JP5825068B2 - 内燃機関の燃料噴射の異常判定方法と内燃機関 - Google Patents
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Description
したものが多い。このエンジンは、排気ガス浄化装置の下流に排気ガス中のNOx(窒素酸化物)の含有量を計測するNOxセンサを設けている。
気通路に設けた吸気量センサで検出された新気空気量と現指示燃料噴射量から算出した目標空気過剰率λ2との偏差値を算出し、コモンレール圧と指示燃料噴射量をベースとする噴射時間補正値マップに記憶され、且つ、現コモンレール圧と前記現指示燃料噴射量に対応する現噴射時間補正値を、前記偏差値がゼロになるように補正して、噴射時間補正値を算出し、算出した前記噴射時間補正値の絶対値と予め設定された異常判定値とを比較し、前記絶対値が前記異常判定値以下のときに、指示燃料噴射量とコモンレール圧をベースとする噴射時間領域マップに記憶され、前記現指示燃料噴射量と前記現コモンレール圧に対応する現噴射時間を前記噴射時間補正値で補正して、燃料噴射を行うとともに、その前記噴射時間補正値を前記噴射時間補正値マップに前記現コモンレール圧と前記現指示燃料噴射量とに基づいて記憶し、前記絶対値が前記異常判定値より大きくなったときに、前記内燃機関の各気筒への燃料噴射が異常であると判定するとともに、その噴射時間補正値を前記噴射時間補正値マップに記憶しないことを特徴とする方法である。
の燃料噴射量に基づいて補正する際に、インジェクタを含む燃料供給システムの異常を検知することができる。これにより、システムの異常の検知に従来では必要であった空気過剰率センサを追加することなく、インジェクタの故障などによる燃料噴射の異常を検知することができるので、その分の部品点数が減り、また、製造コストを低減することができる。
5を排気システム8に設けていれば、他の構成は上記の構成に限定しない。
必要がない。そのため、部品点数を減らすことでき、また、製造コストも低減することができる。
。この異常判定値Vdは、学習値L(I,J)の絶対値から、燃料供給システム4の劣化、又は故障を検知することができればよく、上記の構成に限定しない。
目標空気過剰率λ2を算出するが、現指示燃料噴射量Q_finから求まる目標空気過剰率λ2を算出することができればよく、上記の方法に限定しない。
用いて、実際の燃料噴射量と指示燃料噴射量との乖離を無くすために燃料の噴射時間T_corrを補正する際に、学習値L(I,J)の絶対値と予め定めた異常判定値Vdとを比較することで、燃料供給システム4の故障を検知することができる。これにより、空気過剰率センサを追加することなく、インジェクタの故障などによる実際に燃料噴射量の異常を正確に検知することができる。
2 気筒
3 インジェクタ(燃料噴射弁)
5 吸気管(吸気通路)
6 吸気システム
7 排気管(排気通路)
8 排気システム
9 コモンレール
10 吸気フィルタ
11 インタークーラー
12 吸気スロットル
13 DPF(ディーゼル微粒子捕集フィルタ)
14 SCR装置(選択的触媒還元装置)
15 排気ガス処理装置
16 ターボチャージャー
17 EGRクーラー
18 EGR弁
19 EGR装置(排気再循環装置)
20 ECU(制御装置)
21 NOxセンサ
22 MAFセンサ(新気空気量センサ)
23 圧力センサ
29 警告ランプ
λ1 実空気過剰率
λ2 目標空気過剰率
M1 学習領域マップ(噴射時間補正値マップ)
M2 通電時間マップ(噴射時間マップ)
L(i,j) 現学習値(現噴射時間補正値)
L(I,J) 学習値(噴射時間補正値)
T(i,j) 現噴射時間
Q_fin 現指示燃料噴射量
T_corr 噴射時間
O2_exh 酸素濃度
O2_air 大気の酸素濃度
m_air 新気吸気量
AFR 理想空燃比
Vd 異常判定値
Claims (4)
- 排気通路に排気ガス浄化装置を設けた内燃機関の燃料噴射の異常判定方法において、
前記排気ガス浄化装置の下流に設けたNOxセンサの酸素濃度値から算出した実空気過剰率λ1と、吸気通路に設けた吸気量センサで検出された新気空気量と現指示燃料噴射量から算出した目標空気過剰率λ2との偏差値を算出し、
コモンレール圧と指示燃料噴射量をベースとする噴射時間補正値マップに記憶され、且つ、現コモンレール圧と前記現指示燃料噴射量に対応する現噴射時間補正値を、前記偏差値がゼロになるように補正して、噴射時間補正値を算出し、
算出した前記噴射時間補正値の絶対値と予め設定された異常判定値とを比較し、
前記絶対値が前記異常判定値以下のときに、指示燃料噴射量とコモンレール圧をベースとする噴射時間領域マップに記憶され、前記現指示燃料噴射量と前記現コモンレール圧に対応する現噴射時間を前記噴射時間補正値で補正して、燃料噴射を行うとともに、その前記噴射時間補正値を前記噴射時間補正値マップに前記現コモンレール圧と前記現指示燃料噴射量とに基づいて記憶し、
前記絶対値が前記異常判定値より大きくなったときに、前記内燃機関の各気筒への燃料噴射が異常であると判定するとともに、その噴射時間補正値を前記噴射時間補正値マップに記憶しないことを特徴とする内燃機関の燃料噴射の異常判定方法。 - 前記噴射時間補正値を、前記実空気過剰率λ1と前記目標空気過剰率λ2と前記現噴射時間補正値を用いて、下記に示す式(1)により求めることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の燃料噴射の異常判定方法。
L(i,j):現噴射時間補正値
L(I,J):噴射時間補正値
W_cor:重み係数 - 排気通路に排気ガス浄化装置を設けた内燃機関において、
前記排気ガス浄化装置の下流に配置されたNOxセンサと、吸気通路に配置された吸気量センサと、コモンレールに配置された圧力センサとを備えるとともに、それらの各センサと接続され、コモンレール圧および指示燃料噴射量をベースとする噴射時間補正値マップと指示燃料噴射量およびコモンレール圧をベースとする噴射時間領域マップとを有した制御装置を備え、
前記制御装置が、
前記NOxセンサの酸素濃度値から算出した実空気過剰率λ1と、前記吸気量センサで検出された新気空気量と現指示燃料噴射量から算出した目標空気過剰率λ2との偏差値を算出する手段と、
前記噴射時間補正値マップに記憶され、且つ、前記圧力センサで検出された現コモンレール圧と前記現指示燃料噴射量に対応する現噴射時間補正値を、前記偏差値がゼロになるように補正して、噴射時間補正値を算出する手段と、
算出した前記噴射時間補正値の絶対値と予め設定された異常判定値とを比較する手段と、
前記絶対値が前記異常判定値以下のときに、前記噴射時間領域マップに記憶され、前記現指示燃料噴射量と前記現コモンレール圧に対応する現噴射時間を前記噴射時間補正値で補正して、燃料噴射を行うとともに、その噴射時間補正値を前記噴射時間補正値マップに前記現コモンレール圧と前記現指示燃料噴射量とに基づいて記憶する手段と、
前記絶対値が前記異常判定値より大きくなったときに、燃料噴射が異常であると判定するとともに、その噴射時間補正値を前記噴射時間補正値マップに記憶しない手段と、を有することを特徴とする内燃機関。 - 前記制御装置が、前記噴射時間補正値を、前記実空気過剰率λ1と前記目標空気過剰率λ2と前記現噴射時間補正値を用いて、下記に示す式(2)により求める手段とを備えることを特徴とする請求項3に記載の内燃機関。
L(i,j):現噴射時間補正値
L(I,J):噴射時間補正値
W_cor:重み係数
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