JP6714959B2 - 入力装置 - Google Patents

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Description

本発明は、静電センサと圧電センサとが重ねられて設けられた入力装置に関する。
特許文献1に、押圧力測定を備えたタッチパネルに関する発明が記載されている。
このタッチパネルは、圧電体の上に、支持フィルムが重ねられている。支持フィルムの上下両面にTP専用電極が設けられており、圧電体の上に接着剤を介して支持フィルムが固定されている。
このタッチパネルは力測定機能と位置検出機能を備えている。力測定は、表ガラスの表面が指などで押されたときに圧電体に生じる電力を測定することで行われる。位置検出は、表ガラスの表面に指などが押されたときに、TP専用電極を用いて、投影型静電容量方式で行われる。
特開2014−209297号公報
特許文献1に記載されたタッチパネルは、圧電体が、支持フィルムとTP専用電極とで構成された投影型静電容量方式のセンサの下側に配置されている。圧電体は、外部からの力で撓み変形したときの曲率が大きい方が、検知感度が高くなる。しかし、特許文献1に記載されているタッチパッドでは、圧電体が表ガラスから裏側に離れた位置に設けられているため、表ガラスが押されたときに圧電体に生じる曲率が小さくなり、検知感度を高くするのが困難である。
また、静電容量方式のセンサを構成する場合に、基板の表側に静電検知用の電極を設け、基板の裏側に検知回路を収納したICチップなどを実装する構造が好ましい。しかし、静電容量方式のセンサの裏側に圧電体を設ける構造では、前記ICチップなどの電子部品の実装領域が制限され、設計が困難である。
本発明は上記従来の課題を解決するものであり、静電センサの表側に圧電センサを配置することで、押圧力の検知感度が高めることができ、静電センサによる位置検知も高精度に行うことができる入力装置を提供することを目的としている。
本発明は、静電センサと、前方から力が与えられたときに出力が変化する圧電センサと、が設けられた入力装置において、
前記静電センサには、複数の駆動電極と複数のセンス電極とが絶縁層を介して交差して設けられ、
前記圧電センサは、前後に対向する第1電極および第2電極と、前記第1電極と前記第2電極との間に挟まれた圧電層とを有し、
前記圧電センサの前記第1電極および前記第2電極が、前記静電センサの前記駆動電極の前方に設けられ、前記第1電極および前記第2電極は、前記駆動電極と重なる部分に、幅寸法が拡大した広幅部を有しており、
前記圧電センサの前記第1電極と前記第2電極が存在していない領域に前記センス電極が位置し、前記領域が、前記静電センサによる検知動作が可能な静電検知領域となっていることを特徴とするものである。
本発明の入力装置では、前記静電センサが、撓み変形可能なリジッド構造であり、
前記圧電センサは、フィルム基材に、前記第1電極と前記圧電層および前記第2電極が積層されたシート状の圧電センサである。
さらに本発明の入力装置は、前記駆動電極に、幅寸法が広げられた主電極部が設けられており、前記主電極部は、前記第1電極および前記第2電極の前記広幅部と同じ大きさか、または前記広幅部からはみ出る大きさに形成されていることが好ましい。
さらに本発明の入力装置は、前記静電センサの、後方に複数の前記駆動電極が、前方に前記絶縁層を介し複数の前記センス電極が設けられており、隣り合う前記センス電極の間で且つ前記駆動電極の前方位置に、前記駆動電極および前記センス電極のいずれにも導通していない導電層が形成されており、
前記第1電極および前記第2電極が、前記導電層の前方に設けられているものとして構成できる。
この場合に、前記センス電極と前記導電層は同じ導電材料で形成されており、前記センス電極と前記導電層とで、前方に向く表面が互いに同一平面上に位置していることが好ましい。
本発明の入力装置では、前記第1電極および前記第2電極は、前記導電層と重なる部分に、幅寸法が拡大した広幅部を有している。
この場合に、前記導電層が、前記第1電極および前記第2電極の前記広幅部と同じ大きさか、または前記広幅部からはみ出る大きさに形成されていることが好ましい。
本発明は、静電センサの表側に圧電センサが設けられているため、表側から押圧力が与えられて、静電センサと圧電センサとが撓むときに、圧電センサに作用する曲率が大きくなる。したがって、押圧力の検知感度を高くすることが可能である。
例えば、圧電センサの第1電極と第2電極を、静電センサの駆動電極に沿って前方に重ねて設けることで、圧電センサを設けても静電センサの感度を十分に高く確保でき、圧電センサの検知感度と静電センサの検知感度のバランスを良好に設定できるようになる。
また、静電センサの前方に圧電センサを配置することで、静電センサの後方の表面に配線層や電子部品を配置しやすくなる。
本発明の入力装置の全体構造を示す分解斜視図、 静電センサを前方から示す正面図、 図2に示す静電センサの電極構造を示すIII部の部分拡大正面図、 静電センサの積層構造を示す、図3のIV−IV線の断面図、 圧電センサの電極パターンを拡大して示す拡大正面図、 圧電センサの積層構造を示す、図5のVI−VI線の断面図、 静電センサに圧電センサが重ねられた状態を前方から見た拡大正面図、 (A)(B)(C)は、圧電センサの電極パターンの変形例を拡大して示す拡大正面図、 圧電センサの配線と駆動検出回路とを示す回路ブロック図、 (A)(B)は圧電センサの動作を説明する線図、
図1に示す入力装置1は、パーソナルコンピュータのキーボード装置に実装して使用される。入力装置1は、キーボード装置以外の各種電子機器の入力部に使用することができる。また、全体を透明に構成することで、カラー液晶パネルなどの表示パネルの前方に配置して使用することも可能である。
図1に示す実施の形態の入力装置1は、金属製のシャーシ2の表側(Z1側)に、静電センサ10と圧電センサ30および表面シート40が重ねられて、設けられている。静電センサ10と圧電センサ30および表面シート40は長方形である。シャーシ2と静電センサ10との間の4か所にクッションシート3が介在している。クッションシート3はエラストマーシートや発泡樹脂シートである。クッションシート3は、長方形の静電センサ10の4つの角部とシャーシ2との間に貼られている。静電センサ10と圧電センサ30は接着剤層を介して全面的に貼着されており、圧電センサ30と表面シート40も接着剤層を介して全面的に貼着されている。
図2ないし図4に基づいて、静電センサ10の構造を説明する。
静電センサ10は、図4に示すように多層構造のリジッド基板を構成しており、所定の剛性を有し、前方(Z1方向)から後方(Z2方向)に向けて押圧力が作用したときに、クッションシート3で支持された4つの角部を支点として撓み変形可能である。
静電センサ10はポリカーボネートなどの絶縁基材11を有し、絶縁基材11の前方(Z1方向)に向く表面に、静電用電極である駆動電極21が形成されている。駆動電極21の前方は電極間絶縁層12で覆われており、電極間絶縁層12の前方に向く表面に、同じく静電用電極であるセンス電極22が形成されている。また、電極間絶縁層12の前方に向く表面には、隣り合うセンス電極22の間に、導電層23が形成されている。センス電極22と導電層23は、前方絶縁層13で覆われている。
図4に示すように、絶縁基材11の後方(Z2方向)の表面の全面に接地電位に設定されるシールド電極層14が設けられている。シールド電極層14の後方の表面に、第1後方絶縁層15が形成されており、第1後方絶縁層15の後方の表面に配線層16が形成されている。配線層16は後方から第2後方絶縁層17で覆われている。
図2と図3に、静電用電極である駆動電極21とセンス電極22および導電層23の平面パターンが示されている。これら静電用電極は、銅箔をエッチングして形成され、あるいは銀ペーストを使用した印刷工程で形成されている。
複数の駆動電極21のそれぞれは、X方向に一定の間隔を空けてY方向に連続して延びて形成されている。図3に示すように、駆動電極21は、四角形状(菱形形状)の主電極部21aと主電極部21aの間を繋ぐ連結部21bとが交互に連続して一体に形成されている。主電極部21aは、連結部21bよりもX方向の幅寸法が大きい。
センス電極22は、Y方向に一定の間隔を空けてX方向に向けて連続して形成されている。それぞれのセンス電極22と、駆動電極21の連結部21bは電極間絶縁層12を挟んで交差している。それぞれのセンス電極22には、駆動電極21との交差部と交差部との中間に、幅寸法がやや大きくなったセンス作用部22aが設けられている。
電極間絶縁層12の前方(Z1方向)に向く表面には、センス電極22と同じ階層に導電層23が形成されている。導電層23は、センス電極22とは接続されておらず、その下の階層に位置する駆動電極21にも接続されていない。導電層23は、センス電極22と同じ導電性材料で同じ工程で形成される。そのため、センス電極22の前方(Z1方向)に向く表面と、導電層23の前方(Z1方向)に向く表面は、X−Y平面と平行な同一の仮想平面上に位置している。
センス電極22とその間の領域に位置する導電層23は、前方に向く表面が同一面であるため、センス電極22と導電層23を覆う前方絶縁層13の前方に向く表面13aを平滑化しやすくなる。そのため、平滑な表面13aにシート状の圧電センサ30を貼着したときに、圧電センサ30に歪みが生じるのを抑制しやすくなる。また、導電層23は正方形で、駆動電極21の主電極部21aは菱形であるが、主電極部21aと導電層23は、X方向とY方向の幅寸法がほぼ一致している。駆動電極21に駆動電力が与えられると、駆動電極21の主電極部21aとその上に位置する導電層23とが、静電容量を介して結合されることになる。
図4に示すシールド電極層14は、銅箔や銀ペーストなどで絶縁基材11の後方(Z2方向)に向く面の全域を覆うように形成されている。配線層16は、複数の配線ラインを構成し、それぞれの配線ラインが駆動電極21とセンス電極22に導通している。第2後方絶縁層17の後方(Z2方向)に向く表面17aに駆動回路を内蔵したICなどが実装されており、それぞれの配線ラインはICなどの電極部に接続されている。
次に、図5と図6に基づいて圧電センサ30の構造を説明する。
図6に示すように圧電センサ30はシート状であり、PETなどの合成樹脂材料で形成されたフィルム基材31の前方(Z1方向)に向く表面に、第1電極32と圧電層33と第2電極34が前後方向に順に積層されている。第1電極32はスクリーン印刷で形成されたカーボン電極である。その上に、圧電ペーストがスクリーン印刷されて圧電層33が形成され、さらに、その上にスクリーン印刷により第2電極34が形成される。さらに、第2電極34が絶縁コート38で覆われる。
圧電ペーストには、ニオブ酸カリウムや、ニオブ酸ナトリウムカリウム、チタン酸バリウムなどのペロブスカイト型強誘電体粉と熱可塑性のポリエステルウレタン樹脂を混ぜたペーストなどが使用される。
図5と図9に示すように、フィルム基材31の表面には、複数の圧電層33が、X方向に間隔を空けてZ方向に連続して延びている。圧電層33には、広幅部33aと細幅部33bがY方向に向けて交互に形成されている。第2電極34は、全ての圧電層33の上に重ねられて、圧電層33と共にY方向に連続して延びている。第2電極34にも広幅部34aと細幅部34bがY方向に交互に形成されている。第1電極32と第2電極34は同じ形状で同じ寸法であり、前後方向(Z方向)で一致するように重ねられている。
図9に示すように、圧電センサ30のフィルム基材31上のX方向に延びる縁部の内側に、全ての第1電極32に導通する第1電極配線層35と、全ての第2電極34に導通する第2電極配線層36が設けられている。図1に示すように、圧電センサ30の短辺から細幅の引出し片39が延び出ている。引出し片39は、フィルム基材31の一部を延長させたものであり、その表面に、第1電極配線層35と第2電極配線層36が形成されている。引出し片39は、静電センサ10の後方で折り曲げられて、図4に示す配線層16に接続され、または静電センサ10の後方の表面に実装されたICなどに接続されている。そして、第1電極配線層35と第2電極配線層36がICなどに内蔵された駆動検出回路44に接続されている。
図9に示すように、駆動検出回路44では、第1電極配線層35と第2電極配線層36がマルチプレクサ45に接続されている。マルチプレクサ45により、第1電極配線層35と第2電極配線層36の一方がレファレンス電圧Vrefに接続され、他方がフィルタ46に接続される。マルチプレクサ45からの検知出力は、フィルタ46を通過し、アンプ47で増幅されてコンパレータ48に与えられる。
図1に示すように、入力装置1では、静電センサ10の前方(Z1方向)に向く前面、すなわち、図4に示す前方絶縁層13の前方に向く表面13aに、図6に示す積層構造の圧電センサ30が積層されて貼着される。このとき、圧電センサ30は、フィルム基材31が表面13aに向けられて貼着されてもよいし、第2電極34を覆う絶縁コート38が表面13aに向けられて貼着されていてもよい。
図7に、静電センサ10に圧電センサ30が重ねられたときの、電極の重なり状態が、前方(Z1方向)から見た状態で示されている。
圧電センサ30の、第1電極32と圧電層33および第2電極34は、静電センサ10の静電用電極のうちの駆動電極21とセンス電極22のいずれか一方に沿ってその前方に重なるように配置されている。実施の形態では、全ての第1電極32と圧電層33および第2電極34が、全ての駆動電極21に沿ってその前方に重なるように配置されている。
ここで、圧電センサ30の第1電極32と第2電極34は同じ形状で同じ寸法であり、前後方向で完全に重ねられている。図7に示すように、第1電極32と第2電極34の広幅部34aは、駆動電極21の主電極部21aおよびその上に位置する導電層23のさらにその前方に重ねられている。
第1電極32と第2電極34の広幅部34aは、主電極部21aと導電層23のいずれかに対してはみ出していないことが好ましい。逆に、主電極部21aとこれに容量接合されている導電層23の少なくとも一方は、第1電極32と第2電極34の広幅部34aと同じ形状で同じ大きさ(同じ面積)であるか、または主電極23と導電層23の少なくとも一方は、第1電極32と第2電極34の広幅部34aよりも大きく(大きい面積を有し)、主電極23と導電層23の少なくとも一方が、広幅部34aよりも平面的にはみ出していることが好ましい。
次に、入力装置1の動作を説明する。
入力装置1では、図9に示す駆動検出回路44が常に動作しており、第1電極32と第2電極34のいずれか一方にレファレンス電圧Vrefが与えられ、他方の電位変化がフィルタ46を通過しアンプ47で増幅されてコンパレータ48に与えられる。
図10(A)には、前方(Z1方向)から表面シート40の表面のいずれかの箇所が指などで押されたとき(加圧時)と、指が離れるとき(減圧時)の第1電極32と第2電極34との間の電圧の変化が圧電出力として示されている。図10(A)に示す圧電出力は、圧電センサ30全体の撓み加速度の変動に応じて変化する。図10(B)に示すように、コンパレータ48では、正の加速度で得られた電圧変化が波形整形されてON出力とされ、負の加速度で得られた電圧変化が波形整形されてOFF出力とされる。
図示しない制御部では、図10(B)に示すON出力が得られたときに、指などで入力装置1が押されたことが検知され、OFF出力が得られたときに、指などが入力装置1から離れたことが検知される。
図7に示すように、圧電センサ30の第1電極32と第2電極34の広幅部34aは、導電層23の表面で比較的広い面積を有して形成されているため、操作面の全体面積に対する第1電極32と第2電極34の面積比を20%以上で、好ましくは30%以上に確保できる。そのため、圧電センサ30の検知感度を高くすることが可能である。
図7に示すように、第1電極32と第2電極34の広幅部34aは、その辺がX−Y方向に対して角度を有して延びる菱形形状であり、導電層23はその辺がX−Y方向に延びる四角形である。そのため、前方から見たときに、導電層23の4か所の角部のそれぞれが、第1電極32と第2電極34の広幅部34aからはみ出ている。また、センス電極22は、隣り合う導電層23の間を通過してX方向に延びている。
図7に示すように、静電センサ10は、圧電センサ30の第1電極32と第2電極34の広幅部34aが存在していない領域が主な静電検知領域Sとなる。この静電検知領域Sは、4つの広幅部34aに囲まれた領域であり、その周囲4か所が、広幅部34aから露出している導電層23の角部で囲まれ、中央部をセンス電極22が通過している。すなわち、静電検知領域Sは、駆動電極21またはこれに結合された導電層23が周囲に位置し、且つセンス電流22が通過している領域に設定されることが好ましい。
静電センサ10は、複数の駆動電極21に順番に駆動電圧が与えられるが、駆動電極21の主電極部21aと浮遊状態にある導電層23とが静電容量を介して結合されるため、静電検知領域Sでは、導電層23からセンス電極22に至る電界が、入力装置1の表面シート40の前方に形成される。そのため、センス電極22に流れる電流値の変化を順番に監視することによって、表面シート40の表面に触れた指の座標位置を比較的高感度に検知することができる。
図7に示すように、圧電センサ30の第1電極32と第2電極34を、静電センサ10の駆動電極21に沿うように重ね、第1電極32と第2電極34の広幅部34aを、駆動電極21の幅広の主電極部21aと導電層23の上に重ねることで、第1電極32と第2電極34の専有面積を可能な限り広くでき、圧電センサ30の検知感度を高めることができる。しかも、主電極部21aあるいはこれと結合されている導電層23を第1電極32と第2電極34とからはみ出させることで、第1電極32と第2電極34が存在していない領域を検知感度の高い静電検知領域Sに設定することが可能である。
図8(A)(B)(C)は、圧電センサの変形例を示している。
図8(A)に示す圧電センサ30Aでは、圧電層33の広幅部33aおよび第1電極32と第2電極34の広幅部34aが、その辺がX−Y方向に延びる四角形(長方形)となっている。
図8(B)に示す圧電センサ30Bは、圧電層33の広幅部33aおよび第1電極32と第2電極34の広幅部34aのX方向の幅寸法がやや小さくなっている。
図8(C)に示す圧電センサ30Cでは、圧電層33および第1電極32と第2電極34は、幅寸法が均一のストライプ形状である。
いずれにせよ、表面シート40の表面である操作領域において、第1電極32と第2電極34と専有面積比を20%以上、好ましくは30%以上に設定し、同様に、静電検知領域Sの面積比を操作面全体の面積に対して40%以上で好ましくは50%以上となるように設定することで、静電センサ10と圧電センサ30の双方の検知感度を高くすることができる。
本発明の入力装置は、図4に示すように、静電センサ10が多層構造のリジッド基板を構成しており、圧電センサ30は、フィルム基材31を有するシート状センサである。リジッド構造の静電センサ10にシート状の圧電センサ30を重ねることにより、共にリジッドな構造や、共にシート状の構造に比べて、静電センサ10と圧電センサ30との積層体が、適度な剛性を有し、指などで押されたときに、圧電センサ30で検知できる適度な撓み強度を有するものとなる。
また、リジッドな静電センサ10の前方にシート状の圧電センサ30が重ねられているため、前方から力が与えられて撓んだときに、圧電センサ30の曲率を大きくでき、圧電センサ30の感度を高め、押圧力の変化に対する追従性も高めることができる。このとき、シート状の圧電センサ30が、リジッドな静電センサ10の撓み変形に柔軟に追従できるようになる。
また、図4に示すように、静電センサ10はZ2方向に向く後方に配線層16が設けられ、またICなどが配置されるため、平面状の圧電センサ30をZ2側に重ねるのは困難である。一方で、静電センサ10のZ1側は平面であるため、薄く平面状の圧電センサ30を重ねやすくなる。
なお、前記実施の形態では、図3と図4に示すように、圧電センサ10のセンス電極22と同じ階層に浮遊状態の導電層23が形成されているが、この導電層23を設けない構造も可能である。この場合には、図7に示すように静電センサ10と圧電センサ30とが重ねられたときに、駆動電極21の主電極部21aが、第1電極32と第2電極34の広幅部34aと同じ形状で同じ大きさであるか、または主電極部21aが広幅部34aからはみ出す大きさで形成されることが好ましい。この構造とすることにより、静電検知領域Sにおける静電センサの感度を高めることができる。
さらに、本発明は駆動検出回路44が図9に示す構造に限られず、例えば、マルチプレクサ45やコンパレータ48を使用せずに、第1電極32と第2電極34の電位差(圧電出力)を、マイクロコンピュータのA/D変換部に入力して演算処理してもよい。または、第1電極32と第2電極34の電位差(圧電出力)をアナログデータとして、アナログ検知回路に入力することも可能である。
1 入力装置
2 シャーシ
10 静電センサ
11 絶縁基材
21 駆動電極
21a 主電極部
22 センス電極
23 導電層
30 圧電センサ
32 第1電極
33 圧電層
34 第2電極
34a 広幅部
35 下側配線層
36 上側配線層
44 駆動回路

Claims (7)

  1. 静電センサと、前方から力が与えられたときに出力が変化する圧電センサと、が設けられた入力装置において、
    前記静電センサには、複数の駆動電極と複数のセンス電極とが絶縁層を介して交差して設けられ、
    前記圧電センサは、前後に対向する第1電極および第2電極と、前記第1電極と前記第2電極との間に挟まれた圧電層とを有し、
    前記圧電センサの前記第1電極および前記第2電極が、前記静電センサの前記駆動電極の前方に設けられ、前記第1電極および前記第2電極は、前記駆動電極と重なる部分に、幅寸法が拡大した広幅部を有しており、
    前記圧電センサの前記第1電極と前記第2電極が存在していない領域に前記センス電極が位置し、前記領域が、前記静電センサによる検知動作が可能な静電検知領域となっていることを特徴とする入力装置。
  2. 前記駆動電極に、幅寸法が広げられた主電極部が設けられており、前記主電極部は、前記第1電極および前記第2電極の前記広幅部と同じ大きさか、または前記広幅部からはみ出る大きさに形成されている請求項1記載の入力装置。
  3. 静電センサと、前方から力が与えられたときに出力が変化する圧電センサと、が設けられた入力装置において、
    前記静電センサには、後方に位置する複数駆動電極と、前方に位置する複数センス電極とが絶縁層を介して交差して設けられ、隣り合う前記センス電極の間で且つ前記駆動電極の前方位置に、前記駆動電極および前記センス電極のいずれにも導通していない導電層が形成されており、
    前記圧電センサは、前後に対向する第1電極および第2電極と、前記第1電極と前記第2電極との間に挟まれた圧電層とを有し、
    前記圧電センサの前記第1電極および前記第2電極が、前記静電センサの前記駆動電極および前記導電層の前方に設けられており、
    前記圧電センサの前記第1電極と前記第2電極が存在していない領域に前記センス電極が位置し、前記領域が、前記静電センサによる検知動作が可能な静電検知領域となっていることを特徴とする入力装置。
  4. 前記センス電極と前記導電層は同じ導電材料で形成されており、前記センス電極と前記導電層とで、前方に向く表面が互いに同一平面上に位置している請求項3記載の入力装置。
  5. 前記第1電極および前記第2電極は、前記導電層と重なる部分に、幅寸法が拡大した広幅部を有している請求項3または4記載の入力装置。
  6. 前記導電層が、前記第1電極および前記第2電極の前記広幅部と同じ大きさか、または前記広幅部からはみ出る大きさに形成されている請求項5記載の入力装置。
  7. 前記静電センサは、撓み変形可能なリジッド構造であり、
    前記圧電センサは、フィルム基材に、前記第1電極と前記圧電層および前記第2電極が積層されたシート状の圧電センサである請求項1ないし6のいずれかに記載の入力装置。
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