JP4930422B2 - 電話装置 - Google Patents

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本発明は、通話要求の送信元と自身との間で通話可能状態を構築することが可能である電話装置に関する。
下記の特許文献1には、ファクシミリ装置と複数の子機が1つの内線網に存在するシステムが開示されている。ファクシミリ装置は、通話要求を受信すると、使用中以外の子機(待機中の子機)に通話要求通知指示を送信する。これにより、待機中の子機が通話要求通知を実行する(鳴動する)。通話要求通知を行なっても、電話に出ることができないことがある。特許文献1にも開示されているように、多くの電話装置は、留守番電話機能を有する。通話要求の送信先において電話に出ることができない場合、通話要求の送信元のユーザは、音声メッセージを残すことができる。
特開2001−24813号公報
留守番電話機能は、広く利用されており、有用な技術である。しかしながら、その技術が必ずしも最善の手法であるとは限らない。通話要求の送信先において電話に出ることができない状況等において、通話要求の送信元のユーザが他の手法を利用してメッセージ等を伝えることができれば、利便性がより向上するものと考えられる。
本明細書では、通話要求の送信元のユーザが、留守番電話ではない他の手法を利用してメッセージ等を伝えることができる技術を提供する。なお、本明細書に開示される技術は、留守番電話機能を排除しているわけではない。即ち、留守番電話機能と上記の他の手法の両方を採用してもよい。
本発明は、通話要求の送信元と自身との間で通話可能状態を構築することが可能である電話装置であり、所定のデータ通信機能によってデータを受信するためのアドレス情報を記憶するアドレス情報記憶手段と、通話要求を受信する通話要求受信手段と、前記電話装置のユーザが前記通話要求に応じて通話を実行するのか否かを判断する通話判断手段と、前記ユーザが前記通話要求に応じて通話を実行しないと判断される場合に、前記通話要求の送信元に対して所定の問い合わせを実行することによって、前記通話要求の送信元が実行可能であるデータ通信機能に関する情報を取得し、その情報に基づいて前記通話要求の送信元が前記所定のデータ通信機能を実行可能であるのか否かを判断する第1判断手段と、第1判断手段によって肯定的に判断されたことを条件として、アドレス情報記憶手段に記憶されているアドレス情報を前記通話要求の送信元に送信するアドレス情報送信手段とを備える電話装置である。
本明細書によって開示される一つの形態の電話装置は、通話要求の送信元と自身との間で通話可能状態を構築することが可能である。この電話装置は、アドレス情報記憶手段と通話要求受信手段と第1判断手段とアドレス情報送信手段とを備える。なお、この電話装置は、一般公衆回線網(PSTN(Public Switched Telephone Network)やISDN(Integrated Services Digital Network))を利用して電話通信を行なうものであってもよいし、IP網を利用して電話通信を行なうものであってもよい。即ち、電話装置は、一般電話であってもよいし、IP電話であってもよい。また、電話装置は、一般公衆回線網とIP網の両方を利用して電話通信を行なうものであってもよい。
アドレス情報記憶手段は、所定のデータ通信機能によってデータを受信するためのアドレス情報を記憶する。上記の「所定のデータ通信機能」という用語は、最も広義に解釈されるべきであり、データを通信するためのあらゆる機能を含む概念である。「所定のデータ通信機能」の例として、ファクシミリ通信機能、電子メール通信機能等を挙げることができる。なお、電話装置自身が上記の所定のデータ通信機能を実行可能であってもよいし、そうでなくてもよい。前者の場合、電話装置自身が上記の所定のデータ通信機能を実行してデータを受信することが可能である。一方において、後者の場合、電話装置以外のデバイスが上記の所定のデータ通信機能を実行してデータを受信することが可能である。通話要求受信手段は、通話要求を受信する。第1判断手段は、通話要求受信手段によって受信された通話要求の送信元が上記の所定のデータ通信機能を実行可能であるのか否かを判断する。アドレス情報送信手段は、第1判断手段によって肯定的に判断されたことを条件として、アドレス情報記憶手段に記憶されているアドレス情報を上記の通話要求の送信元に送信する。なお、アドレス情報送信手段は、例えば、音声データを利用してアドレス情報を送信してもよいし、テキストデータを利用してアドレス情報を送信してもよいし、画像データを利用してアドレス情報を送信してもよい。
上記の電話装置は、通話要求の送信元が上記の所定のデータ通信機能を実行可能であることを条件として、アドレス情報を通話要求の送信元に送信する。この結果、通話要求の送信元のユーザは、通話要求の送信元のデバイスを利用して、上記のアドレス情報を送信先として上記の所定のデータ通信機能を利用してデータ(例えばメッセージ)を送信することができる。
アドレス情報記憶手段は、ファクシミリ機能によってデータを受信するためのファクシミリアドレス情報を記憶してもよい。第1判断手段は、通話要求の送信元がファクシミリ機能を実行可能であるのか否かを判断してもよい。アドレス情報送信手段は、第1判断手段によって肯定的に判断されたことを条件として、アドレス情報記憶手段に記憶されているファクシミリアドレス情報を通話要求の送信元に送信してもよい。この構成によると、通話要求の送信元のユーザは、通話要求の送信元のデバイスを利用して、上記のファクシミリアドレス情報を送信先としてファクシミリデータ(例えばメッセージ)を送信することができる。
電話装置は、ファクシミリデータを受信するファクシミリデータ受信手段と、ファクシミリデータ受信手段によって受信されたファクシミリデータを印刷する印刷手段とをさらに備えていてもよい。この場合、アドレス情報記憶手段は、電話装置自身に設定されているファクシミリアドレス情報を記憶してもよい。この構成によると、通話要求の送信元のユーザは、通話要求の送信元のデバイスを利用して、通話要求の送信先のデバイスに向けてファクシミリデータ(例えばメッセージ)を送信することができる。
アドレス情報記憶手段は、電子メール機能によってデータを受信するための電子メールアドレス情報を記憶してもよい。この電子メールアドレス情報は、電話装置自身に設定されているものであってもよいし、他のデバイス(例えば電話装置のユーザの携帯端末やパーソナルコンピュータ)に設定されているものであってもよい。また、電話装置自身は、電子メール通信機能を実行可能であってもよいし、そうでなくてもよい。アドレス情報送信手段は、通話要求の送信元がファクシミリ機能を実行可能でないと第1判断手段によって判断されたことを条件として、アドレス情報記憶手段に記憶されている電子メールアドレス情報を通話要求の送信元に送信してもよい。なお、通話要求の送信元は、電子メール通信機能を実行可能であってもよいし、そうでなくてもよい。この構成によると、通話要求の送信元がファクシミリ通信機能を実行不可能である場合に、通話要求の送信元に電子メールアドレス情報を送信することができる。通話要求の送信元のユーザは、電子メールアドレス情報を取得することができるために、それを利用して電子メールを送信することができる。通話要求の送信元のユーザが電子メール通信を利用してデータ(例えばメッセージ)を送信することができる。
アドレス情報記憶手段は、複数タイプのデータ通信機能のそれぞれについて、当該タイプのデータ通信機能によってデータを受信するためのアドレス情報を記憶してもよい。この場合、第1判断手段は、通話要求の送信元が上記の複数タイプのデータ通信機能のうちの少なくとも1つを実行可能であるのか否かを判断してもよい。アドレス情報送信手段は、第1判断手段によって肯定的に判断されたことを条件として、通話要求の送信元が実行可能であるタイプのデータ通信機能に対応するアドレス情報を通話要求の送信元に送信してもよい。この構成によると、通話要求の送信元が実行可能であるデータ通信機能に対応するアドレス情報を通話要求の送信元に送信することができる。なお、アドレス情報送信手段は、通話要求の送信元が2つ以上のタイプのデータ通信機能を実行可能である場合に、それらのデータ通信機能に対応する全てのアドレス情報を送信してもよいし、それらのデータ通信機能の中のいくつかに対応するアドレス情報のみを送信してもよい。
アドレス情報記憶手段は、リアルタイム転送式ファクシミリ機能によってデータを受信するための第1ファクシミリアドレス情報と、非リアルタイプ転送式ファクシミリ機能によってデータを受信するための第2ファクシミリアドレス情報とを記憶してもよい。上記の「リアルタイム転送式ファクシミリ機能」は、送信元から送信先に向けてリアルタイムにファクシミリデータを通信(転送)するものであり、伝送手順として「T.30」、「T.38」等を利用する。また、上記の「非リアルタイム転送式ファクシミリ機能」は、ファクシミリデータを電子メールの添付ファイルとして通信するものであり、伝送手順として「T.37」等を利用する。アドレス情報送信手段は、通話要求の送信元がリアルタイム転送式ファクシミリ機能を実行可能であると第1判断手段によって判断されたことを条件として、第1ファクシミリアドレス情報を通話要求の送信元に送信してもよい。アドレス情報送信手段は、通話要求の送信元が非リアルタイム転送式ファクシミリ機能を実行可能であると第1判断手段によって判断されたことを条件として、第2ファクシミリアドレス情報を前記通話要求の送信元に送信してもよい。この構成によると、通話要求の送信元が実行可能であるタイプのファクシミリ通信機能に対応するアドレス情報を通話要求の送信元に送信することができる。
第1判断手段は、通話要求の送信元がリアルタイム転送式ファクシミリ機能を実行可能であるのか否かを判断し、否定的に判断されたことを条件として通話要求の送信元が非リアルタイム転送式ファクシミリ機能を実行可能であるのか否かを判断してもよい。この構成によると、リアルタイム転送式ファクシミリ機能が優先されることになる。従って、通話要求の送信元は、電話装置のデータ通信機能の中で、よりスピーディな手段を用いて、通話要求の送信先のユーザへデータを送信することができる。
第1判断手段は、通話要求の送信元に対して所定の問い合わせを実行することによって通話要求の送信元が実行可能であるデータ通信機能に関する情報を取得し、その情報に基づいて通話要求の送信元が上記の所定のデータ通信機能を実行可能であるのか否かを判断してもよい。この構成によると、通話要求の送信元が上記の所定の通信機能を実行可能であるのか否かを確実に判断することができる。
電話装置は、通話要求受信手段によって通話要求が受信されたことを条件として、通話要求通知を実行する通話要求通知手段をさらに備えていてもよい。なお、「通話要求通知」という用語は、最も広義に解釈されるべきものであり、通話要求が受信されたことをユーザに通知することが可能である様々な手法を含む概念である。例えば、「通話要求通知」の一例として、音を出力すること(鳴動させること)、振動させること、所定の表示を行なうこと、ランプの挙動を変えること等を挙げることができる。電話装置は、通話要求通知手段によって通話要求通知が実行されている間に所定の操作を実行することをユーザに許容する操作手段をさらに備えていてもよい。通話要求通知手段は、操作手段に上記の所定の操作が実行されたことを条件として、通話要求通知を停止してもよい。第1判断手段は、操作手段に上記の所定の操作が実行されたことを条件として、通話要求の送信元が上記の所定のデータ通信機能を実行可能であるのか否かを判断してもよい。この構成によると、通話要求の送信先のユーザは、電話(通話要求通知)に出ることができない場合に、上記の所定の操作を実行することができる。この場合、通話要求通知が停止される。さらに、この場合、通話要求の送信元が上記の所定のデータ通信機能を実行可能であるのか否かが判断され、肯定的な判断結果が得られた場合にアドレス情報が通話要求の送信元に送信される。通話要求の送信先において電話に出ることができない状況において、メッセージ等を伝えるための手法を通話要求の送信元に提供することができる。
第1判断手段は、通話要求受信手段によって通話要求が受信されてから所定時間が経過したことを条件として、通話要求の送信元が上記の所定のデータ通信機能を実行可能であるのか否かを判断してもよい。この構成によると、通話要求の送信先において電話に出ることができない状況において、メッセージ等を伝えるための手法を通話要求の送信元に提供することができる。
第1判断手段は、留守番電話機能がONされていることを条件として、通話要求の送信元が上記の所定のデータ通信機能を実行可能であるのか否かを判断してもよい。この構成によると、通話要求の送信先において電話に出ることができない状況において、留守番電話とそれ以外の手法との両方を通話要求の送信元に提供することができる。
電話装置は、通話要求に含まれる情報に基づいて、通話要求の送信元がテキストデータを受信することが可能であるのか否かを判断する第2判断手段をさらに備えていてもよい。この場合、アドレス情報送信手段は、第1判断手段によって肯定的に判断されたこと、及び、第2判断手段によって肯定的に判断されたことを条件として、アドレス情報記憶手段に記憶されているアドレス情報を含むテキストデータを通話要求の送信元に送信してもよい。この構成によると、テキストデータを利用してアドレス情報を通話要求の送信元に送信することができる。音声データを利用してアドレス情報を通話要求の送信元に送信する場合と比べて、通話要求の送信元のユーザがアドレス情報を確実に取得することができると考えられる。
テキストデータを利用してアドレス情報を通話要求の送信元に送信するタイプの電話装置(以下では「第1電話装置」と呼ぶ)に通信可能に接続される別の電話装置(以下では「第2電話装置」と呼ぶ)も新規で有用ある。この第2電話装置は、第1電話装置に通話要求を送信する通話要求送信手段と、第1電話装置から送信されたアドレス情報を含むテキストデータを受信するアドレス情報受信手段と、アドレス情報受信手段によって受信されたテキストデータに含まれるアドレス情報を表示部に表示する表示制御手段とを備えている。この構成によると、通話要求の送信元(第2電話装置)のユーザは、第1電話装置から送信されたアドレス情報を確実に取得することができる。
上記の第2電話装置は、データ作成手段とデータ送信先入力手段とデータ送信手段をさらに備えていてもよい。表示制御手段は、データ送信先を表示するための領域を有するデータ送信用画面とそれ以外の画面との間で表示部の表示内容を切換えることが可能であってもよい。データ作成手段は、データを作成してもよい。データ作成手段は、例えば、原稿をスキャンすることによってスキャンデータを作成してもよい。データ作成手段は、例えば、ユーザによって入力された文字列に基づいて電子メールデータを作成してもよい。送信先入力手段は、データ作成手段によって作成されたデータが送信されるべきデータ送信先を入力することをユーザに許容してもよい。データ送信先入力手段は、例えば、テンキー等の操作に応じてデータ送信先を入力することをユーザに許容してもよい。送信先入力手段は、例えば、短縮ダイヤルの操作や電話張からの選択操作に応じてデータ送信先を入力することをユーザに許容してもよい。表示制御手段は、データ送信先入力手段に入力されたデータ送信先をデータ送信用画面上の上記の領域に表示してもよい。データ送信手段は、データ作成手段によって作成されたデータをデータ送信用画面上の上記の領域に表示されたデータ送信先に送信してもよい。表示制御手段は、アドレス情報受信手段によってテキストデータが受信されたことを条件として、表示部の表示内容をデータ送信用画面に切換えるとともに、そのデータ送信用画面上の上記の領域に上記のアドレス情報を表示してもよい。この構成によると、第2電話装置は、アドレス情報を含むテキストデータを受信すると、そのテキストデータに含まれるアドレス情報が送信先として設定されているデータ送信用画面を表示することができる。通話要求の送信元(第2電話装置)のユーザは、通話要求の送信先(第1電話装置)から取得されるアドレス情報を第2電話装置に設定する作業を行なう必要がない。
ここでは、以下の実施例に記載の技術の特徴の一部をまとめておく。
(形態1)電話装置は、IP網を利用して電話通信を行なってもよい。
(形態2)電話装置は、SIP(Session Initiation Protocol)を利用して電話通信を行なってもよい。他のプロトコルが利用されてもよい。例えば、「H.323」、「MGCP(Media Gateway Control Protocol)」、「H.248/MEGACO(Media Gateway Control)」等が利用されてもよい。
(形態3)形態2の場合、通話要求は、INVITEコマンドであってもよい。また、SIPのOPTIONSコマンドによって上記の問い合わせが実行されてもよい。また、SIPのMESSAGEコマンドによって上記のアドレス情報が送信されてもよい。この場合、アドレス情報を含むテキストデータが送信されることになる。
(形態4)通話可能状態の間(通話用セッションが切断される前)に上記のアドレス情報を受信しても表示することができない電話装置が存在する可能性がある。このために、通話終了処理(例えばBYEと200OKの通信)が実行された後にアドレス情報が送信されてもよい。この構成によると、通話要求の送信元のデバイスがアドレス情報を確実に表示することができるようになると考えられる。
図面を参照して実施例を説明する。図1は、本実施例のネットワークシステム2を示す。ネットワークシステム2は、複数の多機能機10,60,70とインターネット(IP網)50とSIPサーバ52等を備える。各多機能機10,60,70は、インターネット50に接続されている。各多機能機10,60,70は、インターネット50を利用して電話通信を行なうことが可能である。即ち、各多機能機10,60,70は、IP電話として機能する。各多機能機10,60,70には、ユニークなSIPURIが割り当てられている。SIPサーバ52は、各多機能機10,60,70のSIPURIを記憶している。SIPサーバ52は、インターネット50に接続されている。SIPサーバ52は、SIPを利用して各多機能機10,60,70の間の通信を制御する。
また、各多機能機10,60,70は、インターネット50を利用してファクシミリ通信を行なうことが可能である。なお、本実施例では、各多機能機10,60,70は、リアルタイム方式のファクシミリ通信と非リアルタイム方式のファクシミリ通信のいずれも実行することができる。なお、図1には3つの多機能機10,60,70しか示されていないが、SIPURIが割り当てられている他の多機能機が多数存在する。他の多機能機の中には、リアルタイム方式のファクシミリ通信のみしか実行できないものも存在するし、非リアルタイム方式のファクシミリ通信のみしか実行できないものも存在するし、どちらの方式のファクシミリ通信も実行できないものも存在する。
(多機能機の構成)
多機能機10の構成について説明する。多機能機60,70は、多機能機10と同様の構成を有している。このために、多機能機60,70の詳しい説明は省略する。なお、本実施例では、各多機能機10,60,70が固定電話タイプであるものとして説明する。しかしながら、各多機能機10,60,70は、コードレス電話タイプであってもよい。
多機能機10は、制御部12とネットワークインターフェイス14と記憶部16と操作パネル26と受話器32とスキャナ部38と原稿トレイ40と印刷部42等を有する。制御部12は、記憶部16に記憶されているプログラムに従って、様々な処理を実行する。制御部12が実行する処理の内容については、後で詳しく説明する。ネットワークインターフェイス14は、インターネット50に接続されている。多機能機10は、ネットワークインターフェイス14を介してインターネット50にアクセスすることができる。
記憶部16は、ROM、EEPROM、RAM等によって構成されている。記憶部16は、プログラム記憶領域18とFAXURI記憶領域20と電子メールアドレス記憶領域22とその他の記憶領域24等を有する。プログラム記憶領域18は、制御部12によって実行されるべきプログラムを記憶している。FAXURI記憶領域20は、自身に設定されているFAXURIを記憶している。FAXURI記憶領域20は、リアルタイム方式のFAXURI(SIPURI)20aと非リアルタイム方式のFAXURI(SMTPURI)20bとを記憶している。なお、本実施例では、リアルタイム方式のFAXURI20aは、多機能機10の電話URIとしても機能する。即ち、例えば、多機能機60は、SIPURI20bを宛先として、多機能機10に電話をかけることもできるし、リアルタイム方式のFAXを送信することができる。非リアルタイム方式のFAXURI20bは、リアルタイム方式のFAXURI20aと異なる。
電子メールアドレス記憶領域22は、多機能機10以外のデバイスに設定されている電子メールアドレス22aを記憶している。例えば、電子メールアドレス22aは、多機能機10のユーザが所有する携帯端末に設定されている電子メールアドレスである。多機能機10は、所望の電子メールアドレスを電子メールアドレス記憶領域22に記憶させることをユーザに許容する。記憶領域24は、上記の各記憶領域18,20,22に記憶されるべき情報以外の情報を記憶することができる。また、記憶領域24は、制御部12が処理を実行する過程で生成される様々な情報を一時的に記憶することができる。
操作パネル26は、操作部28と表示部30を有する。操作部28は、複数のキーを有する。ユーザは、操作部28を操作することによって、様々な情報を多機能機10に入力することができる。表示部30は、様々な情報を表示することができる。図2は、操作パネル26の一例の平面図を示す。操作パネル26の中央部に表示部30が配置されている。表示部30の左側に複数のキー(操作部)28a,28b,28cが配置されているとともに、表示部30の右側に複数のキー(操作部)28d,28e,28fが配置されている。図2に示される表示部30には、メインメニュー画面が表示されている。メインメニュー画面は、複数の機能を表示する領域30aを有する。通常の状態(電話やFAXを使用する前の状態)では、メインメニュー画面が表示部30に表示される。
ユーザは、メインメニュー画面が表示されている状態で「TEL」に対応するキー28aを操作することができる。この場合、表示部30の表示内容が、メインメニュー画面から電話をかけるための電話設定画面(図示省略)に切換えられる。ユーザは、例えばテンキー(図示省略)を操作することによって、電話識別情報(例えばSIPURI)を入力することができる。これにより、ユーザは、電話をかけることできる。なお、電話識別情報の入力は、短縮ダイヤルの操作や電話帳からの選択操作によって実行されてもよい。
ユーザは、メインメニュー画面が表示されている状態で「FAX」に対応するキー28bを操作することができる。この場合、表示部30の表示内容が、メインメニュー画面からリアルタイム方式のFAXを送信するためのFAX送信用画面に切換えられる。図3は、FAX送信用画面の一例を示す。FAX送信用画面は、FAX送信を実行するための設定画面であることを示す文字列30bと、FAXが送信されるべき送信先を表示するための領域30cとを含んでいる。ユーザは、FAX識別情報(例えばSIPURI)を入力することができる。この場合、入力されたFAX識別情報が領域30cに表示される。ユーザは、STARTキー28fを操作することによって、リアルタイム方式のFAXを送信することができる。
ユーザは、メインメニュー画面が表示されている状態で「インターネットFAX」に対応するキー28cを操作することができる。この場合、表示部30の表示内容が、メインメニュー画面から非リアルタイム方式のFAXを送信するためのFAX送信用画面(図示省略)に切換えられる。非リアルタイム方式のFAX送信用画面は、図3のFAX送信用画面とほぼ同様である。非リアルタイム方式のFAX送信用画面は、文字列30bが「インターネットFAX」と表示される点が図3のFAX送信用画面と異なる。
なお、図2や図3に示されるCANCELキー28dは、様々な入力情報をキャンセルする際に操作されるキーである。また、ユーザは、電話がかかってきている状態(後述する通話要求通知が実行されている状態)でUSEキー28eを操作することによって、電話に出ないことを選択することができる。この点については、後で詳しく説明する。また、ユーザは、操作部28の図示省略のキーを操作することによって、留守番電話機能のON/OFFを切換えることができる。留守番電話機能のON/OFFがどのようにして利用されるのかについては、後で詳しく説明する。
図1に示される受話器32は、マイク34とスピーカ36を有する。受話器32は、使用していない状態ではフックキーを押し下げている(即ちオンフック状態である)。ユーザは、受話器32を持ち上げることによって、フックキーをオフフック状態にすることができる。ユーザは、こちらから電話をかける際にフックキーをオフフック状態にする(もしくは上記のキー28aを操作する)。次いで、ユーザは、電話識別情報を入力する。これにより、ユーザは、電話をかけることができる。また、ユーザは、電話がかかってきている状態でフックキーをオフフック状態にすることができる。これにより、ユーザは、電話に出ることができる。以下では、電話がかってきている状態でフックキーをオフフック状態にすることを「通話開始操作」と呼ぶ。また、ユーザは、通話可能状態で受話器32を下ろすことによって、フックキーをオンフック状態にすることができる。これにより、ユーザは、電話を切断することができる。以下では、通話可能状態でオンフック状態にすることを「通話終了操作」と呼ぶ。
スキャナ部38は、原稿トレイ40に載置された原稿をスキャンしてスキャンデータを生成する。多機能機10は、スキャンデータをFAXとして外部に送信することができる。また、多機能機10は、スキャンデータを印刷部42で印刷させることもできる。即ち、多機能機10は、コピー機としても機能することができる。
(メイン処理)
続いて、制御部12が実行する処理の内容について説明する。まず、メイン処理の内容について説明する。図4は、メイン処理のフローチャートを示す。制御部12は、INVITEを受信することを監視している(S10)。例えば、多機能機60のユーザは、多機能機10のSIPURI20a(図1参照)を多機能機60に入力することによって、多機能機10に電話をかけることができる。また、例えば、多機能機60のユーザは、多機能機10のSIPURI20aを多機能機60に入力することによって、リアルタイム方式のFAXを多機能機10に送信することもできる。これらのいずれの場合でも、多機能機60からSIPサーバ52にINVITEが送信される。このINVITEは、送信元である多機能機60のSIPURIと、送信先である多機能機10のSIPURIとを含んでいる。SIPサーバ52は、INVITEを受信すると、INVITEを多機能機10に転送する。この場合、制御部12は、S10でYESと判断し、INVITE受信処理を実行する(S12)。INVITE受信処理については、後で詳しく説明する。
制御部12は、メインメニュー画面が表示部30に表示されている状態で「FAX」に対応するキー28b(図2参照)が操作されることを監視している(S14)。ここでYESの場合、制御部12は、表示部30の表示内容をメインメニュー画面からFAX送信用画面(図3参照)に切換える(S16)。次いで、制御部12は、FAXURIを入力するための操作が実行されることを監視する(S18)。S18でYESの場合、制御部12は、S18で入力されたFAXURIが領域30c(図3参照)に記述されているFAX送信用画面を表示する(S20)。次いで、制御部12は、STARTキー28fが操作されることを監視する(S22)。ここでYESの場合、制御部12は、スキャナ部38にスキャンすることを指示する(S24)。これにより、スキャナ部38は、原稿トレイ40に載置されている原稿をスキャンしてスキャンデータを生成する。
次いで、制御部12は、S18で入力されたFAXURI(領域30cに表示されているFAXURI)を送信先としてスキャンデータを送信する(S26)。具体的に言うと、制御部12は、S18で入力されたFAXURIを送信先とするINVITEをSIPサーバ52に送信する。SIPサーバ52は、INVITEを受信すると、S18で入力されたFAXURIにINVITEを転送する。これにより、S18で入力されたFAXURIを有するデバイス(例えば多機能機60)と多機能機10との間で200OK等が通信され、通信セッションが確立される。多機能機10は、通信セッションを利用してスキャンデータ(ファクシミリデータ)を送信することができる。これにより、リアルタイム方式のFAX通信が実現される。
なお、図4のメイン処理では示されていないが、制御部12は、メインメニュー画面が表示部30に表示されている状態で「インターネットFAX」に対応するキー28c(図2参照)が操作されることを監視している。ここでYESの場合、図4のS16〜S26と同様の処理が実行される。ただし、この場合のFAX送信処理(S26)では、S24で生成されたスキャンデータが電子メールの添付ファイルになる。また、多機能機10は、SIPを利用して電子メール(スキャンデータ)を送信するのではなく、SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)を利用する。一般的な電子メール送信処理と同様の処理が実行される。これにより、非リアルタイム方式のFAX通信が実現される。
制御部12は、自身に設定されている非リアルタイム方式のURI20b(図1参照)を送信先として送信された電子メール(即ち非リアルタイム方式のFAX)を受信することができる。具体的に言うと、制御部12は、POP3サーバに定期的にポーリングすることによって、URI20bを送信先とする電子メールの存在の有無を確認する。この結果として電子メールが存在する場合、制御部12は、S28でYESと判断する。この場合、制御部12は、電子メールの添付ファイルを印刷するように印刷部42に指示する(S30)。これにより、印刷部42が添付ファイルを印刷する。非リアルタイム方式のFAXが受信されて印刷されることになる。
制御部12は、ユーザが電話をかけるための操作を実行することを監視している(S32)。例えば、メインメニュー画面が表示部30に表示されている状態で「TEL」に対応するキー28a(図2参照)が操作されると、S32でYESと判断される。また、受話器32が持ち上げられた場合も、S32でYESと判断される。S32でYESの場合、制御部12は、表示部30の表示内容をメインメニュー画面からTEL設定用画面(図示省略)に切換える。次いで、制御部12は、INVITE送信処理を実行する(S34)。INVITE送信処理については、後で詳しく説明する。
(INVITE受信処理)
次いで、図4のS12で実行されるINVITE受信処理について説明する。図5及び図6は、INVITE受信処理のフローチャートを示す。図4のS10で受信されたINVITEは、送信元のSIPURIと、送信先のSIPURI(多機能機10のSIPURI)と、その他の情報(例えばFAXであるのか電話であるのかを示す情報)とを含んでいる。なお、本実施例では、多機能機60から送信されたINVITEが図4のS10で受信されるものとして以下の説明を続ける。制御部12は、図4のS10で受信されたINVITEに含まれる上記の情報に基づいて、リアルタイム方式のFAX送信のためのINVITEであるのか、あるいは、電話通信のためのINVITEであるのかを判断する(S50)。
リアルタイム方式のFAX送信のためのINVITEである場合(S50でYESの場合)、制御部12は、図4のS10で受信されたINVITEに対するレスポンスとして200OKを送信する(S52)。なお、本実施例において「Xに対するレスポンスとしてYを送信する」と記載されている場合、Yは、Xに対するレスポンスであることを特定する情報と、Yの送信元(即ちXの送信先)の情報と、Yの送信先(即ちXの送信元)の情報とを含んでいることを意味する。例えば、「INVITEに対するレスポンスとして200OKを送信する」と記載されている場合、200OKは、INVITEに対するレスポンスであることを特定する情報と、200OKの送信元である多機能機10のSIPURIと、200OKの送信先である多機能機60のSIPURIとを含んでいる。200OKは、SIPサーバ52によって受信される。SIPサーバ52は、200OKを多機能機60に転送する。この結果として、多機能機60は、ファクシミリデータをSIPサーバ52に送信する。SIPサーバ52は、ファクシミリデータを多機能機10に転送する。これにより、ファクシミリデータが多機能機10によって受信される(S54)。制御部12は、ファクシミリデータを印刷するように印刷部42に指示する(S56)。これにより、印刷部42がファクシミリデータを印刷する。リアルタイム方式のFAXが受信されて印刷される。制御部12は、FAX終了処理を実行し(S57)、INVITE受信処理を終了する。
一方において、電話通信のためのINVITEである場合(S50でNOの場合)、制御部12は、通話要求通知を実行する(S58)。具体的に言うと、制御部12は、スピーカ36から音を出力する処理を実行する。これにより、多機能機10のユーザは、通話要求(INVITE)を受信したことを知ることができる(即ち電話がかかってきたことを知ることができる)。次いで、制御部12は、通話開始操作が実行されることを監視する(S60)。ユーザは、受話器32を持ち上げることによって、フックキーをオフフック状態にすることができる。この場合、S60でYESと判断され、S61に進む。
S61では、制御部12は、図5のS58で開始された通話要求通知を終了する。これにより、スピーカ36から音が出力されるのが停止される。次いで、制御部12は、図4のS10で受信されたINVITEに対するレスポンスとして200OKを送信する(S62)。200OKは、SIPサーバ52によって多機能機60に転送される。この結果として、多機能機60は、ACKを送信する。ACKは、SIPサーバ52によって多機能機10に転送される。これにより、RTP通信セッションが確立される。制御部12は、受話器32を利用して通話することができる状態を構築する(S64)。
ユーザは、通話可能状態が構築されている状態で通話終了操作を実行することができる(受話器32を下ろすことができる)。この場合、制御部12は、BYEを送信する。BYEは、SIPサーバ52によって多機能機60に転送される。この結果として、多機能機60は、BYEに対するレスポンスとして200OKを送信する。200OKは、SIPサーバ52によって多機能機10に転送される。これにより、RTP通信セッションが切断される。以下では、上記の「BYEを送信すること」を通話終了処理(S66)と呼ぶ。また、多機能機60において先に通話終了操作が実行された場合、多機能機60は、BYEを送信する。BYEは、SIPサーバ52によって多機能機10に転送される。多機能機10は、BYEに対するレスポンスとして200OKを送信する。200OKは、SIPサーバ52によって多機能機60に転送される。この場合も、RTP通信セッションが切断される。通話終了処理(S66)は、上記の「BYEに対するレスポンスとして200OKを送信すること」も含む。
一方において、S60でNOの場合、図6のS80に進む。S80では、制御部12は、USEキー28e(図2参照)が操作されたのか否かを判断する。ユーザは、電話に出たくない場合(もしくは電話に出ることができない場合)、USEキー28eを操作することができる。この場合、S80でYESと判断され、S86に進む。
S80でNOの場合、制御部12は、図4のS10でINVITEが受信されてから所定時間が経過したのか否かを判断する(S82)。なお、この判断では、図5のS58で通話要求通知処理が開始されてからの時間を基準としてもよい。このようにしても、「INVITEが受信されてから所定時間が経過したのか否かを判断する」ことに等しい。S82でYESの場合、制御部12は、留守番電話機能がONされているのか否かを判断する(S84)。留守番電話機能がONされている場合、S84でYESと判断され、S86に進む。S82でNOの場合、又は、S84でNOの場合、図5のS60に戻る。
S86では、制御部12は、図5のS58で開始された通話要求通知を終了する。これにより、スピーカ36から音が出力されるのが停止される。次いで、制御部12は、自動応答処理を実行する(S88)。自動応答処理については、次に詳しく説明する。
(自動応答処理)
続いて、図6のS88で実行される自動応答処理について説明する。図7〜図9は、自動応答処理のフローチャートを示す。制御部12は、図4のS10で受信されたINVITEの送信元(本実施例では多機能機60)がテキストデータを受信可能であるのか否かを判断する(S100)。この判断は、INVITEのAllowヘッダの内容を参照することによって実行される。INVITEのAllowヘッダは、SIPのMESSAGEコマンドに対応しているのか否かを示す情報を含んでいる。MESSAGEコマンドに対応している場合、S100でYESと判断される。この場合、図8のS120に進む。一方において、MESSAGEコマンドに対応していない場合、S100でNOと判断される。この場合、S102に進む。
S102では、制御部12は、図4のS10で受信されたINVITEに対するレスポンスとして200OKを送信する。200OKは、SIPサーバ52によって多機能機60に転送される。この結果として、多機能機60は、ACKを送信する。ACKは、SIPサーバ52によって多機能機10に転送される。これにより、RTP通信セッションが確立される。次いで、制御部12は、留守番電話用音声データ1を送信する。留守番電話用音声データ1は、留守番電話にメッセージを残すことを促す音声データである。留守番電話用音声データ1は、SIPサーバ52によって多機能機60に転送される。これにより、多機能機60のユーザは、留守番電話に接続されることを知ることができる。制御部12は、多機能機60のユーザのメッセージ(音声データ)を記憶する(S106)。次いで、制御部12は、通話終了処理を実行する(S108)。この処理は、図5のS66と同様である。
図8のS120では、制御部12は、OPTIONSを送信する。OPTIONSは、多機能機60が有する機能に関する情報(以下では「機能情報」と呼ぶ)を送信するように要求するためのコマンドである。OPTIONSは、SIPサーバ52によって多機能機60に転送される。この結果として、多機能機60は、機能情報を送信する。この場合、多機能機60は、486BusyHereも送信する。機能情報及び486BusyHereは、SIPサーバ52によって多機能機10に転送される。多機能機10は、機能情報及び486BusyHereを受信する(S122)。多機能機10は、多機能機60の機能情報を取得することができる。
次いで、制御部12は、図4のS10で受信されたINVITEに対するレスポンスとして200OKを送信する(S124)。200OKは、SIPサーバ52によって多機能機60に転送される。この結果として、多機能機60は、ACKを送信する。ACKは、SIPサーバ52によって多機能機10に転送される。これにより、RTP通信セッションが確立される。次いで、制御部12は、S122で受信された機能情報に基づいて、多機能機60がリアルタイム方式のFAX機能を有しているのか否かを判断する(S126)。S122で受信された機能情報のデータボディ部は、様々な属性データを有している。m属性を示す属性データに「image」と記述されており、かつ、その属性データに「T.38」又は「T.30」の伝送方式が記述されている場合、S126でYESと判断される。この場合、S128に進む。なお、本実施例の多機能機10は、上記の「T.38」及び「T.30」の伝送方式に対応しているものとする。
S128では、制御部12は、留守番電話用音声データ2を送信する。留守番電話用音声データ2は、留守番電話にメッセージを残すことを促す音声データと、リアルタイム方式のFAXURIを送信することを伝える音声データとを含んでいる。制御部12は、多機能機60のユーザのメッセージ(音声データ)を記憶する(S130)。次いで、制御部12は、通話終了処理を実行する(S132)。この処理は、図5のS66と同様である。続いて、制御部12は、FAXURI記憶領域20に記憶されているリアルタイム方式のFAXURI20aと「sipfaxto」という文字列(第1文字列と呼ぶことができる)を含むMESSAGEを送信する(S134)。なお、第1文字列は、MESSAGE本文に冒頭に記述される。MESSAGEは、SIPサーバ52によって多機能機60に転送される。MESSAGEが受信された場合に多機能機60で実行される処理については、後で詳しく説明する(実際には多機能機10を例にして説明する)。通話終了処理(S132)を実行した後に第1文字列を含むMESSAGEを送信することで(S134)、例えば、多機能機60が、通話処理を終了すると、通話中に受信したMESSAGEを消去してしまう機器であっても、確実に、多機能機60に第1文字列を提示することができる。
一方において、S126でNOの場合、図9のS150に進む。S150では、制御部12は、図8のS122で受信された機能情報に基づいて、INVITEの送信元が非リアルタイム方式のFAX機能を有しているのか否かを判断する。機能情報のm属性を示す属性データに「image」と記述されており、かつ、その属性データに「T.37」の伝送方式が記述されている場合、S150でYESと判断される。この場合、S152に進む。なお、本実施例の多機能機10は、上記の「T.37」の伝送方式に対応しているものとする。なお、以下では、図4のS10で受信されたINVITEが多機能機60以外のデバイスであるものとして説明を続ける。
S152では、制御部12は、留守番電話用音声データ3を送信する。留守番電話用音声データ3は、留守番電話にメッセージを残すことを促す音声データと、非リアルタイム方式のFAXURIを送信することを伝える音声データとを含んでいる。制御部12は、INVITEの送信元のユーザのメッセージ(音声データ)を記憶する(S154)。次いで、制御部12は、通話終了処理を実行する(S156)。この処理は、図5のS66と同様である。続いて、制御部12は、FAXURI記憶領域20に記憶されている非リアルタイム方式のFAXURI20bと「mailfaxto」という文字列(第2文字列と呼ぶことができる)を含むMESSAGEを送信する。なお、第2文字列は、MESSAGE本文に冒頭に記述される。MESSAGEは、SIPサーバ52によってINVITEの送信元に転送される。通話終了処理(S156)を実行した後に第2文字列を含むMESSAGEを送信することで(S158)、例えば、多機能機60が、通話処理を終了すると、通話中に受信したMESSAGEを消去してしまう機器であっても、確実に、多機能機60に第2文字列を提示することができる。
一方において、S150でNOの場合、制御部12は、留守番電話用音声データ4を送信する。留守番電話用音声データ4は、留守番電話にメッセージを残すことを促す音声データと、電子メールアドレスを送信することを伝える音声データとを含んでいる。制御部12は、INVITEの送信元のユーザのメッセージ(音声データ)を記憶する(S162)。次いで、制御部12は、通話終了処理を実行する(S164)。この処理は、図5のS66と同様である。続いて、制御部12は、電子メールアドレス記憶領域22に記憶されている電子メールアドレス22aと「mailto」という文字列(第3文字列と呼ぶことができる)を含むMESSAGEを送信する。なお、第3文字列は、MESSAGE本文に冒頭に記述される。MESSAGEは、SIPサーバ52によってINVITEの送信元に転送される。
(INVITE送信処理)
次いで、図4のS34で実行されるINVITE受信処理について説明する。図10は、INVITE送信処理のフローチャートを示す。制御部12は、電話識別情報(SIPURI)が入力されることを監視する(S180)。ここでYESの場合、制御部12は、INVITEを送信する(S182)。このINVITEは、送信元である多機能機10のSIPURIと、送信先のSIPURIとを含んでいる。次いで、制御部12は、OPTIONSを受信したのか否かを判断する(S184)。INVITEの送信先(例えば多機能機60)が図8のS120の処理を実行すると、多機能機10はOPTIONSを受信する。これにより、S184でYESと判断される。この場合、制御部12は、機能情報を送信する(S186)。制御部12は、486BusyHereも送信する。機能情報及び486BusyHereは、SIPサーバ52によってINVITEの送信先に転送される。INVITEの送信先は、機能情報及び486BusyHereを受信する(図8のS122参照)。この場合、INVITEの送信先は、多機能機10からS182で送信されたINVITEに対するレスポンスとして200OKを送信する(図8のS124)。200OKは、SIPサーバ52によって多機能機10に転送される。これにより、多機能機10は、200OKを受信し、S188でYESと判断される。なお、INVITEの送信先が図7のS102の処理を実行することによって200OKを送信した場合も、多機能機10は、200OKを受信する。この場合、OPTIONSを受信することなく、S188でYESと判断されることになる。
S188でYESの場合、制御部12は、通話可能状態を構築する(S190)。即ち、制御部12は、ACKを送信し、RTP通信セッションを確立する。ユーザの通話終了操作又はINVITEの送信先からのBYEの受信によって、制御部12は、通話終了処理を実行する(S192)。この処理は、図5のS66と同様である。次いで、制御部12は、MESSAGEを受信したのか否かを判断する(S194)。図8のS134、図9のS158、又は、図9のS166がINVITEの送信先によって実行された場合、多機能機10はMESSAGEを受信する。この場合、S194でYESと判断され、S196が実行される。なお、制御部12は、S192で通話終了処理が実行されてから所定時間が経過すると、S194でNOと判断する。この場合、S196及びS198をスキップしてINVITE送信処理を終了する。
S196では、制御部12は、MESSAGEに対するレスポンスとして200OKを送信する。200OKは、SIPサーバ52によってINVITEの送信先に転送される。次いで、制御部12は、MESSAGE受信処理を実行する(S198)。MESSAGE受信処理について、次に詳しく説明する。
(MESSAGE受信処理)
続いて、図11のS198で実行されるMESSAGE受信処理について説明する。図11は、MESSAGE受信処理のフローチャートを示す。制御部12は、図10のS198で受信されたMESSAGE本文の冒頭に「sipfaxto」と記述されているのか否かを判断する(S210)。INVITEの送信先が図8のS134を実行して送信されたMESSAGEの場合、S210でYESと判断される。この場合、制御部12は、MESSAGE本文に含まれるリアルタイム方式のFAXURI(INVITEの送信先のFAXURI)を含むFAX送信用画面(図3参照)を表示する(S212)。この結果、領域30cに上記のFAXURIが記述されているFAX送信用画面が表示部30に表示される。S212を終えると、図4のS22に進む。ユーザは、INVITEの送信先のユーザに伝えたいメッセージを原稿に記載し、それを原稿トレイ40に載置させた後に、STARTキー28fを操作することができる。この場合、制御部12は、図4のS22でYESと判断し、上記のFAXURIを送信先としてリアルタイム方式のFAXを送信する(図4のS24及びS26参照)。
一方において、S210でNOの場合、制御部12は、図10のS198で受信されたMESSAGE本文の冒頭に「mailfaxto」と記述されているのか否かを判断する(S214)。INVITEの送信先が図9のS158を実行して送信されたMESSAGEの場合、S214でYESと判断される。この場合、制御部12は、MESSAGE本文に含まれる非リアルタイム方式のFAXURIを含むFAX送信用画面を表示する(S216)。この結果、領域30cに上記のFAXURIが記述されているFAX送信用画面(非リアルタイム用である)が表示部30に表示される。S216を終えると、図4のS22に進む。ユーザがSTARTキー28fを操作すると、制御部12は、上記のFAXURIを送信先として非リアルタイム方式のFAXを送信する。
一方において、S218でNOの場合、制御部12は、図10のS198で受信されたMESSAGE本文の冒頭に「mailto」と記述されているのか否かを判断する(S218)。INVITEの送信先が図9のS166を実行して送信されたMESSAGEの場合、S218でYESと判断される。この場合、制御部12は、MESSAGE本文に含まれる電子メールアドレス(INVITEの送信先に記憶されている電子メールアドレス)を表示部30に表示する(S220)。多機能機10のユーザは、他のデバイス(例えば携帯電話)を利用して、上記の電子メールアドレスを送信先とする電子メールを送信することができる。なお、本実施例では、多機能機10と同様の機能を有する多機能機60からの通話要求を受信した場合について説明したが、これに限らず、多機能機10は、例えば、携帯電話のような電話機からの通話要求を受信する場合も考えられる。即ち、電子メール機能は備えているが、ファクシミリ機能は備えていない電話機から通話要求を受信することもあり得る。このような場合には、S160〜S166の処理を行なうことになる。一方で、通話要求の送信元の電話機の処理として、自身の電話機が電子メール機能を備えているため、受信したMESSAGEに含まれる電子メールアドレスを送信先とするメール送信用画面を表示させればよい。電話機のユーザは、表示されたメール送信用画面においてメール本文を入力し、送信指示を行なうだけで、受信した電子メールアドレス宛にメールを送信することができる。
実施例のネットワークシステム2について詳しく説明した。上記の多機能機10は、INVITEの送信元(例えば多機能機60)がFAX通信機能を実行可能であることを条件として、多機能機10に設定されているFAXURI20a(又は20b)を多機能機60に送信する(図8のS134、図9のS158参照)。この結果、多機能機60のユーザは、多機能機60を利用して、上記のFAXURI20a(又は20b)を送信先としてFAXを送信することができる。この構成によると、INVITEの送信元のユーザが、FAX通信を利用して多機能機10にメッセージを送信することができる。
また、多機能機10は、INVITEの送信元(例えば多機能機60)がFAX通信機能を実行不可能である場合に、電子メールアドレス22aを多機能機60に送信することができる。この電子メールアドレス22aは、多機能機10のユーザによって設定されたものである。多機能機60のユーザは、電子メールアドレス22aを取得することができるために、それを利用して電子メールを送信することができる。この構成によると、INVITEの送信元のユーザが、電子メールを利用して多機能機10のユーザにメッセージを送信することができる。
多機能機10は、USEキー28eを有している。多機能機10のユーザは、電話(通話要求通知)に出ることができない場合に、USEキー28eを操作することができる。この場合、通話要求通知が停止される(図6のS86参照)。さらに、この場合に自動応答処理(図6のS88参照)が実行され、所定の条件下でFAXURI20a(又は20b)が送信される。また、INVITEが受信されてから所定時間が経過しており、かつ、留守番電話機能がONされている場合も、自動応答処理が実行される。例えば、多機能機10のユーザが外出している場合には、このパターンに従って自動応答処理が実行されることが予想される。INVITEの送信先(多機能機10)において電話に出ることができない様々な状況において、メッセージを伝えるための手法をINVITEの送信元(例えば多機能機60)に提供することができる。
また、多機能機10は、テキストデータを利用してFAXURI20a(又は20b)をINVITEの送信元(例えば多機能機60)に送信する(図8のS134、図9のS158、又は、図9のS166参照)。音声データを利用してFAXURI20a(又は20b)を多機能機60に送信する場合と比べて、多機能機60のユーザがアドレス情報を確実に取得することができると考えられる。テキストデータのFAXURIが多機能機60に送信されるために、多機能機60は、FAXURIを含むデータ送信用画面(図3参照)に切換えることができる。多機能機60のユーザは、多機能機10のFAXURIを多機能機60に設定(入力)する作業を行なう必要がない。
また、多機能機10では、FAXURI20a(又は20b)のようなシンプルな情報をINVITEの送信元に送信する。このようなシンプルな情報を送信する手法を採用しているために、INVITEの送信元は、大きな表示部を有していなくても、送信されてくる情報を表示することが可能であると考えられる。上記の実施例によると、INVITEの送信元が大きな表示部を有していなくても、INVITEの送信元のユーザが、FAX通信するための情報を知ることができる。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。上記の実施例の変形例を以下に列挙する。
(1)上記の実施例では、電話通信のためのINVITEが受信されてから所定時間が経過した場合に留守番電話機能がONされているのか否かを判断する(図6参照)。しかしながら、電話通信のためのINVITEが受信されるとすぐに留守番電話機能がONされているのか否かを判断してもよい。ここで肯定的な判断結果が得られた場合に自動応答処理(図6のS88参照)を実行してもよい。
(2)上記の実施例では、通話終了処理が実行された後にMESSAGEが送信される(図8、図9参照)。しかしながら、通話終了処理が実行される前にMESSAGEが送信されてもよい。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
ネットワークシステムの構成の一例を示す。 操作パネルの平面図の一例を示す。 操作パネルの平面図の一例を示す。 メイン処理のフローチャートを示す。 INVITE受信処理のフローチャートを示す。 図5の続きのフローチャートを示す。 自動応答処理のフローチャートを示す。 図7の続きのフローチャートを示す。 図8の続きのフローチャートを示す。 INVITE送信処理のフローチャートを示す。 MESSAGE受信処理のフローチャートを示す。
符号の説明
2:ネットワークシステム
10,60,70:多機能機
12:制御部
14:ネットワークインターフェイス
16:記憶部
18:プログラム記憶領域
20:FAXURI記憶領域
20a:リアルタイム方式のFAXURI
20b:非リアルタイム方式のFAXURI
22:電子メールアドレス記憶領域
22a:電子メールアドレス
26:操作パネル
28:操作部
30:表示部
32:受話器
34:マイク
36:スピーカ
38:スキャナ部
40:原稿トレイ
42:印刷部
50:インターネット
52:SIPサーバ

Claims (12)

  1. 通話要求の送信元と自身との間で通話可能状態を構築することが可能である電話装置であり、
    所定のデータ通信機能によってデータを受信するためのアドレス情報を記憶するアドレス情報記憶手段と、
    通話要求を受信する通話要求受信手段と、
    前記電話装置のユーザが前記通話要求に応じて通話を実行するのか否かを判断する通話判断手段と、
    前記ユーザが前記通話要求に応じて通話を実行しないと判断される場合に、前記通話要求の送信元に対して所定の問い合わせを実行することによって、前記通話要求の送信元が実行可能であるデータ通信機能に関する情報を取得し、その情報に基づいて前記通話要求の送信元が前記所定のデータ通信機能を実行可能であるのか否かを判断する第1判断手段と、
    第1判断手段によって肯定的に判断されたことを条件として、アドレス情報記憶手段に記憶されているアドレス情報を前記通話要求の送信元に送信するアドレス情報送信手段と
    を備える電話装置。
  2. アドレス情報記憶手段は、ファクシミリ機能によってデータを受信するためのファクシミリアドレス情報を記憶し、
    第1判断手段は、前記通話要求の送信元がファクシミリ機能を実行可能であるのか否かを判断し、
    アドレス情報送信手段は、第1判断手段によって肯定的に判断されたことを条件として、アドレス情報記憶手段に記憶されているファクシミリアドレス情報を前記通話要求の送信元に送信する
    ことを特徴とする請求項1に記載の電話装置。
  3. ファクシミリデータを受信するファクシミリデータ受信手段と、
    ファクシミリデータ受信手段によって受信されたファクシミリデータを印刷する印刷手段とをさらに備え、
    アドレス情報記憶手段は、電話装置自身のファクシミリアドレス情報を記憶する
    ことを特徴とする請求項2に記載の電話装置。
  4. アドレス情報記憶手段は、電子メール機能によってデータを受信するための電子メールアドレス情報を記憶し、
    アドレス情報送信手段は、前記通話要求の送信元がファクシミリ機能を実行可能でないと第1判断手段によって判断されたことを条件として、アドレス情報記憶手段に記憶されている電子メールアドレス情報を前記通話要求の送信元に送信する
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載の電話装置。
  5. アドレス情報記憶手段は、複数タイプのデータ通信機能のそれぞれについて、当該タイプのデータ通信機能によってデータを受信するためのアドレス情報を記憶し、
    第1判断手段は、前記通話要求の送信元が前記複数タイプのデータ通信機能のうちの少なくとも1つを実行可能であるのか否かを判断し、
    アドレス情報送信手段は、第1判断手段によって肯定的に判断されたことを条件として、前記通話要求の送信元が実行可能であるタイプのデータ通信機能に対応するアドレス情報を前記通話要求の送信元に送信する
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の電話装置。
  6. アドレス情報記憶手段は、リアルタイム転送式ファクシミリ機能によってデータを受信するための第1ファクシミリアドレス情報と、非リアルタイプ転送式ファクシミリ機能によってデータを受信するための第2ファクシミリアドレス情報とを記憶し、
    第1判断手段は、前記通話要求の送信元がリアルタイム転送式ファクシミリ機能と非リアルタイム転送式ファクシミリ機能のうちの少なくとも1つを実行可能であるのか否かを判断し、
    アドレス情報送信手段は、前記通話要求の送信元がリアルタイム転送式ファクシミリ機能を実行可能であると第1判断手段によって判断されたことを条件として、第1ファクシミリアドレス情報を前記通話要求の送信元に送信し、
    アドレス情報送信手段は、前記通話要求の送信元が非リアルタイム転送式ファクシミリ機能を実行可能であると第1判断手段によって判断されたことを条件として、第2ファクシミリアドレス情報を前記通話要求の送信元に送信する
    ことを特徴とする請求項5に記載の電話装置。
  7. 第1判断手段は、前記通話要求の送信元がリアルタイム転送式ファクシミリ機能を実行可能であるのか否かを判断し、否定的に判断されたことを条件として前記通話要求の送信元が非リアルタイム転送式ファクシミリ機能を実行可能であるのか否かを判断する
    ことを特徴とする請求項6に記載の電話装置。
  8. 通話要求受信手段によって前記通話要求が受信されたことを条件として、通話要求通知を実行する通話要求通知手段をさらに備え、
    前記通話判断手段は、前記通話要求通知が所定時間継続して実行される場合に、前記ユーザが前記通話要求に応じて通話を実行しないと判断する
    ことを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の電話装置。
  9. 通話要求受信手段によって前記通話要求が受信されたことを条件として、通話要求通知を実行する通話要求通知手段と、
    通話要求通知手段によって通話要求通知が実行されている間に所定の操作を実行することをユーザに許容する操作手段とをさらに備え、
    通話要求通知手段は、操作手段に前記所定の操作が実行されたことを条件として、前記通話要求通知を停止し、
    前記通話判断手段は、操作手段に前記所定の操作が実行された場合に、前記ユーザが前記通話要求に応じて通話を実行しないと判断する
    ことを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の電話装置。
  10. 前記通話要求に含まれる情報であって、前記通話要求の送信元がテキストデータを受信することが可能であるのか否かを示す前記情報に基づいて、前記通話要求の送信元がテキストデータを受信することが可能であるのか否かを判断する第2判断手段をさらに備え、
    アドレス情報送信手段は、第1判断手段によって肯定的に判断されたこと、及び、第2判断手段によって肯定的に判断されたことを条件として、アドレス情報記憶手段に記憶されているアドレス情報を含むテキストデータを前記通話要求の送信元に送信する
    ことを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載の電話装置。
  11. 請求項10に記載の電話装置に通信可能に接続される別の電話装置であり、
    前記電話装置に通話要求を送信する通話要求送信手段と、
    前記電話装置から送信されたアドレス情報を含むテキストデータを受信するアドレス情報受信手段と、
    アドレス情報受信手段によって受信されたテキストデータに含まれるアドレス情報を表示部に表示する表示制御手段と
    を備える電話装置。
  12. データ作成手段とデータ送信先入力手段とデータ送信手段をさらに備え、
    表示制御手段は、データ送信先を表示するための領域を有するデータ送信用画面とそれ以外の画面との間で表示部の表示内容を切換えることが可能であり、
    データ作成手段は、データを作成し、
    データ送信先入力手段は、データ作成手段によって作成されたデータが送信されるべきデータ送信先を入力することをユーザに許容し、
    表示制御手段は、データ送信先入力手段に入力されたデータ送信先をデータ送信用画面上の前記領域に表示し、
    データ送信手段は、データ作成手段によって作成されたデータをデータ送信用画面上の前記領域に表示されたデータ送信先に送信し、
    表示制御手段は、アドレス情報受信手段によって前記テキストデータが受信されたことを条件として、表示部の表示内容をデータ送信用画面に切換えるとともに、そのデータ送信用画面上の前記領域に前記アドレス情報を表示する
    ことを特徴とする請求項11に記載の電話装置。
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