JP5793359B2 - 空調制御システムおよび空調制御方法 - Google Patents

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Description

この発明は、空調機から複数の被制御エリアに供給される給気の風量を被制御エリアの負荷状況に応じて制御する一方、空調機からの給気の温度を給気温度設定値に一致するように制御する空調制御システムおよび空調制御方法に関するものである。
従来より、例えばVAV制御システムでは、空調機からの被制御エリアへの給気の供給通路に風量調節ユニット(VAVユニット)を設け、このVAVユニットのダンパの開度を被制御エリアの室内温度と室内温度の設定値(室内温度設定値)との温度偏差に応じて制御し、被制御エリアへの給気の風量を調節するようにしている。この場合、VAVユニットに対してはVAVコントローラが付設され、VAVユニットのダンパの開度の制御がVAVコントローラを用いて行われる。このVAVユニットとVAVコントローラとは、変風量ユニットとして、被制御エリア毎に設けられる。
一方、空調機に対しては空調機コントローラが設けられ、空調機コントローラには各VAVコントローラからVAVユニットの現在の制御状態(被制御エリアの現在の負荷状況を示す制御ステータス)が送られ、空調機コントローラは各VAVユニットの制御状態と空調機の制御状態とから被制御エリア全体としての負荷状況を判断し、これに基づいて空調機からの給気の温度(給気温度設定値)を決定する(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−304333号公報
しかしながら、上述した従来のVAV制御システムでは、全てのVAVユニットで給気温度が同じ温度となるため、冷房と暖房の同時要求に対応することができない。すなわち、空調機コントローラで決定される給気温度設定値が1つであるため、例えば、冷房を要求する被制御エリアに対しては対応することができるが、暖房を要求する被制御エリアに対しては対応することができず、暖房を要求する被制御エリアに冷風を供給することになってしまう。このため、暖房を要求する被制御エリアの室内温度は室内温度設定値に対して低くなってしまう。
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、冷房と暖房の同時要求に対応することが可能な空調制御システムおよび空調制御方法を提供することにある。
このような目的を達成するために本発明は、空調機から複数の被制御エリアに供給される給気の風量を被制御エリアの負荷状況に応じて制御する複数の給気風量制御手段と、空調機からの複数の被制御エリアへの給気の温度を給気温度設定値に一致するように制御する給気温度制御手段とを備えた空調制御システムにおいて、各給気風量制御手段は、自己が制御する被制御エリアの現在の負荷状況が冷房を要求しているのか暖房を要求しているのかを示す冷暖房の要求情報を給気温度制御手段へ送る要求情報送出手段を備え、給気温度制御手段は、各給気風量制御手段から送られてくる冷暖房の要求情報を受け、この受けた冷暖房の要求情報に冷房要求と暖房要求とが混在している場合、その時の冷房要求および暖房要求に対応可能な冷風温度設定値および温風温度設定値を定め、その定めた冷風温度設定値と温風温度設定値とに給気温度設定値を交互に切り替える冷風温風切替手段を備え、冷風温風切替手段は、受信した冷暖房の要求情報に冷房要求と暖房要求とが混在している場合、その時の冷房要求および暖房要求の大小の関係に基づいて、冷風温度設定値、温風温度設定値、および冷風温度設定値と温風温度設定値とを交互に切り替える際の時間幅を定めることを特徴とする。
この発明において、給気温度制御手段は、各給気風量制御手段から送られてくる冷暖房の要求情報に冷房要求と暖房要求とが混在している場合、その時の冷房要求および暖房要求に対応可能な冷風温度設定値と温風温度設定値とを定め、その定めた冷風温度設定値と温風温度設定値とに給気温度設定値を交互に切り替える。この場合、冷風温度設定値、温風温度設定値、および冷風温度設定値と温風温度設定値とを交互に切り替える際の時間幅は、その時の冷房要求および暖房要求の大小の関係に基づいて定められる。これにより、空調機からの給気の温度がその時の冷房要求および暖房要求の大小の関係に基づいて定められる冷風温度設定値と温風温度設定値との間でゆらぎ、冷風の給気と温風の給気とが繰り返される。
ここで、例えば、冷風の給気の時に、暖房要求の被制御エリアへの給気を遮断するようにし(冷房要求の被制御エリアへの給気は吹き出すようにする)、温風の給気の時に、冷房要求の被制御エリアへの給気を遮断する(暖房要求の被制御エリアへ給気は吹き出すようにする)ようにすれば、冷房と暖房の同時要求に対応することが可能となる。
本発明によれば、各給気風量制御手段から送られてくる冷暖房の要求情報を受け、この受けた冷暖房の要求情報に冷房要求と暖房要求とが混在している場合、その時の冷房要求および暖房要求に対応可能な冷風温度設定値および温風温度設定値を定め、その定めた冷風温度設定値と温風温度設定値とに給気温度設定値を交互に切り替えるようにしたので、空調機からの給気の温度がその時の冷房要求および暖房要求の大小の関係に基づいて定められる冷風温度設定値と温風温度設定値との間でゆらぎ、冷風の給気と温風の給気とが繰り返されるものとなり、冷風の給気の時に、暖房要求の被制御エリアへの給気は遮断するようにし、温風の給気の時に、冷房要求の被制御エリアへの給気は遮断するなどして、冷房と暖房の同時要求に対応することが可能となる。
本発明の一実施の形態を示すVAV制御システムの計装図である。 このVAV制御システムにおけるVAVコントローラが有する給気遮断機能を説明する図である。 このVAV制御システムにおける空調機コントローラが有する冷風温風切替機能を説明するためのフローチャート(実施の形態1)である。 この空調機コントローラにおいて給気が冷風の時に温風温度設定値および冷温風の切替時間幅を決定する際に用いられるテーブルを示す図である。 この空調機コントローラにおいて給気が温風の時に冷風温度設定値および冷温風の切替時間幅を決定する際に用いられるテーブルを示す図である。 この空調機コントローラによって実施される冷風温風切替制御を説明するためのタイムチャートである。 給気温度設定値が冷風温度設定値に切り替えられた場合のVAV制御システムの制御状態を例示する図である。 給気温度設定値が温風温度設定値に切り替えられた場合のVAV制御システムの制御状態を例示する図である。 冷風温風切替制御のトリガとなったVAV系統の環境が室内温度設定値≒室内温度となった場合に冷風温風切替制御を終了するようにした場合のフローチャート(実施の形態2)である。 冷風温風切替制御のトリガとなったVAV系統以外の環境が大きく設定から逸脱した場合に冷風温風切替制御を終了するようにした場合のフローチャートである。 被制御エリアの室内温度の変化状態(暖房負荷の発生が予測される場合)を例示する図である。 空調機コントローラの要部の機能ブロック図である。 VAVコントローラの要部の機能ブロック図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1はこの発明の一実施の形態を示すVAV制御システムの計装図である。
同図において、1は空調機であり、冷水弁2を介して冷水CWが供給される冷水コイル3と、温水弁4を介して温水HWが供給される温水コイル5と、インバータ6を介してその回転数が制御される給気ファン7とを備えている。8は空調機1の動作を制御する空調機コントローラである。
このVAV制御システムでは、冷水コイル3,温水コイル5を通り給気ファン7より吹き出される空調機1からの給気SAが、給気ダクト9を介して被制御エリア10−1〜10−4に供給される。給気ダクト9には空調機1からの給気SAの温度を検出する給気温度センサ11が設けられている。給気温度センサ11が検出する給気温度tSpvは空調機コントローラ8へ送られる。
被制御エリア10−1〜10−4には、各エリア毎に室内温度を検出する温度センサ12−1〜12−4が設けられており、温度センサ12−1〜12−4が検出する室内温度tpv1〜tpv4が局部的に設けられたVAVコントローラ13−1〜13−4へ各個に与えられる。
VAVコントローラ13(13−1〜13−4)は、室内温度tpv(tpv1〜tpv4)と室内温度設定値tsp(tsp1〜tsp4)との温度偏差Δt(Δt1〜Δt4)および空調機コントローラ8より送られてくる給気温度tSpvとに基づいて被制御エリア10(10−1〜10−4)への要求風量を演算し、これを空調機コントローラ8へ送信する一方、その要求風量を確保するように、VAVユニット14(14−1〜14−4)のダンパの開度θ(θ1〜θ4)を、実風量Q(Q1〜Q4)を見ながら制御する。
このVAV制御システムでは、VAVコントローラ13−1とVAVユニット14−1とで変風量ユニット20−1が構成され、VAVコントローラ13−2とVAVユニット14−2とで変風量ユニット20−2が構成され、VAVコントローラ13−3とVAVユニット14−3とで変風量ユニット20−3が構成され、VAVコントローラ13−4とVAVユニット14−4とで変風量ユニット20−4が構成されてれている。
空調機コントローラ8は、VAVコントローラ13−1〜13−4からの要求風量を受信し、この受信した要求風量からシステム全体の総要求風量を求め、この総要求風量を確保するように空調機1の給気ファン7の回転数を制御する。また、VAVコントローラ13−1〜13−4に現在の給気温度tSpvを送る。
一方、VAVコントローラ13(13−1〜13−4)は、定期的に、VAVユニット14(14−1〜14−4)の制御状態や室内温度tpv(tpv1〜tpv4)、室内温度設定値tsp(tsp1〜tsp4)、給気温度tSpvなどの情報を使って、被制御エリア10(10−1〜10−4)の現在の負荷状況が冷房を要求しているのか暖房を要求しているのかを判断し、冷房を要求していると判断した場合には冷暖房の要求情報として「冷房要求」を、暖房を要求していると判断した場合には冷暖房の要求情報として「暖房要求」を、空調機コントローラ8に送信する。
空調機コントローラ8は、VAVコントローラ13−1〜13−4からの冷暖房の要求情報を受信し、この受信した冷暖房の要求情報に基づいて給気温度設定値tSspを決定し、給気温度センサ11によって検出される給気温度tSpvを給気温度設定値tSspに一致させるように、冷水弁2や温水弁4の開度を制御する。すなわち、冷水コイル3や温水コイル5への冷温水の供給量を制御する。
このVAV制御システムにおいて、VAVユニット14−1〜14−4を通過し、被制御エリア10−1〜10−4に供給される給気SAは、被制御エリア10−1〜10−4における空調制御に貢献した後、還気ダクト15を経て排気調整用ダンパ16を介して排出されるが、その一部は還気調整用ダンパ17を介し還気RAとして空調機1へ戻される。そして、この空調機1へ戻される還気RAに対し、外気調整用ダンパ18を介して外気OAが取り込まれる。
なお、排気調整用ダンパ16,還気調整用ダンパ17,外気調整用ダンパ18の開度は空調機コントローラ8からの指令によって調整される。また、空調機1へ戻される還気RAの通路には還気温度センサ19が設けられている。還気温度センサ19が検出する還気温度tRpvは空調機コントローラ8へ送られる。
空調機コントローラ8は、プロセッサや記憶装置からなるハードウェアと、これらのハードウェアと協働して各種機能を実現させるプログラムとによって実現され、本実施の形態特有の機能として冷風温風切替機能を有している。また、VAVコントローラ13も、プロセッサや記憶装置からなるハードウェアと、これらのハードウェアと協働して各種機能を実現させるプログラムとによって実現され、本実施の形態特有の機能として給気遮断機能と冷暖要求の大小を演算する機能とを有している。
先ず、VAVコントローラ13が有する給気遮断機能について説明する。
VAVコントローラ13は、給気遮断機能として、第1の給気遮断機能と第2の給気遮断機能とを有している。第1の給気遮断機能では、被制御エリア10の現在の負荷状況が暖房を要求しており、給気温度tSpvが室内温度tpvよりも低い場合(tSpv<tpv)、給気として冷風が供給されていると判断し、被制御エリア10への給気を遮断する。第2の遮断機能では、被制御エリア10の現在の負荷状況が冷房を要求しており、給気温度tSpvが室内温度tpvよりも高い場合(tpv<tSpv)、給気として温風が供給されていると判断し、被制御エリア10への給気を遮断する(図2参照)。
次に、VAVコントローラ13が有する冷暖要求の大小を演算する機能について説明する。
VAVコントローラ13は、給気が冷風の時(tSpv<tpv)、冷房要求の大きさを下記の(1)式により求め、暖房要求の大きさを下記の(2)式により求め、冷暖房の要求情報として空調機コントローラ8に送信する。
冷房要求=(tpv(室内温度)−tSpv(給気温度))×Q(計測風量) ・・・・(1)
暖房要求=(tsp(室内温度設定値)−tpv(室内温度)) ・・・・(2)
VAVコントローラ13は、給気が温風の時(tpv<tSpv))、冷房要求の大きさを下記の(3)式により求め、暖房要求の大きさを下記の(4)式により求め、冷暖房の要求情報として空調機コントローラ8に送信する。
冷房要求=(tpv(室内温度)−tsp(室内温度設定値)) ・・・・(3)
暖房要求=(tSpv(給気温度)−tpv(室内温度))×Q(計測風量) ・・・・(4)
なお、VAVコントローラ13に還気温度tpvを送り、還気温度tRpvと給気温度tSpvとの比較により、給気が冷風であるのか、温風であるのかを判断するようにし、上記(1)〜(4)式において、室内温度tpvに代えて還気温度tRpvを用いるようにしてもよい。また、この冷暖要求の大小を演算する機能を、空調機コントローラ8側に設けるようにしてもよい。
〔実施の形態1〕
次に、図3に示すフローチャートに従って、空調機コントローラ8が有する冷風温風切替機能について、実施の形態1として説明する。
空調機コントローラ8は、VAVコントローラ13−1〜13−4からの冷暖房の要求情報および要求風量を受け取り(ステップS101)、冷暖房の要求情報に冷房要求と暖房要求とが混在しているか否かを判断する(ステップS102)。
空調機コントローラ8は、冷暖房の要求情報に冷房要求と暖房要求とが混在していなければ(ステップS102のNO)、通常の給気温度制御を行う(ステップS103)。この通常の給気温度制御ではロードリセット制御などを行う。
ロードリセット制御では、例えば、給気ファン7の回転数を最大としても、VAVコントローラ13−1〜13−4からの冷暖房の要求を満足させることができない場合、空調機1からの給気温度の能力アップを図って、その不満足状態を解消させる。すなわち、冷房要求を満足させることができない場合には、給気温度設定値tSspを下げて、その不満足状態を解消させる。暖房要求を満足させることができない場合には、給気温度設定値tSspを上げて、その不満足状態を解消させる。
空調機コントローラ8は、冷暖房の要求情報に冷房要求と暖房要求とが混在していれば(ステップS102のYES)、冷風温風切替制御のための制御パラメータを定める(ステップS104)。この場合、制御パラメータとして、冷風温度設定値tSspC、温風温度設定値tSspH、冷風温度設定値tSspCと温風温度設定値tSspHとを交互に切り替える際の時間幅(冷温風の切替時間幅)T、および冷風温風切替制御を実施する時間(冷風温風切替制御実施時間)TCを定める。この例において、冷風温度設定値tSspC、温風温度設定値tSspHおよび冷温風の切替時間幅Tは、その時の冷房要求および暖房要求の大小の関係に基づいて定め、冷風温風切替制御実施時間TCはあらかじめ設定された時間とする。
〔冷風温度設定値tSspC、温風温度設定値tSspHおよび冷温風の切替時間幅Tの決定〕
空調機コントローラ8は、VAVコントローラ13−1〜13−4から受け取った冷暖房の要求情報より、次のようにして冷風温度設定値tSspC、温風温度設定値tSspHおよび冷温風の切替時間幅Tを決定する。
先ず、VAVコントローラ13−1〜13−4からの冷房要求および暖房要求をそれぞれ合計する。また、給気温度tSpvと還気温度tRpvとを比較し、給気温度tSpvが還気温度tRpvよりも低い場合(tSpv<tRpv)、給気として冷風を供給していると判断し、給気温度tSpvが還気温度tRpvよりも高い場合(tSpv>tRpv)、給気として温風を供給していると判断する。
そして、給気が冷風の時は、図4(a)に示すテーブルTB1より温風温度設定値tSspHを決定し、図4(b)に示すテーブルTB2より冷温風の切替時間幅Tを決定する。すなわち、給気が冷風の時は、暖房要求合計より、暖房要求合計が多くなるほど高くなる温風温度設定値tSspHを決定し、冷房要求合計より、冷房要求合計が少なくなるほど長くなる冷温風の切替時間幅Tを決定する。なお、冷風温度設定値tSspCについては、その時の給気温度設定値tSspを冷風温度設定値tSspCとする。
給気が温風の時は、図5(a)に示すテーブルTB3より冷風温度設定値tSspCを決定し、図5(b)に示すテーブルTB4より冷温風の切替時間幅Tを決定する。すなわち、給気が温風の時は、冷房要求合計より、冷房要求合計が多くなるほど低くなる冷風温度設定値tSspCを決定し、暖房要求合計より、暖房要求合計が少なくなるほど長くなる冷温風の切替時間幅Tを決定する。なお、温風温度設定値tSspHについては、その時の給気温度設定値tSspを温風温度設定値tSspHとする。
〔冷風温風切替制御〕
そして、空調機コントローラ8は、冷風温風切替制御実施時間TCの計時を開始すると同時に(ステップS105)、ステップS104で定めた冷風温度設定値tSspCと温風温度設定値tSspHと冷温風の切替時間幅Tを用いての冷風温風切替制御を開始する(ステップS106)。すなわち、図6(a)に示すように、冷温風の切替時間幅Tで、給気温度設定値tSspを冷風温度設定値tSspCと温風温度設定値tSspHとに交互に切り替える制御を開始する。
この冷風温風切替制御では、空調機1からの給気の温度が冷風温度設定値tSspCと温風温度設定値tSspHとの間でゆらぎ、冷風の給気と温風の給気とが繰り返される。この冷風温風切替制御は、ステップS105でスタートした冷風温風切替制御実施時間TCの計時が終了した時点で終了する(ステップS107のYES)。冷風温風切替制御の終了後は、ステップS101へ戻り、上述した動作を繰り返す。
図6(b)は冷風温風切替制御において冷風温度設定値tSspCが18℃、温風温度設定値tSspHが30℃とされた場合の給気温度tSpvの変化を示している。この場合、冷風温度設定値tSspCが18℃の時は、例えば図7に示すように、温水コイル5への温水HWの量を減らし、冷風の給気を行う。温風温度設定値tSspHが30℃の時は、例えば図8に示すように、温水コイル5への温水HWの量を増やし、温風の給気を行う。
ここで、例えば、VAVコントローラ13−1と13−2が冷房要求を行っており、VAVコントローラ13−3と13−4が暖房要求を行っているとする。
この場合、冷房要求を行っているVAVコントローラ13−1および13−2は、自己の給気遮断機能(第2の給気遮断機能)によって、給気として温風が供給されていると判断した場合(tpv<tSpv)、被制御エリア10−1および10−2への給気を遮断する(図6(c)、図8参照)。これにより、給気として冷風が供給されている場合にのみ、被制御エリア10−1および10−2への風量Qを調節しての給気が行われる(図6(c)、図7参照)。
また、暖房要求を行っているVAVコントローラ13−3および13−4は、自己の給気遮断機能(第1の給気遮断機能)によって、給気として冷風が供給されていると判断した場合(tSpv<tpv)、被制御エリア10−3および10−4への給気を遮断する(図6(d)、図7参照)。これにより、給気として温風が供給されている場合にのみ、被制御エリア10−3および10−4への風量Qを調節しての給気が行われる(図6(d)、図8参照)。
この場合、被制御エリア10−1および10−2では冷風が繰り返し吹き出される間欠運転となり、被制御エリア10−3および10−4では温風が繰り返し吹き出される間欠運転となるが、このような間欠運転は空調制御では一般的な制御であるので、居住者が違和感を感じることは少なく、特に大きな問題とはならない。また、空調機1にとってみても、小加熱と、大加熱の切り替えなので、特に混合ロスは起こらない。
これにより、VAVコントローラ13−1および13−2からの冷房要求と、VAVコントローラ13−3および13−4からの暖房要求とに対し、すなわちVAVコントローラ13−1〜13−4からの冷房と暖房の同時要求に対し、時間軸で冷風と温風とをうまく配分して対応することができるようになる。このようにして、本実施の形態では、時間切替型の冷暖フリーのVAV制御システムが実現される。
なお、この実施の形態では、空調機コントローラ8において、給気が冷風の時、暖房要求合計より温風温度設定値tSspHを求め(図4(a)参照)、冷房要求合計より冷温風の切替時間幅Tを求める(図4(b)参照)ようにしたが、冷房要求合計より温風温度設定値tSspHを求め、暖房要求合計より冷温風の切替時間幅Tを求めるようにしてもよい。また、どちらか一方の要求の合計より、冷温風の切替時間幅Tと温風温度設定値tSspHを求めるようにしてもよい。給気が温風の時も同様である。
また、この実施の形態では、冷風温風切替制御をあらかじめ設定された冷風温風切替制御実施時間TCだけ実施するようにしたが、冷風温風切替制御のトリガとなったVAV系統の環境が室内温度設定値≒室内温度となった場合に冷風温風切替制御を終了するようにしたり、冷風温風切替制御のトリガとなったVAV系統以外の環境が大きく設定から逸脱した場合に冷風温風切替制御を終了するようにしたりしてもよい。
〔実施の形態2〕
図9に冷風温風切替制御のトリガとなったVAV系統の環境が室内温度設定値≒室内温度となった場合に冷風温風切替制御を終了するようにした場合のフローチャートを実施の形態2として示す。
この場合、空調機コントローラ8は、VAVコントローラ13−1〜13−4から冷暖房の要求情報を受信し(ステップS201)、冷房要求と暖房要求との混在が確認されれば(ステップS202のYES)、制御パラメータとして冷風温度設定値tSspCと温風温度設定値tSspHと冷温風の切替時間幅Tを定め(ステップS204)、制御開始のトリガとなったVAV系統を記憶する(ステップS205)。
例えば、図1において、それまでVAVコントローラ13−1〜13−4が冷房要求を送信しており、VAVコントローラ13−4が暖房要求を送信し始めれば、制御開始のトリガとなったVAV系統としてVAVコントローラ13−4の系統を記憶する。
そして、図3に示したステップS106と同様にして、ステップ204で定めた冷風温度設定値tSspCと温風温度設定値tSspHと冷温風の切替時間幅Tを用いての冷風温風切替制御を開始する(ステップS206)。そして、制御開始のトリガとなったVAV系統の環境が室内温度設定値≒室内温度となった時点で(ステップS207のYES)、冷風温風切替制御を終了する。
例えば、制御開始のトリガとなったVAV系統がVAVコントローラ13−4の系統であれば、被制御エリア10−4の室内温度tpv4が室内温度設定値tsp4とほゞ等しくなった時点で、冷風温風切替制御を終了する。
〔実施の形態3〕
図10に冷風温風切替制御のトリガとなったVAV系統以外の環境が大きく設定から逸脱した場合に冷風温風切替制御を終了するようにした場合のフローチャートを実施の形態3として示す。
この場合、空調機コントローラ8は、VAVコントローラ13−1〜13−4から冷暖房の要求情報を受信し(ステップS301)、冷房要求と暖房要求との混在が確認されれば(ステップS302のYES)、制御パラメータとして冷風温度設定値tSspCと温風温度設定値tSspHと冷温風の切替時間幅Tを定め(ステップS304)、制御開始のトリガとなったVAV系統以外のVAV系統を記憶する(ステップS305)。
例えば、図1において、それまでVAVコントローラ13−1〜13−4が冷房要求を送信しており、VAVコントローラ13−4が暖房要求を送信し始めれば、制御開始のトリガとなったVAV系統以外のVAV系統としてVAVコントローラ13−1〜13−3の系統を記憶する。
そして、図3に示したステップS106と同様にして、ステップ304で定めた冷風温度設定値tSspCと温風温度設定値tSspHと冷温風の切替時間幅Tを用いての冷風温風切替制御を開始する(ステップS306)。そして、制御開始のトリガとなったVAV系統以外のVAV系統の環境が大きく設定を逸脱した時点で(ステップS307のYES)、冷風温風切替制御を終了する。
例えば、制御開始のトリガとなったVAV系統以外のVAV系統がVAVコントローラ13−1〜13−3の系統であれば、被制御エリア10−1〜10−3の室内温度tpv1〜tpv3が1つでも室内温度設定値tsp1〜tsp3から大きく逸脱した時点で、冷風温風切替制御を終了する。
〔実施の形態4〕
実施の形態4では、空調機コントローラ8に、受信した冷暖房の要求情報に冷房要求と暖房要求とが混在していない場合、被制御エリア10−1〜10−4の現在の負荷状況から冷房要求と暖房要求との混在を予測し、冷風温度設定値tSspCと温風温度設定値tSspHとの交互切り替えを行う前に、混在すると予測される冷暖房の要求源を除く被制御エリアの室内温度設定値を過負荷となる方向へ修正する機能を設けるようにする。
例えば、受信した冷暖房の要求情報に冷房要求と暖房要求とが混在していない場合、空調機コントローラ8において、被制御エリア10−1〜10−4における室内温度tpvの温度微分値などの変化予想から(図11参照)、一定時間後に、暖房負荷や冷房負荷が発生するかを予測する。
ここで、例えば、被制御エリア10−1〜10−4からの冷暖房の要求情報が全て冷房要求であり、被制御エリア10−4に暖房負荷が発生すると予測されれば、冷風温度設定値tSspCと温風温度設定値tSspHとの交互切り替えを行う前に、混在すると予測される冷暖房の要求源(現在の冷暖房の要求情報とはその冷暖房の要求情報が逆状態となると予測される冷暖房の要求源)として被制御エリア10−4を除く被制御エリア10−1〜10−3の室内温度設定値tsp1〜tsp3を、現在の室内温度設定値からより低い室内温度設定値(1〜3℃程度低い値)に修正する。
これにより、被制御エリア10−1〜10−3では、冷風温風切替制御が行われる前に、過冷却制御が行われるものとなり、実際の冷風温風切替制御時に、環境をさほど悪化させることがなくなる。
なお、この実施の形態4において、被制御エリア10−1〜10−3の過冷却制御は、冷風温風切替制御時に継続して行わせるようにしてもよく、冷風温風切替制御時に通常の制御に戻すようにしてもよい。
また、この実施の形態4では、室内温度tpvの温度微分値の変化予想から暖房負荷や冷房負荷の発生を予測するようにしたが、受信した冷暖要求の大小の関係から暖房負荷や冷房負荷の発生を予測するようにしてもよい。
図12に上述した空調機コントローラ8の要部の機能ブロック図を示す。空調機コントローラ8は、VAVコントローラ13−1〜13−4からの冷暖房の要求情報を受信する冷暖房要求情報受信部8−1と、冷暖房要求情報受信部8−1によって受信された冷暖房の要求情報に冷房要求と暖房要求とが混在しているか否かを判定する冷房要求/暖房要求混在判定部8−2と、冷房要求/暖房要求混在判定部8−2によって冷房要求と暖房要求との混在が確認された場合、冷風温度設定値tSspCや温風温度設定値tSspHなどの制御パラメータを決定する制御パラメータ決定部8−3と、制御パラメータ決定部8−3によって決定された制御パラメータに基づいて冷風温度設定値tSspCと温風温度設定値tSspHとの交互切替を行う給気温度設定値交互切替部8−4と、給気温度設定値交互切替部8−4によって交互に切り替えらる冷風温度設定値tSspCと温風温度設定値tSspHとを給気温度設定値tSspとし、この給気温度設定値tSspに給気温度tSpvを一致させるように給気温度を制御する給気温度制御部8−5とを備えている。
図13に上述したVAVコントローラ13の要部の機能ブロック図を示す。VAVコントローラ13は、給気温度tSpvと室内温度tpvとを比較し、給気温度tSpvが室内温度tpvよりも低い場合(tSpv<tpv)、給気として冷風が供給されていると判断し、給気温度tSpvが室内温度tpvよりも高い場合(tpv<tSpv)、給気として温風が供給されていると判断する冷風/温風判断部13Aと、自己が制御する被制御エリア10の現在の負荷状況が冷房を要求しているのか暖房を要求しているのかを判断する冷暖房要求判断部13Bと、冷暖房要求判断部13Bが暖房要求と判断しており、冷風/温風判断部13Aが冷風と判断している場合、被制御エリア10への給気を遮断する第1の給気遮断部13Cと、冷暖房要求判断部13Bが冷房要求と判断しており、冷風/温風判断部13Aが温風と判断している場合、被制御エリア10への給気を遮断する第2の給気遮断部13Dとを備えている。
なお、上述した実施の形態では、コントローラを空調機コントローラ8とVAVコントローラ13(13−1〜13−4)とに分けたシステム構成としたが、空調機コントローラ8の機能とVAVコントローラ13(13−1〜13−4)の機能とを同一のコントローラ(制御装置)に搭載し、この1つの制御装置で被制御エリア10(10−1〜10−4)への給気風量の制御と空調機1からの給気の温度の制御を行わせるようにしてもよい。
本発明の空調制御システムおよび空調制御方法は、空調機から複数の被制御エリアに供給される給気の風量を被制御エリアの負荷状況に応じて制御する一方、空調機からの給気の温度を給気温度設定値に一致するように制御する空調制御システムおよび空調制御方法として、VAV制御システムなどマルチループ系の空調制御システムに利用することが可能である。
1…空調機、2…冷水弁、3…冷水コイル、4…温水弁、5…温水コイル、6…インバータ、7…給気ファン、8…空調機コントローラ(空調機コントローラ)、9…給気ダクト、10(10−1〜10−4)…被制御エリア、11…給気温度センサ、12…(12−1〜12−4)温度センサ、13(13−1〜13−4)…VAVコントローラ、14(14−1〜14−4)…VAVユニット、15…還気ダクト、16…排気調整用ダンパ、17…還気調整用ダンパ、18…外気調整用ダンパ、19…還気温度センサ、20(20−1〜20−4)…変風量ユニット、8−1…冷暖房要求情報受信部、8−2…冷房要求/暖房要求混在判定部、8−3…制御パラメータ決定部、8−4…給気温度設定値交互切替部、8−5…給気温度制御部、13A…冷風/温風判断部、13B…冷暖房要求判断部、13C…第1の給気遮断部、13D…第2の給気遮断部。

Claims (10)

  1. 空調機から複数の被制御エリアに供給される給気の風量を被制御エリアの負荷状況に応じて制御する複数の給気風量制御手段と、前記空調機からの前記複数の被制御エリアへの給気の温度を給気温度設定値に一致するように制御する給気温度制御手段とを備えた空調制御システムにおいて、
    前記各給気風量制御手段は、
    自己が制御する被制御エリアの現在の負荷状況が冷房を要求しているのか暖房を要求しているのかを示す冷暖房の要求情報を前記給気温度制御手段へ送る要求情報送出手段を備え、
    前記給気温度制御手段は、
    前記各給気風量制御手段から送られてくる冷暖房の要求情報を受け、この受けた冷暖房の要求情報に冷房要求と暖房要求とが混在している場合、その時の冷房要求および暖房要求に対応可能な冷風温度設定値および温風温度設定値を定め、その定めた冷風温度設定値と温風温度設定値とに前記給気温度設定値を交互に切り替える冷風温風切替手段を備え、
    前記冷風温風切替手段は、
    前記受信した冷暖房の要求情報に冷房要求と暖房要求とが混在している場合、その時の冷房要求および暖房要求の大小の関係に基づいて、前記冷風温度設定値、前記温風温度設定値、および前記冷風温度設定値と前記温風温度設定値とを交互に切り替える際の時間幅を定める
    ことを特徴とする空調制御システム。
  2. 請求項1に記載された空調制御システムにおいて、
    前記各給気風量制御手段は、
    前記被制御エリア毎に設けられたVAVコントローラに搭載され、
    前記給気温度制御手段は、
    前記空調機に対して設けられた空調機コントローラに搭載されている
    ことを特徴とする空調制御システム。
  3. 請求項1に記載された空調制御システムにおいて、
    前記各給気風量制御手段および前記給気温度制御手段は、同一の制御装置に搭載されている
    ことを特徴とする空調制御システム。
  4. 請求項1〜3の何れか1項に記載された空調制御システムにおいて、
    前記各給気風量制御手段は、
    自己が制御する被制御エリアの現在の負荷状況が暖房を要求しており、前記空調機から給気として冷風が供給されている場合、当該被制御エリアへの給気を遮断する第1の給気遮断手段と、
    自己が制御する被制御エリアの現在の負荷状況が冷房を要求しており、前記空調機から給気として温風が供給されている場合、当該被制御エリアへの給気を遮断する第2の給気遮断手段と
    を備えることを特徴とする空調制御システム。
  5. 請求項1〜3の何れか1項に記載された空調制御システムにおいて、
    前記冷風温風切替手段は、
    前記受信した冷暖房の要求情報に冷房要求と暖房要求とが混在していない場合、前記各被制御エリアの現在の負荷状況から冷房要求と暖房要求との混在を予測し、前記冷風温度設定値と前記温風温度設定値との交互切り替えを行う前に、現在の冷暖房の要求情報とはその冷暖房の要求情報が逆状態となると予測される冷暖房の要求源を除く被制御エリアの室内温度設定値を過負荷となる方向へ修正する
    ことを特徴とする空調制御システム。
  6. 空調機から複数の被制御エリアに供給される給気の風量を被制御エリアの負荷状況に応じて制御する複数の給気風量制御手段と、前記空調機からの給気の温度を給気温度設定値に一致するように制御する給気温度制御手段とを備えたシステムに適用される空調制御方法において、
    前記各給気風量制御手段から、自己が制御する被制御エリアの現在の負荷状況が冷房を要求しているのか暖房を要求しているのかを示す冷暖房の要求情報を送る要求情報送出ステップと、
    前記各給気風量制御手段から送られてくる冷暖房の要求情報を受け、この受けた冷暖房の要求情報に冷房要求と暖房要求とが混在している場合、その時の冷房要求および暖房要求に対応可能な冷風温度設定値および温風温度設定値を定め、その定めた冷風温度設定値と温風温度設定値とに前記給気温度設定値を交互に切り替える冷風温風切替ステップとを備え、
    前記冷風温風切替ステップは、
    前記受信した冷暖房の要求情報に冷房要求と暖房要求とが混在している場合、その時の冷房要求および暖房要求の大小の関係に基づいて、前記冷風温度設定値、前記温風温度設定値、および前記冷風温度設定値と前記温風温度設定値とを交互に切り替える際の時間幅を定める
    ことを特徴とする空調制御方法
  7. 請求項6に記載された空調制御方法において、
    前記各給気風量制御手段は、
    前記被制御エリア毎に設けられたVAVコントローラに搭載され、
    前記給気温度制御手段は、
    前記空調機に対して設けられた空調機コントローラに搭載されている
    ことを特徴とする空調制御方法。
  8. 請求項6に記載された空調制御方法において、
    前記各給気風量制御手段および前記給気温度制御手段は、同一の制御装置に搭載されている
    ことを特徴とする空調制御方法。
  9. 請求項6〜8の何れか1項に記載された空調制御方法において、
    前記各給気風量制御手段において、自己が制御する被制御エリアの現在の負荷状況が暖房を要求しており、前記空調機から給気として冷風が供給されている場合、当該被制御エリアへの給気を遮断する第1の給気遮断ステップと、
    前記各給気風量制御手段において、自己が制御する被制御エリアの現在の負荷状況が冷房を要求しており、前記空調機から給気として温風が供給されている場合、当該被制御エリアへの給気を遮断する第2の給気遮断ステップと
    を備えることを特徴とする空調制御方法。
  10. 請求項6〜8の何れか1項に記載された空調制御方法において、
    前記冷風温風切替ステップは、
    前記受信した冷暖房の要求情報に冷房要求と暖房要求とが混在していない場合、前記各被制御エリアの現在の負荷状況から冷房要求と暖房要求との混在を予測し、前記冷風温度設定値と前記温風温度設定値との交互切り替えを行う前に、現在の冷暖房の要求情報とはその冷暖房の要求情報が逆状態となると予測される冷暖房の要求源を除く被制御エリアの室内温度設定値を過負荷となる方向へ修正する
    ことを特徴とする空調制御方法。
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