JP6331888B2 - 電源遮断プラグ組み付け構造 - Google Patents

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Description

本発明は、電源遮断プラグ組み付け構造に関するものである。
特許文献1に記載の従来技術のように、電気自動車やハイブリッド自動車において、リチウムイオンバッテリ等の高電圧バッテリを、運転席と助手席との間のセンターコンソールの内部に配置したものがある。高電圧バッテリは、フロアパネルに固定され、これを覆うようにしてセンターコンソールが組み付けられている。
特開2006−278201号公報
点検や整備を目的として、一般に、電源回路を遮断するための端子部材であるサービスプラグが、高電圧バッテリと共に組み付けられる。上記従来技術においても、高電圧バッテリにサービスプラグを組み付け、これらを覆うようにしてセンターコンソールを組み付けることが考えられる。しかしながら、生産ラインにおいて、仮にサービスプラグの組み付けが不十分なまま、センターコンソールを組み付け、さらに座席の組み付け等、下流の工程へと移行してゆくと、サービスプラグの組み付けをやり直すことが困難になる。
本発明の課題は、端子部材の不十分な組み付けを防止することである。
本発明の一態様に係る電源遮断プラグ組み付け構造は、車体部材にバッテリを固定し、バッテリには、ベース側端子部材を固定し、ベース側端子部材には、下方への押圧によってプラグ側端子部材を嵌合させる。このプラグ側端子部材の嵌合状態で電源回路が接続され、離脱状態で電源回路が遮断される。そして、バッテリ、ベース側端子部材、及びプラグ側端子部材に対して、収容部材を上方から被せるように下降させて車体部材に固定することにより、この収容部材の内部に、バッテリ、ベース側端子部材、及びプラグ側端子部材を収容する。そして、収容部材を車体部材に固定する際に、収容部材がプラグ側端子部材を下方へと押圧し、プラグ側端子部材の嵌合が完了するように、プラグ側端子、及び収容部材の配置を設定する。
本発明によれば、仮にプラグ側端子部材の嵌合が完了してなかったとしても、収容部材を車体部材に固定するときに、収容部材がプラグ側端子部材を下方へと押圧し、嵌合を完了させることができる。これにより、プラグ側端子部材の不十分な組み付けを防止することができる。
センターコンソールの配置を示す図である。 バッテリケース及びサービスプラグを示す図である。 プラグ側端子部材の構成を示す図である。 操作レバーの動作を示す図である。 センターコンソールのフレームを示す図である。 サービスプラグ及び天井フレームの配置を示す図である。
《第1実施形態》
《構成》
第1実施形態は、電気自動車やハイブリッド自動車において、リチウムイオンバッテリ等の高電圧バッテリを、運転席と助手席との間のセンターコンソールの内部に配置したものである。
センターコンソールの配置を図1に示す。
センターコンソール11は、運転席12と助手席13との間のフロアパネル14に固定されている。センターコンソール11は、車体前後方向が長手方向となる。
バッテリケース及びサービスプラグを図2に示す。
バッテリケース21は、車幅方向に狭く、車体前後方向に長い略直方体であり、その下端が、前側ブラケット22及び後側ブラケット23を介してフロアパネル14に固定される。このバッテリケース21には、車体前後方向に並んだ例えば3個のバッテリモジュールが内蔵され、一つのバッテリモジュールには、例えば14個の円筒型セルが内蔵されている。
バッテリケース21の前端には、ジャンクションボックス24が連結されている。ジャンクションボックス24には、直流電力を供給するためのシステムメインリレーや、直流電流を測定するための電流センサ等が内蔵されている。ジャンクションボックス24も、その下端が、ブラケット25を介してフロアパネル14に固定される。
サービスプラグ26は、点検や整備を目的として、電源回路を遮断するための端子部材であり、SDスイッチ(サービス・ディスコネクト・スイッチ)とも呼ばれる。サービスプラグ26は、バッテリケース21の上面のうち、車体後側の位置に固定されたベース側端子部材30と、下方への押圧によってベース側端子部材30に嵌合可能なプラグ側端子部材40と、を備える。プラグ側端子部材40の嵌合状態で、電源回路が接続され、離脱状態で電源回路が遮断される。
ベース側端子部材30は、平面視で、車体前後方向に狭く、車幅方向に長い外形をしており、上面は開放されている。ベース側端子部材30の内側には、図示は省略するが、車体右側から車体左側に向かって順に、第一のベース側メイン端子、第二のベース側メイン端子、及びベース側信号端子が設けられている。また、ベース側端子部材30における車体前後方向の両側面には、一対のカムピン31が形成されている。カムピン31は、先端が基端よりも一段階だけ大径になっている。
プラグ側端子部材の構成を図3に示す。
プラグ側端子部材40は、メインハウジング41と、このメインハウジング41に回動可能に支持された操作レバー51と、を備える。
メインハウジング41は、メインヒューズが内蔵されており、且つ車体右側で上下方向に延びる第一のメインコネクタ部42と、車体左側で上下方向に延びる第二のメインコネクタ部43と、が形成されている。第一のメインコネクタ部42は、下方に向かって開放した略角筒状に形成され、その内側には、メインヒューズの一端に接続された図示しない第一のプラグ側メイン端子が設けられている。第二のメインコネクタ部43は、下方に向かって開放した略角筒状に形成され、その内側には、メインヒューズの他端に接続された図示しない第二のプラグ側メイン端子が設けられている。
第一のメインコネクタ部42の下部、及び第二のメインコネクタ部43の下部が、ベース側端子部材30の所定部位に嵌合する。このとき、第一のベース側メイン端子と第一のプラグ側メイン端子とが接続され、且つ第二のベース側メイン端子と第二のプラグ側メイン端子とが接続されることにより、電源回路が接続される。
メインハウジング41における車体前後方向の両側面には、車幅方向の略中央に、操作レバー51の回動を支持する一対の回動支持軸44が形成されている。
メインハウジング41における車体前後方向の両側面には、回動支持軸44よりも第一のメインコネクタ部42に近く、且つ回動支持軸44よりも高い位置に、一対の隆起部45が形成されている。隆起部45は、高さの低い球面状に形成されている。
メインハウジング41における車体左側の端面のうち、その上端で、且つ車体前後方向の両端側に、一対の突起部46が形成されている。突起部46は、車体左側に向かって突出し、その上面が先端に向かうほど下方に傾斜している。
操作レバー51は、対向する一対のアームプレート52と、これらアームプレート52の一端同士に連結された連結部53と、を備える。
各アームプレート52の略中央には、メインハウジング41の回動支持軸44が挿通可能な挿通穴54が形成されている。回動支持軸44に挿通穴54を嵌め合わせることにより、メインハウジング41に対して操作レバー51が回動可能に支持される。
各アームプレート52には、メインハウジング41の隆起部45が係合可能な係合穴55が形成されている。隆起部45に係合穴55が係合するときに、メインハウジング41に対する操作レバー51の回動を操作開始位置で仮止めする。操作開始位置とは、連結部53が回動支持軸44の上方に位置するように操作レバー51を回動させた位置であり、図中では、実線で示した操作レバー51の回動位置である。
各アームプレート52には、カムピン31が進入可能なカム溝56が形成されている。カム溝56は、操作レバー51が操作開始位置にある状態で、アームプレート52の下端から回動支持軸44の真横まで延びる円弧状に形成されている。操作レバー51を操作開始位置にした状態で、ベース側端子部材30に対して第一のメインコネクタ部42及び第二のメインコネクタ部43を浅く嵌め合わせると、カム溝56にカムピン31が導入される。この状態から、連結部53が車体左側に倒れるように、操作レバー51を回動させると、カム溝56の案内により、カムピン31に対して回動支持軸44が引き込まれる。これにより、ベース側端子部材30に対して第一のメインコネクタ部42及び第二のメインコネクタ部43の嵌め込みが深くなる。操作レバー51を操作開始位置から約90度回動させると、ベース側端子部材30に対するプラグ側端子部材40の嵌合が完了する。このときの回動位置を操作完了位置とし、図中では二点鎖線で示す。
連結部53には、メインハウジング41の側に、板バネ57が形成されている。板バネ57は、略V字型に開いた一片及び他片からなり、一片が連結部53に支持され、且つ操作レバー51が操作開始位置にある状態で、車体右側に向かって開くように配置されている。板バネ57の車体前後方向の幅は、メインハウジング41に形成された一対の突起部46の間隔よりも狭い。
板バネ57における他片の両縁には、車体前側及び車体後側の双方に突き出た係合ピン58が形成されている。
操作レバー51を操作開始位置から回動させ、操作完了位置に近づくと、メインハウジング41の突起部46に係合ピン58が当接し、ここで圧力を加えなければ、操作レバー51の回動が係止される。一方、操作レバー51に回動させる圧力を加えると、係合ピン58を突起部46の傾斜に沿って車体左側へと押し出す力として作用し、板バネ57を圧縮方向に撓ませる。この板バネ57の撓みが、操作レバー51の回動操作に対する反力となる。係合ピン58が突起部46を乗り越えると、板バネ57による反力は消失し、操作完了位置までの回動が許容される。このとき、板バネ57が復元することにより、係合ピン58は突起部46の真下へ変位する。一方、操作レバー51を操作完了位置から逆方向に回動させると、係合ピン58が突起部46の下面に引っ掛かり、操作レバー51の回動がロックされる。したがって、板バネ57を圧縮方向に撓ませることにより、突起部46に対する係合ピン58の引っ掛かりが解除され、操作レバー51の逆方向への回動が許容される。
連結部53には、プラグ側信号コネクタ部59が形成されている。プラグ側信号コネクタ部59は、操作レバー51が操作開始位置にある状態で、車体左側に向かって開放した略角筒状に形成され、その内側には、図示しないプラグ側信号端子が設けられている。操作レバー51を操作完了位置まで回動させると、プラグ側信号コネクタ部59の開放された側が下方に向き、ベース側端子部材30の所定部位に嵌合する。このとき、ベース側信号端子とプラグ側信号端子とが接続されることにより、ベース側端子部材30へのプラグ側端子部材40の嵌合が検知される。
操作レバーの一連の動作を図4に示す。
図中の(a)は、操作レバー51が操作開始位置にあり、且つベース側端子部材30に対して第一のメインコネクタ部42及び第二のメインコネクタ部43を浅く嵌め合わせた状態である。このとき、電源回路は遮断されており、ベース側端子部材30へのプラグ側端子部材40の嵌合も検知されない。
図中の(b)は、操作レバー51を操作開始位置から回動させ始めており、ベース側端子部材30に対して第一のメインコネクタ部42及び第二のメインコネクタ部43が引き込まれ始めている状態である。このとき、電源回路が接続され始めるが、ベース側端子部材30へのプラグ側端子部材40の嵌合は検知されない。
図中の(c)は、操作レバー51が操作完了位置に近づいており、ベース側端子部材30に対する第一のメインコネクタ部42及び第二のメインコネクタ部43の引き込みが略完了している状態である。このとき、係合ピン58が突起部46に当接することで、操作レバー51の回動が係止される。
図中の(d)は、係合ピン58が突起部46を乗り越えた状態である。このとき、ベース側端子部材30へのプラグ側端子部材40の嵌合が検知される。
図中の(e)は、操作レバー51が操作完了位置にあり、且つベース側端子部材30に対して第一のメインコネクタ部42、第二のメインコネクタ部43、及びプラグ側信号コネクタ部59の全てが完全に引き込まれた、つまり嵌合が完了した状態である。
次に、サービスプラグ26、及びセンターコンソール11の配置について説明する。
センターコンソールのフレームを図5に示す。
センターコンソール11のフレームは、バッテリケース21、ベース側端子部材30、及びプラグ側端子部材40に対して、上方から被せるようにして下降させてから、フロアパネル14に固定される。
センターコンソール11のフレームのうち、車体前後方向に延び、プラグ側端子部材40の真上の位置を通過するフレームを、天井フレーム61とする。
サービスプラグ及び天井フレームの配置を図6に示す。
ここでは、操作レバー51が操作完了位置にあり、ベース側端子部材30に対するプラグ側端子部材40の嵌合が完了した状態である。プラグ側端子部材40と天井フレーム61との上下方向の隙間Dを、予め定めた閾値Dthに設定する。この閾値Dthは、センターコンソール11のフレームをフロアパネル14に固定する際に、天井フレーム61がプラグ側端子部材40を下方へと押圧することにより、プラグ側端子部材40のベース側端子部材30への嵌合が完了する範囲で設定される。
すなわち、プラグ側端子部材40のベース側端子部材30への嵌合が完了していないときには、天井フレーム61がプラグ側端子部材40と当接してプラグ側端子部材40を下方へと押圧するような位置関係とする。この目的を達成できるなら、プラグ側端子部材40と天井フレーム61との上下方向の隙間Dは0であってもよい。
別の言い方をすると、係合ピン58が突起部46に当接して操作レバー51の回動が係止されるときの、操作レバー51の上端よりも、天井フレーム61が低い位置となるように設定される。
天井フレーム61の天井面(下面)には、プラグ側端子部材40の上端が当接する可能性がある。それで、係合ピン58が突起部46に当接して操作レバー51の回動が係止されるときの操作レバー51の上端が、天井フレーム61に対して、線接触するように設定することが望ましい。これにより、操作レバー51の上端が天井フレーム61に対して点接触するよりも、単位面積当たりの圧力荷重を軽減することができ、天井フレーム61の耐久性の低下を抑制することができる。
また、天井フレーム61が操作レバー51に当接して操作レバー51を下方へと押圧するときに、操作レバー51の回動に応じて天井フレーム61との間で摩擦が生じる。それで、操作レバー51における天井フレーム61との接触面を、表面処理によって滑り性を向上させたり、操作レバー51を低摩擦材によって製造したりすることが望ましい。これにより、天井フレーム61に対して操作レバー51が摺動するとしても、天井フレーム61の摩耗を抑制することができる。
《作用》
次に、第1実施形態の作用について説明する。
センターコンソール11を組み付ける際に、バッテリケース21をフロアパネル14に固定する工程と、バッテリケース21にサービスプラグ26を組み付ける工程と、センターコンソール11をフロアパネル14に固定する工程と、を順に経る。生産ラインにおいて、仮にサービスプラグ26の組み付けが不十分なまま、センターコンソール11を組み付け、さらに座席の組み付け等、下流の工程へと移行してゆき、後になってサービスプラグ26の組み付けが不十分であることが発覚することがある。主に、サービスプラグ26の嵌合検知を電気的に確認する工程で発覚する。しかしながら、その時点で、サービスプラグ26の組み付けをやり直そうとすると、座席を取り外したり、フロアカーペットを剥がしたりしなければならず、作業が困難である。
そこで、プラグ側端子部材40、及びセンターコンソール11の配置は、センターコンソール11をフロアパネル14に固定する際に、プラグ側端子部材40のベース側端子部材30への嵌合が完了していないときには、センターコンソール11がプラグ側端子部材40を下方へと押圧することにより、プラグ側端子部材40のベース側端子部材30への嵌合が完了するように設定されている。すなわち、プラグ側端子部材40と、プラグ側端子部材40の上方に位置するセンターコンソール11と、の上下方向の隙間Dが、予め定めた閾値Dth以下に設定されている。
閾値Dthについては、次の点を考慮する。
ベース側端子部材30に対してプラグ側端子部材40を押し込む際に、板バネ57により、予め定めた係止位置に近づくほど大きな反力が与えられ、係止位置を超えると反力が解除される構造になっている。それで、隙間Dに対する閾値Dthは、係止位置にあるときのプラグ側端子部材40の上端よりも、センターコンソール11の天井フレーム61が低い位置となる範囲で設定する。
このように、位置関係を設定することにより、仮にプラグ側端子部材40の嵌合が完了してなかったとしても、センターコンソール11をフロアパネル14に固定するときに、センターコンソール11がプラグ側端子部材40に当接する。これにより、作業者に、プラグ側端子部材40の嵌合が不十分であったことを気付かせることができる。そして、作業者は、そのままセンターコンソール11を介してプラグ側端子部材40を下方へと押圧するだけで、嵌合を完了させることができる。このように、作業者に嵌合が不十分であったことを認識させ、次回以降の注意を促すことができる。しかも、作業のやり直しを強いることなく、センターコンソール11の組み付けを続行する過程で、プラグ側端子部材40の嵌合も完了させることができる。これにより、プラグ側端子部材40の不十分な組み付けを確実に防止することができる。
なお、プラグ側端子部材40は、平面視でセンターコンソール11の長手方向における一端側の下方に配置されている。これは、作業者が、センターコンソール11を組み付ける際に、その長手方向の両端を把持して組み付けを行うことを想定しているためである。すなわち、作業者がセンターコンソール11における長手方向の両端を把持しているとすると、把持している位置の真下にプラグ側端子部材40が位置することになる。したがって、そのプラグ側端子部材40に対して下方への押圧力を作用させやすくなり、より組み付けやすくなる。
《対応関係》
第1実施形態では、フロアパネル14が「車体部材」に対応する。バッテリケース21が「バッテリ」に対応する。ベース側端子部材30が「ベース側端子部材」に対応する。プラグ側端子部材40が「プラグ側端子部材」に対応する。センターコンソール11が「収容部材」に対応する。板バネ57が「バネ部材」に対応する。
《効果》
次に、第1実施形態における主要部の効果を記す。
(1)第1実施形態に係る電源遮断プラグ組み付け構造は、フロアパネル14に固定されるバッテリケース21と、バッテリケース21に固定されるベース側端子部材30と、下方への押圧によりベース側端子部材30と嵌合し、嵌合状態で電源回路を接続し、離脱状態で電源回路を遮断するプラグ側端子部材40と、バッテリケース21、ベース側端子部材30、及びプラグ側端子部材40に対して、上方から被せるように下降させてからフロアパネル14に固定され、バッテリケース21、ベース側端子部材30、及びプラグ側端子部材40を内部に収容するセンターコンソール11と、を備える。プラグ側端子部材40、及びセンターコンソール11の配置は、センターコンソール11をフロアパネル14に固定する際に、センターコンソール11がプラグ側端子部材40を下方へと押圧することにより、プラグ側端子部材40のベース側端子部材30への嵌合が完了するように設定されている。
このように、仮にプラグ側端子部材40の嵌合が完了してなかったとしても、センターコンソール11をフロアパネル14に固定するときに、センターコンソール11がプラグ側端子部材40を下方へと押圧し、嵌合を完了させることができる。これにより、プラグ側端子部材40の不十分な組み付けを防止することができる。
(2)第1実施形態に係る電源遮断プラグ組み付け構造は、プラグ側端子部材40、及びセンターコンソール11の配置が、プラグ側端子部材40のベース側端子部材30への嵌合が完了していないときには、センターコンソール11がプラグ側端子部材40と当接してプラグ側端子部材40を下方へと押圧し、プラグ側端子部材40のベース側端子部材30への嵌合が完了しているときには、センターコンソール11がプラグ側端子部材40と当接しないように設定されている。
このように、嵌合が完了していないときだけ、プラグ側端子部材40を下方へと押圧し、嵌合を完了させることができる。
(3)第1実施形態に係る電源遮断プラグ組み付け構造は、プラグ側端子部材40と、プラグ側端子部材40の上方に位置するセンターコンソール11と、の上下方向の隙間Dが、予め定めた閾値Dth以下に設定されている。
このように、隙間Dを設定することで、センターコンソール11をフロアパネル14に固定するときに、センターコンソール11がプラグ側端子部材40を下方へと押圧し、嵌合を完了させることができる。
(4)第1実施形態に係る電源遮断プラグ組み付け構造は、センターコンソール11が、平面視で長手方向を有する形状に形成され、プラグ側端子部材40は、平面視でセンターコンソール11の長手方向における一端側の下方に配置されている。
作業者は、センターコンソール11を組み付ける際に、その長手方向の両端を把持して組み付けを行うことになる。したがって、把持している位置の真下にプラグ側端子部材40が配置されているため、そのプラグ側端子部材40に対して下方への押圧力を作用させやすくなり、組み付けの容易性が向上する。
(5)第1実施形態に係る電源遮断プラグ組み付け構造は、ベース側端子部材30に対してプラグ側端子部材40を押し込む際に、予め定めた係止位置に近づくほど大きな反力を与え、係止位置を超えると反力を解除する板バネ57を備える。プラグ側端子部材40、及びセンターコンソール11の配置は、係止位置にあるときのプラグ側端子部材40の上端よりも、センターコンソール11の天井フレーム61が低い位置となるように設定されている。
このように、プラグ側端子部材40と天井フレーム61との位置関係を設定することにより、センターコンソール11をフロアパネル14に固定するときに、センターコンソール11がプラグ側端子部材40を下方へと押圧し、嵌合を完了させることができる。
(6)第1実施形態に係る電源遮断プラグ組み付け構造は、バッテリケース21が、運転席と助手席との間に設けられ、バッテリケース21、ベース側端子部材30、及びプラグ側端子部材40は、センターコンソール11に収容される。
このように、センターコンソール11に適用することで、特有の課題を解決することができる。
以上、限られた数の実施形態を参照しながら説明したが、権利範囲はそれらに限定されるものではなく、上記の開示に基づく実施形態の改変は、当業者にとって自明のことである。
11 センターコンソール
12 運転席
13 助手席
14 フロアパネル
21 バッテリケース
22 前側ブラケット
23 後側ブラケット
24 ジャンクションボックス
25 ブラケット
26 サービスプラグ
30 ベース側端子部材
31 カムピン
40 プラグ側端子部材
41 メインハウジング
42 メインコネクタ部
43 メインコネクタ部
44 回動支持軸
45 隆起部
46 突起部
51 操作レバー
52 アームプレート
53 連結部
54 挿通穴
55 係合穴
56 カム溝
57 板バネ
58 係合ピン
59 プラグ側信号コネクタ部
61 天井フレーム

Claims (5)

  1. 車体部材に固定されるバッテリと、
    前記バッテリに固定されるベース側端子部材と、
    下方への押圧により前記ベース側端子部材と嵌合し、嵌合状態で電源回路を接続し、離脱状態で電源回路を遮断するプラグ側端子部材と、
    前記バッテリ、前記ベース側端子部材、及び前記プラグ側端子部材に対して、上方から被せるように下降させてから前記車体部材に固定され、前記バッテリ、前記ベース側端子部材、及び前記プラグ側端子部材を内部に収容する収容部材と、を備え、
    前記プラグ側端子部材、及び前記収容部材の配置は、
    前記プラグ側端子部材の前記ベース側端子部材への嵌合が完了していないときには、前記収容部材が前記プラグ側端子部材と当接して前記プラグ側端子部材を下方へと押圧し、
    前記プラグ側端子部材の前記ベース側端子部材への嵌合が完了しているときには、前記収容部材が前記プラグ側端子部材と当接しないように設定されており、
    前記収容部材を前記車体部材に固定する際に、前記収容部材が前記プラグ側端子部材を下方へと押圧することにより、前記プラグ側端子部材の前記ベース側端子部材への嵌合が完了するように設定されていることを特徴とする電源遮断プラグ組み付け構造。
  2. 前記プラグ側端子部材と、前記プラグ側端子部材の上方に位置する前記収容部材と、の上下方向の隙間は、予め定めた閾値以下に設定されていることを特徴とする請求項1に記載の電源遮断プラグ組み付け構造。
  3. 前記収容部材は、平面視で長手方向を有する形状に形成され、
    前記プラグ側端子部材は、平面視で前記収容部材の長手方向における一端側の下方に配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の電源遮断プラグ組み付け構造。
  4. 前記ベース側端子部材に対して前記プラグ側端子部材を押し込む際に、予め定めた係止位置に近づくほど大きな反力を与え、前記係止位置を超えると前記反力を解除するバネ部材を備え、
    前記プラグ側端子部材、及び前記収容部材の配置は、
    前記係止位置にあるときの前記プラグ側端子部材の上端よりも、前記上端に対向する前記収容部材が低い位置となるように設定されていることを特徴とする請求項1〜の何れか一項に記載の電源遮断プラグ組み付け構造。
  5. 前記バッテリは、運転席と助手席との間のフロアパネルに固定され、
    前記収容部材は、前記フロアパネルに固定されるセンターコンソールからなることを特徴とする請求項1〜の何れか一項に記載の電源遮断プラグ組み付け構造。
JP2014175176A 2014-08-29 2014-08-29 電源遮断プラグ組み付け構造 Active JP6331888B2 (ja)

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