JP5822264B2 - 膜分離活性汚泥処理装置の運転方法 - Google Patents

膜分離活性汚泥処理装置の運転方法 Download PDF

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Description

本発明は、被処理液に散気する散気手段が浸漬配置された曝気槽と、前記被処理液から透過液を得る膜分離装置が浸漬配置された膜分離槽を備えた膜分離活性汚泥処理装置の運転方法に関する。
従来、有機性排水など(以下「被処理液」という)を処理する方法として、活性汚泥中の微生物を用いた浄化処理とともに活性汚泥を固液分離する膜分離活性汚泥法が広く実施されている。固液分離の方法として、精密ろ過膜、限外ろ過膜等の分離膜を備えた膜分離装置を用いて、被処理液を固液分離する方法が種々検討されている。
このような膜分離装置は被処理液中に浸漬状態で配置され、活性汚泥自体や流入する被処理液中の夾雑物などの固形分が分離膜表面に付着してろ過効率が低下しないように分離膜の下部に設置した散気装置を備え、散気装置によって空気等を散気し、気泡及び上昇流による分離膜の振動効果と撹拌効果によって、分離膜表面の付着物の付着を抑制したり剥離させている。
しかし、被処理液に含まれる難溶性成分や高分子の溶質、コロイド、微小固形物等が膜面に付着・堆積する、いわゆるファウリングにより分離膜が閉塞して処理効率が低下してしまうという問題がある。そこで、ファウリングの予防対策が必要である。
例えば、特許文献1には、膜分離活性汚泥法による廃水の処理方法であって、活性汚泥の水相中のウロン酸ユニット濃度が所定の値以上になったとき、または活性汚泥中のウロン酸ユニット濃度に有機性廃水中の多価陽イオン濃度を乗じた値が所定の値以上となったときに、活性汚泥または有機性廃水を多価陽イオン捕捉手段と接触させてから、分離膜装置による固液分離を行うことで膜ファウリングを防止する方法が提案されている。
特許文献2には、分離膜が設置された活性汚泥処理槽により、被処理液を処理する方法において、被処理液を遠心分離して得られる上澄み液の糖濃度を測定し、該糖濃度が特定の範囲内である場合に、分離膜の膜間差圧の上昇を抑制するために薬剤を供給する差圧抑制工程を行うことを特徴とする被処理液の処理方法が提案されている。
特許文献3には、浸漬型膜分離装置を透過した膜ろ液中のCODを測定し、浸漬型膜分離装置のろ過膜の細孔より大きい所定口径の細孔を有するろ過手段で生物処理槽内の活性汚泥混合液をろ過したろ過手段ろ液中のCODを測定し、ろ過手段ろ液中のCODから膜ろ液中のCODを減算したCOD差値が所定値以上であるときに、第2分離手段によって活性汚泥混合液から生物由来ポリマーを含む液相分を分離除去する処理方法が提案されている。
特開2009−66589号公報 特開2007―75754号公報 特許第4046661号
しかし、汚泥処理装置に流入する被処理水の性状は季節や時間により変化し、被処理液のBODは一定ではない。例えば、被処理液の流入量が減少したり、被処理液の水質が良くなり、槽内のBODが低下すると、BOD/SS負荷が低下することになり、BOD成分を栄養として摂取できなくなった汚泥中の微生物が自己消化を起こし、その結果として分離膜のファウリング物質が生成されて膜の目詰まりが発生し、分離膜が閉塞して膜分離装置の単位時間、単位膜面積あたりの膜透過水量を示す膜透過流束が低下してしまう。
逆に、膜分離活性汚泥処理装置に流入する被処理液の量が増加したり、被処理液の水質が悪くなり、槽内のBODが増加すると、BOD/SS負荷が増加することになり、BODが十分に分解されずに、その未分解成分により分離膜の目詰まりが発生し、分離膜が閉塞して膜透過流束が低下してしまう。
上述した例で、BODが急激に低下したときに、微生物の自己消化によるファウリング物質の増加を回避するために、槽内から汚泥を引く抜くことも考えられるが、そのような状態でBODが元の状態に戻っても、急激には微生物を増殖させることができないため、未分解のBODによって分離膜の目詰まりが発生するといったような不都合な事態が発生し、被処理水の性状の変動に対する効果的な対策が望まれていた。
尚、上述した特許文献1から3に記載された処理方法は、生成したファウリング物質を除去する方法であって、ファウリング物質の生成自体を抑えるものではないため、ファウリング防止の根本的解決には至らない。
本発明の目的は、上述した問題点に鑑み、有機物濃度に応じて被処理液に対する散気量を制御することで分離膜のファウリングを防止でき、安定的に高い膜透過流束を維持可能な膜分離活性汚泥処理装置の運転方法を提供する点にある。
上述の目的を達成するため、本発明による膜分離活性汚泥処理装置の運転方法の第一特徴構成は、活性汚泥中で被処理液に散気する散気手段が浸漬配置された曝気槽と、前記活性汚泥中の前記被処理液から透過液を得る膜分離装置が浸漬配置された膜分離槽を備えた膜分離活性汚泥処理装置の運転方法であって、前記活性汚泥中の前記被処理液の上澄み液中の有機物濃度とBOD/SS負荷の値に基づいて、前記有機物濃度が所定値以上であるときに、前記BOD/SS負荷の値が所定値以上である場合には前記散気手段の単位時間当たりの散気量を増加させ、前記BOD/SS負荷の値が所定値未満である場合には前記散気手段の単位時間当たりの散気量を減少させるように、前記散気手段の単位時間当たりの散気量を調整する点にある。
被処理液の上澄み液中の有機物濃度を指標として、被処理液の処理状態を推定することができ、その推定した被処理液の処理状態に基づいて散気手段の単位時間当たりの散気量を調整することで、被処理液の処理状態の急激な変動を抑制することができるようになる。
例えば、上澄み液の有機物濃度が予め設定した所定値より高いと、分離膜にファウリングが発生している、または、発生する虞があると評価できる。
なお、上澄み液中の有機物濃度は、被処理液を約1800〜6000Gの重力加速度で遠心分離して得られる上澄み液中の有機物濃度を好適に用いることができる。遠心分離を1800〜6000Gの重力加速度で行うことで、活性汚泥等の被処理液を分離しながら、上澄み液中に含まれる有機物濃度を的確に測定することができ、つまり、被処理液に含まれる有機物濃度を的確に測定できる。
ファウリングが発生している、または、発生する虞があるときは、散気手段の単位時間当たりの散気量を調整することで、活性汚泥中の微生物による有機物の分解の程度を調整し、ファウリングの原因を解消して、安定的に高い膜透過流束の維持が可能になる。
上澄み液中の有機物濃度に加えて、BOD/SS負荷の値に基づくことで、ファウリングが被処理液のBODの不完全分解による蓄積が原因であるのか、汚泥中の微生物が自己消化を起こしていることが原因であるのか判断できる。ファウリングの原因に応じて散気手段の単位時間当たりの散気量を増加または減少して適切な量に調整することで、微生物の活性を調整し、ファウリングの原因を解消でき、安定的に高い膜透過流束の維持が可能となる。
ここで、BODとは生物学的酸素要求量であり、SSとは活性汚泥処理槽内の被処理原水と活性汚泥の混合液中の浮遊物質(懸濁物質ともいう)をいう。また活性汚泥処理槽内の浮遊物質SSのことを特にMLSSという。
BOD/SS負荷とは、一日あたりの流入BOD量とMLSSの比率をいい、以下の式で求められる。
BOD/SS負荷(gBOD/gMLSS/d)=[原水流入量(m/d)×BOD(g/L)]/[MLSS(g/L)×槽の容量(m)]
標準活性汚泥法による膜分離装置は、BOD/SS負荷が概ね0.03〜0.1gBOD/gMLSS/dの範囲で運転管理される。
被処理液の流入量が増加したり、被処理液の水質が悪くなり、流入する被処理液のBODが増加すると、BOD/SS負荷が増加することになり、有機物が十分に分解されずに、その未分解成分により分離膜の目詰まりが発生し、分離膜が閉塞して膜透過流束が低下する虞がある。
前記有機物濃度が所定値以上であるときは、ファウリングが発生していると評価されるが、このとき、前記BOD/SS負荷の値が所定値以上である場合には、被処理液のBODの不完全分解による蓄積が原因であると考えられるので、前記散気手段の単位時間当たりの散気量を増加させることで微生物を活性化させて有機物を分解する。
逆に、被処理液の流入量が減少したり、被処理液の水質が良くなり、流入する被処理液のBODが低下すると、槽内のBOD/SS負荷が低下することになり、有機物を栄養として摂取できなくなった汚泥中の微生物が自己消化を起こし、その結果として分離膜の目詰まりが発生し、分離膜が閉塞して膜分離装置の単位時間、単位膜面積あたりの膜透過水量を示す膜透過流束が低下する虞がある。
流入する被処理液のBODが低下しても、活性汚泥を取り出し槽内のMLSSを低下させると、BOD/SS負荷の急減を防止することはできるが、このように一旦活性汚泥を取り出してしまうとBODが回復したときの再立ち上げに時間がかかってしまう。予め馴養槽を設けて、膜分離活性汚泥法に適した活性汚泥を馴養しておくこともできるが、そのための設備コストや活性汚泥の馴養コストが嵩んでしまう。
そこで、前記有機物濃度が所定値以上であっても、前記BOD/SS負荷の値が所定値未満である場合には、前記散気手段の単位時間当たりの散気量を減少させることで微生物の活性を抑制して自己消化を防ぎ、ファウリングの発生を防止できる。
同第二の特徴構成は、同請求項2に記載した通り、上述の第一の特徴構成に加えて、前記散気手段は、被処理液に浸漬配置され気泡を放出する散気部と、前記散気部に空気を供給する給気源とを備えた単一または複数の散気装置で構成され、前記単位時間当たりの散気量の調整を、前記散気装置から連続的に散気される散気量の増減調整、前記散気装置から間歇的に散気される散気時間の調整、前記散気装置の同時稼動台数の調整の何れかにより行う点にある。
曝気槽への単位時間当たりの散気量の調整を行なうために、散気装置から連続的に散気しつつ、その散気量を増減調整してもよく、散気装置から間歇的に散気し、その散気時間を調整してもよく、散気装置が複数台ある場合には、散気装置の同時稼動台数を調整してもよい。
例えば、給気源から散気部への給気経路に備えたバルブの開度や開閉時間を調整することにより実現でき、複数の散気部を備えた場合は、給気源から各散気部への夫々の給気経路に備えたバルブの開度や開閉時間や開閉数を調整してもよい。また、例えば、給気源としてのブロワをインバータ制御したり、給気源から散気部への給気経路のバルブの開度を調整してもよい。間歇的に散気する場合には、給気源としてのブロワのON/OFFの時間割合や周期を調整し、或いは給気経路に備えたバルブの開閉の時間割合や周期を調整することができる。
気泡を放出する散気部は、散気孔が形成された複数の散気管や、可撓性のある材料で形成されたチューブやシートにスリットを設けたメンブレン型が好ましく例示できる。
同第の特徴構成は、同請求項に記載した通り、上述の第一または第二の特徴構成に加えて、前記有機物濃度が、全糖、全タンパク質、ウロン酸の少なくとも何れかの濃度である点にある。
活性汚泥が充填された槽内に多種多様な被処理液が流入しても、全糖、全タンパク質、ウロン酸の少なくとも何れかの有機物濃度に基づくことで、分離膜のファウリング状態を正しく評価することができる。
同第の特徴構成は、同請求項に記載した通り、上述の第一から第三の何れかの特徴構成に加えて、前記有機物濃度が、TOC計、COD計、紫外線吸光光度計の何れかの測定器により測定される点にある。
全有機炭素、化学的酸素要求量、紫外線の吸光度は、被処理液中及び透過液中の有機物濃度と相関がある。よって、TOC計、COD計、紫外線吸光光度計の何れかの測定器により測定される何れかの指標に基づいて有機物濃度を正しく算出することができる。
本発明による膜分離活性汚泥処理装置の制御装置の特徴構成は、同請求項に記載したとおり、被処理液に散気する散気手段が浸漬配置された曝気槽と、前記被処理液から透過液を得る膜分離装置が浸漬配置された膜分離槽を備えた膜分離活性汚泥処理装置の制御装置であって、前記被処理液の上澄み液中の有機物濃度、及び、前記被処理液のBOD、MLSS、または前記BOD及びMLSSから算出されたBOD/SS負荷の値を入力する入力部と、入力された前記有機物濃度と前記BOD/SS負荷の値に基づいて、前記有機物濃度が所定値以上であるときに、前記BOD/SS負荷の値が所定値以上である場合には前記散気手段の単位時間当たりの散気量を増加させ、前記BOD/SS負荷の値が所定値未満である場合には前記散気手段の単位時間当たりの散気量を減少させるように、前記散気手段の単位時間当たりの散気量を調整する散気制御部を備えた点にある。
以上説明した通り、本発明によれば、有機物濃度に応じて被処理液に対する散気量を制御することで分離膜のファウリングを防止でき、安定的に高い膜透過流束を維持可能な膜分離活性汚泥処理装置の運転方法を提供することができるようになった。
膜分離活性汚泥処理装置の説明図 制御装置の説明図
以下、本発明による膜分離活性汚泥処理装置の運転方法を説明する。
図1に示すように、膜分離活性汚泥処理装置1は、被処理液を嫌気処理する嫌気槽2と、被処理液を曝気する曝気槽3と、被処理液から透過液を得る膜分離装置4が浸漬配置された膜分離槽5を備えている。
曝気槽3には、被処理液に散気する散気手段6が浸漬配置されている。散気手段6は気泡を放出する散気部として複数の散気孔が形成された複数本の散気管6aと、槽外に設置され前記散気管に空気を供給する給気源であるブロワ6bで構成される。ブロワ6bから散気管6aへの給気経路には給気量調整用のバルブが設置されている。
膜分離装置4は、複数の分離膜エレメントと、分離膜エレメントの下方に設置された散気手段7を備えている。複数の分離膜エレメントは、平板状の膜支持体の両面に分離膜を備えており、各膜面が縦姿勢となるように一定間隔を隔てて配列されている。各分離膜エレメントには集液管を介してろ過ポンプ8が接続され、ろ過ポンプ8による差圧で膜分離槽5内の被処理液が分離膜を透過する。
膜分離装置4の分離膜エレメントの透過液は、後段に設置された処理水槽に導かれて一時貯留され、必要に応じて消毒され放流される。なお、膜分離槽5で増殖した余剰汚泥は槽外に引き抜かれるように構成されている。
散気手段7は気泡を放出する散気部として複数の散気孔が形成された複数の散気管7aと、槽外に設置され前記散気管に空気を供給する給気源であるブロワ7bを備えた散気装置で構成される。ブロワ7bから散気管7aへの給気経路には給気量調整用のバルブが設置されている。
ブロワ6b及びブロワ7bやろ過ポンプ8は、制御装置20によって駆動制御される。無酸素槽2への流入経路にはBOD計9が設置され、膜分離槽5にはMLSS計10が設置され、夫々の測定値が制御装置20に入力されるように構成されている。
図2に示すように、制御装置20は、ブロワ6b及びブロワ7bを制御する散気制御部21と、ろ過ポンプ8を制御するポンプ制御部22とを備えた主制御部23と、水位計により測定された膜分離槽5内の被処理液の水位や、圧力計により測定された分離膜の膜間差圧や、流量計により測定された嫌気槽2へ流入する被処理液の流量や分離膜からの透過液量等の各信号が入力される信号入力部24と、BOD計9とMLSS計10からの測定値からBOD/SS負荷を算出する負荷算出部25と、膜分離槽5内の被処理液の上澄み液の有機物濃度と、負荷算出部25で算出されたBOD/SS負荷の値が入力され分離膜のファウリング状態を評価するファウリング評価部26等を備え、膜分離活性汚泥装置1の運転を行うように構成されている。なお、各制御部等はシーケンサやマイクロコンピュータで構成されている。
通常、制御装置20は、ブロワ6bを駆動制御して散気管6aから散気を行い、ブロワ7bを駆動制御して散気管7aから散気を行いながら、ろ過ポンプ8を駆動制御して活性汚泥によって生物学的に処理された被処理液を膜分離装置4の被処理液を分離膜に透過させて設定流量の透過液を得るろ過運転工程を実行している。
膜分離活性汚泥処理装置1に流入する被処理液の量は流量調整機構(図示せず)によって調整され、また余剰汚泥が引き抜かれることで、槽内が一定の汚泥濃度に保たれるように制御され、BOD/SS負荷が概ね0.03〜0.1gBOD/gMLSS/dの範囲内の所定値となるように運転管理される。
しかし、膜分離活性汚泥処理装置1に流入する被処理液の性状は季節や時間により変化し、被処理液のBODは一定ではない。
例えば、被処理液の流入量が減少したり、被処理液の水質が良くなり、槽内のBODが低下すると、BOD/SS負荷が低下することになり、BOD成分を栄養として摂取できなくなった汚泥中の微生物が自己消化を起こし、その結果として分離膜のファウリング物質が生成されて膜の目詰まりが発生し、分離膜が閉塞して膜分離装置の単位時間、単位膜面積あたりの膜透過水量を示す膜透過流束が低下してしまう。
逆に、膜分離活性汚泥処理装置に流入する被処理液の量が増加したり、被処理液の水質が悪くなり、槽内のBODが増加すると、BOD/SS負荷が増加することになり、BODが十分に分解されずに、その未分解成分により分離膜の膜の目詰まりが発生し、分離膜が閉塞して膜透過流束が低下してしまう。
そこで、制御装置20は、被処理液を分離膜に透過させて設定流量の透過液を得るろ過運転工程の実行中に、本発明による膜分離活性汚泥処理装置1の運転方法を実行する。
作業員が公知の遠心分離機を用いて膜分離槽5内の活性汚泥を所定の重力加速度で膜分離槽5内の被処理液を遠心分離して上澄み液を得て、当該上澄み液中の有機物濃度が測定される。なお、サンプリング装置等を用いて自動的に遠心分離することも可能である。
所定の重力加速度とは、1800〜6000Gの範囲が好ましく、2000〜3000Gの範囲がさらに好ましい。遠心分離を1800〜6000Gの重力加速度で行うことで、好ましくは、2000〜3000Gの重力加速度で行うことで、活性汚泥等の被処理液を分離しながら、上澄み液中に含まれる有機物濃度を的確に測定することができ、つまり、被処理液に含まれる有機物濃度を的確に測定できる。
ここで、有機物濃度とは、全糖、全タンパク質、ウロン酸の少なくとも何れかの濃度であり、各有機物濃度は、TOC計、COD計、紫外線吸光光度計の何れかの測定器により測定され、測定値がTOC計、COD計、紫外線吸光光度計等の測定器と信号線を介して接続された制御装置20のファウリング評価部26へ入力される。または、作業員によって該測定値がファウリング評価部26へ入力される。
負荷算出部25は、ろ過運転工程の実行中に、無酸素槽2に流入する被処理液のBODの測定値と、膜分離槽5内の被処理液とMLSSの測定値に基づいてBOD/SS負荷を算出する。
ファウリング評価部26は、上澄み液中の有機物濃度の測定値を、予め設定した所定値と比較して、有機物濃度の測定値が前記所定値以上であるときに、負荷算出部25が算出したBOD/SS負荷の値が、0.03〜0.1gBOD/gMLSS/dの範囲内の所定値以上か否かを評価する。
有機物濃度に加えて、BOD/SS負荷の値に基づくことで、ファウリングが被処理液のBODの不完全分解による蓄積が原因であるのか、汚泥中の微生物が自己消化を起こしていることが原因であるのかが判定できる。
つまり、有機物濃度が所定値以上であるときは、ファウリングが発生しやすい状況と評価されるが、このとき、前記BOD/SS負荷の値が0.03〜0.1gBOD/gMLSS/dの範囲内の第1の所定値を超える場合には、被処理液のBODの不完全分解による蓄積が原因であると考えられるので、前記散気手段の単位時間当たりの散気量を増加させることで微生物の活性を促進させることができる。
逆に、前記有機物濃度が所定値以上であっても、前記BOD/SS負荷の値が0.03〜0.1gBOD/gMLSS/dの範囲内の第2の所定値を下回る場合には、汚泥中の微生物が自己消化を起こしていることが原因であると考えられるので、前記散気手段の単位時間当たりの散気量を減少させることで微生物の活性を抑制させることができる。ここで、前記第1の所定値は前記第2の所定値より大きい値である。
なお、BOD/SS負荷の値が前記第1の所定値と前記第2の所定値の範囲内であっても、被処理液の上澄み液中の有機物濃度が所定値より高い場合は、ファウリングが発生していると推測できる。よって、散気手段の単位時間当たりの散気量を調整することで、微生物の活性を調整し、ファウリングの原因を解消して、安定的に高い膜透過流束を維持可能にできる。
制御装置20は、被処理液の上澄み液中の有機物濃度に基づいて、散気手段6の単位時間当たりの散気量を調整する。なお、散気手段6の散気量の調整は、散気管6aからの散気量の調整、ブロワ6bから散気管6aへの給気量の調整、ブロワ6bのON/OFFの時間割合の調整の何れかにより行う。
散気管6aからの散気量の調整は、給気源から散気管6aへの給気経路に備えたバルブの開度や開閉時間を調整すればよく、複数の散気管6aを備えた場合は、ブロワ6bから各散気管6aへの夫々の給気経路に備えたバルブの開度や開閉時間や開閉数を調整すればよい。ブロワ6bから散気管6aへの給気量の調整は、ブロワ6bをインバータ制御したり、ブロワ6bから散気管6aへの給気経路のバルブの開度を調整すればよい。
散気装置は単一または複数で備えていてもよく、単位時間当たりの散気量の調整を、散気装置から連続的に散気される散気量の増減調整、散気装置から間歇的に散気される散気時間の調整、散気装置の同時稼動台数の調整の何れかにより行うことが可能である。散気量を増減調整する場合には、連続的に変化させてもよく、ステップ的に変化させてもよい。間歇的に散気する場合には、給気源としてのブロワのON/OFFの時間割合や周期を調整し、或いは給気経路に備えたバルブの開閉の時間割合や周期を調整することができる。
なお、気泡を放出する散気部は、複数の散気孔が形成された複数の散気管の他に、可撓性のある材料で形成されたチューブやシートにスリットを設けたメンブレン型で構成してもよい。
また、膜分離装置は、平板型の分離膜エレメントを備える構成に限らず、中空糸膜型や管状セラミック膜型等の他の分離膜エレメントを備える構成であってもよい。
上述した実施形態では、有機物濃度は、膜分離槽内の被処理液の上澄み液の有機物濃度を測定する構成について説明したが、膜分離槽内に限らず嫌気槽や曝気槽の被処理液の上澄み液の有機物濃度を測定する構成であってもよい。さらに、膜分離装置の透過液の有機物濃度を測定し、膜分離槽内の被処理液の上澄み液の有機物濃度との差もしくは比率、または差の変化率もしくは比率の変化率の少なくとも何れかを算出することで、より確実にファウリングの原因となる有機物濃度を測定して、分離膜のファウリング状態を正しく評価することができる。
BOD/SS負荷の算出は、負荷算出部25によるものに限らず、作業員がBOD計、MLSS計の各測定値に基づいてBOD/SS負荷の値を算出し制御装置20に入力する構成であってもよい。分離膜のファウリングの評価は、ファウリング評価部26によるものに限らず、作業員がBOD計、MLSS計、TOC計等の各測定値に基づいてファウリング状態を算出及び評価する構成であってもよい。
上述した実施形態では、ろ過ポンプ8の制御により被処理液を分離膜を透過させる構成について説明したが、ろ過ポンプ8は必ずしも備える必要はなく、自然水頭を利用して、分離膜の表裏間に差圧を発生させて、被処理液を分離膜に透過させる構成であってもよい。
上述した実施形態では、膜分離槽内に膜分離装置が浸漬配置されている構成について説明したが、膜分離装置が被処理液の貯留槽の外部に配置され、前記貯留槽と前記膜分離装置との間で被処理液を循環させながら分離膜を透過した透過液を得る構成であってもよい。
上述した実施形態では、膜分離活性汚泥処理装置が嫌気槽2と曝気槽3と膜分離槽5とを備えている構成について説明したが、曝気槽と膜分離槽は一体の槽で構成してもよい。なお、嫌気槽は必ずしも必要ではなく、また、最初沈殿地と曝気槽と膜分離槽を備えた膜分離活性汚泥法が採用される汚水処理装置であってもよい。
上述した実施形態は本発明の一態様であり、該記載により本発明が限定されるものではなく、各部の具体的構成や制御態様は本発明の作用効果が奏される範囲で適宜変更設計可能であることはいうまでもない。
1:膜分離活性汚泥処理装置
2:嫌気槽
3:曝気槽
4:膜分離装置
5:膜分離槽
6a:散気装置
6b:ブロワ
7a:散気装置
7b:ブロワ
8:ろ過ポンプ
9:BOD計
10:MLSS計
20:制御装置
21:散気制御部
22:ポンプ制御部
23:主制御部
24:信号入力部
25:負荷算出部
26:ファウリング評価部

Claims (5)

  1. 活性汚泥中で被処理液に散気する散気手段が浸漬配置された曝気槽と、前記活性汚泥中の前記被処理液から透過液を得る膜分離装置が浸漬配置された膜分離槽を備えた膜分離活性汚泥処理装置の運転方法であって、
    前記活性汚泥中の前記被処理液の上澄み液中の有機物濃度とBOD/SS負荷の値に基づいて
    前記有機物濃度が所定値以上であるときに、
    前記BOD/SS負荷の値が所定値以上である場合には前記散気手段の単位時間当たりの散気量を増加させ、
    前記BOD/SS負荷の値が所定値未満である場合には前記散気手段の単位時間当たりの散気量を減少させるように、
    前記散気手段の単位時間当たりの散気量を調整することを特徴とする膜分離活性汚泥処理装置の運転方法。
  2. 前記散気手段は、被処理液に浸漬配置され気泡を放出する散気部と、前記散気部に空気を供給する給気源とを備えた単一または複数の散気装置で構成され、
    前記単位時間当たりの散気量の調整を、前記散気装置から連続的に散気される散気量の増減調整、前記散気装置から間歇的に散気される散気時間の調整、前記散気装置の同時稼動台数の調整の何れかにより行うことを特徴とする請求項記載の膜分離活性汚泥処理装置の運転方法。
  3. 前記有機物濃度が、全糖、全タンパク質、ウロン酸の少なくとも何れかの濃度である請求項1または2記載の膜分離活性汚泥処理装置の運転方法。
  4. 前記有機物濃度が、TOC計、COD計、紫外線吸光光度計の何れかの測定器により測定される請求項1からの何れかに記載の膜分離活性汚泥処理装置の運転方法。
  5. 被処理液に散気する散気手段が浸漬配置された曝気槽と、前記被処理液から透過液を得る膜分離装置が浸漬配置された膜分離槽を備えた膜分離活性汚泥処理装置の制御装置であって、
    前記被処理液の上澄み液中の有機物濃度、及び、前記被処理液のBOD、MLSS、または前記BOD及びMLSSから算出されたBOD/SS負荷の値を入力する入力部と、入力された前記有機物濃度と前記BOD/SS負荷の値に基づいて、
    前記有機物濃度が所定値以上であるときに、
    前記BOD/SS負荷の値が所定値以上である場合には前記散気手段の単位時間当たりの散気量を増加させ、
    前記BOD/SS負荷の値が所定値未満である場合には前記散気手段の単位時間当たりの散気量を減少させるように、
    前記散気手段の単位時間当たりの散気量を調整する散気制御部を備えた制御装置。
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