JP4239912B2 - ファクシミリ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、SIP(Session Initiation Protocol)等の呼制御プロトコルを利用して、画像データ及びテキストデータの送受信を行うファクシミリ装置に関する。
近年、IP電話通信、電子メール通信など、IP網を通じて種々のデータ通信を行う通信装置が普及しており、音声データと画像データの両方についてデータ通信を行うファクシミリ装置も提案されている。例えば、特許文献1に開示されているように、IP電話通信機能とITU−T勧告T.38に準拠したIPファクシミリ通信機能を備え、IP電話通信とIPファクシミリ通信による送受信を同時に行うことができるファクシミリ装置がある。
特開2002−101256号公報
ところが、特許文献1に係るファクシミリ装置では、相手先と画像データを送受信しながら通話をすることができるものの、画像データを送受信しながら、ユーザが任意に文字情報を指定してそれを相手先とリアルタイムにやり取りすることができなかった。そのため、漢字の形態、メールアドレスなどのように通話で説明し難い情報を相手先に伝える場合に不便であった。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、相手先と画像データを送受信しながら、ユーザが任意に指定した文字情報をも同相手先とリアルタイムに送受信することができるファクシミリ装置を提供することを目的とする。
請求項1記載のファクシミリ装置は、呼制御プロトコルにより確立したメディアセッションで画像データを送受信する画像データ送受信手段と、前記メディアセッションが確立され、前記画像データが送受信されている状態で、前記呼制御プロトコルのメソッドにより受信したテキストデータを出力する出力手段と、を備えることを特徴としている。
請求項2記載のファクシミリ装置は、請求項1記載のファクシミリ装置において、前記出力は、表示出力であることを特徴としている。
請求項3記載のファクシミリ装置は、呼制御プロトコルにより確立したメディアセッションで画像データを送受信する画像データ送受信手段と、前記メディアセッションが確立され、前記画像データが送受信されている状態で、前記呼制御プロトコルのメソッドにより受信したテキストデータの送信元に対して、返信すべきテキストデータを指定するテキストデータ指定手段と、指定されたテキストデータを前記送信元に返信するテキストデータ返信手段と、を備えることを特徴としている。また、請求項4記載のファクシミリ装置は、請求項3記載のファクシミリ装置において、前記呼制御プロトコルのメソッドにより受信したテキストデータを出力する手段を備えることを特徴としている。
請求項1又は2記載のファクシミリ装置によれば、画像データの受信とは別個独立したタイミングで送信側から送出されたテキストデータを受信することができる。更に、受信したテキストデータが出力されるので、原稿の画像データを送受信しながら或いは原稿の画像データの送受信と前後して相手から受信したテキストデータの内容をリアルタイムに確認することができる。また、従来のハンドセット付きG3ファクシミリ装置などでは、原稿の画像データを送受信した後、切換操作を行って相手先と原稿の内容について通話することができたが、通話で聞き取り難い情報、例えば漢字の形態、メールアドレスなど、を間違いなく相手先から伝え聞くことが困難であった。しかし、本発明によればそのような問題は解決される。
請求項3記載のファクシミリ装置によれば、受信したテキストデータの送信元に対してメッセージを返信する場合に、送信元の宛先情報(IP電話番号等)は自動的に指定されるので、ユーザは送信元の宛先情報の指定操作を行うことなくテキストデータの返信を迅速に行うことができる。
以下本発明の第1の実施の形態に係るファクシミリ装置として、呼制御プロトコルを利用して原稿の画像データを送信するIPファクシミリ通信機能、G3ファクシミリ通信機能、クライアント装置からの要求に応じて前記各種のファクシミリ通信を行うファクシミリサーバ機能等を備える複合機型のファクシミリ装置を例に挙げて説明する。
図1にファクシミリ装置1の構成例を示す。すなわち、ファクシミリ装置1は、CPU(中央処理装置)2、ROM(リードオンリーメモリー)3、RAM(ランダムアクセスメモリー)4、画像メモリ5、モデム6、NCU7、コーデック8、読取部9、記録部10、表示部11、操作部12、LANインタフェース13を備え、各部2乃至13はバス14によって接続されている。
CPU2は、ROM3に格納された制御プログラムに従って、このファクシミリ装置1を構成する各部を制御する制御手段として機能する。RAM4は、CPU2の主メモリ、ワークエリア等として機能する。また、RAM4には、短縮番号やワンタッチキーに対応付けられた宛先ファクシミリ番号、宛先IP電話番号等を格納する電話帳4aが記憶されている。さらに、宛先IP電話番号(宛先情報)や送信する原稿の種別(送信する画像データの種別)と対応付けてテキストデータが登録されている。例えば、図2に示すように、宛先IP電話番号ごとにテキストデータを登録(記憶)する第1テーブル4b、図3に示すように、送信する原稿の種別ごとにテキストデータを登録(記憶)する第2テーブル4cがRAM4に形成されている。なお、テーブル4b、4cの「テキストデータ」欄に示す「メッセージA」、「メッセージB」等は、ユーザが任意に登録したテキストデータを意味する。
画像メモリ5は、コーデック8によって圧縮符号化された画像データ等を記憶する。モデム6は、例えばITU−T(国際電気通信連合)の勧告V.34規格又はこれと同様のものに従った送受信データの変調及び復調を行う。NCU7は、PSTN(公衆交換電話網)15との回線の閉結及び開放の動作を行う回線網制御装置であり、G3ファクシミリ送受信時にモデム6をPSTN15と接続する。コーデック8は、ファクシミリ送信等に際して、画像データを、JPEG方式又はMH、MR、MMR方式等により圧縮符号化し、また、受信した画像データ等を復号する。
読取部9は、原稿の画像データを読取るものであり、例えば、CCDカラーラインセンサ、A/Dコンバータ、画像処理回路等で構成される。記録部10は、給紙カセットから記録紙を取り出して、受信画像データ、読取画像データ等を記録紙上に記録する。表示部11は、例えば操作部12に並設されたLCD(Liquid Crystal Display)からなり、各種の画面情報を表示する。操作部12は、スタートキー、文字入力キー、ファンクションキーなど各種の操作キーを具備し、ユーザによる各種の操作は、この操作部7において行われる。
LANインタフェース13は、ファクシミリ装置1とLAN(ローカルエリアネットワーク)16とを接続するインターフェースであり、これを通じてファクシミリ装置1は、同じくLAN16に接続されたクライアントPC、ルータ19等と通信を行う。更にはルータ19を通じてIP網17上の自装置1と同様のファクシミリ装置18とSIPを利用したIPファクシミリ通信を行う。
上記構成を備えるファクシミリ装置1は、TCP/IP、SIP、RTP(Real-time Transport Protocol)、SDP(Session Description Protocol)などを実装して、SIPによりメディアセッションを確立した上で、例えばRTPにより原稿の画像データを相手先と送受信する。また、SIPメソッド「MESSAGE」を使用して相手先とテキストデータの送受信を行う機能をも備える。画像データの送受信を行うための通信プロトコルは、RTPに限定されず、これに代えてSMTP、HTTP等を採用してもよい。
次に、上記構成及び通信機能を備えるファクシミリ装置1が自装置1と同様の構成及び通信機能を備えるファクシミリ装置とIPファクシミリ通信により画像データ及びテキストデータを送信する際の処理動作について、図4に示すシーケンス図並びに図5及び図6に示すフローチャートに基づいて、より詳細に説明する。なお、これらの図に基づいて説明するファクシミリ装置1の処理動作は、それぞれ、ROM3に格納された制御プログラムに基づいて制御手段であるCPU2が発行する命令に従って実行される。以下説明の便宜のため、発呼側となるファクシミリ装置1を送信機1A、被呼側となるファクシミリ装置1を受信機1Bと称して説明する。
まず、IPファクシミリ通信により送信機1Aと受信機1Bの間で画像データ及びテキストデータが送受信される際の通信手順を図4のシーケンス図に基づいて説明する。送信機1Aにおいて、送信操作がなされると、送信機1Aと受信機1Bの間で、図示するようなメディアセッションを確立するための呼制御セッションが形成される。すなわち、送信機1Aは、SIPサーバ20に対し受信機1BのIP電話番号を指定した、セッション参加リクエスト「INVITE」により受信機1Bの呼出を要求する(T1)。「INVITE」を受けたSIPサーバ20は、送信機1Aから指定されたIP電話番号に対応するIPアドレスを、IP電話番号とIPアドレスの対応付け情報を持つロケーションサーバ(不図示)に問い合わせて、取得した受信機1BのIPアドレスに対して、送信機1Aから受けた「INVITE」を送出することにより呼び出しを行う。SIPサーバ20の呼出しに対して受信機1Bが応答すると、受信機1Bは、「INVITE」を受信し、SIPサーバ20に対して成功応答コード「200」を送出する(R1)。前記成功応答コード「200」を受け取った送信機1Aは、成功応答コード「200」を受け取ったことを示す情報「ACK」をSIPサーバ20を介して受信機1Bに送信する(T2)。その後、送信機1Aと受信機1Bとの間に、メディアセッションが確立され、送信機から受信機1Bへ画像データが送信される。
ユーザにより指定されたテキストデータは(テキストデータの指定については後述する。)、メディアセッションが確立されている間、メディアセッションにおける画像データの送信処理と別個独立したタイミングでSIPメソッド「MESSAGE」によって受信機1Bへ送信される(T3)。すなわち、ユーザにより指定されたテキストデータは、画像データの送信処理と同時に、或いは、前記画像データの送信処理に前後して、SIPメソッド「MESSAGE」によって受信機1Bへ送信される。なお、SIPメソッドは、指定された任意のテキストデータを相手先へ送信することができるものであれば、これに限定されず、その他のメソッドを使用してもよい。
受信機1Bは、送信機1Aから受信した画像データ、テキストデータに対して、それぞれ所定の処理を施す。例えば、受信画像データに対しては、印刷処理、転送処理、画面表示処理等を行い、受信テキストデータに対しては、印刷処理、画面表示処理等を行う。また、受信機1Bにおいて、予めテキストデータと特定の処理動作を対応付けて記憶しておき、受信したテキストデータをコマンドとみなして対応する処理動作を実行するようにしてもよい。
送信機1Aから受信機1Bへの画像データ及びテキストデータの送信処理が完了すると、送信機1Aからセッションの終了を要求する「BYE」がSIPサーバ20を介して受信機1Bへ送信され(T4)、受信機1Bが、成功応答コード「200」をSIPサーバ20を介して送信機1Aへ送信した後(R3)、通信が切断される。
次に、送信機1Aの上記処理動作について、図5及び図6に示すフローチャートに基づいて更に詳細に説明する。
送信機1Aにおいて、宛先電話番号(宛先情報)が、直接入力指定され、あるいは、短縮・ワンタッチ機能を利用して指定されると(S1)、指定された宛先電話番号からIPファクシミリ送信を行うか、G3ファクシミリ送信を行うかが判断される(S2)。該判断は、例えば電話番号の特定の桁に基づいて行われる。
G3ファクシミリ送信を行うと判断した場合は(S2:NO)、送信開始操作(スタートキーの押下など)があった後(S3:YES)、原稿の画像データをG3ファクシミリ通信により指定された電話番号の相手先装置へ送信する(S4)。
IPファクシミリ送信を行うと判断した場合は(S2:YES)、テキストデータを送信するか否かの指示をユーザに求めるための処理動作として、例えば「テキストデータも送信しますか?」等の問合せ表示を行うとともに、その問合せ表示に対する肯定/否定指示操作(例えばY/Nの操作部12からの入力)を受付ける。そして、肯定指示操作が行われたことによりテキストデータも送信すると判断した場合に(S5:YES)、ユーザの所定操作によりテキストデータが指定される(S6)。
ユーザによるテキストデータの指定は、前記S1で指定されたIP電話番号に対応付けて第1テーブル4bに登録されたテキストデータからの選択、原稿の種別に対応付けて第2テーブル4cに登録されたテキストデータからの選択、又はユーザが直接文字等を入力操作することにより行われる。より具体的には、送信機1Aは、前記S5で肯定判断をした後、例えば図7に示すような、テキストデータの指定方式を選択するための画面22を表示部11に表示する(S101)。該画面22においては、「IP電話番号に対応付けて登録したテキストデータから選択する。」、「原稿種別に対応付けて登録したテキストデータから選択する。」、「直接入力する。」等の選択可能な項目が表示される。所定操作により何れかの項目が選択されると、それぞれ対応する画面23、24、25が表示部11に表示される。
「IP電話番号に対応付けて登録したテキストデータから選択する。」と表示された項目が選択されると(S102:宛先対応)、第1テーブル4bにおいて前記S1で指定されたIP電話番号に対応付けて記憶されているテキストデータを選択可能に表示するテキストデータ選択画面23が表示部11に表示される(S103)。該画面23において表示されたテキストデータの何れかが所定操作により選択されると、その選択結果が、後にテキストデータが送信されるまで、RAM4に記憶される(S104)。
「原稿種別に対応付けて登録したテキストデータから選択する。」と表示された項目が選択されると(S102:原稿種別対応)、第2テーブル4cに登録されている原稿種別を選択可能に表示する原稿種別選択画面24が表示部11に表示される(S105)。該画面24において表示された原稿種別の何れかが所定操作により選択されると、その選択結果が、後にテキストデータが送信されるまで、RAM4に記憶される(S106)。
「直接入力する。」と表示された項目が選択されると(S102:直接入力)、例えば図示するようなテキストデータの入力画面25を表示部11に表示し(S107)、操作部11のキー操作等によりテキストデータが直接入力操作された場合に、その入力されたテキストデータが後に送信されるまで記憶される(S108)。
前記S6の処理動作を実行した後又は前記S5において否定判断した後、送信開始指示操作(スタートキーの押下など)がなされると(S7)、送信機1Aは、受信機1Bとの間で前記T1、T2等の呼制御セッションを形成して、メディアセッションを確立した上で(S8)、原稿の画像データの送信処理を行う(S9)。ここで送信される原稿の画像データは、読取部9によって読取られた原稿の画像データ、クライアントPCからファクシミリ送信命令とともに受け取った画像データ、予め自装置1に蓄積された画像データ等である。
そして、前記S5で肯定判断をした場合は(S10:YES)、前記S104、S106又はS108において記憶した選択結果又は入力されたテキストデータに基づいて、指定された送信すべきテキストデータを読み出す。すなわち、S104の処理動作を実行した場合は、選択された宛先IP電話番号に対応付けられたテキストデータから選択されたものを、指定されたテキストデータとして、SIPメソッド「MESSAGE」により受信機1Bへ送信する(S11)。S106の処理動作を実行した場合は、選択された原稿種別(画像データの種別)に対応付けられたテキストデータを、指定されたテキストデータとして、SIPメソッド「MESSAGE」により受信機1Bへ送信する(S11)。S108の処理動作を実行した場合は、入力されたテキストデータを指定されたテキストデータとして、SIPメソッド「MESSAGE」により受信機1Bへ送信する(S11)。その後、セッション終了を要求する「BYE」を送出して受信機1Bとの間の通信を切断する。一方、前記S5で否定判断をした場合は(S10:NO)、前記S11の処理動作を行わずに「BYE」を送出して通信を切断する(T4)。
なお、第1の実施の形態においては、S9の画像データの送信処理を行った後、S11のテキストデータの送信処理を行っているが、S9の画像データの送信処理を行う前に、S10及びS11の処理動作を行って、テキストデータの送信処理を行うようにしてもよい。また、S9の画像データを送信処理をしながら、S10及びS11の処理動作を行って、テキストデータを送信するようにしてもよい。
また、第1の実施の形態においては、テキストデータを宛先IP電話番号や原稿種別と対応させて記憶しているが、テキストデータを他の情報と対応付けずに独立した形でRAM4の所定領域に複数登録しておき、前記S6において、登録されたそれらのテキストデータを選択可能に表示部11に表示し、選択されたものを指定された送信すべきテキストデータとして前記S11において送信するようにしてもよい。
つぎに、本発明の第2の実施の形態に係るファクシミリ装置について、図8及び図9に示すフローチャート並びに図10に示すシーケンス図に基づいて説明する。以下の説明においては、第1の実施の形態に係るファクシミリ装置との相違点について主に説明し、第1の実施の形態に係るファクシミリ装置と同様の構成及び処理動作については、図面において同一符号を付してその説明を省略する。なお、説明の便宜のため、第2の実施の形態においても、発呼側となるファクシミリ装置30を送信機30A、被呼側となるファクシミリ装置30を受信機30Bと称して説明する。また、図10、図13に例示するテキストデータの内容Mは、紙面の都合上、ヘッダ情報を省略して図示している。
前記T3で送信機30Aから受信機30BがSIPメソッド「MESSAGE」によりテキストデータを受信すると(S201:YES)、受信機30Bは応答コード「200」の返信を行うとともに(R2)、受信したテキストデータの表示及びテキストデータを受信した旨の報知を行う(S202)。受信テキストデータの表示は、図10に例示する画面31のように、「MESSAGE」により受信したテキストデータを抽出してそれを表示部11に表示することによって行う。前記報知は、その旨をユーザに知らせるものであればよく、例えば、ファクシミリ装置30に特定の報知音を発音する発音手段(不図示)を設けて、テキストデータを受信したとき、つまり「MESSAGE」を受信したときに前記報知音を発生させる。あるいは、表示部11に表示したテキストデータ(画面31)を点滅表示することにより前記報知を行うようにしてもよい。このように報知動作をすることにより、テキストデータの受信があったことがより明確にユーザに知らされる。
つぎに、受信機30Bは、テキストデータの送信元である送信機30Aに対して返信するか否かの指示をユーザに求めるための処理動作を実行する。例えば図10に示す画面31のように受信したテキストデータとともに、「このメッセージに対して返信しますか?」等の問合せ表示を行い、その問合せ表示に対する肯定/否定指示操作(例えばY/Nの操作部12からの入力)を受付ける。そして、肯定指示操作が行われたことによりテキストデータを返信すると判断した場合(S203:YES)、後述するユーザの所定操作によりテキストデータが指定される(S204)。否定指示操作が行われた場合は(S203:NO)、テキストデータの返信を行わずに一連の処理動作を終了する。
前記S204のユーザによるテキストデータの指定は、テキストデータの送信元である送信機30AのIP電話番号に対応付けて第1テーブル4bに登録されたテキストデータから選択することにより、あるいは、ユーザが直接文字情報等を入力操作することにより行われる。具体的には、受信機30Bは、前記S203で肯定判断をした後、例えば図11に示すような、テキストデータの指定方式を選択するための画面22Aを表示部11に表示する(S301)。この画面22Aにおいては、「IP電話番号に対応付けて登録したテキストデータから選択する。」及び「直接入力する。」の選択可能な項目が表示され、所定操作により何れかの項目が選択されると、それぞれ対応する後記画面23、25が表示部11に表示される。
「IP電話番号に対応付けて登録したテキストデータから選択する。」と表示された項目が選択されると(S302:宛先対応)、第1テーブル4bにおいて前記S201で受信したテキストデータの発信元である送信機30AのIP電話番号(該IP電話番号は「INVITE」受信時に取得される)に対応付けて記憶されているテキストデータを選択可能に表示するテキストデータ選択画面23を表示部11に表示する(S303)。該画面23において表示されたテキストデータの何れかが所定操作により選択されると、受信機30Bは、選択されたテキストデータを、送信(返信)すべきテキストデータとして指定して(S304)、これをSIPメソッド「MESSAGE」により前記S201で受信したテキストデータの送信元、すなわち送信機30Aに対して返信する(S205、R101)。なお、前記送信元の宛先情報(IPアドレス、IP電話番号等)は、前記S201においてテキストデータとともに取得され、RAM等の記憶手段に一時的に記憶される。そして、前記S205の返信処理においてその宛先情報が読み出されて返信先に指定される。
一方、「直接入力する。」と表示された項目が選択されると(S302:直接入力)、例えば図示するようなテキストデータの入力画面25が表示部11に表示される(S305)。該入力画面25において、操作部11のキー操作等によりテキストデータが直接入力操作されると、受信機30Bは、その入力されたテキストデータを、送信(返信)すべきテキストデータとして指定して(S306)、これをSIPメソッド「MESSAGE」により前記S201で受信したテキストデータの送信元、すなわち送信機30Aに対して返信する(S205、R101)。なお、前記送信元の宛先情報は、前述したように、前記S201において取得されるものが、記憶手段に一時的に記憶され、前記S205の返信処理においてその宛先情報が読み出されて返信先に指定される。
前記R101において受信機30Bから送信されたテキストデータを送信機30Aが受信すると、送信機30Aは、応答コード「200」の返信を行うとともに(T101)、前記したS201以降の処理動作を実行する。すなわち、送信機30Aは、受信機30Bから受信したテキストデータを、例えば図9に示すような画面32として、表示部11に表示する。そして、送信機30Aのユーザにより受信したテキストデータに対して更に返信するためのテキスト指定操作等がなされると(S203:YES、S301乃至S306)、指定されたテキストデータが受信機30Bに対して送信される(S205;該処理動作は図10において不図示。)。
なお、図10においては、画像データの送受信、SIPメソッド「MESSAGE」によるテキストデータの送受信(T3、R101)、SIPメソッド「BYE」の送受信(T4)の順に図示しているが、これは通信手順の一例を示したに過ぎず、通信手順は図示するものに限定されない。例えば、画像データの送受信に先立ってSIPメソッド「MESSAGE」によるテキストデータの送受信を行ったり、SIPメソッド「BYE」が送信されメディアセッションが終了した後に、SIPメソッド「MESSAGE」のやり取りを行ってもよい。
つぎに、受信機30Bが画像データのみを受信し、テキストデータを受信しない場合の処理動作を図12に示すフローチャート及び図13に示すシーケンス図に基づいて説明する。
受信機30BがIPファクシミリの着信、すなわち、前記T1において送信機30Aから送信された「INVITE」を受信すると(S401:YES)、送信機30Aとの間でメディアセッションを確立して画像データの受信処理(例えば印刷処理)を行う(S402)。そして、受信機30Bは、前記S401において「INVITE」とともに受信した送信機30AのIP電話番号を表示部11に表示するとともに、IPファクシミリを着信した旨の報知を行う(S403)。報知は、その旨をユーザに知らせるものであればよく、例えば、ファクシミリ装置30に特定の報知音を発音する発音手段(不図示)を設けて、「INVITE」又は画像データを受信した時に、前記報知音を発生させる。あるいは、表示部11を点滅表示することにより報知するようにしてもよい。これにより、IPファクシミリを着信したこと及び相手先のIP電話番号を適時にユーザに知らせることができる。
次いで、受信機30Bは、送信機30Aに対してメッセージを送信するか否かの指示をユーザに求めるための処理動作として、例えば「メッセージを原稿送信者へ送信しますか?」等の問合せ表示を行うとともに、その問合せ表示に対する肯定/否定指示操作(例えばY/Nの操作部12からの入力)を受付ける。そして、肯定指示操作が行われたことによりテキストデータを送信すると判断した場合(S404:YES)、ユーザの所定操作によりテキストデータが指定される(S405)。ここで、ユーザによるテキストデータの指定は、前記S204と同様の処理動作、即ち、前記S301乃至S306の処理動作が実行されることによって行われる。そして、送信すべきテキストデータとして指定されたものを、SIPメソッド「MESSAGE」により送信機30Aに送信する(S406、R201)。前記S404において、否定指示操作が行われたことによりテキストデータを送信しないと判断した場合は一連の処理動作を終了する。
前記R201において受信機30Bから送信されたテキストデータを送信機30Aが受信すると、送信機30Aは、応答コード「200」の返信を行うとともに(T201)、前記図8に示したS201以降の処理動作を実行する。すなわち、送信機30Aは、受信機30Bから受信したテキストデータを、例えば図13に示すような画面33として表示部11に表示するとともに、テキストデータの受信をした旨の報知を行う(S202)。そして、画面33において、「このメッセージに対して返信しますか?」等の問合せ表示を行い、その問合せ表示に対する肯定/否定指示操作(例えばY/Nの操作部12からの入力)を受付ける。ユーザにより肯定指示操作が行われた場合には、テキストデータを返信すると判断し(S203:YES)、前述したようなユーザの所定操作によるテキストデータの指定処理がなされ(S204、S301乃至S306;該処理動作は図13において不図示)、指定されたテキストデータが受信機30Bへ送信される。一方、送信機30Aにおいて否定指示操作が行われた場合は(S203:NO)、テキストデータの返信を行わずに一連の処理動作を終了する。
なお、図13においては、画像データの送受信、SIPメソッド「MESSAGE」によるテキストデータの送受信(R201)、SIPメソッド「BYE」の送受信(T4)の順に図示しているが、これは通信手順の一例を示したに過ぎず、通信手順は図示するものに限定されない。例えば、画像データの送受信に先立ってSIPメソッド「MESSAGE」によるテキストデータの送受信を行ったり、SIPメソッド「BYE」が送信されメディアセッションが終了した後に、SIPメソッド「MESSAGE」のやり取りを行ってもよい。
以上の説明から明らかなように、第2の実施の形態に係るファクシミリ装置30によれば、原稿の画像データを送受信しながら、相手先とテキストデータを何度でもやり取りすることができる。また、ユーザが返信操作を行う際に、相手先のIP電話番号等の位置情報を指定する必要がないので、操作の簡略化が図られる。
また、受信機は、送信機からテキストデータを受信しない場合にも、簡単な操作でテキストデータを返信することができる。これにより、例えば図13に示すように、宛先間違いによる原稿の画像データを受信した場合に、その旨を文字情報により当該原稿の送信元に知らせることができる。
本発明は、例えば、SIPにより確立したメディアセッションで画像データを送受信するファクシミリ装置に適用することができる。
本発明の実施の形態に係るファクシミリ装置の構成例等を示した図である。 宛先IP電話番号(宛先情報)とテキストデータを対応付けて登録したテーブルの一例を示す図である。 原稿種別とテキストデータを対応付けて登録したテーブルの一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係るファクシミリ装置同士がIPファクシミリ通信を実行する際に形成する通信手順の一例の概略を示したシーケンス図である。 本発明の実施の形態に係るファクシミリ装置がIPファクシミリ送信又はG3ファクシミリ送信する際に実行する処理動作を示したフローチャートである。 テキストデータの指定が行われる際に実行される発呼側ファクシミリ装置の処理動作を示したフローチャートである。 テキストデータの指定が行われる際に発呼側ファクシミリ装置において表示される表示画面の具体例を示した図である。 本発明の第2の実施の形態に係るファクシミリ装置がテキストデータを受信した際に実行する処理動作を示したフローチャートである。 テキストデータの指定が行われる際に実行される本発明の第2の実施の形態に係るファクシミリ装置の処理動作を示したフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係るファクシミリ装置同士がIPファクシミリ通信を実行する際に形成する通信手順の一例の概略を示したシーケンス図である。 テキストデータの指定が行われる際にファクシミリ装置において表示される表示画面の具体例を示した図である。 本発明の第2の実施の形態に係るファクシミリ装置において、IPファクシミリの着信があった場合に実行される被呼側ファクシミリ装置の処理動作を示したフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係るファクシミリ装置同士がIPファクシミリ通信を実行する際に形成する通信手順の一例の概略を示したシーケンス図である。
符号の説明
1、1A、1B、30、30A、30B ファクシミリ装置
2 CPU
3 ROM
4 RAM
4b 宛先情報とテキストデータを対応付けて記憶する第1テーブル
4c 原稿種別とテキストデータを対応付けて記憶する第2テーブル
20 SIPサーバ
23 テキストデータの選択指定画面
24 原稿種別の選択指定画面
25 テキストデータの入力画面
31乃至33 受信したテキストデータの表示画面

Claims (4)

  1. 呼制御プロトコルにより確立したメディアセッションで画像データを送受信する画像データ送受信手段と、前記メディアセッションが確立され、前記画像データが送受信されている状態で、前記呼制御プロトコルのメソッドにより受信したテキストデータを出力する出力手段と、を備えることを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 前記出力は、表示出力であることを特徴とする請求項1記載のファクシミリ装置。
  3. 呼制御プロトコルにより確立したメディアセッションで画像データを送受信する画像データ送受信手段と、前記メディアセッションが確立され、前記画像データが送受信されている状態で、前記呼制御プロトコルのメソッドにより受信したテキストデータの送信元に対して、返信すべきテキストデータを指定するテキストデータ指定手段と、指定されたテキストデータを前記送信元に返信するテキストデータ返信手段と、を備えることを特徴とするファクシミリ装置。
  4. 前記呼制御プロトコルのメソッドにより受信したテキストデータを出力する手段を備えることを特徴とする請求項3記載のファクシミリ装置。
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