JP2005060760A - ガス冷却による焼入れ方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 低歪みの焼入れ方法を提供する。
【解決手段】 所定の焼入れ温度に保持された被処理物を、高圧の冷却ガスを循環させることによって、マルテンサイト変態開始温度の近傍であってマルテンサイト変態開始温度より高い温度まで、冷却するための第1段階と、第1段階を経由した被処理物を、被処理物の冷却速度を低下させることによって、マルテンサイト変態開始温度の近傍であってマルテンサイト変態開始温度より高い温度以上において保持するための第2段階と、第2段階を経由した被処理物を、マルテンサイト変態開始温度以下まで冷却するための第3段階とを有する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、ガス冷却による焼入れ方法に関する。
従来のガス冷却による焼入れ方法においては、冷却開始後のマルテンサイト変態点より高い温度領域において、冷却ガスの流量および圧力の少なくとも一方を一時的に低下させている(例えば、特許文献1参照。)。
また、炉内雰囲気温度あるいは炉内金属材料温度と、設定冷却曲線との間の偏差に基づき、冷却ファンの回転数を制御しているものもある(例えば、特許文献2参照。)。
特開2000−129341号公報 特開2002−249819号公報
しかし、特許文献1に記載の方法においては、冷却ガスとして低圧(1MPa未満)の窒素ガスを適用し、その流量や圧力を途中で低下させることで均熱化を図っているが、温度差の削減効果は十分ではない。したがって、低歪みを達成することは困難である。
また、特許文献2に記載の方法においては、冷却ファンの回転数によって冷却能を制御する場合、冷却過程において各部の温度差が拡大する。そして、冷却ファンの回転数をその後に低下させたとしても、温度差は減少しないため、低歪みを達成することは困難である。
本発明は、上記従来技術に伴う課題を解決するためになされたものであり、低歪みの焼入れ方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明は、
所定の焼入れ温度に保持された被処理物を、高圧の冷却ガスを循環させることによって、マルテンサイト変態開始温度の近傍であってマルテンサイト変態開始温度より高い温度まで、冷却するための第1段階と、
第1段階を経由した被処理物を、被処理物の冷却速度を低下させることによって、マルテンサイト変態開始温度の近傍であってマルテンサイト変態開始温度より高い温度以上において保持するための第2段階と、
第2段階を経由した被処理物を、マルテンサイト変態開始温度以下まで冷却するための第3段階と
を有することを特徴とする焼入れ方法である。
上記のように構成した本発明によれば、第1段階における冷却ガスは高圧であり、ガス密度(伝熱係数)が大きく良好な冷却能を有するため、冷却ガスを低速で循環させる場合であっても、十分な冷却速度を達成することが可能である。そのため、冷却ガスを高速で循環させる必要がある従来の場合に比べて、冷却ガスの循環方向の上流側に配置される被処理物と下流側に配置される被処理物の温度差および冷却ガスが当たる部位と影となる部位の温度差が縮小し、均熱化が図られる。第2段階においては、冷却速度を低下させた状態で被処理物は保持されため、被処理物の温度分布が縮小される。そのため、上記温度差が、さらに縮小する。第3段階においては、第1段階および第2段階を経由することによって均熱化された被処理物が、マルテンサイト変態開始温度以下まで冷却されて焼入れが施される。したがって、焼入れ歪みを抑制することが可能である。つまり、低歪みの焼入れ方法を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る被処理物の断面図、図2は、本発明の実施の形態に係る別の被処理物の断面図、図3は、本発明の実施の形態に係る焼入れ方法を説明するためのグラフである。
本発明の実施の形態に係る焼入れ方法は、被処理物を少なくとも3種類の段階を経由させることによって、低歪みを達成している。被処理物は、焼入れ歪みの発生をきらう各種機械部品、例えば、自動車のパワートレン系歯車(図1に示される歯車10や図2に示されるハイポイドピニオン20)であり、クロム鋼やクロムモリブデン鋼などの肌焼鋼から形成される。
第1段階においては、所定の焼入れ温度、例えば、870℃に保持された被処理物を、高圧の冷却ガスを循環させることによって、第1温度まで、約60秒を掛けて、冷却する。第1温度は、マルテンサイト変態開始温度の近傍であってマルテンサイト変態開始温度より高い温度であり、第2段階における温度低下を考慮すると、マルテンサイト変態開始温度より約10%大きい温度であることが好ましい。
自動車用歯車に適用されるクロム鋼やクロムモリブデン鋼などの肌焼鋼の浸炭処理物における表面炭素濃度は、0.8重量%であり、マルテンサイト変態開始温度は約220℃である。したがって、この場合、第1温度は、240〜250℃(マルテンサイト変態開始温度より20〜30℃高い温度)となる。
冷却ガスの圧力は、冷却能を考慮すると、1MPa以上が好ましく、また、効率を考慮すると、3MPa以下であることが好ましい。
冷却ガスは、窒素とヘリウムの混合ガスや窒素と水素の混合ガスである。ガスの混合比は、被処理物の焼入れ性に基づいて調整される。つまり、ガスの混合比は、ベイナイトが発生しない冷却速度であって、可能な限り低速となるように設定される。混合ガスは、冷却能およびコストに関し、好ましい。しかし、冷却ガスとして、ヘリウムガスや窒素ガスを適用することも可能であり、ヘリウムガスは、冷却能に関し、窒素ガスはコストに関し、好ましい。
以上のように第1段階における冷却ガスは高圧であり、ガス密度(伝熱係数)が大きく良好な冷却能を有するため、冷却ガスを低速で循環させる場合であっても、十分な冷却速度を達成することが可能である。例えば、冷却ガスの循環を、被処理物が配置されている焼入れ室内部における冷却ガスの温度分布を解消する程度とすることが可能である。
そのため、冷却ガスを高速で循環させる必要がある従来の場合に比べて、冷却ガスの循環方向の上流側に配置される被処理物と下流側に配置される被処理物の温度差および冷却ガスが当たる部位と影となる部位の温度差が縮小し、均熱化が図られる。つまり、被処理物の配置位置や被処理物の部位が異なっていても、温度条件は略一致しているため、被処理物同士の間での温度偏差や、同一被処理物における温度偏差が小さい。
なお、第1段階の所要時間は、特に限定されず、冷却ガスの冷却能や被処理物の焼入れ性などに基づいて適宜調整することが好ましい。また、冷却ガスを循環させる手段は、特に限定されず、例えば、焼入れ室内に循環ファンを配置したり、焼入れ室外に循環ブロワを配置することで、冷却ガスを循環させることが可能である。
第2段階においては、第1段階を経由した被処理物を、被処理物の冷却速度を低下させることによって、第2温度以上において、約90秒保持する。したがって、冷却速度を低下させた状態で被処理物は保持されため、被処理物の温度分布が縮小される。なお、第2温度は、マルテンサイト変態開始温度の近傍であってマルテンサイト変態開始温度より高い温度であり、制御性を考慮すると、マルテンサイト変態開始温度より約10℃高い温度であることが好ましい。
したがって、マルテンサイト変態開始温度が約220℃である場合、第2温度は、約230℃となる。この場合、第1段階においては、870℃から240〜250℃までの経過時間は、約60秒であるが、第2段階においては、240〜250℃から約230℃までの経過時間は、約90秒となる。第2段階の経過(所要)時間は、タイムサイクル等を考慮して、適宜設定することが好ましい。
冷却速度は、冷却ガスの循環を停止させ、および/または、冷却ガスの圧力を第1段階における冷却ガスの圧力より小さくし、冷却を中断することで、低下させることが可能である。第2段階における冷却ガスの圧力は、例えば、1MPa未満であり、ガス密度(伝熱係数)が減少するため、冷却能を低下させることが可能である。
以上のように第2段階においては、冷却速度を低下させた状態で被処理物は保持されため、被処理物の温度分布が縮小される。そのため、冷却ガスの循環方向の上流側に配置される被処理物と下流側に配置される被処理物の温度差および冷却ガスが当たる部位と影となる部位の温度差が、さらに縮小する。なお、冷却ガスの冷却能や被処理物の焼入れ性などに応じ、冷却ガスの循環の停止および冷却ガスの圧力の削減を、適宜選択して適用することが好ましい。
第3段階においては、冷却を再開し、第2段階を経由した被処理物を、マルテンサイト変態開始温度以下まで冷却する。この際、被処理物は、第1段階および第2段階を経由することによって均熱化されているため、マルテンサイト変態開始温度に一斉に到達させることが可能であり、焼入れ歪みを抑制することができる。
冷却の再開は、冷却ガスの循環中止を解除し、および/または、冷却ガスの圧力を上昇させ、冷却速度を向上させることで、容易に実行することが可能である。冷却ガスの圧力は、冷却能を考慮すると、1MPa以上が好ましく、また、効率を考慮すると、3MPa以下であることが好ましい。なお、冷却ガスの冷却能や被処理物の焼入れ性などに応じ、冷却ガスの循環中止の解除および冷却ガスの圧力の上昇を、適宜選択して適用することが好ましい。
以上のように本実施の形態においては、低歪みの焼入れ方法を提供することができる。また、当該焼入れ方法によって得られた部品は、焼入れ後に残る歪みが少ない。したがって、高い寸法精度が要求される場合であっても、後工程において切削や研削することを要せず、生産効率を向上させることが可能である。
図4は、本発明の実施の形態に係る供試体1〜4および比較例に係る供試体5〜8における焼入れ条件を説明するための図表である。
供試体1〜8は、図1に示される歯車(被処理物)を適用し、950℃の温度で浸炭処理を施し、約1mmの浸炭層を形成している。焼入れ条件は、内部硬さが25HRC(ロックウェルC硬さ)以上となるように選択している。内部硬さは、断面における中央部の硬さである。例えば、軸形状部材の場合は、外部硬化層から半径の2分の1の位置における硬さが内部硬さであり、管形状部材の場合は、外部硬化層と内部硬化層との間における中央部の硬さである。また、ギヤやボール溝の場合は、歯元硬さが内部硬さである。
供試体1,4に適用された冷却ガスは、窒素である。供試体2に適用された冷却ガスは、ヘリウムである。供試体3に適用された冷却ガスは、窒素と5%水素の混合ガスである。冷却ガスの圧力は、供試体1〜4に応じて、1.5MPaから3.0MPaまで増加させており、増分値は0.5MPaである。また、第1段階においては、ファン回転数は低速としている。第2段階においては、冷却ガスの圧力は変更せずにファンのみ停止している。第3段階においては、冷却ガスの圧力は変更せずにファンの停止を解除し、ファン回転数を中速としている。つまり、実施の形態に係る供試体1〜4は、冷却ガスの種類および圧力に関する条件を除けば、第1段階〜第3段階における条件は、同一である。
比較例に係る供試体5〜8に適用された冷却ガスは、窒素である。第1段階〜第3段階における冷却ガスの圧力は、一定であり、供試体5〜7においては1.5MPaであり、供試体8においては2MPaである。また、第1段階においては、供試体5,6のファン回転数は中速とし、供試体7,8のファン回転数は低速としている。第2段階においては、供試体5のファン回転数は中速(変更せず)であり、供試体6のファン回転数は変更(ファンの停止)され、供試体7,8のファン回転数は低速(変更せず)である。第3段階においては、供試体5のファン回転数は中速(変更せず)であり、供試体6のファン回転数は変更(ファンの停止の解除)されて中速となり、供試体7のファン回転数は低速(変更せず)であり、供試体8のファン回転数は変更されて中速となっている。
図5は、本発明の実施の形態に係る供試体1の温度と経過時間との関係を示しているグラフ、図6は、比較例に係る供試体5の温度と経過時間との関係を示しているグラフ、図7は、比較例に係る供試体6の温度と経過時間との関係を示しているグラフ、図8は、比較例に係る供試体7の温度と経過時間との関係を示しているグラフである。
本発明の実施の形態に係る供試体1は、図5に示されるように、第1段階において生じる歯先と肉厚部との間の温度差は、小さく、第2段階において均熱化が図られている。
一方。図6に示されるように、第1段階〜第3段階においてファン回転数を中速に設定した比較例に係る供試体5は、冷却速度が良好であるが、歯先と肉厚部との間の温度差は大きい。一方、第1段階および第2段階においてファン回転数を低速に設定した比較例に係る供試体7は、図8に示されるように、供試体5に比べれば、冷却速度が低下しているが、歯先と肉厚部との間の温度差は小さい。つまり、ファン回転数が大きい場合、冷却能を確保可能であるが、各部の温度差を拡大させてしまう。また、ファン回転数を低く抑えることによって、歯先と肉厚部との間の温度差が縮小する。
図7に示されるように、第1段階においてファン回転数を中速に設定した比較例に係る供試体6は、図5に示される本発明の実施の形態に係る供試体1に比べ、第1段階において生じる歯先と肉厚部との間の温度差が大きく、第2段階において均熱化(温度差の縮小)を図ることができない。
図9は、本発明の実施の形態に係る供試体1〜4および比較例に係る供試体5〜8における歪み量を説明するためのグラフである。歪み量は、焼入れ後における、内周部における最大直径と最小直径の差である。図9においては、内周部の径が128mmであり、一回の焼入れにおけるn数が20である場合における平均値および±3σ値を示している。
図に示されるように、本発明の実施の形態に係る供試体1〜4は、比較例に係る供試体5〜8に比べて、焼入れ歪が明らかに抑制されている。つまり、本発明の実施の形態に係る焼入れ方法によって得られた部品は、焼入れ後に残る歪みが少ない。
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の範囲内で種々改変することができる。例えば、必要に応じて、被処理物を4種類以上の段階を経由させて、焼入れを施すことも可能である。
本発明の実施の形態に係る被処理物の断面図である。 本発明の実施の形態に係る別の被処理物の断面図である。 本発明の実施の形態に係る焼入れ方法を説明するためのグラフである。 本発明の実施の形態に係る供試体1〜4および比較例に係る供試体5〜8における焼入れ条件を説明するための図表である。 本発明の実施の形態に係る供試体1の温度と経過時間との関係を示しているグラフである。 比較例に係る供試体5の温度と経過時間との関係を示しているグラフである。 比較例に係る供試体6の温度と経過時間との関係を示しているグラフである。 比較例に係る供試体7の温度と経過時間との関係を示しているグラフである。 本発明の実施の形態に係る供試体1〜4および比較例に係る供試体5〜8における歪み量を説明するためのグラフである。
符号の説明
10・・歯車(被処理物)、
20・・ハイポイドピニオン(被処理物)。

Claims (13)

  1. 所定の焼入れ温度に保持された被処理物を、高圧の冷却ガスを循環させることによって、マルテンサイト変態開始温度の近傍であってマルテンサイト変態開始温度より高い温度まで、冷却するための第1段階と、
    第1段階を経由した被処理物を、被処理物の冷却速度を低下させることによって、マルテンサイト変態開始温度の近傍であってマルテンサイト変態開始温度より高い温度以上において保持するための第2段階と、
    第2段階を経由した被処理物を、マルテンサイト変態開始温度以下まで冷却するための第3段階と
    を有することを特徴とする焼入れ方法。
  2. 前記第1段階におけるマルテンサイト変態開始温度の近傍であってマルテンサイト変態開始温度より高い温度は、マルテンサイト変態開始温度より約10%大きい温度であることを特徴とする請求項1に記載の焼入れ方法。
  3. 前記第1段階におけるマルテンサイト変態開始温度の近傍であってマルテンサイト変態開始温度より高い温度は、マルテンサイト変態開始温度より20〜30℃高い温度であることを特徴とする請求項1に記載の焼入れ方法。
  4. 前記第1段階における冷却ガスの圧力は、1MPa以上であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の焼入れ方法。
  5. 前記第1段階における冷却ガスの圧力は、3MPa以下であることを特徴とする請求項4に記載の焼入れ方法。
  6. 前記第2段階におけるマルテンサイト変態開始温度の近傍であってマルテンサイト変態開始温度より高い温度は、マルテンサイト変態開始温度より約10℃高い温度であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の焼入れ方法。
  7. 前記第2段階における冷却速度は、冷却ガスの循環を停止させ、および/または、冷却ガスの圧力を前記第1段階における冷却ガスの圧力より小さくすることによって、低下させられることを特徴とする請求項6に記載の焼入れ方法。
  8. 前記第2段階における冷却ガスの圧力は、1MPa未満であることを特徴とする請求項7に記載の焼入れ方法。
  9. 前記第3段階における被処理物の冷却は、高圧の冷却ガスを循環させることに基づくことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の焼入れ方法。
  10. 前記第3段階における冷却ガスの圧力は、1MPa以上であることを特徴とする請求項9に記載の焼入れ方法。
  11. 前記第3段階における冷却ガスの圧力は、3MPa以下であることを特徴とする請求項10に記載の焼入れ方法。
  12. 前記冷却ガスは、ヘリウムガスあるいは窒素ガスであることを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の焼入れ方法。
  13. 前記冷却ガスは、窒素とヘリウムの混合ガスあるいは窒素と水素の混合ガスであり、被処理物の焼入れ性に基づいて、混合比が調整されることを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の焼入れ方法。
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