JP6056366B2 - 手ブレ補正装置およびカメラ - Google Patents

手ブレ補正装置およびカメラ Download PDF

Info

Publication number
JP6056366B2
JP6056366B2 JP2012229893A JP2012229893A JP6056366B2 JP 6056366 B2 JP6056366 B2 JP 6056366B2 JP 2012229893 A JP2012229893 A JP 2012229893A JP 2012229893 A JP2012229893 A JP 2012229893A JP 6056366 B2 JP6056366 B2 JP 6056366B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
state
shake correction
camera shake
determination
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012229893A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014082669A (ja
Inventor
我一 川崎
我一 川崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Imaging Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Imaging Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Imaging Co Ltd filed Critical Ricoh Imaging Co Ltd
Priority to JP2012229893A priority Critical patent/JP6056366B2/ja
Priority to US14/053,962 priority patent/US9148568B2/en
Priority to EP13188839.8A priority patent/EP2723063B1/en
Publication of JP2014082669A publication Critical patent/JP2014082669A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6056366B2 publication Critical patent/JP6056366B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/64Imaging systems using optical elements for stabilisation of the lateral and angular position of the image
    • G02B27/646Imaging systems using optical elements for stabilisation of the lateral and angular position of the image compensating for small deviations, e.g. due to vibration or shake
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/60Control of cameras or camera modules
    • H04N23/68Control of cameras or camera modules for stable pick-up of the scene, e.g. compensating for camera body vibrations
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/60Control of cameras or camera modules
    • H04N23/68Control of cameras or camera modules for stable pick-up of the scene, e.g. compensating for camera body vibrations
    • H04N23/681Motion detection
    • H04N23/6812Motion detection based on additional sensors, e.g. acceleration sensors

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Studio Devices (AREA)
  • Adjustment Of Camera Lenses (AREA)
  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
  • Exposure Control For Cameras (AREA)

Description

本発明は、手ブレ補正装置を備えた撮像装置に関し、特に撮像装置が固定状態か否かに基づき手ブレ補正の制御を変更する手ブレ補正装置およびそれを搭載するカメラに関する。
手ブレ補正は、角速度センサからの出力に基づき手ブレを相殺するように補正レンズまたは撮像素子を駆動する。しかし角速度センサからの出力には一般にオフセットが含まれるため、カメラが固定された状態で手ブレ補正を駆動し続けることは好ましくない。そのため角速度センサの出力に基づき三脚に固定されているか否かを判断し、固定されていると判断される場合に手ブレ補正を停止する構成が提案されている。一方、三脚に固定されていてもレリーズ動作に伴う振動など、像ブレを発生させる原因は依然存在する。そのためカメラが固定された状態であっても、手ブレ補正を完全に停止してしまうと、レリーズ動作などに起因する像ブレが発生する可能性がある。これらのことから、三脚に固定されていると判断される場合には、通常よりも低感度で手ブレ補正を駆動するカメラも提案されている(特許文献1参照)。
特開2008−020703号公報
従来のカメラにおいて、固定状態か否かの判定はレリーズ開始時に一回行われている。そのため判定時に振動が少ないと手持ち状態にも関わらず固定モードが選択され、手ブレ補正がオフまたは抑制されてしまう場合や、三脚などに固定されているにも関わらずレリーズ操作による振動が検知されて手ブレ補正モードが選択され、手ブレ補正がオンされてしまう場合がある。
本発明は、露光期間中においてもカメラが固定状態にあるか否かを適正・迅速に判断し駆動モードを切り替えることを課題としている。
本発明の手ブレ補正装置は、振動を検出するセンサからの信号に基づき手ブレ補正を行う手ブレ補正手段と、この信号に基づき固定状態か振動発生状態かの状態判定を行う状態判定手段とを備え、露光期間中、継続して上記状態判定を行い、その結果に基づき手ブレ補正の特性を変更することを特徴としている。
状態判定は、例えば信号の出力値が所定の出力閾値以内であるか否かを計数し、この計数値を所定のカウンタ閾値と比較することにより行われる。また状態判定に用いる閾値および条件は複数存在してもよい。
センサからの信号が、第1、第2軸に関して検出されるとともに、手ブレ補正が第1、第2軸毎に行われることが好ましく、一方の軸に関わる検出結果を用いた状態判定の結果に基づき第1および第2軸に関する上記手ブレ補正の特性を変更してもよい。また処理負担を軽減のために、露光期間において状態判定の結果が固定状態または振動発生状態の一方の状態に偏っていると判定されるとき、状態判定を停止し、手ブレ補正の特性を一方の状態に固定してもよい。
信号に対するフィルタ処理を、状態判定に使用する場合と、手ブレ補正における補正量の算出に用いられる場合とで異ならせることで、補正量を計算するための波形に影響を与えることなく、状態判定に対するドリフトやノイズの影響を低減できる。また処理負担を軽減するために、状態判定手段は、センサからの信号の過去N個の出力値に基づき状態の初期判定を行うとともに、その後の露光期間において、信号の出力値が所定の出力閾値以内であるか否かを計数し、この計数値を所定のカウンタ閾値と比較することにより状態が一方から他方へと遷移したか否かを判定する構成としてもよい。
カウンタ閾値は、初期判定の結果に基づき変更されてもよく、振動発生状態から固定状態へ遷移したとする判定は、複数の出力閾値とそれに対応する複数のカウンタ閾値を組み合わせて行われてもよい。振動発生状態から固定状態へ遷移したとする判定は、固定状態から振動状態へ遷移したとする判定よりも厳しい条件で行われることが好ましい。
本発明のカメラは、上記手ブレ補正装置を備えたことを特徴としている。
本発明の手ブレ補正方法は、振動を検出するセンサからの信号に基づいて手ブレ補正を行い、この信号から固定状態か振動発生状態かの状態判定を行うとともに、露光期間中、継続して上記状態判定を行い、その結果に基づき手ブレ補正の特性を変更することを特徴としている。
本発明によれば、露光期間中においてもカメラが固定状態にあるか否かを適正・迅速に判断し駆動モードを切り替えることができる。
本実施形態のデジタルカメラの電気的な構成を示すブロック図である。 第1実施形態において、手ブレ補正機能がオン状態で、測光スイッチがオンされたときにCPUにおいて実行される処理のフローチャートである。 図2の状態判定処理のフローチャートである。 第2実施形態において、手ブレ補正機能がオン状態で、測光スイッチがオンされたときにCPUにおいて実行される処理のフローチャートの前半部である。 図4のフローチャートの後半部である。 第2実施形態の変形例において、手ブレ補正機能がオン状態で、測光スイッチがオンされたときにCPUにおいて実行される処理のフローチャートの前半部である。 図6のフローチャートの後半部である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態であるデジタルカメラの電気的な構成を示すブロック図である。
デジタルカメラ10は、CPU21によって主に制御され、メインスイッチ11がオンされると、電源VccからCPU21およびデジタルカメラ10内の各部に電力が供給される。CPU21のポートP12、P13、P14にはそれぞれ測光スイッチ12、レリーズスイッチ13、手ブレ補正スイッチ14が接続される。
測光スイッチ12がオンされると、AE部23およびAF部24が駆動され、従来周知のように測光処理、オートフォーカス処理が行われる。レリーズスイッチ13がオンされると、例えばミラー/絞りシャッタ部18が駆動され、ミラーアップされるとともにメカシャッタ(図示せず)が駆動され、撮像素子39において画像が撮影される。なお撮像素子39は例えばDSP19により駆動され、撮像素子39で検出された画像信号はDSP19において処理される。処理された画像信号は、例えばポートP9を介してCPU21へ入力され、ポートP6からLCDモニタ17へ出力される。
デジタルカメラ10は、手ブレ補正機構として例えばイメージ・センサ・シフト方式の手ブレ補正機構30を備える。手ブレ補正機構30は、カメラ本体の振動を検出するセンサ、例えば横軸(X)周りの角速度を検出する第1角速度センサ26a、および縦軸(Y)周りの角速度を検出する第2角速度センサ26bからの出力に基づいて制御される。例えば第1、第2角速度センサ26a、26bで検出された角速度信号は、それぞれ第1、第2ハイパスフィルタ27a、27b、第1、第2アンプ28a、28bを介してCPU21のA/DポートA/D0、A/D1に角速度信号vx、vyとして入力されデジタル信号に変換される。
CPU21に入力された角速度信号vx、vyは、デジタルハイパスフィルタが施された後積分され、X軸、Y軸周りの回転角が算出される。またX、Y軸周りの回転角および焦点距離などからY軸方向、X軸方向への撮像素子39の移動位置(補正量)が計算され、この移動位置およびホール素子44a、44bにより検出される現在の撮像素子39の位置から手ブレ補正機構30のX軸、Y軸方向への操作量dx、dyがPID演算等を通して算出される。操作量dx、dyはPWM(パルス幅変調)ポートPWM0、PWM1を通して手ブレ補正ドライバ29へ出力され、ドライバ29からは操作量dx、dyに対応する電流がコイル31a、32aへと出力される。
なお手ブレ補正機構30は、従来周知のように撮像素子39およびコイル31a、32aが設けられる可動部30aと、磁石411b、412bおよびヨーク431b、432bが設けられた固定部30bとから構成される。またホール素子44a、44bからの信号は第1、第2ホール素子信号処理部450、460を介して現在の撮像素子39の位置を示す位置信号px、pyに変換されADポートA/D2、A/D3を通してCPU21に入力される。
次に図1および図2、図3のフローチャートを参照して、カメラが固定された状態か否かを判定する第1実施形態の状態判定処理について説明する。
図2のフローチャートは、例えば手ブレ補正スイッチ14がオンされた状態で、レリーズボタン(図示せず)が半押しされて測光スイッチ12がオンされている間、CPU21において実行される。測光スイッチ12がオンされると、まずステップS100において従来周知のオートフォーカス(AF)処理、自動露光(AE)処理、自動ホワイトバランス(AWB)調整処理が実行される。ステップS102ではレリーズスイッチ13がオンされるまでレリーズスイッチ13がオンされたか否かが判定され、オンされたと判定されると、ステップS104において後述する状態判定処理(モード切替え処理)が実行される。なお、レリーズスイッチ13がオンされると別途、レリーズ動作が開始され、撮像素子39における露光が開始される。
ステップS104の状態判定処理では、後述するようにカメラの現在の状態が判定され、それに合わせて手ブレ補正処理がオン/オフされる。またステップS106では撮像素子39における露光が完了したか否かが判定され、完了していなければステップS106の状態判定処理が繰り返される。一方、撮像素子39における露光が終了すると、本処理は終了する。
図3は、図2のステップS104において実行される状態判定処理(駆動モード切替え処理を含む)のフローチャートである。状態判定処理では、まずステップS200において現在から過去の角速度センサ(ジャイロ)26a、26bからの出力(角速度)が所定の数(N)取得される。なお、角速度センサ26a、26bからの出力は、メインスイッチ11がオンされてから、それぞれ常時最新のN個(例えば100〜300個;本実施形態では200個)が保持される。
ステップS202〜S206では、角速度センサ(ジャイロ)26a、26bからのN個の出力値Vx、Vy(CPU21におけるデジタルフィルタ処理後の信号)がそれぞれ所定の閾値A0(>0)以内であるか否かが判定される。すなわち出力(角速度)Vx、Vyの絶対値|Vx|、|Vy|がA0以下であるか否かが判定される。角速度センサ(ジャイロ)26a、26bの出力Vx、Vyが閾値A0以内でないと判定されると、ステップS204において、出力が閾値A0以内でないと判定されたセンサのNGカウンタの値がインクリメント(+1)される。なお、このとき出力が閾値A0以内であるとされたセンサのNGカウンタの値は変更されない。
すなわち、本実施形態において角速度センサ(ジャイロ)26a、26bの出力Vx、Vyの評価は個別に行われ、例えば角速度センサ26aの信号に対するNGカウンタをCx0、角速度センサ26bの信号に対するNGカウンタをCy0とすると、|Vx|≦A0かつ|Vy|>A0のとき、Cx0に関してはそのままの値が維持され、Cy0のみステップS204においてインクリメント(+1)される。
ステップS206では、ジャイロ出力Vx、Vy各々に対する過去N個全ての出力に対してステップS202〜S204の処理が終了したか否かが判定される。終了していない場合には処理がステップS202に戻り、次のジャイロ出力Vx、Vyに対して同様の処理が繰り返される。
一方、ステップS206においてN個全ての出力Vx、Vyに対して上記処理が終了していると判定されると、ステップS208においてNGカウント値Cx0、Cy0が閾値B0以内か否かが判定される。すなわち過去N個のジャイロ出力Vx、Vy各々において閾値A0を越えた回数が閾値B0以内であるか否かが判定される。
NGカウント値Cx0、Cy0がともに閾値B0以内でないと判定されると、ステップS210においてカメラは固定状態にあると判断され、駆動モードが手ブレ補正(SR)処理を停止、若しくは低感度で駆動する固定モードに設定され、この処理は終了する。なお低感度での駆動では例えばVx、Vyに対するゲイン(手ブレ補正処理の特性)が通常の手ブレ補正処理に比べ相対的に小さい値に設定される(停止はゲイン0に対応する)。
一方、ステップS208において一方のNGカウント値Cx0、Cy0が閾値B0以内でないと判定される場合には、ステップS212においてカメラは手持ち状態などの振動発生状態と判断され、通常の手ブレ補正(SR)処理が継続、またはその駆動が開始される。すなわち駆動モードとして通常の手ブレ補正(SR)処理を行う手ブレ補正モードが設定され、この処理は終了する。
なお、本実施形態では、状態判定処理に用いられるジャイロ出力(角速度信号)Vx、Vyに適用されるフィルタ処理と、像ブレ補正処理でセンサ移動量を算出するのに用いられる角速度信号に適用されるフィルタ処理は異なる。例えば、状態判定処理では、メディアンフィルタ、ハイパスフィルタ、ローパスフィルタが施されるが、センサ移動量の算出では相対的に弱めのハイパスフィルタのみが掛けられる。
以上の構成により、第1実施形態によれば、レリーズスイッチがオンされた後も露光が完了するまで、角速度センサからの信号が常時モニタされカメラの状態が把握されるので、仮にレリーズ操作時に誤った判断がなされても、その後露光期間中に手ブレ補正処理は適正な状態に変更できる。また、本実施形態では、NGカウント値Cx0、Cy0の一方が閾値B0以内でなければ、手ブレ補正モードへの移行が可能であるのに対して、両カウント値がともに閾値B0以内でないと固定モードへの移行がなされないように構成されており、これにより固定モードへの移行は、手ブレ補正モードへの移行よりも厳しい条件で行われる。
なお本実施形態ではCx0、Cy0に対して同一の閾値B0を用いるが異なる値を採用してもよい。
次に図4、図5を参照して第2実施形態のモード切替え処理について説明する。第1実施形態では順次更新されるN個全てのジャイロ出力に対する状態判定が露光完了まで繰り返し実行されたが、第2実施形態ではレリーズ操作直後の1回のみ図3のフローチャートで示される状態判定処理を行い、その後は負荷がより少ない異なる方法で状態の判定を行う。なお、その他の構成は第1実施形態と同様であるので、その説明は省略する。
図4、図5は、第1実施形態の図2に対応するフローチャートである。第2実施形態においてレリーズボタン(図示せず)が半押しされ測光スイッチ12がオンされると開始される。なおステップS300〜S304に関しては、図2のステップS100〜S104に略対応するのでその説明を省略する。
レリーズ操作がなされ、ステップS304において図2に示される状態判定処理が終了すると(すなわち図3のステップS210またはS212が実行されると)、ステップS306において撮像素子39における露光が完了したか否かが判定される。露光が完了していれば本処理は直ちに終了し、完了していなければステップS308において角速度センサ(ジャイロ)26a、26bの現在の出力が取得されるとともに後述するNGカウント値Cx1、Cy1、Cx21、Cy21、Cx22、Cy22の値が初期値(例えば0)に設定される。
ステップS310では現在設定されているモードが固定モードであるか否かが判定される。固定モードであると判定されるとステップS312においてステップS308で取得されたジャイロ出力Vx、Vyが所定の閾値A1(>0)以内であるか否かが判定される。すなわちジャイロ出力Vx、Vyの絶対値|Vx|、|Vy|がA1以下であるか否かが判定される。なお閾値A1の値は、例えば2〜10のオーダであり、ステップS304の状態判定処理におけるモードの選択に基づいて異なる値を設定することも可能である。例えばステップS304において、固定モードが選択されたときには、相対的に大きな閾値を設定し、手ブレ補正モードが選択されたときには、相対的に小さな閾値を設定してもよい。
ジャイロ出力Vx、Vyがともに閾値A1以内であると判定された場合には、ステップS314においてNGカウント値Cx1、Cy1がともにリセットされ、固定モードを維持したまま処理はステップS306に戻る。
一方ステップS312においてジャイロ出力Vx、Vyの少なくとも一方が閾値A1以内でないと判定された場合には、ステップS316において閾値A1以内でないと判定されたジャイロ出力Vx、Vyに対応するNGカウント値Cx1、Cy1がインクリメント(+1)され、それ以外のNGカウント値がリセットされる。そして、ステップS318においてNGカウント値Cx1、Cy1が所定の閾値B1以上であるか否かが判定される。なお、NGカウント値Cx1、Cy1は、露光期間中の固定モードにおいて、ジャイロ出力Vx、Vyの値が連続して閾値A1以内でなかった回数を計数するカウンタである。
ステップS318においてNGカウント値Cx1またはNGカウント値Cy1の何れかが閾値B1以上であると判定されると、ステップS320においてカメラの状態が振動発生状態へ遷移したと判断し、手ブレ補正モードへ切り替え、手ブレ補正(SR)処理を駆動する。一方、ステップS318において、NGカウント値Cx1、Cy1がともに閾値B1よりも小さいと判定されると現固定モードが維持され、処理はステップS306へ戻る。
また、ステップS310において現モードが固定モードでない、すなわち手ブレ補正モードであると判定された場合にはステップS322においてジャイロ出力Vx、Vyがそれぞれ所定の閾値A21(>0)以内であるか否かが判定される。すなわちジャイロ出力Vx、Vyの絶対値|Vx|、|Vy|がA21以下であるか否かが判定される。
ジャイロ出力Vx、Vyが閾値A21より大きいときには、ステップS324において、Vx、Vyに対応するNGカウント値Cx21、Cy21、Cx22、Cy22の値がリセットされる。そして現手ブレ補正モードを維持したまま処理はステップS306へ戻る。
一方、ステップS322においてジャイロ出力Vx、Vyの値が閾値A21以内に収まっているときには、ステップS326において、閾値A21以内に収まっているジャイロ出力Vx、Vyに対応するNGカウント値Cx21、Cy21がインクリメント(+1)される。その後ステップS328においてジャイロ出力Vx、Vyの値が閾値A21よりも小さい所定の閾値A22以内であるか否かそれぞれ判定される。すなわちジャイロ出力Vx、Vyの絶対値|Vx|、|Vy|がA22以下であるか否かが判定される。
ジャイロ出力Vx、Vyの値が閾値A22以内に収まっているときには、ステップS330において閾値以内に収まっていたジャイロ出力に対応するNGカウント値Cx22、Cy22がインクリメント(+1)されてからステップS332が実行される。一方、Vx、Vyが閾値A22を越えているときには、Vx、Vyに対応するNGカウント値Cx22、Cy22が何れも更新されることなくステップS332が実行される。なお、ステップS330、S332において閾値A22を越えているVx、Vyに対応するNGカウント値Cx22、Cy22はリセットする構成としてもよい。この場合NGカウント値Cx22、Cy22は、ジャイロ出力Vx、Vyの値が連続して閾値A22以内である回数を計数する。
ステップS332では、NGカウント値Cx21、Cy21がともに所定の閾値B21以上である、またはNGカウント値Cx22、Cy22がともに閾値B21よりも小さい所定の閾値B22以上であるか否かが判定される。ステップS332の条件が成立しないときには、現手ブレ補正モードが維持されたまま処理はステップS306に戻り、同条件が成立するときにはステップS334においてカメラの状態が固定状態へ遷移したと判断して手ブレ補正(SR)処理を停止または低感度で駆動する固定モードへと切替え、処理はステップS306に戻る。なお以上の処理は露光が完了するまで繰り返し継続される。
なお、ここで、NGカウント値として(Cx21、Cy21)および(Cx22、Cy22)の2組を使用するのは、手持ち状態などの振動発生状態から固定状態へ遷移したか否かの判定精度を高めるためであり、Cx21、Cy21は露光期間中、手ブレ補正モードにおいてジャイロ出力Vx、Vyの値が閾値A21以内であった回数を計数したもので、Cx22、Cy22は露光期間中、手ブレ補正モードにおいてジャイロ出力Vx、Vyの値が閾値A22(<A21)以内であった回数を計数したものである。また、閾値B21、B22の値としては、例えば50〜100のオーダの値が設定される。なお、本実施形態において閾値A0、A1、A21、A22は、A0>A1>A21>A22>0;B21>B22とされる。
以上により第2実施形態においても、第1実施形態と略同様の効果を得ることができる。また第2実施形態では、露光期間中漸次更新されるN個のジャイロ出力全てを繰り返しモニタしているが、第2実施形態では最初の一回のみN個のジャイロ出力を調べ、その後は、現出力値を調べカウント値のみを更新しているのでCPUへの負荷が大幅に軽減される。また本実施形態では、手ブレ補正モードから固定モードへの移行がその逆よりも厳しくされているため、不用意に固定モードへと移行することがない。更に本実施形態では、2つの手ブレ補正モードから固定モードへの移行判定に、異なる2組のカウント値を用いるため固定状態にあるか否かの判定をより高い精度で実現できる。
次に図6、図7のフローチャートを参照して、第2実施形態の変形例について説明する。変形例では、カメラが固定状態か振動発生状態(手持ち状態など)かの判定結果か露光期間に対して一定の割合で、あるいは所定期間に亘って一方の状態に偏っている場合には、その後の状態判定を行わず、モードを現モードに固定するものである。
図6、図7は、第2実施形態の図4、図5のフローチャートに対応するが、ステップS306とステップS308の間にステップS307が追加されている。なおその他の構成は第2実施形態と同様であるためその説明は省略する。図6に示されるように、ステップS306において露光が完了したか否かの判定が行われ、露光が完了していないと判定される場合、変形例ではステップS307において例えばシャッタスピードに対応する露光期間に対する一定の割合の所定時間、固定状態あるいは振動発生状態の一方に判定状態が偏っているか否かが判定される。すなわち固定モード、手ブレ補正モードの一方が一定時間以上継続していか否か判定される。偏っていないと判定された場合には、図4、図5を参照して説明したステップS308以下の処理が実行され、偏っていると判定される場合には現モードを維持したままステップS306に戻り、露光が完了するまで同様の判定を繰り返す。
以上のように本変形例においても第2実施形態と略同様の効果が得られるとともに、判定処理に掛かるCPUの負荷を更に軽減できる。
なお、本実施形態では閾値A0、A1、A2の値は各出力Vx、Vy(縦軸方向、横軸方向の運動)に対して同じ値が用いられるが、両者においてそれぞれ異なる値を採用してもよい。また一方のジャイロ出力値のみをモニタする構成とすることも可能である。また第2実施形態では、ジャイロ出力が閾値以内(S312)あるいは閾値以上(S322、S328)のときに、NGカウント値をリセットしたが、例えばカウント値から1以上の所定数を減算する構成であってもよい。
本実施形態では、デジタル一眼レフを例に説明を行ったが、本願発明はフィルム用のカメラや、コンパクトにも適用できる。また、本実施形態で採用された手ブレ補正機能はイメージ・センサ・シフト方式であったが、レンズ・シフト・シフト方式に本発明を適用することもできる。また、本実施形態では、角速度信号をモニタして状態を判定したが、これを積分した角度信号をモニタする構成とすることもできる。
10 デジタルカメラ
12 測光スイッチ
13 レリーズスイッチ
14 手ブレ補正スイッチ
21 CPU
26a、26b 角速度センサ
30 手ブレ補正機構
39 撮像素子

Claims (12)

  1. 振動を検出するセンサからの信号に基づき手ブレ補正を行う手ブレ補正手段と、
    前記信号に基づき固定状態か振動発生状態かの状態判定を行う状態判定手段とを備え、
    レリーズスイッチがオンされることにより開始される露光期間中に前記状態判定を行い、その結果に基づき前記手ブレ補正の特性を変更し、前記状態判定手段は、前記信号の過去N個の出力値に基づき前記状態の初期判定を行うとともに、その後の前記露光期間において、前記信号の出力値が所定の出力閾値以内であるか否かを計数することにより前記状態が一方から他方へと遷移したか否かを判定する
    ことを特徴とする手ブレ補正装置。
  2. 前記状態判定は、前記信号の出力値が所定の出力閾値以内であるか否かを計数し、この計数値を所定のカウンタ閾値と比較することにより行われることを特徴とする請求項1に記載の手ブレ補正装置。
  3. 前記状態判定に用いる閾値および条件を複数備えることを特徴とする請求項1に記載の手ブレ補正装置。
  4. 前記信号が第1、第2軸に関して検出されるとともに前記手ブレ補正が前記第1、第2軸毎に行われ、一方の軸に関わる検出結果を用いた前記状態判定の結果に基づき前記第1および第2軸に関する前記特性が変更されることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の手ブレ補正装置。
  5. 前記露光期間において前記状態判定の結果が前記固定状態または前記振動発生状態の一方の状態に偏っていると判定されるとき、前記状態判定を停止して前記特性を前記一方の状態に固定することを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の手ブレ補正装置。
  6. 前記信号に対するフィルタ処理が、前記状態判定に使用する場合と前記手ブレ補正における補正量の算出に用いられる場合とで異なることを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の手ブレ補正装置。
  7. 前記状態判定手段が、前記信号の出力値が所定の出力閾値以内であるか計数した計数値を所定のカウンタ閾値と比較することにより前記状態が一方から他方へと遷移したか否かを判定することを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載の手ブレ補正装置。
  8. 前記出力閾値が、前記初期判定の結果に基づき変更されることを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載の手ブレ補正装置。
  9. 前記振動発生状態から前記固定状態へ遷移したとする判定が、複数の前記出力閾値とそれに対応する複数の前記カウンタ閾値を組み合わせて行われることを特徴とする請求項2または請求項7の何れか一項に記載の手ブレ補正装置。
  10. 前記振動発生状態から前記固定状態へ遷移したとする判定が、前記固定状態から前記振動状態へ遷移したとする判定よりも厳しい条件で行われることを特徴とする請求項1〜9の何れか一項に記載の手ブレ補正装置。
  11. 請求項1〜10の何れか一項に記載の手ブレ補正装置を備えることを特徴とするカメラ。
  12. 振動を検出するセンサからの信号に基づいて手ブレ補正を行い、前記信号に基づき固定状態か振動発生状態かの状態判定を行うとともに、レリーズスイッチがオンされることにより開始される露光期間中に前記状態判定を行い、その結果に基づき前記手ブレ補正の特性を変更し、前記状態判定は、前記信号の過去N個の出力値に基づき前記状態の初期判定を行うとともに、その後の前記露光期間において、前記信号の出力値が所定の出力閾値以内であるか否かを計数することにより前記状態が一方から他方へと遷移したか否かを判定することを特徴とする手ブレ補正方法。
JP2012229893A 2012-10-17 2012-10-17 手ブレ補正装置およびカメラ Active JP6056366B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012229893A JP6056366B2 (ja) 2012-10-17 2012-10-17 手ブレ補正装置およびカメラ
US14/053,962 US9148568B2 (en) 2012-10-17 2013-10-15 Image-stabilization apparatus and camera
EP13188839.8A EP2723063B1 (en) 2012-10-17 2013-10-16 Image-stabilization apparatus and camera

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012229893A JP6056366B2 (ja) 2012-10-17 2012-10-17 手ブレ補正装置およびカメラ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014082669A JP2014082669A (ja) 2014-05-08
JP6056366B2 true JP6056366B2 (ja) 2017-01-11

Family

ID=49385126

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012229893A Active JP6056366B2 (ja) 2012-10-17 2012-10-17 手ブレ補正装置およびカメラ

Country Status (3)

Country Link
US (1) US9148568B2 (ja)
EP (1) EP2723063B1 (ja)
JP (1) JP6056366B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6753126B2 (ja) * 2016-04-19 2020-09-09 リコーイメージング株式会社 防振制御装置
JP7031280B2 (ja) 2017-12-18 2022-03-08 株式会社リコー 画像処理装置、画像処理システムおよびプログラム
EP3644600B1 (en) 2018-10-22 2022-06-15 Ricoh Company, Ltd. Imaging device, information processing method, system, and carrier means

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4536835B2 (ja) * 1998-10-19 2010-09-01 キヤノン株式会社 カメラ及び光学機器
JP4328403B2 (ja) 1999-02-16 2009-09-09 キヤノン株式会社 カメラ及び交換レンズ
JP4329151B2 (ja) 1999-03-29 2009-09-09 株式会社ニコン 振れ検出装置及びブレ補正カメラ
JP4623552B2 (ja) 2004-07-27 2011-02-02 株式会社 ニコンビジョン 望遠鏡
JP2006084540A (ja) * 2004-09-14 2006-03-30 Nikon Corp ブレ補正装置
JP4612900B2 (ja) 2006-02-20 2011-01-12 キヤノン株式会社 撮像装置及びその制御方法
JP5047553B2 (ja) 2006-07-13 2012-10-10 ペンタックスリコーイメージング株式会社 像ブレ補正装置
JP5822430B2 (ja) 2008-11-28 2015-11-24 キヤノン株式会社 像振れ補正装置およびそれを有する撮像装置
JP5495602B2 (ja) * 2009-04-02 2014-05-21 オリンパスイメージング株式会社 撮影装置および撮影方法
JP2012163824A (ja) * 2011-02-08 2012-08-30 Nikon Corp ブレ補正装置及び光学機器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014082669A (ja) 2014-05-08
EP2723063B1 (en) 2018-05-16
EP2723063A2 (en) 2014-04-23
US20140104446A1 (en) 2014-04-17
US9148568B2 (en) 2015-09-29
EP2723063A3 (en) 2014-07-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6046931B2 (ja) 撮像装置およびその制御方法
JP5956749B2 (ja) 防振制御装置及びその制御方法、及び撮像装置
US5937214A (en) Camera capable of correcting a shake
WO2015115124A1 (ja) カメラシステム
US9749533B2 (en) Image shake correcting device and control method therefor, optical apparatus, and image pickup apparatus
WO2009131054A1 (ja) 振動補正制御回路およびそれを搭載する撮像装置
JP2013033160A (ja) 像ぶれ補正装置およびその制御方法、並びに光学機器または撮像装置
US10459313B2 (en) Lens barrel and imaging device
JP2009300614A (ja) 撮像装置
US9071757B2 (en) Optical image stabilizer and optical apparatus
JP2009267873A (ja) 振動補正制御回路およびそれを搭載する撮像装置
JP6056366B2 (ja) 手ブレ補正装置およびカメラ
JP2007093926A (ja) 手ぶれ補正装置
WO2009131056A1 (ja) 振動補正制御回路およびそれを搭載する撮像装置
JP2020076897A (ja) 撮像システム及びその制御方法、レンズユニット、撮像装置、プログラム、記憶媒体
JP2018185407A (ja) 像振れ補正装置及び方法、撮像装置及び撮像システム
JP2008185613A (ja) 焦点調節装置および撮像装置
JP6395401B2 (ja) 像振れ補正装置およびその制御方法、光学機器、撮像装置
CN106856550A (zh) 光学式图像稳定化模块以及相机模块
JP2014206660A (ja) 像ブレ補正装置および撮像装置
JP2008197366A (ja) カメラ
JP3463516B2 (ja) ブレ補正カメラ
JP3424468B2 (ja) ブレ補正装置及びカメラ
JP4720430B2 (ja) 振れ検出装置、光学機器、カメラシステム及びカメラ
JP2014041230A (ja) 像ブレ補正機能を有する光学機器及びその制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
RD05 Notification of revocation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425

Effective date: 20150327

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150804

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160516

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160524

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160720

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160823

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161017

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161108

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161121

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6056366

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250