JP5823425B2 - 電子工学的用途のための低誘電ガラス及びガラス繊維 - Google Patents

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Description

本発明は、プリント回路ボード(「PCB」)を含む組成物基材を補強するために使用し得る繊維に成形するのに適合したガラス組成物に関する。より具体的には、本発明は、PCBの性能向上を可能にする電気的性質を有するガラス繊維補強材に関する。
「D」は材料の誘電率(dielectric constant)であり、「電媒定数」(permittivity)としても知れられ、材料の静電エネルギーを蓄える能力の尺度である。キャパシタとして使用されるべき材料は、比較的高いDを有することが望ましいが、特に高速回路を目的とするPCB基材の部品として使用されるべき材料は、低いDを有することが望ましい。Dは、2枚の金属板間の所与の材料に蓄えられる電荷の、同一の2枚の金属板間の空隙(空気又は真空)により蓄えられる電荷量に対する比(即ちキャパシタンス)である。「D」即ち損失係数は、誘電材料における電力損失の尺度である。Dは、電流の抵抗損失分の電流の容量分に対する比であり、損失角度の正接に等しい。高速回路網にとって、PCB基材を含む材料のDは比較的低いことが望まれる。
PCBは、通常、米国材料試験協会の「ガラス繊維束標準規格」D578に基づく組成の「Eガラス」ファミリーのガラス繊維で補強されてきた。この定義により、電子工学的用途のためのEガラスは、5から10重量パーセントのBを含み、それはガラス組成物の誘電特性に対するBの望ましい効果の認識を反映している。電子工学的用途向けのEガラス繊維は、通常、周波数1MHzで6.7〜7.3の範囲内のDを有する。標準的電子工学用Eガラスはまた、実用的製造に通ずる溶融及び成形温度を提供するように形成される。市販の電子工学用Eガラスの、本明細書ではTとも称する成形温度(粘度が1000ポイズになる温度)は、通常1170℃〜1250℃の範囲内にある。
高性能プリント回路ボードは、遠隔通信及び電子計算に応用するために、性能をよくするために、即ちノイズシグナル伝達を低くするために、Eガラスに比較して低いDを有する基材補強材を必要とする。Eガラスに比較してDを低下させることは、場合により、電子工学産業においても望まれる。PCB産業は低誘電ガラス繊維に対する需要を有するが、低誘電繊維が商業化の達成に成功するためには、ガラス繊維補強材の製造が、経済的に実行可能な結果に向かうことを必要とする。この目的のために、先行技術で提案されたいくつかの低Dガラス組成物は、経済的収益に適切に向けられていない。
先行技術におけるいくつかの低誘電ガラスは、高いSiO含有率又は高いB含有率、又は高SiO及び高B両者の組合せにより特徴付けられる。後者の例は、「Dガラス」として知られている。低Dガラスに対するこのアプローチについての詳細な情報は、L.Navias及びR.L.Greenによる論文、「超高周波数におけるガラスの誘電特性及び組成とそれらの関係(Dielectric Properties of Glasses at Ultra−High Frequencies and their Relation to Composition)」、J.Am.Ceram.S℃.、29、267−276(1946)、米国特許出願第2003/0054936A1号(S.Tamura)、及び特許出願日本特許第3409806B2号(Y.Hirokazu)に見出すことができる。SiO及びDガラスタイプのガラスの繊維は、PCB基材、例えば、繊維織物及びエポキシ樹脂を含むラミネート用の布帛形態で補強剤として使用されてきた。これらのアプローチの両方とも、時には約3.8又は4.3にもなる低Dを提供することに成功しているが、そのような組成物の高い溶融及び成形温度は、そのような繊維のコストが高くなる結果となり望ましくない。Dガラス繊維は、典型的には、1400℃を上回る成形温度を必要とし、またSiO繊維は約2000℃程度の成形温度を必要とする。さらに、Dガラスは、20重量パーセント以上にもなる高B含有率により特徴付けられる。Bは従来の電子Eガラスを製造するために必要とされる最もコストのかかる原料の1つであるから、Dガラス中であまり多量のBを使用することは、Eガラスに比較してそのコストを大きく増大させる。それ故、SiOもDガラス繊維も高性能PCB基材材料を大規模で製造するための実際的解決をもたらさない。
ZnO(10重量パーセントまで)及びBaO(10重量パーセントまで)などの他の比較的コストのかかる成分を加えた高B濃度(即ち11から25重量パーセント)に基づく他の低誘電ガラス繊維が、日本特許第3409806B2号(Hirokazu)に記載されており、報告されたD値は1MHzで4.8〜5.6の範囲内である。これらの組成物中にBaOが含まれることは、コスト並びに環境上の理由で問題である。この引用文献では、コストのかかるBの高濃度にもかかわらず、開示された繊維成形温度は比較的高く、例えば1355℃〜1429℃である。同様に、比較的コストのかかるTiOを加えた(5重量パーセントまで)高B濃度(即ち14〜20重量パーセント)に基づく他の低誘電ガラスが、米国特許出願第2003/0054936A1号(Tamura)に開示されており、1MHzでD=4.6〜4.8及び損失係数D=0.0007〜0.001である。日本特許出願第02154843A号(Hiroshiら)で、ホウ素が含まれない低誘電ガラスが開示されており、Dは1MHzで5.2〜5.3の範囲内にある。これらのホウ素が含まれないガラスは、おそらく比較的低い原料コストで低Dを提供するが、それらの不利点は、1000ポイズの溶融粘度における繊維成形温度が1376℃と1548℃の間と高いことである。それに加えて、これらのホウ素が含まれないガラスは、典型的には25℃以下(いくつかの場合には負)の非常に狭い成形ウィンドウ(成形温度と液相温度との間の差)を有するが、商業的ガラス繊維産業においては、約55℃以上のウィンドウが目的にかなうと通常考えられている。
コストの上昇を抑えながらPCB性能を改良するためには、Eガラス組成物に比較して電気的性質(D及び/又はD)を有意に改良して、同時にSiO及びDガラスタイプ及び上で論じた低誘電ガラスへの他の先行技術のアプローチよりも低い実用的成形温度を呈するガラス繊維用の組成物を提供することが有利であろう。原料コストを有意に低減させるために、B含有率をDガラスのB含有率よりも低く、例えば、いくつかの状況では、13重量パーセント未満又は12パーセント未満に維持することが望ましいであろう。ガラス組成物が電子工学用EガラスのASTMの定義内に収まり、その結果、10重量パーセントを超えるBを必要としないことも有利であり得る。ガラス繊維産業では異例のBaO又はZnOなどのコストのかかる材料を必要とせずに、低Dガラス繊維を製造することも有利であろう。それに加えて、工業的に実行可能なガラス組成物は、原料中の不純物への耐性を有することも望ましく、それもコストの低いバッチ材料の使用を可能にする。
PCB複合材料中におけるガラス繊維の重要な機能は機械的強度を提供することであるから、ガラス繊維強度を有意に犠牲にしない電気的性質の改良が達成されるのが最良であろう。ガラス繊維強度は、ヤング率又は初期引張り強度によって表すことができる。新規な低誘電繊維ガラス溶液が、使用される樹脂の大幅な変化を必要とせず、又はいくつかの別のアプローチによっては要求されるであろう少なくともいくつかの別の実質的にもっとコストのかかる樹脂を必要とせずに、PCBを作製するために使用されるならば、それも望ましいであろう。
本発明の繊維化し得るガラス組成物は、先行技術の低Dガラスの提案よりも工業的に実行可能な繊維成形に通ずる温度−粘度関係を提供する一方で、標準的Eガラスに比較して改良された電気的性能(即ち、低D及び/又は低D)を提供する。本発明の他の任意選択の態様は、組成物の少なくともいくつかは比較的低い原料バッチコストで工業的に作製し得ることである。本発明の1つの態様において、ガラス組成物は、次の構成成分を含み、ガラス繊維の形態であり得る:
SiO 60〜68重量パーセント;
7〜13重量パーセント;
Al 9〜15重量パーセント;
MgO 8〜15重量パーセント;
CaO 0〜4重量パーセント;
LiO 0〜2重量パーセント;
NaO 0〜1重量パーセント;
O 0〜1重量パーセント;
Fe 0〜1重量パーセント;
0〜1重量パーセント;
TiO 0〜2重量パーセント。
いくつかの実施形態において、本発明の組成物は、CaOの比較的低い、例えば約0〜4重量パーセント程度の含有率により特徴付けられる。さらに他の実施形態において、CaO含有率は約0〜3重量パーセント程度であり得る。一般的に、CaO含有率を最小化すると電気的性質が改良されて、いくつかの実施形態では、CaO含有率は任意選択の構成成分と見なし得るほど低いレベルにまで削減された。それに反して、MgO含有率はこのタイプのガラスに対して比較的高く、いくつかの実施形態ではMgO含有率はCaO含有率の2倍である(重量パーセント基準で)。本発明のいくつかの実施形態では、MgO含有率は約6.0重量パーセントを超えてもよく、他の実施形態においては、MgO含有率が7.0重量パーセントを超えることがあり得る。
上で注意したように、先行技術のいくつかの低D組成物は、相当な量のBaOを含む必要があるという不利点があるが、本発明のガラス組成物ではBaOは必要とされないことを特記することができる。本発明の有利な電気的及び製造上の特性はBaOの存在を排除しないが、BaOの意図的な含有がないことは、本発明のいくつかの実施形態の付加的な利点と見なすことができる。このように、本発明の実施形態は、1.0重量パーセント未満のBaOの存在によって特徴付けることができる。痕跡量の不純物のみが存在するこれらの実施形態において、BaO含有率は0.05重量パーセント以下であると特徴付けることができる。
本発明の組成物は、低Dを達成するために高Bに依存する先行技術のアプローチよりも少ない量でBを含む。これは大きなコスト節減になる。いくつかの実施形態において、B含有率は13重量パーセント以下、又は12重量パーセント以下である必要がある。本発明のいくつかの実施形態はまた、ASTMの電子工学用Eガラスの定義内、即ち、10重量パーセント以下のBに収まる。
上で説明した組成物において、構成成分は、標準的Eガラスよりも低い誘電率を有するガラスを生ずるような比率にされる。標準的電子工学用Eガラスを比較の対照として、これは周波数1MHzで約6.7未満であってよい。他の実施形態において、誘電率(D)は周波数1MHzで6未満であってよい。他の実施形態において、誘電率(D)は、周波数1MHzで5.8未満であってよい。さらなる実施形態は、周波数1MHzで5.6未満又はさらにそれより低い誘電率(D)さえ示す。
上で説明した組成物は、ガラス繊維の実行可能な工業的製造に通ずる望ましい温度−粘度関係を有する。一般的に、繊維を作製するために、先行技術の組成物のDガラスタイプに比較して低い温度が求められる。望ましい特性は、多くの方法で表すことができ、本発明の組成単独又は組合せにより達成できる。一般的に、上で説明した範囲内で、1000ポイズの粘度で1370℃以下の成形温度(T)を示すガラス組成物を作製できる。いくつかの実施形態のTは、1320℃以下、又は1300℃以下、又は1290℃以下である。これらの組成物も、成形温度と液相温度(T)との間の差が正であるガラスを包含し、いくつかの実施形態において成形温度は液相温度より少なくとも55℃高く、そのことはこれらのガラス組成物から繊維を工業的に製造するために有利である。
一般に、ガラス組成物のアルカリ酸化物含有率を最小化することは、Dを低下させることに役立つ。D低下を最適化することが望まれるこれらの実施形態において、アルカリ酸化物含有率の合計はガラス組成物の2重量パーセント以下である。本発明の組成物において、NaO及びKOを最小化することはLiOよりもこの点に関して効果的であることが見出された。アルカリ酸化物が存在すると、一般的に成型温度は低くなる。それ故、比較的低い成形温度を提供することが優先事項である本発明のこれらの実施形態においては、LiOが相当の量で、例えば少なくとも0.4重量パーセント含まれる。この目的のために、いくつかの実施形態においてLiO含有率はNaO又はKO含有率のいずれより高く、また他の実施形態においてLiO含有率はNaOとKOの含有率の合計を超え、いくつかの実施形態においては2倍を超える。
上記の本発明の特徴に加えて又はそれに代わって、本発明の組成物は、標準的電子工学用Eガラスより低い損失係数(D)を有するガラスを提供するために利用できる。いくつかの実施形態において、Dは1GHzで0.0150以下であり、他の実施形態においては、1GHzで0.0100以下である。
実施形態のいくつかに存在する本発明の1つの有利な態様は、ガラス繊維産業における従来の構成成分への依存であり、原料供給源がコストのかかる構成成分の相当な量の回避である。本発明のこの態様のために、本発明のガラスの組成の規定で明確に説明したものに加えた構成成分が、必要とされるのではないが、合計5重量パーセント以下の量で含まれてもよい。これらの任意選択の構成成分は、溶融助剤、清澄剤、着色剤、痕跡量の不純物及びガラス製造の当業者に公知の他の添加剤を含む。いくつかの先行技術の低Dガラスに比較して、本発明の組成物ではBaOは必要とされないが、少量のBaO(例えば、約1重量パーセントまで)の含有は排除されないであろう。同様に、主成分量のZnOは本発明においては必要とされないが、いくつかの実施形態において、少量は(例えば、約2.0重量パーセントまで)含まれてもよい。任意選択の構成成分が最小化される本発明のこれらの実施形態において、任意選択の構成成分の合計は、2重量パーセント以下、又は、1重量パーセント以下である。或いは、本発明のいくつかの実施形態は、本質的には名を挙げた構成成分で構成されるといえる。
及びDを低下させるために、電気的分極率を有するSiO及びBを含有させることは本発明の組成物において有用である。Bはそれ自体低温で(350℃)溶融され得るが、それは周辺空気中の湿気の攻撃に対して安定でなく、したがって純粋Bの繊維は、PCBラミネートでの使用には実用的ではない。SiO及びBの両者はネットワーク成形体であり、これら2者の混合は、Dガラスの場合のように、Eガラスより有意に高い繊維成形温度を生じる結果になるであろう。繊維成形温度を低下させるためには、SiOの一部を置き換えて、MgO及びAlが含有される。酸化カルシウム(CaO)及びSrOもMgOと組み合わせて使用され得るが、それら両者はMgOより高い分極率を有するので、MgOより望ましくはない。
バッチコストを低減させるために、BはDガラスにおけるよりも低い濃度で利用される。しかしながら、ガラス溶融物における相分離を防止して、それにより組成物から作製されるガラス繊維に対してよりよい機械的性質を提供するために十分なBが含有される。
バッチ含有成分の選択及びそれらのコストは、それらに要求される純度に大きく依存する。Eガラス製造用などの典型的な市販の含有成分は、NaO、KO、Fe又はFeO、SrO、F、TiO、SO、その他の不純物を種々の化学的形態で含む。これらの不純物由来のカチオンの大部分は、ガラス中のSiO及び/又はBで非架橋酸素を生じさせることによりガラスのDを増大させるであろう。
サルフェート(SOと表される)は、清澄剤として存在することもできる。SrO、BaO、Cl、P、Cr、又はNiO(これら特定の化学的形態に限定されない)などの少量の不純物も、原料から又は溶融工程中の汚染から存在し得る。As、MnO、MnO、Sb、又はSnOなどの(これら特定の化学的形態に限定されない)他の清澄剤及び/又は工程助剤も存在してよい。これらの不純物及び清澄剤は、存在するときは、各々ガラス組成物全体の0.5重量%未満の量で典型的に存在する。元素周期表の原子番号21(Sc)、39(Y)、及び57(La)から71(Lu)までを含む希土類の元素は、本発明の組成物に任意選択で添加できる。これらは工程助剤として又はガラスの電気的、物理的(熱的及び光学的)、機械的、及び化学的性質を改良するためのいずれかとして役立つことができる。希土類添加物は、元の化学的形態及び酸化状態で含まれ得る。希土類元素の添加は、それらが低濃度でさえバッチコストを上昇させるであろうから、原料コストを最小化する目的を有する本発明の実施形態においては特に、任意選択と見なされる。いずれにしても、希土類成分が含まれるとき、通常、それらがガラス組成物全体の約0.1〜1.0重量%以下の量で(酸化物として測定して)存在することが、それらのコストから必要になるであろう。
本発明は、次の一連の具体的実施形態により例示されるであろう。しかしながら、多くの他の実施形態が本発明の原理により考えられることは当業者により理解されるであろう。
これらの実施例におけるガラスは、粉末形態の試薬グレードの化学薬品の混合物を10%Rh/Ptの坩堝中で、1500℃と1550℃の間の温度(2732°F〜2822°F)で4時間溶融することにより作製した。各バッチは約1200グラムであった。4時間の溶融時間の後、溶融ガラスを急冷するために鋼板上に注いだ。Bの蒸発損失(実験室バッチの溶融条件で1200グラムのバッチサイズに対して通常約5%)を補正するために、バッチ計算におけるホウ素保持係数を95%に設定した。フッ化物及びアルカリ酸化物などの他の揮発種は、ガラス中におけるそれらの低濃度のゆえに、それらの放出損失についてバッチで調整しなかった。実施例における組成は、仕込み組成を表す。試薬化学薬品はBを適切に調整してガラス調製に使用されたので、本発明で例示した仕込み組成は測定された組成に近いと考えられる。
温度の関数としての溶融粘度及び液相温度は、ASTM試験法C965「軟化点を超えたガラスの粘度測定標準実施法」及びC829「勾配炉法によるガラスの液相温度測定の標準実施法」を使用することによりそれぞれ測定した。
徐冷したガラスから作製した各ガラス試料の直径40mm及び厚さ1〜1.5mmの研磨ディスクを、電気的性質及び機械的性質測定のために使用した。各ガラスの誘電率(D)及び損失係数(D)は、1MHzから1GHzでASTM試験法D150「固体電気絶縁材のA−C損失特性及び電媒定数(誘電率)の標準試験法」により測定した。手順に従って、すべての試料は、湿度50%、25℃で40時間条件づけした。ASTM試験法C729「浮沈コンパレータによるガラス密度の標準試験法」を使用し、全試料を徐冷して、ガラス密度について選択試験を実施した。
選択された組成物について、ヤング率(圧子負荷除去サイクルにおける圧入荷重−圧入深さ曲線の初期勾配から)及び微小硬さ(最大圧入荷重及び最大圧入深さから)を測定するために、マイクロインデンテーション法を使用した。この試験のために、D及びDを試験した同じディスク試料を使用した。平均ヤング率及び微少硬さのデータを得るために5回の圧入測定を行った。マイクロインデンテーション装置は、製品名BK7の市販標準参照ガラスブロックを使用して較正した。参照ガラスは、すべて5回の測定に基づき、ヤング率90.1GPa(1標準偏差0.26GPa)及び微少硬さ4.1GPa(1標準偏差0.02GPa)を有した。
実施例中のすべての組成値は、重量パーセントで表してある。
表1 組成物
実施例1〜8は、ガラス組成を重量パーセントにより示す(表1):SiO 62.5〜67.5%、B 8.4〜9.4%、Al 10.3〜16.0%、MgO 6.5〜11.1%、CaO 1.5〜5.2%、LiO 1.0%、NaO 0.0%、KO 0.8%、Fe 0.2〜0.8%、F 0.0%、TiO 0.0%、及びサルフェート(SOとして表す)0.0%。
ガラスは、周波数1MHzで5.44〜5.67のD及び0.0006〜0.0031のD並びに周波数1GHzで5.47〜6.67のD及び0.0048〜0.0077のDを有することが見出された。シリーズIIIの組成物の電気的性質は、1MHzで7.29のD及び0.003のD並びに1GHzで7.14のD及び0.0168のDを有する標準的Eガラスに対して有意に低いD及びDを例証する(即ち、改良されている)。
繊維成形特性に関して、表1中の組成物は、1300〜1372℃の成形温度(T)及び89〜222℃の成形ウィンドウ(T−T)を有する。これは通常1170〜1215℃の範囲内にTを有する標準的Eガラスに比較され得る。繊維成形中のガラス失透を防止するために、55℃を超える成形ウィンドウ(T−T)が望ましい。表1中のすべての組成物は、満足な成形ウィンドウを示す。表1の組成物は、Eガラスより高い成形温度を有するが、それらはDガラス(典型的には約1410℃)より有意に低い成形温度を有する。
Figure 0005823425
表2 組成物
実施例9〜15は、ガラス組成を示す:SiO 60.8〜68.0%、B 8.6及び11.0%、Al 8.7〜12.2%、MgO 9.5〜12.5%、CaO 1.0〜3.0%、LiO 0.5〜1.5%、NaO 0.5%、KO 0.8%、Fe 0.4%、F 0.3%、TiO 0.2%、及びサルフェート(SOとして表す)0.0%。
ガラスは、1MHzの周波数で5.55〜5.95のD及び0.0002〜0.0013のD並びに1GHzの周波数で5.54〜5.94のD及び0.0040〜0.0058のDを有することが見出された。表2中の組成物の電気的性質は、1MHzで7.29のD及び0.003のD並びに1GHzで7.14のD及び0.0168のDを有する標準的Eガラスよりも有意に低い(改良された)D及びDを例示する。
機械的性質に関して、表2の組成物は86.5〜91.5GPaのヤング率及び4.0〜4.2GPaの微少硬さを有し、それら両者はヤング率85.9GPa及び微少硬さ3.8GPaを有する標準的Eガラスと同等又はそれを超える。表2中の組成物のヤング率はまた、文献データによれば約55GPaであるDガラスより有意に高い。
繊維成形特性に関して、表2の組成物は、1170〜1215℃の範囲にTを有する標準的Eガラスに対して、1224〜1365℃の成形温度(T)、及び6〜105℃の成形ウィンドウ(T−T)を有する。表2の組成物のすべてではないがいくつかは、55℃を超える成形ウィンドウ(T−T)を有し、それは工業的繊維成形操業中のガラス失透を回避するために、ある状況において好ましいと考えられる。表2の組成物は、Dガラスの成形温度(1410℃)より低いが、Eガラスより高い成形温度を有する。
Figure 0005823425
Figure 0005823425

Figure 0005823425
Figure 0005823425

Claims (18)

  1. SiO 60〜68重量パーセント;
    7〜12重量パーセント;
    Al 9〜14重量パーセント;
    MgO 8〜15重量パーセント;
    CaO 0〜4重量パーセント;
    LiO 0〜2重量パーセント;
    NaO 0〜1重量パーセント;
    O 0〜1重量パーセント;
    Fe 0〜1重量パーセント;
    0〜2重量パーセント;及び
    TiO 0〜2重量パーセント;
    を含み、
    他の構成成分が、存在する場合には、合計0〜5重量パーセントの量で存在する、
    繊維成形用ガラス組成物であって、(LiO+NaO+KO)の含有率が2重量パーセント未満であり、MgO含有率がCaO含有率の少なくとも2倍はある(重量パーセントに基づく)、上記組成物。
  2. SiO 60〜68重量パーセント;
    7〜12重量パーセント;
    Al 9〜14重量パーセント;
    MgO 8〜15重量パーセント;
    CaO 0〜3重量パーセント;
    LiO 0〜2重量パーセント;
    NaO 0〜1重量パーセント;
    O 0〜1重量パーセント;
    Fe 0〜1重量パーセント;
    0〜2重量パーセント;及び
    TiO 0〜2重量パーセント;
    を含む繊維成形用ガラス組成物であって、
    (LiO+NaO+KO)の含有率が2重量パーセント未満であり、MgO含有率がCaO含有率の少なくとも2倍はあり(重量パーセントに基づく)、ガラスが周波数1MHzで5.9未満の誘電率(D)を有し、1000ポイズの粘度で1320℃以下の成形温度Tを有する上記組成物。
  3. CaO含有率が0〜3重量パーセントである、請求項に記載の組成物。
  4. MgO含有率が8〜13重量パーセントである、請求項1又は2に記載の組成物。
  5. MgO含有率が9〜12重量パーセントである、請求項1又は2に記載の組成物。
  6. 含有率が11重量パーセント以下である、請求項1又は2に記載の組成物。
  7. Al含有率が10〜13重量パーセントである、請求項1又は2に記載の組成物。
  8. 構成成分が、周波数1MHzで6.7未満の誘電率(D)を有するガラスを提供するように選択される、請求項1に記載の組成物。
  9. 構成成分が、周波数1MHzで6未満の誘電率(D)を有するガラスを提供するように選択される、請求項に記載の組成物。
  10. 構成成分が、周波数1MHzで5.8未満の誘電率(D)を有するガラスを提供するように選択される、請求項1又は2に記載の組成物。
  11. 構成成分が、周波数1MHzで5.6未満の誘電率(D)を有するガラスを提供するように選択される、請求項1又は2に記載の組成物。
  12. 構成成分が、1000ポイズの粘度で1370℃以下の成形温度Tを提供するように選択される、請求項1に記載の組成物。
  13. 構成成分が、1000ポイズの粘度で1320℃以下の成形温度Tを提供するように選択される、請求項に記載の組成物。
  14. 構成成分が、成形温度より少なくとも55℃低い液相温度(T)を提供するように選択される、請求項2、12又は13に記載の組成物。
  15. 0〜1重量パーセントのBaO及び0〜2重量パーセントのZnOを含む、請求項1又は2に記載の組成物。
  16. 本質的にBaOを含まず、本質的にZnOを含まない、請求項1又は2に記載の組成物。
  17. 他の構成成分が、存在する場合には、合計0〜2重量パーセントの量で存在する、請求項1又は2に記載の組成物。
  18. 他の構成成分が、存在する場合には、合計0〜1重量パーセントの量で存在する、請求項1又は2に記載の組成物。
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