JPH10300171A - 空気調和機のコントローラ - Google Patents
空気調和機のコントローラInfo
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- JPH10300171A JPH10300171A JP9104488A JP10448897A JPH10300171A JP H10300171 A JPH10300171 A JP H10300171A JP 9104488 A JP9104488 A JP 9104488A JP 10448897 A JP10448897 A JP 10448897A JP H10300171 A JPH10300171 A JP H10300171A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ＶＡＶユニットを用いて複数の空調ゾーンの
温調を同時に行う空調システムにおいて、個々の空調ゾ
ーンの計測値と設定値の偏差の解消を目的とする。 【解決手段】 複数の空調ゾーンの計測値と設定値の偏
差の比較を行い、優先的に温調する空調ゾーンを決定す
る偏差比較手段９と給気温度目標値決定手段７を用いる
ことにより、個々の空調ゾーンの計測値と設定値の偏差
を解消する。
温調を同時に行う空調システムにおいて、個々の空調ゾ
ーンの計測値と設定値の偏差の解消を目的とする。 【解決手段】 複数の空調ゾーンの計測値と設定値の偏
差の比較を行い、優先的に温調する空調ゾーンを決定す
る偏差比較手段９と給気温度目標値決定手段７を用いる
ことにより、個々の空調ゾーンの計測値と設定値の偏差
を解消する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ＶＡＶコントロー
ラを用いてＶＡＶユニットによる個別制御を行う、空調
システムにおける空気調和機の給気温度制御装置（以下
システムコントローラとよぶ。）に関するものである。
ラを用いてＶＡＶユニットによる個別制御を行う、空調
システムにおける空気調和機の給気温度制御装置（以下
システムコントローラとよぶ。）に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】近年、ＶＡＶユニットを用いた空調シス
テムにおいて、負荷バランスの違う空調ゾーンを同時に
温調するためのシステムコントローラへの要求はますま
す厳しくなっている。
テムにおいて、負荷バランスの違う空調ゾーンを同時に
温調するためのシステムコントローラへの要求はますま
す厳しくなっている。
【０００３】従来、この種の空調システムにおける空気
調和機の給気温度制御は、図６に示すような構成が一般
的であった。以下、その構成について、図６を参照しな
がら説明する。
調和機の給気温度制御は、図６に示すような構成が一般
的であった。以下、その構成について、図６を参照しな
がら説明する。
【０００４】図に示すように、空調空気を送風する空気
調和機１０１と、これと空調ダクトにより接続され各空
調ゾーン毎に設置されたＶＡＶユニット１０２−１〜ｎ
と、これを制御するＶＡＶコントローラ１０３−１〜ｎ
と、これに接続され室内温度を計測する温度センサ１０
４−１〜ｎと、空調空気の送風温度を計測する給気温度
センサ１０５と接続され、かつ、ＶＡＶコントローラ１
０３−１〜ｎと接続された、空気調和機１０１の給気温
度を制御するための給気温度目標値決定手段１０７と能
力制御手段１０８を備えたシステムコントローラ１０６
から構成されている。
調和機１０１と、これと空調ダクトにより接続され各空
調ゾーン毎に設置されたＶＡＶユニット１０２−１〜ｎ
と、これを制御するＶＡＶコントローラ１０３−１〜ｎ
と、これに接続され室内温度を計測する温度センサ１０
４−１〜ｎと、空調空気の送風温度を計測する給気温度
センサ１０５と接続され、かつ、ＶＡＶコントローラ１
０３−１〜ｎと接続された、空気調和機１０１の給気温
度を制御するための給気温度目標値決定手段１０７と能
力制御手段１０８を備えたシステムコントローラ１０６
から構成されている。
【０００５】上記構成において、ＶＡＶコントローラ１
０３−１〜ｎは温度センサ１０４−１〜ｎにより室内温
度を計測し、予め設定された室内温度の設定値と比較を
行い、これらの偏差によりＶＡＶユニット１０２−１〜
ｎに風量指示を行う。このときシステムコントローラ１
０６はＶＡＶコントローラ１０３−１〜ｎからの情報に
より、給気温度目標値決定手段１０７を用いて、複数の
室内温度の計測値と設定値の平均値または、加重平均値
を求め、これらの比較により空気調和機１０１の給気温
度の目標値を決定する。この目標値に対して能力制御手
段１０８が給気温度センサ１０５の計測値を一致させる
ように空気調和機１０１の能力制御を行い、システム全
体の温度制御を行うこととなる。
０３−１〜ｎは温度センサ１０４−１〜ｎにより室内温
度を計測し、予め設定された室内温度の設定値と比較を
行い、これらの偏差によりＶＡＶユニット１０２−１〜
ｎに風量指示を行う。このときシステムコントローラ１
０６はＶＡＶコントローラ１０３−１〜ｎからの情報に
より、給気温度目標値決定手段１０７を用いて、複数の
室内温度の計測値と設定値の平均値または、加重平均値
を求め、これらの比較により空気調和機１０１の給気温
度の目標値を決定する。この目標値に対して能力制御手
段１０８が給気温度センサ１０５の計測値を一致させる
ように空気調和機１０１の能力制御を行い、システム全
体の温度制御を行うこととなる。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のＶＡ
Ｖユニットを用いた空調システムにおいては、空気調和
機１０１の給気温度を複数の空調ゾーンの温度センサ１
０４−１〜ｎの計測値の平均値と設定値の平均値との比
較により決定するため、個々の空調ゾーンでは計測値と
設定値との偏差が大きくても、これを複数の空調ゾーン
で平均処理を行う過程において個々の偏差が相殺されて
しまい平均値比較では偏差がほとんど無くなってしまう
ことがある。この時、給気温度目標値決定手段１０７に
より決定される給気温度目標値は現状のままとなり、空
気調和機１０１の給気温度は変化せず結果として計測値
と設定値の偏差の大きな空調ゾーンの偏差の改善が行わ
れないという課題があった。本発明は上記課題を解決す
るもので、計測値と設定値の偏差の大きい空調ゾーンを
優先的に温調することを第１の目的とする。
Ｖユニットを用いた空調システムにおいては、空気調和
機１０１の給気温度を複数の空調ゾーンの温度センサ１
０４−１〜ｎの計測値の平均値と設定値の平均値との比
較により決定するため、個々の空調ゾーンでは計測値と
設定値との偏差が大きくても、これを複数の空調ゾーン
で平均処理を行う過程において個々の偏差が相殺されて
しまい平均値比較では偏差がほとんど無くなってしまう
ことがある。この時、給気温度目標値決定手段１０７に
より決定される給気温度目標値は現状のままとなり、空
気調和機１０１の給気温度は変化せず結果として計測値
と設定値の偏差の大きな空調ゾーンの偏差の改善が行わ
れないという課題があった。本発明は上記課題を解決す
るもので、計測値と設定値の偏差の大きい空調ゾーンを
優先的に温調することを第１の目的とする。
【０００７】第２の目的は、計測値と設定値の時間当た
りの偏差が一番大きく拡大している空調ゾーンを優先的
に温調することにある。
りの偏差が一番大きく拡大している空調ゾーンを優先的
に温調することにある。
【０００８】第３の目的は、時間帯による冷房優先また
は暖房優先の空調を予め設定することにより、時間帯に
おける空調負荷に対応した温調を行うことにある。
は暖房優先の空調を予め設定することにより、時間帯に
おける空調負荷に対応した温調を行うことにある。
【０００９】第４の目的は、優先的に温調を行いたい空
調ゾーンを指定して温調を行うことにある。
調ゾーンを指定して温調を行うことにある。
【００１０】第５の目的は、冷房負荷と暖房負荷の温調
を同時に行うことにある。
を同時に行うことにある。
【００１１】
【課題を解決するための手段】本発明の空気調和機のコ
ントローラは、室内温度の計測値と予め定められた設定
値との比較を行い、室内に送風する空調空気量をＶＡＶ
ユニットを制御することにより調整するＶＡＶコントロ
ーラと、空気調和機の給気温度を計測する給気温度セン
サと、給気温度を決定する給気温度目標値決定手段と、
給気温度を制御する能力制御手段を備えた空気調和機の
コントローラで構成される空調システムにおいて、前記
ＶＡＶコントローラから複数の空調ゾーンにおける室内
温度の計測値と設定値の情報を取得し、それらの偏差の
大きな空調ゾーンを優先的に温調するための偏差比較手
段および空気調和機の給気温度目標値決定手段を備えた
システムコントローラの構成としたものである。
ントローラは、室内温度の計測値と予め定められた設定
値との比較を行い、室内に送風する空調空気量をＶＡＶ
ユニットを制御することにより調整するＶＡＶコントロ
ーラと、空気調和機の給気温度を計測する給気温度セン
サと、給気温度を決定する給気温度目標値決定手段と、
給気温度を制御する能力制御手段を備えた空気調和機の
コントローラで構成される空調システムにおいて、前記
ＶＡＶコントローラから複数の空調ゾーンにおける室内
温度の計測値と設定値の情報を取得し、それらの偏差の
大きな空調ゾーンを優先的に温調するための偏差比較手
段および空気調和機の給気温度目標値決定手段を備えた
システムコントローラの構成としたものである。
【００１２】本発明によれば、計測値と設定値の偏差の
大きい空調ゾーンを優先的に温調することができる。
大きい空調ゾーンを優先的に温調することができる。
【００１３】
【発明の実施の形態】本発明の請求項１に記載の発明
は、室内温度の計測値と予め定められた設定値との比較
を行い、室内に送風する空調空気量をＶＡＶユニットを
制御することにより調整するＶＡＶコントローラと、空
気調和機の給気温度を計測する給気温度センサと、給気
温度を決定する給気温度目標値決定手段と、給気温度を
制御する能力制御手段を備えた空気調和機のコントロー
ラにおいて、前記ＶＡＶコントローラから複数の空調ゾ
ーンにおける室内温度の計測値と設定値の情報を取得
し、それらの偏差の大きな空調ゾーンを優先的に温調す
るための偏差比較手段および空気調和機の給気温度目標
値決定手段を備えた構成により、複数の空調ゾーンを有
した空調システムにおいて、個々の空調ゾーンの計測値
と設定値の偏差に対応した温調を行うという作用を有す
る。
は、室内温度の計測値と予め定められた設定値との比較
を行い、室内に送風する空調空気量をＶＡＶユニットを
制御することにより調整するＶＡＶコントローラと、空
気調和機の給気温度を計測する給気温度センサと、給気
温度を決定する給気温度目標値決定手段と、給気温度を
制御する能力制御手段を備えた空気調和機のコントロー
ラにおいて、前記ＶＡＶコントローラから複数の空調ゾ
ーンにおける室内温度の計測値と設定値の情報を取得
し、それらの偏差の大きな空調ゾーンを優先的に温調す
るための偏差比較手段および空気調和機の給気温度目標
値決定手段を備えた構成により、複数の空調ゾーンを有
した空調システムにおいて、個々の空調ゾーンの計測値
と設定値の偏差に対応した温調を行うという作用を有す
る。
【００１４】請求項２に記載の発明は、複数の空調ゾー
ンにおける室内温度の計測値と設定値の情報をＶＡＶコ
ントローラから取得し、それらの一定時間における偏差
変化量が一番大きく、かつ、偏差が拡大している空調ゾ
ーンを優先的に温調するための偏差変化量比較手段を備
えた構成により、複数の空調ゾーンを有した空調システ
ムにおいて、計測値と設定値の偏差が急激に拡大してい
る空調ゾーンに対応した温調を行うという作用を有す
る。
ンにおける室内温度の計測値と設定値の情報をＶＡＶコ
ントローラから取得し、それらの一定時間における偏差
変化量が一番大きく、かつ、偏差が拡大している空調ゾ
ーンを優先的に温調するための偏差変化量比較手段を備
えた構成により、複数の空調ゾーンを有した空調システ
ムにおいて、計測値と設定値の偏差が急激に拡大してい
る空調ゾーンに対応した温調を行うという作用を有す
る。
【００１５】請求項３に記載の発明は、予め定められた
朝・昼・晩の時間帯において、冷房優先又は暖房優先を
設定しておき、ＶＡＶコントローラからの複数の空調ゾ
ーンの冷房、暖房要求情報を選別して温調を行うため
の、時間帯制御手段を備えた構成により、時間帯におけ
る空調負荷に対応した温調を行うという作用を有する。
朝・昼・晩の時間帯において、冷房優先又は暖房優先を
設定しておき、ＶＡＶコントローラからの複数の空調ゾ
ーンの冷房、暖房要求情報を選別して温調を行うため
の、時間帯制御手段を備えた構成により、時間帯におけ
る空調負荷に対応した温調を行うという作用を有する。
【００１６】請求項４に記載の発明は、複数の空調ゾー
ンの温調をＶＡＶコントローラからの室内温度の計測値
と設定値の情報により制御する方式に加え、優先空調ゾ
ーン指定手段を備えた構成により、複数の空調ゾーンを
有した空調システムにおいて、優先的に温調を行いたい
空調ゾーンを指定して温調を行うという作用を有する。
ンの温調をＶＡＶコントローラからの室内温度の計測値
と設定値の情報により制御する方式に加え、優先空調ゾ
ーン指定手段を備えた構成により、複数の空調ゾーンを
有した空調システムにおいて、優先的に温調を行いたい
空調ゾーンを指定して温調を行うという作用を有する。
【００１７】請求項５に記載の発明は、全閉機能を備え
たＶＡＶユニットを用いて、複数の空調ゾーンにおける
ＶＡＶコントローラからの冷房、暖房要求情報に従い、
冷房運転と暖房運転を交互に繰り返し行うための、ＶＡ
Ｖコントローラに対するＶＡＶ全閉信号出力手段と空気
調和機の給気温度冷暖切替手段を備えた構成により、冷
房負荷及び暖房負荷の空調ゾーンの温調を同時に行うと
いう作用を有する。
たＶＡＶユニットを用いて、複数の空調ゾーンにおける
ＶＡＶコントローラからの冷房、暖房要求情報に従い、
冷房運転と暖房運転を交互に繰り返し行うための、ＶＡ
Ｖコントローラに対するＶＡＶ全閉信号出力手段と空気
調和機の給気温度冷暖切替手段を備えた構成により、冷
房負荷及び暖房負荷の空調ゾーンの温調を同時に行うと
いう作用を有する。
【００１８】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図１〜図５
を参照しながら説明する。
を参照しながら説明する。
【００１９】（実施例１）図１に示すように、空調空気
を送風する空気調和機１と、これと空調ダクトにより接
続され各空調ゾーン毎に設置されたＶＡＶユニット２−
１〜ｎと、これを制御するＶＡＶコントローラ３−１〜
ｎと、これに接続され室内温度を計測する温度センサ４
−１〜ｎと、ＶＡＶコントローラ３−１〜ｎからの情報
により個々の空調ゾーンの計測値と設定値の偏差の比較
を行い優先的に温調する空調ゾーンを決定する偏差比較
手段９と接続され、かつ、空調空気の送風温度を計測す
る給気温度センサ５と接続された、空気調和機１の給気
温度を制御するための給気温度目標値決定手段７と能力
制御手段８を備えたシステムコントローラ６から構成さ
れている。
を送風する空気調和機１と、これと空調ダクトにより接
続され各空調ゾーン毎に設置されたＶＡＶユニット２−
１〜ｎと、これを制御するＶＡＶコントローラ３−１〜
ｎと、これに接続され室内温度を計測する温度センサ４
−１〜ｎと、ＶＡＶコントローラ３−１〜ｎからの情報
により個々の空調ゾーンの計測値と設定値の偏差の比較
を行い優先的に温調する空調ゾーンを決定する偏差比較
手段９と接続され、かつ、空調空気の送風温度を計測す
る給気温度センサ５と接続された、空気調和機１の給気
温度を制御するための給気温度目標値決定手段７と能力
制御手段８を備えたシステムコントローラ６から構成さ
れている。
【００２０】上記構成により、ＶＡＶコントローラ３−
１〜ｎは温度センサ４−１〜ｎにより室内温度を計測
し、予め設定された室内温度の設定値と比較を行い、こ
れらの偏差によりＶＡＶユニット２−１〜ｎに風量指示
を行う。このときシステムコントローラ６はＶＡＶコン
トローラ３−１〜ｎからの情報により、偏差比較手段９
を用いて、複数の空調ゾーン内の個々の空調ゾーンにお
ける計測値と設定値の偏差の比較を行い優先的に温調す
る空調ゾーンを決定し、この空調ゾーンの情報のみ給気
温度目標値決定手段７に伝えることにより空気調和機１
の給気温度の目標値を決定する。この目標値に対して能
力制御手段８が給気温度センサ５の計測値を一致させる
ように空気調和機１の能力制御を行い、システム全体の
温度制御を行うこととなる。従って、複数の空調ゾーン
で計測値と設定値の平均処理を行う過程において個々の
偏差が相殺されること無く、全ての空調ゾーンの温調を
行うことができる。
１〜ｎは温度センサ４−１〜ｎにより室内温度を計測
し、予め設定された室内温度の設定値と比較を行い、こ
れらの偏差によりＶＡＶユニット２−１〜ｎに風量指示
を行う。このときシステムコントローラ６はＶＡＶコン
トローラ３−１〜ｎからの情報により、偏差比較手段９
を用いて、複数の空調ゾーン内の個々の空調ゾーンにお
ける計測値と設定値の偏差の比較を行い優先的に温調す
る空調ゾーンを決定し、この空調ゾーンの情報のみ給気
温度目標値決定手段７に伝えることにより空気調和機１
の給気温度の目標値を決定する。この目標値に対して能
力制御手段８が給気温度センサ５の計測値を一致させる
ように空気調和機１の能力制御を行い、システム全体の
温度制御を行うこととなる。従って、複数の空調ゾーン
で計測値と設定値の平均処理を行う過程において個々の
偏差が相殺されること無く、全ての空調ゾーンの温調を
行うことができる。
【００２１】（実施例２）図２に示すように、ＶＡＶコ
ントローラ３−１〜ｎからの情報により個々の空調ゾー
ンの計測値と設定値の時間当たりの偏差変化量を比較
し、優先的に温調する空調ゾーンを決定する偏差変化量
比較手段９ａを備えている。
ントローラ３−１〜ｎからの情報により個々の空調ゾー
ンの計測値と設定値の時間当たりの偏差変化量を比較
し、優先的に温調する空調ゾーンを決定する偏差変化量
比較手段９ａを備えている。
【００２２】上記構成により、システムコントローラ６
はＶＡＶコントローラ３−１〜ｎからの情報により、偏
差変化量比較手段９ａを用いて、複数の空調ゾーン内の
個々の空調ゾーンにおける計測値と設定値の時間当たり
の偏差変化量の比較を行い優先的に温調する空調ゾーン
を決定し、この空調ゾーンの情報のみ給気温度目標値決
定手段７に伝えることにより空気調和機１の給気温度の
目標値を決定する。従って、複数の空調ゾーンで計測値
と設定値の平均処理を行う過程において個々の偏差変化
量が相殺されること無く、全ての空調ゾーンの温調を行
うことができる。また、時間経過と共に計測値と設定値
の偏差が拡大するのを未然に防ぐことができる。
はＶＡＶコントローラ３−１〜ｎからの情報により、偏
差変化量比較手段９ａを用いて、複数の空調ゾーン内の
個々の空調ゾーンにおける計測値と設定値の時間当たり
の偏差変化量の比較を行い優先的に温調する空調ゾーン
を決定し、この空調ゾーンの情報のみ給気温度目標値決
定手段７に伝えることにより空気調和機１の給気温度の
目標値を決定する。従って、複数の空調ゾーンで計測値
と設定値の平均処理を行う過程において個々の偏差変化
量が相殺されること無く、全ての空調ゾーンの温調を行
うことができる。また、時間経過と共に計測値と設定値
の偏差が拡大するのを未然に防ぐことができる。
【００２３】（実施例３）図３に示すように、予め定め
られた朝・昼・晩の時間帯において、冷房優先又は暖房
優先を設定しておき、ＶＡＶコントローラ３−１〜ｎか
らの複数の空調ゾーンの冷房、暖房要求情報を選別して
温調を行うための、時間帯制御手段９ｂを備えている。
られた朝・昼・晩の時間帯において、冷房優先又は暖房
優先を設定しておき、ＶＡＶコントローラ３−１〜ｎか
らの複数の空調ゾーンの冷房、暖房要求情報を選別して
温調を行うための、時間帯制御手段９ｂを備えている。
【００２４】上記構成により、システムコントローラ６
は時間帯制御手段９ｂを用いて、時間帯毎に複数の空調
ゾーン内の個々の空調ゾーンにおける冷房要求、暖房要
求の選別を行い、その時間帯に定められた冷房運転、暖
房運転を優先的に行うことにより、各時間帯における空
調負荷に対応した温調を行うことができる。
は時間帯制御手段９ｂを用いて、時間帯毎に複数の空調
ゾーン内の個々の空調ゾーンにおける冷房要求、暖房要
求の選別を行い、その時間帯に定められた冷房運転、暖
房運転を優先的に行うことにより、各時間帯における空
調負荷に対応した温調を行うことができる。
【００２５】（実施例４）図４に示すように、優先的に
温調を行いたい空調ゾーンを指定するための、優先空調
ゾーン指定手段９ｃを備えている。
温調を行いたい空調ゾーンを指定するための、優先空調
ゾーン指定手段９ｃを備えている。
【００２６】上記構成により、システムコントローラ６
は優先空調ゾーン指定手段９ｃを用いて、複数の空調ゾ
ーンの中から優先的に温調する空調ゾーンを指定して温
調することができる。
は優先空調ゾーン指定手段９ｃを用いて、複数の空調ゾ
ーンの中から優先的に温調する空調ゾーンを指定して温
調することができる。
【００２７】（実施例５）図５に示すように、冷房運転
と暖房運転を交互に繰り返し行うための、ＶＡＶコント
ローラに対するＶＡＶ全閉信号出力手段９ｄと空気調和
機１の給気温度冷暖切替手段１０を備えている。
と暖房運転を交互に繰り返し行うための、ＶＡＶコント
ローラに対するＶＡＶ全閉信号出力手段９ｄと空気調和
機１の給気温度冷暖切替手段１０を備えている。
【００２８】上記構成により、システムコントローラ６
はＶＡＶコントローラ３−１〜ｎからの情報により、Ｖ
ＡＶ全閉信号出力手段９ｄを用いて、複数の空調ゾーン
を冷房要求、暖房要求に応じて冷房運転グループ及び暖
房運転グループに分類し、各グループ毎の情報を給気温
度目標値決定手段７に伝える。また、給気温度冷暖切替
手段１０は冷房運転と暖房運転を交互に行うために能力
制御手段８に対して冷暖切替信号を出力し、空気調和機
１の冷房運転、暖房運転の切替を行う。この時同時に、
ＶＡＶ全閉信号出力手段９ｄはＶＡＶコントローラ３−
１〜ｎに対して、給気温度冷暖切替手段１０が冷房切替
時は、暖房運転グループにＶＡＶ全閉信号を出力し、暖
房切替時は冷房運転グループにＶＡＶ全閉信号の出力を
行うことにより冷房運転と暖房運転を交互に行い、冷房
負荷及び暖房負荷の空調ゾーンの温調を同時に行うこと
ができる。
はＶＡＶコントローラ３−１〜ｎからの情報により、Ｖ
ＡＶ全閉信号出力手段９ｄを用いて、複数の空調ゾーン
を冷房要求、暖房要求に応じて冷房運転グループ及び暖
房運転グループに分類し、各グループ毎の情報を給気温
度目標値決定手段７に伝える。また、給気温度冷暖切替
手段１０は冷房運転と暖房運転を交互に行うために能力
制御手段８に対して冷暖切替信号を出力し、空気調和機
１の冷房運転、暖房運転の切替を行う。この時同時に、
ＶＡＶ全閉信号出力手段９ｄはＶＡＶコントローラ３−
１〜ｎに対して、給気温度冷暖切替手段１０が冷房切替
時は、暖房運転グループにＶＡＶ全閉信号を出力し、暖
房切替時は冷房運転グループにＶＡＶ全閉信号の出力を
行うことにより冷房運転と暖房運転を交互に行い、冷房
負荷及び暖房負荷の空調ゾーンの温調を同時に行うこと
ができる。
【００２９】なお、実施例ではＶＡＶコントローラの機
能を組込んだシステムコントローラは示していないが、
同様な作用効果を持つことは明らかである。
能を組込んだシステムコントローラは示していないが、
同様な作用効果を持つことは明らかである。
【００３０】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、本発
明によればＶＡＶユニットを用いて複数の空調ゾーンの
温調を同時に行う空調システムにおいて、個々の空調ゾ
ーンの計測値と設定値の偏差を解消することができるシ
ステムコントローラを提供することができる。
明によればＶＡＶユニットを用いて複数の空調ゾーンの
温調を同時に行う空調システムにおいて、個々の空調ゾ
ーンの計測値と設定値の偏差を解消することができるシ
ステムコントローラを提供することができる。
【００３１】また、ＶＡＶユニットを用いて複数の空調
ゾーンの温調を同時に行う空調システムにおいて、個々
の空調ゾーンの計測値と設定値の偏差の拡大を未然に防
ぐことができるシステムコントローラを提供することが
できる。
ゾーンの温調を同時に行う空調システムにおいて、個々
の空調ゾーンの計測値と設定値の偏差の拡大を未然に防
ぐことができるシステムコントローラを提供することが
できる。
【００３２】また、ＶＡＶユニットを用いて複数の空調
ゾーンの温調を同時に行う空調システムにおいて、時間
帯における空調負荷に対応した温調を行うことができる
システムコントローラを提供することができる。
ゾーンの温調を同時に行う空調システムにおいて、時間
帯における空調負荷に対応した温調を行うことができる
システムコントローラを提供することができる。
【００３３】また、ＶＡＶユニットを用いて複数の空調
ゾーンの温調を同時に行う空調システムにおいて、優先
的に温調を行う空調ゾーンを指定することができるシス
テムコントローラを提供することができる。
ゾーンの温調を同時に行う空調システムにおいて、優先
的に温調を行う空調ゾーンを指定することができるシス
テムコントローラを提供することができる。
【００３４】さらにＶＡＶユニットを用いて複数の空調
ゾーンの温調を同時に行う空調システムにおいて、冷房
負荷及び暖房負荷の空調ゾーンの温調を同時に行うこと
ができるシステムコントローラを提供することができ
る。
ゾーンの温調を同時に行う空調システムにおいて、冷房
負荷及び暖房負荷の空調ゾーンの温調を同時に行うこと
ができるシステムコントローラを提供することができ
る。
【図１】本発明の実施例１のシステムコントローラの構
成図
成図
【図２】同実施例２の同構成図
【図３】同実施例３の同構成図
【図４】同実施例４の同構成図
【図５】同実施例５の同構成図
【図６】従来のシステムコントローラの構成図
１ 空気調和機 ２−１〜ｎ ＶＡＶユニット ３−１〜ｎ ＶＡＶコントローラ ４−１〜ｎ 温度センサ ５ 給気温度センサ ６ システムコントローラ ７ 給気温度目標値決定手段 ８ 能力制御手段 ９ 偏差比較手段
Claims (5)
- 【請求項１】室内温度の計測値と予め定められた設定値
との比較を行い、室内に送風する空調空気量をＶＡＶユ
ニットを制御することにより調整するＶＡＶコントロー
ラと、空気調和機の給気温度を計測する給気温度センサ
と、給気温度を決定する給気温度目標値決定手段と、給
気温度を制御する能力制御手段を備えた空気調和機のコ
ントローラにおいて、前記ＶＡＶコントローラから複数
の空調ゾーンにおける室内温度の計測値と設定値の情報
を取得し、それらの偏差の大きな空調ゾーンを優先的に
温調するための偏差比較手段および空気調和機の給気温
度目標値決定手段を備えた空気調和機のコントローラ。 - 【請求項２】複数の空調ゾーンにおける室内温度の計測
値と設定値の情報をＶＡＶコントローラから取得し、そ
れらの一定時間における偏差変化量が一番大きく、か
つ、偏差が拡大している空調ゾーンを優先的に温調する
ための偏差変化量比較手段を備えた請求項１記載の空気
調和機のコントローラ。 - 【請求項３】予め定められた朝・昼・晩の時間帯におい
て、冷房優先又は暖房優先を設定しておき、ＶＡＶコン
トローラからの複数の空調ゾーンの冷房、暖房要求情報
を選別して温調を行うための、時間帯制御手段を備えた
請求項１記載の空気調和機のコントローラ。 - 【請求項４】複数の空調ゾーンの温調をＶＡＶコントロ
ーラからの室内温度の計測値と設定値の情報により制御
する方式に加え、優先空調ゾーン指定手段を備えた請求
項１記載の空気調和機のコントローラ。 - 【請求項５】全閉機能を備えたＶＡＶユニットを用い
て、複数の空調ゾーンにおけるＶＡＶコントローラから
の冷房、暖房要求情報に従い、冷房運転と暖房運転を交
互に繰り返し行うための、ＶＡＶコントローラに対する
ＶＡＶ全閉信号出力手段と空気調和機の給気温度冷暖切
替手段を備えた請求項１記載の空気調和機のコントロー
ラ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9104488A JPH10300171A (ja) | 1997-04-22 | 1997-04-22 | 空気調和機のコントローラ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9104488A JPH10300171A (ja) | 1997-04-22 | 1997-04-22 | 空気調和機のコントローラ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10300171A true JPH10300171A (ja) | 1998-11-13 |
Family
ID=14381941
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9104488A Pending JPH10300171A (ja) | 1997-04-22 | 1997-04-22 | 空気調和機のコントローラ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10300171A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002372287A (ja) * | 2001-06-12 | 2002-12-26 | Sanki Eng Co Ltd | Ａｈｕ−ｖａｖシステム空調演算方法 |
| JP2003042522A (ja) * | 2001-07-31 | 2003-02-13 | Takasago Thermal Eng Co Ltd | 制御システム |
| CN102878636A (zh) * | 2011-07-11 | 2013-01-16 | 阿自倍尔株式会社 | 空调控制系统以及空调控制方法 |
-
1997
- 1997-04-22 JP JP9104488A patent/JPH10300171A/ja active Pending
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