JP5810922B2 - 電源回路遮断装置 - Google Patents

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Description

本発明は、レバーを備えた電源回路遮断装置に関する。
従来、サービスプラグなどの名称で呼ばれる電源回路遮断装置として、例えば下記特許文献1に記載のものが知られている。この電源回路遮断装置は、回動可能なレバーを有する可動側ハウジングと、この可動側ハウジングに嵌合可能な待受側ハウジングとを備えて構成されており、レバーを回動操作することによって可動側ハウジングと待受側ハウジングとが嵌合および離脱するようになっている。可動側ハウジングの内部には、待受側ハウジングに設けられた待受側電源端子に接続可能な可動側電源端子が設けられており、両ハウジングが嵌合状態になると待受側電源端子に可動側電源端子が接続されて電源回路が閉じられ、両ハウジングが離脱状態になると可動側電源端子が待受側電源端子とが非接続状態となって電源回路が開くようになっている。
ところで、電源回路に電力が供給された状態で可動側ハウジングを待受側ハウジングから取り外すと、待受側電源端子と可動側電源端子との間でアーク放電が発生する虞がある。このため、電源回路には、待受側電源端子と可動側電源端子とが非接続状態となる前に、予め電源回路を遮断する手段として、インターロック回路が設けられている。インターロック回路は、待受側ハウジングに設けられた待受側検知端子と可動側ハウジングに設けられた可動側検知端子とを備えており、両ハウジングが嵌合した後、レバーをスライドさせることで、待受側検知端子と可動側検知端子とが接続されて、閉じれらた電源回路が通電状態になるようになっている。そして、電源回路を非通電状態にするに際には、スライドさせたレバーを逆方向にスライドさせて、待受側検知端子と可動側検知端子とを非接続状態にして電源回路を非通電状態とした後、レバーを回動させて両ハウジングを離脱状態にすることで、電源回路が開くようになっている。
特開2002−343169号公報
ところで、上記の電源回路遮断装置によると、電源回路を遮断するときだけでなく、両ハウジングを嵌合させて、待受側検知端子と可動側検知端子とを接続する際にも、レバーの回動操作とレバーのスライド操作との2アクションの操作を実施することになる。このため、作業者によっては、レバーを回動させて両ハウジングを嵌合させる1アクションの操作のみで、嵌合作業が終わったと思い込み、スライド動作を行わず、嵌合作業を完了させずに作業を終了させてしまう虞がある。
この対策として、両ハウジングの嵌合および離脱の双方の動作を1アクションの操作で行うようにすることも考えられるが、離脱の際のレバー操作が早過ぎる場合には、待受側検知端子と可動側検知端子とが非接続状態となって電源回路が非通電状態となる前に、待受側電源端子から可動側電源端子が取り外されて、アーク放電が発生する虞がある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、電源回路が非通電状態になってから電源回路を遮断すると共に、嵌合作業が確実に行われるようにすることを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として本発明は、ハウジングと、操作部を有し、前記操作部を操作することにより離脱位置と嵌合位置との間を移動可能に前記ハウジングに支持されたレバーと、前記レバーを前記離脱位置から前記嵌合位置に移動させることにより前記ハウジングと嵌合し、前記レバーを前記嵌合位置から前記離脱位置に移動させることにより前記ハウジングから離脱する相手側ハウジングと、両ハウジングの嵌合に伴って、前記ハウジングに設けられた可動側検知端子と前記相手側ハウジングに設けられた待受側検知端子とが接続状態となることでON状態となって電源回路を通電状態に切り替え、前記両ハウジングの離脱に伴って、前記可動側検知端子と前記待受側検知端子とが非接続状態となることでOFF状態となって前記電源回路を非通電状態に切り替えるインターロック回路とを備え、両ハウジング離脱ることにより、前記インターロック回路がOFF状態になった後、前記電源回路を開いて遮断する電源回路遮断装置であって、前記レバーに弾性変位可能に設けられた弾性片と、前記弾性片突出して設けられた当接部と、前記レバーの移動に伴って前記当接部が移動する移動経路内に配されるように前記ハウジングに設けられ、前記レバーを前記離脱位置から前記嵌合位置に移動させる際には前記当接部が乗り上げて前記弾性片が弾性変形することで前記レバーの移動許容されるものの、前記レバーを前記嵌合位置から前記離脱位置に移動させる過程では前記インターロック回路がOFF状態となって前記電源回路が開く前に、前記ハウジング内において前記当接部と当接して係止し前記レバーの移動を規制する規制部と、前記レバーの前記弾性片押圧操作可能に設けられ、押圧操作することにより前記弾性片を弾性変位させて前記規制部と前記当接部との当接状態を解除して前記レバーの前記嵌合位置から前記離脱位置への移動規制を解除する解除部とを備え、前記解除部は、前記レバーが嵌合位置に配されて前記電源回路が通電状態の時には前記両ハウジングのいずれか一方に収容されて押圧操作ができなくなっており、前記操作部を操作して前記レバーを前記嵌合位置から前記離脱位置に移動させる途中において前記当接部と前記規制部とが当接する際に、前記両ハウジングの何れか一方から露出して前記押圧操作が可能となるところに特徴を有する。
このような構成の電源回路遮断装置によると、両ハウジングが嵌合状態の時には、両ハウジングの何れか一方に解除部が隠れた状態となっていて、解除部を操作する事が出来ない。一方、両ハウジングを離脱させる際には、電源回路が非通電状態に切り替えられると解除部が現れて、レバーが規制部によって移動規制される。そして、レバーを持ち替えて解除部を操作しながら再度レバーを移動させ、両ハウジングを離脱させて電源回路を遮断する。
すなわち、両ハウジングを離脱させる際には、まず、規制部によって移動規制されるまでレバーを移動させ、レバーを持ち替えて現れた解除部を操作することで再度レバーを移動させる2アクションの操作を必ず行わせるようにすることで、インターロック回路が非通電状態切り替えられるタイミングと、電源回路が開いて遮断されるタイミングとをずれるようにすることができる。これにより、電源回路が完全に非通電状態に切り替わった後に、電源回路を開いて遮断させることができ、電源回路を開いて遮断する際に、アーク放電が発生することを防止することができる。
また、両ハウジングが嵌合状態の時には、解除部が隠れていて操作する事が出来ず、解除部が現れてからでないと解除操作できないようになっていることから、解除部を不正に操作することを防止することができる。
また、両ハウジングを嵌合させる際には、レバーが一側から他側へ移動することが許容されることから、1アクションのレバー操作により、電源回路を閉じた後に、インターロック回路を確実に切り替えることができる。これにより、嵌合作業を確実に行わせることができる。
また、両ハウジングを嵌合させる際には、当接部が規制部を乗り越えてレバーが移動規制されずに1アクションで移動可能となり、両ハウジングを離脱させる際には、当接部と規制部とが当接してレバーの移動が規制され、解除部を押圧して解除操作することでレバーが再度移動可能となる2アクションでレバーを移動させることができる。
本発明の実施の態様として、以下の構成が好ましい。
前記当接部および前記規制部は、前記両ハウジングを嵌合させる際に、互いに乗り上げて摺動する案内面をそれぞれ備えている構成としてもよい。
このような構成によると、互いの案内面を摺動させて、レバーを一側から他側に移動させることができるので、両ハウジングを嵌合させる際のレバー操作を円滑にすることができる。これにより、レバー操作が確実に1アクションで行われ、嵌合作業を確実に完了させることができる。
前記両ハウジングの何れか一方には、前記両ハウジングが嵌合状態の時に、前記レバーを包囲して保護する覆い部を有しており、前記解除部は、前記両ハウジングが嵌合状態の時に、前記両ハウジングの何れか一方と前記覆い部との間に配されている構成としてもよい。
このような構成によると、レバーを保護する覆い部と両ハウジングのいずれか一方との間の隙間に解除部を配することができるので、解除部を収容して隠す部分を別途設ける必要がない。これにより、解除部を収容する部分を別途設ける場合に比べて、電源回路遮断装置の構造が複雑化することを抑制することができる。
本発明によれば、電源回路が非通電状態になってから電源回路を遮断すると共に、嵌合作業が確実に行われるようにすることができる。
実施形態1における可動側ハウジングと待受側ハウジングとが嵌合した状態を示す側面図であって、レバーが嵌合位置に配された状態を示す側面図 実施形態1における待受側ハウジングの規制部とレバーの当接部とが当接した状態を示す側面図 実施形態1における待受側ハウジングから可動側ハウジングが離脱した状態を示す側面図であって、レバーが離脱位置に配された状態を示す側面図 図2に対応する平面図 図4のA−A線断面図 実施形態1における待受側ハウジングと可動側ハウジングとが浅く嵌合した状態を示す平面図であって、規制部の規制部側案内面と当接部の当接部側案内面とが当接した状態を示す平面図 図6のB−B線断面図 図1に対応する断面図 図2に対応する断面図であって、待受側検知端子と可動側検知端子とが非接続となった状態を示す断面図 図6に対応する断面図であって、待受側電源端子と可動側電源端子とが非接続となった状態を示す断面図 図3に対応する断面図 実施形態2における可動側ハウジングと待受側ハウジングとが嵌合した状態を示す斜視図であって、レバーが嵌合位置に配された状態を示す斜視図 実施形態2における待受側ハウジングから可動側ハウジングが離脱した状態を示す斜視図であって、レバーが離脱位置に配された状態を示す斜視図 図12に対応する側面図 実施形態2におけるレバーが僅かに離脱位置側へ移動した状態を示す側面図 図13に対応する側面図 図14に対応する断面図 図15に対応する断面図であって、規制部と解除部とが当接した状態を示す側面図 図16に対応する断面図
<実施形態1>
本発明の実施形態1について図1乃至図11を参照して説明する。
本実施形態は、電気自動車やハイブリッド自動車などの車両(図示せず)の電源回路に接続されるサービスプラグ10(「電源回路遮断装置」の一例)を例示している。サービスプラグ10は、図3に示すように、レバー21を有する可動側ハウジング(「ハウジング」の一例)20と、車両に固定される待受側ハウジング(「相手側ハウジング」の一例)50とを備えて構成されている。レバー21は、可動側ハウジング20に回動可能に支持されており、レバー21を回動操作することによって可動側ハウジング20と待受側ハウジング50とが嵌合および離脱されるようになっている。なお、以下の説明において前後方向とは、両ハウジング20,50の嵌合および離脱方向を基準とし、それぞれ相手ハウジングに対して嵌合させる方向を前方とする。
待受側ハウジング50は、車両に搭載された大容量のバッテリからの電力を供給する電源回路(図示せず)に接続されている。このため、電気系統のメンテナンスを実施するような場合には、可動側ハウジング20を待受側ハウジング50から離脱させることによって電源回路を開いた上でメンテナンスを実施する。詳細には、電源回路は、バッテリに接続された接続部Xと、可動側ハウジング20に設けられた可動側電源端子23とを、待受側ハウジング50に設けられた中継端子54を介して接続することによって構成されている。そして、可動側ハウジング20を待受側ハウジング50から離脱させると、中継端子54と可動側電源端子23とが非接触状態となり、電源回路が開いた状態となってバッテリからの電力供給が遮断される。
ところで、電源回路に電力が供給された通電状態で可動側ハウジング20を車両から取り外すと、中継端子54と可動側電源端子23との間でアーク放電が発生する虞がある。このため、サービスプラグ10には、電源回路を開く前に電源回路を非通電状態とする手段として、インターロック回路が設けられている。
このインターロック回路は、可動側ハウジング20に設けられた可動側検知端子26と待受側ハウジング50に設けられた待受側検知端子57とを備えており、両ハウジング20,50の嵌合に伴って、可動側検知端子26と待受側検知端子57とが接続状態となることでON状態となって電源回路を通電状態に切り替え、両ハウジング20,50の離脱に伴って、可動側検知端子26と待受側検知端子57とが非接続状態となることでOFF状態となって電源回路を非通電状態に切り替える。すなわち、インターロック回路での制御により、両ハウジング20,50が嵌合する過程では、電源回路に電力が供給される前に電源回路が閉じられ、両ハウジング20,50が離脱する過程では、電源回路が開く前に電源回路への電力供給が遮断されるようになっている。
待受側ハウジング50は、図3乃至図5に示すように、可動側ハウジング20を内部に収容して嵌合可能な待受側嵌合部51と、待受側嵌合部51の幅方向両側に設けられた一対の覆い部52,52とを備えて構成されている。
待受側嵌合部51は、上下方向に縦長で、嵌合方向である前方に開口するフード状に形成されており、待受側嵌合部51の下部は、待受側嵌合部51の上部よりも後方に突出した形態をなしている。
待受側嵌合部51内の下部には、図8乃至図11に示すように、一対の待受側端子保持部53,53が上下方向に並んで設けられている。一対の待受側端子保持部53,53は、前後方向に開口する筒状をなし、待受側嵌合部51の奥壁から前方に向かって突出して形成されている。各待受側端子保持部53の内部には、中継端子54が収容されている。中継端子54は、角筒状をなし、バッテリに接続された一対の接続部X,Xにそれぞれ接続されている。また、中継端子54は、例えば、待受側端子保持部53内に設けられたランス(図示せず)によって保持されている。
待受側嵌合部51内の上部には、図8乃至図11に示すように、待受側検知コネクタ56を内部に保持するコネクタ保持部55が設けられている。コネクタ保持部55は、待受側端子保持部53よりも前方に配されており、待受側嵌合部51の奥壁を前後方向に貫通した形態とされている。
待受側検知コネクタ56は、一対の待受側検知端子57,57と、一対の待受側検知端子57,57を収容する検知端子用ハウジング58とを備えて構成されている。検知端子用ハウジング58の上部には、コネクタ保持部55内に設けられたロック部(図示せず)と係止可能なロックアーム59が設けられており、ロック部とロックアーム59とが係止することで、待受側検知コネクタ56がコネクタ保持部55内に保持されている。一対の待受側検知端子57,57は、検知端子用ハウジング58内に幅方向に並んで収容されており、例えば、検知端子用ハウジング58に設けられたランス(図示せず)によって保持されている。
一対の覆い部52は、図4乃至図7に示すように、待受側嵌合部51の幅方向両側に位置する側面に沿うように形成された覆い壁60と、覆い壁60と待受側嵌合部51とを連結する連結部61とを備えて構成されている。
覆い壁60は、板状をなし、待受側嵌合部51の側面における上下方向略中央部よりも上部を幅方向両側から覆うように形成されている。連結部61は、覆い壁60における後縁および下縁から待受側嵌合部51に向かって幅方向に延びる形態をなしており、覆い壁60および待受側嵌合部51と一体に形成されている。すなわち、覆い部52は、待受側嵌合部51と覆い壁60との間に収容空間Sを有した形態で、上方及び前方に開口した形態をなしている。
また、覆い壁60の内面には、図1乃至図3に示すように、一対のカムピン62,62が形成されている。一対のカムピン62,62は、両覆い壁60,60にそれぞれ形成されており、待受側嵌合部51に向かって突出した形態をなしている。
可動側ハウジング20は、待受側ハウジング50内に嵌合可能に形成されている。また、可動側ハウジング20は、図3乃至図5に示すように、上下方向に縦長な形態をなし、可動側ハウジング20の下部は、可動側ハウジング20の上部よりも前方に突出した形態をなした、外観略L字形状となっている。
可動側ハウジング20の下部は、図8乃至図11に示すように、嵌合方向である前方に向かって開口するフード状の可動側嵌合部22となっている。この可動側嵌合部22内には、可動側ハウジング20と待受側ハウジング50との嵌合に伴って、一対の待受側端子保持部53,53が一括して嵌合されるようになっている。また、可動側嵌合部22の内部には、一対の中継端子54,54と接続可能な一対の可動側電源端子23,23が保持されている。一対の可動側電源端子23,23は、いずれも幅方向に延びる平板状をなして可動側嵌合部22の奥壁22Aから前方に突出した状態となっている。また、一対の可動側電源端子23,23は、可動側嵌合部22内に設けられた上下一対の係止片24,24によって後方から係止されている。また、一対の可動側電源端子23,23は、可動側嵌合部22の奥部において上下方向に互いに連結された、いわゆるショート端子である。そして、可動側嵌合部22と一対の待受側端子保持部53,53とが嵌合すると、図8に示すように、一対の中継端子54,54を介して、一対の可動側電源端子23,23とバッテリの接続部X,Xとが接続されて、電源回路が閉じられるようになっている。一方、可動側嵌合部22が一対の待受側端子保持部53,53から離脱すると、図11に示すように、一対の可動側電源端子23,23が一対の中継端子54,54から離脱することで、一対の可動側電源端子23,23と接続部X,Xとが非接続状態となり、電源回路が開いて遮断されるようになっている。
可動側ハウジング20の上部には、図8乃至図11に示すように、前方に向かって開口するフード状の可動側検知部25が設けられており、可動側検知部25内には、可動側ハウジング20と待受側ハウジング50との嵌合に伴って、コネクタ保持部55が嵌合されるようになっている。また、可動側検知部25の内部には、一対の待受側検知端子57,57と接続可能な一対の可動側検知端子26,26が保持されている。一対の可動側検知端子26,26は、いずれも幅方向に延びる平板状をなし、可動側検知部25の奥壁25Aに後方から圧入されることで、奥壁25Aから前方に突出した状態となっている。また、一対の可動側検知端子26,26は、可動側検知部25の奥部において幅方向に互いに連結された、いわゆるショート端子である。そして、可動側検知部25とコネクタ保持部55とが嵌合すると、図8に示すように、一対の待受側検知端子57,57と一対の可動側検知端子26,26とが接続されてインターロック回路がON状態となり、電源回路が通電状態に切り替えられる。一方、可動側検知部25がコネクタ保持部55から離脱すると、図11に示すように、一対の待受側検知端子57,57と可動側検知端子26,26とが非接続状態となって、インターロック回路がOFF状態となり、電源回路が非通電状態に切り替えられるようになっている。
可動側ハウジング20の幅方向両側に位置する外側壁には、図3に示すように、レバー21を支持する一対の支持ピン27,27が形成されている。一対の支持ピン27,27は、可動側ハウジング20の上下方向略中央部に設けられており、幅方向外側に向かって突出した形態をなしている。
一方、レバー21は、図4および図6に示すように、略U字状をなし、幅方向に対向する板状の一対のアーム部28,28と、一対のアーム部28,28を連結する操作部29とを備えて構成されている。
一対のアーム部28,28には、支持ピン27が嵌合可能な軸受孔30がそれぞれ形成されており、支持ピン27を軸受孔30にそれぞれ嵌合させることにより、可動側ハウジング20に対して、レバー21が回動可能に支持されている。
一対のアーム部28,28の幅方向外側の面には、図3に示すように、待受側ハウジング50の一対のカムピン62,62が係合可能なカム溝31がそれぞれ凹設されている。カム溝31は、アーム部28の外周縁に開口した入口部分が軸受孔30に向かって直線状に延びており、奥部に向かうにつれて軸受孔30に近づく弧状に形成されている。
レバー21は、図3および図11に示すように、カムピン62の進入を可能にするようにカム溝31の入口部分が前方に向かう「離脱位置」と、図1および図8に示すように、カムピン62がカム溝31の奥部に位置して、可動側ハウジング20と待受側ハウジング50とが嵌合完了した「嵌合位置」との間で回動可能とされており、レバー21が嵌合位置に至ると、レバー21の操作部29以外の部分は、待受側ハウジング50における待受側嵌合部51と覆い部52との間に形成された収容空間Sに収容されるようになっている。すなわち、嵌合位置におけるレバー21は、操作部29にのみ手をかけて操作することができるようになっており、レバー21における操作部以外の部分は覆い部52によって包囲され、他の部材が接触するなどして、レバー21が破損や不用意に回転することを抑制することができるようになっている。なお、レバー21は、嵌合位置に至ると、レバー21の操作部29が待受側嵌合部51の上面に設けられたレバーロック部51Aによって係止されてロックされるようになっている。
また、レバー21が離脱位置に配された状態では、待受側ハウジング50に可動側ハウジング20を浅く嵌合させると、一対のカムピン62,62が一対のカム溝31、31の入口部分に進入する。その後、レバー21の操作部29を操作してレバー21を嵌合位置まで回動させると、図2に示すように、カム作用(倍力作用)によって、一対のカムピン62,62が一対のカム溝31,31の奥部に進入し、両ハウジング20,50が互いに引き寄せられる。ここで、両ハウジング20,50が互いに引き寄せられると、まず、一対の中継端子54,54と一対の可動側電源端子23,23とが接続状態となり、続けて、一対の待受側検知端子57,57と一対の可動側検知端子26,26とが接続状態となって、両ハウジング20,50が正規嵌合される。また、レバー21が嵌合位置に至ると、レバー21の操作部29が待受側嵌合部51のレバーロック部51Aによって係止されてロックされ、両ハウジング20,50が嵌合状態に保持される。
さて、可動側ハウジング20のレバー21における一対のアーム部28,28には、図3、図5および図7に示すように、幅方向に弾性変形可能な弾性片32がそれぞれ設けられている。両弾性片32,32は、アーム部28に対して板厚方向にU字状のスリット33を設けることでそれぞれ形成されており、軸受孔30側を基端として操作部29側を自由端とする片持ち状に形成されている。
両弾性片32,32の基端部には、アーム部28よりも幅方向外側に突出した当接部34がそれぞれ形成されている。この当接部34は、レバー21が離脱位置や両ハウジング20,50が浅く嵌合された状態では、弾性片32から幅方向外側に延びた後、その外側端部から幅方向外側に向かうほど、下側(弾性片32における離脱位置側の側縁)に向かって延びる当接部側案内面(「案内面」の一例)34Aを有しており、当接部側案内面34Aの外側端部から下側(アーム部28における離脱位置側の側縁)に僅かに延びて、その下端部から弾性片32に向かって延びた当接面34Bを有した形態とされている。
両弾性片32,32の自由端部分である先端部には、幅方向内側に押圧操作可能な解除部35がそれぞれ形成されている。この解除部35は、図4および図6に示すように、当接部34よりも外側に突出した形態をなしており、弾性片32の基端部から先端部に向かうほど、幅方向外側に突出した形態をなしている。
そして、両解除部35,35が幅方向両側から内側に向かって押圧操作されると、両弾性片32,32が内側に弾性変形して当接部34が幅方向内側に変位し、アーム部28からの当接部34の幅方向への突出量が少なくなるように設定されている。
また、レバー21が嵌合位置に至ると、図1に示すように、覆い部52の収容空間Sにアーム部28が収容されて、両解除部35,35が覆い壁60,60によってそれぞれ隠された状態となり、レバー21を嵌合位置から離脱位置に回動させると、図2に示すように、徐々にアーム部28が収容空間Sから現れて、両解除部35,35が覆い壁60,60の外へと露出した状態となる。
一方、待受側ハウジング50の両覆い壁60,60の内面には、図5および図7に示すように、覆い壁60から待受側嵌合部51側である内側に向かって突出する一対の規制部63,63が設けられている。規制部63は、覆い壁60から待受側嵌合部51側である内側に向かって延びる係止面63Bと、係止面63Bの内側の端部から下方に向かうほど覆い壁60に近づく規制部側案内面(「案内面」の一例)63Aとを有する形態とされている。
また、一対の規制部63,63は、レバー21の回動操作に伴って当接部34が移動する移動経路内に突出して形成されている。このため、レバー21を離脱位置から嵌合位置へ回動させて両ハウジング20,50を嵌合させる過程では、図7に示すように、待受側ハウジング50における両規制部63,63の規制部側案内面63Aと、レバー21における両当接部34,34の当接部側案内面34Aとが当接する。そして、規制部側案内面63Aと当接部側案内面34Aとが摺動して規制部63に当接部34が乗り上げることで、弾性片32が幅方向内側に弾性変形し、レバー21が嵌合位置へ円滑に回動するようになっている。これにより、レバー21を離脱位置から嵌合位置へ回動させて両ハウジング20,50を嵌合させる嵌合操作の際には、レバー21が規制部63によって規制されて動きを止めることなく円滑に操作することができ、1アクションのレバー操作で両ハウジング20,50を嵌合させることができる。すなわち、両中継端子54,54を介して両可動側電源端子23,23と接続部X,Xとが接続されて電源回路が閉じた後に、両待受側検知端子57,57と両可動側検知端子26,26とが確実に接続されてインターロック回路がON状態となって電源回路を通電状態に切り替えるようになっている。
また、レバー21を嵌合位置から離脱位置へ回動させて両ハウジング20,50を離脱させる過程では、まず、両待受側検知端子57,57と両可動側検知端子26,26とが非接続状態となって、インターロック回路がOFF状態となり、電源回路が非通電状態に切り替えられる。その後、両収容空間S,Sから現れた両アーム部28,28の両解除部35,35が両覆い壁60,60の外へと露出すると共に、待受側ハウジング50における両規制部63,63の係止面63Bと、レバー21における両当接部34,34の当接面34Bとが当接して、レバー21の回動が規制される(図9参照)。このとき、両待受側検知端子57,57と可動側検知端子26,26とは非接続状態となって電源回路が非通電状態に切り替えられるものの、両可動側電源端子23,23と接続部X,Xとは接続された状態(電源回路が閉じられた状態)となっている。
ここで、レバー21の嵌合位置から離脱位置への回動操作を再開するためには、両収容空間Sから現れた両アーム部28,28の両解除部35,35を幅方向両側から押圧操作して、両弾性片32,32を幅方向内側に弾性変形させる。すると、両弾性片32,32の弾性変形に伴って両当接部34,34が幅方向内側に変位し、係止面63Bと当接面34Bとの係止状態が解除されて、レバー21を離脱位置へ回動させることができる。すなわち、レバー21を嵌合位置から離脱位置へ回動させる離脱操作の際には、規制部63と当接部34とが当接するまでの回動操作と、解除部35の押圧操作により規制部63と当接部34との当接状態を解除して離脱位置までの回動操作との2アクションのレバー操作によって両ハウジング20,50を離脱させることで、インターロック回路が非通電状態切り替えられるタイミングと、電源回路が開いて遮断されるタイミングとをずらすことができる。これにより、電源回路が完全に非通電状態に切り替わった後に、電源回路を開いて遮断させることができ、電源回路を開いて遮断する際に、両中継端子54,54と両可動側電源端子23,23との間でアーク放電が発生することを防止することができる。
本実施形態のサービスプラグ10は以上のような構成であって、待受側ハウジング50から可動側ハウジング20を離脱させる際の作用を説明する。
レバー21が嵌合位置に配されて両ハウジング20,50が嵌合状態に保持された状態では、図1および図8に示すように、両待受側検知端子57,57と可動側検知端子26,26とは接続状態であると共に、両中継端子54,54と両可動側電源端子23,23とは接続状態となっている。また、レバー21は操作部29以外の部分が覆い部52に覆われた状態となっており、レバー21の両解除部35,35を操作することができないようになっている。
待受側ハウジング50から可動側ハウジング20を離脱させる際には、まず、レバーロック部51Aとレバー21の操作部29との係止状態を解除し、レバー21の操作部29に手をかけて、レバー21を離脱位置に向かって回動させる。
レバー21を回動させると、カム作用(倍力作用)により、待受側ハウジング50から可動側ハウジング20が離脱し始め、収容空間Sからレバー21のアーム部28が徐々に出現すると共に、待受側検知端子57から可動側検知端子26が離脱し始める。そして、図2および図9に示すように、両待受側検知端子57,57から可動側検知端子26,26が離脱して両待受側検知端子57,57と可動側検知端子26,26とが非接続状態となったところで、両アーム部28,28が収容空間Sから完全に出現すると共に、待受側ハウジング50における規制部63の係止面63Bと、レバー21における当接部34の当接面34Bとが当接し、レバー21の回動が規制される。すわなち、インターロック回路がOFF状態になって電源回路が非通電状態に切り替えられたところで、両アーム部28,28の両解除部35,35が両覆い部52,52から現れるとと共に、レバー21の回動が規制される。このとき、両中継端子54,54と両可動側電源端子23,23とは接続状態となっており、電源回路は閉じられている。
ここから更に、レバー21を離脱位置に回動させるには、操作部29にかけていた手を離して両解除部35,35を押圧操作できるようにに持ち替え、両解除部35,35を押圧操作することで、規制部63と当接部34との当接状態を解除してレバー21を回動させる。
すなわち、規制部63と当接部34とが当接するまでの回動操作と、規制部63と当接部34との当接状態を解除して離脱位置までの回動操作との2アクションのレバー操作によって両ハウジング20,50を離脱する。これにより、インターロック回路が非通電状態切り替えられるタイミングと、電源回路が開いて遮断されるタイミングとをずらすことができる。
そして、レバー21が離脱位置まで回動されると、図3および図11に示すように、両待受側検知端子57,57から可動側検知端子26,26が離脱して、両待受側検知端子57,57と可動側検知端子26,26とが非接続状態となる。すなわち、両待受側検知端子57,57から可動側検知端子26,26が離脱する際には、インターロック回路がOFF状態になって、電源回路が完全に非通電状態となっていることから、両中継端子54,54と両可動側電源端子23,23との間でアーク放電が発生することを防止することができる。
また、一対の解除部35,35は、アーム部28にそれぞれ形成されていることから、両解除部35,35を押圧操作しながら、レバー21を容易に回動させることができるので、解除部が可動側嵌合部などに形成されている場合に比べて、レバー21を持ち替えて操作する際の作業性を向上させることができる。
次に、待受側ハウジング50に可動側ハウジング20を嵌合させる際の作用を説明する。
まず、待受側ハウジング50と可動側ハウジング20とを互いに向かい合わせて配置し、レバー21が離脱位置に配された状態で、図10に示すように、待受側ハウジング50に可動側ハウジング20を浅く嵌合させて、一対のカムピン62,62が一対のカム溝31、31の入口部分に進入させる。
次に、レバー21の操作部29を操作してレバー21を嵌合位置まで回動させると、カム作用(倍力作用)によって、一対のカムピン62,62が一対のカム溝31,31の奥部に進入し、両ハウジング20,50が互いに引き寄せられる。ここで、両中継端子54,54と両可動側電源端子23,23とが、まず接続状態となり電源回路が閉じられる。続けて、両待受側検知端子57,57と両可動側検知端子26,26とが接続状態となってインターロック回路がON状態となって電源回路が通電状態に切り替えられる。また、このときのレバー21の回動に伴って、規制部63の規制部側案内面63Aと、当接部34の当接部側側案内面34Aとが当接し、規制部側案内面63Aと当接部側案内面34Aとが摺動して規制部63に当接部34が乗り上げることで、弾性片32が幅方向内側に弾性変形する。これにより、レバー21が嵌合位置へ円滑に回動させることができる。すなわち、レバー21を離脱位置から嵌合位置へ回動させる嵌合操作の際には、レバー21の動きを止めることなく円滑に操作することができ、1アクションのレバー操作で両ハウジング20,50を嵌合させることができる。
以上のように、本実施形態によると、待受側ハウジング50から可動側ハウジング20を離脱させる過程において、レバー21の当接部34を規制部63に当接させてレバー21の回動操作を規制し、手を持ち替えて解除部35を操作することでレバー21の回動操作を再開させる2アクションのレバー操作によって、インターロック回路が非通電状態切り替えられるタイミングと、電源回路が開いて遮断されるタイミングとをずれるようにしたから、電源回路が完全に非通電状態になったところで、電源回路を開くことができる。これにより、電源回路を開いて遮断する際に、両中継端子54,54と両可動側電源端子23,23との間で、アーク放電が発生することを防止することができる。
また、本実施形態によると、レバー21を回動させて、両待受側検知端子57,57と両可動側検知端子26,26とが非接続状態となったところで、両解除部35,35が両覆い部52,52から現れる構成としたことから、レバー21の回動操作を必ず2回(2アクション)に分けて実施させることができると共に、解除部を不正に操作することを防止することができる。
また、本実施形態によると、レバー21を保護する一対の覆い部52,52を、一対の解除部35,35を収容して隠す部分として兼用させることができるので、両解除部35,35を隠す部分を別途設ける必要がなく、サービスプラグ10の構造が複雑化することを抑制することができる。
一方、待受側ハウジング50と可動側ハウジング20とを嵌合させる際には、規制部63の規制部側案内面63Aと当接部34の当接部側案内面34Aとを摺動させてレバー21を嵌合位置へ円滑に回動させることができることから、1アクシションのレバー操作によって、電源回路を閉じた後に、確実にインターロック回路をON状態にして電源回路を通電状態に切り替えることができ、両ハウジング20,50の嵌合作業を確実に完了させることができる。
以上のように、本実施形態によると、両ハウジング20,50が完全に嵌合されない状態となることを防ぎつつ、両ハウジング20,50の離脱時には電源回路が完全に非通電状態となってから、電源回路を開くことができる。
<実施形態2>
次に、本発明の実施形態2について図12乃至図17を参照して説明する。
実施形態2のサービスプラグ110は、実施形態1における覆い部52とレバー21とを変更したものであって、上記実施形態と共通する構成、作用、および効果については重複するため、その説明を省略する。また、上記実施形態と同じ構成については同一の符号を用いるものとする。
実施形態2のサービスプラグ110における覆い部136は、図12乃至図14に示すように、実施形態1の覆い部52と異なり、可動側ハウジング120に設けられている。覆い部136は、可動側嵌合部25の幅方向両側に設けられた一対のアーム覆い壁137,137と、可動側嵌合部25の後側上部に設けられた弾性片覆い壁138とを備えている。
一対のアーム覆い壁137,137は、図12および図13に示すように、断面略U字状をなして上下方向に延びた形態をなし、互いに向かい合うようにして可動側嵌合部22の幅方向両側面を覆うように可動側嵌合部22と一体に形成されている。また、一対のアーム覆い壁137,137と可動側嵌合部22との間には、上方に開口してレバー121のアーム部128を上方から収容可能な収容空間S2がそれぞれ設けられている。
弾性片覆い壁138は、断面U字状をなして、上下方向に延びた形態をなし、アーム覆い壁137よりも上側に設けられている。また、弾性片覆い壁138は、可動側ハウジング120と待受側ハウジング150とが嵌合した際に、待受側嵌合部51の上端部の幅方向両側及び後側を囲う形態に形成されている。
実施形態2のサービスプラグ110におけるレバー121は、上下方向にスライド可能に形成されており、図13に示すように、天井板121Aと、天井板121Aの幅方向両側縁に設けられた板状の一対のアーム部128,128と、天井板121Aの後端に設けられた弾性片132とを備えて構成されている。
一対のアーム部128,128は、天井板121Aの両側縁から下方に延びて形成されており、互いに対向した形態をなしている。また、レバー121は、図14および図17に示すように、一対のアーム部128,128が一対のアーム覆い壁137,137に包囲されて、両収容空間S2,S2に収容される嵌合位置と、一対のアーム部128,128が、図16および図19に示すように、収容空間S2,S2から出現して可動側嵌合部22よりも上方に配される離脱位置との間をスライド可能とされている。
アーム部128の上端部には、図12に示すように、操作部129がそれぞれ設けられている。そして、この両操作部129,129に手をかけて両操作部129,129を上下にスライド操作することで、レバー121が嵌合位置と離脱位置との間をスライドするようになっている。なお、図12乃至図17には、図示省略しているが、待受側嵌合部51の幅方向両側壁と、一対のアーム部128,128との間には、レバー121をスライドさせることで、倍力作用によって可動側ハウジング120と待受側ハウジング150とを嵌合および離脱させる倍力機構が設けられており、レバー121を嵌合位置から離脱位置にスライドさせることで待受側ハウジング150から可動側ハウジング120が離脱するようになっている。
弾性片132は、図13および図17に示すように、天井板121Aの後端における幅方向両端部から下方に延びて、その下端部を後側上方に円弧状に屈曲させて、さらに上方に延びた弾性部132Aを有した形態とされている。また、弾性部132Aの上端部は幅方向に連結された形態とされている。また、弾性部132Aは、弾性片132における下方に延びた部分と弾性部132Aとの間に設けられた撓み空間Tに向かって弾性変形可能に形成されており、弾性部132Aの下部には、後方に突出する一対の当接部134,134が設けられている。
各当接部134は、図17に示すように、弾性部132Aから後方に延びる当接面134Bを有しており、当接面134Bの後縁から僅かに下方に延びた後、下方に向かうほど弾性部132Aに近づく当接部側案内面(「案内面」の一例)134Aを有した形態とされている。
一方、弾性片覆い壁138の後側に位置する後壁138Aの前面には、前方に突出する一対の規制部163が設けられている。各規制部163は、後壁138Aの上端部から下方に向かうほど前方に突出する規制部側案内面(「案内面」の一例)163Aを有して、規制部側案内面163Aの前端部から僅かに下方に延びて、その下端部から後方に延びる係止面163Bを有する形態とされている。
また、規制部163は、レバー121のスライド操作に伴って当接部134が移動する移動経路内に突出して形成されている。このため、レバー121を離脱位置から嵌合位置へスライドさせて両ハウジング120,150を嵌合させる過程では、弾性片覆い壁138における両規制部163,163の規制部側案内面163Aと、弾性部132Aにおける両当接部134,134の当接部側案内面134Aとが当接する。そして、規制部側案内面163Aと当接部側案内面134Aとが摺動して規制部163に当接部134が乗り上げることで、弾性部132Aが撓み空間に弾性変形し、レバー21が嵌合位置へ円滑にスライドするようになっている。これにより、1アクションのレバー操作で両ハウジング20,50を嵌合させることができる。
一方、両操作部129,129に手をかけてレバー21を嵌合位置から離脱位置へスライドさせて待受側ハウジング150から可動側ハウジング120を離脱させる過程では、図18に示すように、図示しないインターロック回路がOFF状態になったところで、解除部135が弾性片覆い壁138から出現すると共に、規制部163の係止面163Bと当接部134の当接面134Bとが当接し、レバー121の移動が規制される。そして、両操作部129,129にかけていた手を持ち替えて、解除部35を前方に押圧操作する。すると、両弾性片132,132の弾性変形に伴って当接部134が前方に変位し、規制部163と当接部34との当接状態が解除されて、レバー121を離脱位置へスライドさせることができる。
したがって、本実施形態によると、実施形態1と同様に、インターロック回路がOFF状態となって電源回路が非通電状態に切り替えられたところで、解除部135が弾性片覆い壁138から現れると共に、規制部163と当接部134とが当接して、レバー121がスライドできなくなる。そして、レバー121のスライド操作を再開するために、解除部135を前方に押圧して、規制部163と当接部134との当接状態を解除する。
すなわち、レバー21を嵌合位置から離脱位置へ移動させる離脱操作の際には、規制部63と当接部34とが当接するまでのスライド操作と、解除部35の押圧操作により規制部63と当接部34との当接状態が解除されて離脱位置までのスライド操作との2アクションのレバー操作が行われ、インターロック回路が非通電状態切り替えられるタイミングと、電源回路が開いて遮断されるタイミングとをずれるようにすることができる。これにより、両ハウジング120,150の離脱時には電源回路が完全に非通電状態となってから、電源回路を開くことができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、解除部35,135および規制部63,163を幅方向両側にそれぞれ1箇所ずつ設けた構成としたが、本発明はこのような態様に限定されるものではなく、例えば、解除部および規制部を1箇所や3箇所以上に設けた構成にしてもよい。
(2)上記実施形態では、解除部35,135及び規制部63,163の双方に案内面34A,134A,63A,163Aを設けた構成としたが、本発明はこのような態様に限定されるものではなく、例えば、解除部および規制部のどちらか一方に案内面を設けた構成にしてもよい。
(3)上記実施形態では、可動側ハウジング20,120にレバー21,121を設けた構成としたが、本発明はこのような態様に限定されるものではなく、例えば、待受側ハウジングにレバーを設けた構成にしてもよい。
(4)上記実施形態1では、規制部63と当接部34とが当接することで、レバー21の回動操作が規制される構成としたが、参考例として、例えば、規制部と解除部とが当接することで、レバーの回動操作が規制される構成にしてもよい。
10,110:サービスプラグ(電源回路遮断装置)
21,121:レバー
20,120:可動側ハウジング(ハウジング)
26:可動側検知端子(インターロック回路)
34A,134A:当接部側案内面(案内面)
35,135:解除部
50,150:待受側ハウジング(相手側ハウジング)
52,136:覆い部
57:待受側検知端子(インターロック回路)
63,163:規制部
63A,163A:規制部側案内面(案内面)

Claims (3)

  1. ハウジングと、
    操作部を有し、前記操作部を操作することにより離脱位置と嵌合位置との間を移動可能に前記ハウジングに支持されたレバーと、
    前記レバーを前記離脱位置から前記嵌合位置に移動させることにより前記ハウジングと嵌合し、前記レバーを前記嵌合位置から前記離脱位置に移動させることにより前記ハウジングから離脱する相手側ハウジングと、
    両ハウジングの嵌合に伴って、前記ハウジングに設けられた可動側検知端子と前記相手側ハウジングに設けられた待受側検知端子とが接続状態となることでON状態となって電源回路を通電状態に切り替え、前記両ハウジングの離脱に伴って、前記可動側検知端子と前記待受側検知端子とが非接続状態となることでOFF状態となって前記電源回路を非通電状態に切り替えるインターロック回路とを備え、
    両ハウジング離脱ることにより、前記インターロック回路がOFF状態になった後、前記電源回路を開いて遮断する電源回路遮断装置であって、
    前記レバーに弾性変位可能に設けられた弾性片と、
    前記弾性片突出して設けられた当接部と、
    前記レバーの移動に伴って前記当接部が移動する移動経路内に配されるように前記ハウジングに設けられ、前記レバーを前記離脱位置から前記嵌合位置に移動させる際には前記当接部が乗り上げて前記弾性片が弾性変形することで前記レバーの移動許容されるものの、前記レバーを前記嵌合位置から前記離脱位置に移動させる過程では前記インターロック回路がOFF状態となって前記電源回路が開く前に、前記ハウジング内において前記当接部と当接して係止し前記レバーの移動を規制する規制部と、
    前記レバーの前記弾性片押圧操作可能に設けられ、押圧操作することにより前記弾性片を弾性変位させて前記規制部と前記当接部との当接状態を解除して前記レバーの前記嵌合位置から前記離脱位置への移動規制を解除する解除部とを備え、
    前記解除部は、前記レバーが嵌合位置に配されて前記電源回路が通電状態の時には前記両ハウジングのいずれか一方に収容されて押圧操作ができなくなっており、前記操作部を操作して前記レバーを前記嵌合位置から前記離脱位置に移動させる途中において前記当接部と前記規制部とが当接する際に、前記両ハウジングの何れか一方から露出して前記押圧操作が可能となることを特徴とする電源回路遮断装置。
  2. 前記当接部および前記規制部は、前記両ハウジングを嵌合させる際に、互いに乗り上げて摺動する案内面をそれぞれ備えていることを特徴とする請求項1記載の電源回路遮断装置。
  3. 前記両ハウジングの何れか一方には、前記両ハウジングが嵌合状態の時に、前記レバーを包囲して保護する覆い部を有しており、
    前記解除部は、前記両ハウジングが嵌合状態の時に、前記両ハウジングの何れか一方と前記覆い部との間に配されることで前記両ハウジングのいずれか一方に収容されていることを特徴とする請求項1または請求項記載の電源回路遮断装置。
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