JP5575316B1 - 廃水処理方法および廃水処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】原水の負荷が変動した場合でも、膜分離活性汚泥処理槽での負荷を適切な範囲に制御でき、膜分離活性汚泥処理槽での処理能力を確保できるようにする。
【解決手段】廃水処理方法(廃水処理装置1)では、供給量制御工程に用いられる設定値S1が(供給量制御装置50に)予め設定される。供給量制御工程(供給量制御装置50)は、低負荷制御工程Lと、高負荷制御工程Hと、を備える。低負荷制御工程Lは、負荷計測工程(負荷計測装置40)により計測された原水Rの負荷が設定値S1未満の場合、原水Rを担体槽10に供給することなく、原水を膜分離活性汚泥処理槽20に供給する工程である。高負荷制御工程Hは、負荷計測工程(負荷計測装置40)により計測された原水Rの負荷が設定値S1以上の場合、原水Rの少なくとも一部を担体槽10に供給する工程である。
【選択図】図1

Description

本発明は、廃水処理方法および廃水処理装置に関する。
従来より、廃水を処理するための廃水処理方法および廃水処理装置がある(例えば特許文献1など)。特許文献1には、担体槽(流動床式生物処理槽(2))と、膜分離活性汚泥処理槽(3)と、を用いて廃水処理を行う技術が記載されている(なお、特許文献1中の符号に括弧を付している)。担体槽(2)は、好気性微生物(単に「微生物」ともいう)が固定された流動担体を収容する槽である。膜分離活性汚泥処理槽(3)は、膜分離装置(5)および活性汚泥を収容する槽である。この技術では、原水(有機物含有廃水(X))は、担体槽(2)に供給される。そして、担体槽(2)で処理された処理水は、膜分離活性汚泥処理槽(3)に供給される。
特許第4290854号公報
特許文献1に記載の技術では、原水(X)の負荷の変動に応じて、膜分離活性汚泥処理槽(3)での負荷が変動する。すると、膜分離活性汚泥処理槽(3)での負荷が大きすぎる問題や、小さすぎる問題が生じるおそれがある。
膜分離活性汚泥処理槽(3)での負荷が小さすぎる場合は、膜分離活性汚泥処理槽(3)中の活性汚泥中の微生物に供給される栄養が不足するおそれがある。その結果、活性汚泥での処理能力を確保(維持)できなくなるおそれがある。
膜分離活性汚泥処理槽(3)での負荷が大きすぎる場合は、膜分離活性汚泥処理槽(3)中の微生物による処理能力が不足するおそれがある。その結果、活性汚泥で発泡などの問題が起こるおそれがある。その結果、膜分離活性汚泥処理槽(3)を運転できなくなるおそれがある。
そこで本発明は、原水の負荷が変動した場合でも、膜分離活性汚泥処理槽での負荷を適切な範囲に制御しやすく、膜分離活性汚泥処理槽での処理能力を確保しやすい、廃水処理方法および廃水処理装置を提供することを目的とする。
第1の発明は、好気性微生物が固定された流動担体を収容する担体槽と、前記担体槽で廃水処理された処理水が流入可能であるとともに膜分離装置および活性汚泥を収容する膜分離活性汚泥処理槽と、を備える廃水処理装置を用いて原水を廃水処理する廃水処理方法である。前記廃水処理方法は、前記原水の負荷を計測する負荷計測工程と、前記担体槽及び前記膜分離活性汚泥処理槽への前記原水の供給量を制御する供給量制御工程と、を備える。前記廃水処理方法では、前記供給量制御工程に用いられる設定値が予め設定される。前記供給量制御工程は、低負荷制御工程と高負荷制御工程とを備える。前記低負荷制御工程は、前記負荷計測工程により計測された前記原水の負荷が前記設定値未満の場合、前記原水を前記担体槽に供給することなく、前記原水を前記膜分離活性汚泥処理槽に供給する工程である。前記高負荷制御工程は、前記負荷計測工程により計測された前記原水の負荷が前記設定値以上の場合、前記原水の少なくとも一部を前記担体槽に供給する工程である。
第2の発明は、原水を廃水処理する廃水処理装置である。前記廃水処理装置は、好気性微生物が固定された流動担体を収容する担体槽と、前記担体槽で廃水処理された処理水が流入可能であるとともに膜分離装置および活性汚泥を収容する膜分離活性汚泥処理槽と、前記原水の負荷を計測する負荷計測装置と、前記担体槽及び前記膜分離活性汚泥処理槽への前記原水の供給量を制御する供給量制御装置と、を備える。前記供給量制御装置には、設定値が予め設定される。前記供給量制御装置は、低負荷制御手段と高負荷制御手段とを備える。低負荷制御手段は、前記負荷計測装置により計測された前記原水の負荷が前記設定値未満の場合、前記原水を前記担体槽に供給することなく、前記原水を前記膜分離活性汚泥処理槽に供給する。高負荷制御手段は、前記負荷計測装置により計測された前記原水の負荷が前記設定値以上の場合、前記原水の少なくとも一部を前記担体槽に供給する。
上記構成により、原水の負荷が変動した場合でも、膜分離活性汚泥処理槽での負荷を適切な範囲に制御しやすく、膜分離活性汚泥処理槽での処理能力を確保しやすい。
廃水処理装置1を示す図である。 分注工程Hbを行う場合の廃水処理装置1を示す図である。 複数担体槽処理工程Htを行う場合の廃水処理装置1を示す図である。 分注工程Hbと複数担体槽処理工程Htとを行う場合の廃水処理装置1を示す図である。 図1に示す担体槽10での、BOD負荷容積とBOD除去率との関係を示すグラフである。 図1に示す担体槽10内での、BOD負荷容積とCOD除去率との関係を示すグラフである。 図1に示す膜分離活性汚泥処理槽20内での、BOD容積負荷と汚泥転換率との関係を示すグラフである。 図1に示す膜分離活性汚泥処理槽20内での、BOD/SS負荷と汚泥転換率との関係を示すグラフである。
図1〜図8を参照して廃水処理装置1について説明する。
廃水処理装置1は、図1に示すように、原水Rを廃水処理(単に「処理」ともいう)する装置である。廃水処理装置1は、上水や下水などの各種廃水処理に用いられる。原水Rは、有機物を含む水である。廃水処理装置1は、担体槽10と、担体槽収容物11〜19と、膜分離活性汚泥処理槽20と、膜分離活性汚泥処理槽収容物21〜25と、配管31・33と、負荷計測装置40と、供給量制御装置50と、を備える。原水Rは、担体槽10や膜分離活性汚泥処理槽20に供給される前の液体である。担体槽10及び膜分離活性汚泥処理槽20のいずれかに供給された後の上記液体を処理水Tとする。
担体槽10は、流動担体13(後述)を収容する容器である。担体槽10は、複数設けられる。担体槽10の数は、例えば2であり、1や3以上でもよい。以下では担体槽10の数を2として説明する。2つの担体槽10のうち1つを担体槽10Aとし、もう1つを担体槽10Bとする。担体槽10Aに収容される担体槽収容物11〜19と、担体槽10Bに収容される担体槽収容物11〜19とは、同一である。以下では担体槽10Aに収容される担体槽収容物11〜19について説明し、担体槽10Bに収容される担体槽収容物11〜19の説明は省略する。
担体槽収容物11〜19は、担体槽10Aに収容される物である。担体槽収容物11〜19には、担体槽内処理水11と、流動担体13と、仕切り15と、散気装置17と、電位計測装置19と、がある。
担体槽内処理水11は、担体槽10A内の処理水Tである。
流動担体13は、好気性微生物(単に微生物ともいう)を固定する(担持する、付着させる)ためのものである。流動担体13に固定される微生物は、担体槽内処理水11中の有機物を分解して、担体槽内処理水11中の有機物を減らす。流動担体13は、担体槽10A内に複数設けられる。流動担体13は、担体槽10A内の担体槽内処理水11中で流動自在である。流動担体13に固定された微生物と流動担体13とを合わせた物の比重は、担体槽内処理水11の比重と同じ(又はほぼ同じ)である。流動担体13の材料は、例えば樹脂などである。なお、図1〜図4では複数の流動担体13のうち一部にのみ符号を付している。
仕切り15(スクリーン)は、流動担体13が担体槽10Aよりも下流に流出するのを防ぐ。仕切り15は、メッシュ部15aを備える。メッシュ部15aは、担体槽10A内の担体槽内処理水11が通過可能かつ、流動担体13が通過不能に構成される。
散気装置17は、担体槽10A内(担体槽内処理水11中)に空気を供給する(散気工程)。散気装置17による空気の供給は、担体槽内処理水11中の好気性微生物の活動を維持するために行われる。散気装置17は、担体槽10Aの底部の近傍に配置される。散気装置17は、送風機など(図示なし)から供給された空気を、担体槽内処理水11に供給する。
電位計測装置19は、担体槽10A内の液体(担体槽内処理水11など)の酸化還元電位を検出する(電位計測工程)。
膜分離活性汚泥処理槽20は、後述する活性汚泥21及び膜分離装置23を収容する容器である。膜分離活性汚泥処理槽20は、担体槽10で処理された処理水Tが流入可能である。担体槽10で廃水処理が行われる場合は、担体槽10から膜分離活性汚泥処理槽20に処理水Tが流入する。担体槽10で廃水処理が行われない場合は、担体槽10から膜分離活性汚泥処理槽20に処理水Tが流入しない。
この膜分離活性汚泥処理槽20を用いた膜分離活性汚泥処理法は、一般に、活性汚泥処理法(例えば特開2004−276017号公報など)に比べ、原水Rの負荷の変動による問題が生じやすい(負荷の変動に弱い)。その理由は次の通りである。活性汚泥処理法は、活性汚泥を収容する曝気槽と、曝気槽で処理された処理水を活性汚泥と上清とに固液分離する沈殿槽と、により処理を行うものである。この活性汚泥処理法では、原水Rの負荷の変動に応じて、沈殿槽内の沈殿物(活性汚泥)の量を増減させることで、処理能力の調整ができる。一方、膜分離活性汚泥処理法では、上記のような処理能力の調整ができないので、原水Rの負荷の変動による問題が生じやすい。しかし、後述するように、本発明では、低負荷制御工程Lおよび高負荷制御工程Hにより、原水Rの負荷が変動しても膜分離活性汚泥処理槽20での運転を安定化でき、処理能力を確保しやすい。
膜分離活性汚泥処理槽収容物21〜25は、膜分離活性汚泥処理槽20に収容される物である。膜分離活性汚泥処理槽収容物21〜25には、活性汚泥21と、膜分離装置23と、散気装置25と、がある。
活性汚泥21は、微生物を含む汚泥である。活性汚泥21中の微生物は、処理水T中の有機物を分解して、処理水T中の有機物を減らす。
膜分離装置23は、活性汚泥21と水とを分離する。膜分離装置23により分離された水は、ポンプなど(図示なし)により廃水処理装置1の外部に排出される。
散気装置25は、膜分離活性汚泥処理槽20内(活性汚泥21内)に空気を供給する。散気装置25による空気の供給は、活性汚泥21中の微生物の活動を維持するために行われる。散気装置25は、膜分離活性汚泥処理槽20の底部の近傍に配置される。散気装置25は、送風機など(図示なし)から供給された空気を、膜分離活性汚泥処理槽20内に供給する。
配管31・33は、処理水Tを流すための管である。配管31・33には、担体槽10Aと膜分離活性汚泥処理槽20とをつなぐ配管31と、担体槽10Bと担体槽10Aとをつなぐ配管33とがある。配管31により、担体槽10Aで処理された処理水Tが、膜分離活性汚泥処理槽20に流れる。配管33により、担体槽10Bで処理された処理水Tが、担体槽10Aに流れる。
負荷計測装置40は、原水Rの負荷を計測する(負荷計測工程)。負荷計測装置40は、有機物の濃度を計測する。負荷計測装置40が計測する値は、例えばTOC(Total Organic Carbon、全有機炭素)であり、また例えばCOD(Chemical Oxygen Demand、化学的酸素要求量)であり、また例えばBOD(Biochemical oxygen demand、生物学的酸素要求量)であり、また例えばTN(Total Nitrogen、総窒素)等である。
供給量制御装置50は、担体槽10及び膜分離活性汚泥処理槽20への原水Rの供給量を制御する(供給量制御工程)。供給量制御装置50による上記供給量の制御は、図示しないバルブの開閉や開度の調整により行われる。供給量制御装置50でのバルブの開閉等は、制御装置(図示なし)からの指令により自動的に行われる(手動で行われてもよい)。供給量制御装置50には、設定値S1と、設定値S1よりも大きい設定値S2と、「一定範囲」と、が予め設定される。
(廃水処理方法)
廃水処理装置1で行われる廃水処理方法では、原水Rの負荷に応じて、原水Rが供給(投入)される槽が変えられる。さらに詳しくは、廃水処理方法は、低負荷制御工程Lと、高負荷制御工程Hと、を備える。
(担体槽10への原水Rの供給の有無)
低負荷制御工程Lは、負荷計測装置40により計測された原水Rの負荷が、設定値S1未満の場合に行われる。低負荷制御工程Lでは、供給量制御装置50(低負荷制御手段)は、原水Rを担体槽10(担体槽10A及び担体槽10B)に供給することなく、原水Rを膜分離活性汚泥処理槽20に供給する。設定値S1は、例えばBOD500mg/Lなどである。設定値S1は、膜分離活性汚泥処理槽20内で処理可能な負荷の値に設定される。設定値S1は、例えば膜分離活性汚泥処理槽20の設計負荷(後述)、また例えばこの設計負荷の近傍の値などである。
高負荷制御工程Hは、負荷計測装置40により計測された原水Rの負荷が、設定値S1以上の場合に行われる。高負荷制御工程Hでは、供給量制御装置50(高負荷制御手段)は、原水Rの少なくとも一部を担体槽10に供給する。高負荷処理工程では、全量担体槽供給工程Haが行われる。高負荷制御工程Hでは、全量担体槽供給工程Haに代えて、分注工程Hb(図2参照)が行われてもよい。
全量担体槽供給工程Haでは、供給量制御装置50は、原水Rの全てを担体槽10に供給する(原水Rは膜分離活性汚泥処理槽20に供給されない)。担体槽10に供給された原水Rは、担体槽10内で処理される。担体槽10内で処理(前処理)された処理水Tは、配管31を介して、膜分離活性汚泥処理槽20に供給される。膜分離活性汚泥処理槽20に供給された処理水Tは、膜分離活性汚泥処理槽20内で処理される。
分注工程Hbでは、図2に示すように、供給量制御装置50(分注手段)は、原水Rの一部のみを担体槽10に供給する。さらに、分注工程Hbでは、供給量制御装置50は、残りの原水R(担体槽10に供給されなかった原水R)を膜分離活性汚泥処理槽20に供給する。担体槽10内で処理された処理水Tは、配管31を介して、膜分離活性汚泥処理槽20に供給される。そして、担体槽10内で処理された後の処理水Tと、上記「残りの原水R」とが、膜分離活性汚泥処理槽20内で処理される。
(処理を行う担体槽10の数)
図1に示す高負荷制御工程Hでは、負荷計測装置40(負荷計測工程)により計測された原水Rの負荷に応じた数の担体槽10で廃水処理されるように、供給量制御装置50による原水Rの供給量の制御が行われる。さらに詳しくは、高負荷制御工程Hには、単数担体槽処理工程Hsと、複数担体槽処理工程Htと、がある。
単数担体槽処理工程Hsは、担体槽10での処理を、1つのみの担体槽10Aで行う工程である。単数担体槽処理工程Hsは、1つのみの担体槽10Aで負荷を十分に下げることが可能な場合に行われる。単数担体槽処理工程Hsは、1つのみの担体槽10Aで処理をすれば、膜分離活性汚泥処理槽20での負荷(後述)を適切な大きさにすることが可能な場合に行われる。
複数担体槽処理工程Htは、担体槽10での処理を、複数の担体槽10(担体槽10A及び担体槽10B)で行う工程である。複数担体槽処理工程Htは、1つのみの担体槽10Aでは負荷を十分に下げることが不可能な場合に行われる。複数担体槽処理工程Htは、1つのみの担体槽10Aで処理をした場合、膜分離活性汚泥処理槽20での負荷(後述)が大きすぎることになる場合に行われる。複数担体槽処理工程Htは、負荷計測装置40により計測された原水Rの負荷が、設定値S2以上の場合に行われる。設定値S2は、例えばBOD1500mg/Lなどである。複数担体槽処理工程Htでは、担体槽直列工程Ht−1が行われる。複数担体槽処理工程Htでは、担体槽直列工程Ht−1に代えて、担体槽分注工程Ht−2(図3及び図4参照)が行われてもよい。
担体槽直列工程Ht−1では、複数の担体槽10で直列的に処理が行われる。担体槽直列工程Ht−1では、供給量制御装置50は、原水Rのうち担体槽10に供給する量の全部を1つの担体槽10Bに供給する。担体槽直列工程Ht−1かつ全量担体槽供給工程Haが行われる場合、供給量制御装置50は、原水Rの全てを1つの担体槽10Bに供給する。図2において一点鎖線で示すように、担体槽直列工程Ht−1かつ分注工程Hbが行われる場合、供給量制御装置50は、原水Rのうち担体槽10に供給される量の全部を、1つの担体槽10Bに供給する。図1に示すように、担体槽10B内で処理された処理水Tは、配管33を介して、担体槽10Aに供給される。担体槽10A内で処理された処理水Tは、配管31を介して、膜分離活性汚泥処理槽20に供給される。
担体槽分注工程Ht−2では、図3に示すように、供給量制御装置50は、原水Rを複数の担体槽10(担体槽10A及び担体槽10B)に分注する。さらに詳しくは、担体槽分注工程Ht−2かつ全量担体槽供給工程Haが行われる場合、供給量制御装置50は、原水Rを、担体槽10Aと担体槽10Bとに分注する。図4に示すように、分注工程Hbかつ担体槽分注工程Ht−2が行われる場合、供給量制御装置50は、原水Rを、担体槽10Aと担体槽10Bと膜分離活性汚泥処理槽20とに分注する。
負荷一定制御工程では、図1に示す供給量制御装置50(負荷一定制御手段)は、膜分離活性汚泥処理槽20での負荷が一定範囲内になる(収まる)ように、原水Rの供給量の制御を行う。負荷一定制御工程では、供給量制御装置50は、膜分離活性汚泥処理槽20での負荷が略一定値(多少負荷が変動してもよい)になるように、原水Rの供給量の制御を行う。上記「膜分離活性汚泥処理槽20での負荷」は次の(a)〜(c)の通りである。(a)低負荷制御工程Lが行われる場合、原水Rの負荷。(b)高負荷制御工程Hで全量担体槽供給工程Haが行われる場合、配管31を流れる処理水Tの負荷。すなわち、担体槽10(担体槽10A)で処理された後、膜分離活性汚泥処理槽20に流入する処理水Tの負荷。(c)図2に示すように高負荷制御工程Hで分注工程Hbが行われる場合、上記(b)と同様の配管31を流れる処理水Tの負荷と、原水Rのうち膜分離活性汚泥処理槽20に供給される分の負荷と、の和。
この負荷一定制御工程では、分注工程Hbが行われることが好ましい。なぜなら、担体槽10と膜分離活性汚泥処理槽20とに供給される原水Rの割合を調整することで、膜分離活性汚泥処理槽20での負荷を微調整できるからである。具体的には、分注工程Hbで担体槽10に供給される原水Rの割合を増やすと、膜分離活性汚泥処理槽20での負荷を小さくできる。また、分注工程Hbで膜分離活性汚泥処理槽20に供給される原水Rの割合を増やすと、膜分離活性汚泥処理槽20での負荷を大きくできる。
この負荷一定制御工程では、担体槽10での処理率(負荷の減少率)が用いられる。担体槽10での処理率は、実験などにより予め求められる(推定される)。例えば、担体槽10の容積負荷と、担体槽10での処理前後の処理水Tの負荷の減少率(BOD除去率やCOD除去率)と、の関係が予め調べられる。この関係を調べた結果を図5及び図6に示す。BOD容積負荷が4kg/m/dの場合(4[kg/(m・d)]の場合)、図5に示すようにBOD除去率が約75%であり、図6に示すようにCODCr除去率が約60%であった。
この負荷一定制御工程での原水Rの供給量の制御は、図1に示す膜分離活性汚泥処理槽20での負荷が、膜分離活性汚泥処理槽20の設計負荷になるように行われる。膜分離活性汚泥処理槽20の設計負荷とは、膜分離活性汚泥処理槽20内で処理可能な負荷の最大値(略最大値を含む、以下同様)である。膜分離活性汚泥処理槽20の設計負荷は、原水Rの負荷の最小値(略最小値含む、以下同様)であることが好ましい。これにより、原水Rの負荷の最小値よりも大きい値に基づいて膜分離活性汚泥処理槽20を設計する場合に比べ、膜分離活性汚泥処理槽20を小型化できる(例えば膜分離活性汚泥処理槽20に要する敷地を狭くできる)。なお、原水Rの負荷は、時間とともに変動する。例えば、原水Rの負荷は、BODで500〜2500mg/Lの範囲で変動する。この場合の膜分離活性汚泥処理槽20の好ましい設計負荷は、BODで500mg/Lである。原水Rの負荷が、膜分離活性汚泥処理槽20の設計負荷の1〜5倍の間で変動しても、高負荷制御工程Hおよび低負荷制御工程Lにより、膜分離活性汚泥処理槽20での負荷は設計負荷等になる。よって、膜分離活性汚泥処理槽20で安定して廃水処理ができる。
この負荷一定制御工程で制御される膜分離活性汚泥処理槽20での負荷の値(一定範囲の値)は、膜分離活性汚泥処理槽20内での汚泥の発生を抑制できるように行われることが好ましい。汚泥の発生を抑制できるような膜分離活性汚泥処理槽20での負荷の値は、実験などにより予め求められる(推定される)。例えば、膜分離活性汚泥処理槽20での負荷と、汚泥転換率と、の関係が予め調べられる。この関係を調べた結果を図7及び図8に示す。図7に示すように、膜分離活性汚泥処理槽20でのBOD容積負荷が0.75kg/m/d以下の場合に汚泥の発生がないことが分かった(同図矢印部分参照)。また、図8に示すように、膜分離活性汚泥処理槽20でのBOD/SS(Biochemical Oxygen Demand / Suspended Solids)負荷が0.075kg/kgSS/d以下の場合に汚泥の発生がないことが分かった(同図矢印部分参照)。
(担体槽10の運転停止時の動作)
担体槽10の運転(廃水処理)を一時的に(例えば約1か月)停止しても、担体槽10の処理性能の低下による問題が生じにくい。なぜなら、流動担体13に微生物が固定されることで、微生物がバイオフィルムで覆われる。そのため、流動担体13に固定された微生物では、酸素欠乏、水分欠乏、栄養分欠乏など外環境の変化に対して耐久性が高くなることで、この固定がされない場合に比べ、微生物の活動の低下が抑制されるからである。一方で、担体槽10の運転を再開させる際、担体槽10の処理性能をより早く復帰できるようにすることが好ましい。そこで、担体槽10の運転停止時に、散気工程が行われる。
散気工程は、散気装置17により担体槽10内への空気を供給する工程である。散気工程は、担体槽10での廃水処理が停止されている時に行われる。散気工程は、担体槽10内の液体(担体槽10運転中の担体槽内処理水11に対応する液体)の嫌気的な腐敗を抑制するために行われる。
この散気工程は、例えば間欠的に行われる。散気工程は、電位計測装置19(電位計測工程)で計測された酸化還元電位が0mV未満の場合に行われる。散気工程は、電位計測装置19で計測された酸化還元電位が0mV以上の場合には行われない(行われてもよい)。なお、担体槽10内の液体の嫌気的な腐敗を抑制するために、担体槽10での廃水処理が停止されている時に、供給量制御装置50が担体槽10に間欠的に原水Rを供給してもよい。
(効果1)
図1に示す廃水処理装置1による効果、および、廃水処理装置1を用いて原水Rを廃水処理する廃水処理方法による効果を説明する。以下では、各工程を行うための具体的手段(装置など)を括弧で示す場合がある。廃水処理装置1は、微生物が固定された流動担体13を収容する担体槽10と、担体槽10で廃水処理された処理水Tが流入可能であるとともに膜分離装置23および活性汚泥21を収容する膜分離活性汚泥処理槽20と、を備える。廃水処理方法(廃水処理装置1)は、原水Rの負荷を計測する負荷計測工程(負荷計測装置40)と、担体槽10及び膜分離活性汚泥処理槽20への原水Rの供給量を制御する供給量制御工程(供給量制御装置50)と、を備える。廃水処理方法(廃水処理装置1)では、供給量制御工程に用いられる設定値S1が(供給量制御装置50に)予め設定される。供給量制御工程(供給量制御装置50)は、低負荷制御工程Lと、高負荷制御工程Hと、を備える。
[構成1−1]低負荷制御工程Lは、負荷計測工程(負荷計測装置40)により計測された原水Rの負荷が設定値S1未満の場合、原水Rを担体槽10に供給することなく、原水Rを膜分離活性汚泥処理槽20に供給する工程である。
[構成1−2]高負荷制御工程Hは、負荷計測工程(負荷計測装置40)により計測された原水Rの負荷が設定値S1以上の場合、原水Rの少なくとも一部を担体槽10に供給する工程である。
上記[構成1−1]では、原水Rは、担体槽10に供給されることなく、膜分離活性汚泥処理槽20に供給される。よって、原水Rの少なくとも一部が担体槽10で処理される場合に比べ、膜分離活性汚泥処理槽20での負荷が大きくなる。よって、膜分離活性汚泥処理槽20での負荷が小さすぎる問題を抑制できる。具体的には、活性汚泥21中の微生物に供給される栄養が不足する問題を抑制できる。よって、膜分離活性汚泥処理槽20内の活性汚泥21の処理能力を確保しやすい。
膜分離活性汚泥処理槽20には、担体槽10で廃水処理された処理水Tが流入可能である。また、上記[構成1−2]では、原水Rの少なくとも一部が担体槽10に供給される。よって、担体槽10で処理された処理水T(前処理された処理水T)が、膜分離活性汚泥処理槽20に流入可能である。よって、膜分離活性汚泥処理槽20での負荷が大きすぎる問題を抑制できる。具体的には、膜分離活性汚泥処理槽20での負荷に対して、活性汚泥21中の微生物の活性が不足し、活性汚泥21で発泡などの問題が起こる問題を抑制できる。よって、膜分離活性汚泥処理槽20での処理能力を確保しやすい。
したがって、低負荷制御工程Lと高負荷制御工程Hとを組み合わせることにより、原水Rの負荷が変動した場合でも、膜分離活性汚泥処理槽20での負荷を適切な範囲(数値範囲)に制御しやすい。よって、膜分離活性汚泥処理槽20での処理能力を確保しやすい。なお、膜分離活性汚泥処理槽20における適切な負荷は、例えばBOD容積負荷が0.5〜1.0kgBOD/m/d、BOD/SS負荷が0.05〜0.1kgBOD/kgSS/dである。
(効果2)
廃水処理方法(廃水処理装置1)では、供給量制御工程に用いられる一定範囲が(供給量制御装置50に)予め設定される。
[構成2]供給量制御工程(供給量制御装置50)は、膜分離活性汚泥処理槽20での負荷が一定範囲内になるように原水Rの供給量の制御を行う負荷一定制御工程を備える。
上記[構成2]により、膜分離活性汚泥処理槽20の負荷が一定範囲内に収まる。よって、膜分離活性汚泥処理槽20での負荷が大きすぎる問題、および、同負荷が小さすぎる問題を、より確実に抑制できる。よって、膜分離活性汚泥処理槽20での処理能力をより確実に確保できる。
(効果3)
[構成3]図2に示すように、高負荷制御工程Hは、担体槽10および膜分離活性汚泥処理槽20それぞれに原水Rを供給する分注工程Hbを備える。
上記[構成3]の分注工程Hbにより、原水Rの全部が担体槽10に供給される場合に比べ、膜分離活性汚泥処理槽20での負荷を調整しやすい。さらに詳しくは、分注工程Hbにおいて、担体槽10と膜分離活性汚泥処理槽20とに供給される原水Rの割合を調整した場合、膜分離活性汚泥処理槽20での負荷を調整できる。よって、膜分離活性汚泥処理槽20での処理能力をより確実に確保できる。
(効果4)
図1に示すように、担体槽10は複数設けられる。
[構成4]高負荷制御工程Hによる原水Rの供給量の制御は、負荷計測工程(負荷計測装置40)により計測された原水Rの負荷に応じた数の担体槽10で、原水Rが廃水処理されるように行われる(単数担体槽処理工程Hsおよび複数担体槽処理工程Ht参照)。
上記[構成4]では、担体槽10から膜分離活性汚泥処理槽20に流入する処理水Tの負荷を調整できる。具体的には、複数の担体槽10(担体槽10A及び担体槽10B)で廃水処理を行う場合、1つの担体槽10(担体槽10A)のみで廃水処理を行う場合に比べ、膜分離活性汚泥処理槽20での負荷を小さくできる。また、1つの担体槽10のみで廃水処理を行う場合は、複数の担体槽10で廃水処理を行う場合に比べ、膜分離活性汚泥処理槽20での負荷を大きくできる。このように担体槽10から膜分離活性汚泥処理槽20に流入する処理水Tの負荷を調整できるので、膜分離活性汚泥処理槽20での処理能力をより確実に確保できる。
(効果5)
廃水処理方法(廃水処理装置1)は、担体槽10内に空気を供給する散気工程(散気装置17)を備える。
[構成5]散気工程(散気装置17)による担体槽10内への空気の供給は、担体槽10での廃水処理が停止されている時に行われる。
上記[構成5]の散気工程(散気装置17)により、担体槽10の廃水処理が停止されている時に、流動担体13に固定された好気性微生物の活動が減少することを抑制できる。よって、担体槽10での廃水処理を再開する際に、担体槽10の処理能力の復帰(廃水処理停止前の処理能力への復帰)にかかる時間を抑制できる。
(効果6)
廃水処理方法(廃水処理装置1)は、担体槽10内の液体の酸化還元電位を検出する電位計測工程(電位計測装置19)を備える。
[構成6]散気工程(散気装置17)による担体槽10内への空気の供給は、電位計測工程(電位計測装置19)で計測された酸化還元電位が0mV未満の場合に行われる。
上記[構成6]により、担体槽10内の液体の酸化還元電位を0mV以上に維持しやすい。よって、上記「(効果5)」の効果をより確実に得られる。
1 廃水処理装置
10 担体槽
13 流動担体
17 散気装置
19 電位計測装置
20 膜分離活性汚泥処理槽
21 活性汚泥
23 膜分離装置
40 負荷計測装置
50 供給量制御装置(低負荷制御手段、高負荷制御手段、負荷一定制御手段、分注手段)
H 高負荷制御工程
Hb 分注工程
L 低負荷制御工程
R 原水
S1 設定値
T 処理水

Claims (6)

  1. 好気性微生物が固定された流動担体を収容する担体槽と、
    前記担体槽で廃水処理された処理水が流入可能であるとともに膜分離装置および活性汚泥を収容する膜分離活性汚泥処理槽と、
    を備える廃水処理装置を用いて原水を廃水処理する廃水処理方法であって、
    前記原水の負荷を計測する負荷計測工程と、
    前記担体槽及び前記膜分離活性汚泥処理槽への前記原水の供給量を制御する供給量制御工程と、
    を備え、
    前記供給量制御工程に用いられる、前記原水の負荷の設定値が予め設定され、
    前記設定値は、前記膜分離活性汚泥処理槽の設計負荷の近傍、かつ、前記設計負荷より大きく設定され、
    前記供給量制御工程は、
    前記負荷計測工程により計測された前記原水の負荷が前記設定値未満の場合、前記原水を前記担体槽に供給することなく、前記原水を前記膜分離活性汚泥処理槽に供給する低負荷制御工程と、
    前記負荷計測工程により計測された前記原水の負荷が前記設定値以上の場合、前記原水の少なくとも一部を前記担体槽に供給する高負荷制御工程と、
    前記膜分離活性汚泥処理槽での負荷が前記膜分離活性汚泥処理槽の前記設計負荷になるように前記原水の供給量の制御を行う負荷一定制御工程と、
    を備え
    記膜分離活性汚泥処理槽の前記設計負荷は、前記原水の負荷の最小値であ
    前記膜分離活性汚泥処理槽の前記設計負荷のBOD/SS負荷は、0.05〜0.1kgBOD/kgSS/dである、
    廃水処理方法。
  2. 前記高負荷制御工程は、前記担体槽および前記膜分離活性汚泥処理槽それぞれに前記原水を供給する分注工程を備える、
    請求項1に記載の廃水処理方法。
  3. 前記担体槽は複数設けられ、
    前記高負荷制御工程による前記原水の供給量の制御は、前記負荷計測工程により計測された前記原水の負荷に応じた数の前記担体槽で、前記原水が廃水処理されるように行われる、
    請求項1または2に記載の廃水処理方法。
  4. 前記担体槽内に空気を供給する散気工程を備え、
    前記散気工程による前記担体槽内への空気の供給は、前記担体槽での廃水処理が停止されている時に行われる、
    請求項1〜3のいずれかに記載の廃水処理方法。
  5. 前記担体槽内の液体の酸化還元電位を検出する電位計測工程を備え、
    前記散気工程による前記担体槽内への空気の供給は、前記電位計測工程で計測された酸化還元電位が0mV未満の場合に行われる、
    請求項4に記載の廃水処理方法。
  6. 原水を廃水処理する廃水処理装置であって、
    好気性微生物が固定された流動担体を収容する担体槽と、
    前記担体槽で廃水処理された処理水が流入可能であるとともに膜分離装置および活性汚泥を収容する膜分離活性汚泥処理槽と、
    前記原水の負荷を計測する負荷計測装置と、
    前記担体槽及び前記膜分離活性汚泥処理槽への前記原水の供給量を制御する供給量制御装置と、
    を備え、
    前記供給量制御装置には、前記原水の負荷の設定値が予め設定され、
    前記設定値は、前記膜分離活性汚泥処理槽の設計負荷の近傍、かつ、前記設計負荷より大きく設定され、
    前記供給量制御装置は、
    前記負荷計測装置により計測された前記原水の負荷が前記設定値未満の場合、前記原水を前記担体槽に供給することなく、前記原水を前記膜分離活性汚泥処理槽に供給する低負荷制御手段と、
    前記負荷計測装置により計測された前記原水の負荷が前記設定値以上の場合、前記原水の少なくとも一部を前記担体槽に供給する高負荷制御手段と、
    前記膜分離活性汚泥処理槽での負荷が前記膜分離活性汚泥処理槽の前記設計負荷になるように前記原水の供給量の制御を行う負荷一定制御手段と、
    を備え
    記膜分離活性汚泥処理槽の前記設計負荷は、前記原水の負荷の最小値であ
    前記膜分離活性汚泥処理槽の前記設計負荷のBOD/SS負荷は、0.05〜0.1kgBOD/kgSS/dである、
    廃水処理装置。
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