JP5783249B2 - ホットプレス装置 - Google Patents

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Description

本発明は、加熱されたワークに対して、プレス加工を行うと同時に冷却を行うホットプレス装置に関する。
従来、オーステナイト組織が現れる温度以上まで加熱された鋼板等のワークに対して、金型によってプレス加工を行うと同時に、金型とワークとの接触による冷却を利用した焼入れ処理を施すホットプレス装置が広く知られている。
ホットプレス装置においては、冷却水が流動する水路を金型の内部に設けることで金型を冷却し、焼入れの際にワークを良好に冷却させる技術が公知となっている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、プレス加工が施されたワークは、スプリングバック、及び板厚のばらつき等の影響により、焼入れの際にワークと金型との間に空隙が生じる。これに伴い、焼入れの際にワークの表面と金型の成形面との接触面積が減少し、ワークの一部分において充分な冷却速度(例えば、30[℃/sec]以上)を担保できず、ワークの硬度が部分的に所望の値よりも小さくなるという問題が生じる。
特開2006−326620号公報
本発明は、ワークを充分な冷却速度で焼入れ可能なホットプレス装置を提供することを課題とする。
本発明のホットプレス装置は、互いの成形面が対向するように設けられた下型及び上型を具備し、加熱されたワークを前記下型及び前記上型によって挟み込んでプレス加工を行うと同時に、前記ワークの表面に前記下型の成形面及び前記上型の成形面を接触させた状態で保持することで前記ワークを冷却するホットプレス成形を行うホットプレス装置であって、前記下型及び/又は前記上型の内部には、冷却媒体が流動する冷却路と、ヘリウムが流動する複数のガス導入孔と、が設けられ、前記複数のガス導入孔は、前記冷却路の近傍を通るように、前記下型及び/又は前記上型の成形面から当該成形面以外の面にかけて、前記下型及び/又は前記上型の内部を貫通し、前記ワークのプレス加工後の変形によって、前記複数のガス導入孔が設けられた前記下型及び/又は前記上型と、前記ワークとの間に生じる空隙の位置に合わせて、前記下型及び/又は前記上型の成形面に開口し、前記複数のガス導入孔から、前記下型及び/又は前記上型と、前記ワークとの間に前記ヘリウムを供給しつつ、前記ホットプレス成形を行う。
本発明によれば、ワークを充分な冷却速度で焼入れすることができ、ワークの硬度が部分的に所望の値よりも小さくなることを防止できる。
本発明に係るホットプレス装置を示す図。 ワークのプレス加工時において、上型が下死点に到達する前のホットプレス装置を示す図。 ワークのプレス加工時において、上型が下死点に到達した状態のホットプレス装置を示す図。
以下では、図1〜図3を参照して、本発明に係るホットプレス装置の一実施形態であるホットプレス装置1について説明する。
ホットプレス装置1は、ワークWに対してホットプレス成形を施す装置である。
ワークWは、ホットプレス装置1の加工対象となる鋼板であり、通電加熱等によりオーステナイト組織が現れる温度以上まで加熱されている。
なお、説明の便宜上、図1における上下方向をホットプレス装置1の上下方向と規定し、図1における左右方向をホットプレス装置1の左右方向と規定する。更に、図1における紙面手前側をホットプレス装置1の前方、同じく紙面奥側をホットプレス装置1の後方と規定する。
図1に示すように、ホットプレス装置1は、下型10及び上型20、並びに側方ガス供給装置30・30、下型用ガス供給装置40、及び上型用ガス供給装置50を具備する。
下型10及び上型20は、それらの成形面が互いに対向するように配置され、上型20を油圧シリンダ等によって下型10に対して接近させるように下死点まで移動させることで、下型10と上型20との間に配置された板状のワークWを挟み込んでプレス加工を行い、所謂、ハット型形状へとワークWを成形すると同時に、ワークWの表面に下型10の成形面及び上型20の成形面を接触させた状態で保持することで、ワークWの冷却を行い、製品としてのワークWを作製する。
下型10は、上型20と対応する下型であり、その成形面(上面)には、上方に突出する凸部11が形成されている。
凸部11は、下型10の成形面が上方に突出するように形成された部位であり、下型10の成形面の左右方向における中途部(略中央部)において、前後方向に沿って連続的に形成されている。
下型10においては、凸部11の最上部にて左右方向に沿って延在する頂面10aと、頂面10aの左右方向における両端から下方に延出する側面10b・10bと、側面10b・10bの下端から左右方向に沿って外方に延出する基端面10c・10cとが所謂、ハット型形状の成形面として形成されている。
下型10の内部には、冷却路12、複数のガス導入孔13・13・・・、複数のガス導入孔14・14・・・、及び複数のガス導入孔15・15・・・が設けられている。
冷却路12は、水等の冷却媒体が流動する通路であり、下型10の成形面を冷却するために下型10の内部に設けられている。冷却路12は、冷却媒体が下型10の右部における下面から下型10の内部に流入し、前後方向及び左右方向に流動した後、下型10の左部における下面から下型10の外部に流出するように構成されている(図1における白塗り矢印参照)。なお、下型10の内部における冷却媒体の流動は、所定のポンプ(不図示)によって達成されている。冷却媒体は、下型10の成形面を冷却して下型10の外部に流出した後、冷却されて再度下型10の内部に流入することとなり、常に下型10の内部を循環している。
ガス導入孔13、ガス導入孔14、及びガス導入孔15は、空気よりも極めて高い熱伝導率を有する高い不活性ガス(以下、「熱伝導ガス」と記す)であるヘリウムが流動する通路である。ガス導入孔13、ガス導入孔14、及びガス導入孔15は、下型10の成形面から下面にかけて、下型10を上下方向に沿って貫通し、冷却路12の近傍を通るように形成され、それぞれ頂面10aの左右方向における中央部、左側の基端面10cにおける左側の側面10b近傍、及び右側の基端面10cにおける右側の側面10b近傍に開口するように配置されている。なお、図示していないが、ガス導入孔13、ガス導入孔14、及びガス導入孔15は、それぞれ下型10の前後方向に沿って互いに所定の間隔を空けて複数形成されている。
このように、下型10においては、頂面10aの左右方向における中央部、及び基端面10c・10cにおける側面10b・10b近傍の合計3箇所にそれぞれ複数のガス導入孔13・13・・・、複数のガス導入孔14・14・・・、及び複数のガス導入孔15・15・・・が形成されている。
なお、下型10の内部に複数のガス導入孔13・13・・・、複数のガス導入孔14・14・・・、及び複数のガス導入孔15・15・・・が形成されることによって下型10の成形面に形成される開口は、ワークWのプレス加工に悪影響が生じない程度(ワークWのプレス加工が従来と同様に行える程度)の内径に設定されている。
上型20は、下型10と対応する上型であり、その成形面(下面)には、凹部21が凸部11の形状に合わせて上方に窪むように形成されている。
凹部21は、上型20の成形面が上方に窪むように形成された部位であり、上型20の成形面の左右方向における中途部(略中央部)において、前後方向に沿って連続的に形成されている。
上型20においては、凹部21の最上部にて左右方向に沿って延在する底面20aと、底面20aの左右方向における両端から下方に延出する側面20b・20bと、側面20b・20bの下端から左右方向に沿って外方に延出する基端面20c・20cとが所謂、ハット型形状の成形面として形成されている。
上型20の内部には、冷却路22、複数のガス導入孔23・23・・・、複数のガス導入孔24・24・・・、複数のガス導入孔25・25・・・、及び複数のガス導入孔26・26・・・が設けられている。
冷却路22は、水等の冷却媒体が流動する通路であり、上型20の成形面を冷却するために上型20の内部に設けられている。冷却路22は、冷却媒体が上型20の右部における上面から上型20の内部に流入し、前後方向及び左右方向に流動した後、上型20の左部における上面から上型20の外部に流出するように構成されている(図1における白塗り矢印参照)。なお、上型20の内部における冷却媒体の流動は、所定のポンプ(不図示)によって達成されている。冷却媒体は、上型20の成形面を冷却して上型20の外部に流出した後、冷却されて再度上型20の内部に流入することとなり、常に上型20の内部を循環している。
ガス導入孔23、ガス導入孔24、ガス導入孔25、及びガス導入孔26は、熱伝導ガスであるヘリウムが流動する通路である。ガス導入孔23、ガス導入孔24、ガス導入孔25、及びガス導入孔26は、上型20の成形面から上面にかけて、上型20を上下方向に沿って貫通し、冷却路22の近傍を通るように形成され、それぞれ底面20aにおける左側の側面20b近傍、底面20aにおける右側の側面20b近傍、左側の基端面20cにおける左側の側面20b近傍、及び右側の基端面20cにおける右側の側面20b近傍に開口するように配置されている。なお、図示していないが、ガス導入孔23、ガス導入孔24、ガス導入孔25、及びガス導入孔26は、それぞれ上型20の前後方向に沿って互いに所定の間隔を空けて複数形成されている。
このように、上型20においては、底面20aにおける側面20b・20b近傍、及び基端面20c・20cにおける側面20b・20b近傍の合計4箇所にそれぞれ複数のガス導入孔23・23・・・、複数のガス導入孔24・24・・・、複数のガス導入孔25・25・・・、及び複数のガス導入孔26・26・・・が形成されている。
なお、上型20の内部に複数のガス導入孔23・23・・・、複数のガス導入孔24・24・・・、複数のガス導入孔25・25・・・、及び複数のガス導入孔26・26・・・が形成されることによって上型20の成形面に形成される開口は、ワークWのプレス加工に悪影響が生じない程度(ワークWのプレス加工が従来と同様に行える程度)の内径に設定されている。
側方ガス供給装置30は、熱伝導ガスであるヘリウムを下型10と上型20との間(ワークWと下型10との間、及びワークWと上型20との間)に供給する装置であり、所定の容器(不図示)に貯留された熱伝導ガスであるヘリウムを下型10と上型20との間に放出する。側方ガス供給装置30は、上型20が下死点に到達した際に、下型10と上型20との隙間に熱伝導ガスであるヘリウムを下型10及び上型20の外方から放出できるように、下型10の基端面10c・10c近傍における下型10の左方及び右方に2つ配置されている(図3参照)。なお、図示していないが、各側方ガス供給装置30における熱伝導ガスであるヘリウムの放出口は、前後方向に沿って互いに所定の間隔を空けて複数設けられている。
下型用ガス供給装置40は、熱伝導ガスであるヘリウムをワークWと下型10との間に供給する装置である。詳細には、下型用ガス供給装置40は、所定の容器(不図示)に貯留された熱伝導ガスであるヘリウムを下型10に形成された複数のガス導入孔13・13・・・、複数のガス導入孔14・14・・・、及び複数のガス導入孔15・15・・・にそれぞれ下型10の下面の開口から流入させ、下型10の成形面の開口から放出させる。
上型用ガス供給装置50は、熱伝導ガスであるヘリウムをワークWと上型20との間に供給する装置である。詳細には、上型用ガス供給装置50は、所定の容器(不図示)に貯留された熱伝導ガスであるヘリウムを上型20に形成された複数のガス導入孔23・23・・・、複数のガス導入孔24・24・・・、複数のガス導入孔25・25・・・、及び複数のガス導入孔26・26・・・にそれぞれ上型20の上面の開口から流入させ、上型20の成形面の開口から放出させる。
以上のように構成されたホットプレス装置1がワークWに対してホットプレス成形を施す際の動作について詳細に説明する。
図2に示すように、ワークWのプレス加工が行われる際、上型20が下型10に対して接近し、下死点に到達する前の段階で、側方ガス供給装置30・30によって熱伝導ガスであるヘリウムを下型10と上型20との間に供給し、下型用ガス供給装置40によって熱伝導ガスであるヘリウムをワークWと下型10との間に供給し、上型用ガス供給装置50によって熱伝導ガスであるヘリウムをワークWと上型20との間に供給する。
なお、図2における黒塗り矢印は、熱伝導ガスであるヘリウムの放出方向を示している。
図3に示すように、上型20が下死点に到達するまでの間、側方ガス供給装置30・30、下型用ガス供給装置40、及び上型用ガス供給装置50からの熱伝導ガスであるヘリウムの供給が継続される。こうして、ワークWと下型10との間、及びワークWと上型20との間に熱伝導ガスであるヘリウムが満たされた状態で、上型20が下死点で保持されることとなる。
なお、上型20が下死点に保持された状態で、ワークWと下型10との間、及びワークWと上型20との間を熱伝導ガスであるヘリウムで満たすことができれば良く、側方ガス供給装置30・30、下型用ガス供給装置40、及び上型用ガス供給装置50からの熱伝導ガスであるヘリウムの供給のタイミング等は限定しない。
ここで、プレス加工が施されたワークWは、スプリングバック等の影響によって形状が僅かに変化するため、下型10及び上型20との間に空隙が生じる。
しかしながら、ワークWが下型10及び上型20によって冷却される際には、空気よりも極めて高い熱伝導率を有するヘリウムがワークWと下型10との間、及びワークWと上型20との間に満たされているため、ワークWにおける下型10の成形面、又は上型20の成形面から離間する部分においても、充分な冷却速度(例えば、30[℃/sec]以上)で焼入れすることができる。
したがって、ワークWの硬度が部分的に所望の値よりも小さくなることを防止できる。
また、ヘリウムは、不活性ガスであるため、化学反応が起こり難く、下型10及び上型20の酸化を抑制することができる。
なお、本発明に用いられる熱伝導ガスとしては、ヘリウムの他に、ヘリウムと同程度の熱伝導率を有する水素が考えられるが、化学反応が起こり易いため、不活性ガスであるヘリウムを採用することが好ましい。
また、不活性ガスとしては、窒素、又はアルゴン等が考えられるが、空気と同程度の熱伝導率であるため、除外する。
前述のように、複数のガス導入孔13・13・・・、複数のガス導入孔14・14・・・、及び複数のガス導入孔15・15・・・は、下型10の内部に形成され、複数のガス導入孔23・23・・・、複数のガス導入孔24・24・・・、複数のガス導入孔25・25・・・、及び複数のガス導入孔26・26・・・は、上型20の内部に形成されている。
これにより、下型用ガス供給装置40から排出された熱伝導ガスであるヘリウムが複数のガス導入孔13・13・・・、複数のガス導入孔14・14・・・、及び複数のガス導入孔15・15・・・を流動する際に、冷却路12によって冷却された下型10によって冷却されると共に、上型用ガス供給装置50から排出された熱伝導ガスであるヘリウムが複数のガス導入孔23・23・・・、複数のガス導入孔24・24・・・、複数のガス導入孔25・25・・・、及び複数のガス導入孔26・26・・・を流動する際に、冷却路22によって冷却された上型20によって冷却されることとなる。
したがって、別途、熱伝導ガスであるヘリウムを冷却するための機器を用いることなく、熱伝導ガスであるヘリウムを冷却することができ、ワークWの焼入れの際に、熱伝導ガスであるヘリウムによるワークWの抜熱を促進させることができる。
また、複数のガス導入孔13・13・・・、複数のガス導入孔14・14・・・、及び複数のガス導入孔15・15・・・は、冷却路12の近傍を通るように形成され、複数のガス導入孔23・23・・・、複数のガス導入孔24・24・・・、複数のガス導入孔25・25・・・、及び複数のガス導入孔26・26・・・は、冷却路22の近傍を通るように形成されている。
これにより、下型用ガス供給装置40から排出された熱伝導ガスであるヘリウムが複数のガス導入孔13・13・・・、複数のガス導入孔14・14・・・、及び複数のガス導入孔15・15・・・を流動する際に、冷却路12によって冷却されると共に、上型用ガス供給装置50から排出された熱伝導ガスであるヘリウムが複数のガス導入孔23・23・・・、複数のガス導入孔24・24・・・、複数のガス導入孔25・25・・・、及び複数のガス導入孔26・26・・・を流動する際に、冷却路22によって冷却されることとなる。
したがって、ワークWの焼入れの際に、熱伝導ガスであるヘリウムによるワークWの抜熱を更に促進させることができる。
なお、ガス導入孔13、ガス導入孔14、及び複数のガス導入孔15においては、冷却路12に近接する部分が多ければ多い程良く、ガス導入孔23、ガス導入孔24、ガス導入孔25、及び複数のガス導入孔26においては、冷却路22に近接する部分が多ければ多い程良い。
また、複数のガス導入孔13・13・・・、複数のガス導入孔14・14・・・、及び複数のガス導入孔15・15・・・は、下型10の成形面に開口するように形成され、複数のガス導入孔23・23・・・、複数のガス導入孔24・24・・・、複数のガス導入孔25・25・・・、及び複数のガス導入孔26・26・・・は、上型20の成形面に開口するように形成されている。
これにより、下型用ガス供給装置40から排出された熱伝導ガスであるヘリウムを下型10の成形面の開口から放出すると共に、上型用ガス供給装置50から排出された熱伝導ガスであるヘリウムを上型20の成形面の開口から放出することが可能となる。
したがって、熱伝導ガスであるヘリウムをワークWの側方等から供給する場合と比較して、大気に拡散させることなく、ワークWと下型10との間、及びワークWと上型20との間に効率良く供給することができる。
また、複数のガス導入孔13・13・・・、複数のガス導入孔14・14・・・、及び複数のガス導入孔15・15・・・は、それぞれ頂面10aの左右方向における中央部、及び基端面10c・10cにおける側面10b・10b近傍に形成され、複数のガス導入孔23・23・・・、複数のガス導入孔24・24・・・、複数のガス導入孔25・25・・・、及び複数のガス導入孔26・26・・・は、それぞれ底面20aにおける側面20b・20b近傍、及び基端面20c・20cにおける側面20b・20b近傍に形成されている。つまり、図3に示すように、複数のガス導入孔13・13・・・、複数のガス導入孔14・14・・・、及び複数のガス導入孔15・15・・・は、プレス加工後のワークWと下型10との間に生じた空隙の位置に合わせて、下型10の成形面に開口するように形成され、複数のガス導入孔23・23・・・、複数のガス導入孔24・24・・・、複数のガス導入孔25・25・・・、及び複数のガス導入孔26・26・・・は、プレス加工後のワークWと上型20との間に生じた空隙の位置に合わせて、上型20の成形面に開口するように形成されている。
これにより、ワークWと下型10との間、及びワークWと上型20との間に、熱伝導ガスであるヘリウムを効率良く供給することができ、少量でワークWと下型10との間、及びワークWと上型20との間の空間を満たすことができる。
したがって、熱伝導ガスであるヘリウムの消費量を抑制することができ、コストの削減を図ることができる。
なお、プレス加工後におけるワークWの変形特性は、実験等により得られるため、ワークWと下型10及び上型20との間に生じる空隙の位置は、予め把握可能である。
なお、本実施形態においては、下型10及び上型20の両方にそれぞれ冷却路、及び複数のガス導入孔を設けたが、下型10及び上型20の片方のみに冷却路、及び複数のガス導入孔を設ける構成とすることも可能である。
また、本実施形態における下型10及び上型20は、ワークWをハット型形状に成形するための形状としたが、当該形状に限定するものではなく、他の形状の下型及び上型を具備するホットプレス装置においても、本発明を適用可能である。
また、本実施形態においては、本発明に係るガス供給装置を側方ガス供給装置30・30、下型用ガス供給装置40、及び上型用ガス供給装置50としたが、これらを一つのガス供給装置として構成することも可能である。
本発明は、加熱されたワークに対して、プレス加工を行うと同時に冷却を行うホットプレス装置に利用できる。
1 ホットプレス装置
10 下型
12 冷却路
13、14、15 ガス導入孔
20 上型
22 冷却路
23、24、25、26 ガス導入孔
30 側方ガス供給装置
40 下型用ガス供給装置
50 上型用ガス供給装置

Claims (1)

  1. 互いの成形面が対向するように設けられた下型及び上型を具備し、
    加熱されたワークを前記下型及び前記上型によって挟み込んでプレス加工を行うと同時に、前記ワークの表面に前記下型の成形面及び前記上型の成形面を接触させた状態で保持することで前記ワークを冷却するホットプレス成形を行うホットプレス装置であって、
    前記下型及び/又は前記上型の内部には、
    冷却媒体が流動する冷却路と、
    ヘリウムが流動する複数のガス導入孔と、が設けられ、
    前記複数のガス導入孔は、前記冷却路の近傍を通るように、前記下型及び/又は前記上型の成形面から当該成形面以外の面にかけて、前記下型及び/又は前記上型の内部を貫通し、前記ワークのプレス加工後の変形によって、前記複数のガス導入孔が設けられた前記下型及び/又は前記上型と、前記ワークとの間に生じる空隙の位置に合わせて、前記下型及び/又は前記上型の成形面に開口し、
    前記複数のガス導入孔から、前記下型及び/又は前記上型と、前記ワークとの間に前記ヘリウムを供給しつつ、前記ホットプレス成形を行う、
    ことを特徴とするホットプレス装置。
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