JPH1183129A - 空調装置の温湿度制御装置と温湿度制御方法 - Google Patents

空調装置の温湿度制御装置と温湿度制御方法

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JPH1183129A
JPH1183129A JP9234412A JP23441297A JPH1183129A JP H1183129 A JPH1183129 A JP H1183129A JP 9234412 A JP9234412 A JP 9234412A JP 23441297 A JP23441297 A JP 23441297A JP H1183129 A JPH1183129 A JP H1183129A
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岡 秀 昭 諸
Yoshio Suzuki
木 能 生 鈴
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 取り込んだ外気を正確に且つ応答よく調温/
調湿して温湿度制御を行い、さらに省エネルギーを図
り、ランニングコストを低減できるようにすることを技
術的課題としている。 【解決手段】 空気線図テーブル(11)に、空調空気の上
限状態点(Ps)と下限状態点(Pw)を結んだ目標温湿度線
(L) と、外気状態点 (A1〜A5) が設定される。次いで、
外気状態点 (A1〜A5) から前記目標温湿度線(L) 上の任
意の状態点(例えば最も近い状態点)に至るまで、状態
変化予想線 (J1〜J5) が設定される。状態変化予想線
(J1〜J5)は、主加熱装置(4) の加熱容量を表す主加熱
線と、断熱加湿装置(5) の加湿容量を表す断熱加湿線
と、冷却装置(6) の冷却容量を表す冷却線と、補助加熱
装置(7) の加熱容量を表す補助加熱線からなり、この状
態変化予想線(J1〜J5)に従って各装置(4〜7)の容量が
設定されるので、取り込んだ外気の状態点が前記目標温
湿度線(L) 上の最も近い状態点に至るまで正確に推移し
て、所定の温湿度に調整された空調空気が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、取り入れた外気を
予め設定した温湿度に調整した空調空気を供給する空調
装置に関し、特に、温湿度を一定に維持して同一条件で
塗装することが望まれる塗装ブースなどに空調空気を供
給する場合に用いて好適なものである。
【0002】
【従来の技術】図3は、外気を所定の温湿度に調温・調
湿する一般的な空調装置を示すもので、両端に外気取入
口52と空調空気送給口53が夫々形成された空調装置
51内に、ワッシャなどの断熱加湿装置54, 冷却装置
55, レヒータと称する加熱装置56,前記各装置54
〜56で調温/調湿された空調空気を送給する送風ファ
ン57が配設されている(特開平7−174360号公
報参照)。また、外気取入口52,冷却装置55の出口
側,空調空気送給口53に配設された温湿度計TH0
TH1 ,TH2 が制御装置58に接続されており、温湿
度計TH0 により外気の状態点,温湿度計TH1 により
冷却装置55を通過した空気の状態点,温湿度計TH2
により空調空気の状態点を検出するようになされてい
る。
【0003】 そして、断熱加湿装置54の加湿容量は
温湿度計TH1 又はTH 2 のデータに基づいて定めら
れ、冷却装置55の冷却容量は温湿度計TH1 のデータ
に基づいて定められ、加熱装置56の加熱容量は温湿度
計TH2 のデータに基づいてフィードバック制御される
ようになされている。例えば、温湿度計TH0 で検出さ
れた外気の温湿度が、予め設定した湿度より低く、予め
設定した温度が高い場合、断熱加湿装置54で加湿した
後、冷却装置55で冷却し、所定の温湿度の空調空気を
送給するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この場合に、断熱加湿
装置54及び冷却装置55を通過した空気の温湿度は、
冷却装置55の出口側又は空調空気送給口53に配設さ
れた温湿度計TH1 又はTH2 で検出するようにしてい
るが、温度と湿度は単独で変化し得ず、例えば、断熱加
湿装置54で加湿した場合は湿度が上昇すると同時に温
度が下がり、冷却装置55で冷却した場合は温度が低下
すると同時に湿度も低下する。したがって、冷却装置5
5の出口側に配設された温湿度計TH1 で温湿度を検出
しても、断熱加湿装置54の加湿容量及び冷却装置55
の冷却容量を決定するのが極めて困難であり、安定的に
フィードバック制御することは困難であった。
【0005】 また、空気を加熱,加湿した場合に、そ
の空気を攪拌した後でなければ正確な温湿度を測定する
ことができない。空調装置51内に配設された各温湿度
計TH1 は攪拌していない空気の温湿度を検出している
ため、その検出結果には誤差が大きく含まれることとな
り、厳密に制御することは根点であった。また、温湿度
計TH2 は、空調空気送給口53に配設されているた
め、送風ファン57で空気を攪拌した後にその温湿度を
検出しており、その検出結果は誤差の少ない信頼性の高
いものであるが、その検出結果に基づいて加湿/冷却/
加熱を行う各装置54〜56の容量をフィードバック制
御する場合は、タイムラグが大き過ぎて定常状態に落ち
つくまでに時間がかかり、やはり、所定の温湿度に迅速
にコントロールすることは困難であった。
【0006】 そこで本発明は、第一にフィードバック
制御することなく正確に且つ応答よく温湿度制御を行
い、第二にフィードバック制御を行う場合でも安定的に
且つ応答よく温湿度制御を行い、さらに省エネルギーを
図り、ランニングコストを低減できるようにすることを
技術的課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本発明は、取り入れた外気を予め設定した温湿度に
調整するために、少なくとも、加熱容量可変の主加熱装
置と、加湿容量可変の断熱加湿装置と、冷却容量可変の
冷却装置と、加熱容量の微調整が可能な補助加熱装置と
を備えた空調空気の温湿度制御装置において、外気の温
湿度を検出する温湿度計と、空気線図を予め記憶した空
気線図テーブルとを備え、空調空気の上限温度及び上限
湿度によって定まる上限状態点と、下限温度及び下限湿
度によって定まる下限状態点を結んだ目標温湿度線を空
気線図テーブルに設定する目標温湿度線設定器と、温湿
度計で検出された外気の温湿度に基づく外気状態点を空
気線図テーブルに設定する外気状態点設定器と、前記外
気状態点から前記目標温湿度線上の任意の状態点に至る
まで、空気線図上を等絶対湿度線に沿って加熱方向に推
移する主加熱線と、空気線図上を等エンタルピ線に沿っ
て加湿方向に推移する断熱加湿線と、空気線図上を上限
状態点の露点温度以下に設定された冷却温度に向かって
推移する冷却線と、空気線図上を等絶対湿度線に沿って
加熱方向に推移する補助加熱線のうち、必要な線をこの
順で連結した状態変化予想線を設定する予想線設定器
と、当該状態変化予想線の主加熱線の長さに応じて主加
熱装置の加熱容量を設定する主加熱容量設定器と、断熱
加湿線の長さに応じて断熱加湿装置の加湿容量を設定す
る加湿容量設定器と、冷却線の長さに応じて冷却装置の
冷却容量を設定する冷却容量設定器と、補助加熱線の長
さに応じて補助加熱装置の加熱容量を設定する補助加熱
容量設定器とを備えたことを特徴とする。
【0008】 本発明によれば、まず、空調空気の上限
温度及び上限湿度によって定まる上限状態点と、下限温
度及び下限湿度によって定まる下限状態点を結んだ目標
温湿度線が設定された空気線図上に、外気の温湿度によ
って定まる外気状態点が設定される。次いで、外気状態
点から前記目標温湿度線上の任意の状態点(例えば最も
近い状態点)に至るまで、空気線図上を等絶対湿度線に
沿って加熱方向に推移する主加熱線と、空気線図上を等
エンタルピ線に沿って加湿方向に推移する断熱加湿線
と、空気線図上を上限状態点の露点温度以下に設定され
た冷却温度に向かって推移する冷却線と、空気線図上を
等絶対湿度線に沿って加熱方向に推移する補助加熱線の
うち、必要な線をこの順で連結した状態変化予想線が設
定される。このとき、主加熱線の長さは主加熱装置の加
熱容量を、断熱加湿線の長さは断熱加湿装置の加湿容量
を、冷却線の長さは冷却装置の冷却容量を、また、補助
加熱線は補助加熱装置の加熱容量を表す。したがって、
状態変化予想線の各線の長さに応じて加熱容量,加湿容
量,冷却容量,補助加熱容量を設定して、空調装置を運
転すれば、外気状態点から前記目標温湿度線上の最も近
い状態点に至るまで正確に状態点が推移し、所定の温湿
度に調整された空調空気が得られる。
【0009】 このとき、フィードバック制御を行う必
要がないので、温湿度計の測定結果に含まれる誤差やタ
イムラグに起因する制御不安定要素がなく、安定した制
御を行うことができる。しかも、主加熱装置,断熱加湿
装置,冷却装置,補助加熱装置の夫々の加熱容量,加湿
容量,冷却容量は,外気の状態点に応じて設定された状
態変化予想線に従って定まるので、補助加熱装置の使用
を最小限に抑えるように状態変化予想線を設定すること
により、エネルギーロスを最小限に抑え、したがって、
ランニングコストも低減できる。
【0010】 また、フィードバッグ制御を行う場合
は、主加熱装置,断熱加湿装置,冷却装置,補助加熱装
置の夫々の出口で検出された出口温度を、予め設定され
た状態変化予想線の主加熱線,断熱加湿線,冷却線,補
助加熱線の終点温度に一致させるように、各装置の加熱
/加湿/冷却容量を独立にフィードバックするようにし
ているので、容量の設定が簡便で、応答も速い。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて具体的に説明する。図1は本発明に係る空調
装置の温湿度制御装置を示す説明図、図2はその制御方
法を説明する空気線図である。
【0012】 図1において、空調装置1は、外気取入
口2と所定の温湿度に調整された空調空気を送給する空
調空気送給口3が両端に形成され、その内部には、外気
取入口2側から空調空気送給口3に向かって、プレヒー
タと称するバーナなどの加熱容量可変の主加熱装置4
と、ロールフィルタFと、ワッシャなどの加湿容量可変
の断熱加湿装置5と、冷却容量可変の冷却装置6と、レ
ヒータと称する加熱容量の微調整が可能な補助加熱装置
7と、ダイレクトスチームなどにより等温加湿を行う補
助加湿装置8と、調温/調湿された空調空気を送給口3
から送り出す送風ファン9が配設されている。
【0013】 10は、その入力側に、外気の温湿度を
検出する温湿度計TH0が接続され、その出力側に、空
調装置1の前記主加熱装置4,断熱加湿装置5,冷却装
置6,補助加熱装置7,補助加湿装置8が接続された温
湿度制御装置であって、前記温湿度計TH0 で検出され
た外気の温湿度に基づいて、加熱/加湿/冷却を行う各
装置4〜8の加熱容量,加湿容量,冷却容量を制御する
ようになされている。この温湿度制御装置10は、空気
線図を予め記憶した空気線図テーブル11と、空調空気
の上限状態点Psと下限状態点Pwを結んだ目標温湿度
線Lを空気線図テーブル11に設定する目標温湿度線設
定器12と、目標温湿度線設定器12で設定された目標
温湿度線Lに基づき空気線図を複数の制御エリアC1
4 に仕切る制御エリア設定器13と、温湿度計TH0
で検出された外気の温湿度に基づく外気状態点A1 〜A
5 を空気線図テーブル11に設定する外気状態点設定器
14と、前記外気状態点設定器14で設定された外気状
態点A0 が属する一の制御エリアC1 〜C4 を選定する
制御エリア選定器15と、外気状態点A1 〜A5から前
記目標温湿度線L上の最も近い状態点に至るまでの状態
変化予想線J1 〜J5 を空気線図テーブル11上に設定
する予想線設定器16と、状態変化予想線J1 〜J5
基づいて、加熱/加湿/冷却を行う各装置4〜7の加熱
容量/加湿容量/冷却容量を決定する容量設定器17を
備えている。
【0014】 目標温湿度線設定器12で設定される空
調空気の上限状態点Ps及び下限状態点Pwは、夫々夏
場及び冬場の塗装ブース内の雰囲気に等しく、例えば、
上限状態点Psは上限温度28℃及び上限湿度75%
(相対湿度)に定められ、下限状態点Pwは上限温度2
5℃及び上限湿度75%(相対湿度)に定められてい
る。
【0015】 制御エリア設定器13では、目標温湿度
線Lに基づいて、上限状態点Psとエンタルピが等しく
上限状態点Psから高温側に延びる上限エンタルピ線E
sと、上限状態点Psと絶対湿度が等しく上限状態点P
sから低温側に延びる上限絶対湿度線Hsと、下限状態
点Pwとエンタルピが等しく下限状態点Pwから高温側
に延びる下限エンタルピ線Ewと、下限状態点Pwと絶
対湿度が等しく下限状態点Pwから低温側に延びる下限
絶対湿度線Hwの各境界線を空気線図テーブル11上に
設定する。そして、これに基づき、空気線図を、下限エ
ンタルピ線Ew及び下限絶対湿度線Hwで仕切られる低
温期制御エリアC1 と、上限エンタルピ線Es,下限エ
ンタルピ線Ew及び目標温湿度線Lで仕切られる中間期
低相対湿度制御エリアC2と、上限絶対湿度線Hs,下
限絶対湿度線Hw及び目標温湿度線Lで仕切られる中間
期高相対湿度制御エリアC3 と、上限エンタルピ線Es
及び上限絶対湿度線Hsで仕切られる高温期制御エリア
4 の4つの制御エリアC1 〜C4 に分けて、夫々を空
気線図テーブル11に設定している。
【0016】 予想線設定器16は、外気状態点A1
5 から目標温湿度線L上の最も近い状態点に至るま
で、空気線図上を等絶対湿度線に沿って加熱方向に推移
する主加熱線JT と、空気線図上を等エンタルピ線に沿
って加湿方向に推移する断熱加湿線JH と、空気線図上
を上限状態点Psの露点温度以下に設定された冷却温度
Tcに向かって推移する冷却線JC と、空気線図上を等
絶対湿度線に沿って加熱方向に推移する補助加熱線Jt
のうち、必要な線をこの順で連結した状態変化予想線J
1 〜J5 を設定する。本例の場合は、外気状態点A1
5 が属する制御エリアC1 〜C4 に応じた制御手順を
予め記憶した低温期制御手順設定器S1 ,中間期低相対
湿度制御手順設定器S2 ,中間期高相対湿度制御手順設
定器S3 ,高温期制御手順設定器S4とを備え、制御エ
リアC1 〜C4 ごとに制御手順を決定するように成され
ている。
【0017】 低温期制御エリアC1 では、外気状態点
1 は下限状態点Pwよりエンタルピが低く、且つ、絶
対湿度が低いので、加熱操作によりエンタルピを上昇さ
せると共に、断熱加湿操作により絶対湿度を高くする必
要がある。したがって、低温期制御手順設定器S1
は、外気状態点A1 から下限状態点Pwに至るまで、空
気線図上を等絶対湿度線に沿って下限エンタルピ線Ew
まで加熱方向に推移する主加熱線JT と、空気線図上を
等エンタルピ線に沿って下限状態点まで加湿方向に推移
する断熱加湿線JH をこの順で結んだ状態変化予想線J
1 が設定されている。
【0018】 中間期低相対湿度制御エリアC2 では、
外気状態点A2 は目標温湿度線L上のいずれかの状態点
にエンタルピが等しく、相対湿度が低いだけなので、断
熱加湿操作により、等エンタルピ的に加湿する必要があ
る。したがって、中間期低相対湿度制御手順設定器S2
には、外気状態点A2 から目標温湿度線Lに至るまで、
空気線図上を等エンタルピ線に沿って加湿方向に推移す
る断熱加湿線JH が状態変化予想線J2 として設定され
ている。
【0019】 中間期高相対湿度制御エリアC3 では、
外気状態点A3 は目標温湿度線L上のいずれかの状態点
に絶対湿度が等しく、温度が低いだけなので、加熱操作
を行う必要がある。このエリアC3 は、目標温湿度線L
上の状態点との温度差が僅かであるので、加熱容量の大
きな主加熱装置4で温度制御することは困難であり、し
たがって、加熱容量の微調整が可能な補助加熱装置7を
用いる。そして、中間期高相対湿度制御手順設定器S3
には、外気状態点A3 から目標温湿度線Lに至るまで、
空気線図上を等絶対湿度線に沿って加熱方向に推移する
補助加熱線Jt が状態変化予想線J3 として設定されて
いる。
【0020】 高温期制御エリアC4 では、外気状態点
4 ,A5 は上限状態点Psよりエンタルピが高く、又
は、絶対湿度が高い。したがって、冷却操作を行う必要
があっても、加熱操作によりエンタルピを増大させる必
要はない。そして、外気状態点A4 が上限状態点Psよ
りエンタルピが高く絶対湿度が低い場合は、冷却操作に
より除湿される分を見越して予め加湿する必要がある。
また、外気状態点A5 の湿度が十分に高い場合は、冷却
操作により除湿し、過冷却した分を加熱操作により加熱
する必要がある。そこで、高温期制御エリアC4 を、冷
却装置6の冷却温度Tcにおける相対湿度100%の冷
却状態点Pcと上限状態点Psを通る加湿境界線Hc
で、当該境界線Hcより低湿度側の低湿度エリアd
1 と、高湿度側の高湿度エリアd2 に分けておき、外気
状態点A4 が低湿度エリアd1 にあるときは、断熱加湿
操作により絶対湿度を高くした後、冷却操作により除湿
冷却し、外気状態点A5 が高湿度エリアd2 にあるとき
は、冷却操作により除湿冷却した後、加熱操作により加
熱すればよい。
【0021】 したがって、高温期制御手順設定器S4
には、外気状態点A4 が低湿度エリアd1 にあるときの
制御手順と、外気状態点A5 が高湿度エリアd2にある
ときの制御手順が夫々設定されている。そして、外気状
態点A4 が低湿度エリアd1 にあるときは、外気状態点
から上限状態点Psに至るまで、空気線図上を等エンタ
ルピ線に沿って加湿境界線Hcまで加湿方向に推移する
断熱加湿線JH と、加湿境界線Hc上を冷却方向に向か
って上限状態点Psまで推移する冷却線JC をこの順で
結んだ状態変化予想線J 4 に沿って制御される。また、
外気状態点A5 が高湿度エリアd2 にあるときは、外気
状態点から上限状態点Psに至るまで、空気線図上を冷
却装置6の冷却温度Tcにおける相対湿度100%の冷
却状態点Pcに向かって上限絶対湿度線Hsまで推移す
る冷却線JC と、上限絶対湿度線Hsに沿って上限状態
点Psまで加熱方向に推移する補助加熱線Jt をこの順
で結んだ状態変化予想線J5 に沿って制御される。
【0022】 さらに、前記容量設定器17は、前記各
状態変化予想線J1 〜J 5 の主加熱線JT の長さに応じ
て主加熱装置4の加熱容量を設定する主加熱容量設定器
18と、断熱加湿線JH の長さに応じて断熱加湿装置5
の加湿容量を設定する加湿容量設定器19と、冷却線J
C の長さに応じて冷却装置6の冷却容量を設定する冷却
容量設定器20と、補助加熱線Jt の長さに応じて補助
加熱装置7の加熱容量を設定する補助加熱容量設定器2
1とを備えている。
【0023】 なお、TH2 は空調空気の温湿度を空調
空気送給口3でモニタする温湿度計,22はその検出結
果に基づき補助加熱装置7及び補助加湿装置8にフィー
ドバックをかけて、温湿度の微調整を補助的に行う微調
整装置である。
【0024】 以上が本発明の一例構成であって、次に
これを用いた温湿度制御方法について説明する。まず、
空気線図テーブル11に記録された空気線図上に、夏場
の塗装ブース雰囲気となる気温28℃,相対湿度75%
の上限状態点Psと、冬場の塗装ブース雰囲気となる気
温20℃,相対湿度75%の下限状態点Pwを設定する
と、目標温湿度線設定器12により、前記上限状態点P
sと下限状態点Pwを結んだ目標温湿度線Lが設定され
る。
【0025】 次いで、目標温湿度線Lが設定される
と、制御エリア設定器13で、主として冬期に制御を行
う低温期制御エリアC1 と、主として春期/秋期の湿度
の低い日に制御を行う中間期低相対湿度制御エリアとC
2 、主として春期/秋期の湿度の高い日に制御を行う中
間期高相対湿度制御エリアとC3 、主として夏期に制御
を行う高温期制御エリアC4 の4つの領域が設定され
る。各制御エリアC1 〜C4 は、上限状態点Psとエン
タルピが等しく上限状態点Psから高温側に延びる上限
エンタルピ線Esと、上限状態点Psと絶対湿度が等し
く上限状態点Psから低温側に延びる上限絶対湿度線H
sと、下限状態点Pwとエンタルピが等しく下限状態点
Pwから高温側に延びる下限エンタルピ線Ewと、下限
状態点Pwと絶対湿度が等しく下限状態点Pwから低温
側に延びる下限絶対湿度線Hwで仕切らている。また、
高温期制御エリアC4 は、冷却装置6の冷却温度Tcに
おける相対湿度100%の冷却状態点Pcと上限状態点
Psを通る加湿境界線Hcを境に、加湿境界線Hcより
低湿度側の低湿度エリアd1 と、高湿度側の高湿度エリ
アd2 に分けられている。
【0026】 空調装置1を運転するときは、まず、温
湿度計TH0 で外気の温湿度を検出し、この検出結果に
基づいて、外気状態点設定器14で空気線図上に外気状
態点A1 〜A5 を設定する。冬期は、外気状態点A1
低温期制御エリアC1 に含まれることが多く、この場合
は、低温期制御手順設定器S1 により、外気状態点A1
から下限状態点Pwに至るまで、空気線図上を等絶対湿
度線に沿って加熱方向に推移する主加熱線J T と、空気
線図上を等エンタルピ線に沿って加湿方向に推移する断
熱加湿線JHをこの順で結んだ状態変化予想線J1 が設
定される。このとき、主加熱線JT の長さが主加熱装置
4の加熱容量を表し、断熱加湿線JH の長さが断熱加湿
装置5の加湿容量を表すので、主加熱容量設定器18で
は主加熱線JT の長さに応じて主加熱装置4の加熱容量
が設定され、加湿容量設定器19では断熱加湿線JH
長さに応じて断熱加湿装置5の加湿容量が設定される。
このように設定された加熱容量,加湿容量で主加熱装置
4及び断熱加湿装置5を運転すると、空調装置1内に取
り入れられた外気は、外気状態点A1 から下限状態点P
wまで状態変化予想線J1 に従ってその状態が変化す
る。すなわち、外気状態点A1 は、状態変化予想線J1
に沿って、主加熱線JT 上を下限エンタルピ線Ewまで
下限エンタルピ線Ewまで加熱方向に推移し、次いで、
断熱加湿線JH 上を下限状態点Pwまで加湿方向に推移
する。なお、この場合に、冷却装置6は停止させてお
き、補助加熱装置7及び補助加湿装置8は、温湿度計T
4 の検出結果に応じて温湿度を微調整するために備
え、最低加熱容量及び最低加湿容量のアイドリング状態
で運転させておく。
【0027】 また、春期/秋期の相対湿度の低い日
は、外気状態点A2 が中間期低相対湿度制御エリアC2
に含まれることが多く、この場合は、中間期低相対湿度
制御手順設定器S2 により、外気状態点A2 から目標温
湿度線Lに至るまで、空気線図上を等エンタルピ線に沿
って加湿方向に推移する断熱加湿線JH がそのまま状態
変化予想線J2 として設定される。このとき、加湿容量
設定器19では断熱加湿線JH の長さに応じて断熱加湿
装置5の加湿容量が設定される。そして、このように設
定された加湿容量で断熱加湿装置5を運転すると、空調
装置1内に取り入れられた外気は、外気状態点A2 から
目標温湿度線Lまで状態変化予想線J2 に従ってその状
態が変化し、この場合、外気状態点A2 が、目標温湿度
線L上の状態点まで等エンタルピ線に沿って断熱加湿線
H 上を加湿方向に推移する。なお、この場合に、主加
熱装置4及び冷却装置6は停止させておき、補助加熱装
置7及び補助加湿装置8は、温湿度計TH4 の検出結果
に応じて温湿度を微調整するために備え、最低加熱容量
及び最低加湿容量のアイドリング状態で運転させてお
く。
【0028】 さらに、春期/秋期の相対湿度の高い日
は、外気状態点A3 が中間期高相対湿度制御エリアC3
にあることが多く、この場合は、中間期高相対湿度制御
手順設定器S2 により、外気状態点A3 から目標温湿度
線Lに至るまで、空気線図上を等絶対湿度線に沿って加
熱方向に推移する補助加熱線Jt が状態変化予想線J3
として設定される。ここで、主加熱装置4で外気状態点
3 を推移させようとすると、主加熱装置4ではその加
熱容量が大き過ぎて微調整を行うことができないので、
この制御エリアC3 では微調整が可能な補助加熱装置7
を用いている。そして、このとき、補助加熱線Jt の長
さが補助加熱装置7の加熱容量を表すので、補助加熱容
量設定器21では補助加熱線Jt の長さに応じて補助加
熱装置7の加熱容量が設定される。このように設定され
た加熱容量で補助加熱装置7を運転すると、空調装置1
内に取り入れられた外気は、外気状態点A3 から目標温
湿度線Lまで状態変化予想線J3 に従ってその状態が変
化し、この場合、外気状態点A3 が、目標温湿度線L上
の状態点まで等絶対湿度線に沿って補助加熱線Jt 上を
加熱方向に推移する。なお、この場合に、主加熱装置4
及び冷却装置6は停止させておき、断熱加湿装置5は外
気に含まれる塵,ゴミを除去するために最低加湿容量の
アイドリング状態で運転され、補助加湿装置8は、温湿
度計TH4 の検出結果に応じて湿度を微調整するために
備え、最低加湿容量のアイドリング状態で運転させてお
く。
【0029】 さらにまた、夏期は、外気状態点A4
5 が高温期制御エリアC4 に含まれることが多い。そ
して、外気状態点A4 が制御エリアC4 内の低湿度エリ
アd1 に含まれている場合は、高温期制御手順設定器S
4 により、外気状態点A4 から上限状態点Psに至るま
で、空気線図上を等エンタルピ線に沿って加湿境界線H
cまで加湿方向に推移する断熱加湿線JH と、加湿境界
線Hc上を冷却方向に向かって上限状態点Psまで推移
する冷却線JC をこの順で結んだ状態変化予想線J4
設定される。ここで、断熱加湿線JH の長さが断熱加湿
装置5の加湿容量を表し、冷却線J C の長さが冷却装置
6の冷却容量を表すので、加湿容量設定器19で断熱加
湿線JH の長さに応じて断熱加湿装置5の加湿容量が設
定され、冷却容量設定器20では冷却線JC の長さに応
じて冷却装置6の冷却容量が設定される。このように設
定された加湿容量及び冷却容量で断熱加湿装置5及び冷
却装置6を運転すると、空調装置1内に取り入れられた
外気は、外気状態点A4 から上限状態点Psまで状態変
化予想線Jに従ってその状態が変化する。すなわち、外
気状態点A4 は、加湿境界線Hcまで等エンタルピ線に
沿って断熱加湿線JH 上を加湿方向に推移し、次いで、
上限状態点Psまで加湿境界線Hcに沿って冷却線JC
上を冷却方向に推移する。なお、この場合に、主加熱装
置4は停止させておき、補助加熱装置7及び補助加湿装
置8は、温湿度計TH4 の検出結果に応じて温湿度を微
調整するために備え、最低加熱容量及び最低加湿容量の
アイドリング状態で運転させておく。
【0030】 また、外気状態点A5 が制御エリアC4
の高湿度エリアd2 に含まれている場合は、高温期制御
手順設定器S4 により、外気状態点A5 から上限状態点
Psに至るまで、空気線図上を冷却装置6の冷却温度T
cにおける相対湿度100%の冷却状態点Pcに向かっ
て上限絶対湿度線Hsまで推移する冷却線JC と、上限
絶対湿度線Hsに沿って上限状態点Psまで加熱方向に
推移する補助加熱線Jt をこの順で結んだ状態変化予想
線J5 が設定される。ここで、冷却線JC の長さが冷却
装置6の冷却容量を表し、補助加熱線Jt の長さが補助
加熱装置7の加熱容量を表すので、冷却容量設定器20
で冷却線JCの長さに応じて冷却装置6の冷却容量が設
定され、補助加熱容量設定器21では補助加熱線Jt
長さに応じて補助加熱装置7の加熱容量が設定される。
このように設定された冷却容量及び加熱容量で冷却装置
6及び補助加熱装置7を運転すると、空調装置1内に取
り入れられた外気は、外気状態点A5 から上限状態点P
sまで状態変化予想線J5 に従ってその状態が変化す
る。すなわち、外気状態点A5 は、上限絶対湿度線Hs
まで冷却状態点Pcに向かって冷却線JC 上を冷却方向
に推移し、次いで、上限状態点Psまで等絶対湿度線に
沿って補助加熱線Jt 上を加熱方向に推移する。なお、
この場合に、主加熱装置4は停止させておき、断熱加湿
装置5は外気に含まれる塵,ゴミを除去するために最低
加湿容量のアイドリング状態で運転され、補助加湿装置
8は、温湿度計TH4 の検出結果に応じてその加熱容量
及び加湿容量をフィードバッグ制御するために備え、最
低加湿容量のアイドリング状態で運転させておく。
【0031】 なお、上述の説明では、空気線図内のエ
リアを予め複数の制御エリアC1 〜C4 のエリアに分割
して、夫々で使用する加熱用/加湿用の各装置4〜7を
予め設定する場合について説明したが、本発明はこれに
限るものではなく、制御エリアC1 〜C4 に分けること
なく、外気状態点A1 〜A5 から目標温湿度線L上の任
意の状態点に至るまでの状態変化予想線Jを描くことに
より、使用すべき加熱用/加湿用の各装置4〜7を選択
すると共に、その加熱容量/加湿容量を決定する場合で
あってもよい。また、空気線図を4つの制御エリアC1
〜C4 に分割した場合について説明したが、加熱/加湿
/冷却を行う各装置4〜8の設置台数,構成及び容量な
どに応じてより細かく分割するようにしてもよい。例え
ば、高温期制御エリアC4 は、冷却装置4の冷却温度T
cに基づき加湿境界線Hcを境に、さらに二つの制御エ
リアd1 ,d2 に分けているが、他の制御エリアC1
3 も高温期制御エリアC4 と同様にさらに細分化して
あってもよい。
【0032】 図3は本発明に係る他の空調装置の温湿
度制御装置を示す。なお,図1と共通する部分について
は同一符号を付して詳細説明は省略する。本例では、主
加熱装置4,断熱加湿装置5,冷却装置6,補助加熱装
置7の夫々の出口温度を検出する温度計T1 〜T4 と、
空調空気送給口3で空調空気の温湿度を測定する温湿度
計TH2 が配設されている。また、容量設定器17に
は、主加熱装置4の加熱容量をフィードバック制御する
主加熱容量制御装置25と、断熱加湿装置5の加湿容量
をフィードバック制御する加湿容量制御装置26と、冷
却装置6の冷却容量をフィードバック制御する冷却容量
制御装置27と、補助加熱装置7の加熱容量をフィード
バック制御する補助加熱容量制御装置28と、補助加湿
装置8の加湿容量をフィードバック制御する補助加湿容
量制御装置29を備えている。そして、前記各容量制御
装置25〜29は、その入力側に前記温度計T1 〜T 4
及び温湿度計TH2 が夫々接続され、出力側に主加熱装
置4,断熱加湿装置5,冷却装置6,補助加熱装置7及
び補助加湿装置8が接続されている。
【0033】 前記主加熱容量制御装置25は予想線設
定器16で設定された主加熱線JT の終点温度に主加熱
装置4の出口温度を一致させるように加熱容量を制御
し、加湿容量制御装置26は予想線設定器16で設定さ
れた断熱加湿線JHの終点温度に断熱加湿加湿装置5の
出口温度を一致させるように制御し、冷却容量制御装置
27冷却線JC の終点温度に冷却装置6の出口温度を一
致させるように制御し、補助加熱容量制御装置28は補
助加熱線Jt の終点温度に補助加熱装置7の出口温度を
一致させるように制御し、補助加湿容量制御装置29は
温湿度計TH2 の検出信号に基づいて空調空気の湿度を
微調整するように成されている。
【0034】 例えば、冬期に、外気状態点A1 が低温
期制御エリアC1 に属するときは、状態変化予想線J1
に基づいて容量制御を行い、まず、主加熱容量制御装置
25により主加熱装置4の出口温度が主加熱線JT の終
点温度(主加熱線JT が下限エンタルピ線Ewと交わる
点B1 の温度)に一致するように加熱容量をフィードバ
ック制御し、次いで、加湿容量制御装置26により断熱
加湿装置5の出口温度が断熱加湿線JH の終点温度(下
限状態点Pwの温度)に一致するように加熱容量をフィ
ードバック制御する。春期/秋期に、外気状態点A2
中間期低相対湿度制御エリアC2 に属するときは、状態
変化予想線J2 に基づいて容量制御を行い、加湿容量制
御装置26により断熱加湿装置5の出口温度が断熱加湿
線JH の終点温度(目標温湿度線L上の任意の状態点の
温度)に一致するように加熱容量をフィードバック制御
する。春期/秋期に、外気状態点A3 が中間期高相対湿
度制御エリアC3 に属するときは、状態変化予想線J3
に基づいて容量制御を行い、補助加熱容量制御装置27
により補助加熱装置7の出口温度が補助加熱線Jt の終
点温度(目標温湿度線L上の任意の状態点の温度)に一
致するように加熱容量をフィードバック制御する。夏期
に、外気状態点A4 が中間期高相対湿度制御エリアC4
の低湿度エリアd 1 に属するときは、状態変化予想線J
4 に基づいて容量制御を行い、まず、加湿容量制御装置
26により断熱加湿装置5の出口温度が断熱加湿線JH
の終点温度(断熱加湿線JH が加湿境界線Hcと交わる
点B4 の温度)に一致するように加湿容量をフィードバ
ック制御し、次いで、冷却容量制御装置27により冷却
装置6の出口温度が冷却線Jcの終点温度(上限状態点
Psの温度)に一致するように冷却容量をフィードバッ
ク制御する。さらに、夏期に、外気状態点A5 が中間期
高相対湿度制御エリアC4 の低湿度エリアd2 に属する
ときは、状態変化予想線J5 に基づいて容量制御を行
い、まず、冷却容量制御装置27により冷却装置6の出
口温度が冷却線Jcの終点温度(冷却線JC が上限絶対
湿度線Hsと交わる点B5 の温度)に一致するように冷
却容量をフィードバック制御し、次いで、補助加熱容量
制御装置27により補助加熱装置7の出口温度が補助加
熱線Jt の終点温度(上限状態点Psの温度)に一致す
るように加熱容量をフィードバック制御する。
【0035】 このように本例によれば、主加熱装置
4,断熱加湿装置5,冷却装置6,補助加熱装置7を夫
々の出口温度で独立にフィードバック制御しているの
で、夫々の制御量を他の制御量に関係なく簡単且つ正確
に設定することができるだけでなく、各装置4〜7の夫
々の出口に配設された温度計T1 〜T4 で検出された出
口温度に基づいてフィードバック制御しているのでその
応答速度も速く、目標温湿度線L上の任意の状態点に正
確に温湿度制御することができる。しかも、予め設定さ
れた状態変化予想線J1 〜J5 に従って制御されるの
で、無駄な制御操作を行うことがなく、省エネルギー,
低ランニングコストに資することとなる。
【0036】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、外
気の温湿度で決定される外気状態点と予め設定された目
標温湿度線に基づいて、状態変化予想線が設定され、こ
れに基づき、主加熱装置,断熱加湿装置,冷却装置,補
助加熱装置のうち、温湿度制御に使用すべき加熱用/加
湿用の最適な装置と、夫々の最適な加熱容量/加湿容量
/冷却容量が設定されて運転され、空調装置内に取り込
んだ外気をフィードバッグ制御することなく目標とすべ
き温湿度に調整することができるという効果がある。ま
た、フィードバック制御を行う必要がないので、温湿度
計の測定結果に含まれる誤差やタイムラグに起因する制
御不安定要素がなく、安定した制御を行うことができる
という効果がある。
【0037】 さらに、夫々の加熱容量/加湿容量/冷
却容量は,外気の状態点に応じて設定された状態変化予
想線に従って定まるので、補助加熱装置の使用を最小限
に抑えるように状態変化予想線を設定することにより、
エネルギーロスを最小限に抑え、したがって、ランニン
グコストも低減できるという効果がある。
【0038】 さらにまた、フィードバック制御を行う
場合においては、主加熱装置,断熱加湿装置,冷却装
置,補助加熱装置の夫々の出口で検出された出口温度
を、予め設定された状態変化予想線の主加熱線,断熱加
湿線,冷却線,補助加熱線の終点温度に一致させるよう
に、各装置の加熱/加湿/冷却容量を独立に制御してい
るので、夫々の制御量を他の制御量に関係なく簡単且つ
正確に設定することができるだけでなく応答速度も速
く、目標温湿度線上の任意の状態点に正確に温湿度制御
することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る空調装置の温湿度制御装置を示す
説明図。
【図2】本発明に係る空調装置の温湿度制御方法を示す
空気線図。
【図3】本発明に係る他の空調装置の温湿度制御装置を
示す説明図。
【図4】従来装置を示す説明図。
【符号の説明】
1・・・・空調装置 2・・・・外気取入
口 3・・・・空調空気送給口 4・・・・主加熱装
置 5・・・・断熱加湿装置 6・・・・冷却装置 7・・・・補助加熱装置 10・・・・温湿度制
御装置 11・・・・空気線図テーブル 12・・・・目標温
湿度線設定器 13・・・・制御エリア設定器 14・・・・外気状
態点設定器 15・・・・制御エリア選定器 16・・・・予想線
設定器 S1 ・・・低温期制御手順設定器 S2 ・・・中間期低相対湿度制御手順設定器 S3 ・・・中間期高相対湿度制御手順設定器 S4 ・・・高温期制御手順設定器 17・・・・容量設定器 18・・・・主加熱
容量設定器 19・・・・加湿容量設定器 20・・・・冷却容
量設定器 21・・・・補助加熱容量設定器 TH0 ・・温湿度
計 Ps・・・上限状態点 Pw・・・下限状態
点 L・・・・目標温湿度線 Es・・・上限エン
タルピ線 Hs・・・上限絶対湿度線 Ew・・・下限エン
タルピ線 Hw・・・下限絶対湿度線 Hc・・・加湿境界
線 C1 ・・・低温期制御エリア C2 ・・・中間期低相対湿度制御エリア C3 ・・・中間期高相対湿度制御エリア C4 ・・・高温期制御エリア d1 ・・・低湿度エリア d2 ・・・高湿度エ
リア A1 〜A5 ・・・外気状態点 J1 〜J5 ・・・・
状態変化予想線 JT ・・・主加熱線 JH ・・・断熱加湿
線 JC ・・・冷却線 Jt ・・・補助加熱
線 Tc・・・冷却温度 Pc・・・冷却状態
点 T1 〜T4 ・・・温度計 25・・・・主加熱容量制御装置 26・・・・加湿容
量制御装置 27・・・・冷却容量制御装置 28・・・・補助加
熱容量制御装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取り入れた外気を予め設定した温湿度に
    調整するために、少なくとも、加熱容量可変の主加熱装
    置(4)と、加湿容量可変の断熱加湿装置(5)と、冷
    却容量可変の冷却装置(6)と、加熱容量の微調整が可
    能な補助加熱装置(7)とを備えた空調空気の温湿度制
    御装置において、 外気の温湿度を検出する温湿度計(TH0)と、空気線図を
    予め記憶した空気線図テーブル(11)とを備え、 空調空気の上限温度及び上限湿度によって定まる上限状
    態点(Ps) と、下限温度及び下限湿度によって定まる下
    限状態点 (Pw) を結んだ目標温湿度線(L)を空気線図
    テーブル(11)に設定する目標温湿度線設定器(12)
    と、 温湿度計(TH0)で検出された外気の温湿度に基づく外気
    状態点(A1〜A5) を空気線図テーブル (11) に設定する
    外気状態点設定器 (14) と、 前記外気状態点(A0) から前記目標温湿度線(L)上の
    任意の状態点に至るまで、空気線図上を等絶対湿度線に
    沿って加熱方向に推移する主加熱線 (JT )と、空気線
    図上を等エンタルピ線に沿って加湿方向に推移する断熱
    加湿線 (JH)と、空気線図上を上限状態点(Ps) の露
    点温度以下に設定された冷却温度(Tc) に向かって推移
    する冷却線(JC )と、空気線図上を等絶対湿度線に沿
    って加熱方向に推移する補助加熱線 (Jt )のうち、必
    要な線をこの順で連結した状態変化予想線(J1〜J5)を
    設定する予想線設定器(16)と、 当該状態変化予想線(J1〜J5)の主加熱線 (JT )の長
    さに応じて主加熱装置(4)の加熱容量を設定する主加
    熱容量設定器(18)と、断熱加湿線 (JH )の長さに応
    じて断熱加湿装置(5)の加湿容量を設定する加湿容量
    設定器(19)と、冷却線(JC )の長さに応じて冷却装
    置(6)の冷却容量を設定する冷却容量設定器(20)
    と、補助加熱線 (Jt )の長さに応じて補助加熱装置
    (7)の加熱容量を設定する補助加熱容量設定器(21)
    とを備えたことを特徴とする空調装置の温湿度制御装
    置。
  2. 【請求項2】 取り入れた外気を予め設定した温湿度に
    調整するために、少なくとも、加熱容量可変の主加熱装
    置(4)と、加湿容量可変の断熱加湿装置(5)と、冷
    却容量可変の冷却装置(6)と、加熱容量の微調整が可
    能な補助加熱装置(7)とを備えた空調空気の温湿度制
    御装置において、 外気の温湿度を検出する温湿度計(TH0)と、空気線図を
    予め記憶した空気線図テーブル(11)とを備え、 空調空気の上限温度及び上限湿度によって定まる上限状
    態点(Ps) と、下限温度及び下限湿度によって定まる下
    限状態点 (Pw) を結んだ目標温湿度線(L)を空気線図
    テーブル(11)に設定する目標温湿度線設定器(12)
    と、 温湿度計(TH0)で検出された外気の温湿度に基づく外気
    状態点(A1〜A5) を空気線図テーブル (11) に設定する
    外気状態点設定器 (14) と、 前記外気状態点(A0) から前記目標温湿度線(L)上の
    任意の状態点に至るまで、空気線図上を等絶対湿度線に
    沿って加熱方向に推移する主加熱線 (JT )と、空気線
    図上を等エンタルピ線に沿って加湿方向に推移する断熱
    加湿線 (JH)と、空気線図上を上限状態点(Ps) の露
    点温度以下に設定された冷却温度(Tc) に向かって推移
    する冷却線(JC )と、空気線図上を等絶対湿度線に沿
    って加熱方向に推移する補助加熱線 (Jt )のうち、必
    要な線をこの順で連結した状態変化予想線(J1〜J5)を
    設定する予想線設定器(16)と、 前記主加熱装置(4),断熱加湿装置(5),冷却装置
    (6),補助加熱装置(7)の夫々の出口温度を検出す
    る温度計(T1〜T4)と、 当該状態変化予想線(J1〜J5)の主加熱線 (JT )の終
    点温度に主加熱装置(4)の出口温度を一致させるよう
    に当該主加熱装置(4)の加熱容量をフィードバック制
    御する主加熱容量制御装置(25)と、断熱加湿線
    (JH )の終点温度に断熱加湿加湿装置(5)の出口温
    度を一致させるように当該断熱加湿装置(5)の加湿容
    量をフィードバック制御する加湿容量制御装置 (26)
    と、冷却線(J C )の終点温度に冷却装置(6)の出口
    温度を一致させるように当該冷却装置(6)の冷却容量
    をフィードバック制御する冷却容量制御装置(27)と、
    補助加熱線 (Jt )の終点温度に補助加熱装置(7)の
    出口温度を一致させるように当該補助加熱装置(7)の
    加熱容量をフィードバック制御する補助加熱容量制御装
    置(28) とを備えたことを特徴とする空調装置の温湿度
    制御装置。
  3. 【請求項3】 前記目標温湿度線設定器(12)で設定さ
    れた目標温湿度線(L)に基づき、空気線図上に、上限
    状態点(Ps) とエンタルピが等しく上限状態点(Ps) か
    ら高温側に延びる上限エンタルピ線 (Es) と、上限状態
    点(Ps) と絶対湿度が等しく上限状態点(Ps) から低温
    側に延びる上限絶対湿度線(Hs) と、下限状態点(Pw)
    とエンタルピが等しく下限状態点(Pw) から高温側に延
    びる下限エンタルピ線 (Ew) と、下限状態点(Pw) と絶
    対湿度が等しく下限状態点(Pw) から低温側に延びる下
    限絶対湿度線(Hw) とを設定して、空気線図を、下限エ
    ンタルピ線 (Ew) 及び下限絶対湿度線(Hw) で仕切られ
    る低温期制御エリア (C1) と、上限エンタルピ線 (Es)
    ,下限エンタルピ線 (Ew) 及び目標温湿度線(L)で
    仕切られる中間期低相対湿度制御エリア (C2) と、上限
    絶対湿度線(Hs) ,下限絶対湿度線(Hw) 及び目標温湿
    度線(L)で仕切られる中間期高相対湿度制御エリア
    (C3) と、上限エンタルピ線 (Es) 及び上限絶対湿度線
    (Hs) で仕切られる高温期制御エリア (C4) の少なくと
    も4つの領域に分けて各領域を空気線図テーブル(11)
    に設定する制御エリア設定器(13)と、 前記外気状態点設定器(14)で設定された外気状態点
    (A1〜A5) が属する一の制御エリア(C1〜C4) を選定す
    る制御エリア選定器(15)とを備えると共に、 前記予想線設定器(16)は、外気状態点(A1〜A5) が属
    する制御エリア(C1〜C4) に応じた制御手順を予め記憶
    した低温期制御手順設定器(S1) ,中間期低相対湿度制
    御手順設定器(S2) ,中間期高相対湿度制御手順設定器
    (S3) ,高温期制御手順設定器(S4) とを備え、 前記低温期制御手順設定器(S1) には、外気状態点
    (A1) から下限状態点 (Pw) に至るまで、空気線図上を
    等絶対湿度線に沿って加熱方向に推移する主加熱線 (J
    T )と、空気線図上を等エンタルピ線に沿って加湿方向
    に推移する断熱加湿線 (JH )をこの順で結んだ状態変
    化予想線(J1)が設定され、 前記中間期低相対湿度制御手順設定器(S2) には、外気
    状態点(A2) から目標温湿度線(L)に至るまで、空気
    線図上を等エンタルピ線に沿って加湿方向に推移する断
    熱加湿線 (JH )が状態変化予想線(J2)として設定さ
    れ、 前記中間期高相対湿度制御手順設定器(S3) には、外気
    状態点(A3) から目標温湿度線(L)に至るまで、空気
    線図上を等絶対湿度線に沿って加熱方向に推移する補助
    加熱線 (Jt )が状態変化予想線(J3)として設定さ
    れ、 前記高温期制御手順設定器(S4) には、外気状態点(A
    4, A5) から上限状態点(Ps) に至るまで、前記断熱加
    湿線 (JH )と,空気線図上を上限状態点(Ps) の露点
    温度以下に設定された冷却温度 (Tc) に向かって推移す
    る冷却線(JC)と、空気線図上を等絶対湿度線に沿っ
    て加熱方向に推移する補助加熱線(Jt)のうち、必要
    な線をこの順で連結した状態変化予想線(J4, J5) が設
    定されるようになされた請求項1又は2記載の空調装置
    の温湿度制御装置。
  4. 【請求項4】 取り入れた外気を予め設定した温湿度に
    調整するために、少なくとも、加熱容量可変の主加熱装
    置(4)と、加湿容量可変の断熱加湿装置(5)と、冷
    却容量可変の冷却装置(6)と、加熱容量の微調整が可
    能な補助加熱装置(7)とを備えた空調空気の温湿度制
    御方法において、 空気線図上に、空調空気の上限温度及び上限湿度によっ
    て定まる上限状態点(Ps) と、下限温度及び下限湿度に
    よって定まる下限状態点 (Pw) を結んだ目標温湿度線
    (L)を設定し、 外気の温湿度を検出する温湿度計(TH0)の検出結果に基
    づいて空気線図上に外気状態点(A1〜A5) を設定し、 当該外気状態点(A1〜A5) から前記目標温湿度線 (L)
    上の任意の状態点に至るまで、空気線図上を等絶対湿度
    線に沿って加熱方向に推移する主加熱線 (J T )と、空
    気線図上を等エンタルピ線に沿って加湿方向に推移する
    断熱加湿線 (JH )と、空気線図上を上限状態点(Ps)
    の露点温度以下に設定された冷却温度(Tc) に向かって
    推移する冷却線(JC )と、空気線図上を等絶対湿度線
    に沿って加熱方向に推移する補助加熱線(Jt )のう
    ち、必要な線をこの順で連結した状態変化予想線(J1
    J5) を設定し、 当該状態変化予想線(J1〜J5) の主加熱線 (JT )の長
    さに応じて主加熱装置(4)の加熱容量を設定し、断熱
    加湿線 (JH )の長さに応じて断熱加湿装置(5)の加
    湿容量を設定し、冷却線(JC )の長さに応じて冷却装
    置(6)の冷却容量を設定し、補助加熱線(Jt )の長
    さに応じて補助加熱装置(7)の加熱容量を設定して、
    主加熱装置(4),断熱加湿装置(5),冷却装置
    (6),補助加熱装置(7)を運転することを特徴とす
    る空調装置の温湿度制御方法。
  5. 【請求項5】 取り入れた外気を予め設定した温湿度に
    調整するために、少なくとも、加熱容量可変の主加熱装
    置(4)と、加湿容量可変の断熱加湿装置(5)と、冷
    却容量可変の冷却装置(6)と、加熱容量の微調整が可
    能な補助加熱装置(7)とを備えた空調空気の温湿度制
    御方法において、 空気線図上に、空調空気の上限温度及び上限湿度によっ
    て定まる上限状態点(Ps) と、下限温度及び下限湿度に
    よって定まる下限状態点 (Pw) を結んだ目標温湿度線
    (L)を設定し、 外気の温湿度を検出する温湿度計(TH0)の検出結果に基
    づいて空気線図上に外気状態点(A1〜A5) を設定し、 当該外気状態点(A1〜A5) から前記目標温湿度線 (L)
    上の任意の状態点に至るまで、空気線図上を等絶対湿度
    線に沿って加熱方向に推移する主加熱線 (J T )と、空
    気線図上を等エンタルピ線に沿って加湿方向に推移する
    断熱加湿線 (JH )と、空気線図上を上限状態点(Ps)
    の露点温度以下に設定された冷却温度(Tc) に向かって
    推移する冷却線(JC )と、空気線図上を等絶対湿度線
    に沿って加熱方向に推移する補助加熱線(Jt )のう
    ち、必要な線をこの順で連結した状態変化予想線(J1
    J5) を設定し、 当該状態変化予想線(J1〜J5) の主加熱線 (JT )の終
    点温度に主加熱装置(4)の出口温度を一致させるよう
    に当該主加熱装置(4)の加熱容量をフィードバック制
    御し、断熱加湿線 (JH )の終点温度に断熱加湿加湿装
    置(5)の出口温度を一致させるように当該断熱加湿装
    置(5)の加湿容量をフィードバック制御し、冷却線
    (JC )の終点温度に冷却装置(6)の出口温度を一致
    させるように当該冷却装置(6)の冷却容量をフィード
    バック制御し、補助加熱線 (Jt)の終点温度に補助加
    熱装置(7)の出口温度を一致させるように当該補助加
    熱装置(7)の加熱容量をフィードバック制御して、主
    加熱装置(4),断熱加湿装置(5),冷却装置
    (6),補助加熱装置(7)を運転することを特徴とす
    る空調装置の温湿度制御方法。
  6. 【請求項6】 空気線図上に、前記目標温湿度線(L)
    を設定すると共に、上限状態点(Ps) とエンタルピが等
    しく上限状態点(Ps) から高温側に延びる上限エンタル
    ピ線 (Es) と、上限状態点(Ps) と絶対湿度が等しく上
    限状態点(Ps) から低温側に延びる上限絶対湿度線(H
    s) と、下限状態点(Pw) とエンタルピが等しく下限状
    態点(Pw) から高温側に延びる下限エンタルピ線 (Ew)
    と、下限状態点(Pw) と絶対湿度が等しく下限状態点
    (Pw) から低温側に延びる下限絶対湿度線(Hw) を設定
    し、 これに基づき空気線図を、下限エンタルピ線 (Ew) 及び
    下限絶対湿度線(Hw) で仕切られる低温期制御エリア
    (C1) と、上限エンタルピ線 (Es) ,下限エンタルピ線
    (Ew) 及び目標温湿度線(L)で仕切られる中間期低相
    対湿度制御エリア (C2) と、上限絶対湿度線(Hs) ,下
    限絶対湿度線(Hw) 及び目標温湿度線(L)で仕切られ
    る中間期高相対湿度制御エリア (C3) と、上限エンタル
    ピ線 (Es) 及び上限絶対湿度線(Hs) で仕切られる高温
    期制御エリア (C4) の少なくとも4つの領域に分け、 空気線図上に設定された外気状態点(A1) が低温期制御
    エリア(C1) にあるときは、当該外気状態点(A1) から
    下限状態点 (Pw) に至るまで、空気線図上を等絶対湿度
    線に沿って加熱方向に推移する主加熱線 (JT )と、空
    気線図上を等エンタルピ線に沿って加湿方向に推移する
    断熱加湿線 (JH )をこの順で結んだ状態変化予想線
    (J1)を設定し、 外気状態点 (A2) が中間期低相対湿度制御エリア(C2)
    にあるときは、外気状態点 (A2) から目標温湿度線
    (L)に至るまで、空気線図上を等エンタルピ線に沿っ
    て加湿方向に推移する断熱加湿線 (JH )を状態変化予
    想線(J2)として設定し、 外気状態点 (A3) が中間期高相対湿度制御エリア(C3)
    にあるときは、外気状態点 (A3) から目標温湿度線
    (L)に至るまで、空気線図上を等絶対湿度線に沿って
    加熱方向に推移する補助加熱線(Jt )を状態変化予想
    線(J3)として設定し、 外気状態点 (A4, A5) が高温期制御エリア(C4) にある
    ときは、外気状態点(A4, A5) から上限状態点(Ps) に
    至るまで、前記断熱加湿線 (JH )と,空気線図上を上
    限状態点(Ps) の露点温度以下に設定された冷却温度
    (Tc) に向かって推移する冷却線(JC )と、空気線図
    上を等絶対湿度線に沿って加熱方向に推移する補助加熱
    線(Jt )のうち、必要な線をこの順で連結した状態変
    化予想線(J4, J5)を設定する請求項4又は5記載の空
    調装置の温湿度制御方法。
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