JP5820735B2 - 表面検査方法及び表面検査装置 - Google Patents

表面検査方法及び表面検査装置 Download PDF

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Description

本発明は、例えば、半導体ウェハや、ハードディスクドライブ(HDD)用メディア、メディア用基板等の鏡面状の表面を有する被検査物の表面を検査する表面検査方法及び表面検査装置に関する。
例えば、半導体ウェハや、ハードディスクドライブ(HDD)用メディア、メディア用基板等の製造時に表面に付着した異物等は製造不良の原因となる。したがって、これらの表面を検査して良品であるか否かを判別し、不良が発生した場合には、その原因を究明することが必要不可欠となっている。
このような検査を高速で行うため、例えば、被検査物の表面にレーザなどの光を照射し、その散乱光や回折光を受光して、受光信号の強弱を演算処理することが一般に行われている(特許文献1〜3を参照。)。
具体的に、下記特許文献1には、回転するウェハの表面をレーザ光で走査しながら、ウェハの表面を同心円状に走査し、このウェハの表面に付着した異物等によるレーザ光の散乱光を検出する表面検査装置が開示されている(図1を参照。)。
一方、下記特許文献2には、被検査物の表面に光ビームを照射し、この光ビームが照射された被検査物上の照射領域からの戻り光を、複数の受光部により被検査物の表面に対して異なる受光角度で斜めから受光した後、各受光部での受光量の割合に基づいて、被検査物上の異物の付着状態を判別することが開示されている(図1を参照。)。また、この特許文献2には、そのときの受光角度を約30°〜2°とすることが記載されている。
一方、特許文献3には、被検査物の表面に斜めにレーザ光を照射した際の反射光の強度から被検査物の表面欠陥の有無を検出すること、並びに、反射光による干渉縞から被検査面の表面における凹凸を検出することが開示されている。
特開平06−082376号公報 特開平10−221270号公報 特開平10−132535号公報
しかしながら、上述した従来の表面検査方法によれば、被検査物の表面における異物の存在の有無を高速で検出することは可能であるものの、その異物が被検査物の表面にどのように付着しているかの判別までは不可能であった。
例えば、異物がウェハの表面に軽く付着しているだけの場合には、ウェハを再洗浄することで異物を取り除くことができる。一方、異物がウェハの表面に中程度の強度で付着している場合には、ウェハの表面をワイピングすることで異物を取り除くことができる。一方、異物がウェハの表面に強固に付着している場合には、ウェハの表面を再研磨することで異物を取り除くことが可能である。
しかしながら、上述した従来の表面検査方法では、被検査物の表面に付着した異物がどの程度の強度で付着しているかについては判別できないため、検査後の後工程を適切に行うことが困難であった。
本発明は、このような従来の事情に鑑みて提案されたものであり、被検査物の表面における異物の付着状態を適切且つ速やかに判別することが可能な表面検査方法及び表面検査装置を提供することを目的とする。
本発明は、以下の手段を提供する。
(1) 鏡面状の表面を有する被検査物の表面を検査する表面検査方法であって、
前記被検査物の表面に対して30°以上、90°未満となる斜め方向から光を照射するステップと、
前記斜め方向から照射した光により、前記被検査物の表面で正反射する光と、前記被検査物の表面に付着した異物の表面で反射する光との間で生じる回折光の強度を測定するステップと、
前記斜め方向から照射した光により、前記被検査物の表面に付着した異物の表面で乱反射すると共に、前記被検査物の表面に対して30°以下となる散乱光の強度を測定するステップと、
記回折光の強度と、前記散乱光の強度との測定結果に基づいて、前記被検査物の表面における異物の付着状態を判別するステップとを含むことを特徴とする表面検査方法。
(2) 前記被検査物の表面に対する異物の付着強度を判別することを特徴とする前項(1)に記載の表面検査方法
) 前記回折光を受光部が受光するときの当該受光部に入射する回折光の角度を前記被検査物の表面に照射する光の入射角度と等しくすることを特徴とする前項(1)又は(2)に記載の表面検査方法
) 前記被検査物の表面に照射する光として、レーザー光を用いることを特徴とする前項(1)〜()の何れか一項に記載の表面検査方法。
) 前記被検査物となる円板を中心軸回りに回転させた状態で、この円板の表面に照射する光を半径方向に走査しながら、前記円板の表面を検査することを特徴とする前項(1)〜()の何れか一項に記載の表面検査方法。
) 鏡面状の表面を有する被検査物の表面を検査する表面検査装置であって、
前記被検査物の表面に対して30°以上、90°未満となる斜め方向から光を照射する光照射手段と、
前記斜め方向から照射した光により、前記被検査物の表面で正反射する光と、前記被検査物の表面に付着した異物の表面で反射する光との間で生じる回折光を受光する受光部を有して、この受光部が受光する回折光の強度を測定する第1の光測定手段と、
前記斜め方向から照射した光により、前記被検査物の表面に付着した異物の表面で乱反射すると共に、前記被検査物の表面に対して30°以下となる散乱光を受光する受光部を有して、この受光部が受光する散乱光の強度を測定する第2の光測定手段と、
前記第1の光測定手段が測定した回折光の強度と、前記第2の光測定手段が測定した散乱光の強度との測定結果に基づいて、前記被検査物の表面における異物の付着状態を判別する判別手段とを備えることを特徴とする表面検査装置。
) 前記判別手段は、前記被検査物の表面に対する異物の付着強度を判別することを特徴とする前項()に記載の表面検査装置
) 前記第1の光測定手段の受光部が前記回折光を受光するときの当該受光部に入射する回折光の角度が、前記被検査物の表面に照射する光の入射角度と等しいことを特徴とする前項(6)又は(7)に記載の表面検査装置。
) 前記光照射手段は、前記被検査物の表面にレーザー光を照射することを特徴とする前項()〜()の何れか一項に記載の表面検査装置。
10) 前記被検査物となる円板を中心軸回りに回転させる回転手段と、
前記円板の表面に照射する光を半径方向に走査する走査手段とを備えることを特徴とする前項()〜()の何れか一項に記載の表面検査装置。
11) 前項(1)〜()の何れか一項に記載の表面検査方法を用いて、磁気記録媒体用基板の表面を検査する工程を含むことを特徴とする磁気記録媒体用基板の製造方法。
12) 前項(1)〜()の何れか一項に記載の表面検査方法を用いて、磁気記録媒体の表面を検査する工程を含むことを特徴とする磁気記録媒体の製造方法。
以上のように、本発明によれば、被検査物の表面における異物の付着状態を適切且つ速やかに判別することが可能な表面検査方法及び表面検査装置を提供することが可能である。したがって、本発明によれば、異物が付着した被検査物の再加工等の後処理を適切に行うことが可能であり、これによって被検査物の製品歩留まり(生産性)を高めることが可能である。
図1は、被検査物の表面に付着した異物の形状及びその付着の状態、並びに、それぞれの状態における回折光の強度、散乱光の強度及び異物の付着強度を例示した模式図である。 図2は、本発明で使用される表面検査装置の構成を示す模式図である。 図3は、図1(a)に示す状態と類似した回折光Dの強度及び散乱光Sの強度が得られたときの異物Kの走査型顕微鏡写真である。 図4は、図1(b)に示す状態と類似した回折光Dの強度及び散乱光Sの強度が得られたときの異物Kの走査型顕微鏡写真である。 図5は、図1(c)に示す状態と類似した回折光Dの強度及び散乱光Sの強度が得られたときの異物Kの走査型顕微鏡写真である。 図6は、図1(g)に示す状態と類似した回折光Dの強度及び散乱光Sの強度が得られたときの異物Kの走査型顕微鏡写真である。 図7は、図1(h)に示す状態と類似した回折光Dの強度及び散乱光Sの強度が得られたときの異物Kの走査型顕微鏡写真である。
以下、本発明を適用した表面検査方法及び表面検査装置について、図面を参照して詳細に説明する。
本発明を適用した表面検査方法は、鏡面状の表面を有する被検査物の表面を検査する方法であって、被検査物の表面に対して斜め方向から光を照射するステップと、被検査物の表面に付着した異物によって正反射する光のうち、異物の付着によって回折する回折光の強度を測定するステップと、異物の付着によって乱反射する散乱光の強度を測定するステップと、正反射する回折光の強度と、乱反射する散乱光の強度との測定結果に基づいて、被検査物の表面における異物の付着状態を判別するステップとを含むことを特徴とする。
ここで、本発明の検査対象となる被非検査物としては、例えば、半導体ウェハ(半導体基板)や、HDD用メディア(磁気記録媒体)、メディア用基板(磁気記録媒体用基板)等の円板を挙げることができる。
これらの円板は、平面且つ鏡面状の表面を有するものである。すなわち、本発明では、被検査物の表面で正反射する光のうち、異物の付着によって回折する回折光の強度と、この異物の付着によって乱反射する散乱光の強度とを測定することから、被検査物の表面自体の影響を受けないようにする必要がある。したがって、本発明の検査対象となる被検査物としては、その表面で乱反射や回折が生じない平面且つ鏡面状の表面を有するものが好ましい。
なお、このように平面且つ鏡面状の表面を有する被検査物の表面において、異物の付着によって回折する回折光の強度を測定する際は、回折光そのものの強度を測定する方法に加えて、正反射する光の減衰量から回折光の強度を算出する方法を用いることが可能である。すなわち、被検査物の表面に異物があると、その異物により被検査物の表面での反射が遮られ、被検査物の表面で正反射する光の強度が減衰するため、この正反射する光の減衰量から回折光の強度を算出することが可能である。
ここで、図1(a)〜(d),(f)〜(h)において、被検査物の表面Hに付着した異物Kの形状及びその付着の状態を例示する。また、図1(e)において、被検査物の表面Hに異物Kが付着していない状態を例示する。
なお、図1(a)〜(d),(f)〜(h)は、被検査物の表面Hに付着した異物Kの理想的な形状を例示したものであり、実際の異物Kは必ずしもこのような理想的な形状を有するとは限らない。また、被検査物の表面Hに付着した異物Kは、この被検査物の表面Hにめり込んでいたり、めり込んでいなかったりする場合がある。
例えば、NiPメッキを施したハードディスク用アルミニウム合金基板(被検査物)の研磨面(表面)においては、研磨屑が研磨面に再付着して固着している場合や、研磨砥粒が研磨面に突き刺さって固着している場合、NiPメッキ膜中に異物が混入して、その箇所のメッキ膜の表面に膨れが生じ、その膨れが研磨面に残っている場合、NiPメッキ膜中に混入した異物の一部が研磨面に凸部として表出している場合、NiPメッキ膜組織に異常粒成長が生じて、それが研磨面に凸部として表出している場合などを挙げることができる。
図1(a)は、被検査物の表面Hに球形の異物Kが軽く付着した状態を示している。この図1(a)に示す状態は、例えば、被検査物の表面Hに鏡面研磨を施した際に、その表面Hに研磨材や研磨屑等が洗浄不良により残存した場合や、大気中のダストが被検査物の表面Hに付着した場合などに発生する。
一方、図1(b),(c),(d)は、この順で、図1(a)に示す状態よりも、被検査物の表面Hに付着した異物Kが徐々にめり込みながら、その付着強度が高まった状態を示している。これら図1(b),(c),(d)に示す状態は、例えば、被検査物中に硬度の高い不純物粒子が混入し、その不純物粒子が被検査物の表面Hを研磨加工した際に削り落とせなかった場合や、被検査物の表面Hにメッキ加工を施した際に、メッキ液に異物が混入し、この異物がメッキ膜に取り込まれた場合、被検査物の表面Hで新たな結晶成長が生じた場合などに発生する。
一方、図1(e)は、被検査物の表面Hに異物Kが付着していない状態であり、この状態をもとに被検査物の検査結果を合格品とした場合には、上記図1(a)〜(d)に示す状態は全て不良品となってしまう。
しかしながら、図1(a)に示す状態は、被検査物を再洗浄して異物Kを除去すれば合格品とすることが能性である。一方、図1(b)及び(c)に示す状態は、被検査物の表面Hにワイピング加工を施し、異物Kにせん断力を加えて除去すれば合格品とすることが可能な場合がある。一方、図1(d)に示す状態は、被検査物の表面Hに再研磨加工を施し、異物Kを削り落とせば合格品とすることが可能である。
したがって、被検査物の表面Hにおける異物Kの付着状態が判別できれば、異物Kが付着した検査物の表面Hの後処理を適切に行うことが可能となり、これによって被検査物の製品歩留まり(生産性)を高めることが可能である。
そこで、本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、鏡面状の表面を有する被検査物の表面に対して斜め方向から光を照射し、この被検査物の表面で正反射する光のうち、異物の付着によって回折する回折光の強度と、異物の付着によって乱反射する散乱光の強度との測定結果から、被検査物の表面における異物の付着状態を判別できることを見出した。なお、異物の付着によって回折する回折光の強度は、上述した被検査物の表面での正反射光の減衰量から算出する場合を含む。
具体的に、本発明で使用される表面検査装置の構成を図2に示す。
この表面検査装置は、図2に示すように、被検査物の表面Hに対して斜め方向からレーザー光(光)Lを照射するレーザー光源(光照射手段)1と、被検査物の表面Hで正反射するレーザー光のうち、異物Kの付着によって回折する回折光Dを受光する受光部2aを有して、この受光部2aが受光する回折光Dの強度を測定する第1の光検出器(第1の光測定手段)2と、異物Kの付着によって乱反射する散乱光Sを受光する受光部3aを有して、この受光部3aが受光する散乱光Sの強度を測定する第3の光検出器(第2の光測定手段)3と、第1の光検出器2が測定した回折光Dの強度と、第2の光検出器3が測定した散乱光Sの強度との測定結果に基づいて、被検査物の表面Hにおける異物Kの付着状態を判別する演算器(判別手段)4とを概略備えている。
本発明では、レーザー光源1から出射されて被検査物の表面Hに照射されるレーザー光Lの入射角度αを、被検査物の表面Hに対して30°以上、90°未満(30°≦α<90°)とすることが好ましい。
これは、被検査物の表面Hに付着した異物Kによる散乱光Sを発生し易くするためである。すなわち、レーザー光Lの入射角度αを被検査物の表面Hに対して30°以上、45°未満とした場合には、被検査物の表面Hに付着した異物Kの下面d側にレーザー光Lが直接照射されることによって、レーザー光Lが乱反射し易くなる。これにより、被検査物の表面Hに付着した異物Kによる散乱光Sを発生させることが可能である。
また、レーザー光Lの入射角度αを、被検査物の表面Hに対して45°以上、90°未満(45°≦α<90°)とした場合には、レーザー光Lが被検査物の表面Hで反射し、この反射したレーザー光Lが間接的に異物Kの下面d側に照射されることによって、レーザー光Lが乱反射し易くなる。これにより、更に被検査物の表面Hに付着した異物Kによる散乱光Sを発生させることが可能である。
また、本発明では、被検査物の表面Hに対して斜め方向からレーザー光(光)Lを照射するため、第1の光検出器2の受光部2aが回折光Dを受光するときの当該受光部2aに入射する回折光Dの角度(受光角)βが、被検査物の表面Hに照射するレーザー光Lの入射角度αと等しくなっている(α=β)。
また、本発明では、第2の光検出器3の受光部3aが散乱光Sを受光するときの当該受光部3aに入射する散乱光Sの角度(受光角)γを、被検査物の表面Hに対して30°以下(γ<30°)とすることが好ましい。
これは、上述した被検査物の表面Hに付着した異物Kの下面d側において、レーザー光Lが乱反射することによって、散乱光Sが低い角度で反射されるためである。散乱光Sの角度γを被検査物の表面Hに対して30°以下とした場合には、第2の光検出器3の受光部3aが散乱光Sを受光し易くなり、特に被検査物の表面Hに付着した異物Kの付着強度が判別し易くなる。
なお、散乱光Sの受光角γを回折光Dの受光角βと等しくする場合(β=γ)には、第1の光検出器2の受光部2aを、被検査物の表面Hでレーザー光Lが正反射する位置に設けるのに対し、第2の光検出器3の受光部3aは、それ以外の位置に設けることが好ましい。これにより、散乱光Sを検出する際の回折光Dの影響を避けることができる。
なお、レーザー光源1については、例えば波長が670〜850nmの半導体レーザー又はHe−Neレーザーなどを用いることができる。一方、第1及び第2の光検出器2,3については、例えばフォトダイオードや、光電子増倍管などを用いることができる。
演算部4は、コンピュータ(CPU)等からなり、第1及び第2の光検出器2,3からの測定結果(測定データ)に基づいて、内部に記録された判別プログラムに従って、被検査物の表面Hにおける異物Kの付着状態を判別する。
具体的に、被検査物の表面Hに異物Kが付着している場合には、被検査物の表面Hで反射する光と、異物Kの表面で反射する光との間で干渉や回折が生じるため、被検査物の表面Hで正反射される光のうち、一部の光が回折光となって反射することになる。この場合、第1の光検出器2によって測定される回折光Dの強度は、異物Kが付着していない場合に比べて増加することになる。
また、被検査物の表面Hに異物Kが付着している場合には、レーザー光Lが異物Kによって乱反射するため、被検査物の表面Hで正反射される光のうち、一部の光が散乱光となって反射することになる。この場合、第2の光検出器3によって測定される反射光(散乱光S)の強度は、異物Kが付着していない場合に比べて増加することになる。
ここで、上記図1(a)〜(d)において、それぞれの状態における回折光Dの強度、散乱光Sの強度及び異物Kの付着強度を示す。
異物Kの付着によって回折する回折光Dの強度は、図1(a)〜(d)に示すように、異物Kの表面が球面となる場合において、この異物Kの上面u側の表面積に依存することになる。
このため、回折光Dの強度は、図1(a)〜(c)に示す状態が最も強くなる。一方、図1(d)に示す状態のように、異物Kの上面u側の表面積が小さくなるに従って、回折光Dの強度が徐々に低下していく。そして、(e)に示す状態のように、異物Kが無くなると、回折光Dの強度はゼロ(0)となる。
これに対して、異物Kの付着によって乱反射する散乱光Sの強度は、被検査物の表面Hに対して斜め方向からレーザー光Lが照射されることによって、上述した異物Kの下面d側にもレーザー光Lが照射されることから、この異物Kの下面d側と上面u側との両方の表面積の影響を受けることになる。
このため、散乱光Sの強度は、図1(a)に示す状態が最も強くなる。一方、図1(b)〜(d)に示す状態のように、球形の異物Kが被検査物の表面Hにめり込むに従い、異物Kの下面d側の表面積が小さくなるため、散乱光Sの強度が徐々に低下していく。そして、(e)に示す状態のように、異物Kが無くなると、回折光Dの強度はゼロ(0)となる。
特に、この散乱光Sの強度は、異物Kの上面u側よりも下面d側の表面積の影響を受け易い。これは、異物Kの下面dで反射されたレーザー光Lが、更に被検査物の表面Hで反射されるなど、乱反射を繰り返すためである。一方で、異物の上面uで反射されたレーザー光は、反射を繰り返すことなく、回折光Dの強度を高める方向に作用する。
ここで、図1(f)は、半球状の異物Kが被検査物の表面Hに付着した状態であり、上記図1(c)に示す場合と同じである。一方、図1(g),(h)は、この順で、図1(f)に示す状態よりも、被検査物の表面Hに付着した異物Kが徐々に扁平しながら、その付着強度が徐々に高まった状態を示している。
異物Kの付着によって回折する回折光Dの強度は、図1(f)〜(h)に示すように、上述した異物Kの上面u側の表面積に依存する傾向がある。このため、回折光Dの強度は、図1(f)に示す状態が最も弱く、図1(g),(h)に示す状態のように、異物Kが扁平化し、その上面u側の表面積が大きくなるに従って、回折光Dの強度が徐々に強まっていく。
これに対して、異物Kの付着によって乱反射する散乱光Sの強度は、上述した異物Kの上面u側よりも下面d側の表面積の影響を受け易いため、図1(f)〜(h)に示すように、上記下面dを持たない扁平の異物Kでは、正反射方向への反射が多くなり、その結果、散乱光Sの強度が僅かに減少することになる。
以上の測定結果から、図1(a),(b)に示す状態のように、異物Kの付着強度が低い場合には、回折光Dの強度及び散乱光Sの強度が高くなる。一方、図1(c),(d)に示す状態のように、異物Kの付着強度が高まるに従って、回折光Dの強度及び散乱光Sの強度が低くなる。一方、図1(g),(h)に示す状態のように、異物Kが扁平になるに従って、この異物Kの付着強度が高まる。この場合、散乱光Sの強度が低くなる一方で、回折光Dの強度が高くなる。
以上のようにして、本発明では、正反射する回折光Dの強度と、乱反射する散乱光Sの強度との測定結果に基づいて、被検査物の表面Hにおける異物Kの付着状態を判別することが可能である。特に、本発明では、異物Kの付着強度を判別することが可能である。
また、本発明では、図示を省略するものの、上記図2に示す表面検査装置の構成に加えて、被検査物となる円板を中心軸回りに回転させる回転ステージ(回転手段)と、円板の表面Hに照射するレーザー光Lを半径方向に走査する走査ステージ(走査手段)とを備えた構成としてもよい。
このうち、回転手段については、公知のサーボモータなどを用いることができ、走査手段については、公知のリニアステージやリニアアクチュエータなどを用いることができる。
この場合、円板を中心軸回りに回転させた状態で、この円板の表面Hに照射するレーザー光Lを半径方向に走査しながら、円板の表面Hを全周に亘って高速で検査することが可能となる。
また、本発明では、上記図1(a)〜(d),(f)〜(h)において、異物Kの形状を理想化して説明したものの、異物Kの実際の形状でも、上述した回折光Dの強度、散乱光Sの強度及び異物Kの付着強度において、同じ傾向を示すことがわかった。
例えば、図3〜図7は、上記図1(a)〜(c),(g),(h)に示す状態と類似した回折光Dの強度及び散乱光Sの強度が得られたときの異物Kの走査型顕微鏡写真である。なお、これら図3〜図7に示す何れの写真も、NiPメッキを施したハードディスク用アルミニウム合金基板(被検査物)の研磨面(表面)に付着した異物を示している。
具体的に、図3は、上記図1(a)に示す状態と類似した回折光Dの強度及び散乱光Sの強度が得られたときの異物Kの走査型顕微鏡写真である。図3に示すように、基板の表面には研磨砥粒が付着している。この場合、基板の再洗浄を行うことによって、このような異物を除去することが可能である。
一方、図4は、上記図1(b)に示す状態と類似した回折光Dの強度及び散乱光Sの強度が得られたときの異物Kの走査型顕微鏡写真である。図4に示すように、基板の表面には研磨屑が固着している。この場合、研磨屑が研磨面にめり込んでいることが予想されるため、基板の再洗浄又は織布によるワイピングを行うことによって、このような異物を除去することが可能である。
一方、図5は、上記図4は、図1(c)に示す状態と類似した回折光Dの強度及び散乱光Sの強度が得られたときの異物Kの走査型顕微鏡写真である。図5に示すように、NiPメッキ工程においてメッキ液に球状の異物が混入することによって、この異物が基板の表面に表出している。この場合、基板の再洗浄又は織布によるワイピングによって異物を除去することは困難であるが、基板の再研磨を行うことによって、このような異物を除去することが可能である。
一方、図6は、上記図1(g)に示す状態と類似した回折光Dの強度及び散乱光Sの強度が得られたときの異物Kの走査型顕微鏡写真である。図6に示すように、基板の表面には、NiPメッキ工程においてメッキ液に複雑形状の異物が混入することによって、この異物の影響が基板の表面に表出している。この場合、基板の再洗浄又は織布によるワイピングによって異物を除去することは困難であるが、基板の再研磨を行うことによって、このような異物を除去することが可能である。
一方、図7は、上記図1(h)に示す状態と類似した回折光Dの強度及び散乱光Sの強度が得られたときの異物Kの走査型顕微鏡写真である。図7に示すように、NiPメッキ工程においてメッキ液に異物が混入することによって、メッキ膜に凸部が生じ、この凸部が基板の表面に表出している。この場合、基板の再洗浄又は織布によるワイピングによって異物を除去することは困難であるが、凸部の幅によっては基板の再研磨を行うことによって、このような異物を除去することが可能な場合もある。
以上のようにして、上記図2に示す演算器4では、第1の光検出器2が測定した回折光Dの強度と、第2の光検出器3が測定した散乱光Sの強度との測定結果から、上記図1の(a)〜(d),(f)〜(h)に示すような異物Kの付着状態及びその付着強度の違いに基づく判別を行うことが可能である。
また、本発明では、判別結果の更なる精度向上を図るために、上記図3〜図7に示すような実際の異物Kから測定される回折光Dの強度と散乱光Sの強度との測定結果に基づいて、異物Kの付着状態及びその付着強度の違いを判別できるように、その判別条件を設定することが好ましい。
以下、実施例により本発明の効果をより明らかなものとする。なお、本発明は、以下の実施例に限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲で適宜変更して実施することができる。
(実施例1)
実施例1では、以下の条件にてハードディスク用基板アルミニウム合金基板を製造した。具体的には、先ず、外径65mm、内径20mm、厚さ1.3mmのドーナツ状のアルミニウム合金製ブランク材(5086相当品)の内外周端面及びデータ面を旋削加工した後、全面に厚さ約10μmの無電解Ni−Pめっき処理を施した。
次に、この基板を研磨加工を施した。研磨盤には、上下一対の定盤を備えるラッピングマシーンを用いて、互いに逆向きに回転する定盤の間で25枚の基板を挟み込み、基板の表面に研磨液を供給しながら、これら基板の両面を定盤に設けられた研磨パッドにより研磨した。このときの研磨パッドには、スウエードタイプ(Filwel製)を用い、研磨盤には、3ウエイタイプ両面研磨機(システム精工社製、11B型)を1段目の研磨(粗研磨)と2段目の研磨(仕上げ研磨)用の各1台を用いて、研磨液を500ml/分で供給しながら、定盤の回転数を20rpm、加工圧力を110g/cmとし、片面当たりの研磨量は1段目の研磨を約1.5μmとした。
第1の研磨盤を用いた1段目の研磨工程(粗研磨工程)では、上記D50の値が0.4μmの破砕シリカ砥粒を、キレート剤、酸化剤を添加したpH1.5の酸性領域に調整した水溶液中に5質量%分散させた研磨スラリーを供給しながら6分間研磨した。
1段目の研磨工程の後、研磨された基板を水洗し、第2の研磨盤を用いて、2段目の研磨工程(仕上げ研磨工程)を行った。この2段目の研磨では、上記D50の値が10nmのコロイダルシリカ砥粒を、キレート剤、酸化剤を添加したpH1.5の酸性領域に調整した水溶液中に7質量%分散させた研磨スラリーで5分間研磨を行った。片面当たりの研磨量は2段目では約0.5μmとした。その後、基板を水洗し、10000枚の基板を製造した。
次に、製造した10000枚の基板に対して、表面に付着した異物の有無を確認するため、公知のディスク表面検査装置(日立ハイテクノロジーズ製、NS7000R)を使用して、基板の表面検査を行った。このディスク表面検査装置は、レーザー光を基板の表面に照射し、その回折光及び散乱光から基板の表面に付着した異物を検出する基本構造を有する。
また、このディスク表面検査装置を用いた場合、基板の全面を評価することが可能である。具体的には、基板を中心軸回りに高速で回転させる機構と、レーザー光を基板の半径方向に走査することで、基板の表面を全周に亘って走査し、1枚当たり数秒以内で評価を完了することができる。
また、このディスク表面検査装置では、レーザー光の入射角及び回折光の受光角は約50°、散乱光の受光角は約20°である。
実施例1で製造した基板の評価は、0.4μm以上の異物の存在が確認された基板において、回折光の強度が7000mV以上で、散乱光の強度が3000mV以上の異物のみの場合(ケース1)は、再洗浄処理を行った。一方、回折光の強度が7000mV未満で、散乱光の強度が3000mV未満の異物が含まれ、且つ、回折光の強度が7000mV以上で、散乱光の強度が3000mV未満の異物が含まれない場合(ケース2)は、再研磨処理及び再洗浄処理を行った。一方、回折光の強度が7000mV以上で、散乱光の強度が3000mV未満の異物が含まれる場合(ケース3)は、不良品とした。
なお、再研磨は仕上げ研磨工程のみとし、研磨時間は2分間とした。また、ケース1は、付着強度の低い異物のみの場合、ケース2は、付着強度が中程度の異物があり、付着強度の高い異物が存在しない場合、ケース3は、付着強度の高い異物が存在する場合に相当するため、ケース1及びケース2の基板について、再洗浄処理や、再研磨処理及び再洗浄処理を行った後、同様の方法で異物の評価を行い、再度、0.4μm以上の異物の存在が確認された場合は不良品とした。
これら10000枚の基板の評価結果及び再処理後評価結果を表1に示す。
表1に示すように、ケース1の基板については、再処理により70%以上を良品とすることができた。また、ケース2の基板については、再処理により20%以上を良品とすることができた。
その結果、本発明の表面検査方法を基板の全数検査工程に用いることで、異物が存在する基板の全てを不良品とする場合、又は、異物が存在する基板の全てを再研磨処理及び再洗浄処理を行う場合に比べて、ハードディスク用基板アルミニウム合金基板を製造する際の生産性を高めることができた。
(実施例2)
実施例2では、ハードディスク用メディアの製造を行った。具体的には、先ず、ハードディスク用アルミニウム合金基板をセットした真空チャンバを予め1.0×10−5Pa以下に真空排気した。ここで使用した基板は、外径が65mm、内径が20mm、平均表面粗さ(Ra)が2オングストローム(単位:Å、0.2nm)である。
次に、この基板にDCスパッタリング装置(アネルバ社製、C−3040)を用いて、軟磁性層として層厚60nmのFeCoB膜、中間層として層厚10nmのRu膜と、記録磁性層として層厚15nmの70Co−5Cr−15Pt−10SiO合金膜、層厚14nmの70Co−5Cr−15Pt合金膜とをこの順で積層した。
次に、この上に、レジストをスピンコート法により塗布し、層厚100nmのレジスト層を形成した。なお、レジストには、紫外線硬化樹脂であるノボラック系樹脂を用いた。そして、磁気記録パターンのポジパターンを有するガラス製のスタンプを用いて、このスタンプを1MPa(約8.8kgf/cm)の圧力でレジスト層に押し付けた状態で、波長250nmの紫外線を、紫外線の透過率が95%以上であるガラス製のスタンプの上部から10秒間照射し、レジスト層を硬化させた。その後、スタンプをレジスト層から分離し、レジスト層に磁気記録パターンに対応した凹凸パターンを転写した。
なお、レジスト層に転写した凹凸パターンは、271kトラック/インチの磁気記録パターンに対応しており、凸部が幅64nmの円周状、凹部が幅30nmの円周状であり、レジスト層の層厚は65nm、レジスト層の凹部の深さは約5nmであった。また、凹部の基板面に対する角度は、ほぼ90度であった。
次に、レジスト層の凹部の箇所をドライエッチングで除去した。ドライエッチングの条件は、Oガスを40sccm、圧力を0.3Pa、高周波プラズマ電力を300W、DCバイアスを30W、エッチング時間を10秒とした。
次に、記録磁性層でマスク層に覆われていない箇所をイオンビームで加工した。イオンビームは、窒素ガス40sccm、水素ガス20sccm、ネオン20sccmの混合ガスを用いて発生させた。イオンの量は5×1016原子/cm、加速電圧は20keV、エッチング速度は0.1nm/秒とし、エッチング時間を90秒とした。なお、記録磁性層の加工深さは15nmで、その加工位置の下の約14nmの厚さの記録磁性層はイオンビームの注入により非晶質化し保磁力が約80%低下していた。
次に、この表面に、シルセスキオキサン骨格含有有機化合物膜をスピンコート法で形成した。スピンコートは、組成物0.5mlをスピンコーター内にセットした基板上に滴下し、基板を500rpmで5秒間回転、次いで3000rpmで2秒間、さらに5000rpmで20秒間回転させることにより行った。そして、基板表面に有機化合物膜を塗布した後、この有機化合物膜に紫外線を照射して硬化させた。
次に、この基板の表面に湿式研磨加工を施した。研磨加工の条件は以下の通りである。すなわち、研磨液に含まれる砥粒については、1次粒子が50nm、2次粒子が300nm、濃度1質量%のクラスター状のダイヤモンド粒子を用いた。これに、研磨助剤としてパラトルエンスルホン酸ナトリウムを濃度5質量%、ベンゾトリアゾールを濃度0.1質量%添加した。なお、研磨液の溶媒には純水を用いた。研磨液は、1cc/分の滴下速度で加工が開始される前に2秒間滴下した。
また、厚さ2mmの発泡ウレタン製の研磨パッドを使用し、平面定盤の回転数は100rpm、基板の回転数は60rpm、非磁性基板の揺動速度は、揺動幅を2cmとして2回/秒のサイクルとした。また、基板に対する押付荷重は、0.5kgf/cmとし、研磨時間は60秒とした。
次に、純水を用いて基板をスピン洗浄した後、基板の研磨面を、実施例1と同様にディスク表面検査装置(日立ハイテクノロジーズ製、NS7000R)を使用して調べた。
実施例2で製造した基板の表面検査は、装置の検出限界(推定で0.1μm以下。)までの異物の検出を行い、回折光の強度が5000mV以上で、散乱光の強度が2000mV以上となる異物の箇所(箇所1)と、回折光の強度が5000mV未満で、散乱光の強度が2000mV未満となる異物の箇所(箇所2)と、回折光の強度が5000mV以上で、散乱光の強度が2000mV未満となる異物の箇所(箇所3)に分類した。なお、箇所1は、洗浄不良による砥粒又は研磨屑の付着箇所、箇所2は、洗浄不良による研磨助剤の付着箇所、箇所3は、研磨粒の基板への突き刺さり箇所に相当する。
評価の結果、箇所1は25点、箇所2は51点、箇所3は認められなかった。このため、これらの基板について再洗浄を行い、その後に基板表面の付着物の再評価を行い、箇所1〜3の全てが消失したことを確認した。
その後、イオンビームエッチングを用いて基板表面を1nm程度エッチングし、CVD法にてDLC膜を厚さ4nm形成し、潤滑剤を2nm塗布して磁気記録媒体を作製した。
この磁気記録媒体について、圧電素子付きヘッドを備えたグライドテスターを用いて、ヘッドのグライド高さ(ヘッドと、表面に欠陥が無いとした場合の磁気記録媒体の表面との距離)を30nmとし評価を行った。
その結果、磁気記録媒体の表面には突起物は認められなかった。したがって、本発明の表面検査方法を磁気記録媒体の全数検査工程に用いることにより、磁気記録媒体(ハードディスク用メディア)の製造工程を適切に行い、表面平滑性の高いメディアを製造することができた。
(実施例3)
実施例3では、先ず、洗浄済みのガラス基板(コニカミノルタ社製、外形2.5インチ)をDCマグネトロンスパッタ装置(アネルバ社製、C−3040)の成膜チャンバ内に収容して、到達真空度1×10−5Paとなるまで成膜チャンバ内を排気した後、このガラス基板の上に、60Cr−40Tiターゲットを用いて層厚10nmの密着層を成膜した。また、この密着層の上に、46Fe−46Co−5Zr−3B{Fe含有量46原子%、Co含有量46原子%、Zr含有量5原子%、B含有量3原子%}のターゲットを用いて100℃以下の基板温度で、層厚34nmの軟磁性層を成膜し、この上にRu層を層厚0.76nmで成膜した後、さらに46Fe−46Co−5Zr−3Bの軟磁性層を層厚34nm成膜して、これを軟磁性下地層とした。
次に、上記軟磁性下地層の上に、Ni−6W{W含有量6原子%、残部Ni}ターゲット、Ruターゲットを用いて、それぞれ5nm、20nmの層厚で順に成膜し、これを配向制御層とした。
次に、配向制御層の上に、多層構造の磁性層として、層厚3nmのCo12Cr16Pt−16TiOと、層厚3nmのCo5Cr22Pt−4SiO2−3Cr−2TiOと、層厚0.5nmのRu47.5Coと、層厚3nmのCo15Cr16Pt6Bとを積層した。
次に、CVD法により層厚2.5nmの炭素保護層を成膜し、実施例3の磁気記録媒体1000枚を得た。
次に、この磁気記録媒体の表面に、ディッピング法によりパーフルオロポリエーテルからなる潤滑剤膜を厚さ15オングストロームで形成した。
次に、潤滑剤を塗布した磁気記録媒体に対してワイピング処理を施した。ワイピングテープには、ナイロン樹脂とポリエステル樹脂による線径2μmの剥離型複合繊維を用いた。ワイピング処理は、磁気記録媒体の回転数を300rpm、ワイピングテープの送り速度を10mm/秒、ワイピングテープを磁気記録媒体に押し当てる際の押圧力を98mN、処理時間を5秒間とした。
次に、ワイピング処理を施した磁気記録媒体に対してバーニッシュ処理を施した。バーニッシュテープには、ポリエチレンテレフタレート製のフィルム上に、平均粒径0.5μmの結晶成長タイプのアルミナ粒子をエポキシ樹脂で固着したものを用いた。バーニッシュ処理は、磁気記録媒体の回転数を300rpm、研磨テープの送り速度を10mm/秒、研磨テープを磁気ディスクに押し当てる際の押圧力を98mN、処理時間を5秒間とした。
次に、得られた磁気記録媒体の表面を、実施例1と同様にディスク表面検査装置(日立ハイテクノロジーズ社製、NS7000R)を使用して調べた。
実施例3で製造した基板の表面検査は、装置の検出限界(推定で0.1μm以下。)までの異物の検出を行い、回折光の強度が5000mV以上で、散乱光の強度が2000mV以上となる異物の箇所(箇所4)と、回折光の強度が5000mV未満で、散乱光の強度が2000mV未満となる異物の箇所(箇所5)と、回折光の強度が5000mV以上で、散乱光の強度が2000mV未満となる異物の箇所(箇所6)に分類した。なお、箇所4は、バーニッシュ処理時の砥粒又は研磨屑の付着箇所、箇所5は、ワイピング処理時のワイピング屑の付着箇所、箇所6は、バーニッシュ処理時の研磨粒の磁気記録媒体への突き刺さり箇所に相当する。
その結果、箇所4のみの磁気記録媒体は15枚(ケース5)、箇所5を含み箇所6を含まない磁気記録媒体は12枚(ケース6)、箇所6を含む磁気記録媒体は13枚(ケース7)であった。
その後、ケース5,6の磁気記録媒体については、再度、バーニッシュ処理と表面検査を行ったところ、全ての磁気記録媒体の異物が除去された。また、ケース7の磁気記録媒体の表面を微分干渉型光学顕微鏡(1000倍)で観察したところ、全ての磁気記録媒体の表面にアルミナ粒子の突き刺さりが見つかった。
したがって、本発明の表面検査方法を磁気記録媒体の全数検査工程に用いることにより、製造時の不良品の判別を適切に行うことが可能となった。
1…レーザー光源(光照射手段) 2…第2の光検出器(第1の光測定手段) 2a…受光部 3…第2の光検出器(第2の光測定手段) 3a…受光部 4…演算器(判定手段) L…レーザー光 D…回折光 S…散乱光

Claims (12)

  1. 鏡面状の表面を有する被検査物の表面を検査する表面検査方法であって、
    前記被検査物の表面に対して30°以上、90°未満となる斜め方向から光を照射するステップと、
    前記斜め方向から照射した光により、前記被検査物の表面で正反射する光と、前記被検査物の表面に付着した異物の表面で反射する光との間で生じる回折光の強度を測定するステップと、
    前記斜め方向から照射した光により、前記被検査物の表面に付着した異物の表面で乱反射すると共に、前記被検査物の表面に対して30°以下となる散乱光の強度を測定するステップと、
    記回折光の強度と、前記散乱光の強度との測定結果に基づいて、前記被検査物の表面における異物の付着状態を判別するステップとを含むことを特徴とする表面検査方法。
  2. 前記被検査物の表面に対する異物の付着強度を判別することを特徴とする請求項1に記載の表面検査方法。
  3. 前記回折光を受光部が受光するときの当該受光部に入射する回折光の角度を前記被検査物の表面に照射する光の入射角度と等しくすることを特徴とする請求項1又は2に記載の表面検査方法。
  4. 前記被検査物の表面に照射する光として、レーザー光を用いることを特徴とする請求項1〜の何れか一項に記載の表面検査方法。
  5. 前記被検査物となる円板を中心軸回りに回転させた状態で、この円板の表面に照射する光を半径方向に走査しながら、前記円板の表面を検査することを特徴とする請求項1〜の何れか一項に記載の表面検査方法。
  6. 鏡面状の表面を有する被検査物の表面を検査する表面検査装置であって、
    前記被検査物の表面に対して30°以上、90°未満となる斜め方向から光を照射する光照射手段と、
    前記斜め方向から照射した光により、前記被検査物の表面で正反射する光と、前記被検査物の表面に付着した異物の表面で反射する光との間で生じる回折光を受光する受光部を有して、この受光部が受光する回折光の強度を測定する第1の光測定手段と、
    前記斜め方向から照射した光により、前記被検査物の表面に付着した異物の表面で乱反射すると共に、前記被検査物の表面に対して30°以下となる散乱光を受光する受光部を有して、この受光部が受光する散乱光の強度を測定する第2の光測定手段と、
    前記第1の光測定手段が測定した回折光の強度と、前記第2の光測定手段が測定した散乱光の強度との測定結果に基づいて、前記被検査物の表面における異物の付着状態を判別する判別手段とを備えることを特徴とする表面検査装置。
  7. 前記判別手段は、前記被検査物の表面に対する異物の付着強度を判別することを特徴とする請求項に記載の表面検査装置。
  8. 前記第1の光測定手段の受光部が前記回折光を受光するときの当該受光部に入射する回折光の角度が、前記被検査物の表面に照射する光の入射角度と等しいことを特徴とする請求項6又は7に記載の表面検査装置。
  9. 前記光照射手段は、前記被検査物の表面にレーザー光を照射することを特徴とする請求項の何れか一項に記載の表面検査装置。
  10. 前記被検査物となる円板を中心軸回りに回転させる回転手段と、
    前記円板の表面に照射する光を半径方向に走査する走査手段とを備えることを特徴とする請求項の何れか一項に記載の表面検査装置。
  11. 請求項1〜の何れか一項に記載の表面検査方法を用いて、磁気記録媒体用基板の表面を検査する工程を含むことを特徴とする磁気記録媒体用基板の製造方法。
  12. 請求項1〜の何れか一項に記載の表面検査方法を用いて、磁気記録媒体の表面を検査する工程を含むことを特徴とする磁気記録媒体の製造方法。
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