JP4154673B2 - 画像通信装置 - Google Patents

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本発明は、SIP(Session Initiation Protocol)等の呼制御プロトコルを利用して、画像データの送受信を行う画像通信装置に関する。
近年、SIP等の呼制御プロトコルによりメディアセッションを確立して、画像データの送受信を行うIPファクシミリ装置が提案されている(例えば、特許文献1乃至3参照。)。かかるIPファクシミリ装置では、G3ファクシミリ装置と同様に宛先情報を電話番号にて指定することができるので、ユーザはG3ファクシミリ装置と同様の感覚で送信操作を行うことができるという利点がある。併せて、G3ファクシミリよりも通信コストが節減されるという利点もある。
特開2004−172853号公報 特開2004−221945号公報 特開2004−260535号公報
IPファクシミリ装置は、G3ファクシミリ装置と同様に、画像データの送受信を行う場合、受信側の装置は、受信した画像データをメモリに蓄積することによって保存するか、記録用紙に印字することによって保存する。したがって、受信した画像データを蓄積するためのメモリの空き容量が少ないときや受信した画像データを印字出力するための記録用紙がなくなっているときは、画像データを受信して保存することができない。
ところで、発呼側から送信される画像データの宛先を他の装置の宛先に変更することができれば、受信側ユーザにとって都合が良いことがしばしばある。例えば、昼間に会社で勤務し夜間に自宅に帰宅する一般的なユーザの場合、昼間は会社に設置しているIPファクシミリ装置により、夜間は自宅に設置しているIPファクシミリ装置により原稿を受信することができれば便利である。
受信側装置で送信側から送られてきた画像データを一旦受信し、これを所望の宛先へ転送する機能を有するG3ファクシミリ装置や電子メールを利用したインターネットファクシミリ装置等は既に多数提案されている。しかし、何れの装置も画像データを自動転送する機能を実装するためには、画像データを受信して転送処理を完了するまでの間、画像データを一時的に保存しておく必要があり、そのためのメモリ容量を余分に確保しておく必要がある。
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたものであり、被呼側のファクシミリ装置等の画像通信装置において、画像データを受信することができない事情がある場合に、発呼側が送信する画像データの宛先を他の装置の宛先へ自動的に振り替えさせることを可能とする画像通信装置を提供することを目的とする。また、記憶資源の容量アップを必要とせずに、送信側から送られてくる画像データを受信側ユーザが所望する装置に自動的に振り替えて受信させることができる画像通信装置を提供することを目的とする。
請求項1記載の画像通信装置は、呼制御プロトコルによりメディアセッションを確立した上で画像データを受信する手段と、発呼側からメディアセッションの確立要求を受信した場合に、画像データを受信するか否かを所定の受信条件に基づき決定する決定手段と、画像データを受信しないと決定した場合、前記発呼側に対して他の装置により代替受信する旨及び代替受信する前記他の装置の宛先情報を呼制御プロトコルにより通知する代替受信通知手段と、を備える画像通信装置であって、前記所定の受信条件は、少なくとも受信画像データを蓄積する記憶資源の空き容量、前記受信画像データを印字出力するための記録用紙の残量、及び着信時間帯のいずれかを含む複数種あり、各種受信条件に対応付けて代替受信する装置の宛先情報を登録する宛先登録手段を更に備えており、前記決定手段は、少なくとも何れか1の受信条件に基づき画像データを受信しないことを決定し、前記代替受信通知手段が呼制御プロトコルにより通知する前記宛先情報は、前記決定手段による前記決定の基礎とされた受信条件に対応付けられた宛先情報である、ことを特徴としている。
請求項1記載の画像通信装置によれば、本発明に係る画像通信装置が被呼側となり、画像データを受信できない事情があるとき、発呼側が送信しようとしている画像データを自動的に他の装置に代替受信させることができる。したがって、受信側では他の装置によって画像データを受信することができるとともに、被呼側装置の受信エラーの発生を未然に防止することができる。一方、発呼側においては、再度送信処理をやり直す負担がなくなるというメリットがある。
また、請求項1記載の画像通信装置は、従来の画像データ転送機能を備えた装置のように、一旦画像データを受信した後にこれを転送するものではなく、発呼側の宛先を変更させることにより、画像データの受け取り側を変更させるものであることから、画像データの受信を他の装置に代替受信させる際に自己のメモリを消費することがない。したがって、他の装置に代替受信させる機能を実装するために、画像通信装置の記憶資源の容量を増加させる必要がなく、装置の製造コストの低減が図られる。
また、画像データを受信できない事情に応じて代替受信させるべき装置をユーザにより選別することが可能となる。例えば画像データを受信できない事情がメモリ不足である場合には、比較的大容量のメモリを装備した装置を代替先として登録しておくことができる。画像データを受信できない事情が記録用紙サイズ不足である場合は、比較的大きな記録用紙収納カセットを装備した装置や常に記録用紙不足を来さないように管理の行き届いた装置を代替受信先として登録しておくことができる。
以下、本発明の実施の形態に係る画像通信装置として、呼制御プロトコルを利用して原稿の画像データを送受信するIPファクシミリ通信機能、G3ファクシミリ通信機能、クライアント装置からの要求に応じて前記各種のファクシミリ通信を行うファクシミリサーバ機能等を備える複合機型のファクシミリ装置を例に挙げて説明する。
図1にファクシミリ装置1の構成例を示す。すなわち、ファクシミリ装置1は、CPU(中央処理装置)2、ROM(リードオンリーメモリー)3、RAM(ランダムアクセスメモリー)4、画像メモリ5、モデム6、NCU7、コーデック8、読取部9、記録部10、表示部11、操作部12、時刻管理部13、LANインタフェース14を備え、各部2乃至14はバスBによって接続されている。
CPU2は、ROM3に格納された制御プログラムに従って、このファクシミリ装置1を構成する各部を制御する制御手段として機能する。RAM4は、CPU2の主メモリ、ワークエリア等として機能する。また、RAM4には、後述するテーブルT1、T2が格納されている。画像メモリ5は、コーデック8によって圧縮符号化された画像データ等を記憶する。画像メモリ5は、ファクシミリ装置1が受信画像データを蓄積する記憶資源であり、その空き容量は、CPU2により監視されている。
モデム6は、例えばITU−T(国際電気通信連合)の勧告V.34規格又はこれと同様のものに従った送受信データの変調及び復調を行う。NCU7は、PSTN(公衆交換電話網)15との回線の閉結及び開放の動作を行う回線網制御装置であり、G3ファクシミリ送受信時にモデム6をPSTN15と接続する。コーデック8は、ファクシミリ送信等に際して、画像データを、JPEG方式又はMH、MR、MMR方式等により圧縮符号化し、また、受信した画像データ等を復号する。
読取部9は、原稿の画像データを読取るものであり、例えば、CCDカラーラインイメージセンサ、A/Dコンバータ、画像処理回路等で構成される。記録部10は、給紙カセットから記録用紙を取り出して、画像データを記録用紙上に記録する。なお、記録部10には、記録用紙の残量を検出する記録用紙残量検出部10aとしての残量検出センサが設けられており、前記記録用紙残量検出部10aとCPU2とで記録用紙の残量検出手段を構成する。すなわち、記録用紙残量検出部10aが記録用紙の残量に基づき出力する信号によりCPU2は、記録用紙の残量を判断する。
表示部11は、例えば操作部12に並設されたLCD(Liquid Crystal Display)からなり、各種の画面情報を表示する。操作部12は、スタートキー、文字入力キー、ファンクションキーなど各種の操作キーを具備し、ユーザによる各種の操作は、この操作部12において行われる。時刻管理部13は、現在時刻を管理する回路等からなり、CPU2の要求に応じて現在時刻情報を提供する。
LANインタフェース14は、ファクシミリ装置1とLAN(ローカルエリアネットワーク)16とを接続するインターフェースであり、これを通じてファクシミリ装置1は、図2に示すように、同じくLAN16に接続された他のファクシミリ装置21、22等と画像データの送受信を行う。また、ファクシミリ装置1は、ルータ19を通じてIP網17上の装置と通信することができ、呼制御プロトコルを実装する相手との間で、メディアセッションを確立して画像データの送受信を行うことができる。なお、本実施の形態においては、図2に示すLAN16には、SIPによりメディアセッションを確立して画像データを送受信する機能及びG3ファクシミリ通信機能を備えた複合機型のファクシミリ装置21A乃至21C、22D、22E等が接続されている。また、LAN16に接続された各ファクシミリ装置1、21A、21B等には、それぞれグループ属性が登録されている。
上記構成を備えるファクシミリ装置1は、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)、SIP、RTP(Real-time Transport Protocol)、SDP(Session Description Protocol)などを実装して、SIPによりメディアセッションを確立した上で画像データを相手先と送受信することができる。本実施の形態では呼制御プロトコルとしてSIPを例に挙げて説明するが、メディアセッションを確立するのに先立ってメッセージをやり取りするものであれば、SIP以外の呼制御プロトコルを適用することも可能である。
上記構成及び通信機能を備えるファクシミリ装置1は、発呼側からメディアセッションの確立要求としてのセッション参加リクエスト「INVITE」を受信すると、後述する所定の受信条件に基づき画像データを受信するか否かを決定する。受信すると決定した場合は、発呼側とメディアセッションを確立して画像データの受信処理を行う。一方、受信しないと決定した場合は、発呼側に対して他の装置により画像データを代替受信する旨及び代替受信する前記他の装置の宛先情報をSIPの応答処理、例えばSIPのレスポンスコード302の送信により通知する。
ファクシミリ装置1は、前記処理動作を実行するために、図3に示すような、テーブルT1(以下「代替受信機能設定テーブルT1」という。)をRAM4に記憶している。代替受信機能設定テーブルT1は、受信条件の種別(図示「条件種別」欄に格納された種別情報)ごとに、画像データを受信するための受信条件のしきい値を「受信条件値」欄に、代替受信させる装置(以下「代替受信装置」ともいう。)の宛先情報を「代替受信装置宛先情報」欄に格納している。受信条件の種別としては、画像メモリ5の空き容量に関する「メモリ残量」、記録部10の記録用紙の残量に関する「記録用紙残量」、及び着信時間帯に関する「時間帯」が登録されている。受信条件のしきい値のうち、メモリ残量のしきい値としては例えば「1MB」が、記録用紙残量のしきい値としては例えば「10%」が、時間帯のしきい値としては例えば「8:00〜20:00」が登録されている。「代替受信装置宛先情報」欄には、通信種別識別子「SIP:」が付加された「050」で始まるIP電話番号が登録されているほか、通信種別識別子「FAX:」が付加されたファクシミリ番号が登録されるようになっている。なお、「代替受信装置宛先情報」欄には、1又は複数の宛先情報が登録できるようになっている。また、登録する宛先情報は、上記に限らず通信装置を特定できる宛先情報であればよい。例えば、IPアドレス、ドメイン名、その他の通信の宛先情報(例えばEメールアドレス等)などであってもよい。
上述の代替受信機能設定テーブルT1では、受信条件のしきい値、代替受信させる装置の宛先情報は、操作部12における所定操作により自在に追加、削除、変更等を行うことができるようになっている。図示テーブルT1では、受信条件の種別の数は3つとなっているがこれを1つ又は2つとしてもよく、あるいは、上記3つに限らずファクシミリ装置1において設定及び検出可能な受信条件をさらに採用してもよい。
次に、上記構成及び通信機能を備えるファクシミリ装置1が自装置1と同様にTCP/IP、SIP、RTP、SDPなどを実装した画像通信装置から画像データを受信する際に実行する処理動作について、図4に示すシーケンス図及び図5に示すフローチャートに基づいて説明する。なお、これらの図に基づいて説明するファクシミリ装置1の処理動作は、ROM3に格納された制御プログラムに基づいて制御手段であるCPU2が発行する命令に従って実行される。
ファクシミリ装置1が、発呼側のファクシミリ装置(以下「発呼側装置」という。)から図示しないSIPサーバを介して(以下、発呼側と被呼側の間で通信に介在するSIPサーバの説明は省略する。)、セッション参加リクエスト「INVITE」を受信すると(T1、S1:YES)、画像データを自装置1で受信するか否かを所定の受信条件に基づき決定する(S2)。すなわち、CPU2は、画像メモリ5の残量を検出し、それが代替受信機能設定テーブルT1において設定された所定のしきい値「1MB」以上あり、記録用紙残量検出部10aにより検出した記録用紙の残量が同テーブルT1において設定された所定のしきい値「10%(最大収容枚数の10%)」以上あり、時刻管理部13により取得した現在時刻が設定された所定の時間帯「8:00〜20:00」である場合は、自装置1で画像データを受信することを決定する。
一方、いずれかの受信条件のしきい値を満たしていない場合は、自装置1で画像データを受信せず、他の装置に代替受信させることを決定する。
自装置1で画像データを受信することを決定した場合は(S2:YES)、「INVITE」に対する成功応答コード「200」を発呼側装置へ返信し(S3)、「ACK」を発呼側装置から受信した後、発呼側装置との間でメディアセッションを確立し(S4)、メディアセッション上で発呼側装置から送出される画像データを受信する(S5)。画像データの受信完了後は、発呼側装置からセッション終了リクエスト「BYE」を受信し、該リクエストに対する応答コード「200」を発呼側装置へ返信してセッションが終了される。
一方、前記S2において、自装置1で画像データを受信せずに、他の装置に代替受信させると決定した場合は(S2:NO)、代替受信機能設定テーブルT1を参照して他の装置の宛先情報が登録されているか否かを判断する(S6)。他の装置の宛先情報が登録されていない場合、つまり、何れの受信条件の種別に関しても装置の宛先情報が登録されていない場合は、発呼側装置に対して画像データを受信できない旨を通知する。具体的にはその旨を示すエラー応答コードを返信する(S7)。
一方、前記S6において、他の装置の宛先情報が登録されていると判断した場合(S6:YES)、代替して受信させるべき他の装置を決定する(S8)。すなわち、前記S2において自装置1で画像データを受信せずに他の装置に代替受信させることを決定するための基礎(根拠)とされた受信条件の種別に対応付けてテーブルT1に登録された宛先情報を代替受信させる装置として決定する。ここで、代替受信させることを決定するための基礎とされた受信条件の種別が複数あり、それぞれにつき宛先情報が登録されている場合は、複数の装置を代替受信させる装置として決定する。一方、前記S2で自装置1で画像データを受信せずに他の装置に代替受信させることを決定するための基礎とされた受信条件の種別に対応する宛先情報が登録されていない場合は、他の受信条件の種別に対応付けて登録された宛先情報を代替受信させる装置として決定する。なお、他の受信条件の種別に対応付けて登録された宛先情報が複数ある場合は、当該複数の宛先全て又は1部を代替受信させる装置として決定する。
次いで、ファクシミリ装置1は、発呼側装置に対して、他の装置により画像データを代替受信する旨及び代替受信する他の装置の宛先情報を通知するためのリダイレクト応答情報を生成する(S9)。例えば、図4に示すメッセージ内容のように、SIPレスポンスコード「302」に代替受信先の宛先情報M1を付加したリダイレクト応答情報Mを生成する。そして、生成したリダイレクト応答情報Mを発呼側装置に返信して、他の装置により画像データを代替受信する旨及び代替受信させる他の装置の宛先情報を通知する(T2、S10)。
一方、前記リダイレクト応答情報Mを受信した発呼側装置は、受信したメッセージMを解析して、それが呼び出し先が直接画像データを受信せず他の装置により画像データを代替受信する旨を示しているものであることを検出すると、更に、リダイレクト応答情報に含まれている代替受信する装置の宛先情報を抽出する。そして、発呼側装置は、抽出した宛先情報とメディアセッションを確立すべく、当該抽出した宛先情報に対して「INVITE」を送信し(T3)、成功応答コード「200」を受信すると(T4)、「ACK」を送信して(T5)、当該装置との間でメディアセッションを確立し、画像データを送信する。双方で画像データの授受が完了した後は、発呼側装置は、「BYE」を代替受信装置へ送信し(T6)、応答コード「200」を代替受信装置から受信した後(T7)、確立されたセッションが切断される。なお、リダイレクト応答情報に代替受信する装置の宛先情報が複数記載されている場合には、複数の宛先に対して上記処理動作(T3乃至T7)を実行して画像データを送信するようにしてもよい。また、抽出された宛先情報がIP電話番号ではなくその他の種類の宛先情報、例えば、公衆回線用ファクシミリ番号等である場合であって、送信側装置が当該宛先情報から特定される通信プロトコルに対応するは、当該通信プロトコル、例えばG3ファクシミリ通信等、により画像データを当該宛先情報の装置に対して送信する。
以上の説明から明らかなように、本発明の第1の実施の形態に係るファクシミリ装置1によれば、画像データを受信することができない事情がある場合に、発呼側から送られてくる画像データを自動的に他の装置に代替受信させることができる。したがって、例えば、画像メモリ5の空き容量が少ない場合や記録用紙の残量が少ない場合に自動的に他の装置に画像データを代替受信させることによって、自装置1の画像メモリ5の空き容量を常に一定容量確保することができる。これにより、画像メモリの空き容量不足により生じ得る問題の発生が未然に防止される。また、一定時間内にユーザが別の場所に設置されているファクシミリ装置の近くにいるような場合は、その時間帯に着信した通信に関する画像データを自動的に別の場所に設置されているファクシミリ装置により代替して受信させることができ、ユーザの利便性が向上する。
また、ファクシミリ装置1によれば、画像データの受信条件の種別ごとに代替して画像データを受信させる装置の宛先情報を登録することができるので、当該受信条件の種別ごとに、ユーザにとって最も都合のよい装置を代替受信させる装置として選ぶことができる。
つぎに、本発明の第2の実施の形態に係るファクシミリ装置について、図6及び図7のフローチャートに基づいて説明する。第2の実施の形態に係るファクシミリ装置1Aは、受信条件の種別に応じて代替受信装置を決定するものではなく、ネットワーク上で自装置1Aと同一グループに登録された1又は複数の装置の中から代替して受信させる装置を決定するものである。そのため、ファクシミリ装置1Aは、図8に示すように、各装置の宛先情報に対応付けてグループ情報、優先順位情報を登録した宛先情報テーブルT2をRAM4に記憶しており、代替受信させる装置を決定する際に該テーブルT2を参照する。なお、本実施の形態においては、ファクシミリ装置1Aは、例えば「営業部」グループとして登録されているものとし、当該「営業部」グループ内において優先順位情報が登録されているものとする。以下、第1の実施の形態に係るファクシミリ装置1との相違点について主に説明し、同様の構成及び処理動作については、図面において同一符号を付してその説明を省略する。
ファクシミリ装置1Aは、「INVITE」を受信し(S1)、代替受信させると決定した後(S2)、S6で自装置1と同一グループ(例えば「営業部」)内に他の装置の宛先情報が登録されているか否かをテーブルT2を参照して判断する。
S6において、他の装置が登録されていると判断した場合は(S6:YES)、RAM4上で変数「N」に「1」を設定し(S101)、優先順位がN番目の宛先情報の装置と通信して当該装置が画像データを受信することが可能な状態にあるか否かを判断する(S102)。例えば図2に示すようなネットワーク構成において、ファクシミリ装置1Aは、同一グループ内でN番目の優先順位が登録されている他の装置21(例えば宛先情報「0501234567」のファクシミリ装置21A)とLAN16を通じて通信を行い、画像データを受信できる状態にあるか否かを問い合わせる。例えば、ファクシミリ装置1Aは、画像データを受信できる状態にあるか否かの情報を要求する所定コマンドをファクシミリ装置21Aに対して送信し、当該装置から返信された情報に基づき判断する。
N番目の優先順位が登録されたファクシミリ装置21Aは、図7に示すように、前記コマンドをファクシミリ装置1Aから受信すると(S201:YES)、自身が画像データを受信できる状態にあるか否かを判断する(S202)。該判断は、例えば、第1の実施の形態のS2で説明したような方法により判断することが可能である。
S202において、ファクシミリ装置21Aが画像データを受信できる状態にあると判断すれば(S202:YES)、受信できる状態にある旨を示す情報をファクシミリ装置1Aに返信する(S203)。一方、ファクシミリ装置21Aが画像データを受信できる状態にないと判断すれば(S202:NO)、受信できない状態にある旨を示す情報をファクシミリ装置1Aに返信する(S204)。なお、ファクシミリ装置1Aとファクシミリ装置21A間の通信プロトコルは上記S201乃至S204の処理動作を実現できるものであればよい。
ファクシミリ装置1Aは、S103において、優先順位がN番目の他の装置が画像データを受信できる状態にあると判断したときは(S103:YES)、前記S9、S10の処理動作を実行する。すなわち、画像データの受信が可能であると判断した他の装置の宛先情報を付加したリダイレクト応答情報を生成し、生成したリダイレクト応答情報を発呼側装置に対して送信する。
S103において、優先順位がN番目の他の装置が画像データを受信できる状態にないと判断した場合は(S103:NO)、次いで、優先順位が「N+1」番目の他の装置の宛先情報が登録されているか否かを判断し(S104)、登録されていない場合は(S104:NO)、S7へ処理を移行して発呼側装置へエラー応答を返信する。一方、優先順位が「N+1」番目の他の装置の宛先情報が登録されている場合は(S104:YES)、変数「N」に「1」を加算した後(S105)、処理をS102へ戻す。
前記S101乃至S105の処理動作は、複数の装置の宛先情報が登録されている場合に、優先順位の高い順に画像データの受信が可能か否かを問い合わせるためのアルゴリズムの1例である。したがって、かかる優先順位にしたがった問合せ処理が可能であれば、その他のアルゴリズムを採用してもよい。
なお、本発明の第2の実施の形態においては、電話帳テーブルT2に他の装置の宛先情報のほか、グループ情報が登録されていることを前提にして説明したが、グループ情報を登録せずに、優先順位情報だけを宛先情報に対応つけて登録することも可能である。
また、本発明の第2の実施の形態においては、電話帳テーブルT2に他の装置の宛先情報のほか、優先順位が登録されていることを前提にして説明したが、優先順位の登録を行わずに、電話帳テーブルT2の行番号「001」、「002」など、所定の情報に従って自動的に優先順位を決定するようにしてもよい。
以上の説明から明らかなように、本発明の第2の実施の形態に係るファクシミリ装置によれば、代替して受信させる複数の装置の宛先情報を登録しておくことにより、登録した1の装置が偶々画像データを受信できる状態にない場合であっても、登録したその他の装置によって、画像データを代替受信することができるという利点がある。また、複数の装置の宛先情報とともに優先順位を登録しておくことにより、ユーザにとって都合のよい装置から優先的に代替受信させる装置を選ぶことができる。
本発明は、例えば、SIPにより確立したメディアセッションで画像データを受信する画像通信装置に適用することができる。
本発明の実施の形態に係るファクシミリ装置(画像通信装置)の構成例等を示した図である。 本発明の実施の形態に係るファクシミリ装置(画像通信装置)、代替受信させる装置等が接続されたネットワーク構成例を示した図である。 代替受信機能設定テーブルの一例を示した図である。 発呼側装置と本発明の実施の形態に係るファクシミリ装置(画像通信装置)と代替受信装置との間で形成される通信手順を示したシーケンス図である。 本発明の実施の形態に係るファクシミリ装置(画像通信装置)がメディアセッションの確立要求を受信した場合に実行する処理動作を示したフローチャートである。 第2の実施の形態に係るファクシミリ装置(画像通信装置)がメディアセッションの確立要求を受信した場合に実行する処理動作を示したフローチャートである。 他の装置が本発明の第2の実施の形態にかかるファクシミリ装置から問合せを受けた際に実行する処理動作を示したフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係る電話帳テーブルの一例を示した図である。
符号の説明
1、1A、 ファクシミリ装置(画像通信装置)
2 CPU
3 ROM
4 RAM
5 画像メモリ
10 記録部
10a 記録用紙残量検出部
13 時刻管理部
21A乃至21C、22D、22E 他の装置

Claims (1)

  1. 呼制御プロトコルによりメディアセッションを確立した上で画像データを受信する手段と、発呼側からメディアセッションの確立要求を受信した場合に、画像データを受信するか否かを所定の受信条件に基づき決定する決定手段と、画像データを受信しないと決定した場合、前記発呼側に対して他の装置により代替受信する旨及び代替受信する前記他の装置の宛先情報を呼制御プロトコルにより通知する代替受信通知手段と、を備える画像通信装置であって、
    前記所定の受信条件は、少なくとも受信画像データを蓄積する記憶資源の空き容量、前記受信画像データを印字出力するための記録用紙の残量、及び着信時間帯のいずれかを含む複数種あり、各種受信条件に対応付けて代替受信する装置の宛先情報を登録する宛先登録手段を更に備えており、
    前記決定手段は、少なくとも何れか1の受信条件に基づき画像データを受信しないことを決定し、
    前記代替受信通知手段が呼制御プロトコルにより通知する前記宛先情報は、前記決定手段による前記決定の基礎とされた受信条件に対応付けられた宛先情報である、ことを特徴とする画像通信装置。
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