JP2017056430A - 膜分離型活性汚泥装置に使用される分離膜の目詰まりを予測する方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】膜分離型活性汚泥装置に使用される分離膜の目詰まりを予測する方法であって、(a)膜分離型活性汚泥装置で分離すべき汚泥水を採取する工程と、(b)汚泥水中のタンパク質濃度を測定する工程と、(c)タンパク質濃度に基づいて、膜分離型活性汚泥装置に使用される分離膜の目詰まりを予測する工程であって、工程(b)において測定したタンパク質濃度が、予め測定した分離膜の目詰まりを引き起こす濃度の値と等しいか、それよりも大きい場合に、分離膜の目詰まりが進行していることを示す、工程とを含む方法。
【選択図】図3
Description
しかし、膜間差圧の上昇が確認されるときには既にファウリングが生じていることが多いため、膜間差圧が上昇する前にファウリングを予知する技術が必要であった。
差圧を指標とする方法の他には、処理水中のCOD(Chemical oxygen demand)値やTOC(Total organic carbon)値を測定することで、MBRの廃水処理効率の指標としている。しかし、廃水処理効率が高く維持されていてもファウリングが進行するケースは多く、処理水中のCODやTOCの監視濃度を指標としたファウリングの予測も困難であった。
別の方法として、特許文献1には、膜分離型活性汚泥装置に使用される分離膜の汚染の程度を見積もる方法として、膜分離型活性汚泥装置に使用される分離膜よりも膜面積の小さい分離膜を有するモデル濾過装置を用いて、分離膜の汚染の程度を見積もる方法が開示されている。
また、上述のように、COD値やTOC値を指標とする場合にもファウリングの予測が困難であった。さらに、特許文献1に記載の方法においては、MBR本体とは別に定圧モデル濾過装置を必要とするものであり、簡便なファウリング予測を行うことができない。
本発明は、上記のような課題に鑑み、膜分離型活性汚泥処理装置を用いた有機性排水の処理において、大掛かりな修工事などのコストを必要とせず、簡便な方法により分離膜の目詰まりを予測する方法の提供を課題とするものである。
(1)低分子有機化合物は膜分離ユニットを通過して系外に排出されるが、反応槽内のタンパク質は膜分離ユニットを通過することなく反応槽内にとどまり、結果としてタンパク質は蓄積・濃縮されやすい。
(2)流入する廃水の負荷(有機物量)や処理量を高く維持したとき反応槽内のタンパク質量が上昇する。
(3)流入する廃水の負荷(有機物量)と処理量を低く維持すると、長期間運転しても反応槽内のタンパク質量は低く推移する。
(4)活性汚泥内に分解されずにタンパク質が蓄積し、系内の有機物濃度が上昇した後数日から数週間でファウリングが発生する。
すなわち、本発明は、
〔1〕膜分離型活性汚泥装置に使用される分離膜の目詰まりを予測する方法であって、
(a)前記膜分離型活性汚泥装置で分離すべき汚泥水を採取する工程と、
(b)前記汚泥水中のタンパク質濃度を測定する工程と、
(c)前記タンパク質濃度に基づいて、膜分離型活性汚泥装置に使用される分離膜の目詰まりを予測する工程であって、
前記工程(b)において測定したタンパク質濃度が、予め測定した分離膜の目詰まりを引き起こす濃度の値と等しいか、その値よりも大きい場合に、分離膜の目詰まりが進行していることを示す、工程と
を含む方法に関する。
〔2〕上記〔1〕に記載の方法であって、
前記工程(a)の後に、前記汚泥水中から固形成分を除去する工程をさらに含み、
前記工程(b)が、固形成分が除去された汚泥水中のタンパク質濃度を測定する工程であることを特徴とする。
また、本発明の膜分離型活性汚泥装置に使用される分離膜の目詰まりを予測する方法は、一実施の形態において、
〔3〕上記〔2〕に記載の方法であって、
前記汚泥水中から固形成分を除去する工程が、前記汚泥水中に含まれるタンパク質を遠心分離することにより汚泥水の上澄み液を採取する工程であり、
前記工程(b)が、前記採取した上澄み液中のタンパク質濃度を測定する工程であることを特徴とする。
また、本発明の膜分離型活性汚泥装置に使用される分離膜の目詰まりを予測する方法は、一実施の形態において、
〔4〕上記〔1〕〜〔3〕のいずれか一つに記載の方法であって、
前記工程(c)における予め測定した分離膜の目詰まりを引き起こす濃度の値が、膜分離型活性汚泥装置の運転中に定期的に継続してタンパク質濃度を測定し、経時的に前後に連続する複数の測定値の平均値として算出されたものであることを特徴とする。
また、本発明の膜分離型活性汚泥装置に使用される分離膜の目詰まりを予測する方法は、一実施の形態において、
〔5〕〔1〕〜〔4〕のいずれか一つに記載の方法であって、
前記膜分離型活性汚泥装置が、好気条件下で有機性廃水処理を行う膜分離型活性汚泥装置であり、
前記(c)における予め測定した分離膜の目詰まりを引き起こす濃度の値が、20mg/Lであることを特徴とする。
ここで、生物処理を行う反応槽内の汚泥濃度は、「MLSS」(Mixed Liquor Suspended Solid(活性汚泥浮遊物))で示すことができる。「MLSS」は、活性汚泥とその他の浮遊物質濃度(suspended solids成分(SS成分))との総和をいう。主に活性汚泥濃度の指標として用いられ、単位にはmg/Lが用いられる。
工程(a)における「分離すべき汚泥水」とは、生物処理槽内に存在する汚泥水をいい、生物処理槽内に存在する汚泥水であれば特に限定されない。なお、複数の生物処理槽を有する膜分離型活性汚泥装置の場合、採取する汚泥水はどの生物処理槽由来のものでもよいが、好ましくは膜分離ユニットを浸漬している生物処理槽内の汚泥水をいう。
「分離すべき汚泥水」を採取する方法は、特に制限はないが、シリンジ等を用いて生物処理槽内より採取することができる。槽内から分離すべき汚泥水を採取する際には、槽内のいずれの位置から汚泥水を採取してもよいが、槽内の曝気による泡や水流の影響を避けるために底部(例えば、槽の底から10~50cm程度)より採取することが望ましい。ここで、汚泥水を採取した後、採取した汚泥水中の固形成分を取り除く工程を含むことが好ましい。好ましい実施の形態としては、採取した汚泥水を遠心分離することで汚泥水の上澄み液を採取し、当該上澄み液のタンパク質濃度を測定することができる。このように、遠心分離後の上澄み液を用いることで、不純物となる固形成分が除かれ好ましい。なお、汚泥水の遠心分離の条件は、例えば、10,000~15,300×g、5〜15分間のようにして行うことができる。
工程(b)において、タンパク質濃度を測定する方法は、市販のタンパク質濃度測定試薬(Bio-Rad社製、RC DC プロテインアッセイキットII等)を用いて測定すればよく、その他公知の方法(例えば、Bradford法、Lowry法、BCA法などの比色法)により測定することができる。
なお、本明細書において、「汚泥水中のタンパク質濃度」というとき、汚泥水中に存在する活性汚泥等の固形成分を除いた水溶性タンパク質の濃度をいう。従って、汚泥水中のタンパク質濃度の測定には、公知の方法、例えば、上述する遠心分離等の方法を用いて固形成分を除いた水溶性タンパク質のみを測定する。なお、汚泥中の固形成分を除いた水溶性タンパク質濃度を測定できる限りにおいて、水溶性タンパク質の分離方法は制限されない。
工程(c)において、「分離膜の目詰まりを引き起こす濃度の値」とは、汚泥水のタンパク質濃度を測定した際に、分離膜の可逆的な目詰まりの進行を予測できる濃度をいう。当業者であれば、本願明細書の開示および当該分野における技術常識に基づき、使用する膜分離型活性汚泥装置ごとに「分離膜の目詰まりを引き起こす濃度の値」を設定することができる。例えば、値の設定は、実際に分離膜の目詰まりが起こる条件で膜分離型活性汚泥装置を運転し、かつ、経時的に汚泥水中のタンパク質濃度を測定した際に、タンパク質濃度の値が上昇した時の値を「分離膜の目詰まりを引き起こす濃度の値」とすることができる。なお、タンパク質濃度の値の上昇した時の値とは、例えば、測定値が2、3回程度連続して上昇が観察された時点の値とすることができる。
また、具体的には、例えば、下記実施例1〜3で使用するような好気条件下で有機性廃水処理を行う膜分離型活性汚泥装置の場合、「分離膜の目詰まりを引き起こす濃度の値」は20mg/L以上の値と設定することができる。なお、好ましくは25mg/L以上の値であり、より好ましくは30mg/L以上の値である。
このように、工程(b)において測定したタンパク質の濃度が、上述のようにして設定される「分離膜の目詰まりを引き起こす濃度の値」にまで上昇していた場合には、分離膜の可逆的な目詰まりが進行していると予測することができる。
ここで、経時的に前後に連続する複数の測定値とは、例えば、毎日タンパク質濃度を測定した際、測定した日とその前日及びその後日に測定した複数の測定値をいい、その平均値を算出することで、「分離膜の目詰まりを引き起こす濃度の値」に設定することができる。なお、複数の測定値としては、例えば、3〜5つの測定値とすることができ、好ましくは3つの測定値である。
以下に本実施例で使用した膜分離型活性汚泥処理装置の構成について具体的に説明する。図1に示すように、膜分離型活性汚泥処理装置1は、3つの生物反応槽2、8、10を有する。生物反応槽2には、有機性排水を供給する排水の流入系が接続されており、ポンプ3aを介して下水等の有機性排水が生物反応槽2へと流入する。生物反応槽2へと流入した有機性排水は活性汚泥と混合され生物処理により有機物の分解が行われる。このとき、生物反応槽2にはエアーブロワ4a、散気管5a、及び、フローメーター6aが設置されており、生物反応槽2内は常に好気条件に保たれている。生物反応槽2は、生物反応槽8と連結しており、生物反応槽2内の有機性排水及び活性汚泥の混合物は、連結管7を介して生物反応槽8内へと流入する。生物反応槽8にもエアーブロワ4b、散気管5b、及び、フローメーター6bが設置されており、生物反応槽8内は常に好気条件に保たれている。これにより、さらに排水中の有機物の生物分解を促進する。生物反応槽8は生物反応槽10と連結しており、生物反応槽8内の有機性排水及び活性汚泥の混合物は、連結管9を介して生物反応槽10内へと流入する。生物反応槽10にもエアーブロワ4c、散気管5c、及び、フローメーター6cが設置されており、生物反応槽10内は常に好気条件に保たれている。また、生物反応槽10には、生物処理により浄化した排水と活性汚泥とを分離するための膜分離ユニット11及び排出系が設置されている。排出系には、膜間差圧計12、ポンプ3b、及び、フローメーター6dが設置されている。生物処理により浄化した排水は、膜分離ユニット11から排出系へと流出し、処理水として系外へ排出される。また、生物反応槽10には、生物反応槽2へ活性汚泥を返送するための汚泥返送管13及びポンプ3cを有しており、活性汚泥は繰り返し膜分離型活性汚泥処理装置1内で使用される。
活性汚泥としては、茨城県県西流域下水道事務所のきぬアクアステーションから分譲された標準活性汚泥を用いた。
低濃度(TOC: 1130mg/L)の人工下水の組成:CH3COONa(2.65g/L)、NH4Cl(0.376g/L)、KH2PO4(0.109g/L)、peptone(0.706g/L)、FeCl3・6H2O(0.782mg/L)、CaCl2(1.56mg/L)、MgSO4(1.56mg/L)、KCl(1.56mg/L)、及び、NaCl(1.56mg/L)
高濃度(TOC: 2260 mg/L)の人工下水の組成:CH3COONa(5.30g/L)、NH4Cl(0.751g/L)、KH2PO4(0.217g/L)、peptone(1.41g/L)、FeCl3・6H2O(1.57mg/L)、CaCl2(3.13mg/L)、MgSO4(3.13mg/L)、KCl(3.13mg/L)、及び、NaCl(3.13mg/L)
MBRには、系外から第一槽に人工下水が導入され、人工下水は第一槽から第二槽、第三槽(膜分離槽)の順に流れる。
第三槽である膜分離槽には固体成分と液体成分を分離する膜分離ユニットが配される。膜分離ユニットは4枚の分離膜を有する。分離膜には150mm×300mmのPAN(ポリアクリロニトリル)製の扁平で袋状の平膜(阿波製紙製、孔径0.07μm)を用いた。この分離膜は袋外から袋内に水を引き入れることで、ろ別を行い、ろ過液を浄化水として系外に排出する。また、ろ別された活性汚泥は第一層に返送される。
人工下水の系内への流入速度、処理水の系外への流出速度、第三槽から第一層への汚泥返送速度のすべてを115L/dayに設定した。これにより水理学的滞留時間(HRT:Hydraulic retention time)は2日となる。
本実施例では計50日間の廃水処理運転を行った。
本実施例に関し、物理化学的パラメータとして、(i)活性汚泥内のタンパク質濃度、(ii)MBR処理水中のTOC値、(iii)膜ユニット差圧、(iv)MBR処理水排出流量の測定を行い、運転状況に応じた物理化学的パラメータの変化をモニタリングした。
(i)活性汚泥内のタンパク質濃度の測定は以下のようにして行った。まず、生物反応槽10の底部(槽の底から約10cm)からシリンジを用いて汚泥水を採取した。次に、採取した汚泥水について10,000×g、15分間の遠心分離処理を行い、固形成分を含まない上澄み液を回収した。その後、上澄み液中のタンパク質の濃度をRC DC プロテインアッセイキットIIを用いて測定した。また、処理水中の有機物濃度について、(ii)TOC値は、膜分離ユニット11を通過した処理水についてTOC分析装置(島津製作所、TOC-L)を用いて測定した。また、(iii)膜ユニット差圧は、膜間差圧計12により測定した。(iv)MBR処理水排出流量は、フローメーター6dにより測定した。
このように、ファウリングが確認された時期よりもTOC値の上昇が観察された時期は遅く、ファウリングの予測に使用することができなかった。一方で、タンパク質濃度は、ファウリングが確認された時期よりも早い段階で値の変化(タンパク質濃度の上昇)を確認することができた。よって、タンパク質濃度の変化を指標とすることでファウリングの時期を予測することが可能となる。
実施例1と同様の条件で、計35日間の廃水処理運転を行った。ただし、有機性人工下水の濃度については、1〜7日目までが低濃度、8〜35日目までが高濃度で行った。
その結果を図4に示す。図4に示すように、MBR処理水中のTOC値は徐々に増加する傾向であったが急激かつ継続的な上昇の変化はなく、値も処理水の基準値を下回るものであった。なお、図示しないが、COD値も測定したところ、TOC値と同様に基準値を下回るものであった。対照的に、タンパク質濃度は運転15日目前後に急上昇した(図4中のIで示す線)。その後、運転26日目に差圧の上昇が確認され(図4中のIIで示す線)、運転30日目で流量が低下し(図4中のIIIで示す線)、ファウリングが確認された。
なお、有機物濃度(TOCおよびCOD値)が基準値を下回る値を推移していてもファウリングが起こり得ることは公知の事実であり、本実施例においても有機物濃度の測定ではファウリングの予測に使用することができないことを示した。一方で、タンパク質濃度は、ファウリングが確認された時期よりも早い段階で値の変化(タンパク質濃度の上昇)を確認することができた。よって、タンパク質濃度の変化を指標とすることでファウリングの時期を予測することが可能となる。
下記組成を有する、有機物が低濃度の人工下水を用いた以外は、実施例1と同様の条件で、計109日間の廃水処理運転を行った。
低濃度(TOC: 1130mg/L)の人工下水の組成:CH3COONa(2.65g/L)、NH4Cl(0.376g/L)、KH2PO4(0.109g/L)、peptone(0.706g/L)、FeCl3・6H2O(0.782mg/L)、CaCl2(1.56mg/L)、MgSO4(1.56mg/L)、KCl(1.56mg/L)、及び、NaCl(1.56mg/L)
その結果を図5に示す。図5に示すように、MBR処理水中のTOC値は低レベルで推移し、処理水の基準値を下回るものであった。同様に、タンパク質濃度も低い値を推移した。なお、運転44日目付近で一時的に処理水の排出量を増加させたところ、差圧の一時的な上昇を確認できた。一方で、一時的に処理水の排水量を増加しただけであり、ファウリングが生じない場合には、タンパク質濃度は上昇しないことが確認された。
2、8、10 生物反応槽
3 ポンプ
4 エアーブロワ
5 散気管
6 フローメーター
7、9、14 連結管
11 膜分離ユニット
12 膜間差圧計
13 汚泥返送管
Claims (5)
- 膜分離型活性汚泥装置に使用される分離膜の目詰まりを予測する方法であって、
(a)前記膜分離型活性汚泥装置で分離すべき汚泥水を採取する工程と、
(b)前記汚泥水中のタンパク質濃度を測定する工程と、
(c)前記タンパク質濃度に基づいて、膜分離型活性汚泥装置に使用される分離膜の目詰まりを予測する工程であって、
前記工程(b)において測定したタンパク質濃度が、予め測定した分離膜の目詰まりを引き起こす濃度の値と等しいか、その値よりも大きい場合に、分離膜の目詰まりが進行していることを示す、工程と
を含む方法。 - 請求項1に記載の方法であって、
前記工程(a)の後に、前記汚泥水中から固形成分を除去する工程をさらに含み、
前記工程(b)が、固形成分が除去された汚泥水中のタンパク質濃度を測定する工程であることを特徴とする、方法。 - 請求項2に記載の方法であって、
前記汚泥水中から固形成分を除去する工程が、前記汚泥水中に含まれるタンパク質を遠心分離することにより汚泥水の上澄み液を採取する工程であり、
前記工程(b)が、前記採取した上澄み液中のタンパク質濃度を測定する工程であることを特徴とする方法。 - 請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法であって、
前記工程(c)における予め測定した分離膜の目詰まりを引き起こす濃度の値が、膜分離型活性汚泥装置の運転中に定期的に継続してタンパク質濃度を測定し、経時的に前後に連続する複数の測定値の平均値として算出されたものであることを特徴とする、方法。 - 請求項1〜4のいずれか一項に記載の方法であって、
前記膜分離型活性汚泥装置が、好気条件下で有機性廃水処理を行う膜分離型活性汚泥装置であり、
前記(c)における予め測定した分離膜の目詰まりを引き起こす濃度の値が、20mg/Lであることを特徴とする、方法。
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