JP5854969B2 - 通信装置、通信プログラム、通信方法 - Google Patents

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Description

本発明は、パケット網を介して接続された通信先端末との間で、予め定められたITU−T勧告のT.38規格などの通信プロトコルに従って通信処理を実行する通信装置に関するものである。
一般に、インターネットを介してITU−T(国際電気通信連合の電気通信標準化部門)勧告のT.38規格に準拠した通信プロトコルに従ってファクシミリ通信処理を実行するIAF(Internet Aware FAX:インターネットファクシミリ装置)が知られている。
また、電話網に代えてインターネットを介してVoIP(Voice over Internet Protocol)に従って音声伝送処理を実行するインターネットプロトコル電話機(以下、「IP電話機」と略称する)が知られている。前記IP電話機では、各種の符号化方式で音声信号の符号化及び復号化を行うコーデックによりIP電話機能が実現される。
一方、特許文献1には、IP電話機によって通信先端末を呼び出した後、IP電話機能を有していないファクシミリ装置によりその通信先端末との間でファクシミリ通信処理を実行するための技術が開示されている。
特開2004−282226号公報
しかしながら、前記特許文献1に係る構成であっても、IP電話機からファクシミリ装置にIP電話の着信があった場合にはその着信に応答することができないという問題が生じる。
従って、本発明は前記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、通信開始要求を受信した場合にその通信内容に適合した他の端末による応答を可能にする通信装置、通信プログラム及び通信方法を提供することにある。
前記目的を達成するために本発明は、通信制御手段、通信内容判定手段及び再送要求手段を備えてなる通信装置である。前記通信制御手段は、パケット網を介して接続された通信先端末との間で、予め定められた通信プロトコルに従って通信処理を実行する。前記通信内容判定手段は、前記通信制御手段により前記通信先端末から受信した通信開始要求に対応する通信内容を判定する。前記再送要求手段は、前記通信内容判定手段により判定された前記通信内容が予め設定された特定の通信内容に該当しない場合に、前記通信内容ごとに予め設定された再送先への再送を前記通信先端末に要求する。
また、本発明は、通信判定工程及び再送要求工程をコンピューターに実行させるための通信プログラムとして捉えることもできる。前記通信判定工程は、パケット網を介して接続された通信先端末との間で、予め定められた通信プロトコルに従って通信処理を実行する通信制御手段により前記通信先端末から受信した通信開始要求に対応する通信内容を判定する。前記再送要求工程は、前記通信内容判定工程により判定された前記通信内容が予め設定された特定の通信内容に該当しない場合に、前記通信内容ごとに予め設定された再送先への再送を前記通信先端末に要求する。
さらに、本発明は、通信判定工程及び再送要求工程を実行する通信方法として捉えることもできる。前記通信判定工程は、パケット網を介して接続された通信先端末との間で、予め定められた通信プロトコルに従って通信処理を実行する通信制御手段により前記通信先端末から受信した通信開始要求に対応する通信内容を判定する。前記再送要求工程は、前記通信内容判定工程により判定された前記通信内容が予め設定された特定の通信内容に該当しない場合に、前記通信内容ごとに予め設定された再送先への再送を前記通信先端末に要求する。
本発明によれば、通信開始要求を受信した場合にその通信内容に適合した他の端末による応答が可能となる。
本発明の実施形態に係るMFPの概略構成を示すブロック図。 ファクシミリ通信処理の一例を説明するためのシーケンス図。 再送要求処理の一例を説明するためのフローチャート。 再送先情報の一例を示す図。 SDPパケットの一例を示す図。
以下添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態について説明し、本発明の理解に供する。なお、以下の実施の形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
[通信システム1]
まず、図1を参照しつつ、本発明の実施の形態に係るMFP10が使用される通信システム1の概略構成について説明する。前記MFP10は、少なくともファクシミリ通信処理を実行するファクシミリ機能を有すると共に、コピー機能、プリント機能及びスキャン機能などの他の機能を有する複合機である。
図1に示すように、前記通信システム1において、前記MFP10は、LAN200を介してIP電話機20に接続されている。また、前記MFP10は、インターネット100(パケット網の一例)を介してIAF40及びIP電話機50などに接続されている。なお、前記インターネット100はパケット網の一例に過ぎず、デジタルデータのリアルタイム通信に使用されるLAN及びイントラネットなどの他のパケット網であってもよい。
[IP電話機20]
前記IP電話機20は、前記LAN200及び前記インターネット100を介して接続された通信先端末との間で、VoIP(Voice over Internet Protocol)に従って音声伝送処理を実行するIP電話機能を有するインターネットプロトコル電話機である。
前記IP電話機20は、通信IF21、通信制御部22、操作表示部23、受話器24等を備えている。前記通信IF21は、各種の符号化方式で音声信号の符号化及び復号化を行うIP電話用のコーデックを含む通信インターフェースである。前記操作表示部23は、情報を表示する表示部及び操作入力に用いられる操作部を有するタッチパネルなどである。前記受話器24は、マイク及びスピーカーを有しており、ユーザーが前記IP電話機20を用いて通話する際に用いられる。
前記通信制御部22は、CPU、ROM、RAM及びEEPROMなどを備えており、前記ROMに記憶された制御プログラムを前記CPUで実行することによりVoIPに従って前記音声伝送処理を実行する。前記RAMは揮発性の記憶手段、前記EEPROMは不揮発性の記憶手段であって、前記CPUが実行する各種の処理の一時記憶メモリーとして使用される。
具体的に、前記IP電話機20が発呼側である場合、前記通信制御部22は、ユーザーにより通信先端末のアドレスが入力されて発信操作が行われると、RFC3261で定義されたSIP(Session Initiation Protocol)に基づく「INVITE」のメッセージを通信開始要求として前記通信先端末に送信してセッションを確立させる。また、前記IP電話機20が着信側である場合、前記通信制御部22は、SIPに基づく「INVITE」のメッセージを通信先端末から受信すると、そのメッセージに応答してセッションを確立させる。このようにして前記IP電話機20と前記通信先端末との間でセッションが確立すると、前記IP電話機20及び前記通信先端末のユーザー間の通話が可能となる。
[PC30]
前記PC30は、前記LAN200及び前記インターネット100を介して接続された通信先端末との間で、SIPに従ってデータ伝送処理を実行するパーソナルコンピューターである。
前記PC30は、通信IF31、通信制御部32、表示装置33、スピーカー34等を備えている。前記通信IF31は、前記インターネット100を介してデータ通信を実行するための通信インターフェースである。前記表示装置33は、情報を表示する液晶表示装置などの表示手段である。前記スピーカー34は、音声信号を再生する音声再生手段である。
前記通信制御部32は、CPU、ROM、RAM及びEEPROMなどを備えており、前記ROMに記憶された制御プログラムを前記CPUで実行することによりSIPに従って前記データ伝送処理を実行する。前記RAMは揮発性の記憶手段、前記EEPROMは不揮発性の記憶手段であって、前記CPUが実行する各種の処理の一時記憶メモリーとして使用される。なお、SIPに基づくセッション確立手順は前述したとおりである。
[IAF40]
前記IAF40は、前記インターネット100を介して接続された通信先端末との間で、ITU−T勧告のT.38規格に準拠した通信プロトコルに従ってファクシミリ通信処理を実行するインターネットファクシミリ装置(Internet Aware FAX)である。前記IAF40は、前記ファクシミリ通信処理において、ITU−T勧告のT.30規格に準拠した通信プロトコルで使用される制御信号をデジタルデータで表したパケットを送受信する。
また、前記IAF40は、前記IP電話機20と同じくSIPに従ってセッションを確立させる通信制御部を有している。そして、前記IAF40は、前記ファクシミリ通信処理の実行に際して、前記通信制御部により前記インターネット100を介して接続された通信先端末との間でセッションを確立させる。
前記IP電話機50は、前記インターネット100を介して接続された通信先端末との間で、VoIPに従って音声伝送処理を実行するIP電話機能を有するインターネットプロトコル電話機である。前記IP電話機50は前記IP電話機20と同様に構成されているため説明を省略する。
[MFP10]
そして、前記MFP10は、メイン制御部11、操作表示部12、画像読取部13、画像メモリー14,画像形成部15、通信IF16及び通信制御部17などを備えた電子写真方式の画像形成装置である。前記MFP10に設けられた前記構成要素各々は内部バス18によって接続されている。なお、前記MFP10は本発明に係る通信装置の一例に過ぎない。例えば、本発明は、通信機能を有するパーソナルコンピューター、タブレット端末、音声再生装置、テレビジョン受像器、前記IP電話機20、前記PC30及び前記IAF40などの通信装置にも適用可能である。
前記メイン制御部11は、CPU、ROM、RAM及びEEPROMなどを有している。前記メイン制御部11は、前記ROMに格納された制御プログラムに従った処理を前記CPUで実行することにより当該MFP10を統括的に制御する。例えば、前記メイン制御部11は、前記画像読取部13により原稿から画像データを読み取る画像読取処理を実行するスキャン機能、及び、入力された画像データを前記画像形成部15により印刷する画像形成処理を実行するプリント機能などを具現する。なお、前記メイン制御部11は集積回路(ASIC)などの電子回路で構成されたものであってもよい。
前記操作表示部12は、前記メイン制御部11からの制御指示に応じて各種の情報を表示し、ユーザーによる入力操作に応じて操作信号を前記メイン制御部11に入力するタッチパネルを有している。
前記画像読取部13は、原稿に光を照射したときの反射光をCCD等の撮像素子(光電変換素子)によって読み取る画像読取手段である。前記画像読取部13で読み取られた画像データは前記画像メモリー14に記憶される。また、前記画像メモリー14には、前記通信制御部17によって実行されるファクシミリ通信処理によって受信された画像データも記憶される。
前記画像メモリー14は、ハードディスク又は半導体メモリーなどの不揮発性メモリーである。例えば、前記画像読取部13で読み取られた画像データは、前記通信制御部17によって実行されるファクシミリ通信処理によって送信される。
前記画像形成部15は、感光体ドラム、帯電装置、露光装置、現像装置、転写装置及び定着装置などを備えた電子写真方式の画像形成手段である。例えば、前記画像形成部15は、前記通信制御部17によって実行されるファクシミリ通信処理によって受信した画像データに基づいて画像を形成する画像形成処理を実行する。
前記通信IF16は、前記MFP10を前記インターネット100に接続し、前記インターネット100を介してデータ通信を実行するための通信インターフェースである。前記通信IF16は、例えば前記インターネット100を介して送信する画像データを符号化し、前記インターネット100を介して受信する画像データを復号化する。
ここで、前記通信IF16は、前記IP電話20が有する各種の符号化方式で音声信号の符号化及び復号化を行うIP電話用のコーデックを有していない。そのため、前記インターネット100を介して前記MFP10にIP電話の着信があった場合、前記MFP10ではその着信に応答してIP電話を開始することはできない。
前記通信制御部17は、CPU171、ROM172、RAM173及びEEPROM174などを備えている。なお、前記制御部17は集積回路(ASIC)などの電子回路で構成されたものであってもよい。前記RAM173は揮発性の記憶手段、前記EEPROM174は不揮発性の記憶手段であって、前記CPU171が実行する各種の処理の一時記憶メモリー及び画像メモリーとして使用される。
そして、前記通信制御部17は、前記ROM172に記憶された通信プログラムを前記CPU171で実行することにより後述のファクシミリ通信処理(図2参照)及び再送要求処理(図3参照)を実行する。なお、前記通信プログラムは、CD、DVD、半導体メモリーなどのコンピューター読み取り可能な記録媒体に記録されており、前記記録媒体から前記EEPROM174又はハードディスク(不図示)等の記憶手段にインストールされるものであってもよい。本発明は、前記通信プログラム又は前記通信プログラムが記録されたコンピューター読み取り可能な記録媒体の発明として捉えてもよい。
具体的に、前記通信制御部17は、前記インターネット100を介して接続された通信先端末との間で、予め定められたT.38規格に準拠した通信プロトコルに従ってファクシミリ通信処理を実行する。即ち、前記MFP10は、前記IAF40と同様に前記インターネット100に直接接続されてT.38規格に準拠したファクシミリ通信処理を実行するIAFの一形態である。ここに、係る処理を実行するときの前記通信制御部17が通信制御手段に相当する。なお、前記メイン制御部11が前記通信制御部17の機能を兼ねており、前記通信制御部17を省略した構成も他の実施形態として考えられる。
[ファクシミリ通信処理]
ここで、図2を参照しつつ前記MFP10の前記通信制御部17によって実行される前記ファクシミリ通信処理の一例について説明する。なお、図2は、前記IAF40から前記MFP10へのファクシミリ送信が行われる場合の通信手順を示している。以下、前記ファクシミリ通信処理における各通信手順をフェーズF1、F2、・・・と称する。
本実施の形態では、前記通信制御部17が、RFC3261で定義されたSIP(Session Initiation Protocol)と称されるセッション開始プロトコルに従って通信先端末との間のセッションを確立させて前記ファクシミリ通信処理を実行する場合を例に挙げて説明する。なお、前記通信制御部17が、ITU−T勧告のH.323規格に準拠したセッション開始プロトコルなどの他のセッション開始プロトコルに従ってセッションを確立させて前記ファクシミリ通信処理を実行することも他の実施形態として考えられる。
図2に示すように、前記IAF40は、通信開始要求としてSIPに基づく「INVITE」のメッセージを前記MFP10に送信する(フェーズF1)。これに対し、前記MFP10は、前記IAF40から「INVITE」のメッセージを受信すると、SIPに基づく「180 Ringing」及び「200 OK」のメッセージを前記IAF40に送信する(フェーズF2及びF3)。
次に、前記IAF40は、前記MFP10から「200 OK」のメッセージを受信すると、SIPに基づく「ACK」のメッセージを前記MFP10に送信する(フェーズF4)。これにより、前記MFP10と前記IAF40との間のセッションが成立する。そして、前記IAF40と前記MFP10と間でT.38規格に従ってファクシミリ通信処理が実行され、前記IAF40から前記MFP10への画像データの送信が開始される(フェーズF5)。
その後、前記IAF40は、前記画像データの送信が完了すると、SIPに基づく「BYE」のメッセージを前記MFP10に送信する(フェーズF6)。そして、前記MFP10は、「BYE」のメッセージを受信すると、SIPに基づく「200 OK」のメッセージを前記IAF40に送信する(フェーズF7)。これにより、前記MFP10と前記IAF40との間のセッションが切断される。
ところで、前述したように、前記MFP10の前記通信IF16はIP電話用のコーデックを備えていないため、前記MFP10ではIP電話の着信があってもそれに応答してIP電話を開始することはできない。
そこで、前記MFP10は、前記通信制御部17によって後述の再送要求処理を実行し、前記MFP10に搭載されていない機能に関する通信処理が通信先端末から要求された場合にその通信処理に適合する再送先への再送を前記通信先端末に要求する。ここに、係る処理が再送要求工程に相当し、係る処理を実行するときの前記通信制御部17が再送要求手段に相当する。
[再送要求処理]
以下、図3のフローチャートを参照しつつ前記MFP10の前記通信制御部17によって実行される再送要求処理の手順の一例について説明する。ここに、前記通信制御部17によって実行される処理手順をステップS1、S2、・・・と称する。
<ステップS1>
まず、ステップS1において、前記通信制御部17は、前記インターネット100を介して接続された通信先端末からSIPに基づく「INVITE」のメッセージを受信したか否かを判断する。「INVITE」は、通信開始要求を示すSIPメッセージである。
ここで、前記通信制御部17は、「INVITE」のメッセージを受信したと判断すると(S1のYes側)、処理をステップS2に移行させる。また、「INVITE」のメッセージが受信されるまでの間(S1のNo側)、前記通信制御部17は処理を前記ステップS1で待機させる。
<ステップS2>
続いて、前記通信制御部17は、後述のステップS2、ステップS21及びステップS23において、前記ステップS1で前記通信先端末から受信した「INVITE」のメッセージに対応する通信内容を判定する。ここに、係る処理が通信内容判定工程に相当し、係る処理を実行するときの前記通信制御部17が通信内容判定手段に相当する。
具体的に、ステップ2において、前記通信制御部17は、「INVITE」のメッセージにSDP(Session Description Protocol)パケットが含まれているか否かを判断する。ここに、前記SDPパケットには、通信プロトコルのバージョン情報、セッションの識別情報及びセッションで伝送対象となるメディア種別などの通信内容が記述されている。SIPに基づくセッション確立手順において、前記SDPパケットは必要に応じてSIPに基づく「INVITE」のメッセージに付加される。具体的に、「INVITE」のメッセージに応答した場合に開始される通信処理の内容がIP電話である場合には「INVITE」のメッセージに前記SDPパケットは付加されない。一方、「INVITE」のメッセージに応答した場合に開始される通信処理の内容が各種のメディア通信である場合には「INVITE」のメッセージに前記SDPパケットが付加される。そのため、前記通信制御部17は、通信開始要求として受信されたSIPに基づく「INVITE」のメッセージに前記SDPパケットが含まれていない場合に、「INVITE」のメッセージに対応する通信内容がIP電話であると判定する。
ここで、前記通信制御部17は、「INVITE」のメッセージに前記SDPパケットが含まれていないと判断すると(S2のNo側)、処理をステップS3に移行させる。例えば、前記IP電話機50から前記MFP10にIP電話の着信があった場合、その着信時に受信する「INVITE」のメッセージに前記SDPパケットが付加されていないため、処理はステップS3に移行する。一方、「INVITE」のメッセージに前記SDPパケットが含まれている場合(S2のNo側)、前記通信制御部17は処理をステップS21に移行させる。
<ステップS3>
「INVITE」のメッセージに前記SDPパケットが含まれていない場合には、「INVITE」のメッセージに対応する通信内容がIP電話である。そのため、前記IP電話機能を有していない前記MFP10で「INVITE」のメッセージに応答しても、IP電話を開始することはできない。
そこで、ステップS3において、前記通信制御部17は、「INVITE」のメッセージに対応する通信内容が画像データではないと判断し、前記通信内容が電話である場合に対応して予め設定された再送先を選択する。具体的に、前記通信制御部17は、前記EEPROM74に記憶された再送先情報に基づいて、「INVITE」のメッセージに対応する通信内容に適合した再送先を選択する。ここに、前記EEPROM74が再送先情報記憶手段の一例である。
前記再送先情報は、通信処理における通信内容と前記通信内容に適合する再送先のアドレスとの対応関係を示す情報であって、前記MFP10の初期設定処理などにおける前記操作表示部12に対するユーザー操作に応じて前記メイン制御部11によって設定される。
ここに、図4は、前記再送先情報の一例を示している。図4に示すように、前記再送先情報では、「image」、「application」、「audio」、「video」、及び「その他」などの通信内容ごとに対応する再送先のアドレス(IPアドレス、SIPアドレス、電話番号など)が定められている。より具体的に、前記再送先情報では、通信内容が「image」又は「application」などの画像データである場合の再送先が前記MFP10のアドレス「111.111.111.111」に定められている。また、前記再送先情報では、通信内容が「audio」又は「video」などの音声データ又は動画データである場合の再送先が、前記スピーカー34及び前記表示装置33を備えた前記PC30のアドレス「222.222.222.222」に定められている。さらに、前記再送先情報では、通信内容が「その他」である場合の再送先が前記IP電話機20のアドレス「333.333.333.333」に定められている。なお、通信内容の「その他」とは、「INVITE」のメッセージに前記SDPパケットが付加されていない場合、及び前記SDPパケットに通信内容が記述されていない場合が該当する。
従って、前記ステップS3において、前記通信制御部17は、「INVITE」のメッセージに前記SDPパケットが含まれていない場合に対応する「その他」に対応する前記IP電話機20のアドレス「333.333.333.333」を再送先として選択する。
<ステップS21>
ステップS21において、前記通信制御部17は、前記SDPパケットにT.38関連の記述があるか否かを判断することにより、通信内容が画像データ(特定の通信内容の一例)であるか否かを判断する。即ち、前記ステップS21において、前記通信制御部17は、「INVITE」のメッセージに対応する通信内容が、前記MFP10が有するファクシミリ機能に適合した画像データであるか否かを判断する。
ここで、前記通信制御部17は、前記SDPパケットにT.38に関連する記述が存在しないと判断すると(S21のNo側)、処理をステップS22に移行させる。一方、前記SDPパケットにT.38に関連する記述が存在する場合(S21のYes側)、前記通信制御部17は処理をステップS23に移行させる。
ここに、図5は、前記SDPパケットの内容の一例を示す図である。図5において、「v=」はプロトコルのバージョン、「o=」は発信元及びセッション識別情報、「s=」はセッション名、「t=」はセッションがアクティブな時間、「c=」はセッション情報、「m=」はメディア名及び伝送アドレス、「a=」は0行以上のセッション属性行に関する記述である。
図5に示すように、「INVITE」のメッセージに対応する通信内容が画像データである場合には、「m=」に「image」の記述が存在し、前記SDPパケットの「a=」にT.38に関連する記述が存在する。従って、前記通信制御部17は、図5に示す前記SDPパケットを受信した場合、前記SDPパケットにT.38関連の記述があると判断し、処理をステップS23に移行させる。
<ステップS22>
ステップS22において、前記通信制御部17は、SIPに基づく「180 Ringing」及び「200 OK」のメッセージを前記通信先端末に送信して前記通信先端末との間のセッションを確立させ、T.38規格に準拠した通信プロトコルに従って前記ファクシミリ通信処理(図2参照)を実行する。
<ステップS23>
また、ステップS23において、前記通信制御部17は、前記再送先情報(図4参照)に基づいて、「INVITE」のメッセージに対応する通信内容に応じて予め設定された再送先を選択する。
具体的に、前記通信制御部17は、前述したように前記SDPパケットに記述された「m=」が示すメディア名に応じて「INVITE」のメッセージに対応する通信内容を判定する。例えば、「m=image」及び「m=application」は画像データ、「m=audio」は音声データ、「m=video」は動画データが通信内容である旨を示す。そして、前記通信制御部17は、前記判定結果の通信内容に対応する再送先を前記再送先情報(図4参照)から抽出する。このようにSIPに従ってファクシミリ通信処理を実行する前記MFP10では、前記SDPパケットに基づいて容易に通信内容のメディア種別を判定することができる。
なお、前記SDPパケットにメディア名を示す「m=」の記述がない場合には、前記通信制御部17は、通信内容が「その他」であると判断して前記IP電話機20を再送先として選択する。そして、前記通信制御部17は、前記再送先を選択すると、処理をステップS4に移行させる。
<ステップS4>
そして、ステップS4において、前記通信制御部17は、前記ステップS3又は前記ステップS23で選択された再送先を「Contact」のフィールドに記述したSIPに基づく「リダイレクション」の応答メッセージを前記通信先端末に送信する。
具体的に、「リダイレクション」の応答メッセージは、通信先の変更を求めるSIPに基づく300番台のメッセージである。例えば、前記300番台のメッセージには、恒久的に場所を移動することを示す「301 Moved Permanently」、一時的に場所を移動することを示す「302 Moved Temporarily」、指定されたサービスは利用できないが代替サービスが存在することを示す「380 Alternative Service」などがある。
このように、前記通信制御部17は、前記通信内容が画像データに該当しない場合に、前記ステップS4において、「リダイレクション」の応答メッセージを前記通信先端末に送信することにより、前記通信内容ごとに予め設定された再送先への再送を前記通信先端末に要求する。
これにより、前記通信先端末では、「リダイレクション」の応答メッセージの「Contact」のフィールドに記述された再送先に対して、「INVITE」のメッセージを再送し、前記再送先との間で通信処理を実行することになる。そのため、前記通信先端末では、再送先のアドレスを入力する等のユーザー操作を要することなく、「INVITE」のメッセージに対応する通信内容に適合した他の端末との間で通信処理を開始することが可能となる。例えば、前記IP電話機50から前記MFP10にIP電話の着信があった場合には、前記IP電話機50から前記IP電話機20に「INVITE」のメッセージが再送され、前記IP電話機50及び前記IP電話機20の間でIP電話が開始される。また、前記MFP10で受信した「INVITE」のメッセージに対応する通信内容が「audio」又は「video」である場合には、前記通信先端末から前記PC30に「INVITE」のメッセージが再送され、前記通信先端末及び前記PC30の間のデータ通信が開始される。
以上、説明したように、前記MFP10は、「INVITE」のメッセージに対応する通信内容に適合する機能を有していない場合、その通信内容に適合した再送先への再送を要求することにより前記再送先の端末を用いて応答することが可能となる。従って、前記MFP10にIP電話機能を搭載するために音声信号の符号化及び複合化を行うIP電話用のコーデック等を設ける必要がない。また、通信先端末のユーザーは、IPファックス及びIP電話のいずれを行う場合であっても前記MFP10のアドレスを宛先とすればよいため利便性が高まる。
なお、本実施の形態では、ファクシミリ機能を有する前記MFP10を本発明に係る通信装置の一例として説明したが、例えば前記IP電話機20を本発明に係る通信装置として捉えることも可能である。この場合、前記IP電話機20はファクシミリ機能を有していないため、通信先端末から前記ファクシミリ通信処理の通信開始要求を受信した場合に、前記MFP10を再送先として前記通信先端末に再送を要求することになる。これにより、前記通信先端末は、前記MFP10との間で正常に前記ファクシミリ通信処理を実行することができる。
1 :通信システム
10:MFP(通信装置の一例)
11:メイン制御部
12:操作表示部
13:画像読取部
14:画像メモリー
15:画像形成部
16:通信IF
17:通信制御部
171:CPU
172:ROM
173:RAM
174:EEPROM
20:IP電話機
30:PC
40:IAF
50:IP電話機
100:インターネット(パケット網の一例)
200:LAN
F1、F2、・・・:通信手順(フェーズ)番号
S1、S2、・・・:処理手順(ステップ)番号

Claims (2)

  1. パケット網を介して接続された通信先端末との間で、SIP(Session Initiation Protocol)に従って前記通信先端末との間のセッションを確立させて、ITU−T勧告T.38規格に準拠した通信プロトコルに従って通信処理を実行する通信制御手段と、
    前記通信制御手段により前記通信先端末から通信開始要求として受信されたSIPに基づくINVITEメッセージにおける、当該INVITEメッセージに必要に応じて付加されるSDPパケットの記述に応じて、当該通信開始要求に対応する通信内容を判定する通信内容判定手段と、
    前記通信内容と前記再送先との対応関係を示す再送先情報が記憶された再送先情報記憶手段と、
    前記通信内容判定手段により判定された前記通信内容が画像データに該当しない場合に、前記再送先情報に基づいて前記通信内容に対応する前記再送先を選択して、当該再送先への再送を前記通信先端末に要求する再送要求手段と、
    を備え
    前記通信内容判定手段は、
    前記SDPパケットにおいて、セッション属性としてT.38関連の記述がある場合には、前記通信内容がT.38プロトコル通信であると判定し、
    前記SDPパケットにおいて、セッション属性としてT.38関連の記述がなく、且つメディア名として「image」又は「application」の記述がある場合には、前記通信内容が前記画像データであると判定し、
    前記SDPパケットにおいて、セッション属性としてT.38関連の記述がなく、且つメディア名として「audio」の記述がある場合には、前記通信内容が音声データであると判定し、
    前記SDPパケットにおいて、セッション属性としてT.38関連の記述がなく、且つメディア名として「video」の記述がある場合には、前記通信内容が動画データであると判定し、
    前記INVITEメッセージに前記SDPパケットが含まれていない場合及び前記SDPパケットにおいてメディア名の記述がない場合には、前記通信内容がインターネットプロトコル電話であると判定するものであり、
    前記通信制御手段は、前記通信内容がT.38プロトコル通信である場合に、ITU−T勧告T.38規格に準拠した通信プロトコルに従ってファクシミリ通信処理を実行し、
    前記再送先情報には、
    前記通信内容がT.38プロトコル通信ではない画像データである場合の前記再送先として、当該通信装置自身のアドレスが定められており、
    前記通信内容が音声データ又は動画データである場合の前記再送先として、スピーカー及び表示装置を備えたパーソナルコンピューターのアドレスが定められており、
    前記通信内容がインターネットプロトコル電話である場合の前記再送先として、インターネットプロトコル電話機のアドレスが定められている、
    通信装置。
  2. 前記再送要求手段が、SIPに基づく前記INVITEメッセージに応答して、Contactフィールドに前記再送先が記述された応答メッセージを前記通信先端末に送信することにより前記再送先への再送を前記通信先端末に要求するものである請求項に記載の通信装置。
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