JP3817468B2 - ファクシミリ装置、ファクシミリ装置の制御方法、およびファクシミリ装置の制御プログラム - Google Patents

ファクシミリ装置、ファクシミリ装置の制御方法、およびファクシミリ装置の制御プログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数種類の選択情報のいずれかを用いて宛先を発呼し、異なる通信経路でファクシミリ通信を行なうファクシミリ装置、ファクシミリ装置の制御方法、およびファクシミリ装置の制御プログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年のインターネットの普及には目覚ましいものがあり、ファクシミリ装置でも種々の方法でネットワーク通信技術を応用する技術が提案されている。たとえば、ITU−T勧告に記載の技術としては、ITU−T勧告T.37のシンプルモードによるファクシミリ通信、およびITU−T勧告T.38のリアルタイムインターネットファクシミリ通信が知られている。
【0003】
ITU−T勧告T.37のシンプルモードによるファクシミリ通信は、送信すべき画像情報をTIFF形式の画像データに変換し、その画像ファイルをEメールテキストにMIME形式で格納してSMTP(Simple Mail Transfer Protocol)により送受信するものである。ITU−T勧告T.37のシンプルモードによるファクシミリ通信における相手局はEメールアドレスにより識別される。
【0004】
一方、ITU−T勧告T.38のリアルタイムインターネットファクシミリ通信は、IP網の通信の部分で2つのゲートウェイ(エミッティングゲートウェイおよびレシービングゲートウェイ)間にTCP/IPまたはUDP/IPコネクションを生成し、その上で、送信側ファクシミリ〜エミッティングゲートウェイ間、およびレシービングゲートウェイ〜受信側ファクシミリの間(それぞれPSTNにより接続される)のITU−T勧告T.30によるファクシミリプロトコルを中継する。エミッティングゲートウェイおよびレシービングゲートウェイ間では、G3ファクシミリ信号は、勧告T.38のIFP(インターネットファクシミリプロトコル)にしたがいTCP(またはUDP)パケット中にカプセル化され、交換される。
【0005】
ITU−T勧告T.38のリアルタイムインターネットファクシミリ通信における相手局は、レシービングゲートウェイがPSTN経由で受信側ファクシミリを発呼する場合はその最終相手局の電話番号により識別される。また、ITU−T勧告T.38では、IP網上に配置され、直接T.38プロトコルを実行するIAF(Internet Aware Fax device:インターネットファクシミリ装置)も規定されている。IAFは上記のレシービングゲートウェイと受信側クライアントファクシミリとを一体化した構成と考えることができ、IAFが最終相手局の場合は、電話番号ではなくメールアドレス(あるいはホストアドレス)により識別される。
【0006】
以上のように、PSTN経由、インターネット経由のファクシミリ通信をサポートする場合は形式(種類)の異なる選択情報を用いて相手局を発呼しなければならない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
一方、ファクシミリ装置などの通信装置では、短縮ダイヤルやワンタッチキーに相手局の名称や選択情報を登録する構成が知られている。
【0008】
そして、PSTN接続のファクシミリ通信と、ITU−T勧告T.37あるいはT.38のインターネットファクシミリ通信をサポートする装置において短縮ダイヤルやワンタッチキーに相手局の選択情報を登録する場合は、選択情報として電話番号を登録すべきか、メールアドレス(あるいはホストアドレスなど)を登録すべきかを決定しなければならないが、従来では、PSTN接続のファクシミリ通信と、インターネットファクシミリ通信をサポートする装置において短縮ダイヤルやワンタッチキーに相手局の選択情報を適切に登録する技術が存在しなかった。
【0009】
本発明の課題は、ファクシミリ通信、特にITU−T勧告T.38のインターネットファクシミリ通信などにおいて、異なる通信経路でファクシミリ通信を行なう場合、相手局の選択情報を適切に入力させることができるようにすることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、本発明によれば、ファクシミリ通信に用いられる宛先情報をユーザが入力する入力手段と、前記入力手段で入力された宛先情報により特定される宛先に対して、ファクシミリ通信を実行する通信手段を有し、ユーザにより入力された宛先情報の種類に対応する通信経路を用いて複数種類の選択情報のいずれかを用いて宛先を発呼し、異なる通信経路でファクシミリ通信を行なうファクシミリ装置、ファクシミリ装置の制御方法、およびファクシミリ装置の制御プログラムにおいて、前記入力手段により宛先情報をユーザが入力する際、該宛先情報に応じて前記通信手段が実行するファクシミリ通信がIP網を経由して実行される場合は、該ファクシミリ通信が該IP網に接続された最終宛先に対して実行されるべきか、または公衆回線網に接続された最終宛先に対して実行されるべきかを判定し、この判定の結果に基づいて、前記ファクシミリ通信に用いられるべき宛先情報の種類を決定し、該決定した種類の宛先情報を前記ユーザに入力させるよう前記入力手段を制御する構成を採用した。
あるいはさらに、前記判定において、前記ファクシミリ通信が前記IP網に接続された最終宛先に対して実行されるべきと判定した場合は、前記入力手段がIP網上で用いられるアドレス情報を入力するよう制御し、前記判定において、前記ファクシミリ通信が前記公衆回線網に接続された最終宛先に対して実行されるべきと判定した場合は、前記入力手段が公衆回線網上で用いられる電話番号を入力するよう制御する構成を採用した。
あるいはさらに、前記制御においては、ユーザから入力された指示に基づいて前記判定を行なう構成を採用した。
あるいはさらに、前記通信手段は、前記IP網を経由して行なわれるリアルタイムインターネットファクシミリ通信を実行する構成を採用した。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図を参照して本発明の実施の形態を説明する。
【0014】
図1に本発明を適用可能な通信系の構造を示している。図1にはIPネットワーク(インターネットあるいはイントラネット)106に接続されたファクシミリゲートウェイ(A、B)104、108が示されており、ファクシミリ装置(A、B)100と112はこれらファクシミリゲートウェイ104、108を介してITU−T勧告T.38準拠のプロトコル(以下T.38プロトコルという。他のプロトコルも同様)によりファクシミリ通信することができる。ファクシミリ装置100、112は、PSTN(一般公衆回線)102、110を介してファクシミリゲートウェイ104、108と接続する。
【0015】
T.38プロトコルの場合、ファクシミリ装置(A)100が発呼側であれば、ファクシミリ装置100はPSTN102経由でゲートウェイ104を発呼する。そして、ゲートウェイ(エミッティングゲートウェイ)104とゲートウェイ(レシービングゲートウェイ)108との間でTCP/IP(またはUDP/IP)コネクションを形成する。ゲートウェイ108は、何らかの方法でファクシミリ装置100〜ゲートウェイ104から通知された電話番号情報に基づきPSTN110を介してファクシミリ装置(B)112を発呼し、呼を成立させる。以後、G3ファクシミリ信号をIFP(インターネットファクシミリプロトコル)にしたがいTCP(またはUDP)パケット中にカプセル化して交換する。
【0016】
なお、(エミッティング)ゲートウェイ104にファクシミリ装置112の電話番号を通知するにはダブルダイアリングなどの手法を用いる(勧告T.38付録B.2.1)。(レシービング)ゲートウェイ108にファクシミリ装置112の電話番号を通知する技術仕様の細部は勧告化されていないが(勧告T.38付録B.2.2)、何らかの手法、たとえばTCP/IP(またはUDP/IP)上のソケットサービスなどによってファクシミリ装置112の電話番号を通知することになる。
【0017】
ファクシミリ装置100は、ファクシミリ装置112だけではなく、T.38プロトコルによりIFPパケットを直接送受信できるインターネットファクシミリ装置(IAF)112aとも通信できる。このインターネットファクシミリ装置112aは、直接、示したIFP(インターネットファクシミリプロトコル)パケットを送受信し、ファクシミリ通信を行なう。インターネットファクシミリ装置112aの選択情報は、前述のようにインターネットファクシミリ装置112aのメールアドレス(またはホストアドレス)である。
【0018】
ファクシミリ装置100は、さらにT.37プロトコルによりシンプルモードのインターネットファクシミリ通信を行なえる。T.37プロトコルでは、ファクシミリ画像データはIPネットワーク106中をEメール情報として伝達される。この場合、ファクシミリ装置100は、IPネットワーク106と接続してSMTPプロトコルによりファクシミリ画像データを送信するが、本実施形態ではゲートウェイ104がPPP(Point To Point Protocol)接続などにより、IPネットワーク106との間のIP接続サービスを提供するものとする。ただし、他のISP(Internet Service Provider)などのアクセスポイントをファクシミリ装置100が発呼してIP接続サービスを受ける構成であっても構わない。
【0019】
また、ファクシミリ装置100は、PSTN102を介してファクシミリ装置(C)113と直接接続して、T.30プロトコルによりファクシミリ通信を行なうことができる。
【0020】
ここで、図2および図3にT.38プロトコルによるインターネットファクシミリ通信の様子を示しておく。図2、図3の符号201は画像を送信する送信側ファクシミリ装置(ここでは発呼側)、204は受信側ファクシミリ装置で、図1のファクシミリ装置100および112のいずれかに相当する。
【0021】
また、符号202’はエミッティングゲートウェイ(送信側ゲートウェイ)、203はレシービングゲートウェイ(受信側ゲートウェイ)で、図1のゲートウェイ104および108のいずれかにそれぞれ相当する。これらのゲートウェイ装置はネットワークインターフェースおよびPSTNインターフェースを有する専用ファクシミリ装置として、あるいは同様の通信インターフェースを有するコンピュータシステムから構成することができる。
【0022】
送信側ファクシミリ装置201とエミッティングゲートウェイ202’、および受信側ファクシミリ装置204とレシービングゲートウェイ203の間で送受信されるファクシミリプロトコル信号は、図示のように通常のG3ファクシミリプロトコルのものと全く同様であり、これらの信号は図2、図3の中央部に示されるようにIFPにしたがい、いわゆるT.38パケットに変換され、TCP(あるいはUDP)パケット中にカプセル化して交換される。
【0023】
T.38パケットは、TYPEおよびDATAの要素から構成される。DATAの部分は実際の信号の内容であるが、TYPEにはT30IND(T30インジケータ)、信号の変調方式を示すT30_DATA TYPE、DATAとして送信される信号がHDLCフォーマットであることを示すためのHDLC_XXXなどがある(T.38勧告7.2)。
【0024】
図4は本発明を採用したファクシミリ装置の構成を示している。図4の装置は、図1のファクシミリ装置100(あるいは112)に相当するものである。図4において符号2は、NCU(網制御装置)で、電話網をデータ通信等に使用するためにその回線の端末に接続し、電話交換網の接続制御を行なったり、データ通信路への切り替えを行なったり、ループの保持を行なったりするものである。NCU2は、バス26からの制御に応じて電話回線2aを電話機4側に接続する(CMLオフ)か、電話回線2aをファクシミリ装置側に接続する(CMLオン)。通常状態では、電話回線2aは電話機4側に接続されている。
【0025】
符号6はハイブリッド回路で、送信系の信号と受信系の信号とを分離し、加算回路12からの送信信号をNCU2経由で電話回線2aに送出し、相手側からの信号をNCU2経由で受け取り、信号線6a経由で変復調器8に送るものである。
【0026】
符号8は変復調器であり、ITU−T勧告V.8、V.21、V.27ter、V.29、V.17、V.34に基づいた変調及び復調を行なう。バス26の制御により、各伝送モードが指定される。変復調器8は、バス26からの送信信号を入力し、変調データを信号線8aに出力し、信号線6aに出力されている受信信号を入力し、復調データをバス26に出力する。
【0027】
符号10は、発呼回路であり、バス26からの制御に応じて電話番号情報を入力し、信号線10aにDTMF形式の選択信号を出力する。
【0028】
符号12は、加算回路であり、信号線8aの情報と信号線10aの情報を入力し、加算した結果を信号線12aに出力する。
【0029】
符号14は、原稿から画情報を読み取る読取回路であり、光学読取素子および原稿搬送系から構成され、読み取りデータをバス26に出力する。
【0030】
符号16は、画情報を記録する記録回路であり、バス26に出力されている情報を順次1ライン毎に記録する。記録回路16は、レーザビームプリンタなどの記録機構により構成される。
【0031】
符号18は、メモリ回路であり、RAM(あるいはハードディスクドライブなどのような読み書き可能なメモリ)を含み、後述のCPU22のワーク領域として用いられる。読み取った、あるいは受信した画像データを生データ、あるいは符号化データの形式で格納する他、他の制御データも格納される。メモリ回路18へのアクセスはバス26を介して行なわれる。
【0032】
符号20は、操作部であり、ワンタッチダイヤルキー(ワンタッチキー)、短縮ダイヤル指定キー、テンキー、*キー、#キー、スタートキー、ストップキー、セットキー、両面送信選択キー、その他のファンクションキーがあり、これらのキーの操作情報はバス26に出力される。操作部20には、LCDなどの表示素子から成る表示部が設けられており、装置の動作状態をモニタしたり、各種の設定を行なうユーザーインターフェースに用いられる。操作部20のアクセスはバス26を介して行なわれる。
【0033】
操作部20のワンタッチキー(あるいは短縮ダイヤル指定キーおよびテンキーを用いた短縮ダイヤル操作についても同様)に対しては、図6のように宛先情報を登録できるものとする。図6の場合、ワンタッチキー01、02、03の各宛先は、PSTN経由、インターネットファクシミリ通信(T.37プロトコルによるシンプルモード)、インターネットファクシミリ通信(T.38プロトコルによるリアルタイムモード)によりそれぞれ接続され、登録情報には、これらの接続方式(図6の中央)と、選択情報(図6の右側)が含まれる。なお、図6のテーブル中の登録情報は説明を容易にするために文字により表示したものであって、メモリ中での実際の表現形式は任意であるのはいうまでもない。
【0034】
後述の制御によれば、各宛先との接続方式に応じて、ワンタッチキー01の選択情報は電話番号、ワンタッチキー02の選択情報は電子メールアドレス、ワンタッチキー03の選択情報は電話番号となるよう適切に登録される。図6の宛先情報は、後述の制御により、メモリ回路18の所定領域にテーブルデータとして登録される。
【0035】
符号22は、CPU(中央処理装置)であり、ファクシミリ全体の動作を制御するとともに、ファクシミリ伝送制御手順を実行するが、その制御プログラムは、ROM24に格納される。符号26はCPU22のバスで、アドレスバス、データバスから構成される。
【0036】
図5は本発明を採用したファクシミリゲートウェイ装置の構成を示している。図5の装置は、ファクシミリ装置と接続するためのPSTNインターフェースと、インターネット(IPネットワーク)に接続するためのネットワークインターフェースを有し、PSTNインターフェース側のファクシミリ装置とはG3ファクシミリ手順により通信し、インターネット(IPネットワーク)を介して相手のファクシミリゲートウェイと通信する装置である。図5の装置は、図1のゲートウェイ104または108に対応し、エミッティングゲートウェイまたはレシービングゲートウェイとして動作する。
【0037】
図5において符号202は、NCU(網制御装置)で、電話網をデータ通信等に使用するためにその回線の端末に接続し、電話交換網の接続制御を行ったり、データ通信路への切り換えを行ったり、ループの保持を行なったりするためのものである。また、NCU202は、バス226からの制御に基づき電話回線202aをオープンに(CMLオフ)したり、電話回線202aをファクシミリ装置側に接続(CMLオン)する制御を行なう。なお、通常状態では電話回線202aは、オープンである。
【0038】
符号206は、ハイブリッド回路であり、送信系の信号と受信系の信号とを分離し、加算回路212からの送信信号をNCU202経由で電話回線202aに送出し、相手側からの信号をNCU202経由で受取り、信号線206a経由で変復調器208に送る。
【0039】
符号208は、ITU−T勧告V.8、V.21、V.27ter、V.29、V.17、V.34に基づいた変調及び復調を実行可能な変復調器であり、バス226から制御することによりこれらの各伝送モードを選択できる。変復調器208は、バス226からの送信信号を入力し、変調データを信号線208aに出力し、信号線206aに出力されている受信信号を入力し、復調データをバス226に出力する。
【0040】
符号210は、発呼回路であり、バス226からの信号により、電話番号情報を入力し、信号線210aにDTMFの選択信号を出力する。符号212は、加算回路であり、信号線208aの情報と信号線210aの情報を入力し、加算した結果を信号線212aに出力する。
【0041】
符号202から212のブロックは電話回線202a(PSTN回線1)と接続するための回線インターフェース(1)230を構成する。本実施形態では、この他に回線インターフェース(1)230と同様に構成された電話回線(PSTN回線2)214aと接続するための回線インターフェース(2)214、および電話回線(PSTN回線3)216aと接続するための回線インターフェース(3)216が設けられ、これらの回線インターフェースの接続制御はバス226を介してCPU222により実行される。
【0042】
符号218は、メモリ回路であり、メモリ(RAM)などの記憶素子から構成され、ワーク用領域として、また、読取り画像データの生情報、あるいは、符号化した情報を格納したり、また、受信情報、あるいは、復号化した情報等をバス226を介して格納するために使用する。
【0043】
符号220は、ネットワークカードであり、信号線220aを介して、インターネットに接続される。ネットワークのハードウェアアーキテクチャは任意であるが、ネットワークカード220はたとえばイーサネット(商標名)インターフェースカードなどから構成される。
【0044】
符号222は、CPU(中央処理装置)であり、ファクシミリゲートウェイ全体を制御するとともに、ファクシミリ装置とのファクシミリ伝送制御手順、また、ゲートウェイ間での通信手順などを実行する。CPU222の制御プログラムはROM224に格納される。CPU222はバス226を介して上記の各ブロックと接続される。
【0045】
符号224はROMであり、後述の通信制御を実行するためのCPU222の制御プログラムが格納されている。もちろん、ROM224には、CPU222のプログラムとして勧告T.38によるインターネットファクシミリ通信、およびTCP/IPおよびUDP/IPのためのプロトコルスタックが格納されているものとする。
【0046】
次に上記構成における動作につき説明する。本発明では、図4のファクシミリ装置において操作部20のワンタッチキーに対する宛先登録時、あるいは直接ダイアリングによる発呼時に、宛先に対する接続方式に応じて適切な選択情報が用いられるように制御する。
【0047】
図7〜図12は図4のファクシミリ装置(発呼側のクライアントファクシミリ装置)のCPU22の制御手順を示している。各図の丸数字のフローはその位置で相互に連続しているものとする。
【0048】
図7において、ステップS0は、所定のリセット操作などにより開始される処理の始めを示している。ステップS2では、バス26を介してメモリ回路18をイニシャライズし、ステップS4ではバス26を介して、操作部20の表示部をイニシャライズ(クリア)する。
【0049】
ステップS6では、バス26を介してNCU2のCMLをオフとし、回線2aを電話機4側に接続する。
【0050】
ステップS8では、バス26を介して操作部20の操作情報を入力し、ファクシミリゲートウェイの電話番号の登録が選択されたか否かを判定する。ステップS8が肯定された場合にはステップS10に進み、バス26を介してメモリ18にファクシミリゲートウェイの電話番号、例えば03−3111−2222を登録し、ステップS8が否定された場合にはステップS12に進む。
【0051】
ステップS12では、バス26を介して操作部20の操作情報を入力し、ワンタッチダイヤルの登録処理が選択されたか否かを判定し、ステップS12が肯定された場合にはステップS14に進み、ステップS12が否定された場合には図10のステップS34に進む。
【0052】
ステップS14では、ワンタッチダイヤルの登録処理を行なう。ここでは、バス26を介して操作部20の表示部を制御し「インターネット経由のファクシミリ通信の宛先ですか」と表示する。以下、この種の質問表示に対して、ユーザは操作部20で行なえる適当な操作(たとえば「選択」キーと「キャンセル」キーのような操作)により応答するものとする。
【0053】
図8のステップS16では、バス26を介して操作部20の操作情報を入力し、インターネット経由のファクシミリ通信の宛先であるか否かを判定し、ステップS16が肯定された場合にはステップS18に進み、ステップS18が否定、つまり、PSTN経由でのみ接続される宛先、とユーザが応答した場合は図9のステップS30に進む。
【0054】
ステップS18では、バス26を介して操作部20の表示部を制御し「インターネット経由のファクシミリ通信の通信方法を選択してください」と表示する。ここではメニューなどにより、少なくとも「ITU−T勧告T.37のシンプルモード」、「ITU−T勧告T.38のリアルタイムモード」を選択できるように表示を行なう。
【0055】
ステップS20ではバス26を介して操作部20の操作情報を入力する。そして、ユーザの選択したインターネット経由のファクシミリ通信の通信方法がITU−T勧告T.38のリアルタイムモードの場合はステップS22へ、ITU−T勧告T.37のシンプルモードの場合は図9のステップS26に移行する。
【0056】
ITU−T勧告T.38のリアルタイムモードの場合、ステップS22においてバス26を介して操作部20の表示部を制御し「通信宛先情報として電話番号を入力してください」と表示する。
【0057】
ステップS24では、バス26を介して操作部20から入力される電話番号を取り込み、図6のテーブルに登録する。ここでは、図6のワンタッチキー03のようにインターネット(リアルタイムモード)、03−1234−5678と登録し、ステップS6に復帰する。
【0058】
一方、ITU−T勧告T.37のシンプルモードの場合は、図9のステップS26においてバス26を介して操作部20の表示部に「通信宛先情報としてメールアドレス情報を入力してください」と表示する。そして、ステップS28は、バス26を介して操作部20から入力されるメールアドレス情報を取り込み、ワンタッチダイヤルメモリ18に登録する。ここでは、図6のワンタッチキー02のようにインターネット(シンプルモード)、xxx@yyy.co.jpなどのように登録し、ステップS6に復帰する。
【0059】
一方、ステップS16でPSTN経由でのみ接続される宛先、とユーザが応答した場合はステップS30において、バス26を介して、操作部20の表示部を制御し「通信宛先情報として電話番号情報を入力して下さい」と表示する。
【0060】
ステップS32では、バス26を介して操作部20から入力される電話番号を取り込み、ワンタッチダイヤルメモリ18に登録する。ここでは、図6のワンタッチキー01のように、PSTN、03−3111−1111と登録し、ステップS6に復帰する。
【0061】
ステップS12でワンタッチダイヤルの登録処理が選択されていなかった場合は、図10のステップS34において、バス26を介して直接ダイヤル(操作部20のテンキーによる)の発呼操作が選択されたか否かを判定する。ステップS34が肯定された場合にはステップS36に進み、ステップS34が否定された場合には図12のステップS78に進む。
【0062】
ステップS36はステップS14と同一の処理で、操作部20の表示部に「インターネット経由のファクシミリ通信の宛先ですか」と表示する。つまり、直接ダイヤルされる宛先が「インターネット経由のファクシミリ通信の宛先」かどうかを尋ねている。ステップS38は、ステップS16と同一の処理で、ユーザの応答がインターネット経由のファクシミリ通信の宛先であるか否かを判定する。ここでユーザの応答が、直接ダイヤルされる宛先に対するインターネット経由のファクシミリ通信である場合にはステップS40に進み、同宛先にPSTNで接続する場合はステップS68(図12)に進む。
【0063】
ステップS40はステップS18と同一処理で、操作部20の表示部に「インターネット経由のファクシミリ通信の通信方法を選択してください」と表示する。そして、ステップS42でユーザの応答を入力する。ステップS42は、ステップS20と同一処理で、ユーザの応答が勧告T.38のリアルタイムモードなら、ステップS44に進み、勧告T.37のシンプルモードなら図11のステップS56に進む。
【0064】
勧告T.38のリアルタイムモードの直接ダイヤルが行なわれると、ステップS44に進む。ステップS44はステップS22と同一処理で、操作部20の表示部に「通信宛先情報として電話番号を入力してください」と表示し、ステップS46で電話番号を入力する。
【0065】
ステップS48では、バス26を介してNCU2のCMLをオンとし、回線をハイブリッド回路6側に接続する。ステップS50は、バス26を介して発呼回路10を制御し、ファクシミリゲートウェイ(図1の104)に発呼する。
【0066】
ステップS52は、T.30プロトコルの前手順(あるいは他の適当な手順)によりT.38プロトコルのリアルタイムモードによるファクシミリ通信を行なうことをゲートウェイに通知し、通信宛先として電話番号をゲートウェイに伝達する。
【0067】
ステップS54では、T.38のリアルタイムモードによるファクシミリ通信を実行する。ここでは、ゲートウェイとの間でT.30プロトコルを実行し、ゲートウェイがこれをT.38プロトコルに変換して相手ゲートウェイとの間で中継する。ステップS54の後、処理はステップS6に復帰する。
【0068】
一方、ステップS42でユーザの応答が勧告T.37のシンプルモードの場合は、図11のステップS56においてステップS26と同一の処理を行なう。すなわち、操作部20の表示部に「通信宛先情報としてメールアドレス情報を入力してください」と表示する。そしてステップS58でユーザが操作部20からメールアドレスを入力する。
【0069】
ステップS60では、バス26を介して、NCU2のCMLをオンとし、回線をハイブリッド回路6側に接続し、ステップS62においてバス26を介して発呼回路10を制御しファクシミリゲートウェイ(104)を発呼し、Eメール情報を送信できるようファクシミリゲートウェイ(104)との間にPPPコネクションを生成する。
【0070】
そして、ステップS64でファクシミリゲートウェイに通信宛先のメールアドレスを通知し、ステップS66でT.37プロトコルによるシンプルモードによるファクシミリ通信を行なう。ここではファクシミリゲートウェイ(104)がSMTPのメールサーバとして機能する(ただし別のメールサーバを用いてもよい)。ここでは、送信すべき画像情報はTIFF形式の画像データに変換され、その画像ファイルがEメールテキストにMIME形式で格納され、送信される。通信宛先のメールアドレスは、メールのヘッダ情報などとしてメールサーバに伝達される。ステップS66終了後、処理はステップS6に復帰する。
【0071】
一方、ステップS38で、直接ダイヤルされる宛先にPSTNで接続する場合は図12のステップS68において、ステップS30と同様に操作部20の表示部に「通信宛先情報として電話番号情報を入力して下さい」と表示する。そして、ステップS70で操作部20から電話番号を入力し、ステップS72では、バス26を介して、NCU2のCMLをオンとし、回線をハイブリッド回路6側に接続し、ステップS74で目的の宛先(図1のファクシミリ装置113)の電話番号を(PSTN交換機に対して)送出する。宛先と接続後、ステップS76においてT.30プロトコルによりG3ファクシミリ通信を行ない、その後、ステップS6に復帰する。
【0072】
また、ステップS34において直接ダイヤル(操作部20のテンキーによる)の発呼操作が選択されていなかった場合はステップS78において、バス26を介して操作部20の操作情報を入力し、ワンタッチダイヤルによるファクシミリ通信が選択されたか否かを判定し、ステップS78が肯定された場合にはステップS82に進むが、ステップS78が否定された場合にはステップS80に進み、その他の処理(原稿のコピーなど)を実行する。
【0073】
ステップS82では、メモリ18に図6のように登録されているワンタッチダイヤル情報から接続方式を判定する。ここで、宛先とPSTNで接続する場合はステップS70(図12)に進む。また、宛先とインターネット経由で接続するのであればステップS84に進む。
【0074】
インターネット経由の場合、ステップS84において、さらにメモリ18のワンタッチダイヤル情報(図6)からT.37プロトコルのシンプルモードを用いるべきか否かを判定する。T.37プロトコルのシンプルモードを用いる場合はステップS58(図11)に進み、このステップS84が否定された場合、すなわちT.38のリアルタイムモードを用いる場合はステップS46(図10)に進む。
【0075】
なお、上記のステップのうち、ワンタッチキー登録や直接発呼に用いる電話番号あるいはメールアドレスを入力するステップS24、S32、S46、S70、あるいはステップS28、S58などにおいては、操作入力された情報が電話番号あるいはメールアドレスであるか否かをチェックする。たとえば電話番号を入力すべきステップでは0〜9、#などの電話番号を構成する情報のみが入力されているか、また、メールアドレスを入力するステップでは、入力文字列がメールアドレスとして不当な形式になっていないかなどをチェックし、適切な電話番号あるいはメールアドレスが入力されていない場合は操作部20で警告(音や表示による)を発生し、入力された情報をワンタッチキー登録や発呼には用いないようにするものとする。これにより確実に必要な宛先の選択情報を入力させることができる。
【0076】
以上のようにして、PSTN接続のファクシミリ通信と、ITU−T勧告T.37あるいはT.38のインターネットファクシミリ通信をサポートする装置において相手局の選択情報を適切に入力させ、また登録できる。特に、それぞれメールアドレス、電話番号と異なる種類の選択情報を用いるべきITU−T勧告T.37あるいはT.38のインターネットファクシミリ通信において、誤まった種類の選択情報を入力、あるいは登録してしまうことがなくなり、確実にPSTN接続のファクシミリ通信、ITU−T勧告T.37あるいはT.38のインターネットファクシミリ通信により相手局と通信することができる。
【0077】
以上では、ITU−T勧告T.38のリアルタイムモードでのファクシミリ通信においてはゲートウェイを用いて最終相手局と接続するものとした。しかし、図1に示したようにT.38プロトコルを直接実行して画像送受信を行なうインターネットファクシミリ装置112aも存在し、このインターネットファクシミリ装置112aの場合は選択情報としてメールアドレス(あるいはホストアドレス)を用いる。
【0078】
インターネットファクシミリ装置112aとの接続もサポートする場合には、図6のテーブルには、ワンタッチダイヤル04の登録情報として、たとえば
インターネット(リアルタイムモード(IAF))、zzz@yyy.co.jp
のような接続方式と、選択情報に関する情報を格納する。このとき、ワンタッチダイヤル03の接続方式は、ゲートウェイを用いる
インターネット(リアルタイムモード(非IAF))
のような登録情報とする。
【0079】
上記インターネットファクシミリ装置112aとの接続もサポートする場合、図7〜図12の制御手順を図13および図14に示すように変更する。
【0080】
ステップS90は、図8のステップS20のT.38リアルタイムモードの選択に相当し、ステップS20でT.38リアルタイムモードが選択されると、ステップS92において、当該の宛先がIAFタイプであるか、すなわちファクシミリゲートウェイ付きファクシミリ端末であるか否かをユーザに指定させる。ここでユーザの指定がIAFタイプであればステップS94に進む。IAFタイプでなければステップS100に進む。
【0081】
ステップS94はステップS26と同一の処理で、操作部20の表示部に「通信宛先情報としてメールアドレス情報を入力してください」と表示する。ステップS96では、バス26を介して操作部20から入力されるメールアドレス情報を取り込み、
インターネット(リアルタイムモード(IAF))、zzz@yyy.co.jp
と図6のテーブルに登録する。続くステップS98は、ステップS6への復帰を表わしている。
【0082】
一方、ステップS92でユーザの指定がIAFタイプでなければステップS100においてステップS22と同一の処理を行なう。すなわち、操作部20の表示部に「通信宛先情報として電話番号を入力してください」と表示する。
【0083】
ステップS102は、ステップS24と同等の処理であるが、ここではインターネット(リアルタイムモード(非IAF))、03−1234−5678と登録し、ステップS6に復帰する。
【0084】
また、図14のステップS104は図10のステップS42での選択がT.38リアルタイムモードであった場合の分岐に相当し、ステップS42でT.38リアルタイムモードが選択されるとステップS106で当該の宛先がIAFタイプであるか、すなわちファクシミリゲートウェイ付きファクシミリ端末であるか否かをユーザに指定させる。ここでユーザの指定がIAFタイプであればステップS110に進み、ここでユーザの指定がIAFタイプでなければステップS108に進む。
【0085】
ステップS110は図9のステップS26と同一の処理で、操作部20の表示部に「通信宛先情報としてメールアドレス情報を入力してください」と表示する。ステップS112は、図11のステップS58からステップS62、つまりメールアドレスの入力、CMLオン、およびゲートウェイへの発呼に相当する。
【0086】
ステップS114では、リアルタイムモードでの通信を行なうこと、および宛先の選択情報としてメールアドレスをゲートウェイに通知する。
【0087】
ステップS116ではステップS54と同等のT.38プロトコルによるリアルタイムモードでのファクシミリ通信を行なう。
【0088】
また、ステップS118は図12のステップS84のNo、つまり、図6のワンタッチダイヤル情報からT.37プロトコルのシンプルモードを用いない(T.38プロトコルによるリアルタイムモードを用いる)、と判定された場合の分岐に相当する。この場合は、ステップS120において図6のワンタッチダイヤル情報から宛先がIAFタイプであるか否かを判定し、宛先がIAFタイプであれば場合には上記のステップS112に進み、宛先がIAFタイプでなければ場合にはステップS122(ステップS46)に進み、直接ダイヤルを用いてT.38プロトコルによるリアルタイムモードを用いてファクシミリ通信を実行する。
【0089】
以上のようにして、インターネットファクシミリ装置112aとの接続もサポートすることができ、ITU−T勧告T.37あるいはT.38のインターネットファクシミリ通信において、誤まった種類の選択情報を入力、あるいは登録してしまうことがなくなり、確実にPSTN接続のファクシミリ通信、ITU−T勧告T.37あるいはT.38のインターネットファクシミリ通信により相手局と通信することができる。特にITU−T勧告T.38のインターネットファクシミリ通信の場合、宛先がゲートウェイ接続型であってもインターネットファクシミリ装置(IAF)であっても、適切な選択情報を入力、あるいは登録することができる。
【0090】
以上ではワンタッチキーに対する選択情報の登録を例に説明したが、短縮ダイヤルデータの登録についても同様の制御が可能であるのはいうまでもない。
【0091】
また、以上では、ファクシミリ装置の構成(図4)として専用機を考えたが、機器のハードウェア形態はこれに限定されるものではなく、たとえばパーソナルコンピュータ、モデム、およびファクシミリ通信ソフトウェアの組合せによりインターネットファクシミリ通信を行なう構成において本発明の通信制御を実施できる。その場合、本発明の通信制御は、ファクシミリ通信ソフトウェアの一部として、あるいはオペレーティングシステムの一部を構成するドライバプログラムやライブラリプログラムなどとして供給することができる。
【0092】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、ファクシミリ通信に用いられる宛先情報をユーザが入力する入力手段と、前記入力手段で入力された宛先情報により特定される宛先に対して、ファクシミリ通信を実行する通信手段を有し、ユーザにより入力された宛先情報の種類に対応する通信経路を用いて複数種類の選択情報のいずれかを用いて宛先を発呼し、異なる通信経路でファクシミリ通信を行なうファクシミリ装置、ファクシミリ装置の制御方法、およびファクシミリ装置の制御プログラムにおいて、前記入力手段により宛先情報をユーザが入力する際、該宛先情報に応じて前記通信手段が実行するファクシミリ通信がIP網を経由して実行される場合は、該ファクシミリ通信が該IP網に接続された最終宛先に対して実行されるべきか、または公衆回線網に接続された最終宛先に対して実行されるべきかを判定し、この判定の結果に基づいて、前記ファクシミリ通信に用いられるべき宛先情報の種類を決定し、該決定した種類の宛先情報を前記ユーザに入力させるよう前記入力手段を制御する構成を採用しているので、ファクシミリ通信、特にITU−T勧告T.38のインターネットファクシミリ通信において、適切な種類の宛先情報をユーザに入力させることができる、という優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】ITU−T勧告T.38およびT.37に基づいたファクシミリ通信系の構成を示したブロック図である。
【図2】図1の構成における通信の様子を示した説明図である。
【図3】図1の構成における通信の様子を示した説明図である。
【図4】本発明を採用したファクシミリ装置の構成を示したブロック図である。
【図5】本発明を採用したファクシミリゲートウェイの構成を示したブロック図である。
【図6】図4のファクシミリ装置におけるワンタッチキー登録情報を示した説明図である。
【図7】図4のファクシミリ装置における通信制御手順を示したフローチャート図である。
【図8】図4のファクシミリ装置における通信制御手順を示したフローチャート図である。
【図9】図4のファクシミリ装置における通信制御手順を示したフローチャート図である。
【図10】図4のファクシミリ装置における通信制御手順を示したフローチャート図である。
【図11】図4のファクシミリ装置における通信制御手順を示したフローチャート図である。
【図12】図4のファクシミリ装置における通信制御手順を示したフローチャート図である。
【図13】図4のファクシミリ装置における異なる通信制御手順を示したフローチャート図である。
【図14】図4のファクシミリ装置における異なる通信制御手順を示したフローチャート図である。
【符号の説明】
2 NCU
4 電話機
6 ハイブリッド回路
8 変復調器
10 発呼回路
12 加算回路
14 読取回路
16 記録回路
18 メモリ回路
20 操作部
22 CPU
24 ROM
26 バス
100、112、113 ファクシミリ装置
106 IPネットワーク
104、108 ファクシミリゲートウェイ
112a インターネットファクシミリ装置(IAF)
202 NCU
206 ハイブリッド回路
208 変復調器
210 発呼回路
212 加算回路
214 回線インターフェース(2)
216 回線インターフェース(3)
218 メモリ
220 ネットワークカード
222 CPU
224 ROM
230 回線インターフェース(1)

Claims (12)

  1. ユーザにより入力された宛先情報の種類に対応する通信経路を用いてファクシミリ通信を行なうファクシミリ装置において、
    前記ファクシミリ通信に用いられる宛先情報をユーザが入力する入力手段と、
    前記入力手段で入力された宛先情報により特定される宛先に対して、前記ファクシミリ通信を実行する通信手段と、
    前記入力手段により宛先情報をユーザが入力する際、該宛先情報に応じて前記通信手段が実行するファクシミリ通信がIP網を経由して実行される場合は、該ファクシミリ通信が該IP網に接続された最終宛先に対して実行されるべきか、または公衆回線網に接続された最終宛先に対して実行されるべきかを判定し、この判定の結果に基づいて、前記ファクシミリ通信に用いられるべき宛先情報の種類を決定し、該決定した種類の宛先情報を前記ユーザに入力させるよう前記入力手段を制御する制御手段を有することを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 前記制御手段は、前記判定において、前記ファクシミリ通信が前記IP網に接続された最終宛先に対して実行されるべきと判定した場合は、前記入力手段がIP網上で用いられるアドレス情報を入力するよう制御し、前記判定において、前記ファクシミリ通信が前記公衆回線網に接続された最終宛先に対して実行されるべきと判定した場合は、前記入力手段が公衆回線網上で用いられる電話番号を入力するよう制御することを特徴とする請求項1に記載のファクシミリ装置。
  3. 前記制御手段は、ユーザから入力された指示に基づいて前記判定を行なうことを特徴とする請求項1または2に記載のファクシミリ装置。
  4. 前記通信手段が、前記IP網を経由して行なわれるリアルタイムインターネットファクシミリ通信を実行することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のファクシミリ装置。
  5. ファクシミリ通信に用いられる宛先情報をユーザが入力する入力手段と、前記入力手段で入力された宛先情報により特定される宛先に対して、ファクシミリ通信を実行する通信手段を有し、ユーザにより入力された宛先情報の種類に対応する通信経路を用いてファクシミリ通信を行なうファクシミリ装置の制御方法において、
    前記入力手段により宛先情報をユーザが入力する際、該宛先情報に応じて前記通信手段が実行するファクシミリ通信がIP網を経由して実行される場合は、該ファクシミリ通信が該IP網に接続された最終宛先に対して実行されるべきか、または公衆回線網に接続された最終宛先に対して実行されるべきかを判定し、この判定の結果に基づいて、前記ファクシミリ通信に用いられるべき宛先情報の種類を決定し、該決定した種類の宛先情報を前記ユーザに入力させるよう前記入力手段を制御する制御ステップを含むことを特徴とするファクシミリ装置の制御方法。
  6. 前記制御ステップは、前記判定において、前記ファクシミリ通信が前記IP網に接続された最終宛先に対して実行されるべきと判定した場合は、前記入力手段がIP網上で用いられるアドレス情報を入力するよう制御し、前記判定において、前記ファクシミリ通信が前記公衆回線網に接続された最終宛先に対して実行されるべきと判定した場合は、前記入力手段が公衆回線網上で用いられる電話番号を入力するよう制御することを特徴とする請求項に記載のファクシミリ装置の制御方法。
  7. 前記制御ステップは、ユーザから入力された指示に基づいて前記判定を行なうことを特徴とする請求項5または6に記載のファクシミリ装置の制御方法。
  8. 前記通信手段が、前記IP網を経由して行なわれるリアルタイムインターネットファクシミリ通信を実行することを特徴とする請求項5から7のいずれか1項に記載のファクシミリ装置の制御方法。
  9. ファクシミリ通信に用いられる宛先情報をユーザが入力する入力手段と、前記入力手段で入力された宛先情報により特定される宛先に対して、ファクシミリ通信を実行する通信手段を有し、ユーザにより入力された宛先情報の種類に対応する通信経路を用いてファクシミリ通信を行なうファクシミリ装置の制御プログラムにおいて、
    前記入力手段により宛先情報をユーザが入力する際、該宛先情報に応じて前記通信手段が実行するファクシミリ通信がIP網を経由して実行される場合は、該ファクシミリ通信が該IP網に接続された最終宛先に対して実行されるべきか、または公衆回線網に接続された最終宛先に対して実行されるべきかを判定し、この判定の結果に基づいて、前記ファクシミリ通信に用いられるべき宛先情報の種類を決定し、該決定した種類の宛先情報を前記ユーザに入力させるよう前記入力手段を制御する制御ステップを含むことを特徴とするファクシミリ装置の制御プログラム。
  10. 前記制御ステップは、前記判定において、前記ファクシミリ通信が前記IP網に接続された最終宛先に対して実行されるべきと判定した場合は、前記入力手段がIP網上で用いられるアドレス情報を入力するよう制御し、前記判定において、前記ファクシミリ通信が前記公衆回線網に接続された最終宛先に対して実行されるべきと判定した場合は、前記入力手段が公衆回線網上で用いられる電話番号を入力するよう制御することを特徴とする請求項に記載のファクシミリ装置の制御プログラム。
  11. 前記制御ステップは、ユーザから入力された指示に基づいて前記判定を行なうことを特徴とする請求項9または10に記載のファクシミリ装置の制御プログラム。
  12. 前記通信手段が、前記IP網を経由して行なわれるリアルタイムインターネットファクシミリ通信を実行することを特徴とする請求項9から11のいずれか1項に記載のファクシミリ装置の制御プログラム。
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