JP5769571B2 - 加熱調理器 - Google Patents
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Description
さらに、取扱い説明書の紛失等によってお手入れ作業方法がわからないことが原因で、加熱調理器の寿命を短くしてしまうという問題点もあった。
(加熱調理器の全体構成)
図1〜図12は、本発明の実施の形態1に係る加熱調理器を示すものである。図1は、本発明の実施の形態1に係る加熱調理器の外観斜視図であり、図2は同加熱調理器の上面図である。なお、本実施の形態1に係る加熱調理器として、図1で示されるように、グリル機能付の誘導加熱調理器を例に説明する。
図3に示されるように、本体1の内部には、マイクロコンピュータ等から構成された前記制御装置13、右加熱口3b用の誘導加熱コイル3RC、その加熱コイル用のインバーター回路110R、左加熱口3a用の誘導加熱コイル3LC、その加熱コイル用のインバーター回路110Lが設置されている。
表示部駆動回路112は、制御部100からの指示に従って、前記中央表示パネル4、左表示パネル5a、右表示パネル5bなどの各種表示部を駆動する。
次に、図1を参照しながら、グリル部12の構成について説明する。
図1で示されるように、本体1の左下側内部にグリル部12が構成されている。このグリル部12は、前面に大きな開口を有した金属製のグリル庫121と、このグリル庫の前記前面開口部を開閉するための、本体1の前面部の左側に開閉可能に設置されたグリル扉120、グリル庫121の底部に載置された受け皿122、その受け皿122の上に置かれ、上側に魚等の調理物21を載置するためのグリル網123によって構成されている。グリル扉120には、グリル扉120を開閉するためにユーザーが手を掛けるための取っ手120aが設置されている。
次に、図2を参照しながら、操作部8の構成について説明する。
図2で示される誘導加熱調理器100の平面視において、操作部8は誘導加熱調理器100の上面の手前側に配置されている。この操作部8は、左側から、左加熱口3aの加熱動作を操作するための左加熱口用操作部81、グリル加熱動作を操作するためのグリル用操作部83、及び、右加熱口3bの加熱動作を操作するための右加熱口用操作部82を備えている。
なお、図2で示される操作部8を構成する各ボタンの種類及び配置は、一例を示すものであり、これに限定されるものではない。
次に、図1及び図2を参照しながら、本実施の形態に係る誘導加熱調理器100の誘導加熱動作について説明する。
ユーザーは、調理物が投入された鍋等の被加熱物を左加熱口3aに載置する。そして、ユーザーが操作部8に設置された入/切ボタン81cを押下することによって誘導加熱動作が実施される。具体的には、ユーザーによる入/切ボタン81cの押下操作信号が、制御装置13に送信される。制御装置13は、受信した押下操作信号に基づいて、駆動回路110L(インバーター回路)に対し、左加熱口3aの下部の本体1内部に設置された加熱コイル3LCに通電させる。左加熱口3aに載置された被加熱物は、通電された加熱コイル3LCから誘導加熱を受けて、加熱動作が開始される。
ユーザーは、油が投入された油鍋を左加熱口3aに載置する。そして、ユーザーが操作部8に配置された入/切ボタン81cを押下することによって、前述の誘導加熱動作と同様に、油鍋の加熱動作が開始される。次に、ユーザーは揚げ物ボタン81aを所定回数押下することによって、油鍋に投入された油の量を設定する。そして、左加熱口操作ダイヤル9aを回転操作することによって、目標とする油温度を設定する。この際、設定された油の量及び油温度は、例えば、左表示パネル5aに表示させるものとすればよい。そして、ユーザーは、油調理終了後、再び入/切ボタン81cを押下することによって、油調理を終了させることができる。
ユーザーは、水が投入された鍋等を左加熱口3aに載置する。そして、ユーザーが操作部8に設置された入/切ボタン81cを押下することによって、前述の誘導加熱動作と同様に、水が投入された鍋等の加熱動作が開始される。次に、ユーザーは3kWボタン81bを所定回数押下することによって、加熱時間を設定する。この際、設定された加熱時間は、例えば、左表示パネル5aに表示させるものとすればよい。そして、加熱動作開始後、設定された加熱時間が経過した後、自動的に加熱動作が終了する。
次に、図1及び図2を参照しながら、本実施の形態に係る誘導加熱調理器100のグリル部12における加熱動作について説明する。
ユーザーは、まず、グリル扉120の取っ手120aを掴んで手前に引っ張り、受け皿122及びグリル網123をグリル庫121内から外側に引き出す。次に、ユーザーは引き出したグリル網123の上に魚等の調理物21を載置する。次に、ユーザーは、再び、取っ手120aを掴んで本体1側に押し込み、受け皿122及びグリル網123をグリル庫121内に引き込んで、グリル扉120を閉める。そして、ユーザーは、操作部8に配置されたグリルメニューボタン83aを所定回数押下することによって「姿焼き」、「グリル」及び「オーブン」等のグリルメニューを選択する。
ユーザーは、左矢印ボタン83c及び右矢印ボタン83dを所定回数押下することによって、調理物21の焼き色を設定する。この焼き色の設定操作信号は、制御装置13に送信され、制御装置13は、その設定操作信号に基づいて、中央表示パネル4にその設定された焼き色を表示させる。そして、ユーザーは、スタート/停止ボタン83bを押下することによって、「姿焼き」メニューのグリル加熱動作が実施される。具体的には、ユーザーによるスタート/停止ボタン83bの押下操作信号が、制御装置13に送信され、制御装置13は、その押下操作信号を受信すると、先程受信した焼き色の設定操作信号に基づいて、調理物21の調理時間を計算する。次に、制御装置13は、ヒーター駆動回路111に対し、グリル庫121内に設置されたヒーター121Hに通電させ、そのヒーターによって、設定された焼き色となるように調理物21を加熱させる。そして、制御装置13は、加熱動作を開始してから、計算した調理時間経過後に、加熱動作を終了させる。
ユーザーは、左矢印ボタン83c及び右矢印ボタン83dを所定回数押下することによって、調理物21に対する加熱動作の火力を設定する。この火力の設定操作信号は、制御装置13に送信され、制御装置13は、その設定操作信号に基づいて、中央表示パネル4にその設定された火力を表示させる。
ユーザーは、左矢印ボタン83c及び右矢印ボタン83dを所定回数押下することによって、調理物21に対する加熱動作の加熱温度を設定する。この加熱温度の設定操作信号は、制御装置13に送信され、制御装置13は、その設定操作信号に基づいて、中央表示パネル4にその設定された加熱温度を表示させる。
図4は、本発明の実施の形態1に係る加熱調理器のお手入れガイド機能の内、「非加熱お手入れモード」を実行するための制御動作を示すフローチャートであり、図5は、同じく加熱調理器の非加熱お手入れガイド機能におけるお手入れガイド注意画面の例を示す図であり、そして、図6は、同加熱調理器のお手入れガイド機能におけるお手入れガイド選択画面の例を示す図である。図7は、同じく加熱調理器の非加熱お手入れガイド機能のお手入れガイド画面の詳細構成を示す図である。
以下、図3〜図7を参照しながら、本実施の形態に係る誘導加熱調理器100の「非加熱お手入れモード」におけるガイド機能について説明する。
まず、ユーザーは、お手入れガイド機能を実施するためのお手入れガイドモードに移行させるために、操作部8のグリルメニューボタン83aを3秒間、押下を継続する。そして、ステップS2へ進む。
なお、3秒間は例示であり、この時間に限定するものではない。
制御装置13は、ユーザーによるグリルメニューボタン83aの押下操作信号を受信し、その受信状態が3秒継続したか否かを判定する。その判定の結果、3秒継続した場合、ステップS3へ進む。一方、3秒経過する前に、押下操作信号の受信状態が解除された場合、ステップS1へ戻る。
制御装置13は、中央表示パネル4に、図4で示されるお手入れガイド注意画面を表示させる。そして、ステップS4へ進む。
制御装置13は、お手入れガイド注意画面を表示してから、所定時間経過後、又は、ユーザーによってグリルメニューボタン83aが押下された場合に、中央表示パネル4の表示画面に、図5で示されるお手入れガイド選択情報を表示させる。そして、ステップS5へ進む。このお手入れガイド選択情報は、各お手入れガイド動作の項目を表示及び選択するための情報であり、図7に示すように一つの画面の中に、説明図と説明文がセットになったものが静止画状態で現れる。
なお、これらのお手入れガイド動作は例を示すものであり、その他のお手入れガイド動作が実施できるものとしてもよい。
制御装置13は、ユーザーによってグリルメニューボタン83aが押下されたか否かを判定する。その判定の結果、グリルメニューボタン83aが押下された場合、ステップS6へ進む。一方、グリルメニューボタン83aが押下されていない場合、ステップS7へ進む。
制御装置13は、ユーザーによってグリルメニューボタン83aが押下された場合、中央表示パネル4に表示されたお手入れガイド選択画面において、現在選択されているお手入れガイド動作から、次のお手入れガイドガイド動作を選択状態にする。例えば、図5で示されるように、現在選択されているお手入れガイド動作が「グリルお手入れ方法」である場合、ユーザーによってグリルメニューボタン83aが押下された場合、次の「グリル取りはずし」のお手入れガイド動作が選択状態となる。また、現在選択されているお手入れガイド動作が「吸・排気口のお手入れ」である場合、ユーザーによってグリルメニューボタン83aが押下された場合、最上段の「グリルのお手入れ方法」のお手入れガイド動作が選択状態となる。そして、ステップS5へ戻る。
制御装置13は、ユーザーによって右矢印ボタン83dが押下されたか否かを判定する。この場合、制御装置13は、ユーザーに対して、右矢印ボタン83dを押下操作することが可能であることを報知するため、矢印ボタンLED85を点灯又は点滅させる。その判定の結果、右矢印ボタン83dが押下された場合、ステップS8へ進む。一方、右矢印ボタン83dが押下されていない場合、ステップS5へ戻る。
制御装置13は、ステップS4〜ステップS6において選択されたお手入れガイド動作を開始する。このお手入れガイド動作の内容については、図8及び図9において述べる。そして、ステップS9へ進む。
制御装置13は、ステップS8においてお手入れガイド動作終了後、又は、お手入れガイド動作実施中に、ユーザーによってスタート/停止ボタン83bが押下されたか否かを判定する。この場合、制御装置13は、ユーザーに対して、スタート/停止ボタン83bを押下操作することが可能であることを報知するため、スタート/停止ボタンLED84を点灯又は点滅させる。その判定の結果、スタート/停止ボタン83bが押下された場合、お手入れガイドモードから脱し、通常の加熱動作が実施できる状態に戻る。一方、スタート/停止ボタン83bが押下されていない場合、ステップS10へ進む。
制御装置13は、お手入れガイド動作実施中にユーザーによる操作部8に対する無操作状態が10分経過したか否か、又は、お手入れガイド動作終了後にユーザーによるスタート/停止ボタン83bに対する無操作状態が10分経過したか否かを判定する。その判定の結果、無操作状態が10分経過した場合、お手入れガイドモードから脱し、通常の加熱動作が実施できる状態に戻る。一方、無操作状態が10分経過する前に、お手入れガイド動作実施中にユーザーによって操作部8に対して操作された場合、又は、お手入れガイド動作終了後にユーザーによってスタート/停止ボタン83bが押下されば場合、ステップS9へ戻る。なお、上記の10分という時間は例示であり、この時間に限定するものではない。
このように、中央表示パネル4の表示画面に、1つずつ順次表示される1つの説明画面70は、お手入れ対象区分における部品等の簡単な説明図71、説明文72、表示切替え用の操作キーの示唆マーク73、作業工程の連続番号74、全部の作業工程の数を示す文字、等から構成されている。
また、図8においては「グリルドアパッキンの取付け」、「トッププレートのお手入れ」及び「吸・排気口のお手入れ」の各お手入れガイド動作におけるお手入れガイド画面を示している。以下、図8及び図9を参照しながら、図4におけるステップS8のお手入れガイド動作の詳細を説明する。
制御装置13は、「グリルの取りはずし」のお手入れガイド動作において、最初のお手入れ作業をガイドするためのお手入れガイド画面を、中央表示パネル4に表示する。ユーザーは、中央表示パネル4に表示されたお手入れガイド画面のガイドに従って、お手入れ作業を実施する。具体的には、ユーザーは、「グリルの取りはずし」のお手入れガイド動作の第1のお手入れガイド画面で示されるような「受け皿・グリルあみを取り出す」というガイドに従って、受け皿122及びグリル網123を取り出す(工程番号1)。次に、ユーザーは、次のお手入れ作業を示すお手入れガイド画面を中央表示パネル4に表示させるために、右矢印ボタン83dを押下する。この場合、制御装置13は、ユーザーに対して、右矢印ボタン83dを押下操作することが可能であることを報知するため、矢印ボタンLED85を点灯又は点滅させる。
また、空焼き動作時間は、固定時間(20分)としているが、これに限定されるものではない。すなわち、グリル庫121内に温度検知手段を備えるものとし、制御装置13は、この温度検知手段によって検知される庫内温度に基づいて、空焼き動作時間を算出するものとしてもよい。例えば、制御装置13は、温度検知手段によって検知される庫内温度が高い場合は、空焼き動作時間を短くするものとし、庫内温度が低い場合は、空焼き動作時間を長くするものとすればよい。
図12は、本発明の実施の形態1に係る加熱調理器のお手入れ催促機能によるお手入れ作業を催促するお手入れ催促画面の例を示す図である。以下、図12を参照しながら、本実施の形態に係る誘導加熱調理器100のお手入れ催促機能について説明する。
また、制御装置13によって記憶された経過時間、又は、実施回数は、中央表示パネル4等によって確認できるものとしてもよい。
制御装置13は、「グリルお手入れ方法」のお手入れガイド動作において、最初のお手入れ作業をガイドするためのお手入れガイド画面を、中央表示パネル4に表示する。ユーザーは、中央表示パネル4に表示されたお手入れガイド画面のガイドに従って、お手入れ作業を実施する。
すると第2の作業工程のお手入れ作業が、中央表示パネル4によって所定の形式のガイド画面で示される。第2の作業工程の表示内容は図8に示したように、「庫内底面の油汚れを拭き取る」である。これに対応して音声ガイド装置のスピーカー31は「第2の作業は、庫内底面の油汚れを拭き取ることです」と音声を出力する。工程番号を報知するのは、使用者が中央表示パネル4を注視していない場合があることや、視覚が不自由な人にも工程の進行度を容易に認識して貰えるようにするためである。
第3の作業工程の情報が、お手入れガイド画面で示され、「受け皿を入れ、扉を閉める(グリル網は入れない)」という文字のガイドと、音声ガイド装置より、「第3の作業は、受け皿を入れ、扉を閉めることです。このときグリル網は入れないで下さい。」と音声を出力する。ここで「グリル網は入れないで下さい」は作業の仕方や内容を直接示す説明ではなく、作業をする上で使用者(作業者)に守って欲しい注意事項である。このように作業の工程によっては、注意事項を報知・表示する。
第4の作業工程に進み、お手入れガイド画面では「スタート停止ボタンを3秒間押す」というガイドが文字で表示され、一方音声ガイド装置からは「第4の作業です。スタートと停止の兼用ボタンを3秒間押して下さい」と音声で報知する。
その他のお手入れガイド動作も、上記で説明した各お手入れガイド動作に準じる。
以上のように、お手入れガイド機能を備えることによって、ユーザーは、取扱い説明書を見ることなく、表示パネルに表示させるガイドに従って、お手入れ作業を実施することができるので、加熱調理器のメンテナンス作業についての利便性を向上させることができる。
ただし、操作手段を共用することに限定するものではなく、通常の加熱動作で使用する操作手段とは別に、お手入れガイド機能を実施するための専用の操作手段を備えるものとしてもよい。この場合は、LEDによって操作できる操作手段をユーザーに報知する必要がなく、お手入れガイド機能の実施時の操作性を向上することができるという効果がある。
図13は、本発明の実施の形態1に係る加熱調理器の変形例1に関するフローチャート1である。この変形例は、本発明でいう「お手入れモードを所定の条件で制限する制限手段」を付加したものである。以下、この図13を参照しながら、お手入れガイド機能について説明する。なお、お手入れガイド機能の基本的な動作と表示に関しては、実施の形態1と同様である。
加熱源の加熱が終了した時点から、加熱終了時間の計測を開始する。
お手入れガイド機能を実施するためのお手入れガイドモードに移行させるために、操作部8のグリルメニューボタン83aを3秒間、押下を継続する。そして、ステップS2へ進む。なお、3秒間は例示であり、この時間に限定するものではない。
制御装置13は、ユーザーによるグリルメニューボタン83aの押下操作信号を受信し、その受信状態が3秒継続したか否かを判定する。その判定の結果、3秒継続した場合、ステップS3へ進む。一方、3秒経過する前に、押下操作信号の受信状態が解除された場合、ステップS12へ戻る。
制御装置13は、加熱終了から計測をスタートさせており、このステップ14にて10分経過を計測していた場合お手入れモードに遷移する。10分経過する前の場合は、ステップ12へ戻る。なお、10分間は例示であり、この時間に限定するものではない。
以上のように、制御装置13には、お手入れガイド機能を一時的に制限する手段として「経過時間判断手段」(本発明でいう「制限手段」に該当)を備えることによって、ユーザーは、熱い状態でお掃除ガイドを行うことが出来ない為、やけどなどの怪我を防ぐことができ、安全性を向上させることができる。
図14は、本発明の実施の形態1に係る加熱調理器の変形例2を示すフローチャートである。以下、本変形例2に係る誘導加熱調理器100のお手入れガイド機能について説明する。なお、お手入れガイド機能の基本的な動作と表示に関しては、実施の形態1と同様である。
まず、この変形例2では、誘導加熱調理中にトッププレート2の上方に置いた被加熱物の温度を非接触で検知する第1の赤外線センサー(図示せず)と、前記トッププレート2の温度を接触して検知するサーミスター式の第2の温度センサー(図示せず)とを備えている。またグリル庫121の内部の温度やその壁面温度を検知する第3の温度センサー(図示せず)を備えている。これら各温度センサーは、それぞれの加熱調理時の被加熱物やトッププレート2等の温度を監視し、制御装置13の温度制御に利用され、また異常温度状態の検知にも利用されている。
加熱源の加熱が終了した場合(S20)、その後で使用者がお手入れガイドを起動させたいと何らかの指令を操作部8から制御装置13に与えた場合、その操作有無が制御装置13に検知される。
制御装置13は、前記したような各種温度センサーからの最新温度情報を得て、トッププレート2の温度や排気口11の温度、さらにグリル庫121の温度が所定温度以下であるかどうかの判定を行う。例えばグリル庫121の温度が55℃以下であるかどうかの判定をする。なお、排気口11の温度を測定するための専用の温度センサーをこの実施の形態3では設けていないが、排気口11の温度はトッププレート2の温度と近いとみなして、トッププレート2の温度が所定の温度であれば、排気口11の温度も所定の温度であるとみなす処理をしている。但し、誘導加熱調理をしない場合は、トッププレート2の温度は部屋の温度に近いのに対し、グリル庫121を加熱調理に使用すると、グリル庫121からの熱気が排出されて排気口11が高温になっている場合があるから、グリル庫121の温度検知状態も同時に制御装置13は観察し、グリル庫121の温度が高い場合は、トッププレート2の温度が低い場合でも、排気口11の温度は高温であるという判定をするようにしている。
全ての温度測定部分の温度が所定の温度以下であった場合、制御装置13は中央表示パネル4にお手入れガイド機能を実施するためのお手入れガイド情報を表示させる。
制御装置13は、「グリルの取りはずし」等のお手入れガイドの種類を図6に示したように表示し、お手入れしたい作業、すなわち「お手入れ対象区分」を「お手入れメニュー」として一覧状態で表示し、その中の何れかを選択できるようにする。
制御装置13は、「お手入れ対象区分」が選択されると、お手入れ対象の部品等の説明図と作業内容の説明文とがセットになった複数の説明の画面の内、最初の作業工程の説明画面を中央表示パネル4に表示する。以後、その説明の画面を作業工程の順に使用者が任意のタイミングで表示させ、お手入れ作業をすることができる。
一方、全ての温度測定部分の温度が所定の温度以下ではなく、熱い部分があった場合、制御装置13はお手入れガイドの機能を一時的に稼動禁止にし、中央表示パネル4に、調理器の温度が下がるまで、お手入れガイド機能は稼動開始しない旨の表示や音声ガイドを行う。
その後、全ての温度測定部分の温度が所定の温度以下になった場合、お手入れガイドを開始できると判定する。
そしてお手入れガイド動作を開始する旨を中央表示パネル4に表示し、スピーカー31からも報知する。
以上のように、お手入れガイド機能に温度判断手段を備えることによって、ユーザーは、熱い状態でお掃除ガイドを行うことが出来ない為、やけどなどの危険な作業をしないようにでき、安全性を向上させることができる。
図15は、本発明の実施の形態2に係る加熱調理器のお手入れガイド機能のフローチャート1である。図16は、本発明の実施の形態2に係る加熱調理器のお手入れガイド機能のフローチャート2である。図17は、本発明の実施の形態2に係る加熱調理器のお手入れガイド機能のフローチャート3である。以下、図15〜図17を参照しながら、お手入れガイド機能について説明する。なお、お手入れガイド機能の基本的な動作と表示に関しては、実施の形態1と同様である。
(S30)
まず最初に、主電源スイッチ50を閉じ、加熱源を使用者が選択する。つまり、左加熱口3aや右加熱口3b、あるいはグリル庫121のどこで加熱調理するのを操作部8で選択する
(S31)
例えばグリル庫121を選択すると、グリル庫121を使用して調理できる調理メニューが中央表示パネル4に表示される。例えば「焼き物」や「ケーキ」等という調理メニュー名称が一覧形式で表示される。
(S32)
そこでその表示内容を確認し、希望の調理メニューとして、例えばグリル庫で焼き物をすることを選択する。制御装置13は、使用者がグリル庫121で「焼き物」を何回行ったかどうか判断できるように、焼き物調理を1回する毎に内蔵カウンターにて1をプラスしており、累計回数が制御装置13で分かるようになっている。また焼き物調理を選択した段階で、使用者にはその調理が終わったあと、引き続いて前記触媒ヒーター133を通電し、触媒ヒーターをリフレッシュするかどうか中央表示パネル4に表示する。など、同時に音声合成装置30で同様な音声ガイドをしても良い。使用者が触媒ヒーター133の通電を予約すると、前記操作部8で、調理メニューによる調理工程の次に前記加熱お手入れモードに移行させる「連携動作」を、当該調理工程開始前に予約設定したことになる。なお、そのための入力キーは操作部8に必ずしも専用に設ける必要はなく、実施の形態1で説明したような他の入力キー、例えば左矢印ボタン83cや右矢印ボタン83dを兼用しても良い。
(S33)
次に左矢印ボタン83cや右矢印ボタン83d、その他入力用の操作ボタン、キーを操作して火力や調理時間などの調理条件を設定する。例えば1500Wで30分加熱することを設定したとする。
(S34)
所定の入力項目が全て設定されると、制御装置13は加熱動作を開始する。グリル庫121が所定の高温度になると、前期触媒ヒーター133の駆動回路134によって触媒ヒーター133に通電開始する。なお、調理メニューによっては、蒸気供給装置140が駆動され、高温の水蒸気がグリル庫121内部に吹き込まれて食品を加熱する。
(S35)
制御装置13は、加熱動作を開始すると、内蔵したタイマーをリセットし、時間計測を開始する。
(S36)
また制御装置13は、加熱動作を開始すると、グリル庫121の内部雰囲気温度を温度センサーにより監視し、所定の温度になるようにグリルヒーター121Hの駆動回路111を制御する。
(S37〜S40)
制御装置13は、火力が途中で変更されたかどうかを常にチェックしており、もし変更が行われた場合、制御装置13は、火力変更処理を行なう。また使用者が設定した調理時間の30分が経過するかどうかを判断するため、制御装置13の内蔵タイマーで経過時間がカウントされているので、所定時間が経過したことが内蔵タイマーで判明すると、制御装置13はグリルヒーター121Hの通電を停止する。また加熱動作が終了したことを中央表示パネル4で表示する。また触媒ヒーター133も通電動作が停止される。
(S41)
図16に示すように、そのように制御装置13が所定の調理工程を完了した時点で、使用者によって、お手入れモード(この場合、加熱お手入れと、非加熱お手入れの双方)の取消し指令が操作部8から行われなかったかどうかの判定が行われる。取り消されていた場合は、終了になる。
(S42)
ステップS41で取消し指令が無いという判定がされた場合、次に、使用者が加熱お手入れ操作を指定しているかどうかの判定が行われる。加熱お手入れが指令されている場合には、ステップS50に進む。
(S43)
加熱お手入れが指定されていない場合は、「非加熱お手入れメニュー」の実行が指令されている場合と考え、調理器の各部の温度が所定温度以下であるかどうかの判定が制御装置13によって行われる。なお、ここでいう「所定温度」とは、温度測定部分が複数個ある場合、全ての部分で統一的な基準温度を意味していない。例えば、トッププレート2の温度とグリル庫121の基準温度を同じにしても良いし、差異があっても良い。
(S44)
所定温度以下であった場合は、中央表示パネル4に「非加熱お手入れメニュー」を表示する。例えば、「吸・排気口のお手入れ」や「グリルの扉の取り外し」などの作業メニューを一覧形式で表示する。
(S45)
使用者が「非加熱お手入れメニュー」の中から1つを選択して、お手入れメニューを決定する。
(S46)
制御装置13は、使用者が選択した非加熱お手入れメニューに従って、以後お手入れ動作を開始する。
(S47)
一方、制御装置13は、調理器の特定部分の温度の一部でも所定温度を超えているという判定が行われた場合(S43)、安全上の観点から、使用者による分解・清掃作業を一時的に保留するため、「現在、調理器の温度が高いので、安全な温度まで下がるまでの間は、お手入れをお控え下さい。温度が下がりましたら、お知らせします」というような文字による表示を中央表示パネル4で行う。また同時に、音声情報記憶部32に格納された、お手入れ作業用や各種操作等に関する音声データから、音声合成部30がスピーカー31を通じて音声でガイドする。
(S48〜S49)
制御装置13は、調理器の特定部分の温度が全て基準となる所定温度以下になったと判定を行った場合(S48)、「調理器の温度が下がりました。お手入れを開始できます。
表示部の案内に従ってお手入れして下さい」というような文字による表示を中央表示パネル4で行う。また同時に、音声合成部30がスピーカー31を通じて音声でガイドする。これ以後は前記ステップS44の表示動作になり、以後前記S45、S46のステップで動作する。
(S50)
一方、加熱お手入れが指定されていた場合、制御装置13は加熱お手入れモードの処理を開始する。制御装置13は、調理器の各部の温度を検知する。
(S51)
この段階、すなわち、加熱調理が終わって短時間が経過した段階で、仮に使用者が別の加熱調理を開始したいと思って「加熱お手入れ」の動作を中止したい場合、操作部8からその旨中止の指令を制御装置13に与えると、制御装置13はその操作を検知し、加熱お手入れの動作について、取消命令があったと判断する。
(S52)
制御装置13は、この段階で加熱お手入れを中止した場合、加熱お手入れをその後に再度実行する場合に比較して省エネにならない場合が多い。例えば前記したように、使用者が加熱お手入れのメニューの中で、触媒ヒーター133の通電を予約していた場合、グリル庫121の内部が冷えてから、触媒ヒーター133に通電開始すると、その通電開始から所定の高温度になるまで時間を要する。これに対し、グリル庫121自体の温度が高い調理直後の場合は、触媒ヒーター133もグリル庫121からの熱気の影響を受け、触媒ヒーター133自身も通電されていた直後であるので、温度が高いから、直ぐに所定の高温度になり、その分、通電継続時間を短くして終了することができるからである。
そこで前記制御装置13は、この段階で加熱お手入れを中止した場合に、加熱お手入れに必要な電力量の概算を計算し、または予め用意してある換算表などのデータテーブルから求めた数値を、使用者に報知する。具体的には、加熱お手入れの中止指令があった時点で、制御装置13は、グリル庫121の温度が何度であるかどうかを検知し、グリル庫121の温度が常温〜50℃程度の場合は、例えば300W×通電時間15分で電力量計算した結果を報知する。実際にはグリル庫121が加熱調理に使用された直後、特に焼き物(魚焼き等)が行われた直後は、グリル庫の雰囲気温度は100℃以上あり、また触媒ヒーター133も200℃以上になっているから、このような場合は、例えば300W×通電時間10分で電力量計算した結果を報知する。あるいは、電力量自体の報知ではなく、大、中、小のように電力エネルギーの大小関係を報知しても良い。このような報知によって使用者には、このようなグリル庫121が高温段階での「加熱お手入れ」の中止は、省エネの面で不利であり、お奨めできないことを知らせる。なお前記データテーブルとは、例えばグリル庫121の温度は100℃〜130℃の場合には、所定の電力量(例えば300W×10分間を基準にしたもの)に対し、必要な電力量を「30%増加」、131℃〜150℃の場合は、「20%増加」というように、予め実験や計算で求めた数値や近似値を用意しておき、グリル庫121の現在温度から、消費すると思われる電力量を求める方法である。
(S53)
そして使用者が、加熱お手入れの中止を撤回しない場合、つまり加熱お手入れの指令が新たに無いかどうかを制御装置13は検知する。
加熱お手入れの指令が新たに無い場合は、非加熱お手入れのモードに進めるため、前記ステップS43に処理を進める。
(S53)
そして使用者が、加熱お手入れの中止を撤回しない場合、つまり加熱お手入れの指令が新たに無いかどうかを制御装置13は検知する。
(S53)
そして使用者が、加熱お手入れの取消指令を操作部8から発しない場合(S51)、あるいは一旦取消指令を出したが、それを撤回した場合(S53)、ステップ54に進み、加熱お手入れの内容が「蒸気噴射によるお手入れ」であるかどうかの判断が行われる。つまり加熱お手入れの指令が新たに無いかどうかを制御装置13は検知する。
(S54)
「蒸気噴射によるお手入れ」とは、蒸気供給装置140から調理時に使用した程度の高温の水蒸気をグリル庫121内部に噴射させ、特にグリル庫121の内壁面やそのグリル扉120の内壁面全体を浄化するお手入れであり、たとえば、焼き魚をした後に、パンやケーキを焼こうと思った場合、焼き魚をしたあとで行うと、その魚特有の匂いが消される効果が期待できる。
(S55〜S56)
「蒸気噴射によるお手入れ」が最初に指定されていた場合は、その蒸気お手入れが開始され、蒸気供給装置140のスチーム用電気ヒーター(図示せず)に通電が開始され、蒸気の供給が開始される。
(S57)
制御装置13では、スチーム用電気ヒーターへの通電開始からの時間が計測され、所定の時間T1(例えば5分間)継続したかどうかの判定が行われる。なお、この時間は蒸気供給装置140の能力によって変化する。通電開始してから高温蒸気を発生するまでの時間が長く掛かるものは、通電時間は長くなる。
(S58)
所定時間にわたり蒸気供給装置140へ通電が行われると、その通電は終了し、蒸気噴射によるお手入れは完了する。なお、焼き魚などを行った場合、その魚はグリル庫121から取り出しておく。
(S59)
一方、前記した例では、グリル庫121による加熱調理の開始前に、使用者が加熱お手入れのメニューの中で、触媒ヒーター133の通電を予約していたので、この場合はステップS59に進み、触媒ヒーター133への通電が開始され、またそれと同時に経過時間の計測が開始される。
(S60)
そして制御装置13では、所定の時間T2(例えば10分間)が経過するかどうかの判断が行われる。
(S61)
そして所定の時間T2が経過した場合、制御装置13はその旨を中央表示パネル4によって表示する。またまた同時に、音声合成部30がスピーカー31を通じて音声で加熱お手入れが終了したことを報知する。
図18は、本発明の実施の形態3に係る加熱調理器の表示装置とその周辺部を示す平面図1である。図19は、本発明の実施の形態3に係る加熱調理器の表示装置とその周辺部を示す平面図2である。図20は、本発明の実施の形態3に係る加熱調理器の表示装置とその周辺部を示す平面図3である。図21は、本発明の実施の形態3に係る加熱調理器の表示装置とその周辺部を示す平面図4である。図22は、本発明の実施の形態3に係る加熱調理器の表示装置とその周辺部を示す平面図5である。図23は、本発明の実施の形態3に係る加熱調理器の表示装置とその周辺部を示す平面図6である。
以下、図18〜図23を参照しながら、お手入れガイド機能について説明する。なお、加熱調理器のその他の構成部分は実施の形態1と同じである。
誘導加熱調理時の中央表示パネル4の表示画面について説明する。
図18に示すものは、主電源スイッチ50をONにした後で、最初に中央表示パネル4の表示画面の状態を示している。この図18で、115は右加熱口3b用の誘導加熱コイル3RCを使用する加熱(右IH加熱)を選択するキー、116は左加熱口3a用の誘導加熱コイル3LCを使用する加熱(左IH加熱)を選択するキー、117は、グリル庫121を使用し、グリルヒーター121Hで調理する加熱形態を選択するキー、118はグリル庫121を使用するが、蒸気供給装置140を使用して、グリル庫121内部に高温を水蒸気を充満させる加熱調理を選択するキーである。
97Aは火力の大きさを棒グラフ状の図形で表示する火力表示図形であり、9段階の火力に合せて9本あるように表示される。98B、98Cは一対の火力調節キーであり、プラス記号のあるキー98Aは火力を増加させ、マイナス記号のあるキー98Bは火力を減らすためのものである。これらキー98A、98Bに1回触れると、その度に火力は1段階変更される。ここで、火力調節は、火力ダイヤルでも可能である。
以上説明した実施の形態3では、調理物を加熱する加熱源3RC、3LC、121Hと、前記加熱源の調理条件を設定し、かつ「お手入れモード」を選択できる操作部8と、前記操作部の調理条件設定結果と前記加熱源の動作状態を表示する表示装置4と、前記操作部からの指令を受け、前記加熱源及び前記表示装置を制御する制御手段13と、前記「お手入れモード」を所定の条件で制限する制限手段S43と、を備え、前記お手入れモードは、前記操作部によって選択可能な「加熱お手入れモード」と「非加熱お手入れモード」とを備え、前記制御装置には、前記非加熱お手入れモードにおいて、お手入れする複数個のお手入れ対象部分毎に、当該部分の画と説明文が対になった複数個の説明図のデータが格納されており、前記制御装置13には、前記操作部から選択できる調理メニューを実行する調理プログラムと、前記お手入れモードとして、前記操作部によって選択可能な「加熱お手入れモード」と「非加熱お手入れモード」とを実行するお手入れプログラムとを備え、前記制御手段13は、前記操作部から「非加熱お手入れモード」の選択指令を受けた場合、前記制限手段が所定の条件を満たさない状態にあるとき(図16のステップS43)、前記説明図の表示は行わせず、前記制限手段が所定の条件を満たした状態にあるときは、前記説明図の表示を行わせ(図16のステップS44)、前記操作部8には、前記調理メニューによる調理工程の次に前記加熱お手入れモードに移行させる「連携動作」を、当該調理工程開始前に予約設定する連携指令手段103、105Aを有したものである。この構成により、お手入れの作業を、前記表示装置4を見ながら正しい順序で行うことができるとともに、使用者が非加熱お手入れ動作を開始するにはまだ不適当な状態では、その調理器の分解や清掃作業等を不用意に行うことを抑止できるものである。また調理工程が終わった後に加熱お手入れモードに移行するように使用者が設定でき、操作をより簡単にすることができる。
Claims (23)
- 調理物を加熱する加熱源と、
前記加熱源の調理条件を設定し、かつ「お手入れモード」を選択できる操作部と、
前記操作部の調理条件設定結果と前記加熱源の動作状態を表示する表示装置と、
前記操作部からの指令を受け、前記加熱源及び前記表示装置を制御する制御装置と、
前記「お手入れモード」を所定の条件で制限する制限手段と、を備え、
前記お手入れモードは、前記操作部によって選択可能な「加熱お手入れモード」と「非加熱お手入れモード」とを備え、
前記制御装置には、前記非加熱お手入れモードにおいて、お手入れする複数個のお手入れ対象部分毎に、当該部分の画と説明文が対になった説明図のデータが格納されており、
前記制御装置は、
前記操作部から「非加熱お手入れモード」の選択指令を受けた場合、前記制限手段が所定の条件を満たさない状態にあるとき、前記説明図の表示は行わせず、前記制限手段が所定の条件を満たした状態にあるときは、前記説明図の表示を行わせる
ことを特徴とする加熱調理器。 - 前記制御装置は、
前記操作部からの複数の操作信号に基づいて、加熱部による加熱調理動作と前記お手入れガイド動作の双方を選択的に実施させる
ことを特徴とする請求項1に記載の加熱調理器。 - 前記操作部には複数の操作キーに対応してそれぞれ光を放射する点灯装置を備え、
前記制御装置は、前記複数の操作キーの中で、前記お手入れガイド動作実行中に、操作可能な操作キーを示すために前記点灯装置を点灯又は点滅させることを特徴とする請求項2に記載の加熱調理器。 - 前記操作部は、
加熱調理動作を実施させるための調理用操作部と、前記お手入れガイド機能を実施させるためのお手入れ用操作部と、を有した
ことを特徴とする請求項1に記載の加熱調理器。 - 前記お手入れガイド機能は、複数のお手入れ対象部分毎に、1つのお手入れ作業を前記操作部から選択して表示させる
ことを特徴とする請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の加熱調理器。 - 前記制御装置は、
前記操作部からの所定の指令を受けた場合、前記お手入れガイド動作の実行中に、前記表示装置に表示されているお手入れ説明図から次の作業工程のお手入れ説明図に表示を切り替える
ことを特徴とする請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の加熱調理器。 - 特定のお手入れ説明図に表示された前記お手入れ作業の完了を検知できる検知手段を備え、前記制御装置は、前記検知手段によって前記特定のお手入れ説明図に表示された前記お手入れ作業の完了が検知された場合に、前記表示装置に表示されている前記特定のお手入れ説明図から次工程のお手入れ説明図に表示を切り替える
ことを特徴とする請求項1〜請求項6の何れか1項に記載の加熱調理器。 - 前記制御装置は、
前記検知手段によって、特定の前記お手入れ説明図に表示された前記お手入れ作業の完了が所定時間検知されない場合、該お手入れ作業を促す情報を前記表示装置に表示させる
ことを特徴とする請求項7に記載の加熱調理器。 - 前記制御装置は、
特定の前記お手入れガイド動作の実施を催促するために、該お手入れガイド動作に応じたお手入れ催促情報を前記表示装置に表示させるお手入れ催促機能を有した
ことを特徴とする請求項1〜請求項8の何れか1項に記載の加熱調理器。 - ヒーターによって前記調理物の加熱調理動作を実施するグリル部を更に備え、
前記制御装置は、
前記加熱お手入れモードに属する空焼き動作のガイド動作を実施することが可能であり、少なくとも前記お手入れ催促機能の一部として、該ガイド動作が直近に実施された後の経過時間又は実施回数が、所定時間又は所定回数を超えた場合、前記お手入れ催促情報を前記表示装置に表示させる
ことを特徴とする請求項9に記載の加熱調理器。 - 前記グリル部の庫内温度を検知する温度検知手段を備え、
前記制御装置は、前記温度検知手段によって検知された前記庫内温度に基づいて、前記空焼き動作の動作時間を決定する
ことを特徴とする請求項10に記載の加熱調理器。 - 音声ガイド装置を更に備え、
前記制御装置は、前記お手入れガイド動作の実行中に、前記表示装置に表示させている前記お手入れ説明図におけるガイド情報を、前記音声ガイド装置によって報知させる
ことを特徴とする請求項1〜請求項11の何れか1項に記載の加熱調理器。 - 前記制限手段の所定の条件とは、前記加熱源の動作を終了してからの経過時間が所定の時間以上である
ことを特徴とする請求項1に記載の加熱調理器。 - 前記制限手段の所定の条件とは、前記加熱源又はそれにより加熱された所定部位の温度が所定の温度以下である
ことを特徴とする請求項1に記載の加熱調理器。 - 前記制御装置は、
前記制限手段が所定の条件を満たすかどうかを検知し、所定の条件を満たすまでの期間中、所定の待機モードに移行し、かつ前記お手入れガイド動作を開始しないことを前記表示装置で表示する
ことを特徴とする請求項12〜請求項14の何れか1項に記載の加熱調理器。 - 前記制御装置によって制御され、保有する音声データを再生して前記操作部の操作を補助する音声ガイド装置をさらに備え、
前記お手入れガイドモードにおいて、使用者が前記操作部から読み出し指令を前記制御装置に1回与える毎に、当該制御装置は、使用者が指定されたお手入れ対象部分において、前記複数の説明図をお手入れ作業順序に従って1つずつ前記表示装置によって表示するとともに、
前記制御装置は、前記音声ガイド装置により、前記説明図が前記表示装置に表示される度に、当該説明図に示されているお手入れ作業の内容を音声で報知させる
ことを特徴とする請求項1〜15の何れか1項に記載の加熱調理器。 - 調理物を加熱する加熱源と、
前記加熱源の調理条件を設定し、かつ「お手入れモード」を選択できる操作部と、
前記操作部の調理条件設定結果と前記加熱源の動作状態を表示する表示装置と、
前記操作部からの指令を受け、前記加熱源及び前記表示装置を制御する制御装置と、
前記「お手入れモード」を所定の条件で制限する制限手段と、
を備え、
前記お手入れモードは、前記操作部によって選択可能な「加熱お手入れモード」と「非加熱お手入れモード」とを備え、
前記制御装置には、前記非加熱お手入れモードにおいて、お手入れする複数個のお手入れ対象部分毎に、当該部分の画と説明文が対になった説明図のデータが格納されており、
前記制御装置には、前記操作部から選択できる調理メニューを実行する調理プログラムと、前記お手入れモードとして、前記操作部によって選択可能な「加熱お手入れモード」と「非加熱お手入れモード」とを実行するお手入れプログラムとを備え、
前記制御装置は、前記操作部から「非加熱お手入れモード」の選択指令を受けた場合、前記制限手段が所定の条件を満たさない状態にあるとき、前記説明図の表示は行わせず、
前記制限手段が所定の条件を満たした状態にあるときは、前記説明図の表示を行わせ、
前記操作部には、前記調理メニューによる調理工程の次に前記加熱お手入れモードに移行させる「連携動作」を、当該調理工程開始前に予約設定する連携指令手段を有した
ことを特徴とする加熱調理器。 - 前記制御装置は、
前記連携動作を予約する際に、前記加熱お手入れモードを単独で実行する場合に比較して変化する電力消費情報を前記表示装置において表示させる
ことを特徴とする請求項17に記載の加熱調理器。 - 前記制御装置は、
前記連携動作が予約されて調理工程が実行されている途中又はそれが終了した際に、前記加熱お手入れモードを取り消す指令が前記操作部から行われた場合、当該取り消しによって変化する当該加熱お手入れモードの電力消費情報を前記表示装置において表示させる ことを特徴とする請求項17に記載の加熱調理器。 - 前記「お手入れガイド機能は、複数のお手入れ対象部分毎に、1つのお手入れ作業を前記操作部から選択して表示させる
ことを特徴とする請求項17〜請求項19の何れか1項に記載の加熱調理器。 - 前記制御装置は、
前記操作部からの所定の指令を受けた場合、前記お手入れガイド動作の実行中に、前記表示装置に表示されているお手入れ説明図から次の作業工程のお手入れ説明図に表示を切り替える
ことを特徴とする請求項17〜請求項19の何れか1項に記載の加熱調理器。 - 前記制限手段の所定の条件とは、前記加熱源の動作を終了してからの経過時間が所定の時間以上である
ことを特徴とする請求項17に記載の加熱調理器。 - 前記制限手段の所定の条件とは、前記加熱源又はそれにより加熱された所定部位の温度が所定の温度以下である
ことを特徴とする請求項17に記載の加熱調理器。
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