JP3452831B2 - Vav制御システム - Google Patents

Vav制御システム

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、空調機からの吹
出給気の供給を受け第1〜第Nの被制御エリアの負荷状
況に応じてそこへの送風量(給気の吹出量)を各個に制
御する第1〜第Nの可変給気量調節手段(VAVコント
ロールユニット)を有するVAV制御システムに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、大規模な建築物において、空
調機より給気ダクトを介して各部へ給気の供給を行う場
合、各空調対象部位(被制御エリア)の給気吹出口毎に
可変給気量調節ユニット(VAVユニット)を設け、こ
のVAVユニットからの送風量をVAVコントロールユ
ニットにより被制御エリアの負荷状況に応じて制御する
ようにしている。すなわち、VAVコントロールユニッ
トによってVAVユニットのダンパ開度を調整すること
により、被制御エリアへの送風量を制御するようにして
いる。
【0003】このVAV制御システムでは、各VAVコ
ントロールユニットからの被制御エリアの負荷状況(室
内状態)を示す制御ステータスに基づいて、空調機から
の吹出給気温度(送風温度)を制御するようにしてい
る。VAVコントロールユニットは、送風温度>室内温
度の場合、図2(a)に示すように、現在の室内温度と
現在の被制御エリアへの送風量(VAV送風量)とに応
じ、制御ステータスとして「不足」,「適暖」,「暖
房」,「最適」,「過暖」の何れかを決定し、制御装置
へ送る。また、送風温度<室内温度の場合、図2(b)
に示すように、現在の室内温度と現在の被制御エリアへ
の送風量(VAV風量)とに応じ、制御ステータスとし
て「不足」,「適冷」,「冷房」,「最適」,「過冷」
の何れかを決定し、制御装置へ送る。
【0004】制御装置は、「過冷」(「過暖」)のVA
Vが1つでもあれば、送風温度を大きくアップ(ダウ
ン)する。「過冷」のVAVと「過暖」のVAVとが混
在する場合には、送風温度のアップ/ダウンを多数決で
決定する。「適冷」または「冷房」(「適暖」または
「暖房」)のVAVがある場合には、送風温度を少しだ
けアップ(ダウン)する。全てのVAVが「最適」の場
合には送風温度を現状維持する。
【0005】しかしながら、このような従来のVAV制
御システムによると、「過冷」のVAVと「過暖」のV
AVとが混在する場合、送風温度のアップ/ダウンを多
数決で決定するようにしているので、適切な値として送
風温度が定まらないことがある。例えば、「過冷」のV
AVの台数>「過暖」のVAVの台数であるが、「過
冷」のVAVのトータルの程度<「過暖」のVAVのト
ータルの程度であある場合、すなわち、少し「過冷」の
VAVが何台かあって,大きく「過暖」のVAVが1台
あって,トータルでみると「過暖」である場合、多数決
方式では「過冷」の台数が多いので送風温度はアップさ
れてしまう。
【0006】図3にその一例を示す。この図では、VA
V〜が「−1」程度の「過冷」、VAVが「+
5」程度の過暖となっている。この場合、多数決方式で
は、3:1で「過冷」と判断される。しかし、実際に
は、「過冷」のVAVのトータルの程度は「−3」で、
「過暖」のVAVのトータルの程度は「+5」であり、
トータルでみると「過暖」である。この場合、送風温度
を適切な値とするためには、送風温度をダウンさせなけ
ればならないが、逆にアップされてしまう。このように
従来の技術は、上記の矛盾的な要求があった時に対応で
きないだけではなく、矛盾がなくても制御の方向性しか
示せず、明確的な送風温度の設定値を決定することがで
きない。
【0007】そこで、本出願人は、特願平8−3171
0号(特開平9−22943号公報)として、送風温度
を常に適切な値とすることのできるVAV制御システム
を提案した。図1はこのVAV制御システムの計装図で
ある。同図において、1は空調機であり、電動弁2を介
して冷水CWが供給される冷却コイル3,電動弁4を介
して温水HWが供給される加熱コイル5および送風機6
により構成されている。空調機1におけるインバータ6
bおよび電動弁2および電動弁4はその動作が制御装置
7により制御され、空調機1においてそのファン6aよ
り吹き出される給気が、給気ダクト8を介し被制御エリ
ア9−1〜9−nへ供給される。被制御エリア9−1〜
9−nには各エリア毎に室温を検出する温度センサT1
〜Tnが設けられており、温度センサT1〜Tnでの検
出温度PVが局部的に設けられたVAVコントロールユ
ニット10−1〜10−nへ各個に与えられる。
【0008】VAVコントロールユニット10−1〜1
0−nは、各個に与えられる検出温度PVと設定温度S
Pとの偏差および制御装置7より与えられる送風温度と
に基づいて被制御エリア9−1〜9−nへの要求風量を
演算し、これを制御装置7へ返送する一方、その要求風
量を確保するように、VAVユニット11−1〜11−
nのダンパ12−1〜12−nの開度を、風速センサ1
3−1〜13−nの検出々力(実風量)を見ながら制御
する。
【0009】また、VAVコントロールユニット10−
1〜10−nは、現時刻の空調負荷Qを処理できる被制
御エリア9−1〜9−nへ送風温度の許容範囲を許容送
風温度範囲として求め、この求めた許容送風温度範囲を
制御装置7へ送る機能も有している。制御装置7は、V
AVコントロールユニット10−1〜10−nから送ら
れてくる許容送風温度範囲を、VAVコントロールユニ
ット毎に予め定められた重み係数Wn(0<Wn<1:
ΣWn=1)によって示される得票率範囲に変換し、こ
の得票率範囲に基づいて空調機1からの送風温度を決定
する。
【0010】〔VAVコントロールユニットでの許容送
風温度範囲の求め方〕VAVコントロールユニット10
(10−1〜10−n)は、現時刻の空調負荷Qを処理
できる被制御エリア9(9−1〜9−n)への送風温度
tsの許容範囲(許容送風温度範囲)を、tsmin≦t
s≦tsmaxとして求める。ここで、tsmin、tsmax
は、冷房モードでは、tsmin=t+Δtmax、tsmax
=t+Δtminとして求め、暖房モードでは、tsmin=
t+Δtmin、tsmax=t+Δtmaxとして求める。
【0011】但し、tは被制御エリア9の空気温度(室
温)、Δtminは最小送風温度差、Δtmaxは最大送風温
度差であり、冷暖房モードは「現時刻送風温度tsreal
−室内温度設定値tsp」により算出し、、正を暖房モー
ド、負を冷房モードとする。また、最小送風温度差Δt
minはΔtmin=Q/(Lmax・c)として求め、最大送
風温度差ΔtmaxはΔtmax=Q/(Lmin・c)として
求める。ここで、LmaxはVAVの最大送風量(設計
値)、LminはVAVの最小送風量(設計値)、cは空
気の比熱〔kJ/m3 K(Kcal/m3 ℃)〕、Qは
現時刻空調負荷〔KW(kcal/h)〕であり、現時
刻のVAVの送風量をL〔m3 /s(m3/h)〕,現
時刻の送風温度差をΔt(Δt=tsreal−t)とした
場合、顕熱空調負荷の計算式によりQ=L・c・Δtと
して求められる。
【0012】すなわち、VAVの最大送風量(設計値)
では、最小送風温度差Δtmin〔Δtmin=Q/(Lmax
・c)〕があり、VAVの最小送風量(設計値)では、
最大送風温度差Δtmax〔Δtmax=Q/(Lmin・
c)〕があり、最大送風温度差Δtmaxと最小送風温度
差Δtminとの間には、許容送風温度範囲が生じる。こ
の許容送風温度範囲は、現時刻の室内温度tにより、冷
房モードでは、tsmin=t+Δtmax、tsmax=t+
Δtminとしたうえ、tsmin≦ts≦tsmaxとして求
めることができる。また、暖房モードでは、tsmin=
t+Δtmin、tsmax=t+Δtmaxとしたうえ、tsm
in≦ts≦tsmaxとして求めることができる。
【0013】〔制御装置での得票率範囲への変換〕VA
Vコントロールユニット10−1〜10−nにおいて求
められた許容送風温度範囲は制御装置7へ送られる。制
御装置7は、VAVコントロールユニット10−1〜1
0−nから送られてくる許容送風温度範囲を、VAVコ
ントロールユニット毎に予め定められた重み係数Wn
(0<Wn<1:ΣWn=1)によって示される得票率
範囲に変換する。なお、この場合の重み係数Wnは、そ
のVAV末端の空調面積比(該VAV末端の空調面積/
全系統の空調面積)、またはそのVAV末端空調領域の
重要度、或いは負荷比(該VAV末端の空調負荷/全系
統の空調負荷)とそのVAV末端空調領域の重要度など
で決定する。全系統の重み係数Wnの和は1とする。
【0014】例えば、今、図1において、n=4とす
る。すなわち、VAVコントロールユニット10−1〜
10−4が存在し、VAVコントロールユニット10−
1(以下、VAV−1#と呼ぶ)の許容送風温度範囲が
20℃≦ts≦24℃、VAVコントロールユニット1
0−2(以下、VAV−2#と呼ぶ)の許容送風温度範
囲が18℃≦ts≦23℃、VAVコントロールユニッ
ト10−3(以下、VAV−3#と呼ぶ)の許容送風温
度範囲が17℃≦ts≦21℃、VAVコントロールユ
ニット10−4(以下、VAV−4#と呼ぶ)の許容送
風温度範囲が18℃≦ts≦22℃、VAV−1#の重
み係数W1をW1=0.2、VAV−2#の重み係数W
2をW2=0.3、VAV−3#の重み係数W3をW3
=0.3、VAV−4#の重み係数W4をW4=0.2
とする。
【0015】この場合、制御装置7は、図4に示すよう
に、VAV−1#からの許容送風温度範囲20℃≦ts
≦24℃を、重み係数W1=0.2(20%)をその得
票率とする得票率範囲S1に変換する。また、VAV−
2#からの許容送風温度範囲18℃≦ts≦23℃を、
重み係数W2=0.3(30%)をその得票率とする得
票率範囲S2に変換する。また、VAV−3#からの許
容送風温度範囲17℃≦ts≦21℃を、重み係数W3
=0.3(30%)をその得票率とする得票率範囲S3
に変換する。また、VAV−4#からの許容送風温度範
囲18℃≦ts≦22℃を、重み係数W4=0.2(2
0%)をその得票率とする得票率範囲S4に変換する。
【0016】〔制御装置での送風温度の決定方法〕図4
から分かるように、VAV−1#〜4#は、20℃≦t
s≦21℃の共通の許容送風温度範囲を有する。この共
通の許容送風温度範囲での合計得票率は100%に達す
る。これは、この共通の許容送風温度範囲では、どの温
度を給気温度としても、VAV−1#〜4#は現時刻の
空調負荷を処理できることを意味している。そこで、そ
の合計得票率が最大の許容送風温度範囲の中心を送風温
度として決定する。図4の例では、その合計得票率が1
00%である許容送風温度範囲の中心、すなわち20℃
≦ts≦21℃の中心である20.5℃を送風温度とし
て決定する。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】この本出願人が提案し
たVAV制御システムでは、室温tが設定値の許容範囲
に入っていることを前提として、VAVコントロールユ
ニット10毎に現時刻の空調負荷QをQ=L・c・Δt
として算出し、この算出した空調負荷Qに基づいて許容
送風温度範囲を求めている。しかしながら、実際のシス
テムでは、外乱によって一時的に室温tが設定値の許容
範囲から逸脱してしまうことがあり、室温tが設定値の
許容範囲から逸脱するとそこで安定してしまい、室温t
を許容範囲に戻すことができないという問題が見受けら
れている。
【0018】本発明はこのような課題を解決するために
なされたもので、その目的とするところは、外乱によっ
て一時的に室温が設定値の許容範囲から逸脱しても、室
温を設定値の許容範囲に速やかに戻すことのできるVA
V制御システムを提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために本発明は、上述したVAV制御システムにおい
て、第1〜第Nの可変給気量調節手段毎に現時刻の空調
負荷Qを、Δt=ts−t、ΔQ=C・(Δpv/T)
とし、下記(1)式によって求めるようにしたものであ
る。 Q=L・c・Δt+ΔQ・・・・(1) 但し、Q:空調負荷、L:VAV送風量、c:空気の比
熱、ΔQ:ペナルティ熱量、Δt:送風温度差、ts:
送風温度、t:室温、C:制御空間の熱容量、Δpv:
室温の制御偏差、T:応答時間。この発明によれば、室
温tの設定値の許容範囲からの逸脱の程度に応じたペナ
ルティ熱量ΔQを加味して、空調負荷Qが求められる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施の形態に基づ
き詳細に説明する。この実施の形態において、そのシス
テム構成は図1に示した従来のものと同一であるが、V
AVコントロールユニット10(10−1〜10−n)
での空調負荷Qの算出方法が異なっている。この場合の
VAVコントロールユニットを10′(10′−1〜1
0′−n)として従来のVAVコントロールユニットと
区別して示す。
【0021】〔VAVコントロールユニットでの空調負
荷Qの算出〕VAVコントロールユニット10′におい
て、現時刻の空調負荷Qは、Δt=ts−t、ΔQ=C
・(Δpv/T)とし、下記(1)式によって算出す
る。 Q=L・c・Δt+ΔQ・・・・(1) 但し、Q:空調負荷、L:VAV送風量、c:空気の比
熱、ΔQ:ペナルティ熱量、Δt:送風温度差、ts:
送風温度、t:室温、C:制御空間の熱容量、Δpv:
室温の制御偏差、T:応答時間。
【0022】室温tが設定値の許容範囲内の場合、ペナ
ルティ熱量ΔQは零である。そのときのL・c・Δtは
ちょうど現在の空調負荷と考えられる。冷暖暖房室温設
定値が異なる場合、室温tの設定値の許容範囲は、−ε
+tsp,h≦t≦ε+tsp,cで定義される。ここで、
εは制御の許容誤差、tsp,cは冷房室温設定値、ts
p,hは暖房室温設定値。
【0023】ペナルティ熱量ΔQは、室温tが設定値の
許容範囲を超えた場合、設定値の許容範囲に戻すための
所要顕熱量であり、ΔQ=C・(Δpv/T)として計
算する。応答時間Tは、室温tが設定値の許容範囲内に
戻るまでの時間である。VAV送風量Lに計測値を用
い、ΔtとΔpvとに計測値を使えば、上記の(1)式
により現時刻の空調負荷Qを算出することができる。
【0024】この場合、室温tの設定値の許容範囲から
の逸脱の程度に応じたペナルティ熱量ΔQを加味して現
時刻の空調負荷Qが求められるので、外乱によって一時
的に室温tが設定値の許容範囲を逸脱しても、室温tを
設定値の許容範囲に速やかに戻すことができる。
【0025】なお、VAVコントロールユニット10′
での許容送風温度範囲の求め方および制御装置7での得
票率範囲への変換は、従来の方法と同じであるのでここ
での説明は省略する。
【0026】〔空調機1の立ち上がり時〕Q=L・c・
Δtとして空調負荷Qを求める従来方法では、空調機1
の立ち上がり時には空調機1からの送風量が零(VAV
送風量Lが零)であるので空調負荷Qが零となり、送風
温度許容範囲を算出することができない。また、空調機
1が送風し始めても、室温tが設定値の許容範囲から逸
脱していればそこで安定してしまい、設定値の許容範囲
に入ることができない。このため、空調機1が通常運転
状態(ファンが回転し、冷水又は温水が空調機に供給さ
る状態)となり、室温tが設定値の許容範囲に入るまで
送風温度の制御を開始することができず、制御の立ち上
がりが悪かった。
【0027】これに対して、本実施の形態では、空調機
1の立ち上がり時、VAV送風量Lが零であってもペナ
ルティ熱量ΔQにより空調負荷Qが零とならず、送風温
度許容範囲を算出することができる。また、空調機1が
送風し始めた時、室温tが設定値の許容範囲から逸脱し
ていてもペナルティ熱量ΔQにより速やかに室温tを設
定値の許容範囲に戻すことができる。これにより、空調
機1の立ち上がりとほゞ同時に送風温度の制御を開始す
ることが可能となり、制御の立ち上がりを良くすること
が可能となる。
【0028】〔送風温度の外乱による変化〕上述におい
ては、現時刻の空調負荷Qの算出に際して、Δt=ts
−tを使用した。この場合、加湿など送風温度tsを変
化させる外乱が入ると直ちにその悪影響を受け、その悪
影響から脱するのに時間がかかる。この送風温度tsの
外乱による変化に対しては、tsに代えて送風温度設定
値ts,sp を使用することによって、すなわちΔt=t
s−tの代わりにΔt=ts,sp −tを使用することに
より、対処することが可能である。この場合、送風温度
制御が速やかに応答するので、加湿などの送風温度ts
を変化させる外乱が短時間に取り除かれる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように本
発明によれば、第1〜第Nの可変給気量調節手段毎に現
時刻の空調負荷QをQ=L・c・Δt+ΔQとして求め
るようにしたので、室温tの設定値の許容範囲からの逸
脱の程度に応じたペナルティ熱量ΔQを加味して空調負
荷Qが求められるものとなり、外乱によって一時的に室
温が設定値の許容範囲を逸脱しても室温を設定値の許容
範囲に速やかに戻すことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本出願人が先に提案したVAV制御システム
および本発明の一実施の形態を示すVAV制御システム
の計装図である。
【図2】 従来のVAVコントロールユニットでの制御
ステータスの決定状況を示す図である。
【図3】 その制御ステータスが「過冷」および「過
暖」のVAVの程度を例示する図である。
【図4】 本出願人が先に提案したVAV制御システム
におけるVAV−1#〜4#の各得票率範囲を示すグラ
フである。
【符号の説明】
1…空調機、2,4…電動弁、3…冷却コイル、5…加
熱コイル、6…送風機、7…制御装置、9−1〜9−n
…被制御エリア、10′−1〜10′−n…VAVコン
トロールユニット、11−1〜11−n…VAVユニッ
ト、12−1〜12−n…ダンパ、13−1〜13−n
…風速センサ、14−1〜14−n…開度センサ、T1
〜Tn…温度センサ、23…表示部、S1〜S4…得票
率範囲。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−132363(JP,A) 特開 平9−229453(JP,A) 特開 平8−42901(JP,A) 特開 平8−105648(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 11/02 102

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空調機からの吹出給気の供給を受け第1
    〜第Nの被制御エリアの負荷状況に応じてそこへの送風
    量を各個に制御する第1〜第Nの可変給気量調節手段
    と、 この第1〜第Nの可変給気量調節手段毎に現時刻の空調
    負荷Qを処理できる前記第1〜第Nの被制御エリアへの
    送風温度の許容範囲を許容送風温度範囲として求める手
    段と、 この手段によって求められた前記第1〜第Nの可変給気
    量調節手段の許容送風温度範囲に基づいて前記空調機か
    らの送風温度を決定する送風温度決定手段とを備えたV
    AV制御システムにおいて、 前記第1〜第Nの可変給気量調節手段毎に現時刻の空調
    負荷Qを、Δt=ts−t、ΔQ=C・(Δpv/T)
    とし、下記(1)式によって求める空調負荷算出手段を
    備えたことを特徴とするVAV制御システム。 Q=L・c・Δt+ΔQ・・・・(1) 但し、Q:空調負荷、L:VAV送風量、c:空気の比
    熱、ΔQ:ペナルティ熱量、Δt:送風温度差、ts:
    送風温度、t:室温、C:制御空間の熱容量、Δpv:
    室温の制御偏差、T:応答時間。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記空調負荷算出手
    段は、送風温度設定値をts,sp とし、Δt=ts−t
    の代わりにΔt=ts,sp −tを使用することを特徴と
    するVAV制御システム。
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