JP5787183B2 - バルブタイミング調整システム - Google Patents

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Description

本発明は、バルブタイミング調整システムに関する。
エンジンの駆動軸から吸気バルブまたは排気バルブを開閉駆動する従動軸まで回転を伝達する回転伝達系に設けられ、吸気バルブまたは排気バルブの開閉タイミングを調整するバルブタイミング調整装置が知られている。例えば特許文献1に開示されたバルブタイミング調整装置は、ハウジング内の進角室および遅角室の作動油の圧力を変化させ、ベーンロータをハウジングに対して相対回動させることによって、開閉タイミングを変更する。ベーンロータの相対回動は、ベーンロータの特定のベーンがハウジングの隔壁に当接することによって制限される。
特開2002−295207号公報
特許文献1に開示されたバルブタイミング調整装置では、特定のベーンは、隔壁との当接時に受ける衝撃力によって破損または変形する可能性がある。ベーンロータは、特定のベーンが破損または変形すると、他のベーンがハウジングの隔壁に当接するまで相対回動する。その結果、ベーンロータとハウジングとの回転位相差が大きくなり、バルブ同士の接触、バルブとピストンとの接触、または異常燃焼が発生し、エンジンが損傷するおそれがある。
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであり、その目的は、エンジンの損傷を抑制可能なバルブタイミング調整システムを提供することである。
本発明によるバルブタイミング調整システムは、ハウジング、ベーンロータ、油圧制御弁、基本制限手段、補助制限手段および制御装置を備える。ベーンロータは、ハウジングに対して所定角度範囲内で相対回動可能である。油圧制御弁は、ハウジング内部の進角室および遅角室の油圧を制御し、ハウジングとベーンロータとの回転位相差を変更可能である。検出手段は、回転位相差を検出する。基本制限手段は、回転位相差が所定角度範囲よりも小さい基本角度範囲内となるようにハウジングとベーンロータとの相対回動を機械的に制限する。補助制限手段は、基本制限手段が破損した場合、回転位相差が、基本角度範囲よりも大きく且つ所定角度範囲よりも小さい補助角度範囲内となるように、ハウジングとベーンロータとの相対回動を機械的に制限する。
制御装置は、判定手段、目標設定手段および駆動手段を含む。判定手段は、回転位相差が基本角度範囲外か否かを判定する。目標設定手段は、回転位相差が基本角度範囲外であると判定された場合、回転位相差の目標値を基本角度範囲よりも小さい規制角度範囲内で設定する。駆動手段は、回転位相差が目標値と一致するように油圧制御弁を駆動する。
制御装置は、検出手段による検出結果を逐次的に取得し、回転位相差と目標値との差が可及的に小さくなるように油圧制御弁を制御する。したがって、例えば基本制限手段が破損することによってハウジングとベーンロータとの回転位相差が基本角度範囲外となったとき、制御装置は、回転位相差を速やかに基本角度範囲よりも小さい規制角度範囲内に制御する。そのため、回転位相差が基本角度範囲外となることに起因したエンジンの損傷を抑制することができる。
本発明の第1実施形態によるバルブタイミング調整システムを示す図である。 図1のバルブタイミング調整システムが適用されたエンジンの概略構成を説明する図である。 図1のバルブタイミング調整装置のIII−III線断面図である。 図1のバルブタイミング調整装置を矢印IV方向から見た図である。 図1のバルブタイミング調整装置を矢印V方向から見た図である。 図1の電子制御装置によるバルブタイミング制御ルーチンのフローチャートである。 本発明の第2実施形態によるバルブタイミング調整装置の横断面図である。 図7のバルブタイミング調整装置のVIII−VIII線断面図である。 図7のバルブタイミング調整装置を矢印IX方向から見た図である。 図7のバルブタイミング調整装置を矢印X方向から見た図である。 本発明の第3実施形態によるバルブタイミング調整装置をスプロケット側から見た図である。 図11の矢印XII部分の拡大図である。 図12のストッパピンが変形したときの図である。 本発明の第4実施形態によるバルブタイミング調整装置の横断面図である。 図14の基本制限手段のXV−XV線断面図である。 図14の補助制限手段のXVI−XVI線断面図である。
以下、本発明の複数の実施形態を図面に基づき説明する。実施形態同士で実質的に同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態によるバルブタイミング調整システムを図1に示す。バルブタイミング調整システム5は、図2に示すエンジン90の吸気バルブ91の開閉タイミングを調整するためのものである。図2に示すように、エンジン90の駆動軸であるクランクシャフト93の回転は、スプロケット15、94、95に巻き掛けられているチェーン96を介してカムシャフト97、98に伝達される。カムシャフト97は吸気バルブ91を開閉駆動する従動軸であり、カムシャフト98は排気バルブ92を開閉駆動する従動軸である。
バルブタイミング調整装置10は、クランクシャフト93と一体に回転するスプロケット15に対してカムシャフト97を回転方向に相対回動させることにより、吸気バルブ91の開閉タイミングを早くする。このように吸気バルブ91の開閉タイミングが早くなるようにカムシャフト97を相対回動させることを「進角させる」という。
また、バルブタイミング調整装置10は、スプロケット15に対してカムシャフト97を回転方向とは反対方向に相対回動させることにより、吸気バルブ91の開閉タイミングを遅くする。このように吸気バルブ91の開閉タイミングが遅くなるようにカムシャフト97を相対回動させることを「遅角させる」という。
先ず、バルブタイミング調整システム5の構成を図1〜図5に基づき説明する。バルブタイミング調整システム5は、バルブタイミング調整装置10、油圧制御弁70および電子制御装置75を備えている。
バルブタイミング調整装置10は、スプロケット15、カップ20、ベーンロータ30、ロックピン39、基本制限手段40および補助制限手段60を備えている。スプロケット15およびカップ20は、特許請求の範囲に記載の「ハウジング」を構成する。
スプロケット15は、図2のチェーン96を巻き掛け可能な外歯16を形成し、図2のカムシャフト97の端部を挿入可能な挿入孔17を有している。
カップ20は、外郭部21および複数の隔壁部22を形成している。外郭部21は、有底筒状に形成され、スプロケット15と同軸上に配置されている。隔壁部22は、外郭部21の筒部23から径内方向へ延び、カップ20の外郭部21とスプロケット15とにより区画形成される空間を複数の油圧室に仕切っている。カップ20は、ボルト29によりスプロケット15に固定され、スプロケット15とともに図2のカムシャフト97と一体に回転可能である。
ベーンロータ30は、ボス31および複数のベーン32を形成している。ボス31は、筒状に形成され、カップ20の各隔壁部22に対して径内方向に位置し、スプロケット15と同軸上に配置されている。ボス31は、図示しないスリーブボルトにより図2のカムシャフト97に固定され、カムシャフト97と一体に回転可能である。
各ベーン32は、ボス31から放射状に延び、ベーンロータ30のボス31とカップ20とスプロケット15との間に区画形成される圧力室を進角室26と遅角室27とに仕切っている。
ベーンロータ30は、進角室26に連通する進角油路34、および、遅角室27に連通する遅角油路35を有している。ベーンロータ30は、進角室26の作動油と遅角室27の作動油との圧力差に応じて、カップ20に対して進角側および遅角側に相対回動可能である。ベーンロータ30は、基本制限手段40および補助制限手段60が機能していない状態を想定すると、特定のベーン32が特定の隔壁部22に当接する最も遅角側の位置から、特定のベーン32が特定の隔壁部22に当接する最も進角側の位置まで、カップ20に対して所定角度範囲内で相対回動可能である。
ベーンロータ30の特定の隔壁部22は、ロックピン39を軸方向へ摺動可能に支持する摺動穴33を有している。ロックピン39は、カップ20の底部24の嵌合穴25に抜き差し可能であり、嵌合穴25に差し込まれるとベーンロータ30とカップ20との相対回動を制限する。本実施形態では、ロックピン39は、後述する最遅角位置で嵌合穴25に差し込まれる。
基本制限手段40は、ストッパピン41および基本ストッパ面52、53、55、56から構成されている。
ストッパピン41は、ベーンロータ30のボス31を軸方向に貫通し、一端部42がボス31からスプロケット15側に突き出し、他端部43がボス31からカップ20の底部24側に突き出している。ストッパピン41は、円柱状であり、円柱外面44を有している。本実施形態では、ストッパピン41は1本設けられている。
基本ストッパ面52、53は、ベーンロータ30のボス31と同心の仮想円Sに沿って延びるようにスプロケット15に形成された円弧溝51の周方向の端面である。基本ストッパ面52は、円弧溝51の遅角側の端面であり、基本ストッパ面53は、円弧溝51の進角側の端面である。基本ストッパ面52、53は、ストッパピン41の一端部42と周方向に当接可能な凹曲面である。
基本ストッパ面55、56は、仮想円Sに沿って延びるようにカップ20の底部24に形成された円弧溝54の周方向の端面である。基本ストッパ面55は、円弧溝54の遅角側の端面であり、基本ストッパ面56は、円弧溝54の進角側の端面である。基本ストッパ面55、56は、ストッパピン41の他端部43と周方向に当接可能な凹曲面である。
ストッパピン41、スプロケット15およびカップ20は、金属製であり、例えば焼き入れ等の熱処理が施されることにより硬度が増大させられている。また、ストッパピン41および円弧溝51、54の内壁は、表面処理が施されることにより耐摩耗性が向上させられている。上記表面処理は、例えばめっき、蒸着、プリント、または塗装などである。
基本制限手段40は、ストッパピン41の一端部42が基本ストッパ面52に当接するとともにストッパピン41の他端部43が基本ストッパ面55に当接することによって、カップ20に対するベーンロータ30の相対回動を最遅角位置で制限する。また、基本制限手段40は、ストッパピン41の一端部42が基本ストッパ面53に当接するとともにストッパピン41の他端部43が基本ストッパ面56に当接することによって、カップ20に対するベーンロータ30の相対回動を最進角位置で制限する。
基本制限手段40は、カップ20とベーンロータ30との回転位相差(以下、単に「回転位相差」と記載する)が、所定角度範囲よりも小さい基本角度範囲内となるように、カップ20とベーンロータ30との相対回動を機械的に制限する。
補助制限手段60は、ストッパピン67および補助ストッパ面62、63、65、66から構成されている。
ストッパピン67は、ベーンロータ30のボス31を軸方向に貫通し、一端部68がボス31からスプロケット15側に突き出し、他端部69がボス31からカップ20の底部24側に突き出している。ストッパピン67は、円柱状であり、円柱外面44を有している。本実施形態では、ストッパピン67は1本設けられている。
補助ストッパ面62、63は、ベーンロータ30のボス31と同心の仮想円Sに沿って延びるようにスプロケット15に形成された円弧溝61の周方向の端面である。補助ストッパ面62は、円弧溝61の遅角側の端面であり、補助ストッパ面63は、円弧溝61の進角側の端面である。補助ストッパ面62、63は、ストッパピン67の一端部68と周方向に当接可能な凹曲面である。
補助ストッパ面65、66は、仮想円Sに沿って延びるようにカップ20の底部24に形成された円弧溝64の周方向の端面である。補助ストッパ面65は、円弧溝64の遅角側の端面であり、補助ストッパ面66は、円弧溝64の進角側の端面である。補助ストッパ面65、66は、ストッパピン67の他端部69と周方向に当接可能な凹曲面である。
ストッパピン67は、金属製であり、例えば焼き入れ等の熱処理が施されることにより硬度が増大させられている。また、ストッパピン67および円弧溝61、64の内壁は、表面処理が施されることにより耐摩耗性が向上させられている。上記表面処理は、例えばめっき、蒸着、プリント、または塗装などである。
補助制限手段60は、ストッパピン67の一端部68が補助ストッパ面62に当接するとともにストッパピン67の他端部69が補助ストッパ面65に当接することによって、カップ20に対するベーンロータ30の相対回動を制限する。また、補助制限手段60は、ストッパピン67の一端部68が補助ストッパ面63に当接するとともにストッパピン67の他端部69が補助ストッパ面66に当接することによって、カップ20に対するベーンロータ30の相対回動を制限する。
補助制限手段60は、回転位相差が、基本角度範囲よりも大きく且つ所定角度範囲よりも小さい補助角度範囲内となるように、カップ20とベーンロータ30との相対回動を機械的に制限する。具体的には、補助制限手段60の円弧溝61、64は、基本制限手段40の円弧溝51、54よりも周方向長さが僅かに長く形成されている。補助角度範囲は、回転位相差が当該補助角度範囲内であるとき、エンジン90の吸気バルブ91がピストン等の他部材に干渉しないように、またエンジン90が異常燃焼を起こさないように設定されている。
油圧制御弁70は、オイルポンプ71の吐出口と進角油路34とを接続しつつ遅角油路35とオイルパン72の貯留部とを接続する進角作動位置と、オイルポンプ71の吐出口と遅角油路35とを接続しつつ進角油路34とオイルパン72の貯留部とを接続する遅角作動位置と、進角油路34および遅角油路35の両方を外部から遮断する遮断作動位置とに作動する。
油圧制御弁70が進角作動位置に作動しているとき、オイルポンプ71が汲み上げた作動油は進角室26に供給され、遅角室27の作動油はオイルパン72に排出される。一方、油圧制御弁70が遅角作動位置に作動しているとき、オイルポンプ71が汲み上げた作動油は遅角室27に供給され、進角室26の作動油はオイルパン72に排出される。油圧制御弁70は、作動位置に応じて進角室26および遅角室27の油圧を制御し、回転位相差を変更可能である。
電子制御装置75は、図示しないCPU、ROM、RAMおよび入出力装置などを備えたマイクロコンピュータから構成されている。電子制御装置75には、エンジン回転数センサ76、吸入空気量センサ77、クランク角センサ78およびカム角センサ79等から各種検出信号が入力される。エンジン回転数センサ76は、エンジン回転数Neを検出する。吸入空気量センサ77は、エンジン90の吸入空気量Gnを検出する。クランク角センサ78は、クランクシャフト93の回転角であるクランク角θcrを検出する。カム角センサ79は、カムシャフト97の回転角であるカム角θcamを検出する。クランク角センサ78およびカム角センサ79の分解能は、所定角度範囲と補助角度範囲との片側の差、および、補助角度範囲と基本角度範囲との片側の差のうち小さい方よりも、小さい。電子制御装置75は、予め内部に格納されている制御プログラムに従って各種検出信号を処理し、油圧制御弁70の制御量を演算し、バルブタイミング制御を行う。
具体的には、電子制御装置75は、クランク角θcrとカム角θcamとに基づき回転位相差を算出する。電子制御装置75、クランク角センサ78およびカム角センサ79は、特許請求の範囲に記載の「検出手段」として機能する。
また、電子制御装置75は、算出した回転位相差が基本角度範囲外か否かを判定する。この判定が肯定されるということは、基本制限手段40が機能していない、すなわち基本制限手段40が破損していることを意味する。基本制限手段40の破損には、例えばストッパピン41が折れること或いは変形すること等が考えられる。電子制御装置75は、特許請求の範囲に記載の「判定手段」として機能する。
また、電子制御装置75は、予め設定され電子制御装置75に格納された通常走行用マップおよび退避走行用マップを用いて回転位相差の目標値(以下、「目標回転位相差」と記載する)を設定する。通常走行用マップおよび退避走行用マップは、エンジン運転状態を示すパラメータのうちエンジン回転数Neおよび吸入空気量Gnをパラメータとするマップであり、マップ上に所定ピッチ毎に設定された各格子点上には目標回転位相が格納されている。
通常走行用マップは、回転位相差が基本角度範囲外ではないとき、つまり基本制限手段40が破損していないとき用いるマップである。電子制御装置75は、回転位相差が基本角度範囲外ではないと判定されたとき、通常走行用マップを用いて目標回転位相差を基本角度範囲内で設定する。
退避走行用マップは、回転位相差が基本角度範囲外であるとき、つまり基本制限手段40が破損しているとき用いるマップである。電子制御装置75は、回転位相差が基本角度範囲外であると判定された場合、退避走行用マップを用いて目標回転位相差を基本角度範囲よりも小さい規制角度範囲内で設定する。電子制御装置75は、特許請求の範囲に記載の「目標設定手段」として機能する。
また、電子制御装置75は、回転位相差が目標回転位相差と一致するように油圧制御弁70を駆動し、バルブタイミング調整装置10をフィードバック制御する。電子制御装置75は、特許請求の範囲に記載の「駆動手段」として機能する。
次に、電子制御装置75が実行するバルブタイミング制御について、図6に示すバルブタイミング制御ルーチンのフローチャートに従って説明する。このルーチンは、エンジン90の始動後から停止時まで所定時間毎に繰り返し実行される。以下の処理で用いられる各種パラメータは、例えばRAM等の記憶装置に随時記憶され、必要に応じて随時更新される。
図6のルーチンが開始すると、先ずステップS101において、電子制御装置75は、通常走行制御を実行する。この通常走行制御は、クランク角θcrとカム角θcamとに基づき回転位相差を算出し、通常走行用マップを用いて目標回転位相差を基本角度範囲内で設定し、回転位相差が目標回転位相差と一致するように油圧制御弁70を駆動する制御である。
続くステップS102において、電子制御装置75は、回転位相差が基本角度範囲外か否かを判定する。S102の判定が否定された場合(S102:No)、処理はS103に移行する。一方、S102の判定が肯定された場合(S102:Yes)、処理はS104に移行する。
S103では、電子制御装置75は、S101と同様の通常走行制御を実行する。S103の後、電子制御装置75による処理は図6に示す一連のルーチンを抜ける。
S104では、電子制御装置75は、車両の例えばインストルメントパネル等に設けられたチェックランプを点灯する。
続くステップS105において、電子制御装置75は、退避走行制御を実行する。この退避走行制御は、クランク角θcrとカム角θcamとに基づき回転位相差を算出し、退避走行用マップを用いて目標回転位相差を規制角度範囲内で設定し、回転位相差が目標回転位相差と一致するように油圧制御弁70を駆動する制御である。S105の後、電子制御装置75による処理は図6に示す一連のルーチンを抜ける。
以上説明したように、第1実施形態によるバルブタイミング調整システム5では、カップ15とベーンロータ30との相対回動は、回転位相差が基本角度範囲内となるように基本制限手段40により機械的に制限される。電子制御装置75は、回転位相差が基本角度範囲外であると判定された場合、回転位相差の目標値を基本角度範囲よりも小さい規制角度範囲内で設定する。
したがって、例えば基本制限手段40が破損することによってカップ15とベーンロータ30との回転位相差が基本角度範囲外となったとき、電子制御装置75は、回転位相差を速やかに基本角度範囲よりも小さい規制角度範囲内に制御する。そのため、回転位相差が基本角度範囲外となることに起因したエンジン90の損傷を抑制することができる。
また、第1実施形態では、補助制限手段60が設けられている。補助制限手段60は、回転位相差が、基本角度範囲よりも大きく且つ所定角度範囲よりも小さい補助角度範囲内となるように、カップ15とベーンロータ30との相対回動を機械的に制限する。補助角度範囲は、回転位相差が当該補助角度範囲内であるとき、エンジン90の吸気バルブ91がピストン等の他部材に干渉しないように、またエンジン90が異常燃焼を起こさないように設定されている。
したがって、例えば基本制限手段40が破損することによってカップ15とベーンロータ30との回転位相差が基本角度範囲外となった場合であっても、補助制限手段60は、エンジン90の吸気バルブ91がピストン等の他部材に干渉することを回避し、またエンジン90が異常燃焼を起こすことを回避することができる。
また、第1実施形態では、補助制限手段60は、ベーンロータ30のボス31を軸方向に貫通しているストッパピン67と、ストッパピン67の一端部68と周方向に当接可能な補助ストッパ面62、63と、ストッパピン67の他端部69と周方向に当接可能な補助ストッパ面65、66とから構成されている。
ストッパピン67は、円柱状であり、円柱外面44を有している。補助ストッパ面62、63、65、66は、ストッパピン67の円柱外面44と当接可能な凹曲面である。したがって、ストッパピン67と補助ストッパ面62、63、65、66との当たり部位が安定するとともに、相互に作用する応力が低減する。
また、第1実施形態では、ストッパピン67、スプロケット15およびカップ20は、例えば焼き入れ等の熱処理が施されることによって硬度が増大させられている。したがって、ストッパピン67と補助ストッパ面62、63、65、66との当接時の衝撃による各部材の変形を抑制することができ、また耐摩耗性を向上することができる。
また、第1実施形態では、ストッパピン67の外壁、補助ストッパ面62、63が形成された円弧溝61の内壁、および、補助ストッパ面65、66が形成された円弧溝64の内壁には、表面処理が施されている。そのため、ストッパピン67と補助ストッパ面62、63、65、66との摩擦抵抗が低減し、耐摩耗性が向上させられている。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態によるバルブタイミング調整装置を図7〜図10に基づき説明する。
バルブタイミング調整装置100の基本制限手段101には、ストッパピン41および円弧溝51が3つずつ設けられている。各ストッパピン41および各円弧溝51は、ベーンロータ30の軸心まわりに等角度間隔に設けられている。
また、補助制限手段102には、ストッパピン67および円弧溝61が3つずつ設けられている。各ストッパピン67および各円弧溝61は、ベーンロータ30の軸心まわりに等角度間隔に設けられている。
第2実施形態によれば、基本制限手段101および補助制限手段102は、ベーンロータ30の相対回動を制限するとき、ベーンロータ30に作用する衝撃力を周方向で均等に分散させることができる。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態によるバルブタイミング調整装置を図11〜図13に基づき説明する。
バルブタイミング調整装置110の基本制限手段111は、ストッパピン112およびストッパ面113、114から構成されている。ストッパピン112は、円筒状に形成された金属部材であり、ベーンロータ30からスプロケット15側に突き出している。ストッパ面113、114は、円弧溝51の周方向の端面である。ストッパ面113は、円弧溝51の遅角側の端面であり、ストッパ面114は、円弧溝51の進角側の端面である。ストッパ面113、114は、ストッパピン112と周方向に当接可能な凹曲面である。
基本制限手段111は、ストッパピン112がストッパ面113に当接することによって、スプロケット15に対するベーンロータ30の相対回動を最遅角位置で制限する。また、基本制限手段111は、ストッパピン112がストッパ面114に当接することによって、スプロケット15に対するベーンロータ30の相対回動を最進角位置で制限する。基本制限手段111は、カップとベーンロータ30との回転位相差が、所定角度範囲よりも小さい基本角度範囲内となるように、スプロケット15とベーンロータ30との相対回動を機械的に制限する。
補助制限手段115は、ストッパピン116およびストッパ面113、114から構成されている。ストッパピン116は、軸状に形成されストッパピン112と同軸上に配置された金属部材であり、ベーンロータ30からスプロケット15側に突き出している。ストッパピン116とストッパピン112との間には、ゴム製の緩衝部材117が充填されている。
補助制限手段115は、ストッパピン112に一定以上の衝撃力が加わることによって図13に示すようにストッパピン112が変形したとき、スプロケット15に対するベーンロータ30の相対回動を制限する。補助制限手段115は、回転位相差が、基本角度範囲よりも大きく且つ所定角度範囲よりも小さい補助角度範囲内となるように、スプロケット15とベーンロータ30との相対回動を機械的に制限する。
第3実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果を奏する。
(第4実施形態)
本発明の第4実施形態によるバルブタイミング調整装置を図14〜図16に基づき説明する。
バルブタイミング調整装置120の基本制限手段121は、ストッパ面122、123および爪124、125から構成されている。ストッパ面122は、ベーンロータ30のボス31と同心の仮想円Sに沿って延びるようにカップ20の底部24に形成された円弧溝126のうち、遅角側の端面である。爪124は、ボス31から円弧溝126内に突き出す突起であり、ストッパ面122と面接触可能である。
ストッパ面123は、ベーンロータ30のボス31と同心の仮想円Sに沿って延びるようにカップ20の底部24に形成された円弧溝127のうち、進角側の端面である。爪125は、ボス31から円弧溝127内に突き出す突起であり、ストッパ面123と面接触可能である。
基本制限手段121は、爪124がストッパ面122に当接することによって、カップ20に対するベーンロータ30の相対回動を最遅角位置で制限する。また、基本制限手段121は、爪125がストッパ面123に当接することによって、カップ20に対するベーンロータ30の相対回動を最進角位置で制限する。基本制限手段121は、カップ20とベーンロータ30との回転位相差が、所定角度範囲よりも小さい基本角度範囲内となるように、カップ20とベーンロータ30との相対回動を機械的に制限する。
補助制限手段128は、ストッパ面122、123および複数の爪129、131から構成されている。各爪129は、爪124に対して進角側に連なるようにベーンロータ30と一体に形成されている。各爪131は、爪125に対して遅角側に連なるようにベーンロータ30と一体に形成されている。
補助制限手段128は、爪124に一定以上の衝撃力が加わることによって当該爪124が折れたとき、スプロケット15に対するベーンロータ30の遅角側への相対回動を制限する。また、補助制限手段128は、爪125に一定以上の衝撃力が加わることによって当該爪125が折れたとき、スプロケット15に対するベーンロータ30の進角側への相対回動を制限する。補助制限手段128は、回転位相差が、基本角度範囲よりも大きく且つ所定角度範囲よりも小さい補助角度範囲内となるように、スプロケット15とベーンロータ30との相対回動を機械的に制限する。
第4実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果を奏する。
(他の実施形態)
本発明の他の実施形態では、ストッパピンは、ベーンロータと同一部材から構成してもよい。また、ストッパピンは、ベーンロータの軸方向の一端側と他端側とを別部材から構成してもよい。また、ストッパピンは、ベーンロータの軸方向の一端側および他端側の少なくとも一方に設けられればよい。
本発明の他の実施形態では、ストッパピンの数は、2つ、または4つ以上であってもよい。また、ストッパピンが複数設けられる場合、各ストッパピンは、周方向で等角度間隔に設けられなくてもよい。
本発明の他の実施形態では、ストッパピンはスプロケットおよびカップの底部に設けられ、ストッパ面はベーンロータに設けられてもよい。
本発明の他の実施形態では、ストッパピンとストッパ面との当接面は、円柱外面と凹曲面とから構成しなくてもよく、例えば平面と平面とから構成してもよい。
本発明の他の実施形態では、ストッパピン、スプロケットおよびカップの一部または全部は、金属以外の例えば樹脂などから構成されてもよいし、また熱処理により硬度が高められなくてもよい。
本発明の他の実施形態では、ストッパピンと円弧溝の内壁とには、表面処理が施されなくてもよい。
本発明の他の実施形態では、通常走行用マップおよび退避走行用マップは、エンジン回転数および吸入空気量以外をパラメータとするマップであってもよい。例えば、吸入空気量に代えて、エンジン負荷を表す他のパラメータを用いてもよい。
本発明の他の実施形態では、ベーンロータは、厚み方向に積層されてなる積層体を含んでいてもよい。
本発明の他の実施形態では、カップの形状は、有底筒状以外の例えばドーム形状などであってもよい。
本発明の他の実施形態では、スプロケットおよびチェーン以外の回転伝達部材が用いられてもよい。
本発明の他の実施形態では、バルブタイミング調整システムは、エンジンの排気バルブの開閉タイミングを調整してもよい。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の形態で実施可能である。
5・・・バルブタイミング調整システム
15・・・スプロケット(ハウジング)
20・・・カップ(ハウジング)
26・・・進角室
27・・・遅角室
30・・・ベーンロータ
32・・・ベーン
40、101、111、121・・・基本制限手段
70・・・油圧制御弁
75・・・電子制御装置(制御装置、検出手段)
78・・・クランク角センサ(検出手段)
79・・・カム角センサ(検出手段)

Claims (8)

  1. エンジン(90)の駆動軸(93)から吸気バルブ(91)または排気バルブ(92)を開閉駆動する従動軸(97)まで回転を伝達する回転伝達系に設けられ、前記吸気バルブまたは前記排気バルブの開閉タイミングを調整するバルブタイミング調整システム(5)であって、
    前記駆動軸および前記従動軸の一方と一体に回転可能なハウジング(15、20)と、
    前記駆動軸および前記従動軸の他方と一体に回転可能であり、前記ハウジング内部を進角室(26)と遅角室(27)とに仕切るベーン(32)を形成し、前記ハウジングに対して所定角度範囲内で相対回動可能なベーンロータ(30)と、
    前記進角室および前記遅角室の油圧を制御し、前記ハウジングと前記ベーンロータとの回転位相差を変更可能な油圧制御弁(70)と、
    前記回転位相差を検出する検出手段(78、79、75)と、
    前記回転位相差が、前記所定角度範囲よりも小さい基本角度範囲内となるように、前記ハウジングと前記ベーンロータとの相対回動を機械的に制限する基本制限手段(40、101、111、121)と、
    前記基本制限手段が破損した場合、前記回転位相差が、前記基本角度範囲よりも大きく且つ前記所定角度範囲よりも小さい補助角度範囲内となるように、前記ハウジングと前記ベーンロータとの相対回動を機械的に制限する補助制限手段(60、102、115、128)と、
    前記回転位相差が前記基本角度範囲外か否かを判定する判定手段、前記回転位相差が前記基本角度範囲外であると判定された場合、前記回転位相差の目標値を前記基本角度範囲よりも小さい規制角度範囲内で設定する目標設定手段、および、前記回転位相差が前記目標値と一致するように前記油圧制御弁を駆動する駆動手段、を含む制御装置(75)と、
    を備えることを特徴とするバルブタイミング調整システム。
  2. 前記補助制限手段(60、102)は、
    前記ベーンロータおよび前記ハウジングの一方から他方へ軸方向に突き出すストッパピン(67)と、
    前記ベーンロータおよび前記ハウジングの他方に形成され、前記ストッパピンと周方向に当接可能なストッパ面(62、63、65、66)と、
    を含むことを特徴とする請求項に記載のバルブタイミング調整システム。
  3. 前記ストッパピンは、円柱外面(44)を有し、
    前記ストッパ面は、前記円柱外面と当接可能な凹曲面であることを特徴とする請求項に記載のバルブタイミング調整システム。
  4. 前記ストッパピンは、前記ベーンロータの軸心まわりに等角度間隔に複数設けられていることを特徴とする請求項またはに記載のバルブタイミング調整システム。
  5. 前記ストッパピンと前記ストッパ面が形成された部材とのうち少なくとも一方には、熱処理が施されていることを特徴とする請求項のいずれか一項に記載のバルブタイミング調整システム。
  6. 前記ストッパピンと前記ストッパ面とのうち少なくとも一方には、表面処理が施されていることを特徴とする請求項のいずれか一項に記載のバルブタイミング調整システム。
  7. 前記基本制限手段(111)は、前記ベーンロータおよび前記ハウジングの一方から他方へ突き出す筒状の第1ストッパピン(112)と、前記ベーンロータおよび前記ハウジングの他方に形成され、前記第1ストッパピンと周方向に当接可能なストッパ面(113、114)と、を含み、
    前記補助制限手段(115)は、前記第1ストッパピンの内側で前記ベーンロータおよび前記ハウジングの一方から他方へ突き出す軸状の第2ストッパピン(116)と、前記ストッパ面と、を含むことを特徴とする請求項1に記載のバルブタイミング調整システム。
  8. 前記基本制限手段(121)は、前記ベーンロータおよび前記ハウジングの一方から他方へ突き出す第1爪(124、125)と、前記ベーンロータおよび前記ハウジングの他方に形成され、前記第1爪と周方向に当接可能なストッパ面(122、123)と、を含み、
    前記補助制限手段(128)は、前記第1爪に対して前記ストッパ面とは反対側で前記ベーンロータおよび前記ハウジングの一方から他方へ突き出す第2爪(129、131)と、前記ストッパ面と、を含むことを特徴とする請求項1に記載のバルブタイミング調整システム。
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