JP5829098B2 - インサート成形用接着積層体 - Google Patents
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1).プロピレン単位が過半量であるポリオレフィン系樹脂に、(メタ)アクリル酸、無水マレイン酸、(メタ)アクリル酸グリシジルから選ばれる少なくとも1つのエポキシ基含有ビニル単量体及び芳香族ビニル単量体をグラフト反応させて成る変性ポリオレフィン系樹脂組成物を含有する接着剤を布に含浸させたことを特徴とするインサート成形用接着積層体。
本発明のインサート成形用接着積層体は、(A)変性ポリオレフィン系樹脂組成物からなるホットメルト接着剤が(B)織布、不織布、編布から選ばれる少なくとも1つ以上からなる布に含浸されたものである。該(A)成分として、(a−1)ポリオレフィン系樹脂に(a−2)エポキシ基含有ビニル単量体及び(a−3)芳香族ビニル単量体をグラフト反応させて成る変性ポリオレフィン系樹脂組成物である。
前記(a−1)ポリオレフィン系樹脂としては、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ−1−ブテン、ポリイソブチレン、プロピレンとエチレンおよび/または1−ブテンとのあらゆる比率でのランダム共重合体またはブロック共重合体、エチレンとプロピレンとのあらゆる比率においてジエン成分が50重量%以下であるエチレン−プロピレン−ジエン三元共重合体、ポリメチルペンテン、シクロペンタジエンとエチレンおよび/またはプロピレンとの共重合体などの環状ポリオレフィン、エチレンまたはプロピレンと50重量%以下のビニル化合物などとのランダム共重合体、ブロック共重合体などが挙げられる。中でも、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリイソブチレンが好ましく、ポリプロピレンが特に好ましい。
(a−2)エポキシ基含有ビニル単量体は、変性ポリオレフィン系樹脂に接着性を付与するための成分である。例示するならば、メタクリル酸グリシジル、アクリル酸グリシジル、マレイン酸モノグリシジル、マレイン酸ジグリシジル、イタコン酸モノグリシジル、イタコン酸ジグリシジル、アリルコハク酸モノグリシジル、アリルコハク酸ジグリシジル、p−スチレンカルボン酸グリシジル、アリルグリシジルエーテル、メタアリルグリシジルエーテル、スチレン−p−グリシジルエーテル、p−グリシジルスチレン、3,4−エポキシ−1−ブテン、3,4−エポキシ−3−メチル−1−ブテンなどのエポキシオレフィン、ビニルシクロヘキセンモノオキシドなどの1種または2種以上が挙げられる。
これらのうち、メタクリル酸グリシジル、アクリル酸グリシジルが安価という点で好ましい。前記エポキシ基含有ビニル単量体の添加量は、(a−1)ポリオレフィン系樹脂100重量部に対して、0.1〜100重量部であることが好ましく、0.5〜50重量部であることがさらに好ましい。また、(a−2)エポキシ基含有ビニル単量体の割合が、(a−1)ポリオレフィン系樹脂、(a−2)エポキシ基含有ビニル単量体、(a−3)芳香族ビニル単量体、及び(a−4)(メタ)アクリル酸エステル単量体の合計量が0.1〜50重量%の範囲であることが好ましく、0.5〜40重量%の範囲であることがより好ましく、1〜30重量%の範囲であることが特に好ましい。添加量が少なすぎると接着性が充分に改善されない傾向があり、添加量が多すぎると好適な形状や外観を有する樹脂組成物として取得できない傾向がある。
(a−3)芳香族ビニル単量体は、(a−2)エポキシ基含有ビニル単量体のグラフト効率を高めるための成分である。例示するならば、スチレン;o−メチルスチレン、m−メチルスチレン、p−メチルスチレン、α−メチルスチレン、β−メチルスチレン、ジメチルスチレン、トリメチルスチレンなどのメチルスチレン;o−クロロスチレン、m−クロロスチレン、p−クロロスチレン、α−クロロスチレン、β−クロロスチレン、ジクロロスチレン、トリクロロスチレンなどのクロロスチレン;o−ブロモスチレン、m−ブロモスチレン、p−ブロモスチレン、ジブロモスチレン、トリブロモスチレンなどのブロモスチレン;o−フルオロスチレン、m−フルオロスチレン、p−フルオロスチレン、ジフルオロスチレン、トリフルオロスチレンなどのフルオロスチレン;o−ニトロスチレン、m−ニトロスチレン、p−ニトロスチレン、ジニトロスチレン、トリニトロスチレンなどのニトロスチレン;o−ヒドロキシスチレン、m−ヒドロキシスチレン、p−ヒドロキシスチレン、ジヒドロキシスチレン、トリヒドロキシスチレンなどのビニルフェノール;o−ジビニルスチレン、m−ジビニルスチレン、p−ジビニルスチレンなどのジビニルスチレン;o−ジイソプロペニルベンゼン、m−ジイソプロペニルベンゼン、p−ジイソプロペニルベンゼンなどのジイソプロペニルベンゼン;などの1種または2種以上が挙げられる。これらのうちスチレン、α−メチルスチレン、p−メチルスチレンなどのメチルスチレン、ジビニルベンゼン単量体またはジビニルベンゼン異性体混合物が安価であるという点で好ましい。
(a−1)ポリオレフィン系樹脂、(a−2)エポキシ基含有ビニル単量体、(a−3)芳香族ビニル単量体、及び(a−4)(メタ)アクリル酸エステル単量体を共重合する際、反応を促進するため、ラジカル開始剤を添加することができる。
本発明に用いる変性ポリオレフィン系樹脂組成物を得るためのグラフト重合反応としては、特に制限されないが、溶液重合、含浸重合、溶融重合などを用いることができる。特に、溶融重合が簡便で好ましい。
前記変性ポリオレフィン系樹脂組成物は、それ自体を接着剤として使用してもよく、他の樹脂やフィラーなどを配合した組成物を接着剤として使用してもよい。本発明の変性ポリオレフィン系樹脂は、添加剤として、ポリオレフィン系樹脂に添加しても、接着性を向上することができる。ここで用いるポリオレフィン系樹脂は、(a−1)成分として用いるポリオレフィン系樹脂と同じものであってもよく、異なっていてもよい。
本発明の変性ポリオレフィン系樹脂が配合されるポリオレフィン系樹脂としては、例えばポリプロピレン単独重合体、高密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、ポリ−1−ブテン、ポリイソブチレン、プロピレンとエチレンおよび/または1−ブテンとのあらゆる比率でのランダム共重合体またはブロック共重合体、エチレンとプロピレンとのあらゆる比率においてジエン成分が50重量%以下であるエチレン−プロピレン−ジエン三元共重合体、ポリメチルペンテン、シクロペンタジエンとエチレンおよび/またはプロピレンとの共重合体などの環状ポリオレフィン、エチレンまたはプロピレンと50重量%以下のたとえば酢酸ビニル、メタクリル酸アルキルエステル、アクリル酸アルキルエステル、芳香族ビニルなどのビニル化合物などとのランダム共重合体、ポリオレフィン系熱可塑性エラストマーブロック共重合体、オレフィン系熱可塑性エラストマー(ポリプロピレンとエチレン/プロピレン共重合体又はエチレン−プロピレン−ジエン三元共重合体の単純混合物、その一部架橋物、又はその完全架橋物)などが挙げられ、これらは単独でまたは2種以上を混合して用いることができる。
剛性が高く、安価であるという点からはポリプロピレン単独重合体が好ましく、剛性および耐衝撃性がともに高いという点からはプロピレンとほかの単量体とのブロック共重合体であることが好ましい。また、柔軟性が必要な場合にはポリオレフィン系熱可塑性エラストマーが好ましい。
本発明における布の素材としては特に限定されるものではないが、綿、麻、パルプ、レーヨン、ポリエステル、ナイロンなどが挙げられ、これらは単一素材からなるものでも、または2種以上の複合素材からなるものでもよい。また、布の作り方及び織り方として特に限定されるものではなく、例えば、織布、不織布、編布などが挙げられる。
ホットメルト接着フィルムを積層させただけでは、インジェクション時に布の繊維によって接着剤を保持されないので、接着フィルムはすべて布繊維に含浸されている状態が好ましい。本発明に用いる布はインジェクション圧力により接着剤が流れず、保持される必要があるから、布の繊維間がある程度狭いことが求められる。しかし、布の繊維間が狭すぎると、ホットメルト接着剤が保持される割合が少なくなるので、布の繊維間は接着剤が保持される空間が必要となる。また、布の厚みが厚すぎると、接着性に寄与しない接着剤が余分に必要となり期待する接着性は発揮されるが、製造コストが高くなり経済的でない。これらのことから布の目付け50〜300g/m2、且つ、厚み100μm〜600μmが好ましく、より好ましくは布の目付け100〜200g/m2、且つ、厚み150μm〜500μmである。
インサート成形時の射出樹脂の熱により布に含浸したホットメルト接着剤が溶融することで、金属インサート部材と射出樹脂が接着される。この時、布に含浸させたホットメルト接着剤が射出樹脂の熱により再溶融して、射出樹脂に接着剤が接するには布に対するホットメルト接着剤の含有率のバランスが重要になる。
また、インサート成形用接着積層体の厚みは、インサート成形時に接着力が充分に発現する100μm〜600μmが好ましく、更には150μm〜500μmが好ましい。
本発明のインサート成形用接着積層体を用いるインサート成形において使用される金属インサート部材としては、本発明のインサート成形用接着積層体と良好な接着を有するものであれば特に制限はないが、例えば、金、銀、銅、錫、鉛、鉄鋼、ステンレス鋼、アルミニウム、アルミニウム合金、ガルバリウム鋼及び亜鉛めっき鋼等が挙げられる。これらのうち鉄鋼、ステンレス鋼、アルミニウム、アルミニウム合金、ガルバリウム鋼及び亜鉛めっき鋼が好ましい。なお、金属からなるインサート部材は用途に応じて2種類以上を同時に使用しても良い。
ポリプロピレンエチレンラバー(ダウケミカル製Versify3401.05、MFR=8、融点143℃)100部、1,3−ジ(t-ブチルパーオキシイソプロピル)ベンゼン(日油製:パーブチルP、1分間半減期175℃)0.5部をホッパー口よりシリンダー温度200℃、スクリュー回転数150rpmに設定した二軸押出機(44mmφ、L/D=38.5、(株)日本製鋼所製、製品名TEX44XCT)に供給して溶融混練した後、次いで、シリンダー途中よりスチレン3部、グリシジルメタクリレート5部を加え溶融混練して変性ポリオレフィン系樹脂ペレットを得た。得られた樹脂ペレットを、シリンダー及びダイス温度200℃、スクリュー回転数100rpmに設定した単軸押出機(東洋精機製、品名ラボプラストミル;φ20mm、L/D=20)のホッパーに投入し、ダイス先端に取り付けたT型ダイスにより、幅約130mm、厚み60μmの接着フィルム1を得た。
実施例1で得た接着フィルム1を2枚重ね合わせて、接着フィルム2(厚み120μm、100mm×120mm、100g/m2)として実施例1と同様にして織布の綿に接着フィルム2を含侵させて、ホットメルト接着剤が全体に対して40%の質量含有率である接着積層体2を得た。
次に、実施例1と同様にして、得られた接着積層体2とアルミ板からなる接着複合体2を得た。
その後、得られた接着複合体2を実施例1と同様にして、PC/ABS樹脂をコア材として射出成形機にてインサート成形品2を得た。
実施例1で得た接着フィルム1を4枚重ね合わせて、接着フィルム3(厚み240μm、100mm×120mm、200g/m2)として実施例1と同様にして織布の綿に接着フィルム3を含侵させて、ホットメルト接着剤が全体に対して57%の質量含有率である接着積層体3を得た。
次に、実施例1と同様にして、得られた接着積層体3とアルミ板からなる接着複合体3を得た。
その後、得られた接着複合体3を実施例1と同様にして、PC/ABS樹脂をコア材として射出成形機にてインサート成形品3を得た。
実施例1と同様にして、実施例2で得た接着層積層体2とステンレス板からなる接着複合体4を得た。
その後、得られた接着複合体4を実施例1と同様にして、PC/ABS樹脂をコア材として射出成形機にてインサート成形品4を得た。
実施例2で得た接着複合体2を実施例1と同様にして、金型内にインサートして、(株)プライムポリマー製のポリプロピレン(PP)樹脂(プライムポリマー―J708UG)をコア材として射出成形機にてインサート成形品5を得た。
実施例1で得た接着フィルム1を2枚重ね合わせて、接着フィルム2(厚み120μm、100mm×120mm、100g/m2)として実施例1と同様にして不織布のポリエステル(100mm×120mm、目付け120g/m2)に接着フィルム2を含侵させて、ホットメルト接着剤が全体に対して45%の質量含有率である接着積層体4を得た。
次に、実施例1と同様にして、得られた接着積層体4とアルミ板からなる接着複合体5を得た。
その後、得られた接着複合体5を実施例1と同様にして、PC/ABS樹脂をコア材として射出成形機にてインサート成形品6を得た。
実施例1で得た接着フィルム1を2枚重ね合わせて、布に含侵させずに幅25mm×長さ120mmに切り出したものとアルミ板(幅25mm×長さ120mm×厚み1mm)とを重ね合わせ、プレス機(神藤金属工業所、型式NSF−50、プレス温度120℃、無圧・予熱3分、2MPa・プレス3min、無圧・冷却プレス3min)にて接着させて接着複合体6を得た。
その後、得られた接着複合体6を実施例1と同様にして、PC/ABS樹脂をコア材として射出成形機にてインサート成形品7を得た。
実施例1で得た接着フィルム1を2枚重ね合わせて、接着フィルム2(厚み120μm、100mm×120mm、100g/m2)と織布の綿(100mm×120mm、目付け150g/m2)とを重ね合わせ、プレス機(神藤金属工業所、型式NSF−50、プレス温度200℃、無圧・加熱プレス3min、無圧・冷却プレス3min)にて接着フィルム1を布に含浸させずに積層させて接着積層体5を得た。
次に、実施例1と同様にして、得られた接着積層体5とアルミ板からなる接着複合体7を得た。
その後、得られた接着複合体7を実施例1と同様にして、PC/ABS樹脂をコア材として射出成形機にてインサート成形品8を得た。
実施例1と同様にして得られた樹脂ペレットを、シリンダー及びダイス温度200℃、スクリュー回転数100rpmに設定した単軸押出機(東洋精機製、品名ラボプラストミル;φ20mm、L/D=20)のホッパーに投入し、ダイス先端に取り付けたT型ダイスにより、幅約130mm、厚み30μmの接着フィルム4を得た。
得られた接着フィルム4の1枚を実施例1と同様にして織布の綿に接着フィルム4を含侵させて、ホットメルト接着剤が全体に対して14%の質量含有率である接着積層体6を得た。
次に、実施例1と同様にして、得られた接着積層体6とアルミ板からなる接着複合体8を得た。
その後、得られた接着複合体8を実施例1と同様にして、PC/ABS樹脂をコア材として射出成形機にてインサート成形品9を得た。
実施例1で得た接着フィルム1を7枚重ね合わせて、接着フィルム5(厚み420μm、100mm×120mm、350g/m2)として実施例1と同様にして織布の綿に接着フィルム5を含侵させて、ホットメルト接着剤が全体に対して70%の質量含有率である接着積層体7を得た。
次に、実施例1と同様にして、得られた接着積層体7とアルミ板からなる接着複合体9を得た。
その後、得られた接着複合体9を実施例1と同様にして、PC/ABS樹脂をコア材として射出成形機にてインサート成形品10を得た。
日本マタイ(株)のポリエステル系接着フィルム(エルファンPHE411、厚み50μm)を2枚重ね合わせて、厚み100μm、100mm×120mm、150g/m2として実施例1と同様にして織布の綿に含侵させて、ホットメルト接着剤が全体に対して50%の質量含有率である接着積層体8を得た。
次に、実施例1と同様にして、得られた接着積層体8とアルミ板からなる接着複合体10を得た。
その後、得られた接着複合体10を実施例1と同様にして、PC/ABS樹脂をコア材として射出成形機にてインサート成形品11を得た。
・ :容易には剥がれない
× :容易に剥がれる。または、成形品の部位によって接着性にムラがあり、極端に接着性が乏しい箇所がある。
上記の方法でインサート成形品を作製した後、金型内側にホットメルト接着剤が付着しているか否かを評価した。
・ :金型汚染なし
× :金型汚染あり
一方、比較例1の接着積層体は布を用いず、ホットメルト接着剤フィルム単体で用いており、溶融樹脂注入口直下付近の接着剤は樹脂のインジェクション圧力により押し流されて、接着剤が押し流された箇所はアルミとPC/ABS樹脂の接着性は非常に弱く、成形体全体では部位によって接着性にムラがあった。また、比較例2は接着剤を布に含浸させず、積層させた接着積層体を用いており、布に積層させただけでは接着剤が保持されず、インジェクション圧力により押し流され、比較例1と同様の結果となった。
さらに、比較例3〜4において請求項以外のホットメルト接着剤の質量含有率の範囲を用いた場合には、接着強度が弱いまたは、インジェクション時の樹脂圧力により過剰分の接着剤が押し流されて金属インサート部材端部からはみ出し、金型が接着剤によって汚染された。また、比較例5は請求項以外のホットメルト接着剤組成であり、アルミとPC/ABS樹脂の接着性は非常に弱く良好な複合成形体を得ることができなかった。
Claims (5)
- プロピレン単位が過半量であるポリオレフィン系樹脂に、(メタ)アクリル酸、無水マレイン酸、(メタ)アクリル酸グリシジルから選ばれる少なくとも1つのエポキシ基含有ビニル単量体及び芳香族ビニル単量体をグラフト反応させて成る変性ポリオレフィン系樹脂組成物を含有する接着剤を布に含浸させたことを特徴とするインサート成形用接着積層体であって、
接着積層体中の接着剤の質量含有率が20〜60%であるインサート成形用接着積層体。 - 布が厚さ100μm〜600μm、目付け50〜300g/m 2 であることを特徴とする請求項1に記載のインサート成形用接着積層体。
- アルミニウムまたはアルミニウム合金からなるインサート部材に請求項2に記載のインサート成形用接着積層体を積層させることを特徴とするインサート成形用接着複合体。
- インサート成形用接着積層体が厚さ100〜600μmであることを特徴とする請求項3に記載のインサート成形用接着複合体。
- インサート成形時に射出される樹脂がアクリロニトリル・ブタジエン・スチレン(ABS)系樹脂であることを特徴とする請求項4に記載のインサート成形用接着複合体。
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