JP2008185613A - 焦点調節装置および撮像装置 - Google Patents

焦点調節装置および撮像装置 Download PDF

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Abstract

【課題】合焦判定精度を向上させて偽合焦を防止する。
【解決手段】撮像素子により撮像された像のコントラストに基づく焦点評価値がしきい値を超えた範囲でほぼ最大となる位置に撮影レンズの焦点調節を行う第1の焦点調節手段と、第1の焦点調節手段とは異なる方式で焦点調節を行う第2の焦点調節手段と、第2の焦点調節手段による焦点調節の後に第1の焦点調節手段により焦点調節を行う焦点調節装置において、第2の焦点調節手段による焦点調節が終了した時点における、第1の焦点調節手段と第2の焦点調節手段の焦点検出位置、および撮影レンズの状態の変化の少なくとも一方に基づいてしきい値を変更する。
【選択図】図5

Description

本発明は焦点調節装置と撮像装置に関する。
フォーカシングレンズを所定間隔で移動させながら各位置の焦点評価値を算出し、焦点評価値が最大となる位置を合焦位置として撮影レンズを駆動するコントラスト検出方式の焦点調節装置において、算出された焦点評価値の最大値がしきい値以上であれば、最大値となる位置を真の合焦位置と判定するようにした焦点調節装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この出願の発明に関連する先行技術文献としては次のものがある。
特開2002−214517号公報
しかしながら、コントラスト検出方式の焦点検出で算出される焦点評価値は、被写体のコントラストや輝度などによって大きく変化するため、焦点評価値の最大値が真の合焦位置かどうかを判定するための最適なしきい値を決定するのは困難である。
(1) 請求項1の発明は、撮影レンズにより結像された像を撮像する撮像素子と、撮像素子により撮像された像のコントラストに基づく焦点評価値がしきい値を超えた範囲でほぼ最大となる位置に撮影レンズの焦点調節を行う第1の焦点調節手段と、第1の焦点調節手段とは異なる方式で焦点調節を行う第2の焦点調節手段と、第2の焦点調節手段による焦点調節の後に第1の焦点調節手段により焦点調節を行う制御手段とを備えた焦点調節装置であって、制御手段は、第2の焦点調節手段による焦点調節が終了した時点における、第1の焦点調節手段と第2の焦点調節手段の焦点検出位置、および撮影レンズの状態の変化の少なくとも一方に基づいてしきい値を変更することによって、上記課題を解決する。
(2) 請求項2の焦点調節装置は、制御手段によって、第2の焦点調節手段により合焦した時点で、第1の焦点調節手段と第2の焦点調節手段の焦点検出位置がほぼ一致しており、かつ撮影レンズの状態が変化していないときは、第2の焦点調節手段により撮影レンズが合焦した状態で第1の焦点調節手段により算出された焦点評価値をしきい値に設定するようにしたものである。
(3) 請求項3の焦点調節装置は、制御手段によって、第2の焦点調節手段により合焦した時点で、第1の焦点調節手段と第2の焦点調節手段の焦点検出位置が一致していないとき、または撮影レンズの状態が変化しているときは、予め設定した値をしきい値に設定するようにしたものである。
(4) 請求項4の焦点調節装置は、第1の焦点調節手段によって、焦点評価値の最大値がしきい値より大きい場合に、当該最大値が得られる位置に撮影レンズを焦点調節するようにしたものである。
(5) 請求項5の焦点調節装置の撮影レンズの状態の変化とは、焦点距離の変化または手動操作による焦点調節の実行である。
(6) 請求項6の焦点調節装置の第2の焦点調節手段は、位相差検出方式の焦点調節手段である。
(7) 請求項7の発明は、請求項1〜6のいずれか1項に記載の焦点調節装置を備えた撮像装置である。
本発明によれば、合焦判定の精度を向上させることができ、偽合焦を防止することができる。
本発明を、位相差検出方式の自動焦点調節(以下、AFという)とコントラスト検出方式のAFとのハイブリッド方式のAFを備えたディジタル一眼レフカメラに適用した一実施の形態を説明する。なお、本発明はディジタル一眼レフカメラに限定されず、ハイブリッド方式の焦点調節装置を備えたあらゆる種類のカメラに適用することができる。また、本発明は位相差検出方式AFとコントラスト検出方式AFのハイブリッド方式AFに限定されず、コントラスト検出方式AFとその他の方式のAFを組み合わせたハイブリッド方式AFに適用することができる。
《発明の第1の実施の形態》
図1は、第1の実施の形態の焦点調節装置を備えたディジタル一眼レフカメラの構成を示す。このカメラの焦点調節装置は、位相差検出方式AFとコントラスト検出方式AFのハイブリッド方式AFである。一実施の形態のカメラは、カメラボディ10にレンズ鏡筒200が装着される。なお、この一実施の形態ではレンズ交換式カメラを例に上げて説明するが、本発明はレンズ交換式カメラに限定されず、レンズ固定式カメラに対しても適用できる。
カメラボディ10は、撮像素子20、ファインダー構成部材25〜60、クイックリターンミラー70、サブミラー80、固定ミラー90、位相差検出方式焦点検出装置100、デフォーカス量演算部310、コントラストAFエリア設定部320、焦点評価値算出部330、焦点距離変更検出部340、MF割り込み検出部350、合焦判定しきい値設定部360、レンズ駆動量算出部370などを備えている。
撮像素子20はレンズが結像した像を電気信号に変換して出力する。なお、図示を省略するが、撮像素子20の撮像面の前面には赤外光をカットするための赤外カットフィルタや画像の折り返しノイズを防止するための光学的ローパスフィルタが配置されている。カメラボディ10のファインダー部は、フォーカシングスクリーン25、ペンタプリズム30、測光素子40、リレーレンズ50、接眼部60などを備えている。測光素子40は像の明るさを測定し、シャッタースピードや絞り値を決定するための測光値を出力する。
クイックリターンミラー70は、露光前は撮影レンズ210(210a〜210d)を透過した被写体光を撮像素子20へ導く撮影光路中に設定され、撮影レンズ210からの被写体光をカメラボディ10の上方に配置したペンタプリズム30へ導く。一方、露光時はフォーカシングスクリーン25の下側まで跳ね上がり、撮影レンズ210からの被写体光を撮像素子20へ導く。また、クイックリターンミラー70の中心付近はハーフミラーになっており、被写体光の一部はハーフミラー部を透過し、サブミラー80と固定ミラー90を介して位相差検出方式焦点検出装置100へ導かれる。
カメラボディ10の上方には、撮影者が操作する位相差AFスイッチ92とコントラストAFスイッチ95が配置される。位相差AFスイッチ92が押されている間のみ、位相差検出方式AFが実行される。また、コントラストAFスイッチ95が押されている間のみクイックリターンミラー70が撮影光路から退避され(ミラーアップ)、コントラスト検出方式AFが実行される。
位相差検出方式焦点検出装置100は、撮影レンズ210からの被写体光を一対のマスクにより分割した後、一対のラインセンサー上に再結像させる。この一対のラインセンサー上の再結像された像のずれ量がピントのズレ量(デフォーカス量)になる。この一実施の形態の位相差検出方式焦点検出装置100には、図2に示すように撮影画面400内に5カ所の焦点検出エリア410〜450が設けられている。撮影者は位相差AFエリア設定部300を操作することによって、この5個の焦点検出エリア410〜450の中から任意のエリアを選択することができる。位相差検出方式焦点検出装置100は、撮影者により選択された焦点検出エリアに対応するラインセンサーの出力をデフォーカス量演算部310へ出力する。
レンズ鏡筒200は、撮影レンズ210(210a〜210d)、ズームエンコーダー220、焦点調節レンズ位置エンコーダー230、焦点調節(フォーカシング)レンズ駆動モーター240、絞り250などを備えている。
撮影レンズ210(210a〜210d)は、被写体像を撮像素子20の撮像面上に結像させるための光学系である。焦点距離調節(ズーミング)レンズ210bは光軸方向に移動可能な構成となっており、通常は撮影者がレンズ鏡筒200のズーム環(不図示)を回すことによって焦点距離調節レンズ210bの位置が変化し、それに応じて撮影レンズ210全体の焦点距離が変わる。なお、焦点距離調節レンズ210bの位置はズームエンコーダー220によりモニターされており、撮影者がズーム環を回すとズームエンコーダー220により検出した焦点距離情報が焦点距離変更検出部340へ出力される。
焦点調節(フォーカシング)レンズ210cは光軸方向に移動可能な構成となっており、カメラボディ10のレンズ駆動量算出部370で算出されたレンズ駆動信号にしたがってフォーカシングレンズ駆動モーター240により駆動される。なお、焦点調節レンズ210cの位置は焦点調節レンズ位置エンコーダー230によりモニターされ、距離情報としてレンズ駆動量算出部370へ出力される。また、マニュアルフォーカス時に撮影者がレンズ鏡筒200の距離環(不図示)を回すと、その情報がMF割り込み検出部350へ出力される。
焦点調節レンズ駆動モーター240は、レンズ駆動量算出部370から送られるレンズ駆動信号にしたがって焦点調節レンズ210bを光軸方向に駆動する。絞り250は撮像素子20に届く被写体光の量を調整する開口絞りである。絞り250の設定は、カメラが自動的に行う場合と、撮影者が手動で行う場合とがある。プログラム撮影モードやシャッタースピード優先撮影モードの場合は、測光素子40の出力などから絞り値を決定する。絞り優先撮影モードやマニュアル撮影モードの場合は、撮影者が設定する。絞り250は、カメラもしくは撮影者が設定した値に応じて絞り駆動モーター(不図示)などにより駆動される。
デフォーカス量演算部310は、位相差検出方式焦点検出装置100の出力に基づいてピントのズレ量を表すデフォーカス量を算出する。このピントのズレ量は撮像素子20と撮影レンズ210の焦点面とのズレ量である。この一実施の形態では、図2に示すように撮影画面の中央、左右上下の5カ所に位相差検出方式AFの焦点検出エリア410〜450を設定し、位相差AFエリア設定部300により撮影者が選択した焦点検出エリア、もしくはカメラが自動的に選択した焦点検出エリアで検出されたデフォーカス量にしたがって焦点調節レンズ210bが駆動される。なお、選択された焦点検出エリアのデフォーカス量が予め定めた合焦判定しきい値以下になったら、位相差検出方式AFで合焦したと判定される。
コントラストAFエリア設定部320は、撮影者がコントラスト検出方式AFの測距エリアの位置を設定するための操作部材である。図2に示すように、撮影レンズ210の撮影画面内にコントラスト検出方式AFの測距エリア490が設定されており、撮影者がコントラストAFエリア設定部320を操作することによって測距エリア490の位置を変更することができる。
焦点評価値算出部330は、撮像素子20による撮像画像の内の測距エリア490に対応する部分の焦点評価値を算出し、算出結果をレンズ駆動量算出部370へ出力する。上述したように、コントラスト検出方式AFは焦点調節レンズ210cを所定間隔で少しずつ移動させながら焦点評価値を算出し、焦点評価値が最大になる位置を合焦位置として焦点調節を行う。焦点評価値を算出する方法は、撮像画像に高周波強調フィルター処理を施し、その結果を積算する方法が一般的であるが、特にこの方法には限定されない。
焦点距離変更検出部340は、ズームエンコーダー220の出力に変化があった、すなわち焦点距離が変更されたときにその情報を合焦判定しきい値設定部360へ出力する。MF割り込み検出部350は、焦点調節レンズエンコーダー230とレンズ駆動量算出部370の出力に基づいて、撮影者による焦点調節動作(マニュアルフォーカス;MF)の割り込みがあったか否かを検出する。例えば、レンズ駆動量算出部370からフォーカシングレンズ駆動モーター240を駆動する信号が出力されていないときに距離エンコーダー230の出力に変化があった場合や、レンズ駆動信号と実際にレンズが動いた量に大きな差があった場合に、MF割り込みがあったと判定する。MF割り込み情報は合焦判定しきい値設定部360へ出力される。
合焦判定しきい値設定部360は、コントラスト検出方式の焦点検出で算出された最大の焦点評価値が、合焦位置の焦点評価値か否かを判定するための合焦判定しきい値を設定する。この合焦判定しきい値設定部360は、位相差AFエリア設定部300、コントラストAFエリア設定部320、焦点距離変更検出部340およびMF割り込み検出部350の出力に基づいて合焦判定しきい値を設定する。
ここで、合焦判定しきい値の設定方法を説明する。第1の設定方法では、位相差検出方式AFによる合焦位置で焦点評価値を算出し、その焦点評価値をしきい値とする。以後、この第1の設定方法により設定するしきい値を“しきい値1”とする。このしきい値1を用いて合焦判定を行う条件としては、(1)撮影者が設定したコントラスト検出方式AFの測距エリア490(図2参照)の位置と、位相差検出方式AFで選択された焦点検出エリア(図2の410〜450のいずれか)の位置とが一致しており、かつ(2)位相差検出方式AFで合焦しており、かつ(3)焦点距離の変更やMF割り込みがない場合である。
条件(1)において、例えば図2に示すように、撮影者がコントラスト検出方式AFの測距エリア490を位相差検出方式AFの焦点検出エリア410と同じ位置に設定した場合には条件(1)が満たされ、図3に示すように、コントラスト検出方式AFで設定された測距エリア490の位置が位相差検出方式AFで選択された焦点検出エリア410〜450の位置と一致しない場合は条件(1)は満たされない。上述した(1)〜(3)の条件をすべて満たす場合にしきい値1を用いて合焦判定を行う。
次に、第2の設定方法では、種々の撮影条件下における実験で合焦と判定できる最適なしきい値を求め、これを合焦判定“しきい値2”とする。このしきい値2を用いて合焦判定を行う条件としては、上記(1)〜(3)の条件の内のいずれか1つが満たされない場合である。合焦判定しきい値設定部360は、適用条件(1)〜(3)に基づいて設定したしきい値1またはしきい値2をレンズ駆動量算出部370へ出力する。レンズ駆動量算出部370は、この合焦判定しきい値1または2によりコントラスト検出方式AFで合焦位置を判定し、検出した合焦位置へ焦点調節レンズ210cを駆動する信号を出力する。
レンズ駆動量算出部370は、デフォーカス量演算結果や焦点評価値算出結果に基づいて焦点調節レンズ210cの駆動量を算出する。位相差検出方式AFのレンズ駆動量は、デフォーカス量が0となる位置から現在のレンズ位置を減算したものである。なお、現在のレンズ位置は焦点調節レンズエンコーダー230により検出される。
なお、デフォーカス量演算部310、焦点評価値算出部330、焦点距離変更検出部340、MF割り込み検出部350、合焦判定しきい値設定部360およびレンズ駆動量算出部370はマイクロコンピューターのソフトウエア形態により構成され、互いに各種情報の授受を行う。
次に、コントラスト検出方式AFにおけるレンズ駆動について説明する。コントラスト検出方式AFにおけるレンズ駆動には、図4に示すように初期駆動、探索駆動および合焦駆動の3段階がある。初期駆動では、位相差検出方式AFによる合焦位置からコントラスト検出方式AFを開始するが、位相差検出方式AFの合焦位置を中心とする所定範囲内でコントラスト検出方式AFを行うために、いったん位相差検出方式AFの合焦位置から所定量離れた位置に焦点調節レンズ210cを移動する。
初期駆動後、探索駆動を開始する。すなわち、予め決められた駆動量(ステップ幅)だけ焦点調節レンズ210cを移動し、焦点評価値算出部330で焦点評価値を算出する。この動作を合焦位置が見つかるまで繰り返す。探索駆動中に得られた焦点評価値からそのピークが発見され、かつピーク値が合焦判定しきい値(しきい値1または2)より大きい場合は、そのピーク位置を合焦位置と判定する。この合焦位置の判定方法については詳細を後述する。探索駆動において合焦位置が発見された場合は、その位置まで焦点調節レンズ210cを移動し合焦させる。
図5は第1の実施の形態のAF動作を示すフローチャートである。このフローチャートを参照して第1の実施の形態のAF動作を説明する。クイックリターンミラー70が撮影光路に設定されているときは(図1に示すミラーダウン状態)、位相差AFスイッチ92がオンしている間、位相差検出方式AFが実行される。コントラストAFスイッチ95がオンしたら、クイックリターンミラー70を撮影光路から退避させて(ミラーアップして)撮影レンズ210からの被写体光を撮像素子20に入射させ、撮像素子20から所定の時間間隔でスルー画像を出力させる。ミラーアップ後は、このスルー画像を用いてコントラスト検出方式AFを実行する。通常、位相差検出方式AFで合焦させた後にミラーアップしてコントラスト検出方式AFでさらに細かいピント調整を行う。
ステップ100で位相差AFスイッチ92のオフを確認し、オフしているときはステップ200へ進み、カメラの操作状態をモニターする。すなわち、コントラスト検出方式AFで設定された測距エリア490の位置が位相差検出方式AFで選択された焦点検出エリアの位置と一致しているか否か、焦点距離の変更の有無、MF割り込みの有無を確認する。この一実施の形態では、位相差検出方式AFで合焦した直後に、上記操作が行われたか否かに特に注目する。
一方、位相差AFスイッチ92がオンしているときはステップ300へ進み、位相差検出方式AFを実行する。続くステップ400で位相差検出方式AFで合焦したか否かを判定する。ステップ500ではコントラストAFスイッチ95のオンを確認し、オンしているときはステップ600へ進み、オンしていないときはステップ2000へ進む。コントラストAFスイッチ95がオンしていないときは、ステップ2000でコントラスト検出方式AFを停止する。一方、コントラストAFスイッチ95がオンしているときは、ステップ600で前回ステップ500に到達したときにコントラストAFスイッチ95がオフしていたか否かを確認する。すなわちコントラストAFスイッチ95がオフからオンになったときはステップ700へ進み、そうでなければステップ1500へ進む。
コントラストAFスイッチ95がオフからオンになったときは、ステップ700でクイックリターンミラー70をミラーアップし、撮像素子20からスルー画像の出力を開始する。ステップ800で焦点評価値を取得し、続くステップ900で位相差検出方式AFで合焦した状態か否かを判定する。合焦状態にあればステップ1000へ進み、コントラスト検出方式AFの測距エリア490の位置の変更がなかったか否かを確認する。測距エリア490の位置の変更がなかった場合はステップ1100へ進み、コントラスト検出方式AFで設定された測距エリア490の位置と、位相差検出方式AFで選択された測距エリア410〜450の位置とが一致しているか否かを確認する。エリアが一致しているときはステップ1200へ進み、焦点距離に変更があったか否かを判定する。
位相差検出方式AFで合焦し、かつコントラスト検出方式AFの測距エリア490の位置変更がなく、かつコントラスト検出方式AFで設定された測距エリア490の位置と位相差検出方式AFで選択された測距エリア410〜450の位置とが一致しており、かつ焦点距離に変更がなかった場合はステップ1300へ進み、コントラスト検出方式AFの合焦判定しきい値にしきい値1、すなわち位相差検出方式AFで合焦直後のステップ800で取得した焦点評価値を設定する。一方、ステップ900〜1200の条件を1つでも満たさなかった場合はステップ1400へ進み、コントラスト検出方式AFの合焦判定しきい値にしきい値1、すなわち予め設定した値を設定する。
ステップ500〜600においてコントラストAFスイッチ95がオンしており、かつ前回もオンしていた場合はステップ1500へ進み、コントラスト検出方式AFを実行する。ステップ1500で焦点調節レンズ210cを所定量駆動し、ステップ1600で焦点評価値を取得する。ステップ1700において、これまでに取得した焦点評価値にピークが含まれているか否かを判定する。ピークが含まれている場合はステップ1800へ進み、これまで取得した焦点評価値の最大値が合焦判定しきい値1または2(ステップ1300または1400で設定)より大きいか否かを判定する。取得した焦点評価値の最大値が合焦判定しきい値1または2より大きい場合はステップ1850へ進み、最大の焦点評価値とその前後の焦点評価値から合焦位置を算出する。合焦位置が算出できたらステップ1900へ進み、合焦位置へ焦点調節レンズ210cを駆動する。
一方、ステップ1700でピークが含まれていない場合、またはステップ1800でピーク値が合焦判定しきい値1または2以下の場合はステップ500へ戻り、上述した処理を繰り返す。
図6はコントラスト検出方式AFを実行したときの焦点評価値の変化の一例を示す。位相差検出方式AFで合焦した位置の焦点評価値をAとする。そこからP1の位置まで焦点調節レンズ210cを移動した後、P2→P3→P4→P5→P6の順に焦点調節レンズ210cを移動させながら焦点評価値を取得する。この移動の間にピークがあったと判定されると、取得した焦点評価値の最大値P4が合焦判定しきい値よりも大きいか否かを判定する。ここで、位相差検出方式AFで合焦した後に、上述した(1)〜(3)の条件をすべて満たす場合、つまり位相差検出方式AFの合焦位置とコントラスト検出方式AFの合焦位置とが大きく異ならない場合には、しきい値1を合焦判定に用いる。しきい値1は位相差検出方式AFで合焦した位置の焦点評価値であり、これよりも焦点評価値が大きければ確実に合焦しているということができ、合焦判定の精度を向上させることができる。これにより、偽合焦すなわち真の合焦位置ではないところに合焦位置があるとしてしまうのを防止することができる。
なお、焦点評価値のばらつきなどにより焦点評価値の最大値がしきい値1を超えないケースも考えられる。この場合に備えて、しきい値1を位相差検出方式AFの合焦位置で取得した焦点評価値よりも小さい値に設定してもよい。この場合に、予め焦点評価値のバラツキを測定しておき、その結果に応じてどの程度小さくすればよいかを決定すればよい。
一方、位相差検出方式AFで合焦した後に、上述した(1)〜(3)の条件の少なくとも1つを満たさなかった場合には、しきい値2を合焦判定に用いる。これは、コントラスト検出方式AFと位相差検出方式AFの合焦位置が異なると、それぞれの合焦位置の焦点評価値も異なることが多く、位相差検出方式AFの合焦位置の焦点評価値が当てにならないためである。こういう場合でも予め設定したしきい値2を合焦判定に用いることによって、ある程度偽合焦を抑制することができる。取得した焦点評価値の最大値(P4)がしきい値より大きかったらP4の前後の焦点評価値(P3、P5)を使ってピークがあると推測される合焦位置Bを算出する。
《発明の第2の実施の形態》
第2の実施の形態の構成は図1に示す構成と同様であり、説明を省略する。図7は第2の実施の形態のAF動作を示すフローチャートである。第2の実施の形態のAF動作は、図5に示す第1の実施の形態のAF動作からステップ1700の処理を除いたものであり、その他のステップについては図5に示す処理と同様である。図5のステップ1700は取得した焦点評価値の中にピークが含まれているか否かを判定するステップであり、このステップ1700を省略する。そしてステップ1800ヘ進み、ステップ1600で取得した焦点評価値がしきい値1より大きいか否かを判定し、焦点評価値が合焦判定しきい値を超えたら合焦位置があると判定するものである。
コントラストの低い被写体や、位相差検出方式AFでは合焦位置を検出することができるが、コントラスト検出方式AFでは検出しにくい被写体の場合には、焦点評価値が図6に示すような山にならず、図8に示すようにピークがはっきりしないようになる。この場合にはピークがあるかどうかを判定することが極めて難しい。しかし、位相差検出方式AFでは合焦しているため、位相差検出方式AFとコントラスト検出方式AFの合焦位置が大きく異ならないと考えられる場合は、位相差検出方式AFで合焦したときの焦点評価値が当てになり、これを超えたかどうかを確認することによって合焦位置の有無を判定することができる。また、このような被写体の場合には、焦点評価値自体が低いことが多く、予め設定したしきい値2では合焦しない場合がある。しかし、位相差検出方式AFの合焦位置の焦点評価値Aをしきい値1として使用することにより、このような場合でも合焦させることができる。
なお、上述した一実施の形態では、コントラスト検出方式AFに用いる撮像素子として撮像用の撮像素子20を用いた例を示したが、測光素子40をコントラスト検出方式AFの撮像素子として用いてもよい。また、上述した一実施の形態では、位相差検出方式AFとコントラスト検出方式AFのハイブリット方式AFを例に上げて説明したが、位相差検出方式AFに代えて外光パッシブ方式AFや外光アクティブ方式AFを用いてもよい。
第1の実施の形態の構成を示す図 位相差検出方式AFの焦点検出エリアとコントラスト検出方式AFの測距エリアとの関係を示す図 位相差検出方式AFの焦点検出エリアとコントラスト検出方式AFの測距エリアとの関係を示す図 コントラスト検出方式AFの駆動方法を示す図 第1の実施の形態のAF動作を示すフローチャート 第1の実施の形態のAF動作を示す図 第2の実施の形態のAF動作を示すフローチャート 第2の実施の形態のAF動作を示す図
符号の説明
20 撮像素子
100 位相差検出方式焦点検出装置
210b 焦点調節レンズ
300 位相差AFエリア設定部
310 デフォーカス量演算部
320 コントラストAFエリア設定部
330 位相差AFエリア設定部
340 焦点検出変更検出部
350 MF割り込み検出部
360 合焦判定しきい値設定部
370 レンズ駆動量算出部

Claims (7)

  1. 撮影レンズにより結像された像を撮像する撮像素子と、
    前記撮像素子により撮像された像のコントラストに基づく焦点評価値がしきい値を超えた範囲でほぼ最大となる位置に前記撮影レンズの焦点調節を行う第1の焦点調節手段と、
    前記第1の焦点調節手段とは異なる方式で焦点調節を行う第2の焦点調節手段と、
    前記第2の焦点調節手段による焦点調節の後に前記第1の焦点調節手段により焦点調節を行う制御手段とを備えた焦点調節装置であって、
    前記制御手段は、前記第2の焦点調節手段による焦点調節が終了した時点における、前記第1の焦点調節手段と前記第2の焦点調節手段の焦点検出位置、および前記撮影レンズの状態の変化の少なくとも一方に基づいて前記しきい値を変更することを特徴とする焦点調節装置。
  2. 請求項1に記載の焦点調節装置において、
    前記制御手段は、前記第2の焦点調節手段により合焦した時点で、前記第1の焦点調節手段と前記第2の焦点調節手段の焦点検出位置がほぼ一致しており、かつ前記撮影レンズの状態が変化していないときは、前記第2の焦点調節手段により前記撮影レンズが合焦した状態で前記第1の焦点調節手段により算出された焦点評価値を前記しきい値に設定することを特徴とする焦点調節装置。
  3. 請求項1に記載の焦点調節装置において、
    前記制御手段は、前記第2の焦点調節手段により合焦した時点で、前記第1の焦点調節手段と前記第2の焦点調節手段の焦点検出位置が一致していないとき、または前記撮影レンズの状態が変化しているときは、予め設定した値を前記しきい値に設定することを特徴とする焦点調節装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の焦点調節装置において、
    前記第1の焦点調節手段は、前記焦点評価値の最大値がしきい値より大きい場合に、当該最大値が得られる位置に前記撮影レンズを焦点調節することを特徴とする焦点調節装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の焦点調節装置において、
    前記撮影レンズの状態の変化とは、焦点距離の変化または手動操作による焦点調節の実行であることを特徴とする焦点調節装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の焦点調節装置において、
    前記第2の焦点調節手段は、位相差検出方式の焦点調節手段であることを特徴とする焦点調節装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の焦点調節装置を備えたことを特徴とする撮像装置。
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