JP5822430B2 - 像振れ補正装置およびそれを有する撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は振れ補正装置および振れ補正をするための撮像装置に関するものである。
従来振れ補正機能をもつ撮像装置においては、一般に手振れによる振動或いはそれに類似する周波数分布を持った振れに良好に補正すべく、振れ検知センサや振れ補正光学系の選択、及び上記センサや駆動機構の応答周波数帯域の設定がなされている。従ってこのような振れ補正装置を三脚等に据え付けて使用する場合には、振れ検知センサから出力される低周波のドリフト信号(ゆらぎ)により、振れ補正部材は撮像装置の振れとは関係のない振れ補正を行ってしまい、撮像素子上の像振れを助長してしまう。
この課題を解消するために、振れ検知センサの出力が微小ならば三脚等に据え付けられていると判別して、振れ補正を行わないようにすることが提案されている(例えば特許文献1)。この場合、一律に振れ補正を禁止しレンズを光学的中央位置に固定していた。
特開平11−38461号公報
しかし、露光開始後に振れ検出センサの出力が微小であるときに、露光中に振れ補正部材を光学的中心位置に移動することによって、画角変化が振れ画像として撮影されてしまうという問題を有していた。
上述した課題を解決するため、本発明は、振れを検出する振れ検出手段と、前記振れ検出手段の出力に基づいて補正レンズの補正目標位置を決定する目標位置決定手段と、前記目標位置決定手段にて算出された前記補正目標位置に前記補正レンズを移動させて像振れを補正する像振れ補正手段と、前記振れ検出手段の出力に基づいて、装置が固定支持された固定支持状態か手持ち状態であるか否かを判定する判定手段と、前記判定手段によって固定支持状態にあると判定されたとき、前記補正レンズが前記固定支持状態にあると判定されたときの位置に前記補正レンズを保持するとともに前記像振れ補正手段による振れ補正動作をオフに制御する制御手段とを有する像振れ補正装置であって、
前記目標位置決定手段は、前記固定支持状態の期間中、前記目標位置決定手段にて算出された補正目標位置をレンズ指令位置として保存しており
前記制御手段は、前記固定支持状態の期間中に前記レンズ指令位置前記固定支持状態にあると判定されたときの位置から前記補正レンズの光学中心位置に向かって移動させ、前記固定支持状態から前記手持ち状態への移行が指示された場合、前記固定支持状態にあると判定されたときの位置に保持された補正レンズが前記補正レンズの光学中心位置に近づいたレンズ指令位置に一致するように前記補正レンズを制御することを特徴とする。
本発明の振れ補正装置は、三脚等に据え付けられたと判断した時の振れ補正部材の位置に振れ補正部材を固定することで、画角の変化が撮像画像に写り込むことを防ぐことができる。
本発明に係る撮像装置全体のブロック図である。 本発明に係る防振制御部のブロック図である。 本発明の実施例1に係る防振制御部のブロック図である。 本発明の実施例1に係る防振制御のフローチャートである。 本発明の実施例1に係る補正位置制御信号の一例である。 本発明の実施例2に係る防振制御部のブロック図である。 本発明の実施例2に係る防振制御のフローチャートである。 本発明の実施例2に係る補正位置制御信号の一例である。 本発明の実施例3に係る防振制御部のブロック図である。 本発明の実施例3に係る防振制御のフローチャートである。 本発明の実施例3に係る補正位置制御信号の一例である。 本発明の実施例4に係る防振制御のフローチャートである。 本発明の実施例5に係る防振制御のフローチャートである。
本発明の第1の実施形態について説明する。図1は撮像装置の構成を示すブロック図である。
図1において、ズームユニット101は変倍を行うズームレンズを含む。ズーム駆動制御部102は、ズームユニット101を駆動制御する。シフトレンズ103は光軸に対して略垂直な方向に移動可能であり、振れ補正を行うための振れ補正部材である。なお、本実施例においては、振れ補正部材としてシフトレンズを用いるが、同様の効果があればシフトレンズに換えて撮像素子を光軸に対して略垂直な方向に移動可能の構成にしてもよい。シフトレンズ駆動制御部104は、振れ補正部材であるシフトレンズ103を駆動制御する。また、シフトレンズ駆動制御部104は、省電力時にはシフトレンズ駆動制御部104への電源供給を停止する。
絞り・シャッタユニット駆動制御部106はであり、絞り・シャッタユニット105を駆動制御する。フォーカスユニット107は、ピント調整を行うレンズを含む。フォーカス駆動制御部108は、フォーカスユニット107を駆動制御する。撮像部109は撮像素子が用いられ、各レンズ群を通ってきた光像を電気信号に変換する。撮像信号処理部110は、撮像部109から出力された電気信号を映像信号に変換処理する。
映像信号処理部111は、撮像信号処理部110から出力された映像信号を用途に応じて加工する。表示部112は、映像信号処理部111から出力された信号に基づいて、必要に応じて画像表示を行う。表示制御部113は、撮像部および表示部の動作・表示を制御する。振れ検出部114は、撮影装置に与えられた振れの度合いを検知する。
電源部115はシステム全体に用途に応じて電源を供給する。外部入出力端子部116は外部との間通信信号及び映像信号を入出力する。操作部117はシステムを操作する。記憶部118は映像情報など様々なデータを記憶する。制御部119はシステム全体を制御する。
次に、上記の構成を持つ撮像装置の動作について説明する。
操作部117は、押し込み量に応じて第1スイッチ(SW1)および第2スイッチ(SW2)が順にオンするように構成されたシャッタレリーズボタンを有している。シャッタレリーズボタンを約半分押し込んだときに第1スイッチがオンし、シャッタレリーズボタンを最後まで押し込んだときに第2スイッチがオンする構造となっている。
操作部117の第1スイッチがオンされると、フォーカス駆動制御部108がフォーカスユニット107を駆動してピント調整を行うとともに、絞り・シャッタユニット駆動制御部106が絞り・シャッタユニット105を駆動して適正な露光量に設定する。さらに第2スイッチがオンされると撮影動作が指示され、撮像部109に露光された光像(被写体像)から得られた画像データを記憶部118に記憶する。このとき、操作部117より振れ補正機能オンの指示があれば、制御部119はシフトレンズ駆動制御部104に振れ補正動作を指示し、これを受けたシフトレンズ駆動制御部104は、振れ補正機能オフの指示がなされるまで振れ補正動作を行う。
また操作部117が一定時間操作されなかった場合、制御部119は省電力のためにディスプレイの電源を遮断する指示を出す。またこの撮像装置では、静止画撮影モードと動画撮影モードとのうちの一方を操作部117より選択可能であり、それぞれのモードにおいて各アクチュエータ制御部の動作条件を変更することができる。
なお、操作部117に対してズームレンズによる変倍の指示があると、制御部119を介して指示を受けたズーム駆動制御部102がズームユニット101を駆動して、指示されたズーム位置にズームレンズを移動する。それとともに、撮像部109から送られた撮像信号処理部110,映像信号処理部111にて処理された画像情報に基づいて、フォーカス駆動制御部108がフォーカスユニット107を駆動してピント調整を行う。
図2はシフトレンズ駆動制御部104の内部構成を示すブロック図である。なお、図2での縦方向は、撮像装置の光軸をZ軸としたときのピッチ方向、横方向は撮像装置の光軸をZ軸としたときのヨー方向である。
縦方向振れ検出部114(A)は、通常姿勢における撮像装置の垂直方向の振れを検知する。横方向振れ検出部114(B)は、通常姿勢における撮像装置の水平方向の振れを検知する。縦方向における防振制御部204(A)、横方向における防振制御部204(B)は、それぞれ縦方向、横方向の振れ補正量から目標位置を決定し、シフトレンズ103の位置制御を行う。
PID部201(A)は縦方向、PID部201(B)は横方向におけるフィードバック制御手段であり、目標位置とシフトレンズ103の位置を示す実位置信号との偏差から制御量を求め、位置指令信号を出力する。ドライブ部202(A)は縦方向における、ドライブ部202(B)は横方向におけるドライブ部であり、縦方向PID部201(A)、横方向PID部201(B)から送られた位置指令信号に基づき、シフトレンズ103を駆動する。縦方向位置検出部203(A)、横方向位置検出部203(B)は、例えばホール素子によってシフトレンズ103のそれぞれの方向の現在位置を検知する、現在位置検出部である。
次に、シフトレンズ駆動制御部104によるシフトレンズ103の位置制御について説明する。
シフトレンズ103の位置制御では、縦方向振れ検出部114(A)、横方向振れ検出部114(B)からの撮像装置の振れを表す信号に基づいて、それぞれの方向にシフトレンズ103を駆動させる。シフトレンズ103には磁石が付けられており、この磁石の磁場を縦方向位置検出部203(A)、横方向位置検出部203(B)で検知する。そしてシフトレンズ103の実位置を示す位置信号が縦方向PID部201(A)、横方向PID部201(B)へそれぞれ送られる。
縦方向PID部201(A)、横方向PID部201(B)は、これらの位置信号が縦方向防振制御部204(A)、横方向防振制御部204(B)から送られる補正位置制御信号にそれぞれ収束するようなフィードバック制御を行う。このとき、縦方向PID部201(A)、横方向PID部201(B)では比例制御、積分制御、及び微分制御とを選択的に組み合わせたPID制御を行う。これによって撮像装置に手振れなどの振れが発生しても画像振れを防止できる。
図3は防振制御部204(縦方向防振制御部204(a)、横方向防振制御部(b))のブロック図である。
A/D変換器301は角速度センサからのアナログ信号をデジタル信号に変換する(A/D変換)。ハイパスフィルタ(以下、HPFと表記する)302はDC成分をカットするカットオフ周波数変更可能であり、レンズ目標位置を演算するために用いられる。ローパスフィルタ(以下、LPFと表記する)303は角速度信号を角度信号に変換する。またHPF308は、HPF302とは独立にカットオフ周波数を設定可能なHPFであり、後に説明する支持状態を判定するために用いられる。
振幅測定部305はHPF308によりDC成分をカットした角速度信号をもとに撮像装置に加わっている振幅量を測定する。周波数測定部306は撮像装置に加わっている周波数を測定する。支持状態判定部307は振幅測定部305により算出した振幅量および周波数測定部306により算出した周波数を基に、撮像装置が三脚等に据え付けられているか手に保持されているかなど支持状態の判定を行う。
なお、支持状態判定部307により三脚等に据え付けられていると判定した際にはHPF302のカットオフ変更ならびに、目標位置を保存しておくメモリ310を用いて、補正レンズの目標位置を決定する目標位置決定部304の制御方法を変更する。防振制御部に入力された角速度信号は、これら一連の処理を施されることで、補正位置制御信号として出力され、PID部へ入力される。
以上のように構成された本実施形態の振れ補正装置の動作について、図4に示すフローチャートを参照して説明する。
まず、撮像装置の電源がONされると防振制御動作が開始される。防振制御動作は一定周期毎(例えば125ms)に発生する割り込み処理ごとにソフトウェアによって、ピッチ方向(第1の方向)とヨー方向(第2の方向)に対して実行される。
ステップS101とステップS102ではまず初期動作を行う。本実施例においては、目標位置決定部304による防振制御中に使用する防振指令値保存フラグのクリア(ステップS101)、同じく目標位置決定部304による防振モード移行カウンタのクリア(ステップS102)などが初期動作として行われる。
前述した一定周期毎(例えば125ms)に発生する制御割り込みが発生すると、最初にA/D変換器301は振れ検出センサのA/D変換の動作を開始する(ステップS103)。次に、ステップS104にて制御部119は振れ補正機能のオンオフの判定を行う(ステップS104)。振れ補正機能がオンの場合はステップS105へ、オフの場合はステップS116へ進む。
ステップS116においては、振れ補正機能がオフの時に、防振制御部204が振れ補正レンズを光学的中心位置に固定する。そしてステップS115へ進み、電源スイッチのオン/オフのチェックのみを行う。ステップS115にて電源スイッチがオンの場合には、ステップS103に戻り、次の制御割り込み処理でふたたびステップS103の振れ検出センサのA/D変換とステップS104の振れ補正機能の判定を行う。なお、ステップS115にて電源スイッチがオフの場合には、防振制御を停止する。
ステップS105において、A/D変換後の振れ信号をHPF308によりDC成分をカットした後の信号を用いて、振幅測定部305は撮像装置に加えられている振れ信号の振幅を算出する。次にステップS106にて、さらに周波数測定部306は振れ信号の周波数を算出する。
なお、図3においてA/D変換器301の後の信号に対してHPF302とHPF308で別々に信号の帯域制限をかけている。これは、撮像装置の支持状態の判定に使用する信号帯域と手振れ補正制御に使用する信号帯域を独立に設定できるようにするためである。
次に、ステップS107において、支持状態判定部307は、算出した振幅と三脚におかれた状態かどうかを検出するための閾値である三脚検出用振幅所定値を比較する。また、支持状態判定部307は、算出した周波数と三脚におかれた状態かどうかを検出するための閾値である三脚検出用周波数所定値を比較する。
算出した振幅と周波数が共に三脚検出用振幅所定値と三脚検出用周波数所定値よりも小さいと判断した場合は、ステップS108に進む。そしてステップS108において、支持状態判定部307は三脚検出カウンタをインクリメントして、ステップS109へ進む。一方で、ステップS107にて、支持状態判定部307が算出した振幅と周波数のどちらか一方でも三脚検出用振幅所定値と三脚検出用周波数所定値よりも大きいと判定した場合は、ステップS117に進む。
ステップS117にて、支持状態判定部307は三脚検出用の閾値とは別に設定した手持ち検出用閾値(第2の振幅、若しくは第2の周波数)を用いて、撮像装置が手持ち状態であるかどうかの判定を行う。即ち、算出した振幅と手持ち検出用振幅所定)、および算出した周波数と手持ち検出用周波数所定値を比較し、算出した振幅と周波数が共に手持ち検出用振幅所定値と手持ち検出用周波数所定値よりも大きいと判定した場合は、ステップS118に進む。そしてステップS108にて三脚検出カウンタをクリアし、ステップS109へ進む。なお、ステップS117にて算出した振幅と周波数のどちらか一方が手持ち検出用振幅所定値と手持ち検出用周波数所定値よりも小さいと判定した場合は、そのままステップS109へ進む。
本実施例は、S107で判定する所定値振幅所定値と手持ち検出用振幅所定値、S109にて判定する所定値周波数所定値と手持ち検出用周波数所定値が異なる値であると説明されている。しかしながら、所定値振幅所定値と手持ち検出用振幅所定値、所定値周波数所定値と手持ち検出用周波数所定値は同じ値であっても良い。本実施例のように、所定値振幅所定値と手持ち検出用振幅所定値、所定値周波数所定値と手持ち検出用周波数所定値がそれぞれ異なる場合は、振幅と周波数ともに手持ち検出用所定値の方が大きくなるように設定されている。なぜなら手持ちの状態の方が三脚などに支持されている状態よりも、撮像装置に加わる振れの大きさは大きいためである。
ステップS109において、支持状態判定部307は、三脚検出カウンタと三脚検出用カウンタ所定値を比較する。三脚検出カウンタ値に三脚検出用カウンタ所定値以上の値が設定されているときには、支持状態判定部307によって三脚等に据え付けられた状態であると判定される。なぜなら撮像装置に小さい振幅かつ低い周波数の振動がある程度の時間継続して加えられた状態であるためである。そしてステップS110に移る。
ここからの処理は振れ補正機能のモードの一つである三脚モードとなる。まず、ステップS110にて、支持状態判定部307は補正目標位置保存フラグがセットされているかどうかを判断する。ステップS110にてフラグがセットされていないと判断した場合には、ステップS111に進み、フラグがセットされていると判断した場合には、そのままステップS114に進む。
ステップS111において、支持状態判定部307は、LPF303後の補正目標位置をメモリ310に保存する。この補正目標位置保存フラグは、三脚モードに移行した最初の制御割り込みでその時の補正目標位置を保存するために使用する。次に、ステップS112にて、支持状態判定部307は、防振モード移行カウンタに予め決めておいた所定値を設定する。そしてステップS113において、支持状態判定部307は補正目標位置保存フラグをセットし、ステップS114に進む。なお、ステップS114においては、支持状態判定部307は三脚モードを設定して、振れ補正レンズの目標位置をメモリに保存した防振指令値とする。
ステップS115においては、制御部119が電源スイッチオンの判定を行う。ステップS115にて電源スイッチがオンの場合には、ステップS103に戻り、次の制御割り込み処理で前記処理と同様の処理を実行し、ステップS109にて三脚モードの条件を再度確認する。その際に条件を満たしていれば、即ち、三脚検出カウンタ値に三脚検出用カウンタ所定値以上の値が設定されているときは、前回の割り込み処理の際にステップS113にて補正目標位置保存フラグをセットしている。そのため、ステップS111にて保存した補正目標位置の更新は行わない。
よって振れ補正レンズの目標位置を、前回の割り込みと同じ、ステップS111においてメモリ310に保存した防振指令値とする。こうすることで、三脚モードに設定された最初の割り込みでの防振指令値に振れ補正レンズを固定しつづける。(図5の(A)に波形例を示す)
一方で、ステップS109において、三脚検出カウンタ値が三脚検出用カウンタ所定値より小さい値のときは、ステップ119へ進む。このとき、撮像装置が手持ち状態であると判断し、振れ補正を行う防振モードに移行する。
ただし、三脚モードから防振モードに移行する際には、固定されたレンズ位置と本来の補正目標位置との関係によっては、レンズ位置に大きく差がある場合が考えられる。このような場合、三脚モードから防振モードに移行した最初の割り込みで指令値がステップ状に変化するため、撮影画像の急激な画角変化を伴う恐れがある。よって撮影者にとって意図しない不自然な画像となる恐れがある。
そのため、図5(B)で示すように三脚モードから防振モードへ移行する移行期間を設け、目標位置決定部304がステップS119からステップS123の処理を行うことで、レンズ固定位値と補正目標位置との差を複数回の割り込みをかけて近づける処理を行う。これによって急激な画角変化を防ぐことが出来る。
ステップS119において、目標位置決定部304は防振モード移行カウンタがセロよりも大きいかどうかを判定する。例えば、三脚モードからの移行の場合は、三脚モードに入った際に防振モード移行カウンタに所定値を設定しているため、ステップS119にて、目標位置決定部304は防振モード移行カウンタがセロよりも大きいと判定する。この場合はステップS112へ進み、ステップS122にて目標位置決定部304は防振移行処理設定を行う。
ステップS122においては、目標位置決定部304は、割り込みサンプリング毎に、三脚モードでのレンズ固定値と防振モードでの防振指令値との差を演算する。そしてレンズ固定位値と補正目標位置との差を数回の割り込みをかけて近づけるために、防振モード以降処理カウンタ回数でレンズ位置が補正目標位置となるように少しずつ加算していく。
その後、ステップS123にて目標位置決定部304は、防振モード移行カウンタをデクリメントする。そして、ステップS124にて、支持状態判定部307は三脚検出カウンタをクリアする。なお、ステップS124にて三脚検出カウンタをクリアしているのは、三脚モードから防振モードへの移行途中に三脚検出カウンタがステップS109の条件を満たし、再度三脚モードに移行してしまうのを防ぐためである。また、ステップS123にて防振モード移行カウンタがデクリメントされると、最終的に防振モード移行カウンタがゼロとなる。
なお、ステップS119にて防振モード移行カウンタがゼロと判断された場合は、ステップS120にてレンズ位置を補正目標位置に一致するようにレンズを駆動させる。そしてステップS121へ進む。なお、再度三脚モードの条件を満たすまで通常の防振モードにて防振機能を働かせ続けるために、ステップS121にて次の三脚モードへの移行に備えて補正目標位置保存フラグをクリアしておく。そしてステップS115へと進み、通常の防振モード設定に移行する。
以上の実施の形態によれば、撮像装置が三脚等に固定された状態において、ます振れ検知センサから出力される信号によって振れ補正が必要であるかどうかを判定する。そして振れ補正の必要がないと判断した場合には、露光中であるかどうかに関らず振れ補正レンズを振れ補正が必要であるかどうかを判定した時の位置に固定する。
これによって、振れ検知センサから出力される低周波のドリフト信号(ゆらぎ)に対する振れ補正動作による、撮像素子上の像の振れを低減することができる。また、レンズ固定状態から、通常防振モード開始への移行の際の急激な画角変化を低減することができる。
(実施例1の変形例)
実施例1においては、三脚モードに移行した最初の制御割り込みで補正目標位置保存フラグを立てることによって、その時の補正目標位置を保存している(ステップS113)。しかし、このタイミングを三脚モードに移行した最初の制御割り込みに限定する必要は無く、三脚モードに移行した後に操作部117の第1スイッチ(SW1)又は第2スイッチ(SW2)の押下の際でもよい。即ち、三脚モードに移行した後にSW1もしくはSW2が押された際に補正目標位置保存フラグを立てることによって、その時の補正目標位置を保存しても良い。
(実施例2)
次に本発明の第2の実施例を説明する。図6は本発明の実施例2に係る防振制御部のブロック図である。図7は本発明の実施例2に係る防振制御のフローチャートである。図8は本発明の実施例2に係る補正位置制御信号の一例である。
第2の実施例の構成は、基本的に第1の実施例の構成と同じであるので、第2の実施例の説明においては、第1の実施例の構成を流用し、異なる部分だけを説明する。
図6のブロック図は、第1の実施例における防振制御部204のブロック図である図3の構成に、カットオフ変更部311が加わっている点が異なる。カットオフ変更部311は、支持状態判定部307からの情報を用いて振れ検出信号から振れ補正指令値を算出するHPF302およびLPF303のカットオフを変更する。本実施例では、HPFおよびLPFのカットオフの両方を変更する例を示しているが、どちらか一方を変更する方法であっても同様に構成可能である。. また、LPF303の代わりに時定数が変更可能な積分器であれば、その積分器の時定数を変更しても良い。この場合、三脚等に取り付けられたと検出したら、その積分器の時定数を下げればよい。
以上の構成を用いて本実施例の処理を図7のフローチャートを用いて説明する。
ステップS101からステップS109までは実施例1と同じフローである。そしてステップS110にて三脚モードに移行し、支持状態判定部307は補正目標位置保存フラグを確認する。フラグがセットされていないと判定された場合には(ステップS110にてNo)、ステップS111にて支持状態判定部307は補正目標位置を保存する。
ステップS112において、支持状態判定部307は防振モード移行カウンタに所定値を設定する。防振モード移行カウンタは、三脚モードから防振モードへの移行指示が行われてからの経過時間を測定するために使用される。また、防振モード移行カウンタの設定時間中は補正目標位置をレンズ固定位置からレンズ指令位置に少しずつ変化させていくことで目標位置をなめらかに変化させる。こうすることでモード変更による急激な画角変化を低減することができる。
ステップ113にて、支持状態判定部307は補正目標位置保存フラグをセットする。そして、その後ステップS201にて三脚モードの設定を行う。ステップS201においては、三脚モードから防振モードに戻る際に、レンズが中央付近から防振を開始できるように、カットオフ変更部311によりHPF302およびLPF303のカットオフ周波数を高域側に変更する(カットオフ周波数を上げる)。そしてステップS114にて、目標位置決定部304は保存しておいた補正目標位置を振れ補正レンズの目標位置とする。
以上のように、三脚モード設定で振れ補正レンズ位置を固定している間に、HPF302、LPF303のカットオフ周波数を上げることで、防振目標位置は低周波数成分が除去される。これによって演算された補正目標位置は、レンズの光学中心付近で高周波成分のみの振れを持つ信号となる。
一方、ステップS109において、三脚検出カウンタ値に三脚検出用カウンタ所定値より小さい値が設定されていると判断された場合は、三脚モードから防振モードに移行する。まずステップS119において防振モード移行カウンタがゼロよりも大きいかどうかを判定する。ステップS119にて、防振モード移行カウンタがゼロよりも大きいと判断された場合は、レンズ位置とレンズの目標位置が異なっている。そのため、ステップS122にて三脚モードによるレンズ固定位置からレンズ光学中心付近にある補正目標位置に徐々に接続させることによって、レンズ位置が補正目標位置に一致するようにレンズを駆動させる。補正目標位置への接続後には、防振モード移行カウンタはゼロになる。
ステップS202において、カットオフ変更部311は、HPF302とLPF303のカットオフ周波数が所定の周波数よりも高いかどうか判定する。ここで所定の周波数とは、例えば通常の最も高い防振性能が出るフィルタのカットオフ周波数である。ステップS109にて三脚検出カウンタが所定値より小さくなると、三脚モード中にステップ201で、HPF302とLPF303のカットオフ周波数が所定の周波数よりも上げているため、ステップS203へ進む。ステップ203では、三脚モードによって高域側に変更したHPF302、LPF303のカットオフ周波数が所定の周波数になるまで、カットオフ変更部311がカットオフ周波数を少しずつ低域側へ下げる。そしてステップ120に進み、防振モード設定を開始する。なお、ステップ203によりカットオフ変更部311によってカットオフ周波数変更が行われ、所定の周波数までカットオフが変更された後はそのままステップS120へ進む。
なお、再度三脚モードの条件を満たすまで通常の防振モードにて棒新機能を働かせ続けるために、ステップS121にて次の三脚モードへの移行に備えて補正目標位置保存フラグをクリアしておく。そしてステップS115へと進み、通常の防振モード設定に移行する。
以上の処理によって図8の(A),(B)の波形例で示すように三脚モード中にフィルタのカットオフ周波数を上げることで低周波数成分を除去し、補正目標位置をレンズの光学中心付近に戻した後に振れ補正補正目標位置を接続する。これによって、三脚モード後の防振をレンズ駆動範囲の中央付近から開始することができ、補正目標位置がレンズ駆動端に張り付くこと改善することができる。
(実施例3)
次に本発明の第3の実施例を説明する。図9は本発明の実施例3に係る防振制御部のブロック図である。図10は本発明の実施例3に係る防振制御のフローチャートである。図11は本発明の実施例3に係る補正位置制御信号の一例である。第3の実施例の構成は、基本的に第1の実施例の構成と同じであるので、第3の実施例の説明においては、第1の実施例の構成を流用し、異なる部分だけを説明する。
本実施例では、図9のブロック図は、第1の実施例における防振制御部204のブロック図である図3の構成に、LPF初期値設定部309が加わっている点が異なる。LPF初期値設定部309は目標位置決定部304の出力に基づいて、補正目標位置算出のためのLPF303の演算初期値を設定する構成となっている。
以上の構成を用いて本実施例の処理を図10のフローチャートを用いて説明する。
ステップS101からステップS109までは実施例1と同じフローである。ステップS110にて三脚モードに移り、支持状態判定部307は補正目標位置保存フラグを確認する。フラグがセットされていないと判定した場合には(ステップS110にてNo)、ステップS111にて支持状態判定部307は補正目標位置を保存する。ステップS112にて、支持状態判定部307は防振モード移行カウンタに所定値を設定する。ステップS113にて、支持状態判定部307は、補正目標位置保存フラグをセットする。その後ステップS301にて、支持状態判定部307は補正目標位置初期化フラグをセットする。そしてステップS114にて、保存しておいた補正目標位置を振れ補正レンズの目標位置とする。
一方、ステップS109においてNoと判断された場合はステップ119へ進み、防振モード移行カウンタがセロよりも大きいかどうかを判定する。防振モード移行カウンタがゼロでないと判断された場合は(ステップS119にてNo)、ステップS302にて、支持状態判定部307は補正目標位置初期化フラグのセットを確認する。そしてフラグがセットされている場合(ステップS302にてYes)には、ステップS303において、LPF初期値設定部309は補正目標位置を算出するためのLPFの初期値をゼロクリアする。これによって補正目標位置はレンズの光学中心から再度計算が開始される。
ステップS304では、LPF初期値の0クリア後は、次の割り込みで再度クリアされないように、支持状態判定部307は補正目標位置初期化フラグをセットしておく。その後、ステップS122にて三脚モードによるレンズ固定位置からレンズ光学中心付近から再度演算を開始した補正目標位置に徐々に接続され防振を開始する。なお、ステップS302にて、支持状態判定部307が、補正目標位置初期化フラグがセットされていることを確認できない場合(ステップS302にてNo)には、ステップS122に進む。
以上の処理によって図11の波形例で示すように三脚モードから防振モードへの移行の最初のタイミングでLPFの初期値をゼロクリアすることで、三脚モード後の防振をレンズ駆動範囲の中央付近から開始することができる。これによって、実施例2と同様に補正目標位置がレンズ駆動端に張り付くことを改善することができる。
(実施例4)
本実施例においては、実施例1から3のうち、撮像装置に加わる振れの振幅のみによって支持状態を判定する実施例である。本実施例にて用いる撮像装置は、図3、図6、図9の構成のうち、周波数測定部306が無い、もしくは使用しないこと以外は、図3、図6、図9の構成と同じ撮像装置とする。
図12は、図4,図7,図10のフローチャートのうち、Aの部分を変更したものである。本実施例においては、図4,図7,図10のフローチャートのうち、変更があるAの部分にのみ言及し、他のステップは実施例1から3の説明と同じであるため、省略する。
ステップS104にて振れ補正機能がオンであると判定されたときは、S105へ進む。ステップS105において、A/D変換後の振れ信号をHPF308によりDC成分をカットした後の信号を用いて、振幅測定部305は撮像装置に加えられている振れ信号の振幅を算出する。
次に、ステップS107−2において、支持状態判定部307は、算出した振幅と三脚におかれた状態かどうかを検出するための閾値である三脚検出用振幅所定値を比較する。算出した振幅が三脚検出用振幅所定値よりも小さいと判断した場合は、ステップS108に進む。そしてステップS108において、支持状態判定部307は三脚検出カウンタをインクリメントして、ステップS109へ進む。
一方で、ステップS107−2にて、支持状態判定部307が算出した振幅が三脚検出用振幅所定値よりも大きいと判定した場合は、ステップS117−2に進む。
ステップS117−2にて、支持状態判定部307は三脚検出用の閾値とは別に設定した手持ち検出用閾値を用いて、撮像装置が手持ち状態であるかどうかの判定を行う。即ち、算出した振幅と手持ち検出用振幅所定値を比較し、算出した振幅が手持ち検出用振幅所定値よりも大きいと判定した場合は、ステップS118に進む。そしてステップS118にて三脚検出カウンタをクリアし、ステップS109へ進む。なお、ステップS117−2にて算出した振幅が手持ち検出用振幅所定値よりも小さいと判定した場合は、そのままステップS109へ進む。
以上の処理によって、実施例1から3の処理を撮像装置に加わる振れの振幅のみによって支持状態を判定することで実行することが出来る。
(実施例5)
本実施例においては、実施例1から3のうち、撮像装置に加わる振れの周波数のみによって支持状態を判定する実施例である。本実施例にて用いる撮像装置は、図3、図6、図9の構成のうち、振幅測定部305が無い、もしくは使用しないこと以外は、図3、図6、図9の構成と同じ撮像装置とする。
図13は、図4,図7,図10のフローチャートのうち、Aの部分を変更したものである。本実施例においては、図4,図7,図10のフローチャートのうち、変更があるAの部分にのみ言及し、他のステップは実施例1から3の説明と同じであるため、省略する。
ステップS104にて振れ補正機能がオンであると判定されたときは、S106へ進む。ステップS106において、A/D変換後の振れ信号をHPF308によりDC成分をカットした後の信号を用いて、周波数測定部306は撮像装置に加えられている振れ信号の周波数を算出する。
次に、ステップS107−3において、支持状態判定部307は、算出した周波数と三脚におかれた状態かどうかを検出するための閾値である三脚検出用周波数所定値を比較する。
算出した周波数が三脚検出用周波数所定値よりも小さいと判断した場合は、ステップS108に進む。そしてステップS108において、支持状態判定部307は三脚検出カウンタをインクリメントして、ステップS109へ進む。一方で、ステップS107−3にて、支持状態判定部307が算出した周波数が三脚検出用周波数所定値よりも大きいと判定した場合は、ステップS117−3に進む。
ステップS117−3にて、支持状態判定部307は三脚検出用の閾値とは別に設定した手持ち検出用閾値を用いて、撮像装置が手持ち状態であるかどうかの判定を行う。即ち、算出した周波数と手持ち検出用周波数所定値を比較し、算出した周波数が手持ち検出用周波数所定値よりも大きいと判定した場合は、ステップS118に進む。そしてステップS118にて三脚検出カウンタをクリアし、ステップS109へ進む。なお、ステップS117−3にて算出した周波数が手持ち検出用周波数所定値よりも小さいと判定した場合は、そのままステップS109へ進む。
以上の処理によって、実施例1から3の処理を撮像装置に加わる振れの周波数のみによって支持状態を判定することで実行することが出来る。
なお、本発明は、例えばデジタル一眼レフカメラ、デジタルビデオカメラ、デジタルスチルカメラ、カメラ付き携帯端末、望遠鏡、双眼鏡などに適用できる。
302 補正目標位置演算用ハイパスフィルタ(HPF)
303 ローパスフィルタ(LPF)
308 支持状態判定用ハイパスフィルタ(HPF)

Claims (7)

  1. 振れを検出する振れ検出手段と、前記振れ検出手段の出力に基づいて補正レンズの補正目標位置を決定する目標位置決定手段と、前記目標位置決定手段にて算出された前記補正目標位置に前記補正レンズを移動させて像振れを補正する像振れ補正手段と、前記振れ検出手段の出力に基づいて、装置が固定支持された固定支持状態か手持ち状態であるか否かを判定する判定手段と、前記判定手段によって固定支持状態にあると判定されたとき、前記補正レンズが前記固定支持状態にあると判定されたときの位置に前記補正レンズを保持するとともに前記像振れ補正手段による振れ補正動作をオフに制御する制御手段とを有する像振れ補正装置であって、
    前記目標位置決定手段は、前記固定支持状態の期間中、前記目標位置決定手段にて算出された補正目標位置をレンズ指令位置として保存しており、
    前記制御手段は、前記固定支持状態の期間中に前記レンズ指令位置前記固定支持状態にあると判定されたときの位置から前記補正レンズの光学中心位置に向かって移動させ、前記固定支持状態から前記手持ち状態への移行が指示された場合、前記固定支持状態にあると判定されたときの位置に保持された補正レンズが前記補正レンズの光学中心位置に近づいたレンズ指令位置に一致するように前記補正レンズを制御することを特徴とする像振れ補正装置。
  2. 前記判定手段は、前記振れ検出手段の出力に基づいて、前記振れの振幅もしくは前記振れの周波数、または前記振れの振幅と前記振れの周波数の両方を測定し、前記振幅が所定の振幅よりも小さいと判断されたとき若しくは前記周波数が所定の周波数よりも小さいと判断されたとき、又は前記振幅が所定の振幅よりも小さいと判断されかつ前記周波数が所定の周波数よりも小さいと判断されたときに、前記固定支持状態にあると判定することを特徴とする請求項1に記載の像振れ補正装置。
  3. 前記振れ検出手段の出力に対して帯域制限をかける、カットオフ周波数が変更可能なハイパスフィルタ手段を更に有し、
    前記制御手段は、前記判定手段によって固定支持状態にあると判定されたとき、前記手持ち状態であるときに比べて前記ハイパスフィルタ手段のカットオフ周波数を上げることを特徴とする請求項1又は2に記載の像振れ補正装置。
  4. 前記補正レンズの現在の位置を検出する現在位置検出手段とを更に有し、前記制御手段は、前記判定手段によって固定支持状態にあると判定された後に、前記手持ち状態であると判定されたとき、前記判定手段によって固定支持状態にあると判定されたときの位置から前記レンズ指令位置に前記補正レンズが移動するよう制御することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の像振れ補正装置。
  5. 前記振れ検出手段の出力に対して帯域制限をかける、カットオフ周波数が変更可能なハイパスフィルタ手段を更に有し、
    前記制御手段は、前記判定手段によって手持ち状態にあると判定されたとき、前記レンズ指令位置に前記補正レンズが移動し終えた後に、前記固定支持状態であるときに比べて前記ハイパスフィルタ手段のカットオフ周波数を下げることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の像振れ補正装置。
  6. 請求項1乃至5の何れか1項に記載の像振れ補正装置を有する撮像装置。
  7. 振れを検出する振れ検出工程と、前記振れ検出工程の出力に基づいて補正レンズの補正目標位置を決定する目標位置決定工程と、前記目標位置決定工程にて算出された前記補正目標位置に前記補正レンズを移動させて像振れを補正する像振れ補正工程と、前記振れ検出工程の出力に基づいて、装置が固定支持された固定支持状態か手持ち状態であるか否かを判定する判定工程と、前記判定工程によって固定支持状態にあると判定されたとき、前記補正レンズが前記固定支持状態にあると判定されたときの位置に前記補正レンズを保持するとともに前記像振れ補正工程による振れ補正動作をオフに制御する制御工程とを有する像振れ補正装置の制御方法であって、
    前記目標位置決定工程は、前記固定支持状態の期間中、前記目標位置決定工程にて算出された補正目標位置をレンズ指令位置として保存しており、
    前記制御工程は、前記固定支持状態の期間中に前記レンズ指令位置前記固定支持状態にあると判定されたときの位置から前記補正レンズの光学中心位置に向かって移動させ
    前記固定支持状態から前記手持ち状態への移行が指示された場合、前記固定支持状態にあると判定されたときの位置に保持された補正レンズが前記補正レンズの光学中心位置に近づいたレンズ指令位置に一致するように前記補正レンズを制御することを特徴とする像振れ補正装置の制御方法。
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