JP2006235616A - カメラ及びその制御方法及びプログラム及び記憶媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】被写体がファインダーの視野内のどのような位置にあった場合でも、合焦スピードを速くし、すばやく被写体に合焦させることができるようにする。
【解決手段】主被写体の位置が位相差AFが出来ない範囲にある場合は、主被写体の近傍の位相差AFの測距情報、あるいは直前の位相差AFの測距情報を参考にして、コントラストAFのレンズスキャン範囲を決定し、コントラストAFのスキャン範囲を少なくすることで、少しでも合焦スピードを速くする。
【選択図】 図6

Description

本発明は、カメラにおける合焦制御技術に関するものである。
近年、被写体像を撮像光学系により半導体撮像素子、たとえば撮像素子イメージセンサ上に結像して電気信号に変換し、これにより得られた静止画像の画像データを半導体メモリや磁気ディスクのような記録媒体に記録する、いわゆる電子カメラが広く普及しつつある。
この種の電子カメラのほとんどは、被写体像を自動的に合焦すべく撮影条件を制御するオートフォーカス(AF:自動合焦)機構を搭載しており、このAF機構には、コントラストAFや山登りAFなどと称される方式が用いられることが多い。その理由は、このAF方式が撮像用の撮像素子出力をそのままAF用に使用することができるためである。より具体的には、このコントラストAF方式においては、撮像素子の出力値についてコントラスト値(AF評価値)の評価を行い、その最大値において合焦状態と判定する。
一方、銀塩一眼レフカメラにおいては、このコントラストAFの他に、位相差AF方式と呼ばれる技術がオートフォーカスを行うために広く採用されている。位相差方式のオートフォーカスにおいては、被写体像をCCDラインセンサを備えた位相差検出センサで受光したときの像間距離(位相差)に基づいて、合焦位置がフィルム面に対してどの程度離れているかを即時に認識することができるため、1回の駆動で合焦位置をフィルム面に一致させることができるという点で有効である。この2つのAF方式は、ともに銀塩カメラにおいては広く用いられている方法である。
また、特開平07−043605号公報(特許文献1)には、位相差AF方式により焦点検出を行う光学系及び受光センサからなる焦点検出手段と、コントラストAF方式により焦点検出を行う光学系及び受光センサからなる焦点検出手段とを備え、位相差AF方式での焦点検出とコントラストAF方式での焦点検出とを組み合わせて用いることにより、デフォーカス量を求め、レンズを合焦動作させるカメラが開示されている。この構成により、位相差AF方式の焦点検出により粗調整を行い、コントラストAF方式の焦点検出により微調整を行い、レンズを合焦させる。
また、特開平09−181954号公報(特許文献2)には、第2のフォーカス制御手段は第1のフォーカス制御により移動したフォーカス用レンズの位置を中心にしてフォーカスレンズを移動させ、コントラストの最大値を検出し、その最大値を示す位置にフォーカスレンズを戻す技術が開示されている。
また、特開2001−281530号公報(特許文献3)には、位相差検出信号に基づいて撮影レンズを駆動させた後に、撮像画像からの被写体像のコントラストに応じた所定の評価値で撮像レンズを駆動する技術が開示されている。
特開平07−043605号公報 特開平09−181954号公報 特開2001−281530号公報
例えば、コントラストAF方式の焦点検出においては、検出可能なデフォーカス量の範囲が狭いため、大きくピントがずれている状態では、焦点検出が困難になる。また、合焦位置を知るために焦点調節レンズを無限遠から至近まで走査するのに時間がかかるため、迅速な動作を必要とするシステム及び迅速に移動する被写体の撮影には不向きであることや、合焦位置から離れた部分では高域成分の変化が少ないため、ピントのずれが前ピンなのか後ピンなのか分り難いなどの問題点がある。
また、位相差AF方式の焦点検出においては、検出可能なデフォーカス量の範囲は広いが、焦点検出エリアに不感帯が生じてしまうといった問題がある。また、撮像素子における結像位置のずれによってAFレンズの移動量を決定するので、撮像素子やレンズ系によっては、AF可能範囲(AFレンジ)が制限される。したがって、無限遠から最至近までの範囲が大きい場合、すべての撮影可能範囲においてAF可能なようにレンズ系を設定すると、撮像素子の素子サイズとの兼ね合い等から分解能が落ち、AF精度が下がる場合がある。
これらのことから、特開平07−043605号公報(特許文献1)では、ある測距領域に対して常に位相差AFの焦点検出により粗調を行い、コントラストAFの焦点検出により微調を行い、レンズを合焦動作させている。
一方、特開平09−181954号公報(特許文献2)では、最初の位相差AFにより合焦位置までレンズを移動させ、そのレンズ位置の前後の近傍をコントラストAFでスキャンし合焦位置を検出するので、位相差AFでいったん合焦した位置からコントラストAF開始の位置まで戻してスキャンを始めることになり、時間的なロスが発生してしまう。
また、特開2001−281530号公報(特許文献3)では、一眼レフタイプのデジタルスチルカメラにおいて、位相差AF方式による位相差検出信号に基づいたレンズ駆動を行った後に、コントラストAF方式による評価値に基づいたレンズ駆動を行うように構成されているが、位相差検出信号の結果をコントラストAF方式のレンズ駆動の制御方法に反映させることは特に行っておらず、合焦までの時間も長くかかってしまい、更にコントラスト方式のレンズ駆動の具体的な駆動シーケンスには言及されていない。
このように、上記の従来の技術は、いずれも同一の測距領域において前述の2つの測距方式を使って合焦を行うものであった。つまり、ある1つの測距領域において位相差AF方式とコントラストAF方式の両方を使用し合焦精度及び合焦スピードを上げるものであった。
また、前述したように、位相差AF方式では測距エリアに不感帯、つまり焦点調節できない領域が発生してしまうが、この位相差AFで焦点調節できない領域は、通常ではコントラストAFではカバーできることが多い。この場合は、コントラストAFでの焦点調節だけで合焦動作を行うことになる。そうなるとコントラストAFだけでしか焦点調節できない範囲が比較的広く存在してしまうので、その領域で常にコントラストAFを行うと合焦までに時間がかかってしまい、撮影のチャンスを逃してしまうという問題点があった。
従って、本発明は上述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、被写体がファインダーの視野内のどのような位置にあった場合でも、合焦スピードを速くし、すばやく被写体に合焦させることができるようにすることである。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係わるカメラは、被写体像の位相差によりデフォーカス量を求め、該デフォーカス量に基づいて合焦検出を行なう第1の合焦検出手段と、撮像光学系を動かしながら得られる撮像素子からの出力画像信号中の高周波成分の大きさにより合焦検出を行なう第2の合焦検出手段と、前記第1の合焦検出手段と前記第2の合焦検出手段の双方により合焦検出が可能な撮影視野内の第1の領域と、前記第2の検出手段により合焦検出が可能であって、前記第1の検出手段により合焦検出ができない撮影視野内の第2の領域とを具備し、合焦させようとする対象である主たる被写体が前記第2の領域に存在する場合、前記第1の合焦検出手段による検出結果に基づく位置から前記撮像光学系を動かすことによって、前記第2の合焦検出手段による合焦検出制御を行なうことを特徴とする。
また、この発明に係わるカメラにおいて、合焦させようとする対象である主たる被写体が前記第1の領域に存在する場合には、前記主たる被写体が存在する前記第1の領域に対応する前記第1の合焦検出手段による検出結果に基づいて前記第2の合焦検出手段による合焦検出制御を行なうことを特徴とする。
また、この発明に係わるカメラにおいて、合焦させようとする対象である主たる被写体が前記第2の領域に存在する場合には、前記主たる被写体が存在する前記第2の領域に近接するところの前記第1の領域に対応する前記第1の合焦検出手段による検出結果に基づいて前記第2の合焦検出手段による合焦検出制御を行なうことを特徴とする。
また、この発明に係わるカメラにおいて、合焦させようとする対象である主たる被写体が前記第1の領域から前記第2の領域に移動した場合には、前記主たる被写体が存在していた前記第1の領域に対応する前記第1の合焦検出手段による検出結果に基づいて前記第2の合焦検出手段による合焦検出制御を行なうことを特徴とする。
また、この発明に係わるカメラにおいて、合焦させようとする対象である主たる被写体の位置を検出する被写体位置検出手段をさらに具備することを特徴とする。
また、この発明に係わるカメラにおいて、合焦させようとする対象である主たる被写体の位置を指示する被写体位置指示手段をさらに具備することを特徴とする。
また、本発明に係わるカメラの制御方法は、被写体像の位相差によりデフォーカス量を求め、該デフォーカス量に基づいて合焦検出を行なう第1の合焦検出手段と、撮像光学系を動かしながら得られる撮像素子からの出力画像信号中の高周波成分の大きさにより合焦検出を行なう第2の合焦検出手段と、前記第1の合焦検出手段と前記第2の合焦検出手段の双方により合焦検出が可能な撮影視野内の第1の領域と、前記第2の検出手段により合焦検出可能であって、かつ前記第1の検出手段により合焦検出ができない撮影視野内の第2の領域とを具備するカメラを制御する方法であって、合焦させようとする対象である主たる被写体が前記第2の領域に存在する場合、前記第1の合焦検出手段によるデフォーカス量を検出し、当該第1の合焦検出手段によるデフォーカス量の検出結果に基づく位置から前記撮像光学系を動かすことによって、前記第2の合焦検出手段による合焦検出制御を行なうことを特徴とする。
また、本発明に係わるプログラムは、上記の制御方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。
また、本発明に係わる記憶媒体は、上記のプログラムをコンピュータ読み取り可能に記憶したことを特徴とする。
本発明によれば、被写体がファインダーの視野内のどのような位置にあった場合でも、合焦スピードを速くし、すばやく被写体に合焦させることが可能となる。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の電子カメラの第1の実施形態の構成を示した図である。
図1において、1及び2は被写体を撮影するための撮影レンズであり、特に2はフォーカス(焦点調節)時に駆動させるフォーカスレンズである。3は被写体の輝度に応じて、被写体光量を調節する絞りである。4は撮影レンズ1、フォーカスレンズ2の撮影光軸である。5は撮影レンズ1及びフォーカスレンズ2を通過した光束を撮影光束とAF(オートフォーカス)系への光束に分割するための光路分割手段であり、本実施形態ではハーフミラーである。6,7はそれぞれハーフミラー5で分割された光束の光軸である撮影光軸とAF光軸である。8は撮影光束により被写体を撮像する撮像素子で、10は撮像素子8への光量を時間的に規制するシャッタである。撮像素子8からのデータ読出し時にはシャッタ10が閉じられる。このシャッタ10は機械式シャッタである。9はハーフミラー5の透過光を受けて被写体までの距離を測定する第1の合焦検出手段であるところの公知の位相差測距装置(位相差AF装置)である。9aはAF光軸の方向を変えるAFミラーであり、本実施形態では全反射ミラーを使用している。9bはAF光束の瞳を分割するためのセパレータレンズ、9cは位相差測距(位相差AF)を行うAFセンサーである。
図5は、本実施形態の電子カメラのブロック構成を示す図である。
図5において、1〜10は図1で説明したとおりである。
前述のハーフミラー5で分割された光束の一方は撮像素子8に入る。そして、撮像素子8の出力は、撮像回路30、A/D変換器31、静止画処理部32を経てバッファメモリー33に一旦格納される。画像を保存する時には、圧縮伸長部34によりJPEG圧縮してディスクドライブ35によりディスク(記録媒体)36に保存する。なお、ディスクドライブ35とディスク36を使用するかわりに、コンパクトフラッシュ(登録商標)カード、SDカードなどの着脱自在な記録媒体を用いてもよい。
記録媒体36からの出力は伸長されてバッファメモリー33に格納された後にVRAM(ビデオRAM)42を経て、表示制御部43により表示部(例えばEVF:電子ビューファインダー)44に表示される。また、AFセンサー9cからの出力はシステムコントローラ46に入力され、AF制御部45により位相差AF方式のAF制御に用いられる。システムコントローラ46のAF制御部45では、撮像素子8からの出力に基づき、コントラストAF方式のAF制御も行われる。
また、システムコントローラ46はカメラ内の各部を制御し、電源釦49のオンオフやレリーズボタン41やズームボタン48からの入力を受け付ける。レリーズボタン41は電子カメラの撮影準備始動用のスイッチSW1と撮影開始用のスイッチSW2の2段スイッチ構造になっている。ズームボタン48は電子カメラの焦点距離切替えを行う操作スイッチである。そして、位相差AF及びコントラストAFの結果により、AF制御部45からモータドライバ19、フォーカスモータ21を介して、フォーカスレンズ2を制御する。また、ズームボタン48の操作に応じてシステムコントローラ46によりモータドライバ39、モータ40を介して焦点距離切替えに係わる撮影レンズ1を制御する。この時、撮影レンズ1の位置は焦点距離検出部47によりシステムコントローラ46に送られるので、常に撮影レンズの焦点距離が検出されている。50は撮影者が主被写体の位置を指示する指示部である。
図2は、従来から知られる位相差AF方式の焦点調節原理の説明図である。
図2において、9bは撮影レンズ1からの光束を光電変換素子列9d1、9d2に集光させるセパレータレンズである。図2(a)は合焦時のレンズ位置とセンサー出力を示しており、合焦時にそれぞれの光電変換素子列9d1と9d2上の中央部に結像するように光学系および光電変換素子列の位置を調節すると、図2(b)及び図2(c)に示すごとく撮影レンズ1が前ピンまたは後ピンに移動した場合、光電変換素子列9d1、9d2上の結像位置も互いに逆方向に移動し、光電変換素子列の両端に移動する。従って、この時の結像位置のズレ量とズレ方向を検知、演算し、フォーカスモータにフィードバックさせると位相差AF方式の合焦動作を実行することができる。
次に図3は、本実施形態における位相差AF方式の動作および構成を示したブロック図である。
光電変換素子列9d1と9d2(図2参照)を配置したAFセンサー9cは出力がある一定値に達するか、もしくはマイコン20により決められた所定時間以下(Tmax)になるまで蓄積を行い、蓄積が終了すると信号処理回路15により量子化されシステムコントローラ46に入力される。量子化された量子情報はズレ量算出の演算を行い、デフォーカス量Dfとして正規化される。正規化されたデフォーカス量Dfはモータ駆動量変換部17により、その値に応じて必要な量だけフォーカスモータ21を駆動し、フォーカスレンズ2を合焦位置へと導く。このようにして一旦合焦すると、被写体が移動しない限り合焦状態を維持することになる。つまり、この合焦状態が維持されているかどうかを検出するには、所定時間間隔でこの合焦状態がどう変化しているかを常時検知することになる。このようにすることで、被写体が移動しているか否かを検出することができる。
図4Aに撮像素子の撮影領域の概略図を示す。
本実施形態では読出し動作の高速化のために、必要な読出し領域のみ通常の速さで読み出し、それ以外は高速に読み出す掃出し転送を行う。25が、通常読出し転送領域、26及び27が、それぞれ前半および後半の高速読出し転送領域となっている。このようにして必要な読出し領域以外を高速に掃出すことで、部分読出し動作の高速化を行うことができる。
図4B及び図4Cは撮影領域、位相差AF方式の測距領域及びコントラストAF方式の測距領域の関係を示した図である。
図4Bは撮影領域Aの中の位相差AF可能なポイントP1〜P11の位置を示している。図4Bのように、位相差AFでは撮影領域に対して測距できる領域が限られているので、位相差AFのP1〜P11までの位置に合焦させたい主被写体がない場合は、位相差AFでは合焦させることができない。
図4Cは撮影領域Aの中のコントラストAF可能な領域A1〜A35の位置を示している。図4Cのように、コントラストAFでは撮影領域に対してほぼすべての領域で測距できる。従って、位相差AFができる領域もできない領域もすべてカバーしているので、どこに主被写体があっても合焦させることができる。
図6は、本実施形態の電子カメラの動作を示すメインフローチャートである。
電源釦49をオンすると(ステップS1)各種SWの検出を行う(ステップS2)。レリーズスイッチ41は2段のスイッチになっており、撮影者がレリーズスイッチ41を押し込むと最初に第1段目のスイッチであるSW1がオンし、撮影のための各種準備が行われる。更にレリーズスイッチ41を押し込むとSW1の奥のSW2がオンし、撮影操作が開始される。
レリーズスイッチ41のSW1がオンしたか否かを検出し(ステップS3)、SW1がオンしていなければステップS2に戻る。SW1がオンしていた場合、撮像素子8により測光(ステップS4)を行い、この測光値に応じて絞りの調節を行うための絞り値を決め(ステップS5)、撮影レンズ1,2の絞り3を制御する。
次に撮影レンズ1,2の焦点距離検出部47により焦点距離の検出を行う(ステップS6)。そして、主被写体位置が撮影画面のどの位置にいるのかの検出を行う(ステップS7)。この主被写体位置の認識は、位相差AFの各測距ポイントで常に測距を行い、常に近距離の被写体位置を認識して主被写体位置と判断しても良い。また、撮像素子の出力から形状認識と動きとを検出し、それぞれの情報から画面内における被写体の形状、位置の変化を予測し、この予測結果に応じて焦点検出領域の形状、位置を決定する等の方法が既に知られているので、ここでは、その点に関しての詳細な説明は省略する。
主被写体が位相差AFの領域内にあるか否かの判別を行い(ステップS8)、位相差AF領域内にある場合は位相差AFルーチン(ステップS9)に進む。位相差AFルーチンに関しては図7を用いて後述する。
位相差AFで合焦したか否かの判断を行い(ステップS10)、合焦していない場合は位相差AFルーチン(ステップS9)に戻る。位相差AF合焦判断(ステップS10)で合焦している場合は、位相差AFで合焦した場合の合焦レンズ停止位置を記憶しておく(ステップS11)。
再度、主被写体位置の検出を行い(ステップS12)、ステップS8での主被写体位置と同じ位置にあるか否かの判定(ステップS13)を行う。同じ位置に主被写体がある場合は、TV−AF(コントラストAF)のルーチン(ステップS14)に進み、TV−AFの結果が合焦でなければステップS2に戻り、その後の流れを再度実施する(ステップS15、No)。
前述の主被写体が位相差AFの領域内にあるか否かの判別(ステップS8)で位相差AF領域内に主被写体がない場合、直前に行った位相差AFの合焦レンズ位置の取出しを行う(ステップS16)。直前に位相差AFを行っていない場合は、初期値を取出すことになる。位相差AFの合焦レンズ位置を取出し、位相差AFルーチンからのコントラスト情報や撮影レンズ1,2の絞り値及び焦点距離値に応じてTV−AFのスキャン範囲を設定するスキャン範囲設定ルーチン(ステップS17)に進む。このスキャン範囲設定ルーチンに関しては図8を用いて後述することとする。TV−AFのレンズスキャン範囲を元に、TV−AFルーチンに進み(ステップS18)、TV−AFを行う。
TV−AFの結果、フォーカスレンズ2の合焦位置が特定できれば、合焦表示を行う(ステップS19)。
次に、前述のレリーズスイッチ41のSW2がオンしていない場合はステップS2に戻り、再度その後の流れを実施する(ステップS20、No)。SW2がオンしていた場合(ステップS20、Yes)は、露光制御(本撮影)を行い(ステップS21)終了する。
図7は、本実施形態における位相差AFルーチンを示すフローチャートである。
図7において、測距動作がスタートすると、AFセンサ9cでの電荷蓄積を開始し(ステップS21)、所定の電荷蓄積を終了すると(ステップS22)、位相差方式によるデフォーカス量(Df)を演算する(ステップS23)。その演算結果に応じて前述のフォーカスレンズ2の駆動位置の算出を行う(ステップS8)。
図8は本実施形態のスキャン範囲設定ルーチンを示す図である。
ここで、このスキャン範囲設定ルーチンでは図6のステップS5で絞り値A及びステップS6で焦点距離値Lが取り込まれている。また、TV−AF(コントラストAF)のためのデータ取り込みのためのフォーカスレンズ2の移動刻み間隔をBとする。
まず、スキャン範囲設定ルーチンがスタートすると前述の焦点距離値Lが所定値Loよりも小さい場合(ステップS26、Yes)、焦点距離値から算出されるTV−AFのスキャン範囲WLは移動刻みBのn1倍に設定される(ステップS27)。また、前述の焦点距離値Lが所定値Lo以上の場合(ステップS26、No)、焦点距離値から算出されるTV−AFのスキャン範囲WLは移動刻みBのn2倍に設定される(ステップS28)。この時、n1とn2は異なる数値であり、n1>n2である。つまり焦点距離が長い方が被写界深度が浅くなるので、TV−AFで合焦を検出するためのスキャン範囲は狭くても検出が可能である。
次に、絞り値A(Fナンバー)が所定値Aoよりも小さい場合(ステップS29、Yes)、絞り値から算出されるTV−AFのスキャン範囲WLは移動刻みBのn3倍に設定される(ステップS30)。また、前述の絞り値Aが所定値Ao以上の場合(ステップS29、No)、絞り値Aから算出されるTV−AFのスキャン範囲WAは移動刻みBのn4倍に設定される(ステップS31)。この時、n3とn4は異なる数値であり、n3<n4である。つまり絞り値Aが小さい方が被写界深度が浅くなるので、TV−AFで合焦を検出するためのスキャン範囲は狭くても検出が可能である。
次に、焦点距離値Lから決まったスキャン範囲WLと絞り値Aから決まったスキャン範囲WAとを比較しWL>WAの場合は(ステップS32、Yes)、TV−AFの最終的なスキャン範囲Wをスキャン範囲の広いWLとする(ステップS33)。また、スキャン範囲WLとWAとを比較しWL≦WAの場合は(ステップS32、No)、TV−AFの最終的なスキャン範囲Wをスキャン範囲の広いWAとする(ステップS34)。そして、このスキャン範囲Wからフォーカスレンズ2の移動すべき絶対位置を算出し(ステップS35)、メインフローチャートに戻る(ステップS36)。
図9はTV−AFルーチンのフローチャートを示している。
TV−AFルーチンがスタートすると、まず露光準備のためとTV−AFを行うために測光を行う(ステップS40)。次にモータ駆動の回転方向Rを設定する。前述の位相差AFでフォーカスレンズ2を駆動した方向Roと逆回転をフォーカスモータ21の回転方向Rに設定する(ステップS41)。このフォーカスモータ21の回転方向でフォーカスレンズ2を駆動開始する。逆回転でフォーカスモータ21を回転させ、位相差AFルーチンで検出した合焦レンズ位置を中心にTV−AFのスキャン範囲が設定されるので、この両者からTV−AFのスキャンを開始する端点を算出し、その位置までフォーカスレンズ2を移動させる。これについては図10を使って説明を行う。
図10は図6のTV−AFルーチンのフォーカス駆動の動きを示す図である。図10の横方向はフォーカスレンズ2の位置を示している。aの位置は図6のステップS9で位相差AFを行う前のフォーカスレンズ2の位置を示している。まず、aの位置にフォーカスレンズ2があり、ステップS9で前述の位相差AFルーチン(図7)に進み、図7の位相差AFルーチンを実施する。ステップS9で位相差AFによるデフォーカス量から位相差AFでの合焦位置に相当するフォーカスレンズ2の位置がbの位置であることが検出される。このフォーカスレンズ2の位置がステップS11で記憶される。この記憶された、フォーカスレンズ位置がステップS16の位相差AF合焦レンズ位置取出しに利用される。検出されたbの位置とスキャン範囲Wから端点cの位置が計算できる。つまり、bの位置からA=W/2だけ戻った位置が端点cの位置になる。これは、位相差AFを実施するポイントの数が1ポイントの場合である。
位相差AFを行うポイントの数が複数ある場合について、図11を使って説明を行う。位相差AFを行うポイントがP5及びP8の2ポイントであった時に、P5及びP8の位相差AFの合焦レンズ停止位置がf及びgであるとする。停止位置fと停止位置gとの間をTとする。この場合、TV−AFスキャン範囲Wtは、Wt=2×W/2+Tになり、このWtの範囲をスキャンすることになる。その後の図11の他の動きは図10と同じである。
フォーカスモータ21を逆回転させて、スキャン範囲Wの端点cの位置までフォーカスレンズ2を移動させる(ステップS41〜ステップS43)。この動作が(4)である。次にフォーカスモータ21を正回転させて(ステップS44)、フォーカスレンズ2に(5)の動作を行わせる。(5)の動作の途中の黒丸●の位置で撮像素子8への露光を行い、フォーカスレンズ2を移動させ、ステップS45〜ステップS49を黒丸●の数だけ繰り返す。これを前述のスキャン範囲内で行い、スキャン範囲内かどうかの判別を行う(ステップS50)。ここで、黒丸●同士の間隔は図8のフローチャート中の移動刻み間隔Bを示している。上記の複数の露光データを参照して、このスキャン範囲の中で高コントラストの位置を算出し、フォーカスモータ21を逆転させ(ステップS51)、(6)の動作を行う。つまり、高コントラストの位置へフォーカスレンズ2を移動させる(ステップS52)。この高コントラストの位置がTV−AFにより検出された合焦位置eを示している。
以上のように、主被写体の位置が位相差AFが出来ない範囲にある場合は、主被写体の直前の位相差AFの測距情報を参考にして、コントラストAFのレンズスキャン範囲を決定し、コントラストAFのスキャン範囲を少なくすることで、少しでも合焦スピードを速くすることが可能となる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態では第1の実施形態と異なるところのみの説明を行う。
図12において、第1の実施形態の動作を示す図6と同じ動作には同じステップ番号を付して説明を省略する。
図12中のステップS2とステップS3の間にステップS105を追加しているが、これは主被写体がどの位置にあるのかを事前にカメラ使用者が指示するステップを示している。本実施形態では、主被写体がどの位置にあるのかを事前にカメラ使用者が指示できる指示部を搭載している。即ち、表示部44を見ながら指示部50により被写体の指示を行うものである。
次に図中のステップS100からステップS103までの説明を行う。ステップS8で主被写体位置が位相差AF領域内に無かった場合、TV−AFを行う前にその主被写体位置近傍の位相差AFでの測距情報を参考にするために、どの測距ポイントを参考にするかを決める必要がある。そこで、ステップS100で主被写体に近い位相差AFポイントの決定を行う。次に、ステップS100で決めた位相差AFポイントの全てで位相差AFを実施する(ステップS101)。但し、この位相差AFを実施するポイントは、1ポイントでも複数ポイントでもどちらでも良い。それぞれの主被写体の位置に応じて、ポイントの数を切替えても良い。図13は撮影画面と各測距手段の測距領域を示している。図13は撮影領域と測距領域を示す図である。例えば図13中で主被写体(図中●の位置)がTV−AF領域A13の領域にあった場合に、それに近い位相差AFポイントとしてP5及びP8を選択し、このポイントでの位相差AFの測距情報を元に、TV−AFのスキャン範囲を設定する(ステップS102)。そして、設定されたレンズのスキャン範囲に基づいて、TV−AFルーチンへと進み、コントラストAFを行う(ステップS103)。その後、第1の実施形態でも記載のステップS15の合焦判定へと進み、その後のフローチャートの動作を行なう。
以上のように、主被写体の位置が位相差AFが出来ない範囲にある場合は、主被写体の近傍の位相差AFの測距情報を参考にして、コントラストAFのレンズスキャン範囲を決定し、コントラストAFのスキャン範囲を少なくすることで、少しでも合焦スピードを速くすることが可能となる。
したがって、上記本願内容は、撮影レンズを通った被写体像の位相差からデフォーカス量を算出して合焦状態を検出するAF方式と、撮像素子からの出力に基づくコントラストAF方式との対応との関係に限られない。2つの異なる方式、特に位相差AF(撮影レンズの通過に拠らず)と、コントラストAF(撮像素子からの出力によらず)との合焦状態の検出領域との視野領域に対する同一領域、相違領域に着目したものである。
以上説明したように、上記の実施形態によれば、撮像素子と撮像素子に撮影光束を導く撮像光学系と撮影光束の第1の光束の瞳分割の像によりデフォーカス量を求め、デフォーカス量に基づいて合焦検出を行う第1の合焦検出手段と、撮影光束の第2の光束で撮影素子に出力画像を取り込み、出力画像の高周波成分が最大になるように撮影光学系の合焦検出を行う第2の合焦検出手段と、撮影視野内に第1の領域及び第2の領域とを有し、第1の領域においては第1の合焦検出手段及び第2の合焦検出手段による合焦検出が可能で、第2の領域においては第2の合焦検出手段による合焦検出が可能で、第2の領域での合焦検出を行う場合には、直前に得られた第1の領域での合焦検出結果に基づいて第2の合焦検出手段による合焦検出制御を行うものであり、直前の第1の領域での合焦検出結果を参照するので第2の合焦検出の合焦制御範囲が限定でき、合焦時間短縮が可能である。
また、撮像素子と前記撮像素子に撮影光束を導く撮像光学系と撮影光束の第1の光束の瞳分割の像によりデフォーカス量を求め、デフォーカス量に基づいて合焦検出を行う第1の合焦検出手段と、撮影光束の第2の光束で撮影素子に出力画像を取り込み、出力画像の高周波成分が最大になるように撮影光学系の合焦検出を行う第2の合焦検出手段と、撮影視野内に第1の領域及び第2の領域とを有し、第1の領域においては第1の合焦検出手段及び第2の合焦検出手段による合焦検出が可能で、第2の領域においては第2の合焦検出手段による合焦検出が可能で、第2の領域での合焦検出を行う場合には、第2の領域に近接した単独あるいは複数の第1の領域で得られた合焦検出結果に基づいて第2の合焦検出手段による合焦検出制御を行うもので、近接の単独あるいは複数の第1の領域での合焦検出結果を参照するので第2の合焦検出の合焦制御範囲が限定でき、合焦時間短縮が可能である。
また、撮像素子と撮像素子に撮影光束を導く撮像光学系と撮影光束の第1の光束の瞳分割の像によりデフォーカス量を求め、デフォーカス量に基づいて合焦検出を行う第1の合焦検出手段と、撮影光束の第2の光束で撮影素子に出力画像を取り込み、出力画像の高周波成分が最大になるように撮影光学系の合焦検出を行う第2の合焦検出手段と、撮影視野内の主被写体の位置を検出する主被写体検出手段と、撮影視野内に第1の領域及び第2の領域とを有し、第1の領域においては第1の合焦検出手段及び第2の合焦検出手段による合焦検出が可能で、第2の領域においては第2の合焦検出手段による合焦検出が可能で、主被写体が第1の領域にある場合は、第1の合焦検出手段での合焦検出を行い、次に第2の領域に移動した場合には、第1の合焦検出手段で得られた合焦検出結果に基づいて第2の合焦検出手段による合焦検出制御を行うもので、直前の第1の領域での合焦検出結果を参照するので第2の合焦検出の合焦制御範囲が限定でき、合焦時間短縮が可能である。
また、撮像素子と撮像素子に撮影光束を導く撮像光学系と撮影光束の第1の光束の瞳分割の像によりデフォーカス量を求め、フォーカス量に基づいて合焦検出を行う第1の合焦検出手段と、撮影光束の第2の光束で撮影素子に出力画像を取り込み、出力画像の高周波成分が最大になるように撮影光学系の合焦検出を行う第2の合焦検出手段と、撮影視野内の主被写体の位置を検出する主被写体検出手段と、撮影視野内に第1の領域及び第2の領域とを有し、第1の領域においては第1の合焦検出手段及び第2の合焦検出手段による合焦検出が可能で、第2の領域においては第2の合焦検出手段による合焦検出が可能で、主被写体が第2の領域にある場合には、第2の領域に近接した単独あるいは複数の第1の領域の第1の合焦検出手段の合焦検出結果に基づいて第2の合焦検出手段による合焦検出制御を行うもので、近接の単独あるいは複数の第1の領域での合焦検出結果を参照するので第2の合焦検出の合焦制御範囲が限定でき、合焦時間短縮が可能である。
また、撮像素子と撮像素子に撮影光束を導く撮像光学系と撮影光束の第1の光束の瞳分割の像によりデフォーカス量を求め、デフォーカス量に基づいて合焦検出を行う第1の合焦検出手段と、撮影光束の第2の光束で撮影素子に出力画像を取り込み、出力画像の高周波成分が最大になるように撮影光学系の合焦検出を行う第2の合焦検出手段と、撮影視野内の主被写体の位置を検出する主被写体検出手段と、撮影視野内に第1の領域及び第2の領域とを有し、第1の領域においては第1の合焦検出手段及び第2の合焦検出手段による合焦検出が可能で、第2の領域においては第2の合焦検出手段による合焦検出が可能で、撮影視野内の主被写体を指示する指示手段を有し、指示手段により指示された主被写体が第2の領域にある場合には、第2の領域に近接した、第1の領域の第1の合焦検出手段の合焦検出結果に基づいて第2の合焦検出手段による合焦検出制御を行うもので、指示された領域で第2の合焦検出の合焦制御範囲が限定できるので合焦時間短縮が可能である。
(他の実施形態)
また、各実施形態の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
本発明を上記記憶媒体に適用する場合、その記憶媒体には、先に説明した手順に対応するプログラムコードが格納されることになる。
本発明の電子カメラの第1の実施形態の構成を示した図である。 従来から知られる位相差AF方式の焦点調節原理の説明図である。 本発明の実施形態における位相差AF方式の動作および構成を示したブロック図である。 撮像素子の撮影領域を示す概略図である。 撮影領域と位相差AFの測距領域を示す図である。 撮影領域とコントラストAFの測距領域を示す図である。 本発明の実施形態における電子カメラのブロック構成を示す図である。 本発明の第1の実施形態の電子カメラの動作を示すメインフローチャートである。 位相差AFルーチンを示すフローチャートである。 スキャン範囲設定ルーチンを示すフローチャートである。 TV−AFルーチンのフローチャートである。 TV−AFのフォーカス駆動の動きを示す図である。 TV−AFのフォーカス駆動の動きを示す図である。 本発明の第2の実施形態の電子カメラの動作を示すメインフローチャートである。 撮影領域と測距領域を示す図である。
符号の説明
1 撮影レンズ
2 フォーカスレンズ
3 絞り
4 撮影光軸
5 ハーフミラー
6 撮影光軸
7 AF光軸
8 撮像素子
9 位相差AF装置
10 シャッタ
15 信号処理回路
19 モータドライバ
21 フォーカスモータ
30 撮像回路
31 A/D変換器
32 静止画処理部
33 バッファメモリー
34 圧縮伸長部
35 ディスクドライブ
36 ディスク
39 モータドライバ
40 モータ
41 レリーズボタン
42 VRAM
43 表示制御部
44 表示部(EVF)
45 AF制御部
46 システムコントローラ
48 ズームボタン
50 指示部

Claims (9)

  1. 被写体像の位相差によりデフォーカス量を求め、該デフォーカス量に基づいて合焦検出を行なう第1の合焦検出手段と、
    撮像光学系を動かしながら得られる撮像素子からの出力画像信号中の高周波成分の大きさにより合焦検出を行なう第2の合焦検出手段と、
    前記第1の合焦検出手段と前記第2の合焦検出手段の双方により合焦検出が可能な撮影視野内の第1の領域と、
    前記第2の検出手段により合焦検出が可能であって、前記第1の検出手段により合焦検出ができない撮影視野内の第2の領域とを具備し、
    合焦させようとする対象である主たる被写体が前記第2の領域に存在する場合、前記第1の合焦検出手段による検出結果に基づく位置から前記撮像光学系を動かすことによって、前記第2の合焦検出手段による合焦検出制御を行なうことを特徴とするカメラ。
  2. 合焦させようとする対象である主たる被写体が前記第1の領域に存在する場合には、前記主たる被写体が存在する前記第1の領域に対応する前記第1の合焦検出手段による検出結果に基づいて前記第2の合焦検出手段による合焦検出制御を行なうことを特徴とする請求項1に記載のカメラ。
  3. 合焦させようとする対象である主たる被写体が前記第2の領域に存在する場合には、前記主たる被写体が存在する前記第2の領域に近接するところの前記第1の領域に対応する前記第1の合焦検出手段による検出結果に基づいて前記第2の合焦検出手段による合焦検出制御を行なうことを特徴とする請求項1に記載のカメラ。
  4. 合焦させようとする対象である主たる被写体が前記第1の領域から前記第2の領域に移動した場合には、前記主たる被写体が存在していた前記第1の領域に対応する前記第1の合焦検出手段による検出結果に基づいて前記第2の合焦検出手段による合焦検出制御を行なうことを特徴とする請求項1に記載のカメラ。
  5. 合焦させようとする対象である主たる被写体の位置を検出する被写体位置検出手段をさらに具備することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のカメラ。
  6. 合焦させようとする対象である主たる被写体の位置を指示する被写体位置指示手段をさらに具備することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のカメラ。
  7. 被写体像の位相差によりデフォーカス量を求め、該デフォーカス量に基づいて合焦検出を行なう第1の合焦検出手段と、撮像光学系を動かしながら得られる撮像素子からの出力画像信号中の高周波成分の大きさにより合焦検出を行なう第2の合焦検出手段と、前記第1の合焦検出手段と前記第2の合焦検出手段の双方により合焦検出が可能な撮影視野内の第1の領域と、前記第2の検出手段により合焦検出可能であって、かつ前記第1の検出手段により合焦検出ができない撮影視野内の第2の領域とを具備するカメラを制御する方法であって、
    合焦させようとする対象である主たる被写体が前記第2の領域に存在する場合、前記第1の合焦検出手段によるデフォーカス量を検出し、当該第1の合焦検出手段によるデフォーカス量の検出結果に基づく位置から前記撮像光学系を動かすことによって、前記第2の合焦検出手段による合焦検出制御を行なうことを特徴とするカメラの制御方法。
  8. 請求項7に記載の制御方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  9. 請求項8に記載のプログラムをコンピュータ読み取り可能に記憶したことを特徴とする記憶媒体。
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