JP4035735B2 - 画像通信装置および画像通信プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、通信網を利用する画像通信装置および画像通信プログラムに係わり、特に、通信する画像データの画質などを通信網から提供される信号を利用して最適化するための技術に関する。
近年、インターネットプロトコル通信網(インターネットなど)の発達に伴い、この通信網を利用するファクシミリ通信機能を備えた装置が実用化されている。また、インターネットプロトコル通信網を介して音声データの通信を行なうVoIP(Voice
over Internet Protocol)通信の技術が普及している。特に、この技術を利用する通話はIP(インターネットプロトコル)電話と呼ばれている。
一般に、インターネットを利用する場合、定額制でキャリア(プロバイダ)と契約することが多いが、VoIP通信は、定額制であっても通信先によっては追加料金が発生することがある。たとえば、通信元のVoIPキャリアと通信先のVoIPキャリアとが同一ならばVoIP通信は無料(追加料金なし)になり、通信先が公衆回線網であったり通信元と相違するVoIPキャリアであったりする場合には有料(追加料金あり)になる。また、VoIPキャリア間の提携によって、特定のVoIPキャリア間のVoIP通信の料金が通常よりも安く設定されている場合がある。そこでVoIP通信では通信先に応じてその通信が有料であるか無料であるか、また料金が安いのか高いのかという料金情報を音声信号などで利用者に通知して便宜を図っている。
一方、画像データの通信において料金情報を利用する技術としては、たとえば、同一の通信先に対して、公衆回線網を利用して画像データを送信する場合の通信料金とIP回線網にダイアルアップ接続し、インターネットファクシミリ機能を利用して画像データを電子メールで送信する場合の通信料金とをそれぞれ計算し、これらを対比してユーザに通知し、いずれの通信媒体を利用するかをユーザに選択させる技術がある(たとえば、特許文献1参照。)。
特開2000−354058号公報
しかしながら、特許文献1に開示された技術は、通信媒体毎の通信料金を通信開始前に算出したり、通信媒体の選択をユーザに要求したりするので、処理や操作が煩雑になるという問題があった。
さらに、上記のものは通信料金に基づいて通信媒体を切り替える技術であり、同じ通信媒体を用いる条件下で通信料金を低減することはできなかった。たとえば、ファクシミリ通信などの画像通信では、通信の確立後に通信先と画質や符号化方式などに係わる能力交換を行ない、その結果に基づいて画像データの出力属性(画質や符号化方式など)を決定するようになっている。このため、VoIP通信のように通信先によって通信料金の有料・無料が変化する場合でも、能力交換の結果、圧縮率の低い符号化方式や高い画質に決定されると、送信すべき画像データのデータ量が多くなり、有料の場合には通信料金が嵩むという問題があった。また、能力交換の後でなければ出力属性を決定できないので、より早い段階から画像データの画質を変換する処理などを進めることができなかった。
本発明は、上記の問題を解決しようとするものであり、通信料金に応じた出力属性で画像データを送信することのできる画像通信装置およびプログラムを提供することを目的としている。また、画像データの出力属性を早期に決定することのできる画像通信装置およびプログラムを提供することを目的としている。
以上の目的は以下のいずれかの構成によって達成される。
(1) 通信網から受信した特定信号に関する判別を、通信先との接続を前記通信網に要求してから前記通信先と画像データの出力属性に関する能力交換を行なう前に行なう信号判別手段と、
前記信号判別手段で得た判別結果に基づいて、前記通信網を介して通信先に出力する画像データの出力属性を設定する出力設定手段と
を有することを特徴とする画像通信装置。
(2) 通信網を介して通信先と通信するときに、前記通信網から受信した特定信号に関する判別を、前記通信先との接続を前記通信網に要求してから前記通信先と画像データの出力属性に関する能力交換を行なう前に行なう信号判別手段と、
通信先と通信するときに前記信号判別手段で得た判別結果に基づいて、前記通信先に出力する画像データの出力属性を設定する出力設定手段と
を有することを特徴とする画像通信装置。
(3) 通信網から受信した特定信号に関する判別を、通信先との接続を前記通信網に要求してから前記通信先と画像データの出力属性に関する能力交換を行なう前に行なう信号判別手段と、
前記信号判別手段で得た判別結果に基づいて、設定可能な出力モード候補を表示する表示手段と、
前記表示手段に表示された前記出力モード候補の内、所望の出力モードを選択する選択手段と、
前記選択手段にて選択された前記出力モードに基づいて、前記通信網を介して通信先に出力する画像データの出力属性を設定する出力設定手段と、
を有することを特徴とする画像通信装置。
上記(1)に係わる発明によれば、通信網から特定信号を受信して、その特定信号を、通信先との接続を通信網に要求してから通信先と画像データの出力属性に関する能力交換を行なう前に判別し、その判別結果に基づいて画像データの出力属性を設定する。
通信網は、インターネットプロトコル通信網でもよいし、公衆回線網でもよいし他の通信網であってもかまわない。
特定信号は通信網から送られてくるデータもしくはそのデータに基づく信号であればよく、音声信号でもよいし、他の信号形式でもよい。また、特定信号が示す情報は、たとえば、インターネットプロトコル通信網と公衆回線網とを識別するものでもよいし、回線品質を示すものでもよいし、通信の料金を示す情報でもよいし、他のものでもよい。
出力属性は出力に用いる画像データに係わる属性であればよく、たとえば、画像データの画質、解像度、符号化モード、回転方向、縮小率、カラー/黒白モードなどでもよいし、他のものでもよい。
上記(2)に係わる発明によれば、通信先と通信するときに通信網から受信した特定信号を、通信先との接続を通信網に要求してから通信先と画像データの出力属性に関する能力交換を行なう前に判別し、その判別結果に基づいて、その通信先に対して出力する画像データの出力属性を設定する。
通信先と通信するときに通信網から受信する特定信号は、その通信先との通信に利用する経路に応じて発信される。そのため、通信先が相違すればその経路が相違し、それに応じて発信される特定信号も相違する。すなわち、出力属性は通信先毎の特定信号に応じて設定される。
上記(3)に係わる発明によれば、通信網から特定信号を受信して、その特定信号を、通信先との接続を通信網に要求してから通信先と画像データの出力属性に関する能力交換を行なう前に判別し、その判別結果に基づいて設定可能な出力モードの候補を表示し、選択された出力モードに基づいて出力する画像データの出力属性を設定する。
出力モードは、画像データに係わる各種の出力属性に対する設定値の組み合わせを表わしている。出力モードは出力属性の設定値が相違するように複数用意され、画像データに対して出力属性を設定する際に選択肢として使用される。
本発明に係わる画像通信装置によれば、通信網から提供される特定信号が示す情報に基づいて画像データの出力属性を変更することができる。また、通信先と通信するときに特定信号を判別するものでは、通信網から受信した特定信号に基づいてその通信先に応じた画像データの出力属性に変更することができる。たとえば、特定信号が通信先との通信料金に係わる情報であれば、その通信先との通信料金に応じた出力属性で画像データを送信できる。
以下、図面に基づき本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係わる画像通信装置20が接続された画像通信システム10の一例を示している。
画像通信システム10は、インターネットプロトコルを利用して通信を行なうIP通信網としてのインターネット11と、ISDNを含む公衆回線網12とで構成されている。インターネット11にはオフィスや会社単位で構成されるIP通信網としてのネットワークセグメントSg1、Sg2が接続されている。ネットワークセグメントSg1、Sg2はLAN(ローカル・エリア・ネットワーク)として構成される。
ネットワークセグメントSg1には、複数のアダプタ13、パーソナルコンピュータ15が接続され、アダプタ13を介してそれぞれ電話機14や画像通信装置20が接続されている。
アダプタ13は電話機14や画像通信装置20から入力される音声信号に対して音声符号化技術(たとえば、ITU−T勧告G.711準拠など)を用いてデータに変換しそれをデータパケットとして通信先に対して送出する機能と、受信したデータパケットを音声信号として復号化し電話機14や画像通信装置20に送出する機能とを有する。なお、VoIP通信を実現する方式は複数(SIP(Session
Initiation Protocol)やH.323など)あるが、インターネット11上で音声信号を送受できるならばその方式は問わない。
また、アダプタ13は、接続されている電話機14や画像通信装置20に対して該アダプタ13が接続されているネットワークセグメントSg1やインターネット11の通信網の一部として通信網に係わる情報を特定信号として送出する機能を有している。
アダプタ13に接続されている画像通信装置20は、画像データなどのデジタル信号をモデムで変調して音声信号として出力する機能を有し、アダプタ13はその出力された音声信号をデータパケットに変換して通信先に送出するようになっている。
ネットワークセグメントSg2には、電話機14a、画像通信装置20aがネットワークケーブルを介して直接LANに接続される。電話機14aはいわゆるIP電話機と呼ばれ、その内部に音声信号をデータパケットに変換する機能を有している。また、画像通信装置20aはその内部に、通信に用いる信号を「みなし音声」方式によって音声信号に変換し、さらにその音声信号をデータパケットに変換する機能を有している。なお「みなし音声」とは、デジタルデータをモデムで変調して得たアナログ音声信号をいう。
ネットワークセグメントSg2は、たとえば、企業内ネットワークで内線機能などを含めたIP電話網を一括管理するIPセントレックス(IP Centrex)やIP通信網上でPBX(構内交換機:Private Branch eXchange)の機能を実現するIP−PBXなどの形式で実現される。この形式において、図示省略のデータパケットを制御する装置などによりネットワークセグメントSg2に接続した機器に係わる通信の制御を行なうようになっている。
インターネット11上には、呼制御サーバ16が接続されている。この呼制御サーバ16は電話機14、14aや画像通信装置20、20aが発呼した通信先との間に接続を確立できるか否かの検証を行なう。この検証結果が接続可能である場合は、その通信先までの経路に係わる情報である経路情報を通信元の電話機14、14aや画像通信装置20、20aに提供する機能を果たす。この経路情報に基づいて通信元は通信先に対してデータの通信を行なう。
また、インターネット11にはVoIPキャリアが設置するゲートウェイ17が接続される。ゲートウェイ17はインターネット11と公衆回線網12とを接続する役割を果たす。
詳細には、ゲートウェイ17はインターネット11上のVoIP通信に係わるデータパケットをデジタル音声データに変換して公衆回線網12上の通信先へと送出する機能と、公衆回線網12上のデジタル音声データを音声符号化して所定のインターネット11上の通信先へと送出する機能とを有し、インターネット11に接続された機器と公衆回線網12に接続された機器との通信を可能にする役割を果たす。
なお、ゲートウェイ17から公衆回線網12を経由して通信を行なう場合は公衆回線網12を利用するため、公衆回線網12の使用料が発生する。
図2は、本発明の実施の形態に係わる画像通信装置20の電気的構成を示している。
画像通信装置20は、原稿を読み取って画像データに変換し、公衆回線網12やIP通信網などを介してその画像データを送信するファクシミリ送信機能およびまたは外部装置から画像データを受信するファクシミリ受信機能を有する。さらに、画像通信装置20は原稿を読み取ってその複製画像を印刷する複写機能、読み取った画像データを外部へ出力するスキャナ機能、受信した印刷データに応じて印刷するプリンタ機能などを備えた複合機として構成される。
画像通信装置20は、当該装置の動作を統括制御するCPU(中央処理装置)21を備えている。CPU21には、システムバスを通じてROM(リード・オンリ・メモリ)22、RAM(ランダム・アクセス・メモリ)23、読取部24、プリンタ部25、ファクシミリ部26、表示操作部27、通信部28、画像変換部29が接続されている。
ROM22は、CPU21が実行するプログラムや各種固定データを記憶している。RAM23は、CPU21がプログラムを実行する際に各種データを一時的に格納するワークメモリや、画像データを一時的に記憶するページメモリとして機能する。
読取部24は、原稿画像を読み取って対応する画像データを取り込む機能を果たす。読取部24は、原稿を照射する光源と、原稿をその幅方向に1ライン分読み取るラインイメージセンサと、ライン単位の読取位置を原稿の長さ方向に移動させる移動手段と、原稿からの反射光をラインイメージセンサに導いて結像させるレンズやミラーからなる光学経路とを備えている。ラインイメージセンサはCCD(Charge Coupled Device)で構成される。ラインイメージセンサが出力するアナログ画像信号はA/D変換され、デジタルの画像データとして取り込まれる。
プリンタ部25は、画像データに対応する画像を電子写真プロセスによって記録紙上に形成して出力する機能を果たす。プリンタ部25は、記録紙の搬送装置と、感光体ドラムと、帯電装置と、レーザーユニットと、現像装置と、転写分離装置と、クリーニング装置と、定着装置とを有するいわゆるレーザープリンタとして構成されている。
ファクシミリ部26は、ファクシミリとしての機能を果たす部分である。画像データをファクシミリに対応した圧縮方式で圧縮・伸張する機能や、ファクシミリ送受信のための各種通信手順を制御する役割を果たす。また、ファクシミリ部26はIP通信網を利用してファクシミリ通信を行なう場合に、ファクシミリ通信に係わるデジタル信号をモデムで変調して得た音声信号を出力する機能を利用するようになっている。
さらに、ファクシミリ部26は、T.37準拠の「インターネットファクシミリ機能」を用いてIP通信網上でファクシミリ送信を実現する機能を有する。詳細には、出力する画像データを電子メールに添付してその電子メールの送受によって画像データの出力を実現する。
表示操作部27は、表面にタッチパネルを備えた液晶ディスプレイと各種の操作スイッチとから構成され、ユーザに各種の案内表示や状態表示を行なったり、ユーザから各種の操作を受け付けたりする機能を有している。
通信部28は、公衆回線網12や各種のネットワークと接続するインターフェイスを有し、それらインターフェイスを介して外部の機器と通信する役割を果たす。たとえば、ネットワークI/F(インターフェイス)を備えてIP通信網に接続された機器と通信を行なうようになっている。
画像変換部29は、ファクシミリ部26から出力する画像データの出力属性を変換する役割を果たす。画像変換部29は、画像データの解像度、画質、符号化方式などを変更する。また、「インターネットファクシミリ機能」などで電子メールなどの出力媒体を用いる場合にもその媒体に合わせた出力属性となるように画像データを変換する機能を果たす。
CPU21は、信号判別手段31と出力設定手段32と通信媒体切替手段33としての役割を果たす。
信号判別手段31は、所定の通信先と通信するときに通信網から受信し得る特定信号に関する判別を行なう役割を担う。信号判別手段31は、特定信号を音声信号として受信し、その特定信号の有無や属性からその特定信号が示している情報を判別する。特定信号の属性とは特定信号の周波数や受信周期などである。さらに、その判別結果を、たとえば、RAM23や図示省略の記憶装置などに記憶し、その判別結果を他の手段から利用できるように構成される。
出力設定手段32は、信号判別手段31の判別結果に基づいて、出力する画像データの解像度、画質、符号化モードなどの出力属性を設定する役割を果たす。出力設定手段32が設定した出力属性の値に従って画像変換部29は画像データを変換する。
出力設定手段32は、各種の出力属性に対する設定値の組み合わせを表わした出力モードを予め複数種類記憶している。これらの出力モード(設定状態)は出力設定手段32が画像データの出力属性を設定する際に選択肢として使用され、出力設定手段32は信号判別手段31の判別結果に応じていずれかの出力モードを選択するようになっている。
たとえば、出力する画像データが高画質で画像データ量が多くなる第1出力モードと、出力する画像データが通常画質で第1出力モードに比べて画像データ量が少なくなる第2出力モードと、出力する画像データが低画質で、第2出力モードに比べて画像データ量が少なくなる第3出力モードとを用意しておく。そして、特定信号の判別結果が通信料金「無料」であるときは通信時間に応じた課金がないので出力設定手段32は高画質用の第1出力モードを選択する。一方、判別結果が通信料金「有料」でありかつ高い料金が適用されるときには、通信時間に応じて課金されるので、短時間で通信が終了するように画像データ量が少なくなる低画質用の第3出力モードを選択する。また、通信料金が「有料」であり低い料金が適用されるときには、通常画質用の第2出力モードを選択する。このように出力設定手段32は、特定信号の判別結果から認識した料金体系に応じて出力モードを選択し、画像データ量を調整するようになっている。
詳細には、出力設定手段32が選択する出力モードによって、すべての出力属性が決定されるわけではなく、通信先との能力交換(ITU−T勧告T.30準拠のG3ファクシミリの送信手順フェーズB)を含めて最終的な出力属性は決定される。しかしながら、特定信号の判別結果を利用することで、画像データ量を抑制すべきか否かなどの判断を能力交換の前に進めることが可能になっている。
なお、出力モードに登録される各種の出力属性に対する設定値はユーザが設定してもよい。また、特定信号の判別結果をユーザに報知して、判別結果に基づいてユーザが出力モードを選択するようにしてもよい。
通信媒体切替手段33は、画像データの出力に用いる通信媒体が使用できるか否かを検査する役割を果たす。また、出力設定手段32が選択した出力モードに従って、通信媒体を切り替えて通信を行なう機能を有する。
詳細には、通信媒体とその通信媒体に対応した出力属性は対になって出力モードに登録されており、出力モードを選択すると、通信媒体と出力属性とが一括して選択されるようになっている。たとえば、通信媒体としてT.37準拠の電子メールを利用することとそれに対応した出力属性(符号化モードをMH(モディファイド・ハフマン)方式にするなど)の設定値とが対になって出力モードに登録されている場合に、この出力モードを選択すると、通信媒体切替手段33は通信媒体を電子メールに切り替え、出力設定手段32はその通信媒体に対応した出力属性を設定する。なお、出力属性と通信媒体は一括して設定する必要はなく、これらを別々のタイミングで設定してもかまわない。
VoIP通信は、通信先によって課金が発生する場合と発生しない場合とがある。課金の発生はその通信先に対してデータを送受する通信経路に依存する。以下、通信経路のパターンとそのときの課金発生の有無とについて順に説明する。
図3は、ネットワークセグメントSg1にある画像通信装置20とネットワークセグメントSg2にある画像通信装置20aとの間に確立された通信経路R1を示している。通信経路R1は、ネットワークセグメントSg1の画像通信装置20とネットワークセグメントSg2の画像通信装置20aとをインターネット11を経由して接続する通信経路である。
ネットワークセグメントSg1とネットワークセグメントSg2とはそれぞれ同じVoIPキャリアとVoIP通信方式とを利用している。そのため、インターネット11を介して直接的にVoIP通信に係わるデータパケットの送受ができ、電子メール送信やホームページ閲覧に係わるデータパケットの送受と同様に課金が発生しない。原理的には同一のネットワークセグメントに接続している装置間で内線として通信することと変わらない。
画像通信装置20からの発呼(通信先との接続の要求)を受けて呼制御サーバ16は画像通信装置20が通信先として指定した画像通信装置20aへの通信経路R1を把握し、その経路情報をアダプタ13に送出する。アダプタ13は、呼制御サーバ16から受信した経路情報に基づいて画像通信装置20に対して課金が発生しないこと(無料)を示す特定信号を音声信号の形式で通信が確立する前に送出する。画像通信装置20はこの特定信号を受信して判別することで、その判別結果に応じた出力モードを通信の確立前に選択することができる。特定信号を送出した後にアダプタ13は経路情報に基づいて画像通信装置20と画像通信装置20aとの通信経路R1を確立し、データパケットの送受すなわち通信を行なう。
図4は、ネットワークセグメントSg1にある画像通信装置20と公衆回線網12に接続された画像通信装置20bとの間に確立された通信経路R2を示している。
通信経路R2は、ネットワークセグメントSg1の画像通信装置20と公衆回線網12上の画像通信装置20bとをゲートウェイ17を経由して接続する通信経路である。ゲートウェイ17を経由することで、インターネット11と公衆回線網12との間でVoIP通信が実現できるようになっている。詳細には、アダプタ13から出力されたVoIP通信に係わるデータパケットがゲートウェイ17によってデジタル音声データに変換され、公衆回線網12上の画像通信装置20bに送出される。
通信経路R2を利用する通信では、公衆回線網12を使用して通信を行なうために、公衆回線網12の使用に係わる料金が発生し、結果として通信経路R2を用いたVoIP通信が有料になる。
画像通信装置20からの発呼を受けて呼制御サーバ16は画像通信装置20が通信先として指定した画像通信装置20bへの通信経路R2を把握し、その経路情報をアダプタ13に送出する。アダプタ13は、呼制御サーバ16から受信した経路情報に基づいて画像通信装置20に対して課金の発生(有料)を示す特定信号を通信が確立する前に音声信号の形式で送出する。画像通信装置20はこの特定信号を受信して通信の確立前に判別することで、その判別結果に応じた出力モードを通信の確立前に選択することができる。
特定信号を送出した後にアダプタ13は経路情報に基づいて画像通信装置20と画像通信装置20bとの間に通信経路R2を確立して、通信を行なう。
図5は、画像通信システム10aにおいてネットワークセグメントSg1にある画像通信装置20とネットワークセグメントSg3にある画像通信装置20cとの間に確立された通信経路R3を示している。
画像通信システム10aは画像通信システム10のネットワークセグメントSg2が別のVoIPキャリアを利用するネットワークセグメントSg3に置き換えられたものである。すなわち、ネットワークセグメントSg1とネットワークセグメントSg3とが利用するVoIPキャリアとVoIP通信方式とは相違している。
通信経路R3は、ネットワークセグメントSg1の画像通信装置20とネットワークセグメントSg3の画像通信装置20cとを公衆回線網12を経由して接続する通信経路である。詳細には、通信経路R3はネットワークセグメントSg1のVoIPキャリアが設置するゲートウェイ17とネットワークセグメントSg3のVoIPキャリアが設置するゲートウェイ17aとを介して公衆回線網12を経由している。
利用しているVoIP通信方式が通信元と通信先とで相違する場合は、インターネット11を直接経由してデータパケットの送受を行なうと、データパケットから音声信号へと変換する時にその方式が相違することによる不具合が生じやすい。そのため、アダプタ13から出力されたデータパケットをゲートウェイ17で音声信号に変換して公衆回線網12を経由させ、さらに、通信先のVoIPキャリアが設置するゲートウェイ17aで最適な方式のデータパケットに変換してVoIP通信を実現する通信経路R3が選択される。
呼制御サーバ16は、通信元の画像通信装置20が利用しているVoIP通信方式と通信先の画像通信装置20cが利用しているVoIP通信方式とを調べ、これらが相違すると判断した場合は、公衆回線網12を経由する通信経路R3の経路情報をアダプタ13に送出する。
アダプタ13は、呼制御サーバ16から受信した経路情報に基づいて画像通信装置20に対して課金の発生を示す特定信号を音声信号の形式で送出する。また、図4で示す通信経路R2と本図で示す通信経路R3とを利用するVoIP通信の通信料金に相違がある場合に、アダプタ13は呼制御サーバ16が示す経路情報からその相違を把握し、その相違を識別できるような特定信号を送出する。
なお、通信元のネットワークセグメントと通信先のネットワークセグメントとが別のVoIPキャリアや別のVoIP通信方式を利用していても2つのネットワークセグメント間で相互に乗り入れ可能な装置を設置し、その装置を経由するVoIP通信に課金を行なわない場合がある。また、通信元のネットワークセグメントと通信先のネットワークセグメントとが同一のVoIP通信方式を用いていても、課金サーバなどを用いてVoIP通信を管理し課金を行なう場合がある。いずれの場合にもそのVoIP通信に対する課金の有無や通信料金の高低を示す特定信号が画像通信装置20に送出される。
図3から図5では、アダプタ13を介して画像通信装置20がVoIP通信を利用して画像データを出力する例について説明した。一方、直接LANに接続する画像通信装置20a、20cからVoIP通信を利用して画像データを出力する場合は、VoIP通信を制御する図示省略の装置から課金を表わす特定信号が画像通信装置20a、20cに対して送出される。そのため、画像通信装置20と同様に画像通信装置20a、20cは特定信号を受信して判別できるようになっている。なお、受信した特定信号を音声信号に変換することなくそのまま解析するようにしてもかまわない。
図6から図8は、画像通信装置20が受信した特定信号を判別する特定信号判別処理の流れを示している。なお、特定信号の種類は複数あるが、代表的な3種類について説明する。
図6は、課金の有無を示す特定信号を判別対象にした第1特定信号判別処理の流れを示している。
信号判別手段31は呼出音の前に特定信号が発せられたか否かを検知する(ステップS100)。特定信号を検知した場合は(ステップS100;Y)、通信先への通信料金は無料であるため、無料フラグを「オン」に設定する(ステップS101)。また、特定信号を検知できない場合は(ステップS100;N)、通信先への通信料金は有料であるため、無料フラグを「オフ」に設定し(ステップS102)、処理を終了する(エンド)。
図7は、課金の有無、およびまたは課金される料金の高低(程度)とを周波数の違いで示す特定信号を判別対象とした第2特定信号判別処理の流れを示している。ここでは、通信料金が高い場合は400Hz、低い場合は700Hz、無料の場合は1200Hzに周波数が設定されている。
信号判別手段31は呼出音の前に特定信号を受信したか否かを検知する(ステップS110)。特定信号を検知した場合は(ステップS110;Y)、その周波数が400Hzであるか否かを調べる(ステップS111)。周波数が400Hzである場合は(ステップS111;Y)、通信先への通信料金が高いため無料フラグを「オフ」、低料金フラグを「オフ」に設定し(ステップS113)、処理を終了する(エンド)。
また、特定信号を検知できない場合は(ステップS110;N)、課金の有無や料金の高低を判断できないため最も高い通信料金を想定して無料フラグを「オフ」、低料金フラグを「オフ」に設定し(ステップS113)、処理を終了する(エンド)。
一方、検知した周波数が700Hzである場合は(ステップS111;N、S112:Y)、通信先への通信料金が低いため無料フラグを「オフ」、低料金フラグを「オン」に設定して(ステップS114)、処理を終了する(エンド)。
また、検知した周波数が400Hzでも700Hzでもない場合は(ステップS111;N、S112;N)、通信先への通信料金が無料であるため無料フラグを「オン」に設定し(ステップS115)、処理を終了する(エンド)。
図8は、課金の有無、およびまたは課金される料金の高低(程度)とを発信間隔の違いで示す特定信号を判別対象とした第3特定信号判別処理の流れを示している。ここでは、発信間隔が2秒の場合は通信料金が有料かつ高いことを、1秒の場合は有料かつ低いことを示す。また、無料の場合は、連続して3回特定信号が発信され、所定の間隔後に再び連続して3回特定信号が発信される周期を繰り返すようになっている。
信号判別手段31は呼出音の前に特定信号を受信したか否かを検知する(ステップS120)。特定信号を検知した場合は(ステップS120;Y)、その発信間隔が2秒であるか否かを調べる(ステップS121)。発信間隔が2秒である場合は(ステップS121;Y)、通信先への通信料金は高いため無料フラグを「オフ」、低料金フラグを「オフ」に設定し(ステップS123)、処理を終了する(エンド)。
また、特定信号を検知できない場合は(ステップS120;N)、課金の有無や料金の高低を判断できないため最も高い通信料金を想定して無料フラグを「オフ」、低料金フラグを「オフ」に設定し(ステップS123)、処理を終了する(エンド)。
一方、特定信号の発信間隔が1秒である場合は(ステップS121;N、S122;Y)、通信先への通信料金は低いため無料フラグを「オフ」、低料金フラグを「オン」に設定し(ステップS124)、処理を終了する(エンド)。
特定信号の発信間隔が1秒または2秒でない場合は(ステップS121;N、122;N)、通信先への通信が無料であるため無料フラグを「オン」に設定し(ステップS125)、処理を終了する(エンド)。以上から明らかなように、受信した特定信号に基づいて、当該通信先との通信に関して、課金の有無、およびまたは課金される料金の程度とを判別することができる。
図9は、画像通信装置20がIP通信網からの特定信号に基づいて出力属性を設定して画像データを出力する処理の流れを示している。
画像通信装置20は読取部24で原稿の読み取りを開始し(ステップS200)、読み取った原稿の画像データをRAM23に記憶する。そして、VoIP通信を用いて通信先に発呼を開始し(ステップS201)、特定信号判別処理を実行する(ステップS202)。この例では、図8で示した第3特定信号判別処理を実行している。なお、いずれの特定信号判別処理を実行するかは、接続されたIP通信網から提供される特定信号の種類に応じてユーザが予め選択しておいてもよいし、到来した特定信号の特徴を画像通信装置20で判別し、実行すべき特定信号判別処理を該判別結果に応じて自動選択してもよい。
出力設定手段32は通信先に対して画像データを出力する通信経路に通信料金が発生するか否かを無料フラグの値から把握する(ステップS203)。無料フラグが「オン」ならば(ステップS203;Y)、通信先に対しての画像データの出力に係わる通信料金を気にする必要がないので、高画質、画像データが大容量で、結果として通信時間が長くかかる出力モード(第1出力モード)を選択する(ステップS205)。
無料フラグが「オフ」ならば(ステップS203;N)、通信先への画像データの出力に係わる通信料金は「有料」である。出力設定手段32はその通信先への画像データを出力する通信料金の高低を低料金フラグの値から把握する(ステップS204)。
低料金フラグが「オン」ならば(ステップS204;Y)、通信料金は低いので、通常の画質、通常容量の出力モード(第2出力モード)を選択する(ステップS206)。一方、低料金フラグが「オフ」ならば(ステップS204;N)、通信料金は高いので、短い時間で通信を終了するように低画質、小容量の出力モード(第3出力モード)を選択する(ステップS207)。
選択された出力モードに従って画像変換部29で変換した画像データを通信先に出力し(ステップS208)、処理を終了する(エンド)。
このように、通信の確立以前に特定信号を判別しその判別結果に応じて出力モードを選択するので、通信の確立以前に課金の状況を把握し、その把握結果が無料の場合は高画質、大容量の出力モードを選択できる。また、その把握結果が有料の場合はその課金される料金に応じて出力モードを選択し、通信時間と料金とを調整できる。これにより、ユーザに料金の判断を強いることを回避できる。
図10は、画像通信装置20がIP通信網からの特定信号に基づいて出力属性の設定および通信媒体の選択を行なって画像データを出力する処理の流れを示している。
読取部24で原稿の読み取りを開始し(ステップS300)、読み取った原稿の画像データをRAM23に記憶する。そして、VoIP通信を用いて通信先に発呼を開始し(ステップS301)、特定信号判別処理を実行する(ステップS302)。無料フラグが「オン」の場合は(ステップS303;Y)、高画質、大容量の出力モード(第1出力モード)を選択する(ステップS305)。その選択した出力モードに従って画像変換部29で変換した画像データを通信先に出力し(ステップS307)、処理を終了する(エンド)。
無料フラグが「オフ」ならば(ステップS303;N)、通信媒体切替手段33はVoIP通信使用以外の他の通信媒体を利用可能か否かを判断する(ステップS304)。ここでは、インターネットファクシミリ機能(T.37準拠の電子メールを用いる方式(以降、T.37方式という))が利用可能か否かを調べる。たとえば、選択可能な出力モードの中に通信媒体としてT.37方式を登録したものが存在しない場合や、メールサーバからの反応を検知できない場合や、通信先がメールを受信できない環境であることが把握されている場合などはT.37方式が利用できないと判断する。
T.37方式を利用できない場合は(ステップS304;N)、出力設定手段32は低画質、小容量の出力モード(第3出力モード)を選択する(ステップS306)。その出力モードに従って画像変換部29で変換した画像データを通信先に出力し(ステップS307)、処理を終了する(エンド)。
一方、T.37方式を利用できる場合は(ステップS304;Y)、通信先との通信が確立する前にVoIP通信による通信を切断し(ステップS310)、通信媒体としてT.37方式が登録されている出力モードを選択する(ステップS311)。そして、この出力モードに登録されている出力属性に従って画像データを画像変換部29で変換し、変換後の画像データを電子メール形式で出力して(ステップS312)、処理を終了する(エンド)。
このようにVoIP通信が有料の場合にインターネットファクシミリ機能を利用した電子メールによる方法に通信媒体を切り替えるので、画像データの通信料金を抑制できる。
以上、本発明の実施の形態を図面によって説明してきたが、具体的な構成は実施の形態に示したものに限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
実施の形態では通信網としてIP通信網や公衆回線網を利用していたが、他の通信網であってもかまわない。
実施の形態では、画像通信装置について説明したが、たとえば、パーソナルコンピュータに画像通信のプログラムを搭載したものであってもよいし、VoIP通信を利用したテレビ電話装置において特定信号に基づいてその画像データの圧縮方式などを変更するものであってもよい。
実施の形態では、特定信号は音声信号であったが、特定信号は他の種類の信号でもかまわない。たとえば、特定信号は光信号や映像信号などであってもよい。また、特定信号としてデータパケットを受信し、それに含まれているヘッダ情報などから通信経路が無料であるか、有料であるかを判断してもよい。特定信号が示す情報は、通信の料金に係わる情報ではなく、IP通信網と公衆回線網とを識別する情報でもよいし、回線品質を示す情報でもよい。これにより、画像通信装置20はより多様な形式の特定信号を受信して、判別できる。さらに、特定信号は、その通信先との通信に利用する経路に応じて発信されるので、通信先に合わせて出力属性をより細かく設定することができる。
なお、実施の形態では、通信の確立前に特定信号を受信してそれを判別していたが、その判別のタイミングはITU−T勧告T.30準拠のG3ファクシミリの送信手順フェーズBで画質などの出力属性を確定する前であれば、能力交換の結果と出力設定手段32が選択する出力モードに登録されている出力属性とを総合して最適な出力属性が設定できる。また、能力交換後であっても出力設定手段32が選択する出力モードに登録されている出力属性に応じて通信の途中から出力属性を変更すれば、その後の通信時間を短縮して通信料金を抑制できる。
さらに、実施の形態では、特定信号の判別に第1から第3特定信号判別処理のいずれかを使用したが、これらを総合したり他の要素と組み合わせたりして特定信号を判別するように構成してもよい。これにより、複数の要素が混在する複雑な特定信号、たとえば、特定信号が特定の音階(周波数)とリズム(発信間隔)とを合わせたメロディ音などであっても判別できる。
実施の形態では、読み取った原稿の画像データを一旦保存してから出力したが、発呼後に読み取りを開始してもよい。これにより、記憶容量を気にせずに処理を実行できると共に、最終的に決定した出力属性に従って読み取りを行なえばよいので、読み取り済みの画像データに対して解像度などを変換する処理が不要になる。
実施の形態では、特定信号に応じて設定される出力属性は画像データの画質、解像度、符号化モードであったが、設定される出力属性はこれらに限らず、たとえば、画像データの回転方向、縮小率、カラー/黒白モードなど画像データに係わる属性であれば他のものであってもかまわない。
また、実施の形態では、特定信号を受信してから出力モードを選択して画像データの解像度などを変換するようにしたが、想定される出力モード別に予め画像データを画像変換部29で変換して記憶しておき、それらの中から特定信号の判別結果に応じた画像データを選択して出力する構成でもかまわない。これにより、特定信号の判別後、すぐに画像データを出力することが可能になる。
実施の形態では、出力モードを出力設定手段32で自動選択したが、特定信号を判別し、その判別結果に基づいて、設定可能な出力モード候補を表示手段としての表示操作部27に表示させ、表示された出力モード候補の内、所望の出力モードにつき選択手段としての表示操作部27を用いて選択し、選択された出力モードに基づいて、画像データの出力属性を設定するようにしてもよい。また、表示操作部27などからユーザによる出力モードの選択を受け付け、これを自動選択より優先して適用する機能を設けてもよい。たとえば、詳細な図面を高画質で出力する必要がある場合にユーザ操作によって高画質の出力モードを選択しておけば、特定信号の判別結果に拠ることなく高画質での出力が可能になる。
さらに、実施の形態では通信毎に特定信号を判別して出力モードを選択していたが、以前の通信の履歴情報を記憶手段に記憶しておき、その記憶された情報を参照して出力モードの選択を行なうように構成してもよい。より具体的には、通信先毎に、判別結果および/または出力属性の設定内容を記憶手段に記憶させ、この判別結果および/または出力属性の設定内容を読み出し、該読み出しした判別結果および/または出力属性の設定内容に基づいて画像データの出力属性や出力モードの設定を行うようにしても良い。これにより、同じ通信先との通信毎に特定信号を判別することなく、記憶された情報を基にして最適な出力モードを選択または設定できる。
なお、実施の形態では、インターネットファクシミリ機能としてT.37方式を利用したが、T.38準拠の方式を利用してもよいし、その他のIP通信網上で稼動するアプリケーションを利用して画像データを出力してもかまわない。
また、実施の形態では、画像データの出力についての場合を説明したが、たとえばポーリング機能などを利用して所定の通信先から画像データを取得する場合にも特定信号を判別して、その判別結果から受信する画像データの画質などを選択してもよい。たとえば、能力交換で受信側から送信側へ表示する能力を特定信号の判別結果に応じて制限すればよい。
実施の形態では、画像通信装置を複合機として説明していたが、画像データを通信する装置であれば通信部を備えたコンピュータ装置などでもよい。たとえば、複数のコンピュータ間で動画や静止画などを出力するアプリケーションなどにおいて特定信号を判別し、その出力する画質や解像度や圧縮方法などを調整するようなものであっても本発明は適応される。また、コンピュータ装置上で動作するアプリケーションプログラムによって上記の機能を実現するようにしてもかまわない。
なお、実施の形態では、通信先に応じて受信する特定信号を判別したが、通信先に拠らない特定信号を用いて判別を行なってもよい。たとえば、IP通信網が利用可能か否かを示す特定信号を発呼する前に網と接続した段階で受信可能な場合には、通信先を特定して発呼する前にIP通信網が利用可能か否かを認識できる。そこで、IP通信網を利用できないことが発呼前に判明した場合は、他の利用可能な通信網(たとえば、公衆回線網)に適した出力モードを発呼前に選択して予め画像データ量を低減させておくなどの措置が可能になる。
また、実施の形態では特定信号が通信料金を示す場合について説明したが、特定信号が他の情報を示す場合にも適用できる。たとえば、特定信号が回線品質を示している場合ならば、回線品質が悪いと判別したときに、画像データの出力属性にECM(Error Correction Mode)を設定し、確実に相手に送信することができる。
本発明の実施の形態に係わる画像通信装置を使用して、画像データを出力するネットワーク構成の一例を示す説明図である。 本発明の実施の形態に係わる画像通信装置の電気的構成を示すブロック図である。 画像通信装置がVoIP通信を利用して公衆回線網に接続されている画像通信装置に画像データを出力する通信経路の一例を示す説明図である。 画像通信装置がVoIP通信を利用して公衆回線網を経由してIP通信網に接続されている画像通信装置に画像データを出力する通信経路の一例を示す説明図である。 画像通信装置がVoIP通信を利用してIP通信網に接続されている画像通信装置に画像データを出力する通信経路の一例を示す説明図である。 特定信号の有無を判別する第1特定信号判別処理を示す流れ図である。 特定信号の周波数を判別する第2特定信号判別処理を示す流れ図である。 特定信号の発信間隔を判別する第3特定信号判別処理を示す流れ図である。 本実施の形態に係わる画像通信装置が特定信号の判別結果に基づいて画像データの出力モードを選択し、出力する処理を示す流れ図である。 本実施の形態に係わる画像通信装置が特定信号の判別結果に基づいて画像データの出力に用いる通信媒体を選択し、出力をする処理を示す流れ図である。
符号の説明
10、10a…画像通信システム
11…インターネット
12…公衆回線網
13…アダプタ
14、14a、14b…電話機
15…パーソナルコンピュータ
16…呼制御サーバ
17、17a…ゲートウェイ
20、20a、20b、20c…画像通信装置
21…CPU
22…ROM
23…RAM
24…読取部
25…プリンタ部
26…ファクシミリ部
27…表示操作部
28…通信部
29…画像変換部
31…信号判別手段
32…出力設定手段
33…通信媒体切替手段
Sg1、Sg2、Sg3…ネットワークセグメント
R1、R2、R3…通信経路

Claims (17)

  1. 通信網から受信した特定信号に関する判別を、通信先との接続を前記通信網に要求してから前記通信先と画像データの出力属性に関する能力交換を行なう前に行なう信号判別手段と、
    前記信号判別手段で得た判別結果に基づいて、前記通信網を介して通信先に出力する画像データの出力属性を設定する出力設定手段と
    を有することを特徴とする画像通信装置。
  2. 通信網を介して通信先と通信するときに、前記通信網から受信した特定信号に関する判別を、前記通信先との接続を前記通信網に要求してから前記通信先と画像データの出力属性に関する能力交換を行なう前に行なう信号判別手段と、
    通信先と通信するときに前記信号判別手段で得た判別結果に基づいて、前記通信先に出力する画像データの出力属性を設定する出力設定手段と
    を有することを特徴とする画像通信装置。
  3. 通信網から受信した特定信号に関する判別を、通信先との接続を前記通信網に要求してから前記通信先と画像データの出力属性に関する能力交換を行なう前に行なう信号判別手段と、
    前記信号判別手段で得た判別結果に基づいて、設定可能な出力モード候補を表示する表示手段と、
    前記表示手段に表示された前記出力モード候補の内、所望の出力モードを選択する選択手段と、
    前記選択手段にて選択された前記出力モードに基づいて、前記通信網を介して通信先に出力する画像データの出力属性を設定する出力設定手段と、
    を有することを特徴とする画像通信装置。
  4. 前記信号判別手段で得た前記判別結果に基づいて、前記通信先に画像データを伝送するための通信媒体を切り替える通信媒体切替手段を有する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像通信装置。
  5. 前記選択手段にて選択された前記出力モードに基づいて、前記通信先に画像データを伝送するための通信媒体を切り換える通信媒体切替手段を有する
    ことを特徴とする請求項3に記載の画像通信装置。
  6. 前記通信網はインターネットプロトコル通信網である
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1つに記載の画像通信装置。
  7. 前記特定信号は前記通信先との通信に関する料金情報を表わす
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1つに記載の画像通信装置。
  8. 前記判別結果は、前記通信先との通信に関する課金の有無および/または料金の程度を示す
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1つに記載の画像通信装置。
  9. 通信先に対応付けて前記判別結果および/または前記出力設定手段により設定された出力属性の設定内容を記憶する記憶手段を有し、
    前記出力設定手段は、通信先に応じて、前記記憶手段に記憶されている判別結果および/または出力属性の設定内容を読み出し、該読み出した判別結果および/または出力属性の設定内容に基づいて前記画像データの出力属性を設定する
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1つに記載の画像通信装置。
  10. 前記信号判別手段は前記特定信号の有無を判別する
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1つに記載の画像通信装置。
  11. 前記信号判別手段は前記特定信号の属性を判別する
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1つに記載の画像通信装置。
  12. 前記信号判別手段は前記特定信号の受信周期を判別する
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1つに記載の画像通信装置。
  13. 前記信号判別手段の前記判別結果に基づいて前記出力設定手段にて設定される前記出力属性は、少なくとも2種類以上存在する
    ことを特徴とする請求項1乃至1のいずれか1つに記載の画像通信装置。
  14. 前記出力属性は、その設定に応じて前記画像データのデータ量が変化するものを含む
    ことを特徴とする請求項1乃至1のいずれか1つに画像通信装置。
  15. 前記出力属性は、画像データの解像度、画像データの画質、画像データの符号化モードの少なくとも1つを含む
    ことを特徴とする請求項1乃至1のいずれか1つに記載の画像通信装置。
  16. 前記出力設定手段は、前記判別結果に基づいて、第1出力モードと、該第1出力モードより画像データ量が少ない第2出力モードと、該第2出力モードよりも画像データ量が少ない第3出力モードの内、1つのモードを選択し、選択されたモードにしたがって前記画像データの前記出力属性を設定する
    ことを特徴とする請求項1乃至1のいずれか1つに記載の画像通信装置。
  17. コンピュータに、請求項1乃至1のいずれか1つに記載の画像通信装置としての機能を実行させるための画像通信プログラム。
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