体の下面側に1以上の下面電極を設け、前記下面電極を構成する導電体は、少なくともその一部分がXY平面に平行な面である同一平面を形成していて、
    力測定に使用する一対の電極のうち一の電極は前記下面電極であり、
    位置検出に使用する二の電極のうち少なくとも一の電極は前記上面電極であり、
    前記上面電極に包含される電極数と前記下面電極に包含される電極数の和が3であって、
    前記接地電極は位置検出に使用する前記一の電極又は前記他の電極と共通であることを特徴とするタッチパネル。
  2. 前記タッチパネルは表示装置の表示面に載置して用いられるタッチパネルであり、前記表示装置は表示面から出射される可視光が直線偏光であり、
    前記圧電体は位相差板であって前記圧電体である位相差板の遅相軸が、前記直線偏光の振動面に対して20度から70度の角度で配置して使用される請求項1に記載したタッチパネル。
  3. 前記タッチパネルは表示装置の表示面に載置して用いられるタッチパネルであり、前記表示装置は表示面から出射される可視光が直線偏光であり、
    前記圧電体は位相差板であって前記圧電体のリタデーション値が110nm以上170nm以下である請求項2に記載したタッチパネル。
  4. 前記タッチパネルは表示装置の表示面に載置して用いられるタッチパネルであり、前記表示装置は表示面から出射される可視光が直線偏光であり、
    前記圧電体は位相差板であって前記圧電体のリタデーション値が800nm以上30,000nm以下である請求項2に記載したタッチパネル。
  5. 位置検出に使用する前記一の電極を構成する一群の導電体は第一導電体であり、前記他の電極を構成する一群の他の導電体は第二導電体であり、
    前記測定電極は一群の導電体である第三導電体から構成されていて、
    前記上面電極と前記下面電極を一のXY平面である仮想平面に投影した図である電極投影図上で、
    第三導電体は第一導電体と平行に配置されていて、
    第一導電体と第二導電体の交差領域を位置交差領域とし、
    位置交差領域と第三導電体が離隔している請求項1乃至4いずれかに記載したタッチパネル。
  6. 第三導電体は広幅部と狭幅部が交互に連続していて、前記電極投影図上で、前記狭幅部が第二導電体と交差することを特徴とする請求項5に記載したタッチパネル。
  7. 前記一の電極を構成する第一導電体は広幅部と狭幅部が交互に連続していて、前記電極投影図上で、第一導電体の広幅部が第三導電体の広幅部と重畳することを特徴とする請求項6に記載したタッチパネル。
  8. 前記圧電体は局部的に圧電性を有する部材であり、前記圧電体に第三導電体が被さる前記圧電体の局部領域のみが圧電性を有する請求項1乃至7いずれかに記載したタッチパネル。
  9. 前記上面電極として、位置検出用の前記一の電極である受電電極と位置検出用の前記他の電極である送電電極を設け、
    前記下面電極として、前記測定電極を設けた請求項1乃至8いずれかに記載したタッチパネル。
  10. 前記上面電極として、位置検出用の前記一の電極である受電電極と前記測定電極を設け、
    前記下面電極として、位置検出用の前記他の電極である送電電極を設けた請求項1乃至8いずれかに記載したタッチパネル。
  11. 前記上面電極として、位置検出用の前記一の電極である受電電極を設け、
    前記下面電極として、位置検出用の前記他の電極である送電電極と前記測定電極を設けた請求項1乃至8いずれかに記載したタッチパネル。
  12. タッチパネルと表示装置からなる電子機器において、
    請求項1乃至11いずれかに記載したタッチパネルであって、前記圧電体の直下に、接着剤を介して又は直接に前記下面電極が位置付けられているタッチパネルを、前記表示装置の表示面に載置した電子機器。
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