JP2009033612A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ライブビュー表示モードにおいて、位相差検出方式のAFを用いて静止画撮影を行う場合に、焦点検出エリアの被写界内における位置を容易に確認できるようにする。
【解決手段】撮像素子から順次出力される画像を所定のフレームレートで連続的に表示手段に表示するライブビュー表示モードを有する撮像装置CMである。ライブビュー表示モードにおいて、位相差検出方式のAFを行う場合には、ライブビュー画像54上に、位相差検出方式のAFに係る全ての測定領域に対応するエリア表示としての大枠73を重畳して表示させる。
【選択図】図4

Description

本発明は、電子カメラ等の撮像装置に関し、特に、液晶モニタ等の表示手段に被写体像をリアルタイム表示する機能を備える撮像装置に関する。
例えば、一眼レフ方式の電子カメラにおいては、下記特許文献1に記載されているように、被写体像を表示するための表示モードとして、光学ファインダを介して被写体の光学像を表示するファインダ表示モードと、撮像素子の出力に基づく被写体の画像をカメラ背面に設けられた画像表示モニタに表示するライブビュー表示モードとを備えたものが知られている。オートフォーカス(以下、AFと略す)に用いられる焦点検出手段として、ファインダ表示モードで用いられる位相差検出方式のもの、及びライブビュー表示モードで用いられるコントラスト検出方式のものが備えられている。
位相差検出方式のAFは、撮影レンズを介した光をセパレータレンズで二分割して、一対のラインセンサを有する検出センサに導き、これらの像間の距離に基づいて焦点検出を行い、フォーカスレンズを合焦位置に移動させるものである。焦点検出エリアの配置は、原理的に、検出センサの物理的な配置に従うことになり、被写界内に離散して複数(例えば、11点)が配置される。焦点検出エリアの被写界内における位置は、例えば、カギ括弧状又は矩形状の枠線等からなるエリア表示を、ファインダを介して表示される被写体の光学像に光学的に重畳させることにより、撮影者が視認できるようになっている。
コントラスト検出方式のAFは、フォーカスレンズをステップ移動させつつ、各位置における撮像素子の出力に係る画像データの一部に基づいて焦点評価値を算出し、該焦点評価値が最大となる位置を合焦位置として、フォーカスレンズを該合焦位置に移動させるものである。このコントラスト方式を採用するカメラでは、焦点検出エリアは、原理的に、被写界内の何れの位置に設定してもよく、例えば、焦点検出エリアの位置を示すカーソル等を、画像表示モニタに表示されているライブビュー画像(スルー画像)に電気的に重畳させて表示することにより、撮影者が視認できるようになっている。
一方、位相差検出方式のAF方式を採用するカメラにおいて、ライブビュー表示モードを有するカメラが存在する。この種のカメラでは、位相差検出方式のAFにおける測定エリアである複数の焦点検出エリアそれぞれをライブビュー画像上に視認性良く重畳表示させるようになっている。
ところが、位相差検出方式のAFを採用するカメラにおいては、その焦点検出エリア数が増大している傾向がある。もしこのような多数の焦点検出エリアを備えたカメラにおいて、その焦点検出エリアを個別に全て視認性良く表示するとなると、被写界画像(ライブビュー画像)内のかなりのエリアにおいて焦点検出エリア枠の表示が重畳されることになり、被写体画像(ライブビュー画像)の視認性の劣化を招く虞がある。
一方、位相差検出方式のAFにおいて、その撮影時のAF計測で使用する焦点検出エリア枠だけをライブビュー画像に重畳表示するとなると、上述の視認性劣化の問題は解消されるが、その一方で位相差検出方式のAFで検出可能な領域が被写界内のどの領域までなのか(複数の焦点検出エリアでカバーされる領域はどこなのか)を容易に判別しにくくなり、撮影者にとって使い勝手が悪くなる虞がある。
本発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ライブビュー表示モードにおいて、位相差検出方式のAFを用いて静止画撮影を行う場合に、位相差検出方式のAFに係る測定領域の被写界内における位置を容易に確認できると共に、被写体の視認性を損なわないようにした撮像装置を提供することである。
特開2006−163094号公報
この項の説明では、後述する実施形態を表す図面に示す部材等を示す符号を括弧を付して付記するが、これは単に理解の容易化のためであり、本発明の各構成要件は、これら部材等を示す符号を付した図面に示す部材等に限定されるものではない。
本発明によると、撮像素子(10)から順次出力される画像を所定のフレームレートで連続的に表示手段(17)に表示するライブビュー表示モードを有する撮像装置(CM)であって、被写界内の互いに異なる複数の測定領域において、それぞれ位相差検出方式で焦点検出を行う複数の検出センサ(16b)を備えた第1焦点検出手段(16)と、記録媒体(47)に記録するための静止画撮影を行うときの焦点検出手段として前記第1焦点検出手段が選択されている場合には、前記ライブビュー表示モード時の画像であるライブビュー画像(54)上に、前記複数の測定領域(71)の全てを含んだ大枠のエリア表示(73)を重畳して、前記表示手段に表示させる制御手段(41)と、を有する撮像装置が提供される。
本発明では、位相差検出方式で焦点検出を行って静止画撮影を行う場合には、ライブビュー画像上に、該位相差検出方式に係る複数の測定領域の全てを含む大枠のエリア表示を重畳して表示させるようにしたので、撮影者はこのエリア表示を視認することにより、測定領域の被写界内における位置を容易に確認することができると共に、ライブビュー画像自体の視認性も損なわれることがない、という効果がある。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
〔カメラの概略構成〕
図1は本発明の実施形態に係る電子カメラの概略構成を模式的に示す縦断面図である。このカメラは、一眼レフ方式の電子カメラである。但し、本発明が適用可能なカメラとしては、一眼レフ方式の電子カメラに限定されず、コンパクトデジタルカメラやその他の電子カメラであってもよい。また、本発明は、一般的にカメラと称呼される装置にも限定されず、撮像(撮影)機能を備える電子装置等にも適用可能である。
図1において、カメラCMは、カメラ本体(カメラボディ)CB及びカメラ本体CBに交換可能に装着される撮影レンズCLを備えて構成されている。カメラ本体CBの上部には、光学式のファインダFDが配設されている。カメラ本体CBの内部には、撮像面に結像される被写体の像を画像信号に変換して出力するCCDあるいはCMOS等からなる撮像素子10が設けられている。撮像素子10の前面側には、遮光部材を機械的に駆動して露光時間を調節するための周知のメカニカルシャッタ13が設けられている。
撮影レンズCLは、被写体の像を撮像素子10の撮像面上に結像させるための撮影光学系である。撮影レンズCLの鏡筒内には、メインレンズ30、焦点調整用のフォーカスレンズ31、不図示の焦点距離調節用のズームレンズ等を含むレンズ系及び撮像素子10へ入射させる光の量を調節するための不図示の可変開口絞り等が設けられている。フォーカスレンズ31は、駆動部32により、撮影レンズCLの光軸AXに沿う方向に位置決め移動されるようになっている。
ファインダFDは、フォーカシングスクリーン(焦点板)20、ペンタ(ダハ)プリズム21、周知の測光素子22、測光光学系23、接眼レンズ系24,25、及び接眼窓26等を備えて構成されている。カメラ本体CBの背面には、TFT(Thin Film Transistor)方式等の液晶パネルからなる画像表示モニタ(画像表示手段)17が設けられている。カメラ本体CB内には、撮影レンズCLの光路内に配置されるミラーダウン位置と、撮影レンズCLの光路から待避されるミラーアップ位置との間で回動可能な周知のクイックリターンミラー14が設けられている。クイックリターンミラー14は、その裏面側(下側)に、周知のサブミラー15を備えており、ミラーダウン位置にあるクイックリターンミラー14のハーフミラー部を透過した一部の光は、サブミラー15で反射されて、位相差検出方式のAF検出装置(第1焦点検出手段)16に入射されるようになっている。
AF検出装置16は、詳細図示は省略するが、被写界内に設定される複数の焦点検出エリア(測定領域)について、縦方向と横方向に関する焦点位置を検出するクロスセンサ方式の検出装置であり、その内部に、視野マスク、コンデンサレンズ、ミラー16a、マスク板、セパレータレンズ、及びセンサ部16b等を備えて構成されている。
視野マスクは、撮像素子10の撮像面と等価な面近傍に配置され、複数の測定領域(この実施形態では、51個とする)にそれぞれ対応して形成された光透過部を有している。視野マスクの光透過部を通過した各光は、コンデンサレンズを経てミラー16aで略90度その方向が偏向され、マスク板に入射される。マスク板は、視野マスクの各光透過部にそれぞれ対応して、縦及び横にそれぞれ形成された一対のスリットを有し、これらの縦及び横でそれぞれ一対のスリットを透過した光は、セパレータレンズに入射される。
セパレータレンズは、マスク板の各スリットにそれぞれ対応して形成されたレンズ部を有し、各スリット光を対応するレンズ部で集光して、センサ部16bに入射させる。センサ部16bは、マスク板の縦及び横でそれぞれ一対のスリットに対応して延在された、縦及び横でそれぞれ一対のラインセンサを、各測定領域毎に複数有しており、セパレータレンズの各レンズ部により結像される縦及び横でそれぞれ一対のスリット光を対応するラインセンサで検出する。
一対のラインセンサでそれぞれ検出された像間隔に基づいて、ピントのずれ量が検出される。なお、縦及び横でそれぞれ一対のラインセンサ(即ち、4つのラインセンサ)により、1つの測定領域に対応した検出センサが構成され、合焦に用いる検出値としては、縦で一対のラインセンサの検出値が若しくは横で一対のラインセンサの検出値が又はこれらの平均値が用いられる。位相差検出方式のAFは、後述するコントラスト検出方式のAFと比較して、高速でピント合わせが可能であるという特質を有する。
〔制御系の構成〕
図2は本実施形態に係る電子カメラの制御系の概略構成を示すブロック図である。同図において、41はマイクロコンピュータ等によって構成される制御装置(制御手段)である。制御装置41は、不図示のメモリから制御プログラムを読み込み、実行することにより、この電子カメラCMの各部を制御して、AF動作を含む静止画等の撮影に関する動作を行うと共に、後述するライブビュー表示モードにおける画像表示モニタ17に対するライブビュー画像の表示や焦点検出エリア(測定領域、測定エリア)を示すエリア表示等を行う。
撮像素子10は、撮影レンズCLを透過した被写体光を受光して画像信号(蓄積電荷としてのアナログ信号)を出力する。撮像素子10からの画像信号は、A/D変換回路43に供給され、ゲイン調整などの処理が行われた後に、デジタル信号に変換され、画像処理回路44に送られる。タイミング回路42は、撮像素子10等を駆動するタイミング信号を出力する。
画像処理回路(画像処理エンジン)44は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等で構成され、A/D変換回路44から出力されるデジタル信号の原画像データ(RAW画像データ)をバッファメモリ46へ出力する。また、デジタル信号である原画像データに対して、ホワイトバランス調整、シャープネス調整、ガンマ補正、階調調整等の画像処理を行う。画像処理回路44は、必要に応じて所定の圧縮形式(JPEG、TIFF形式等)で圧縮する圧縮処理(現像処理)等も行う。原画像データ又は圧縮処理後の画像データは、撮影日時、露出、シャッタ秒時、サムネイル、その他の撮影に関する情報と共に、Exif(Exchangeable image file format)等の所定の形式で、情報記録媒体47に記録される。
バッファメモリ46は、原画像データや圧縮処理後の圧縮画像データを一時的に格納するためのメモリであり、SRAM、VRAM、SDRAM等を用いることができる。情報記録媒体47は、この電子カメラCMに設けられたカードスロット(不図示)に着脱可能に装着される可搬性を有する記録媒体であり、例えば、CFカード、SDカード、スマートメディア等が用いられる。
表示駆動回路45は、制御装置41による制御の下、画像表示モニタ17を駆動する回路である。画像表示モニタ17には、再生画像(情報記録媒体47に記録された画像)又は撮像素子10からのリアルタイム画像であるライブビュー画像を表示することができる。また、この画像表示モニタ17には、撮影情報や項目選択のためのメニュー等を表示することもできる。測光素子22やAF検出装置16からの検出信号は、制御装置41に供給される。制御装置41は、撮影時又はライブビュー画像の表示時には、メカニカルシャッタ13やクイックリターンミラー14等の動作を制御する。
操作部49は、カメラ本体CBの上部や背面に設けられた、撮影者が指示内容を手動入力するための各種のスイッチ、ボタン、ダイヤル、キー等から構成されている。具体的には、電源をオン/オフする電源ダイヤル、撮影等を指示するためのレリーズボタン、各種モード(ファインダ表示モード、ライブビュー表示モード等を含む)を選択するためのモードダイヤル、画像表示モニタ17にメニュー(選択項目)等を表示させるためのメニューボタン、カーソル等を移動させるための十字キー、及び決定ボタン(OKボタン)等が設けられている。また、AFの実行を指示するためのAFスタートボタン等も設けられている。
操作部49のモードダイヤルが操作されることによって、ファインダ表示モードに設定されると、クイックリターンミラー14は、ミラーダウン位置に設定される。これにより、撮影者はファインダFDの観察窓26を介して、撮影レンズCLからの被写体の光学像を目視できるようになっている。この状態では、サブミラー15によって、撮影レンズCLからの光の一部がAF検出装置16に導かれ、位相差検出方式のAF動作が実行される。静止画の撮影操作(レリーズボタンが全押しされる操作)がなされると、クイックリターンミラ14がミラーアップ位置に切り換えられ、これとほぼ同時にメカニカルシャッタ13が作動された後、クイックリターンミラー14はミラーダウン位置に速やかに戻される。これにより、1枚の静止画像が撮影され、情報記録媒体47に記録される。
操作部49のモードダイヤルが操作されることによって、画像表示モニタ17にリアルタイム画像(スルー画像)を表示するライブビュー表示モードに設定されると、クイックリターンミラー14は、ミラーアップ位置に切り換えられると共に、メカニカルシャッタ13が開放されて、それぞれその状態を継続的に維持する。ライブビュー表示モードでは、撮影レンズCLにより結像され、撮像素子10から順次出力される画像は、所定のフレームレート(1秒間に何回画面を書き換えることができるかを表す指標)で画像表示モニタ17にリアルタイム表示される。
このライブビュー表示モードでは、撮影者は画像表示モニタ17に表示された画像を見ながら、所望の撮影を行うことができる。なお、ライブビュー表示モードにおいて、画像表示モニタ17上に表示される画像は、スルー画像である。スルー画像とは、撮像素子10で所定のフレームレート(サンプリング間隔)で撮像される画像(このサンプリング間隔は、人目には連続的に映る間隔)であって、画像表示モニタ17上で表示されるために使用される画像である。
この実施形態の電子カメラCMでは、ライブビュー表示モードの下位に位置付けられるモードとして、スタジオモード(三脚モード)と、手持ちモードとを備えている。スタジオモードは、ライブビュー表示モードにおいて、撮影スタジオ等でカメラが三脚等に固定されて撮影される状況や、あるいは家庭や屋外でカメラをテーブルや台等の上に載置して撮影される状況を想定したモードであり、制御装置41はこのような撮影状況に最適な内部設定にカメラ内の状態を設定する。
具体的には、スタジオモードでは、クイックリターンミラー14がミラーアップ位置にあり、スルー画像を画像表示モニタ17に表示中(ライブビュー中)に、AFスタートボタンをオン操作することにより、コントラスト検出方式のAFを行うことができるようになっている。より正確なピント合わせが要求される静止被写体を撮影する際に、撮影前のライブビュー画像において、より正確なピント状態を確認することができるようにするためである。なお、このスタジオモードでは、使用者のマニュアル操作によるマニュアルフォーカスを行うことも可能である。
ここで、コントラスト検出方式のAFとは、フォーカスレンズ31を、所定間隔(ピッチ)でステップ移動させつつ、撮影した各画像に基づいて焦点評価値(例えば、撮像素子10から得られる焦点検出エリア(測定エリア)に係る部分の画像信号の高周波成分の積算値等)を算出し、これらの焦点評価値を相対評価して、該焦点評価値が最大となるレンズ位置を合焦位置(ピントが合う位置)として、該フォーカスレンズ31の位置を調整するものである。コントラスト検出方式のAFは、上述した位相差検出方式のAFと比較して、高速でピント合わせを行うことはできないが、ピント合わせの精度が高いという特質を有する。
手持ちモードは、ライブビュー表示モードにおいて、カメラを手に持って、画像表示モニタ17に表示されるライブビュー画像を見ながら撮影することを想定したモードであり、このモードでは、コントラスト検出方式のAFを実施せず、位相差検出方式のAFのみを行うようになっている。
ライブビュー表示モードにおいては、通常は、クイックリターンミラー14及びサブミラー15は、ミラーアップ位置となっているため、AF検出装置16へは被写体光が入射されない状態である。撮影のための操作(レリーズスイッチの全押し操作)がなされると、クリックリターンミラー14及びサブミラー15を、瞬間的に、ミラーダウン位置にして、被写体光の一部をAF検出装置16に導き、位相差検出方式のAF動作を行い、クリックリターンミラー14及びサブミラー15を速やかにミラーアップ位置に戻して、静止画撮影、即ち撮像素子10からの画像の取り込み、情報記録媒体47への記録を実施する。なお、位相差検出方式のAFを用いて撮影する場合には、測光素子22による測光値等に基づき適正露出が求められ、シャッタスピードや絞りが制御されるようになっている。
〔ライブビュー表示モードにおける焦点検出エリアの表示機能〕
本実施形態の電子カメラCMは、ライブビュー表示モードにおいて、コントラスト検出方式の焦点検出を行う場合と、位相差検出方式の焦点検出を行う場合とで、互いに異なる、即ちそれぞれの焦点検出に適した焦点検出エリアを示すエリア表示を行うようにしている。図3はライブビュー表示モードにおいて、コントラスト検出方式のAFを行う場合の焦点検出エリアの表示例を示しており、図4は同じくライブビュー表示モードにおいて、位相差検出方式の焦点検出を行う場合の焦点検出エリアを示すエリア表示の表示例を示している。
図3及び図4において、51は画像表示モニタ17の表示領域を示している。この表示領域51には、再生画像又はライブビュー画像が表示される。なお、同図では、表示領域51に、一例として、被写体としての自動車のライブビュー画像54が表示されている様子が示されている。
ライブビュー表示モードにおいて、例えば上述したスタジオモード(三脚モード)に設定することによって、コントラスト検出方式のAFを行う場合には、図3に示されているように、表示領域51内には、焦点検出エリアを示す矩形状の単一のカーソル55が表示される。このカーソル55は、操作部49の十字キーを操作することによって、被写界内で、即ち表示領域51内で上下左右の任意の位置に連続的に移動できるようになっている。なお、カーソル55は、このように連続的でなく、予め配列的に離散して設定された複数の位置の間で、順次移動できるようになっていてもよい。
このように、コントラスト検出方式のAFでは、焦点検出エリアを示すカーソル55を、十字キーの操作により、例えば、図3に点線矢印で示すように移動させて、所望の位置に移動させることにより、表示領域51内の任意の位置に、焦点検出エリアを設定することができる。なお、この場合における焦点検出エリアを設定できる範囲は、表示領域51の全体でなく、その一部に制限してもよい。
次に、ライブビュー表示モードにおいて、例えば手持ちモードに設定することによって、位相差検出方式のAFを行う場合には、図4に示されているように、表示領域51内には、焦点検出エリアを示す矩形状の複数(この実施形態では51個)の枠線71が表示されている。これらの枠線71は、位相差検出方式のAF検出装置16が備えるセンサ部16bの縦及び横でそれぞれ一対のラインセンサ(即ち、4個のラインセンサ)からなる複数の検出センサの配置に応じた被写界内における測定領域の位置を示す表示である。位相差検出方式のAF動作を行う際には、これらの枠線71のうちの一つが選択され、該選択された枠線71に係る焦点検出エリアに対応する検出センサの検出値に基づいてAF動作が実行される。選択された枠線71は、例えば、ハイライト表示や色違い表示される等により、他の枠線(非選択の枠線)71から識別可能となっている。なお、これら選択されていない非選択の枠線は、グレーアウト表示、あるいは表示輝度、濃度を低くするなどして、なるべくライブビュー画像の視認性を損なわないような表示形態で表示される。焦点検出エリア(枠線71)の選択は、手動で行うことができるようになっており、操作部49の十字キーを操作することによって、上下左右の枠線71間でハイライト表示又は色違い表示等されたカーソル72を移動させることができる。
図4において、AF検出装置16の各検出センサにそれぞれ対応した焦点検出エリア(測定領域)としての複数の枠線71の全体を取り囲むように(複数の焦点検出エリア71の全てを取り囲むように)、4つの枠線からなる大枠(大枠のエリア表示)73が視認性良く(上述の枠線71のうち非選択の枠線の表示輝度又は表示濃度よりも高い輝度又は濃度で)表示されている。また、表示領域51の中心を中心とする上下で一対の円弧枠74も視認性良く表示されている。この円弧枠74は、測光素子22の測光領域を示すために、これに対応して表示されているものである。なお、これらの枠線71、カーソル72、大枠73及び円弧枠74は、プログラム制御により電気的に、表示領域51に表示されるライブビュー画像に重畳して表示される。
本実施形態では、ライブビュー表示モードにおいて、コントラスト検出方式のAFを行う場合には、画像表示モニタ17の表示領域51に、図3に示されているように、コントラスト検出方式のAFに適したエリア表示(カーソル55)が表示される。即ち、ライブビュー表示モードにおいて、コントラスト方式のAFを用いて静止画撮影を行う場合には、位相差検出方式の測定領域及び測光領域に対応するエリア表示(枠線71、カーソル72、大枠73、円弧枠74)の表示はなされない。一方、ライブビュー表示モードにおいて、位相差検出方式のAFを行う場合には、該表示領域51に、図4に示されているように、位相差検出方式のAFに適したエリア表示(枠線71(ただし、非選択の枠線71については薄く(視認性低く)表示されている)、カーソル72、大枠73、円弧枠74)が表示される。即ち、ライブビュー表示モードにおいて、位相差方式のAFを用いて静止画撮影を行う場合には、コントラスト検出方式の焦点検出エリアを示すエリア表示(カーソル55)の表示はなされない。
このように、コントラスト検出方式と位相差検出方式とで、焦点検出エリアを示すエリア表示をそれぞれの焦点検出方式に適するように切り換えるようにしたので、撮影者は、それぞれの焦点検出方式に適した焦点検出エリアの被写界内における位置を容易に確認することができる。しかも、コントラスト検出方式及び位相差検出方式のうちの一方のAFを用いて静止画撮影を行う場合には、他方のAFに係るエリア表示はなされないため、当該他方のAFに係るエリア表示によって、ライブビュー画像の確認の妨げになるようなこともない。
図5は本発明の第2の実施形態に係る画像表示領域に表示される位相差検出方式のAFを行う場合のエリア表示を示す図である。この実施形態では、図4に示したものと比較して、大枠73及び円弧枠74はそのまま表示されているが、各検出センサの測定領域(焦点検出エリア)に係るエリア表示としての枠線71の表示がなされていない点が相違する。枠線71は表示されていないが、カーソル72は、十字キーの操作により、当該測定領域間で任意の位置に移動できるようになっている。なお、このカーソル72は、カーソル72により指定した位置を中心とした所定領域を拡大して表示する際に使用されるものである。
図4に示すエリア表示では、全ての測定領域についてのエリア表示(枠線71)が表示されており、この表示は例えばグレーアウトや低濃度、低輝度表示あるいは薄い線で表現する等により、なるべくライブビュー画像の確認の妨げにならないように表示されてはいるが、その数が図4のように多い場合(51点)には特に、ライブビュー画像の確認の妨げになる虞がある。従って、この実施形態(図5)では、各測定領域に係る焦点検出エリアが配置された領域を全体的に示すエリア表示としての大枠73を表示し、各測定領域に係る焦点検出エリアを示す枠線71の表示を行わないようにすることにより、このような問題を解消している。
なお、第2実施形態(図5)では、上述の枠線71を全て非表示にするようにしているが、図4で既述したような選択された枠線71(そのときのAF計測で使用されるエリアを示す枠線71)だけは、視認性良く表示するようにしても良い。また、撮影者の操作に応じて、図4に示す表示形態と、図5に示す表示形態とを、切換(選択)できるように、カメラを構成しても良い。
以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。従って、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
本発明の実施形態の電子カメラの概略構成を示す図である。 本発明の実施形態の電子カメラの制御系の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態のライブビュー表示モードにおけるコントラスト検出方式のAFを行う場合のエリア表示を示す図である。 本発明の実施形態のライブビュー表示モードにおける位相差検出方式のAFを行う場合のエリア表示を示す図である。 本発明の第2の実施形態のライブビュー表示モードにおける位相差検出方式のAFを行う場合のエリア表示を示す図である。
符号の説明
CM…カメラ、CB…カメラ本体、CL…撮影レンズ、FD…ファインダ、10…撮像素子、16…AF検出装置、17…画像表示モニタ、41…制御装置、47…情報記録媒体、51…表示領域、54…ライブビュー画像(自動車)、55…カーソル、71…枠線、72…カーソル、73…大枠、74円弧枠。

Claims (4)

  1. 撮像素子から順次出力される画像を所定のフレームレートで連続的に表示手段に表示するライブビュー表示モードを有する撮像装置であって、
    被写界内の互いに異なる複数の測定領域において、それぞれ位相差検出方式で焦点検出を行う複数の検出センサを備えた第1焦点検出手段と、
    記録媒体に記録するための静止画撮影を行うときの焦点検出手段として前記第1焦点検出手段が選択されている場合には、前記ライブビュー表示モード時の画像であるライブビュー画像上に、前記複数の測定領域の全てを含んだ大枠のエリア表示を重畳して、前記表示手段に表示させる制御手段と、を有することを特徴とする撮像装置。
  2. 被写界内の任意の領域において、コントラスト検出方式で焦点検出を行う第2焦点検出手段を更に有し、
    前記制御手段は、前記静止画撮影を行うときの焦点検出手段として前記第2焦点検出手段が選択されている場合には、前記大枠のエリア表示を非表示とすることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記制御手段は、前記静止画撮影を行うときの焦点検出手段として前記第2焦点検出手段が選択されている場合には、前記第2焦点検出手段で用いられる測定エリアを示すエリア表示を前記ライブビュー画像上に重畳して、前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記第1焦点検出手段が選択されている場合には、前記大枠のエリア表示と共に、前記複数の測定領域の中の選択された任意の測定領域も同時に表示することを特徴とする請求項1〜3のうちの何れか一項に記載の撮像装置。
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