JP2003309663A - 通信装置、通信方法及び通信プログラム - Google Patents

通信装置、通信方法及び通信プログラム

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JP2003309663A
JP2003309663A JP2002114769A JP2002114769A JP2003309663A JP 2003309663 A JP2003309663 A JP 2003309663A JP 2002114769 A JP2002114769 A JP 2002114769A JP 2002114769 A JP2002114769 A JP 2002114769A JP 2003309663 A JP2003309663 A JP 2003309663A
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Shunichi Fujise
俊一 藤瀬
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信中の第1の通信機能からその帯域幅の一
部を譲り受け、第2の通信機能を実行する。 【解決手段】(i)で、IP(インターネット)通信装置
101における電話機能101aが、ゲートキーパーに
割り当てられた帯域103を使用して、対向するIP通
信装置102の電話機能102aと音声通信を行ってい
る。(ii)で、IP通信装置101上にFAX機能101
bが起動される。さらに、FAX機能101b用に帯域
を確保すべく、音声通信用の帯域が削減される。(iii)
で、音声通信用の帯域を削減することによって得られた
FAX用の帯域を用いて、FAX機能101bが、相手
側のFAX機能102bとFAX通信を行う。また、音
声通信も継続される。(iv)で、FAX通信が終了した
が、音声通信は未だ継続中のため、音声通信用の帯域幅
を拡大する。(v)で、電話機能101aは、拡大された
帯域幅を用いて電話通信を継続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、ネットワークに
接続された通信装置の帯域制御技術に係り、とりわけ、
インターネットに接続して複数の通信機能を実行可能な
インターネット通信端末、又は、インターネット通信ア
ダプタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、インターネットに代表される広域
IPネットワークが一般に浸透し、一般にVoIP(Vo
ice Over Internet Protocol)と呼ばれるIPネットワ
ークを使用して音声通話等の通信を行う試みがなされて
いる。VoIPの恩恵を最も受けやすいのは、おそらく
高額な通話料を必要としたPSTN経由での長距離通信であ
ろう。すなわち、VoIPでは、通信回線の一部又は全
てをIPネットワークに置き換えるため通信料金の削減
が可能である。そのため、今後大きく普及することが予
想される。
【0003】この様なIPネットワークを用いてオーデ
ィオ、ビデオ、データのマルチメディア通信を行うこと
も可能である。そのための規格が、ITU-T勧告の1つで
あるH.323である。H.323に準拠したシステムには、ゲー
トキーパーが備えられる。ゲートキーパーとは、ゾーン
内のゲートウェイや端末装置に伝送帯域幅(以下単に帯
域幅と称す。)の割り当てを行う機能や、接続先ノード
のドメインを探し出す機能、及び、アドレス変換などの
機能を備えたサーバーである。
【0004】一方、IP網を利用してリアルタイムにフ
ァクシミリデータ通信を行うための規格として、ITU-T
がT.38を勧告している。T.38ではH.323に記述される手
順を使用することで、端末送置間をIP網を介して接続
し、パケット化されたファクシミリデータの送受信が可
能となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したH.323では2
以上のメディアを同時に通信することも可能である。例
えば、H.323準拠のテレフォニ製品(電話機)によるオ
ーディオ信号を送受信中に、通話をとぎらせることなく
T.38のファクシミリデータ通信を行うといったことも可
能である。
【0006】この場合に従来では、通話中の電話機から
ゲートキーパーに対し、ファクシミリデータ通信用の帯
域幅を追加するよう要求が出され、ゲートキーパーは可
能な範囲で帯域を追加していた。
【0007】しかし、ゲートキーパーはあらかじめ設定
された範囲を超えた帯域幅を要求された場合には、それ
を拒否することができ、拒否された場合には、複数メデ
ィアの同時通信ができないという課題があった。
【0008】また、複数メディアが同時に通信していた
後に一部の通信が終了した場合には、終了したメディア
が使用していた帯域が余ってしまい、有効利用されない
という課題があった。本願発明は上記の課題を解決する
ためになされたものであり、IP網に接続して利用した
インターネット通信端末、それに使用するインターネッ
ト通信アダプタやコンピュータ読取可能な記憶媒体にお
いて効率良く確実に複数メディアの同時通信を提供する
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願発明は上記の課題を
解決すべく、インターネットに接続し、予め割り当てら
れた帯域幅内で、少なくともひとつの通信を実行する通
信装置であって、相手方の装置と通信を行うための複数
の通信手段と、前記通信手段うちのいずれか複数が通信
を実行している際に、そのうちの少なくとも1つの通信
手段に係る通信の停止を検出する検出手段と、前記検出
手段により通信の停止が検出されると、通信中である他
のいずれかの通信手段に対し、通信を停止した通信手段
により使用されていた帯域幅を追加割当する割当手段
と、を備え、前記割当手段により、帯域幅を追加割当さ
れた通信手段は、現在の帯域幅と追加割当された帯域幅
とを合算してなる新たな帯域幅を使用して通信を継続す
ることを特徴とする通信装置を提供する。これにより、
ある通信手段の停止により、帯域が余った場合は、他の
通信手段が、その帯域を譲り受けることが可能となるた
め、通信資源の有効利用につながる。
【0010】なお、前記通信手段は、音声、画像、動画
像のうち少なくともひとつを通信するための通信機能を
備えるように構成してもよい。なお、音声、画像、動画
像は単なる例示列挙に過ぎず、他のメディアが含まれて
もよい。
【0011】また、前記予め割り当てられた帯域幅は、
ネットワークを介して接続されたゲートキーパーにより
割り当てられた帯域幅であってもよい。
【0012】また、前記通信手段は、論理チャネルを介
して通信を行うものであり、前記検出手段は、前記論理
チャネルの切断又は開放を検出することによって、前記
通信の停止を検出するように通信装置を構成してもよ
い。
【0013】さらに、前記帯域幅に基づいて通信方式を
設定する設定手段を備え、前記新たな帯域幅を割り当て
られた通信手段は、前記設定手段により設定された新た
な通信方式でもって通信を継続するように通信装置を構
成してもよい。
【0014】なお、前記通信方式は、符号化方式、通信
速度などの帯域幅に関与する通信パラメータである。
【0015】本願発明は上記の課題を解決すべく、イン
ターネットに接続し、予め割り当てられた帯域幅内で、
少なくともひとつの通信を実行する通信装置であって、
相手方の装置と通信を行うための複数の通信手段と、少
なくとも1つの前記通信手段が通信を実行している際
に、新たに他の通信手段が通信を開始すべく起動された
ことを検出する検出手段と、前記検出手段により起動が
検出されると、通信中である他のいずれかの通信手段に
割り当てられている帯域幅の全部又は一部を、起動を検
出された通信手段に割り当てる割当手段と、を備え、前
記起動された通信手段は、前記割当手段により割り当て
られた帯域幅を使用して通信を開始することを特徴とす
る通信装置を提供する。
【0016】さらに、前記検出手段により通信手段の起
動が検出されると、該通信手段により必要とされる帯域
幅をゲートキーパーに要求する要求手段を備え、前記割
当手段は、前記ゲートキーパーにより要求を棄却された
場合に、通信中である他のいずれかの通信手段に割り当
てられている帯域幅の全部又は一部を、起動を検出され
た通信手段に割り当てるように通信装置を構成してもよ
い。
【0017】また、前記検出手段により起動が検出され
ると、通信中である他のいずれかの通信手段を選択する
選択手段をさらに備え、前記割当手段は、前記選択手段
により選択された通信手段の帯域の一部又は全部を、起
動を検出された通信手段に割り当てるように通信装置を
構成してもよい。
【0018】また、前記選択手段は、前記通信中の通信
手段のうち、その通信パラメータを変更することで、そ
の帯域幅を削減可能な通信手段を選択するように通信装
置を構成してもよい。
【0019】本願発明は上記の課題を解決すべく、第1
の通信手段による第1の通信と第2の通信手段による第
2の通信とを同時に実行可能な通信装置において、前記
通信装置に対して割り当てられた帯域幅内において、前
記第1の通信手段が第1の帯域幅でもって前記第1の通
信を実行している際に、前記第2の通信手段による第2
の通信の開始要求があるか否かを判定する第1の判定手
段と、前記第1の判定手段により、前記開始要求がある
と判定されると、前記第2の通信手段用の第2の帯域幅
を決定すべく、前記第1の帯域幅と該第2の帯域幅との
合計が、前記通装置末に対して割り当てられた帯域幅を
超えないように該第2の帯域幅を決定する第1の決定手
段と、を備え、前記第2の通信手段は、前記第2の帯域
幅でもって、前記第2の通信を実行することを特徴とす
る通信装置を提供する。
【0020】ここで、前記第1通信手段又は前記第2の
通信手段は、音声、画像、動画像のうち少なくともひと
つを通信する通信機能を備えていてもよい。
【0021】前記通信装置に対して割り当てられた帯域
幅は、ネットワークを介して接続されたゲートキーパー
により割り当てられた帯域幅であってもよい。
【0022】さらに、前記通信装置に対して割り当てら
れた帯域幅から、前記第1の通信手段により現在使用さ
れている前記第1の帯域幅を減算してなる残りの帯域幅
が、前記第2の通信を実行するためには不足しているか
を判定する第2の判定手段と、前記第2の判定手段によ
り不足と判定されると、前記第2の帯域幅を確保するた
めに、前記第1の帯域幅を削減し、削減後の第1の帯域
幅を決定する第2の決定手段と、前記削減後の第1の帯
域幅でもって前記第1の通信を継続すべく、前記第1の
通信手段の通信相手に対し、前記削減後の第1の帯域幅
による通信を要求する要求手段と、を備えるように通信
装置を構成してもよい。
【0023】さらに、前記第1の通信手段により使用可
能な通信方式に関する情報と、前記第1の通信手段の通
信相手により使用可能な通信方式に関する情報とを記憶
する記憶手段を備え、前記第2の決定手段は、前記記憶
手段に記憶された双方の通信方式に関する情報に基づい
て、前記第1の通信手段及びその通信相手の双方が共に
使用可能な通信方式であって、前記第1の帯域幅を削減
するのに適切な通信方式を決定するように通信装置を構
成してもよい。
【0024】また、前記通信方式は、符号化方式、通信
速度などの帯域幅の決定に関与する通信パラメータであ
ればよいだろう。
【0025】また、前記第1の通信手段の通信相手によ
り使用可能な通信方式に関する情報は、前記第1の通信
を開始する際に、該通信相手から送信されてきた情報で
あってもよい。もちろん、通信方式に関する情報をその
都度通信しあってもよい。ようするに、少なくとも新た
な通信方式を決定するまでに通知されていればよいので
ある。
【0026】また、前記第2の通信の終了を検出する検
出手段をさらに備え、前記第1の通信が継続中に、前記
検出手段により前記第2の通信の終了が検出されると、
前記第1の通信手段は、前記第2の通信に対応する前記
2の帯域幅を加えた、新たな第1の帯域幅でもって通信
を継続するように通信装置を構成してもよい。
【0027】また、前記第1の通信手段により使用可能
な通信方式に関する情報と、前記第1の通信手段の通信
相手により使用可能な通信方式に関する情報とに基づい
て、前記第1の通信手段及びその通信相手の双方が共に
使用可能な通信方式であって、前記新たな第1の帯域幅
にとって適切な通信方式を決定する第3の決定手段をさ
らに備えるように通信装置を構成してもよい。
【0028】また、前記第3の決定手段は、前記新たな
第1の帯域幅内で実行可能で、かつ、最も通信品質の高
い通信方式を選択するようにしてもよい。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本願発
明に係わる実施の形態を説明する。
【0030】[第1の実施形態]はじめに、第1の実施
形態の概要を説明する。電話機による音声データの通信
中にファクシミリデータ通信のスタートが検知される
と、音声データの通信用に割り当てられていた帯域幅の
一部をファクシミリデータ通信用に割り当てる。これに
より、音声通信とファクシミリデータ通信は同時に実行
されることになる。さらに、ファクシミリデータ通信が
終了すると、ファクシミリデータ通信に使用していた帯
域幅を音声通信に返却する。音声通信は、現在の帯域幅
に、返却された帯域幅を加えてなる新たな帯域幅でもっ
て通信を続行する。
【0031】図1に、本実施形態の概念図を示す。(i)
では、IP(インターネット)通信装置101における
電話機能101aが、ゲートキーパーに割り当てられた
帯域103を使用して、対向するIP通信装置102の
電話機能102aと音声通信を行っている。(ii)では、
IP通信装置101にFAX機能101bが起動された
ことを示している。さらに、FAX機能101b用に帯
域を確保すべく、音声通信用の帯域が削減されることを
示している。(iii)では、音声通信用の帯域を削減する
ことによって得られたFAX用の帯域を用いて、FAX
機能101bが、相手側のFAX機能102bとFAX
通信をしている。また、音声通信も継続されている。(i
v)では、FAX通信が終了したが、音声通信は未だ継続
中のため、音声通信用の帯域幅を拡大することを示して
いる。最後の(v)では、電話機能101aは、拡大され
た帯域幅を用いて電話通信を継続することを示してい
る。
【0032】図2は、本願発明の第1の実施形態におけ
るインターネット通信システム構成の一例を示してい
る。201、202、212、および213はLANに接続されたファ
クシミリ装置であり電話機能も内蔵する。203および211
はゲートウェイ装置、204はH.323システムの管理を行う
ゲートキーパー、205、206、209、および210はH.323に
準拠したターミナルであり、ゲートウェイ装置203およ
び211とともにゲートキーパー204の管理下にある。207
および208はルータである。
【0033】例えば、ファクシミリ装置201からファク
シミリ装置212へ画像を送信する場合、ゲートウェイ装
置203は、ファクシミリ装置201からの呼び出しを受付け
ると、ゲートキーパー204に利用可能帯域幅を問い合わ
せる。ゲートキーパー204は、ネットワークのトラヒッ
クを考慮して、利用帯域幅を決定し、ゲートウェイ装置
203に決定を通知する。ファクシミリ装置201は、決定さ
れた利用帯域幅で利用可能なファクシミリデータ通信方
式で画像を送信する。ゲートウェイ装置203は、送信さ
れた画像を受信し、次のルータ207等へ中継する。中継
された画像は、ルータ207、208などのIPネットワーク
を経由してゲートウェイ装置211に到達する。なお、ゲ
ートウェイ装置211のIPネットワーク内のアドレス
は、ゲートキーパー204から取得される。ゲートウェイ
装置211は受信した画像をLAN経由でファクシミリ装置21
2に中継する。
【0034】ファクシミリ装置201に内蔵される電話機
とファクシミリ装置212に内蔵される電話機の間で通話
を行う場合も同様の手順で行われる。ゲートウェイ装置
は電話機内蔵ファクシミリ装置201からの呼び出しを受
付けた後、ゲートキーパー204に利用可能帯域幅を問い
合わせて獲得した利用帯域幅に応じた通信方式により音
声信号を中継受信する。中継された音声信号は、ルータ
207、208などのIPネットワークを経由してゲートウェ
イ装置211に到達する。ここで、ゲートウェイ装置211の
IPネットワーク内のアドレスは、ゲートキーパー204
から取得される。ゲートウェイ装置211は受信した音声
信号をLAN経由で電話機内蔵ファクシミリ装置212に中継
する。
【0035】より詳細な信号シーケンスの例を図3に示
す。図3は、H.323に準拠した信号シーケンスである。
ファクシミリ装置201は、音声やファクシミリデータ通
信のための呼を要求するために、まず、ARQ(Admission
Request、呼受付判断要求)を送信する(S301)。この
ARQメッセージには、たとえば、通信相手を特定するた
めの電子メールアドレスや、必要帯域、呼参照番号など
が含まれる。ゲートキーパー204は、ARQメッセージを受
信すると、自己の管理するゾーン内の通信トラヒックを
考慮し、要求された必要帯域を確保できるか、すなわ
ち、呼の生成の可否を判断する(S302)。もし、確保不可
と判断すれば、ARJ(Admission Reject、呼受付拒絶)が
返信される(S303)。一方、確保可と判断すれば、ACF(A
dmissionConfirm、呼受付判断確認)が返信される(S30
4)。このACFメッセージには、相手装置(着呼装置)の
呼制御用アドレスや、呼に対して割り当てられた帯域が
含まれる。これらの呼受付判断手順によって、アドレス
解決と帯域管理が実現されている。
【0036】さて、ファクシミリ装置201は、ACFメッセ
ージを受信すると、その中に含まれている呼制御用のア
ドレスを抽出する。ファクシミリ装置201は、このアド
レスに対して、H.255.0に係る呼制御のためのTCP/IP
コネクションをファクシミリ装置212との間で生成し(S
305)、SETUP(呼確立要求)メッセージを送信する(S30
6)。ファクシミリ装置212は、SETUPメッセージを受信す
ると、自己のゾーンを管理するゲートキーパー204に対
し、ARQを送信する(S307)。ゲートキーパー204は、前述
と同様に、呼生成の可否判断を行い(S308)、ARJメッセ
ージ又はACFメッセージを返信する(S309、S310)。
【0037】ファクシミリ装置212は、所定の呼処理を
行い(S311)、ALERTING(呼び出し中)メッセージをフ
ァクシミリ装置201に送信する(S312)。ファクシミリ装
置212は、応答すると、CONNECT(接続)メッセージを、フ
ァクシミリ装置201に送信する(S313)。これにより、
呼が確立する。なお、CONNECTメッセージには、H.245制
御用アドレスが含まれている。
【0038】ファクシミリ装置201は、CONNECTメッセー
ジを受信すると、その中に含まれているH.245制御用の
アドレスを抽出する。ファクシミリ装置201は、このア
ドレスに対して、TCP/IPコネクションを確立する(S31
4)。ちなみに、このコネクションはH.245制御チャネル
と呼ばれる。このH.245制御チャネルは、H.245セッショ
ンに係る通信を制御するチャネルである。
【0039】H.245制御チャネルが確立されると、ネゴ
シエーションが実行される。ネゴシエーションとは、各
装置において実行可能な符号化方式、プロトコルなど
を、相互に交換し合い、双方に共通の方式を決定する処
理をいう。まず、ファクシミリ装置201は、自己の能力
を通知すべく、TerminalCapabilitySet(端末能力セッ
ト)メッセージを、ファクシミリ装置212に送信する(S3
15)。ファクシミリ装置212は、このメッセージに応答
し、TerminalCapabilitySetAckメッセージをファクシミ
リ装置201に返信する(S316)。同様に、ファクシミリ装
置212は、自己の能力を通知すべく、TerminalCapabilit
ySet(端末能力セット)メッセージを、ファクシミリ装
置201に送信する(S317)。ファクシミリ装置201は、この
メッセージに応答し、TerminalCapabilitySetAckメッセ
ージをファクシミリ装置212に返信する(S318)。このよ
うにして交換された相手側の能力に関する情報は、図4
に示すような形式で、各ファクシミリ装置に格納され
る。図4の例では、相手側装置が対応している音声符号
化方式の種類は、Codec A、Codec B 及び Codec C であ
ることがわかる。
【0040】次に、実際に、音声データ、画像データ及
び動画像データなどを通信するための論理チャネルを確
立する。ここでは、論理チャネルに対応したRTP(リア
ルタイム転送プロトコル)、RTCP(リアルタイム転送制
御プロトコル)に係るIPアドレスやポート番号を決定
する。ちなみに、この論理チャネルは、音声や映像など
の各メディアごとに生成されるものである。
【0041】まず、ファクシミリ装置201は、OpenLogic
alChannel(論理チャネル生成)メッセージを送信し、
符号化方式、解像度等のデータタイプに関する情報、多
重化パラメータ、送信側のRTCPポート番号、及び、論理
チャネル番号等をファクシミリ装置212に通知する(S31
9)。ファクシミリ装置212は、この応答として、OpenLog
icalChannelAckを返信し、受信側RTP、RTCPポート番
号、及び、論理チャネル番号などを返信する(S320)。こ
れにより、ファクシミリ装置201からファクシミリ装置2
12方向への論理チャネルが確立される。
【0042】同様に、ファクシミリ装置212からファク
シミリ装置201方向への論理チャネルは、OpenLogicalCh
annelメッセージ(S321)、OpenLogicalChannelAckメッ
セージ(S322)の通信により確立される。
【0043】以上のようにして、双方向のチャネルが確
立されると、実際に音声等の通信がなされる(S323)。な
お、通信を終了するときは、ファクシミリ装置201とフ
ァクシミリ装置212との間でEndSessionCommand(セッシ
ョン終了コマンド)を相互に送信し(S324,S325)、呼の
解放完了(RELEASCOMPLETE)がなされる(S326)。その
後、ファクシミリ装置201はゲートキーパー204にDRQ
(解放要求)メッセージを送信し(S327)、DCF(解放確
認)メッセージを受信する(S328)。ファクシミリ装置21
2はゲートキーパー204にDRQ(解放要求)メッセージを
送信し(S329)、DCF(解放確認)メッセージを受信する
(S330)。
【0044】さて、次に、第1の実施形態における電話
機内蔵ファクシミリ装置の構成について説明する。図5
は、第1の実施形態における電話機内蔵ファクシミリ装
置の構成を示すブロック図である。同図において、501
はCPUであり、システムバスを介して装置全体を制御
する。502は、ROMであり、ファクシミリプロトコ
ル、TCP/IPプロトコルやネットワークアプリケー
ションなどの実装コードなどCPUの制御プログラムを
格納するものである。503はRAMであり、SRAMま
たはDRAM等で構成され、プログラム制御変数や画像
データ等を格納するためのものである。また、オペレー
ターが登録した設定値や装置の管理データ等や各種ワー
ク用バッファもこれに格納される。504はファクシミリ
送信原稿や複写原稿をカラー画像または白黒画像として
読み取るための読み取り部であり送信すべき原稿がセッ
トされているかどうかを検知する原稿検知センサーを含
む。505はファクシミリ受信原稿や複写原稿、あるいは
ファイル原稿をカラーまたは白黒でプリントアウトする
ための記録部である。506は内蔵電話機の音声信号入出
力のための送受話器、507は送受話器506から入力された
音声信号をアナログ形式から所定形式のデジタル信号に
変換したり、所定形式のデジタル信号を送受話器506へ
出力するためにアナログ信号へ変換するA/D変換部であ
る。508は使用者が装置動作を指定するため装置を操作
したり装置の状態を表示したりする操作パネルであり、
この場合はファクシミリデータ通信をスタートするため
のFAXスタートキーを含む。509はファクシミリプロトコ
ル制御部であり、ITU-T勧告T.38(リアルタイムインタ
ーネットファックス)をはじめ、リアルタイムインター
ネットファックスに関する通信プロトコルの制御を行う
ものである。510はフレーム組立分解部であり、IPデ
ータグラムの分解生成やTCPセグメントデータの分解
生成、UDPデータの生成分解、ファクシミリのECM
フレームの生成分解など各通信プロトコルに応じて送受
信したデータフレームの組立分解などを行うものであ
る。511はLAN制御部であってLANインターフェース51
2を制御してIEEE802.3に従いフレームの送受をLAN51
3を介して行うものである。
【0045】次に、本願発明の第1の実施形態における
電話機内蔵ファクシミリ装置の動作を図6のフローチャ
ート及び、図7の信号シーケンスを用いて説明する。
【0046】図6は本願発明の第1の実施形態における
電話機内蔵ファクシミリ装置の動作を示すフローチャー
トであり、CPU501はROM502に格納された本フロー
チャートに基づいたプログラムを読み出し実行する。
【0047】なお、電話機内蔵ファクシミリ装置201
は、待機状態でありその機能は何ら動作していないもの
とする。さて、ステップS601において、第一の通信機能
である音声データ通信機能が動作開始する。すなわち、
電話機内蔵ファクシミリ装置201の送受話器を取り上げ
ダイヤルするとCPU501はそれを検出し、LAN513を
介してゲートキーパー204に対し利用可能帯域幅を問い
合わせ、帯域を確保する。通話を行う相手の電話機内臓
ファクシミリ装置212が応答するとIPネットワークを
経由した通話動作、すなわち音声通信を開始する。ここ
までの信号シーケンスは、既に図3を用いて説明した通
りである。
【0048】ここで、確保された帯域は、例えば、ITU-
T勧告G.711のPCM符号化形式データが問題なく伝送でき
る64kbpsであるものとする。送受話器506から入力され
たアナログ音声信号はA/D変換部507にて所定の符号化方
式のデジタル信号に変換され、一旦RAM503でバッファリ
ングされたのちフレーム組立分解部510においてTCPヘッ
ダおよびIPヘッダを付加しIPデータグラムを作成し
LAN制御部511に渡される。LAN制御部511では前記IPデ
ータグラムをIEEE803.2に規定されたヘッダ情報などを
付加しLANインターフェース512を介してLAN513に出力す
る。LAN513から受信したデータは逆の手順で渡され、A/
D変換部507にて音声デジタル信号を音声アナログ信号に
変換し、送受話器506から出力する。
【0049】次に、ステップS602において、動作してい
る通話機能が終了するかどうかを検出する。すなわち、
送受話器506が置かれてオンフック状態になったこと、
あるいは通話を行う相手から切断されたことを、CPU501
が検出した場合は、通話機能が終了したとして本実施形
態の動作を終了する。すなわち、図3に示すように、チ
ャネルを切断する(S324)。
【0050】通話機能が終了しない場合には、ステップ
S603において、ファクシミリデータ通信動作を開始すべ
きかどうかを検出する。この検出方法は、様々な手法が
あるがいかなる手法を用いても構わない。例えば、操作
部508のFAXスタートキーが押下されたかどうかをCPU501
が検出するようにしてもよい。また、読取部504の原稿
検知センサー(不図示)が、読取部504に原稿がセット
されたことを検知するようにし、その検知をCPU501によ
り検出してもよい。また、AM503に送信すべき送信画像
データが蓄積されていることを検出することで、送信動
作を起動してもよい。
【0051】一方、FAXスタートキーが押下されておら
ず、原稿検知センサーにより原稿がセットされてもおら
ず、さらに、RAM503に送信画像データが蓄積されてもい
ないと判定された場合には、IP網からの着信を検出す
べく、S604に処理を進める。ステップS604では、IP網
からファクシミリデータ通信に対する着信があるかどう
かを検出する。すなわち、通話中の相手ファックス機21
2よりファクシミリデータ通信の着信があるとLAN513、L
ANインターフェース512、LAN制御部511を経由してそれ
を検出する。着信があった場合には、第二の通信機能で
あるファクシミリデータ通信動作を起動する。
【0052】さて、S603において、音声通信中にさら
に、ファクシミリデータ通信の起動要求が検出される
と、音声データ通信とファクシミリデータ通信を同時に
行うことになる。
【0053】まず、図7に示すように、ファクシミリ装
置201は、ファクシミリ用の帯域を決定する。この決定
は、ユーザーのキー入力により行ってもよいし、デフォ
ルトの値をRAM等に格納しておき、それを読み出して決
定してもよい。ここでは、ファクシミリデータ通信用に
32kbpsの帯域を要求するものとする。
【0054】次に、ファクシミリ装置201は、決定され
たファクシミリデータ通信用の帯域幅を確保すべく、BR
Q(帯域変更要求)メッセージをゲートキーパー204に対
して送信する(S702)。ゲートキーパー204は、BRQメッ
セージを受信すると、要求された帯域を割当可能かをチ
ェックする(S703)。もし、割当可能であれば、BCF(帯
域変更要求確認)メッセージを返信する(S704)。BCFメ
ッセージをファクシミリ装置201が受信した場合には、S
710以降の信号シーケンスへ進み、通常どおり、新たな
帯域において、ファクシミリデータ通信を行う。
【0055】一方、ゲートキーパー204は、要求された
帯域を確保できないと判断すると、要求を棄却すべく、
BRJ(帯域変更棄却)メッセージを送信する(S705)。
【0056】従来技術では、このBRJメッセージを受信
すると、ファクシミリ装置201は、ファクシミリデータ
通信をあきらめざるをえなかった。しかし、本実施形態
では、次のような手法を用いることで、たとえ追加帯域
の取得に失敗しても、ファクシミリデータ通信と音声通
信の同時通信を可能とする。
【0057】まず、BRJメッセージを受信すると、ステ
ップS605において、CPU501は音声データ通信に使用
している帯域の一部をファクシミリデータ通信に割り当
てる。すなわち、音声データ通信に使用している帯域64
kbpsのうち、例えば、32kbpsをファクシミリデータ通信
に割り当てる。この帯域幅であればITU-T勧告T.38に規
定された画像伝送は十分可能である。このファクシミリ
データ通信には独自のデータ転送プロトコルを使用して
も構わなく、その場合でも十分な速度である。音声デー
タとFAXデータの同時通信方法は、図3に示すように、I
TU-T勧告H.323を準拠して行うものとする。
【0058】さて、当初確保した帯域幅(64kbps)の一部
(32kbps)をファクシミリデータ通信に適用するために、
ステップS606において、音声データ通信の帯域幅を32kb
psに減少させる。より詳細に説明すると、ファクシミリ
装置201に当初割り当てられていた帯域幅(64kbps)か
ら、S701において決定されたファクシミリ用の帯域幅(3
2kbps)を減算して、残余の帯域幅を求め、音声データ通
信用の帯域幅とする。この場合は、32kbpsが、音声デー
タ通信の帯域幅となる。つぎに、この32kbps内で、使用
可能な音声符号化方式を決定する。前述したように、自
己が対応している音声符号化方式と、相手が対応してい
る音声符号化方式は、RAMに格納されている。さらに、
各音声符号化方式が必要とする帯域幅は、RAMに図8に示
すテーブル形式で格納されている。そこで、S706におい
て、双方の装置で共通に使用可能な音声符号化方式を図
4に示すテーブルを用いて選択する。さらに、選択され
た音声符号化方式について、図8に示すテーブルを参照
し、そのうち、残余の帯域幅内で使用可能な音声符号化
方式を決定する。なお、残余の帯域幅内で使用可能な音
声符号化方式が複数存在する場合は、最も通信品質がよ
い方式を選択する。
【0059】S706において、あらたな音声符号化方式が
決定すると、ファクシミリ装置201は、音声符号化方式
変更要求を相手装置212に送信する(S708)。これを受
信した相手装置212は、変更を受け付け、変更を確認し
た旨の応答をすべく、音声符号化方式変更応答をファク
シミリ装置201に送信する(S709)。これにより、削減
された帯域幅において、あらたな音声符号化方式を使用
して、音声通信が継続されることになる。例えば、これ
までは、音声データはITU-T勧告G.711準拠のPCM符号化
形式データで行っていたが、帯域幅減少後は例えばITU-
T勧告G.726準拠の符号化形式データで音声通信が継続さ
れる。
【0060】ファクシミリデータ通信については次のよ
うに処理される。まず、ファクシミリ装置201は、相手
装置212とファクシミリデータ通信についてのネゴシエ
ーションを行うべく、FAX方式設定要求を送信する(S71
0)。このメッセージには、画像符号化方式に関する情報
や、伝送速度、解像度など、ファクシミリデータ通信に
必要な通信パラメータが含まれている。
【0061】相手装置212は、FAX方式設定要求を受信す
ると、このメッセージに含まれる通信パラメータを抽出
し、設定する。設定を終えると、FAX設定応答を返信し
て、設定された通信パラメータを通知する(S711)。
【0062】続いて、実際のファクシミリ画像データを
送信するための論理チャネルを確保すべく、ファクシミ
リ装置201は、FAX用の論理チャネルオープンメッセージ
を送信する(S712)。このメッセージを受信すると、相手
装置212は、FAX用の論理チャネルオープン応答メッセー
ジを送信する(S713)。さらに、相手装置212は、FAX用の
論理チャネルオープンメッセージを送信する(S714)。こ
のメッセージを受信すると、ファクシミリ装置201は、F
AX用の論理チャネルオープン応答メッセージを送信する
(S715)。これらの信号シーケンスは、図3において説明
したものとほぼ同様のものである。
【0063】このようにして、双方向のチャネルが確立
され、ファクシミリデータ通信が開始される(S716)。実
際にファクシミリデータ通信が始まると、ファクシミリ
装置201において、FAXプロトコル制御部509で組み立て
られたFAXプロトコルデータや画像送信のためのデータ
は一旦RAM503でバッファリングされたのち、フレーム組
立分解部510においてTCPヘッダおよびIPヘッダを付加
しIPデータグラムを作成しLAN制御部511に渡される。
LAN制御部511では前記IPデータグラムをIEEE803.2に
規定されたヘッダ情報などを付加しLANインターフェー
ス512を介してLAN513に出力する。LAN513から受信したF
AXプロトコルデータや画像データは逆の手順で渡され、
FAXプロトコル制御部509で解析、分解されて画像データ
はさらに復号化されて記録部505から出力する。
【0064】以上説明したように、電話機による通話
(音声データ通信)中にファクシミリデータ通信を行う際
に、当初確保した帯域の一部をファクシミリデータ通信
に割り当ててとどこうりなく高品質な音声データ通信と
ファクシミリデータ通信の同時通信を行うことが可能に
なる。
【0065】[第2の実施形態]第2の実施形態は、同
時に実行されていた音声通信とファクシミリデータ通信
のうち、その一方が先に終了した場合に、一方が使用し
ていた帯域幅を他方に譲渡するものである。
【0066】ここでは、第1の実施形態の処理の続きと
して説明する。
【0067】ステップS607において、FAXプロトコル制
御部509が、ファクシミリデータ通信の終了を検出する
と、ファクシミリデータ通信に利用していた帯域幅(32k
bps)は使用しないことになるので、ステップS608におい
て、音声データ通信の帯域幅を32kbps増加させて音声デ
ータ通信を行う。すなわち、音声データ通信の帯域幅64
kbpsに増加させて、ITU-T勧告G.726準拠の符号化形式で
行っていた音声データをITU-T勧告G.711準拠の符号化形
式データで通信を行うようにする。以上により、本実施
形態の電話機内蔵ファクシミリ装置の動作を終了する。
この処理を、図9を用いて詳細に説明する。
【0068】ファクシミリ装置201は、ファクシミリデ
ータ通信に使用していた論理チャネルを切断すべく、FA
X用論理チャネルの切断要求を送信する(S901)。このメ
ッセージを受信した相手側装置212は、切断要求を受け
入れ、切断応答メッセージを返信し、切断処理を実行す
る(S902)。切断応答メッセージを受信すると、ファク
シミリ装置201は、論理チャネルを切断する。これらに
おいて使用されるメッセージは、図3において示したも
のと同様であってもよいし、異なるものであってもよ
い。
【0069】さて、このようにしてファクシミリ用の論
理チャネルの切断が完了すると、ファクシミリデータ通
信において使用されていた帯域を、継続中の音声通信
に、再度、割り当てる。上述の例を用いれば、音声通信
は32kbpsの帯域を用いており、ファクシミリデータ通信
は32kbpsを用いていたので、再度の割当の実行後は、音
声通信の帯域幅は64kbpsとなる。ここで、図8に示すテ
ーブルを用いて、64kbps以内で通信可能であり、かつ、
相手装置212も使用可能な音声符号化方式を選択する。
前記テーブルから複数の候補が見つかった場合は、例え
ば、最も通信品質のよいもの(Codec A)が選択され
る。
【0070】ファクシミリ装置201は、選択された音声
符号化方式でもって、音声通信を継続すべく、相手装置
212に、音声符号化方式の変更要求を送信する(S904)。
これを受信した相手装置212は、このメッセージに含ま
れる音声符号化方式を自己に設定し、変更応答を返信す
る(S905)。ファクシミリ装置201は、変更応答メッセー
ジを受信すると、音声符号化方式を変更する。このよう
にして、新たな音声符号化方式にて音声通信が継続され
る。
【0071】以上説明したように、ファクシミリデータ
通信が終了した後はそのファクシミリデータ通信で使用
していた帯域を再度電話機による音声データ通信の帯域
に割り付けることができ、高品質な使い勝手の良いイン
ターネット通信システム、および装置が提供できる。
【0072】[第3の実施形態]第3の実施形態とし
て、音声通信とファクシミリデータ通信を同時に行った
後に、先に音声通信が終了した場合に、音声通信に使用
していた帯域幅を追加的にファクシミリデータ通信に割
り当てる場合を説明する。
【0073】インターネット通信システムの構成は図2
で、電話機内蔵ファクシミリ装置の構成は図5で示した
ものを用いて説明するため、すでに説明した事項は省略
することにする。
【0074】第3の実施形態に係る電話機内蔵ファクシ
ミリ装置の動作を図6のフローチャートを用いて説明す
る。図6は本願発明の第1、2の実施形態における電話
機内蔵ファクシミリ装置の動作を示すフローチャートで
あり、CPU501はROM502に格納された本フローチャ
ートに基づいたプログラムを読み出し実行する。なお、
第3の実施形態に係る電話機内蔵ファクシミリ装置の動
作のうち、とりわけ、図6のステップS601〜S606は、第
1の実施形態等と同様の動作であるため、ここでは説明
を省略する。
【0075】第3の実施形態では、通話による音声デー
タ通信とファクシミリデータ通信を同時に行っている際
に、ステップS607において、ファクシミリデータ通信が
終了せず、かつ、ステップS609において、送受話器506
がオンフックされるなどして、音声データ通信が終了す
るものと仮定する。このような場合、音声データ通信に
利用していた帯域幅(32kbps)は使用されないことになる
ため資源を有効に活用すべきである。そこで、ステップ
S610において、ファクシミリデータ通信の帯域幅を32kb
psだけ増加させてファクシミリデータ通信を行う。すな
わち、ファクシミリデータ通信の帯域幅64kbpsに増加さ
せて、さらに高速のファクシミリデータ通信を行うよう
にする。以上により、本実施形態の電話機内蔵ファクシ
ミリ装置の動作を終了する。
【0076】より詳細には、通信開始時に相手装置から
取得した能力情報(図4)と自己の能力情報を比較し、
増加後の帯域幅において使用可能なファクシミリデータ
通信方式を決定する。通常は、通信速度が高速化され
る。同時に、高い解像度に変更したりしてもよい。この
際の信号シーケンスは、図9に示した信号シーケンスに
おいて、ファクシミリと音声通信とを置き換えたものと
なる。
【0077】以上説明したように、電話機による通話
(音声データ通信)中にファクシミリデータ通信を行う際
に、当初確保した帯域の一部をファクシミリデータ通信
に割り当てることで、音声データ通信とファクシミリデ
ータ通信を同時に実行できる。さらに、音声データ通信
が先に終了した後は、その音声データ通信で使用してい
た帯域をファクシミリデータ通信の帯域に割り当てるた
め、高品質な使い勝手の良いインターネット通信システ
ム、および装置が提供できる。
【0078】[第4の実施形態]上述の実施形態では、
図5の構成を用いて説明してきたが、本願発明は、他の
装置構成であっても適用可能である。
【0079】すなわち、第4の実施形態では、ファクシ
ミリ装置201に代えて、外部に一般の電話機を接続可能
なファクシミリ装置1000を用い、本願発明を実施するも
のである。より具体的には、接続された電話機が音声デ
ータ通信を実行している際に、ファクシミリデータ通信
のスタートを検知すると、音声データ通信用に割り当て
られた帯域幅の一部をファクシミリデータ通信に割り当
てることで、音声通信とファクシミリデータ通信を同時
に行うものである。さらに、ファクシミリデータ通信が
終了するとファクシミリデータ通信に使用していた帯域
幅を音声通信に返却してもよい。また、電話機の音声通
信とファクシミリデータ通信を同時に行った後に音声通
信が先に終了した場合は、音声通信により使用されてい
た帯域幅をファクシミリデータ通信に追加的に割り当て
ることで、帯域幅を拡大して、ファクシミリデータ通信
を続行してもよい。
【0080】インターネット通信システムの構成は、図
2示したものを流用する。LANに接続されたファクシミ
リ装置201は、図10に示すように、いわゆる電話機外
付け型ファクシミリ装置1000であり、外部に一般の電話
機を接続でき、その電話機はファクシミリ装置1000のLA
Nインターフェースを経由して通話動作が可能となる。
なお、他のファクシミリ装置202,212,213も同様の構成
であってもよい。
【0081】図10は、第3の実施形態に係るファクシ
ミリ装置のブロック図である。同図において、図5のブ
ロック図と共通なブロックの説明は省略する。電話機接
続部1001は、外部に一般の電話機1002を接続するための
インターフェースであり、電話機1002を物理的に接続す
るためのコネクタ(例えばRJ11)、電話機1002がオフフ
ックされた時に電話機1002に直流ループを供給する直流
ループ供給回路、直流ループが形成されたかどうかを検
出する直流ループ検出回路、電話機1002から発信される
ダイヤル信号を検出するダイヤル信号検出回路、電話機
1002に対する着信があった時に、呼び出し信号を送出す
る電話機呼び出し回路、アナログ音声信号を所定の符号
化形式デジタル信号に変換や逆の変換を行うA/D変換回
路などから構成される。
【0082】第4の実施の形態においても、図6に示さ
れたフローチャートが適用される。このフローチャート
もまた、CPU501はROM502に格納された本フローチャート
に基づいたプログラムを読み出して実行する。
【0083】まず、ファクシミリ装置1000は、待機状態
にあり、その機能は何ら動作していないものとする。そ
して、ステップS601において、第一の通信機能である音
声データ通信機能が起動される。すなわち、電話機1002
の送受話器がオフフックされ、続いて、ダイヤル信号が
入力されると、電話機接続部1001はそれを検出し、LA
N513を介してゲートキーパー204に対し利用可能帯域幅
を問い合わせ、帯域を確保する。その後、通話を行う相
手の例えば、電話機内蔵ファクシミリ装置212が応答す
るとIPネットワークを経由した通話動作、すなわち音
声通信を開始する。この時に確保した帯域は例えば、IT
U-T勧告G.711のPCM符号化形式データが問題なく伝送で
きる64kbpsが確保できているものとする。この時、電話
機1002から入力されたアナログ音声信号は電話機接続部
1001にて所定の符号化方式のデジタル信号に変換され、
一旦RAM503でバッファリングされたのちフレーム組立分
解部510においてTCPヘッダおよびIPヘッダを付加しI
Pデータグラムを作成しLAN制御部511に渡される。LAN
制御部511では前記IPデータグラムをIEEE803.2に規定
されたヘッダ情報などを付加しLANインターフェース512
を介してLAN513に出力する。LAN513から受信したデータ
は逆の手順で渡され、電話機接続部401にて音声デジタ
ル信号を音声アナログ信号に変換し、電話機1002へ出力
する。
【0084】次に、ステップS602において、動作してい
る通話機能が終了するかどうかを検出する。通話機能の
終了が検出された場合は、通話機能が終了したとして本
実施形態の動作を終了する。
【0085】通話機能が終了しない場合には、ステップ
S603からステップS610までの動作は第1の実施の形態で
説明したものと同じである。
【0086】以上説明したように、装置の外部に電話機
を接続してIPネットワークを介して通話が可能になる
電話機外付け型ファクシミリ装置においても本願発明を
適用可能である。すなわち、音声データ通信の通話の途
中にFAX機能をスタートしてもその帯域を分割して同時
に通信することが可能である。また、ファクシミリデー
タ通信か音声データ通信の一方が終了した場合には終了
した側の帯域を動作中の他方に割り付けることもでき
る。従って、高品質で、使い勝手の良いインターネット
通信システム、および装置が提供できる。
【0087】[第5の実施形態]本実施形態は、第4の
実施形態と同様に、他のファクシミリ装置の構成を採用
したものである。
【0088】図11に、第5の実施形態に係るファクシ
ミリ装置のブロック図を示す。すなわち、第5の実施形
態に係るファクシミリ装置201は、インターネット通信
アダプタと1100と、当該インターネット通信アダプタに
接続された電話機1002及びファクシミリ装置1102とを含
むものである。
【0089】本実施形態では、このような構成を用い
て、第1の実施形態から第4の実施形態の説明において
開示した処理を実現せんとするものである。説明の簡潔
化のため、可能な限り説明を共通化し、既に言及した構
成等の説明は省略する。インターネット通信システムの
構成は、図2で示したものを用いる。
【0090】さて、インターネット通信アダプタ1100
は、LANに接続されており、一般の電話機1002と一般の
ファクシミリ装置1102とは、LANインターフェース512を
経由して、通話機能及びファクシミリデータ通信機能を
実行する。ここでファクシミリ装置202,212,213も同様
の形態としてもよい。
【0091】FAX接続部1101は、外部に一般のファクシ
ミリ装置1102を接続するためのものであり、ファクシミ
リ装置1102を物理的に接続するためのコネクタ(例えば
RJ11)、ファクシミリ装置1102がオフフックされた時に
ファクシミリ装置1102に直流ループを供給する直流ルー
プ供給回路、直流ループが形成されたかどうかを検出す
る直流ループ検出回路、ファクシミリ装置1102から発信
されるダイヤル信号を検出するダイヤル信号検出回路、
ファクシミリ装置1102に対する着信があった時に呼び出
し信号を送出する呼び出し回路、ファクシミリ装置1102
から受信したファクシミリ信号を復調し有意なデジタル
信号に変換したりデジタルファクシミリ信号を復調して
ファクシミリ装置1102へ送信し、さらにはファクシミリ
装置1102とITU-T勧告T.30などのファクシミリプロトコ
ル通信を行うFAXモデム・プロトコル制御回路などで構
成する。
【0092】FAX接続部1101においてファクシミリ装置1
102から受信したFAXプロトコルデータや画像送信のため
のデータは、一旦、RAM503でバッファリングされたの
ち、フレーム組立分解部510においてTCPヘッダおよびI
Pヘッダを付加しIPデータグラムを作成しLAN制御部5
11に渡される。LAN制御部511では前記IPデータグラム
をIEEE803.2に規定されたヘッダ情報などを付加しLANイ
ンターフェース512を介してLAN513に出力する。LAN513
から受信したFAXプロトコルデータや画像データは逆の
手順で渡され、FAX接続部501で解析され復調されてファ
クシミリ装置1102へ送信される。
【0093】本実施形態においても、インターネット通
信アダプタの動作を示すフローチャートとしては、図6
のものをそのまま適用可能であり、CPU501はROM5
02に格納された本フローチャートに基づいたプログラム
を読み出し実行する。
【0094】まず、インターネット通信アダプア1100、
電話機1002、ファクシミリ装置1102は待機状態であり、
その機能は何ら動作していないものとする。ステップS6
01、S602の動作は、前述の通りである。ここで、通話機
能が終了しない場合は、ステップS603において、ファク
シミリデータ通信動作が開始するかどうかを検出する。
ここでは、FAX接続部1101の直流ループ検出回路で、直
流ループが検出されるとファクシミリデータ通信動作が
開始したものと判定され、一方、検出されないと開始し
てはいないと判断される。あるいは、直流ループを検出
後に、有意なファクシミリ信号をFAXモデム・プロトコ
ル制御回路で検出した場合に、ファクシミリデータ通信
動作の開始と判断しても良い。
【0095】また、ステップS603において、ファクシミ
リデータ通信動作の開始が検出されなければ、ステップ
S604において、IP網からファクシミリデータ通信に対
する着信があるかどうかを検出する。すなわち、通話中
の相手ファックス機212からファクシミリデータ通信の
着信があるとLAN513、LANインターフェース512、LAN制
御部511を経由してそれを検出する。そして、着信があ
る場合はファクシミリデータ通信動作を開始する。すな
わち、ステップS603、S604の判断により第一の通信機能
である音声データ通信機能が動作中に第二の通信機能で
あるファクシミリデータ通信機能の動作を開始して、音
声データ通信とファクシミリデータ通信を同時に行うこ
とになる。ステップS605、S606の動作は既に説明した通
りである。
【0096】その後、ステップS607において、FAX接続
部501でファクシミリデータ通信の終了を検出するとフ
ァクシミリデータ通信に利用していた帯域幅(32kbps)は
使用されいことになるので、ステップS608において、音
声データ通信の帯域幅を32kbps増加させて音声データ通
信を行う。すなわち、音声データ通信の帯域幅64kbpsに
増加させて、さらに、ITU-T勧告G.726準拠の符号化形式
で行っていた音声データをITU-T勧告G.711準拠の符号化
形式データで通信を行うようにネゴシエーションをやり
直す。以上により、本実施形態のインターネット通信ア
ダプタの動作を終了する。
【0097】ステップS607において、ファクシミリデー
タ通信が終了しない場合に、ステップS609において、電
話機のオンフックによる直流ループ切断を電話機接続部
1001で検出すると、音声データ通信が終了すると判定さ
れ、音声データ通信に利用していた帯域幅(32kbps)は使
用されないことになるので、ステップS610において、フ
ァクシミリデータ通信の帯域幅を32kbps増加させてファ
クシミリデータ通信を行う。すなわち、ファクシミリデ
ータ通信の帯域幅64kbpsに増加させて、さらに高速のフ
ァクシミリデータ通信を行うようにする。以上により、
本実施形態のインターネット通信アダプタの動作を終了
する。
【0098】以上説明したように、一般の電話機やファ
クシミリ装置を接続し、IPネットワークを介して通話
やファクシミリデータ通信が可能となるインターネット
通信アダプタにおいても、本願発明を適用可能である。
すなわち、音声データ通信の通話の途中にファクシミリ
データ通信がスタートした場合には、音声データ通信の
帯域を分割して、分け与えることで、同時通信が可能と
なる。またファクシミリデータ通信か音声データ通信の
一方が先に終了した場合には、動作中の他方に、帯域を
追加して割り当てることで、高品質で、使い勝手の良い
インターネット通信システム、およびアダプタが提供で
きる。
【0099】[他の実施形態]以上の実施の形態では音
声データ通信とファクシミリデータ通信の場合を説明し
たが、本願発明はITU勧告H.323を適用したビデオデータ
通信など、他のメディアイ通信間においても適用可能な
ことは、当業者にとって明らかであろう。例えば、音声
データ通信やファクシミリデータ通信に代えてビデオデ
ータ通信を適用してもよい。また、以上の実施形態では
音声データ通信とファクシミリデータ通信の場合を説明
したが、音声データ通信やファクシミリ通信など同種類
のデータ通信を複数行う場合も本発明は容易に適用可能
である。
【0100】なお、本願発明は、複数の機器(例えばホ
ストコンピュータ、インターフェース機器、リーダな
ど)から構成されるシステムあるいは統合装置に適用し
ても、ひとつの機器からなる装置に適用してもよい。
【0101】また、以上の実施形態ではLANに接続する
装置について説明したが、装置がインターネットに接続
できるデータ回線であれば何でも良く、例えばADSLやCA
TV回線、光ファイバーなどのデータ回線を経由してイン
ターネットに接続できるようにして本発明を実施しても
良い。
【0102】また、前述した実施形態の機能を実現する
ソフトウエアのプログラムコードを記録した記憶媒体
を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムある
いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記
憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行す
ることによっても、本願発明の目的が達成されることは
言うまでもない。この場合、記憶媒体から読み出された
プログラムコード自体が本願発明の新規な機能を実現す
ることになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒
体は本願発明を構成することになる。
【0103】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードデ
ィスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM,
CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、RO
Mなどを用いることができる。
【0104】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することによって、前述した実施形態の
機能が実現される他、そのプログラムコードの指示に基
づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが実際の
処理の一部または全部を行い、その処理によっても前述
した実施形態の機能が実現され得る。
【0105】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行
い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現
され得る。
【0106】なお、本願発明は、前述した実施形態の機
能を実現するソフトウエアのプログラムコードを記録し
た記憶媒体から、そのプログラムをパソコン通信など通
信ラインを介して要求者にそのプログラムを配信する場
合にも適用できることは言うまでもない。
【0107】
【発明の効果】以上説明したように、本願発明に係るひ
とつの技術思想によれば、ゲートキーパーによりさらな
る帯域幅の追加要求が拒否された場合であっても、複数
メディアの同時通信が可能となる。
【0108】すなわち、あるメディア通信を行っている
最中に、それを中断させることなく、他のメディア通信
を行いたい場合に、新たなメディア通信に対して効率よ
く確実に使用可能な帯域を割り付けることができ、使い
勝手の良い便利なインターネット通信端末、あるいはそ
れを構成するインターネット通信アダプタやコンピュー
タ読取可能な記憶媒体を提供することが可能となる。
【0109】またさらに本願発明に係る他の技術思想に
よれば、同時に通信していた複数メディアにおいて、そ
の一部が通信を終了した場合にも、終了したメディアが
使用していた帯域を有効利用できるすなわち、複数メデ
ィアの通信を行っている場合に、その一部の通信動作が
終了すると、終了したメディア通信が使用していた帯域
を、動作中の他のメディア通信の帯域に加算して使用す
ることができ、割り当てられた帯域を有効利用して通信
速度を上げてユーザーに快適な通信を提供する、使い勝
手の良い便利なインターネット通信端末、あるいはそれ
を構成するインターネット通信アダプタやコンピュータ
読取可能な記憶媒体を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願発明の概念図を示す。
【図2】 各実施形態において共通に用いられるインタ
ーネット通信システム構成例を示す図である。
【図3】 各実施形態において共通に用いられる、H.32
3に係る信号シーケンス例である。
【図4】 各実施形態において共通に用いられる、相手
装置から取得した能力管理手テーブルの一例を示す図で
ある。
【図5】 第1の実施形態における電話機内蔵ファクシ
ミリ装置の構成を示すブロック図である。
【図6】 各実施形態にいて共通に用いられる、端末の
動作を示すフローチャートである。
【図7】 通話中の第1の通信機能から帯域を分けても
らい第2の通信機能を実現するための各実施形態におい
て共通に用いられる信号シーケンス図である。
【図8】 各実施形態にいて共通に用いられる、通信方
式と必要とされる帯域幅の関係を示した通信方式選択テ
ーブルである。
【図9】 各実施形態にいて共通に用いられる、ある通
信機能の終了後に、他の通信機能に対して帯域を追加
し、通信方式を変更する際の信号シーケンスである。
【図10】 第4の実施形態における電話機外付け型フ
ァクシミリ装置の構成を示すブロック図である。
【図11】 第5の実施形態におけるインターネット通
信アダプタの構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
501 CPU 502 ROM 503 RAM 504 読み取り部 505 記録部 506 送受話器 507 A/D変換部 508 操作部 509 FAXプロトコル制御部 510 フレーム組立分解部 511 LAN制御部 512 LANインターフェース 513 LAN
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C062 AA02 AA12 AA35 AC39 AC44 AE02 AE11 5C075 AB90 CA90 CD02 CD09 FF02 FF09 GG09 5K030 HA08 HB01 HB04 JT10 KA19 5K051 AA05 BB01 BB02 BB03 DD11 DD12 DD13 FF02 FF03 JJ10 5K101 KK20 QQ08 QQ11 TT06

Claims (43)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】インターネットに接続し、予め割り当てら
    れた帯域幅内で、少なくともひとつの通信を実行する通
    信装置であって、 相手方の装置と通信を行うための複数の通信手段と、 前記通信手段うちのいずれか複数が通信を実行している
    際に、そのうちの少なくとも1つの通信手段に係る通信
    の停止を検出する検出手段と、 前記検出手段により通信の停止が検出されると、通信中
    である他のいずれかの通信手段に対し、通信を停止した
    通信手段により使用されていた帯域幅を追加割当する割
    当手段と、 を備え、 前記割当手段により、帯域幅を追加割当された通信手段
    は、現在の帯域幅と追加割当された帯域幅とを合算して
    なる新たな帯域幅を使用して通信を継続することを特徴
    とする通信装置。
  2. 【請求項2】前記通信手段は、音声、画像、動画像のう
    ち少なくともひとつを通信するための通信機能を備えて
    いることを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 【請求項3】前記予め割り当てられた帯域幅は、ネット
    ワークを介して接続されたゲートキーパーにより割り当
    てられた帯域幅であることを特徴とする請求項1乃至請
    求項2の何れか1項に記載された通信装置。
  4. 【請求項4】前記通信手段は、論理チャネルを介して通
    信を行うものであり、 前記検出手段は、前記論理チャネルの切断又は開放を検
    出することによって、前記通信の停止を検出することを
    特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載
    の通信装置。
  5. 【請求項5】前記帯域幅に基づいて通信方式を設定する
    設定手段をさらに備え、 前記新たな帯域幅を割り当てられた通信手段は、前記設
    定手段により設定された新たな通信方式でもって通信を
    継続することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいず
    れか1項に記載の通信装置。
  6. 【請求項6】前記通信方式は、符号化方式、通信速度な
    どの帯域幅に関与する通信パラメータであることを特徴
    とする請求項5に記載の通信装置。
  7. 【請求項7】インターネットに接続し、予め割り当てら
    れた帯域幅内で、少なくともひとつの通信を実行する通
    信装置であって、 相手方の装置と通信を行うための複数の通信手段と、 少なくとも1つの前記通信手段が通信を実行している際
    に、新たに他の通信手段が通信を開始すべく起動された
    ことを検出する検出手段と、 前記検出手段により起動が検出されると、通信中である
    他のいずれかの通信手段に割り当てられている帯域幅の
    全部又は一部を、起動を検出された通信手段に割り当て
    る割当手段と、 を備え、 前記起動された通信手段は、前記割当手段により割り当
    てられた帯域幅を使用して通信を開始することを特徴と
    する通信装置。
  8. 【請求項8】前記検出手段により通信手段の起動が検出
    されると、該通信手段により必要とされる帯域幅をゲー
    トキーパーに要求する要求手段をさらに備え、 前記割当手段は、前記ゲートキーパーにより要求を棄却
    された場合に、通信中である他のいずれかの通信手段に
    割り当てられている帯域幅の全部又は一部を、起動を検
    出された通信手段に割り当てることを特徴とする請求項
    7に記載の通信装置。
  9. 【請求項9】前記検出手段により起動が検出されると、
    通信中である他のいずれかの通信手段を選択する選択手
    段をさらに備え、 前記割当手段は、前記選択手段により選択された通信手
    段の帯域の一部又は全部を、起動を検出された通信手段
    に割り当てることを特徴とする請求項8に記載の通信装
    置。
  10. 【請求項10】前記選択手段は、前記通信中の通信手段
    のうち、その通信パラメータを変更することで、その帯
    域幅を削減可能な通信手段を選択することを特徴とする
    請求項9に記載の通信装置。
  11. 【請求項11】第1の通信手段による第1の通信と第2
    の通信手段による第2の通信とを同時に実行可能な通信
    装置において、 前記通信装置に対して割り当てられた帯域幅内におい
    て、前記第1の通信手段が第1の帯域幅でもって前記第
    1の通信を実行している際に、前記第2の通信手段によ
    る第2の通信の開始要求があるか否かを判定する第1の
    判定手段と、 前記第1の判定手段により、前記開始要求があると判定
    されると、前記第2の通信手段用の第2の帯域幅を決定
    すべく、前記第1の帯域幅と該第2の帯域幅との合計
    が、前記通装置末に対して割り当てられた帯域幅を超え
    ないように該第2の帯域幅を決定する第1の決定手段
    と、 を備え、 前記第2の通信手段は、前記第2の帯域幅でもって、前
    記第2の通信を実行することを特徴とする通信装置。
  12. 【請求項12】前記第1通信手段又は前記第2の通信手
    段は、音声、画像、動画像のうち少なくともひとつを通
    信する通信機能を備えていることを特徴とする請求項1
    1に記載の通信装置。
  13. 【請求項13】前記通信装置に対して割り当てられた帯
    域幅は、ネットワークを介して接続されたゲートキーパ
    ーにより割り当てられた帯域幅であることを特徴とする
    請求項11乃至請求項12の何れか1項に記載された通
    信装置。
  14. 【請求項14】前記通信装置に対して割り当てられた帯
    域幅から、前記第1の通信手段により現在使用されてい
    る前記第1の帯域幅を減算してなる残りの帯域幅が、前
    記第2の通信を実行するためには不足しているかを判定
    する第2の判定手段と、 前記第2の判定手段により不足と判定されると、前記第
    2の帯域幅を確保するために、前記第1の帯域幅を削減
    し、削減後の第1の帯域幅を決定する第2の決定手段
    と、 前記削減後の第1の帯域幅でもって前記第1の通信を継
    続すべく、前記第1の通信手段の通信相手に対し、前記
    削減後の第1の帯域幅による通信を要求する要求手段
    と、 を備えることを特徴とする請求項11乃至請求項13の
    何れか1項に記載された通信装置。
  15. 【請求項15】前記第1の通信手段により使用可能な通
    信方式に関する情報と、前記第1の通信手段の通信相手
    により使用可能な通信方式に関する情報とを記憶する記
    憶手段をさらに備え、 前記第2の決定手段は、 前記記憶手段に記憶された双方の通信方式に関する情報
    に基づいて、前記第1の通信手段及びその通信相手の双
    方が共に使用可能な通信方式であって、前記第1の帯域
    幅を削減するのに適切な通信方式を決定することを特徴
    とする請求項14に記載の通信装置。
  16. 【請求項16】前記通信方式は、符号化方式、通信速度
    などの帯域幅の決定に関与する通信パラメータであるこ
    とを特徴とする請求項15に記載の通信装置。
  17. 【請求項17】前記第1の通信手段の通信相手により使
    用可能な通信方式に関する情報は、前記第1の通信を開
    始する際に、該通信相手から送信されてきた情報である
    ことを特徴とする請求項15に記載の通信装置。
  18. 【請求項18】前記第2の通信の終了を検出する検出手
    段をさらに備え、 前記第1の通信が継続中に、前記検出手段により前記第
    2の通信の終了が検出されると、 前記第1の通信手段は、前記第2の通信に対応する前記
    2の帯域幅を加えた、新たな第1の帯域幅でもって通信
    を継続することを特徴とする請求項11乃至17の何れ
    か1項に記載の通信装置。
  19. 【請求項19】前記第1の通信手段により使用可能な通
    信方式に関する情報と、前記第1の通信手段の通信相手
    により使用可能な通信方式に関する情報とに基づいて、
    前記第1の通信手段及びその通信相手の双方が共に使用
    可能な通信方式であって、前記新たな第1の帯域幅にと
    って適切な通信方式を決定する第3の決定手段をさらに
    備えることを特徴とする請求項18に記載の通信装置。
  20. 【請求項20】前記第3の決定手段は、前記新たな第1
    の帯域幅内で実行可能で、かつ、最も通信品質の高い通
    信方式を選択することを特徴とする請求項19に記載の
    通信装置。
  21. 【請求項21】インターネットにおいて、予め割り当て
    られた帯域幅内で、少なくともひとつの通信機能を実行
    するための通信方法であって、 前記予め割り当てられた帯域幅内において複数の通信機
    能を実行するステップと、 前記複数の通信機能が実行されている場合に、そのうち
    の少なくとも1つの通信機能を停止するステップと、 前記通信機能の停止を検出するステップと、 前記検出により通信機能の停止が検出されると、停止さ
    れた通信機能により使用されていた帯域幅を、通信中で
    ある他のいずれかの通信機能に対し追加割り当てるステ
    ップと、 帯域幅を追加割り当てされた通信機能の現在の帯域幅
    と、追加割り当てされた帯域幅とを合算するステップ
    と、 帯域幅を追加割り当てされた通信機能は、合算後の帯域
    幅を使用して通信機能を実行するステップと、 を備えることを特徴とする通信方法。
  22. 【請求項22】前記通信機能は、音声、画像、動画像の
    うち少なくともひとつを通信するための通信機能である
    ことを特徴とする請求項21に記載の通信方法。
  23. 【請求項23】前記予め割り当てられた帯域幅は、ネッ
    トワークを介して、ゲートキーパーにより割り当てられ
    た帯域幅であることを特徴とする請求項21乃至請求項
    22の何れか1項に記載された通信方法。
  24. 【請求項24】前記通信機能は、論理チャネルを介して
    通信を行うものであり、 前記検出ステップは、前記論理チャネルの切断又は開放
    を検出することによって、前記通信の停止を検出するこ
    とを特徴とする請求項21乃至請求項23のいずれか1
    項に記載の通信方法。
  25. 【請求項25】前記帯域幅に基づいて通信方式を設定す
    るステップをさらに備え、 前記新たな帯域幅を追加割り当てされた通信機能は、前
    記設定ステップにおいて設定された新たな通信方式でも
    って通信を継続することを特徴とする請求項21乃至請
    求項24のいずれか1項に記載の通信方法。
  26. 【請求項26】前記通信方式は、符号化方式、通信速度
    などの帯域幅に関与する通信パラメータであることを特
    徴とする請求項25に記載の通信方法。
  27. 【請求項27】インターネットに接続し、予め割り当て
    られた帯域幅内で、少なくともひとつの通信を実行する
    ための通信方法であって、 前記予め割り当てられた帯域幅内において複数の通信機
    能を実行するステップと、 少なくとも1つの前記通信機能が通信を実行している際
    に、新たに他の通信機能を起動するステップと、 前記通信機能の起動を検出するステップと、 前記検出ステップにおいて起動が検出されると、通信中
    である他のいずれかの通信機能に割り当てられている帯
    域幅の全部又は一部を、起動を検出された通信機能に割
    り当てるステップと、 前記起動された通信機能は、前記割り当てられた帯域幅
    を使用して通信を開始するステップと、 を備えることを特徴とする通信方法。
  28. 【請求項28】前記通信機能の起動が検出されると、該
    通信機能により必要とされる帯域幅をゲートキーパーに
    要求するステップをさらに備え、 前記割当ステップは、前記ゲートキーパーにより要求を
    棄却された場合に、通信中である他のいずれかの通信機
    能に割り当てられている帯域幅の全部又は一部を、起動
    を検出された通信機能に割り当てることを特徴とする請
    求項27に記載の通信方法。
  29. 【請求項29】前記検出ステップにより新たな通信機能
    の起動が検出されると、通信中である他のいずれかの通
    信機能を選択する選択ステップをさらに備え、 前記割当ステップは、前記選択ステップにより選択され
    た通信機能の帯域幅の一部又は全部を、起動を検出され
    た通信機能に割り当てることを特徴とする請求項28に
    記載の通信方法。
  30. 【請求項30】前記選択ステップは、前記通信中の通信
    機能のうち、その通信パラメータを変更することで、そ
    の帯域幅を削減可能な通信機能を選択することを特徴と
    する請求項29に記載の通信方法。
  31. 【請求項31】第1の通信機能と第2の通信機能とを同
    時に実行可能な通信方法において、 前記予め割り当てられた帯域幅内において、前記第1の
    通信機能が第1の帯域幅でもって通信を実行するステッ
    プと、 前記第2の通信機能による通信の開始要求があるか否か
    を判定するステップと、 前記第2の通信機能による通信の開始要求があると判定
    されると、前記第2の通信機能に対して第2の帯域幅を
    割り当てるべく、前記第1の帯域幅と該第2の帯域幅と
    の合計が、前記あらかじめ割り当てられた帯域幅を超え
    ないように該第2の帯域幅を決定するステップと、 前記第2の通信機能が、前記第2の帯域幅でもっての通
    信を実行するステップと、 を備えることを特徴とする通信方法。
  32. 【請求項32】前記第1通信機能又は前記第2の通信機
    能は、音声、画像、動画像のうち少なくともひとつを通
    信する機能であることを特徴とする請求項31に記載の
    通信方法。
  33. 【請求項33】前記予め割り当てられた帯域幅は、ネッ
    トワークを介して接続されたゲートキーパーにより割り
    当てられた帯域幅であることを特徴とする請求項31乃
    至請求項32の何れか1項に記載された通信方法。
  34. 【請求項34】前記予め割り当てられた帯域幅から、前
    記第1の通信機能により現在使用されている前記第1の
    帯域幅を減算してなる残りの帯域幅が、前記第2の通信
    機能を実行するために十分であるか否かを判定するステ
    ップと、 前記判定ステップにより十分ではないと判定されると、
    前記第2の帯域幅を確保するために、前記第1の帯域幅
    を削減し、削減後の第1の帯域幅を決定するステップ
    と、 前記削減後の第1の帯域幅でもって前記第1の通信を継
    続すべく、前記第1の通信機能の通信相手に対し、前記
    削減後の第1の帯域幅による通信を要求するステップ
    と、 を備えることを特徴とする請求項31乃至請求項33の
    何れか1項に記載された通信方法。
  35. 【請求項35】前記第1の通信機能により使用可能な通
    信方式に関する情報と、前記第1の通信機能の通信相手
    により使用可能な通信方式に関する情報とを比較するス
    テップをさらに備え、 前記決定ステップは、 前記比較ステップにおける比較の結果、前記第1の通信
    機能及びその通信相手の双方が共に使用可能な通信方式
    であり、かつ、前記第1の帯域幅を削減するのに適切な
    通信方式を決定することを特徴とする請求項34に記載
    の通信方法。
  36. 【請求項36】前記通信方式は、符号化方式、通信速度
    などの帯域幅の決定に関与する通信パラメータであるこ
    とを特徴とする請求項35に記載の通信方法。
  37. 【請求項37】前記第1の通信機能の通信相手により使
    用可能な通信方式に関する情報は、前記第1の通信機能
    を開始する際に、該通信相手から送信されてきた情報で
    あることを特徴とする請求項35に記載の通信方法。
  38. 【請求項38】前記第2の通信機能の実行終了を検出す
    るステップをさらに備え、 前記第1の通信機能が継続中に、前記検出ステップによ
    り前記第2の通信機能の実行終了が検出されると、前記
    第1の通信機能は、前記2の帯域幅を加えた新たな第1
    の帯域幅でもって通信を継続することを特徴とする請求
    項31乃至37の何れか1項に記載の通信方法。
  39. 【請求項39】前記第1の通信機能により使用可能な通
    信方式に関する情報と、前記第1の通信機能の通信相手
    により使用可能な通信方式に関する情報とに基づいて、
    前記第1の通信機能及びその通信相手の双方が共に使用
    可能な通信方式であって、前記新たな第1の帯域幅にと
    って適切な通信方式を決定するステップをさらに備える
    ことを特徴とする請求項38に記載の通信方法。
  40. 【請求項40】前記決定ステップは、前記新たな第1の
    帯域幅内で実行可能で、かつ、最も通信品質の高い通信
    方式を選択するステップであることを特徴とする請求項
    39に記載の通信方法。
  41. 【請求項41】請求項1乃至請求項20のいずれか1項
    に記載された前記手段のすべてをコンピュータに機能さ
    せるための通信プログラム。
  42. 【請求項42】請求項21乃至請求項40のいずれか1
    項に記載された前記ステップのそれぞれをコンピュータ
    に実行させるための通信プログラム。
  43. 【請求項43】前記通信プログラムは、複数のソフトウ
    エアからなり、単一のコンピュータ上で実行されるか、
    あるいは、複数のコンピュータ上で分散的に実行される
    ことを特徴とする請求項41又は請求項42に記載の通
    信プログラム。
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