JP6244227B2 - 電源回路遮断装置 - Google Patents

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本発明は、導通状態にある電源回路を遮断することが可能な電源回路遮断装置に関する。
例えばハイブリッド自動車や電気自動車の電源回路は高電圧の回路になる。従って、メンテナンス等で作業安全性を確保するためには、電源部と負荷部との通電を遮断する必要があり、下記特許文献1、2に開示されるような電源遮断装置を電源回路の途中に設けることが一般的である。先ず、下記特許文献1の電源回路遮断装置について説明をする。
図13及び図14において、下記特許文献1の電源遮断装置101は、固定側電源コネクタ102と可動側電源コネクタ103とを備えて構成される。固定側電源コネクタ102は、図示しない電源回路の途中に設けられる。電源回路は、この途中部分の固定側電源コネクタ102に対し可動側電源コネクタ103が係合することでオンされる。尚、電源回路は、固定側電源コネクタ102と可動側電源コネクタ103との係合によるオンだけでは導通状態にならず、固定側電源コネクタ102に一体化する固定側信号コネクタ104と、可動側電源コネクタ103の操作レバー105に一体化する可動側信号コネクタ106との係合があった上で導通状態になる。固定側信号コネクタ104は、図示しない信号回路の途中に設けられる。
固定側電源コネクタ102は、図示しない電源回路に接続される端子107と、この端子107を収容するハウジング108とを備えて構成される。ハウジング108の一側部には、固定側信号コネクタ104が一体に設けられる。固定側信号コネクタ104は、図示しない信号回路に接続される端子と、この端子を収容して固定側電源コネクタ102に一体化するハウジング109とを有する。
可動側電源コネクタ103は、コネクタ本体110と、操作レバー105とを備えて構成される。コネクタ本体110は、固定側電源コネクタ102の端子107に接続されて図示しない電源回路をオンする端子111と、この端子111を収容するハウジング112とを備えて構成される。ハウジング112の一対の側部には、回転軸部113がそれぞれ突出形成される。この回転軸部113には、門形の操作レバー105が回転自在に組み付けられる。操作レバー105は、図13(b)に示す如くの起立状態位置と、図13(a)に示す如くの倒伏状態位置との間で回転自在になるように組み付けられる。可動側信号コネクタ106は、固定側信号コネクタ104の端子(図示省略)に接続されて図示しない信号回路をオンする端子(図示省略)と、この端子を収容するハウジング114とを備えて構成される。
上記構成及び構造において、上記起立状態位置にある操作レバー105を持って矢印Z方向に引き上げると、固定側電源コネクタ102から可動側電源コネクタ103が離脱して図示しない電源回路はオフされる。この時、電源回路の通電は遮断される。例えばメンテナンス作業をした後は、固定側電源コネクタ102に対し矢印Z方向に可動側電源コネクタ103を押し込むような格好で操作レバー105を持つと、可動側電源コネクタ103及び固定側電源コネクタ102の係合が行われて電源回路はオンされる。そして、操作レバー105を操作して倒伏状態位置にまで回転させ、さらには矢印Y方向に操作レバー105をスライド移動させると、固定側信号コネクタ104に可動側信号コネクタ106が係合する。これにより、図示しない信号回路がオンされて電源回路の導通が許容される。尚、操作レバー105は、矢印Y方向にスライド移動すると、ハウジング112の回転軸部113の構造により回転が規制される。
次に、下記特許文献2の電源回路遮断装置について簡単に説明をする。図15及び図16において、電源回路遮断装置151は、固定側電源コネクタ152と、操作レバー153を有する可動側電源コネクタ154とを備えて構成される。固定側電源コネクタ152及び可動側電源コネクタ154は、固定側電源コネクタ152に突出形成されたカム155と、操作レバー153に形成されたカム溝156とにより低挿抜で係合がなされるように形成される(LIF機構を有する)。操作レバー153には、可動側信号コネクタ157が一体に設けられる。可動側信号コネクタ157は、操作レバー153の回転軸位置から最も離れた位置に配置形成される。このような可動側信号コネクタ157の位置に合わせて、固定側電源コネクタ152には固定側信号コネクタ158が一体に設けられる。
操作レバー153を操作して倒伏状態にすると、LIF機構により固定側電源コネクタ152及び可動側電源コネクタ154は係合状態になる。この時、固定側信号コネクタ158に対し可動側信号コネクタ157も係合状態になる。従って、図示しない信号回路がオンされ、電源回路はこの導通が許容される。
特開2012−59554号公報 特開2013−62042号公報
特許文献1の電源遮断装置101にあっては、信号回路をオンさせその上で電源回路の導通が許容される構成及び構造であることから、信号回路をオンさせるために上記の如く矢印Y方向に操作レバー105をスライド移動させる必要がある。すなわち、図13(a)の仮想線で示す状態から実線で示す状態になるように操作レバー105をスライド移動させる必要がある。このようなスライド移動があるため、また、操作レバー105が比較的大きな部品であるため、電源遮断装置101は寸法Pの分だけの大きな搭載スペースを確保しなければならず、従って小型化を図ることは困難であるという問題点を有する。
一方、特許文献2の電源遮断装置151にあっては、操作レバー153の回転軸位置から最も離れた位置に可動側信号コネクタ157が設けられるとともに、この可動側信号コネクタ157の位置に合わせて固定側信号コネクタ158も固定側電源コネクタ152に設けられる構造であることから、電源遮断装置151自体の体格が大きく、結果、小型化を図ることは困難であるという問題点を有する。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたもので、小型化を図ることが可能な電源回路遮断装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するためになされた請求項1に記載の本発明は、電源回路及び信号回路の途中に設けられる固定側コネクタ装置と、該固定側コネクタ装置に係合・離脱することで前記電源回路をオン・オフする可動側コネクタ装置と、前記固定側コネクタ装置及び前記可動側コネクタ装置に対し別体になり、且つ該可動側コネクタ装置を介して間接的に前記信号回路をオン・オフし、さらには該オン・オフに伴って前記可動側コネクタ装置を構成する移動部材の移動規制・移動許容も合わせて行う端子付き規制部材と、を含むことを特徴とする。
請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載の電源回路遮断装置において、前記端子付き規制部材は、前記移動部材に対する移動規制部材であるとともに、前記固定側コネクタ装置及び前記可動側コネクタ装置の係合保証部材・係合検知部材でもあることを特徴とする。
請求項3に記載の本発明は、請求項1又は2に記載の電源回路遮断装置において、前記固定側コネクタ装置は、前記電源回路の途中に設けられる固定側電源コネクタと、前記信号回路の途中に設けられる固定側信号コネクタとを備え、前記可動側コネクタ装置は、前記固定側電源コネクタに係合・離脱する可動側電源コネクタと、前記固定側信号コネクタに係合・離脱する可動側中継信号コネクタとを備え、前記可動側電源コネクタは、可動側電源コネクタ本体と、該可動側電源コネクタ本体に回転自在に組み付けられる前記移動部材としての操作レバーとを備え、前記端子付き規制部材は、前記可動側中継信号コネクタに中継されて間接的に前記信号回路をオン・オフするショート端子と、前記可動側電源コネクタ本体に着脱自在且つスライド自在に組み付けられるスライダとを備え、該スライダには、前記操作レバーが所定位置にある時の回転移動を規制する部分として回転規制部を形成することを特徴とする。
請求項4に記載の本発明は、請求項3に記載の電源回路遮断装置において、前記可動側電源コネクタ本体は、前記スライダの組み付け部分としてスライダ組付部を有し、該スライダ組付部には、前記スライダの前記スライド方向に延在する溝形状の第一スライド部を形成し、前記スライダには、前記第一スライド部をスライド移動する凸形状の第一凸部を形成することを特徴とする。
請求項5に記載の本発明は、請求項3又は4に記載の電源回路遮断装置において、前記操作レバーは、前記スライダにより回転移動が規制される部分として被回転規制部を有し、該被回転規制部には、前記スライダの前記スライド方向に延在する溝形状又は段差形状の第二スライド部を形成し、前記スライダには、前記第二スライド部をスライド移動する凸形状の第二凸部を前記回転規制部として形成することを特徴とする。
請求項6に記載の本発明は、請求項3、4又は5に記載の電源回路遮断装置において、前記スライダには、前記可動側中継信号コネクタへの挿入部分としてハウジング挿入部を形成し、該ハウジング挿入部には、前記ショート端子を固定することを特徴とする。
請求項7に記載の本発明は、請求項3、4、5又は6に記載の電源回路遮断装置において、当該電源回路遮断装置は、前記所定位置にある前記操作レバーの内側に位置するように前記固定側信号コネクタ及び前記可動側中継信号コネクタを配置することを特徴とする。
請求項1に記載された本発明によれば、固定側コネクタ装置と可動側コネクタ装置と端子付き規制部材とを含んで構成され、端子付き規制部材により信号回路のオン・オフと可動側コネクタ装置を構成する移動部材の移動規制・移動許容とを合わせて行えることから、従来例のような操作レバーのスライド移動の分を大きく確保した上で電源回路遮断装置を搭載する必要はなく、結果、従来例よりも小型化を図ることができるという効果を奏する。また、本発明によれば、信号回路のオン・オフに伴って移動部材の移動規制・移動許容も同時に端子付き規制部材にてできることから、例えばメンテナンス時の作業性を向上させることができるという効果も奏する。さらに、本発明によれば、従来例のような操作レバーで、言い換えれば移動部材で信号回路のオン・オフをする構造でないことから、コンパクトな移動部材を採用することが可能になり、以て電源回路遮断装置の小型化に寄与することができるという効果も奏する。
請求項2に記載された本発明によれば、端子付き規制部材を含むことにより、移動部材に対する移動規制をすることができるのは勿論のこと、固定側コネクタ装置及び可動側コネクタ装置の係合保証・係合検知もすることができるという効果を奏する。
請求項3に記載された本発明によれば、端子付き規制部材としてスライダとショート端子とを含むことから、信号回路のオン・オフを従来例のような操作レバーの操作でなくスライダの操作により行うことができる。従って、従来例のような操作レバーのスライド移動の分を大きく確保した上で電源回路遮断装置を搭載する必要はなく、結果、従来例よりも電源回路遮断装置の小型化を図ることができるという効果を奏する。また、本発明によれば、スライダにて操作レバーの回転規制をすることから、操作レバーの回転軸部分の構造を簡素化して小型化に寄与することができるという効果も奏する。さらに、本発明によれば、スライダの操作にて信号回路のオン・オフと同時に操作レバーの回転規制及び許容もできることから、これによって例えばメンテナンス時の作業性を向上させることができるという効果も奏する。さらにまた、本発明によれば、従来例のように操作レバーに信号回路のオン・オフ部分を持たせる構造でないことから、コンパクトな操作レバーを採用することが可能になり、以て電源回路遮断装置の小型化に寄与することができるという効果も奏する。
請求項4に記載された本発明によれば、可動側電源コネクタ本体に溝形状の第一スライド部を形成するとともに、この第一スライド部をスライド移動する凸形状の第一凸部をスライダに形成することから、簡素な構造でスライダを所定方向のみスライド自在に組み付けることができ、以て電源回路遮断装置の小型化に寄与することができるという効果や、作業性の向上を図ることができるという効果を奏する。
請求項5に記載された本発明によれば、操作レバーに被回転規制部として溝形状又は段差形状の第二スライド部を形成するとともに、この第二スライド部をスライド移動する凸形状の第二凸部を回転規制部としてスライダに形成することから、簡素な構造で操作レバーの回転規制をすることができ、以て電源回路遮断装置の小型化に寄与することができるという効果を奏する。
請求項6に記載された本発明によれば、スライダにハウジング挿入部を形成するとともに、このハウジング挿入部にショート端子を固定することから、ハウジング挿入部の挿入に伴いショート端子によって信号回路をオンすることができるという効果を奏する。本発明によれば、簡素な構造で信号回路のオン・オフをすることができ、以て電源回路遮断装置の小型化に寄与することができるという効果を奏する。
請求項7に記載された本発明によれば、所定位置にある操作レバーの内側に位置するように固定側信号コネクタ及び可動側中継信号コネクタを配置することから、電源回路遮断装置は外形的に大きくならず、結果、信号回路のオン・オフ部分の位置に起因した大型化を防止することができるという効果を奏する。従って、電源回路遮断装置の小型化に寄与することができるという効果を奏する。
本発明の電源回路遮断装置を示す分解斜視図である。 図1の電源回路遮断装置を構成する可動側コネクタ装置の斜視図である。 図2の可動側コネクタ装置の分解斜視図である。 図1の電源回路遮断装置を構成する端子付きスライダの斜視図である。 図4の端子付きスライダの分解斜視図である。 図4の端子付きスライダを構成するスライダの底面図である。 操作レバーが倒伏状態位置にある可動側コネクタ装置に対し端子付きスライダを組み付けようとする状態を示す斜視図である。 図7の状態から端子付きスライダをスライド移動させた状態を示す斜視図である。 図8のA−A線断面図である。 図9のB−B線断面図である。 図9の状態から端子付きスライダのスライド移動を完了させた状態を示す断面図である。 図11のC−C線断面図である。 従来例の電源回路遮断装置を示す図であり、(a)は操作レバーをスライド移動させた状態を示す斜視図、(b)は操作レバーを起立状態を示す斜視図である。 図13の電源回路遮断装置の分解斜視図である。 他の従来例となる電源回路遮断装置の分解斜視図である。 図15の電源回路遮断装置の断面図である。
電源回路遮断装置は、この構成としてスライダを含む。スライダは、コネクタの係合保証及び係合検知の二つの機能を同時に行う構成及び構造を有する。また、スライダは、操作レバーのスライド移動を不要にする構造及び回転規制をする構造を有する。具体的には、以下の実施例の欄で説明をする。
以下、図面を参照しながら実施例を説明する。図1は本発明の電源回路遮断装置を示す分解斜視図である。また、図2は図1の電源回路遮断装置を構成する可動側コネクタ装置の斜視図、図3は図2の可動側コネクタ装置の分解斜視図、図4は図1の電源回路遮断装置を構成する端子付きスライダの斜視図、図5は図4の端子付きスライダの分解斜視図、図6は図4の端子付きスライダを構成するスライダの底面図である。尚、本実施例においては図中の矢印Yが前後方向、矢印Xが左右方向、矢印Zが上下方向を示すものとして説明で用いる。
図1において、電源遮断装置1は、固定側コネクタ2を含む固定側コネクタ装置1Aと、可動側コネクタ3を含む可動側コネクタ装置1Bと、端子付きスライダ4(端子付き規制部材)とを備えて構成される。固定側コネクタ2は、例えばハイブリッド自動車や電気自動車の電源回路Dの途中に設けられる。可動側コネクタ装置1B及び端子付きスライダ4は、本実施例において例えばサービスプラグ5に相当する。先ず、上記の各構成及び構造について説明をする。
電源回路Dは、この途中で固定側電源コネクタ2に対し可動側電源コネクタ3が係合することでオンされる。尚、電源回路Dは、固定側電源コネクタ2と可動側電源コネクタ3との係合によるオンだけでは導通状態にならず、固定側電源コネクタ2に一体化する固定側信号コネクタ6と、可動側電源コネクタ3に一体化する可動側中継信号コネクタ7と、端子付きスライダ4との係合があった上で、すなわち信号回路Sがオンされた上で導通状態になる。本実施例においては、固定側信号コネクタ6と端子付きスライダ4との間に可動側中継信号コネクタ7が介在する構成及び構造が採用される。可動側中継信号コネクタ7は、固定側信号コネクタ6と端子付きスライダ4との中継部分として機能する(一例である)。
固定側電源コネクタ2は、電源回路Dに接続される導電性の第一端子8と、この第一端子8を収容する絶縁性の第一ハウジング9とを備えて構成される。電源回路Dは、図1では矢印Xの左右方向に延在する回路である(左右方向は一例である)。電源回路Dは、この途中を分断する部分が設定されて第一端子8が電気的に接続される。第一端子8は、左右方向に一対となるように配置される。第一端子8は、公知の端子であり、可動側電源コネクタ3との電気的な接続部分となり得る形状に形成される。
第一ハウジング9は、前壁10、後壁11、左壁12、及び右壁13を有し、上部が開口する矩形筒状の筐体に形成される。上部の開口は、可動側電源コネクタ3との係合・離脱を行う部分として形成される。第一ハウジング9の内部には、可動側電源コネクタ3との係合空間が形成される。この係合空間には、第一端子8が露出するように配置される。
第一ハウジング9の後壁11には、固定側コネクタ装置1Aを構成する固定側信号コネクタ6が一体に設けられる。この固定側信号コネクタ6は、信号回路Sの途中に設けられる。信号回路Sは、図1では電源回路Dと同様に矢印Xの左右方向に延在する回路である(左右方向は一例である)。信号回路Sは、この途中を分断する部分が設定されて導電性の第二端子14が電気的に接続される。第二端子14は、左右方向に一対となるように配置される。第二端子14も第一端子8と同様に公知の端子であり、可動側中継信号コネクタ7との電気的な接続部分となり得る形状に形成される。
固定側信号コネクタ6は、第二端子14を収容する絶縁性の第二ハウジング15を有する。この第二ハウジング15は、上部に端子挿入穴を有する矩形の筐体に形成される。固定側信号コネクタ6は、可動側中継信号コネクタ7との係合・離脱が可能な形状に形成される。
図1ないし図3において、可動側電源コネクタ3は、可動側電源コネクタ本体16と、操作レバー17(移動部材)とを備えて構成される。可動側電源コネクタ本体16は、固定側電源コネクタ2の第一端子8に接続されて電源回路Dをオンする導電性の第三端子18と、この第三端子18を収容する絶縁性の第三ハウジング19とを備えて構成される。第三端子18は、導電性を有する金属板をプレス加工することにより形成される。第三端子18は、内側に固定側電源コネクタ2の第一端子8が挿入され且つ第一端子8を挟持する一対の電気接触板20と、この一対の電気接触板20を連結する連結板部21とを有して略逆U字状に形成される。第三端子18は弾力性を有し、この弾力性によって第一端子8との電気的な接続を維持することができるように形成される。
一対の電気接触板20は、連結板部21に連続する部分よりも先端側の間隔が狭くなるような先窄みの状態に形成される。一対の電気接触板20の先端には、第一端子8との接続が容易になるようにテーパ状の案内部22が形成される。連結板部21は、略平板状に形成される。
第三ハウジング19は、上壁23、後壁24、左壁25、及び右壁26を有し、前部及び下部が開口する筐体として形成される。前部の開口は、第三端子18の組み付け部分として形成される。尚、前部の開口は、固定側電源コネクタ2と可動側電源コネクタ3との係合において、第一ハウジング9の前壁10により覆われる。下部の開口は、固定側電源コネクタ2との係合・離脱を行う部分として形成される。第三ハウジング19の内部には、固定側電源コネクタ2との係合空間が形成される。この係合空間には、第三端子18が配置される。第三端子18は、第三ハウジング19の内部に形成された端子保持部27により保持される。端子保持部27は、前後方向にのびる柱状の保持部本体と、この保持部本体から左右方向に突出する一対の保持アームとを有して例えば図示形状に形成される(符号省略)。
第三ハウジング19の上壁23には、スライダ組付部28が形成される。このスライダ組付部28は、端子付きスライダ4に対する組み付け部分として形成される。スライダ組付部28は、本実施例において上壁23の全体に配置形成される。スライダ組付部28は、スライド面29と、一対の第一スライド部30と、一対のスライダ係止突起31と、一対のスライダ対向面32と、一対のスライダ保持部33とを有して例えば図示形状に形成される。
スライド面29は、上壁23の上面であって、端子付きスライダ4を前後方向にスライド移動させることが可能な平滑な面として形成される。一対の第一スライド部30は、スライド面29の左右両側位置に配置形成される。一対の第一スライド部30は、端子付きスライダ4のガイド部分として形成される。一対の第一スライド部30は、スライド面29の左右両側位置から上方に短く突出する突条部分と、この突条部分の先端から左右方向内側に短く突出する鍔状部分とにより溝状の形状に形成される(符号省略)。一対の第一スライド部30は、端子付きスライダ4の後述する第一凸部51をガイドするとともに、端子付きスライダ4の上下方向及び左右方向の移動を規制することができるような形状に形成される。
一対のスライダ係止突起31は、端子付きスライダ4のスライド移動の途中で引っ掛かり合いが生じる部分として形成される。一対のスライダ係止突起31は、小さく突出する突起であって、一対の第一スライド部30の内側に配置形成される。一対のスライダ対向面32は、上記鍔状部分における上面位置に配置形成される。一対のスライダ対向面32は、スライド面29に対し平行な面に形成される。一対のスライダ対向面32は、端子付きスライダ4の後述する回転規制部49の基端部分に対向する平滑な面として形成される。
このような一対のスライダ対向面32の後端位置には、一対のスライダ保持部33が配置形成される。一対のスライダ保持部33は、所定長さでスライド移動した端子付きスライダ4を保持する部分として形成される。一対のスライダ保持部33は、本実施例において突起形状に形成される。
第三ハウジング19の左壁25及び右壁26には、回転軸部34がそれぞれ一つずつ形成される。左壁25及び右壁26で一対となる回転軸部34は、操作レバー17を回転自在に組み付けるための部分として形成される。一対の回転軸部34は、柱形状の回転軸本体と、この回転軸本体の先端に連続して前方へ短く突出する鍔部とを有して例えば図示形状に形成される(符号省略)。一対の回転軸部34は、左壁25及び右壁26における上側の位置に配置形成される。尚、一対の回転軸部34以外として、左壁25及び右壁26には、上下方向にのびる係止突条35がそれぞれ形成される。一対の係止突条35は、操作レバー17が回転する際、操作レバー17の一部が乗り越えるような引っ掛かり部分として形成される。
操作レバー17は、可動側電源コネクタ本体16と別体になる樹脂成形品である。操作レバー17は、一対のプレート部36と、操作部37と、ブリッジ部38とを有して例えば図示形状に形成される。一対のプレート部36は、第三ハウジング19の一対の回転軸部34に回転自在に組み付けられるプレート状の部分として形成される。操作部37は、一対の回転軸部34から最も離れる位置で一対のプレート部36を連結するように形成される。操作部37は、固定側電源コネクタ2に対し可動側電源コネクタ3を係合・離脱させる際に、例えばメンテナンス作業者がこれを持って操作する部分として形成される。操作部37は、操作レバー17のレバー延在方向の端部に配置される取っ手部分として形成される。ブリッジ部38は、一対のプレート部36の中間位置でブリッジ状の部分に形成される。ブリッジ部38は、操作レバー17の強度等を高める部分として形成される。
一対のプレート部36には、それぞれ孔部39と、係止アーム部40と、被回転規制部41とが形成される。孔部39は、回転軸部34への組み付け部分として形成される。係止アーム部40は、可撓性を有する片持ちアーム形状に形成される。また、係止アーム部40は、操作レバー17の回転に伴って第三ハウジング19の係止突条35を乗り越える係止突起部分として形成される。さらに、係止アーム部40は、操作レバー17が後述する起立状態位置にある時、第三ハウジング19の左壁25及び右壁26を押圧する押圧突起部分として形成される。
被回転規制部41は、一対のプレート部36の内側にそれぞれ配置形成される。被回転規制部41は、倒伏状態位置(後述する)にある操作レバー17の回転を規制する部分として形成される。具体的には、操作レバー17の延在方向にのびるような段差形状の(又は溝形状の)第二スライド部42として形成される。第二スライド部42は、操作レバー17が倒伏状態位置(後述する)にある時、端子付きスライダ4の後述する第二凸部58がスライド自在な形状に、また、第二凸部58が係合すると回転規制が可能な形状に形成される。
操作レバー17は、レバー延在方向が上下方向(係合・離脱の方向)に沿う時に起立状態位置になり、レバー延在方向が前後方向(非係合・離脱方向)に沿う時に倒伏状態位置(図7及び図8参照)になる。操作レバー17は、上記の起立状態位置、及び係合・離脱を行わない非操作時の倒伏状態位置の間で回転自在になるように一対の回転軸部34に組み付けられる。操作レバー17の起立状態位置では、固定側電源コネクタ2に対する可動側電源コネクタ3の係合・離脱が行えるようになる。操作レバー17による操作として、固定側電源コネクタ2に対し可動側電源コネクタ3を係合させた後は、倒伏状態位置まで操作レバー17を回転させるだけである。
第三ハウジング19の後壁24には、可動側コネクタ装置1Bを構成する可動側中継信号コネクタ7が一体に設けられる。この可動側中継信号コネクタ7は、固定側電源コネクタ2に一体化する固定側信号コネクタ6に対し係合・離脱が可能な部分として設けられる。また、可動側中継信号コネクタ7は、端子付きスライダ4に対しても係合・離脱が可能な部分として設けられる。尚、可動側中継信号コネクタ7は、倒伏状態位置にある操作レバー17と第三ハウジング19との間に位置するように配置形成される。
可動側中継信号コネクタ7は、導電性の中継端子43と、この中継端子43を収容する絶縁性の中継ハウジング44とを備えて構成される。中継端子43は、固定側信号コネクタ6の第二端子14と端子付きスライダ4の後述する第四端子46(ショート端子)との電気的な接続を中継することができる形状に形成される。具体的には、第二端子14に対する電気接触部を下端側に有し、上端側には第四端子46に対する電気接触部を有する形状に形成される。また、中継端子43は、この中間部分が中継ハウジング44に保持されるような形状に形成される。中継端子43は、上記の下端側及び上端側が中継ハウジング44の内部で露出するように配置される。
中継ハウジング44は、この下部及び前側上部がそれぞれ開口するような筐体の形状に形成される。下部の開口は、固定側信号コネクタ6との係合・離脱を行う部分として形成される。また、前側上部の開口は、端子付きスライダ4との係合・離脱を行う部分として形成される。中継ハウジング44の内部には、固定側信号コネクタ6及び端子付きスライダ4との係合空間がそれぞれ形成される。
図3ないし図6において、端子付きスライダ4(端子付き規制部材)は、絶縁性を有するスライダ45と、このスライダ45に固定される導電性の第四端子46(ショート端子)とを備えて構成される。スライダ45は、第三ハウジング19のスライダ組付部28に着脱自在且つスライド自在に組み付けられるスライダ本体47と、可動側中継信号コネクタ7の中継ハウジング44への挿入部分として形成されるハウジング挿入部48と、操作レバー17に係合して回転を規制する一対の回転規制部49とを有して例えば図示形状に形成される。
スライダ本体47は、略矩形のブロック形状に形成される。また、スライダ本体47は、第三ハウジング19のスライダ組付部28に合わせた形状に形成される。このようなスライダ本体47には、スライド面50と、一対の第一凸部51と、スライド操作部52とが形成される。スライド面50は、スライダ本体47の下面に相当する部分であって、スライダ組付部28のスライド面29を摺動する平滑な面に形成される。
一対の第一凸部51は、第三ハウジング19のスライダ組付部28における溝状の第一スライド部30に挿入される部分として、また、スライド移動の際に第一スライド部30に案内される部分として形成される。一対の第一凸部51は、第一スライド部30に挿入されると、上下方向(係合・離脱の方向)及び左右方向の移動が規制されるような形状に形成される。このような一対の第一凸部51には、係止凹部53がそれぞれ形成される。係止凹部53は、スライダ組付部28のスライダ係止突起31に引っ掛かる部分として形成される。スライド操作部52は、スライダ本体47の上面や、前面に連続するエッジに相当する部分であって、例えばメンテナンス作業者がこれを押しながら操作する部分として形成される。
ハウジング挿入部48は、スライダ本体47の後面側に連続して真っ直ぐ後方にのびる(スライド方向にのびる)柱状部54と、この柱状部54の下面側に形成される端子収容凹部55とを有する。端子収容凹部55における引用符号56は固定穴を示す。この固定穴56は、第四端子46を固定する一部分として形成される。尚、端子収容凹部55及び固定穴56を用いてハウジング挿入部48に第四端子46が固定されると、ハウジング挿入部48の部分はコネクタとしての機能を有する。
一対の回転規制部49は、スライダ本体47の左右両側面に連続して左右方向に突出するように形成される。また、一対の回転規制部49は、スライダ本体47の上面に面一な部分を有するように形成される。一対の回転規制部49は、本実施例において、平面視略クランク形状に形成される。このような一対の回転規制部49には、スライダ対向面57と、第二凸部58とがそれぞれ形成される。
一対のスライダ対向面57は、一対の回転規制部49における基端部分の下面に位置する平滑な面として形成される。また、一対のスライダ対向面57は、第三ハウジング19のスライダ組付部28における一対のスライダ対向面32に対向する部分として形成される。一対の第二凸部58は、一対の回転規制部49の先端部分に凸形状に形成される。また、一対の第二凸部58は、操作レバー17の一対の第二スライド部42に案内される部分として形成される。さらに、一対の第二凸部58は、一対の第二スライド部42に案内された後に操作レバー17の回転を規制する部分として形成される。
第四端子46は、端子収容凹部55に収容される一対の電気接触部59と、固定穴56に差し込まれて固定される圧入凸部60とを有して例えば図示形状に形成される。第四端子46は、本実施例において、ハウジング挿入部48に形成される一対の挟持部61(図6参照)によっても固定される。一対の電気接触部59は、弾力性を有して可動側中継信号コネクタ7の中継端子43に接触する。第四端子46は、固定側信号コネクタ6の第二端子14に対し間接的に接続される部分としてスライダ45に固定される。
次に、上記構成及び構造に基づく端子付きスライダ4の作用について図面を参照しながら説明をする。
図7は操作レバーが倒伏状態位置にある可動側コネクタに対し端子付きスライダを組み付けようとする状態を示す斜視図、図8は図7の状態から端子付きスライダをスライド移動させた状態を示す斜視図、図9は図8のA−A線断面図、図10は図9のB−B線断面図、図11は図9の状態から端子付きスライダのスライド移動を完了させた状態を示す断面図、図12は図11のC−C線断面図である。
尚、図7を除いた図面(図8ないし図12)は、特に図示しないが、固定側電源コネクタ2に対し可動側電源コネクタ3が係合した状態(別な言い方をすれば、電源回路Dがオンした状態)にある。
図7において、端子付きスライダ4を組み付けようとする状態では、操作レバー17が倒伏状態位置にある(一例である)。すなわち、レバー延在方向が前後方向(非係合・離脱方向)に一致するような倒した状態にある。この時、可動側電源コネクタ3にあっては、第三ハウジング19のスライダ組付部28の全体が露出した状態にある。端子付きスライダ4は、ハウジング挿入部48の側がスライダ組付部28に向くように配置される。端子付きスライダ4をスライダ組付部28に組み付けていくと、次のような状態になる。
図7ないし図10において、端子付きスライダ4の組み付けが行われることにより、端子付きスライダ4は可動側中継信号コネクタ7に向けてスライド移動する。この時、スライダ組付部28の一対の第一スライド部30にスライダ45の一対の第一凸部51が案内される。また、スライダ組付部28のスライド面29とスライダ45のスライド面50とが摺動する。また、スライダ組付部28の一対のスライダ対向面32とスライダ45の一対のスライダ対向面57とが対向する。スライダ45は、一対の回転規制部49における第二凸部58が操作レバー17の一対の第二スライド部42に案内される。
スライダ45は、一対の第一凸部51における係止凹部53がスライダ組付部28の一対の第一スライド部30におけるスライダ係止突起31に引っ掛かって仮係止されるまで、先ずは組み付けられる。尚、仮係止状態にあっては、端子付きスライダ4の第四端子46が可動側中継信号コネクタ7の中継端子43に電気的に接続されることはない。
図11及び図12において、スライド操作部52を押しながら端子付きスライダ4を可動側中継信号コネクタ7に向けてスライド移動させると、スライダ45のハウジング挿入部48及び第四端子46が可動側中継信号コネクタ7に挿入され、端子付きスライダ4の組み付けが完了する。尚、操作レバー17が倒伏状態位置になければ、構造上、ハウジング挿入部48及び第四端子46が可動側中継信号コネクタ7に挿入されることはない。端子付きスライダ4の第四端子46は、可動側中継信号コネクタ7の中継端子43に電気的に接続されて、これにより信号回路S(図1参照)がオンされる。従って、電源回路D(図1参照)は導通状態になる。操作レバー17は、端子付きスライダ4の組み付けに伴い一対の第二スライド部42と一対の第二凸部58とが一対の回転軸部34の近傍で係合する。従って、回転規制がなされることになる。
上記説明の逆方向に端子付きスライダ4をスライド移動させると、端子付きスライダ4の第四端子46と可動側中継信号コネクタ7の中継端子43との電気的な接続が解除される。信号回路Sがオフされるとともに電源回路Dが非導通状態になる。端子付きスライダ4を上記仮係止位置まで移動させると、操作レバー17の回転規制が解除され、起立状態位置への回転が可能になる。
以上、図1ないし図12を参照しながら説明してきたように、本発明の電源遮断装置1によれば、スライダ45を構成に含むとともに、このスライダ45に第四端子46を固定する構造であることから、信号回路Sのオン・オフを操作レバー17の操作でなくスライダ45の操作により行うことができる(操作レバー17を従来例のようにスライド移動させる必要はない)。従って、従来例のようなレバースライド移動の分(図13の寸法P参照)を大きく確保した上で電源回路遮断装置1を搭載する必要はなく、結果、従来例よりも小型化を図ることができるという効果を奏する。
また、本発明の電源遮断装置1によれば、スライダ45にて操作レバー17の回転規制をすることから、操作レバー17の構造や回転軸部分の構造を従来例よりも簡素化することができる。従って、電源回路遮断装置1の小型化に寄与することができるという効果も奏する。さらに、本発明の電源遮断装置1によれば、スライダ45の操作にて信号回路Sのオン・オフと同時に操作レバー17の回転規制及び許容もすることができることから、これにより例えばメンテナンス時の作業性を向上させることができるという効果も奏する。さらにまた、本発明の電源遮断装置1によれば、従来例のように操作レバー17に信号回路Sのオン・オフ部分を持たせる構造でないことから、コンパクトな操作レバー17にすることができる。従って、電源回路遮断装置1の小型化に寄与することができるという効果も奏する。
この他、本発明の電源遮断装置1によれば、可動側電源コネクタ3における第三ハウジング19に溝形状の第一スライド部30を形成するとともに、この第一スライド部30をスライド移動する凸形状の第一凸部51をスライダ45に形成することから、簡素な構造でスライダ45を所定方向のみスライド自在に組み付けることができる。従って、電源回路遮断装置1の小型化に寄与することができるという効果や、作業性の向上を図ることができるという効果を奏する。
また、本発明の電源遮断装置1によれば、操作レバー17に段差形状の第二スライド部42を形成するとともに、この第二スライド部42をスライド移動する凸形状の第二凸部58をスライダ45に形成することから、簡素な構造で操作レバー17の回転規制をすることができる。従って、電源回路遮断装置1の小型化に寄与することができるという効果を奏する。
さらに、本発明の電源遮断装置1によれば、スライダ45にハウジング挿入部48を形成するとともに、このハウジング挿入部48に位置するように第四端子46を固定することから、ハウジング挿入部48の挿入に伴い第四端子46によって信号回路Sをオンすることができる。従って、簡素な構造で信号回路Sのオン・オフをすることができ、以て電源回路遮断装置1の小型化に寄与することができるという効果を奏する。
さらにまた、本発明の電源遮断装置1によれば、倒伏状態位置にある操作レバー17の操作部37と、可動側電源コネクタ3における第三ハウジング19との間に位置するように固定側信号コネクタ6及び可動側中継信号コネクタ7を配置することから、外形的に大きくならず、結果、信号回路Sのオン・オフ部分の位置に起因した大型化を防止することができる。従って、電源回路遮断装置1の小型化に寄与することができるという効果を奏する。
本発明に関し、電源回路遮断装置1は、この構成としてスライダ45を含む。スライダ45は、コネクタの係合保証及び係合検知の二つの機能を同時に行えるような構成及び構造を有する。また、スライダ45は、操作レバー17のスライド移動を不要にする構造及び回転規制をする構造を有する。
本発明は本発明の主旨を変えない範囲で種々変更実施可能なことは勿論である。
D…電源回路、 S…信号回路、 1…電源遮断装置、 1A…固定側コネクタ装置、 1B…可動側コネクタ装置、 2…固定側電源コネクタ、 3…可動側電源コネクタ、 4…端子付きスライダ(端子付き規制部材)、 5…サービスプラグ、 6…固定側信号コネクタ、 7…可動側中継信号コネクタ、 8…第一端子、 9…第一ハウジング、 10…前壁、 11…後壁、 12…左壁、 13…右壁、 14…第二端子、 15…第二ハウジング、 16…可動側電源コネクタ本体、 17…操作レバー(移動部材)、 18…第三端子、 19…第三ハウジング、 20…電気接触板、 21…連結板部、 22…案内部、 23…上壁、 24…後壁、 25…左壁、 26…右壁、 27…端子保持部、 28…スライダ組付部、 29…スライド面、 30…第一スライド部、 31…スライダ係止突起、 32…スライダ対向面、 33…スライダ保持部、 34…回転軸部、 35…係止突条、 36…プレート部、 37…操作部、 38…ブリッジ部、 39…孔部、 40…係止アーム部、 41…被回転規制部、 42…第二スライド部、 43…中継端子、 44…中継ハウジング、 45…スライダ、 46…第四端子(ショート端子)、 47…スライダ本体、 48…ハウジング挿入部、 49…回転規制部、 50…スライド面、 51…第一凸部、 52…スライド操作部、 53…係止凹部、 54…柱状部、 55…端子収容凹部、 56…固定穴、 57…スライダ対向面、 58…第二凸部、 59…電気接触部、 60…圧入凸部、 61…挟持部

Claims (7)

  1. 電源回路及び信号回路の途中に設けられる固定側コネクタ装置と、
    該固定側コネクタ装置に係合・離脱することで前記電源回路をオン・オフする可動側コネクタ装置と、
    前記固定側コネクタ装置及び前記可動側コネクタ装置に対し別体になり、且つ該可動側コネクタ装置を介して間接的に前記信号回路をオン・オフし、さらには該オン・オフに伴って前記可動側コネクタ装置を構成する移動部材の移動規制・移動許容も合わせて行う端子付き規制部材と、
    を含む
    ことを特徴とする電源回路遮断装置。
  2. 請求項1に記載の電源回路遮断装置において、
    前記端子付き規制部材は、前記移動部材に対する移動規制部材であるとともに、前記固定側コネクタ装置及び前記可動側コネクタ装置の係合保証部材・係合検知部材でもある
    ことを特徴とする電源回路遮断装置。
  3. 請求項1又は2に記載の電源回路遮断装置において、
    前記固定側コネクタ装置は、前記電源回路の途中に設けられる固定側電源コネクタと、前記信号回路の途中に設けられる固定側信号コネクタとを備え、
    前記可動側コネクタ装置は、前記固定側電源コネクタに係合・離脱する可動側電源コネクタと、前記固定側信号コネクタに係合・離脱する可動側中継信号コネクタとを備え、
    前記可動側電源コネクタは、可動側電源コネクタ本体と、該可動側電源コネクタ本体に回転自在に組み付けられる前記移動部材としての操作レバーとを備え、
    前記端子付き規制部材は、前記可動側中継信号コネクタに中継されて間接的に前記信号回路をオン・オフするショート端子と、前記可動側電源コネクタ本体に着脱自在且つスライド自在に組み付けられるスライダとを備え、
    該スライダには、前記操作レバーが所定位置にある時の回転移動を規制する部分として回転規制部を形成する
    ことを特徴とする電源回路遮断装置。
  4. 請求項3に記載の電源回路遮断装置において、
    前記可動側電源コネクタ本体は、前記スライダの組み付け部分としてスライダ組付部を有し、該スライダ組付部には、前記スライダの前記スライド方向に延在する溝形状の第一スライド部を形成し、前記スライダには、前記第一スライド部をスライド移動する凸形状の第一凸部を形成する
    ことを特徴とする電源回路遮断装置。
  5. 請求項3又は4に記載の電源回路遮断装置において、
    前記操作レバーは、前記スライダにより回転移動が規制される部分として被回転規制部を有し、該被回転規制部には、前記スライダの前記スライド方向に延在する溝形状又は段差形状の第二スライド部を形成し、前記スライダには、前記第二スライド部をスライド移動する凸形状の第二凸部を前記回転規制部として形成する
    ことを特徴とする電源回路遮断装置。
  6. 請求項3、4又は5に記載の電源回路遮断装置において、
    前記スライダには、前記可動側中継信号コネクタへの挿入部分としてハウジング挿入部を形成し、該ハウジング挿入部には、前記ショート端子を固定する
    ことを特徴とする電源回路遮断装置。
  7. 請求項3、4、5又は6に記載の電源回路遮断装置において、
    当該電源回路遮断装置は、前記所定位置にある前記操作レバーの内側に位置するように前記固定側信号コネクタ及び前記可動側中継信号コネクタを配置する
    ことを特徴とする電源回路遮断装置。
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