JPH0486972A - くじ付印刷物選別区分機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的コ （産業上の利用分野） この発明は、くじ付印刷物、例えばくじ付葉書等からく
じ番号を認識・照合し照合結果別に区分するくじ付印刷
物選別区分機に関する。

（従来の技術） 文字を自動的に認識する文字読取装置の技術は手書き漢
字の領域まで認識技術が発展している。

文字読取装置は、ＯＡの分野においては帳票上に記入さ
れた文字を認識し、その認識結果をホストコンピュータ
に出力するデータエントリーに用いるもの等があり、ま
た、ＬＨの分野においては郵便物の郵便番号を読取り、
複数の送達地域毎に区分する郵便番号自動読取区分機等
への応用がある。

ところで、近時、くじ付印刷物として、郵政省が発行す
る年賀葉書、暑中見舞用のかもめ−る、新入学等に用い
るさくらめ−る等のくじ付葉書や、各自治体が発行する
宝くじ等、各種のものが流通している。しかし、このよ
うな一般大衆を対象にしたくじ付印刷物に対し文字読取
装置を応用した自動化は殆んど手がつけられていない。

そのため、このようなくじ付印刷物に対しては、個々人
が当選番号とのチエツクを行なっているのが現状である
。

（発明が解決しようとする課題） くじ付葉書や宝くじ等のくじ付印刷物は、抽選の結果が
新聞等によって公示されるが、所有するくじ付印刷物が
多量の場合には複数等級ある当選番号について１枚づつ
チエツクすることは相当な注意力を要し、当選くじを見
誤ってしまう場合が生じてくる。また、公示された日か
ら日数が経ってしまうと当選番号の確認さえも容易でな
くなる。さらに、当選くじの賞品交換期間が比較的長期
にわたっていることが多いため、複数のくじ付印刷物の
賞品交換期間が重複することになり、その確認について
も相当な注意力及び時間を費していた。

そこで、くじ付印刷物についての当選番号との照合、照
合結果物の区分に文字読取装置を応用した自動化が考え
られている。しかし、くじ付印刷物で特徴的なことは、
くじ番号の改ざんが容易にできないようにするため、く
じ番号の印刷背面に地紋がカラー印刷されている。この
地紋の印刷色は、必らずしも機械が感応しないドロップ
アウトカラーではなく、また券種によってその色が変え
られているのが普通である。したがって、くじ番号の認
識及びその認識結果に基づく照合処理等をする場合には
、これらの地紋を外し、くじ番号のみを認識部に対し出
力できなければ、認識の信頼性が著しく低下して実用的
でない結果となる。

そこで、この発明は、くじ番号の認識性能を向上させる
ことができて高い信頼性をもって当りくじを選別区分す
ることのできるくじ付印刷物選別区分機を提供すること
を目的とする。

［発明の構成］ （課題を解決するための手段） 上記課題を解決するために、この発明は、第１に、くじ
付印刷物から読取ったくじ番号を当選番号と照合し当該
くじ付印刷物をその照合結果に基づいて判別するくじ付
印刷物選別区分機であって、前記くじ付印刷物のくじ番
号を撮像して当該くじ番号の画像を得る撮像手段と、該
撮像手段の前面に配置され前記くじ番号の背景印刷色に
応じて当該背景印刷色をカットする複数の光学フィルタ
とを有することを要旨とする。

第２に、くじ付印刷物から読取ったくじ番号を当選番号
と照合し当該くじ付印刷物をその照合結果に基づいて判
別するくじ付印刷物選別区分機であって、前記くじ付印
刷物のくじ番号を撮像して当該くじ番号の画像を得る撮
像手段と、前記くじ番号の背景印刷色を検出する背景印
刷色検出手段と、前記撮像手段の前面に配置され該背景
印刷色検出手段で検出された背景印刷色に応じて当該背
景印刷色をカットする複数の光学フィルタとを有するこ
とを要旨とする。

第３に、くじ付印刷物が供給される供給部と、該供給部
に供給されたくじ付印刷物を１枚づつ取出し該くじ付印
刷物のくじ番号を撮像して当該くじ番号の画像を得る撮
像手段と、該撮像手段で得たくじ番号の画像を認識する
画像認識手段と、該画像認識手段で認識したくじ番号と
当選番号とを照合し前記くじ付印刷物を照合結果別に区
分する当選番号照合手段と、該当選番号照合手段で区分
された前記くじ付印刷物を照合結果別に格納する複数の
集積部とを有することを要旨とする。

（作用） 上記構成により、第１に、くじ付印刷物におけるくじ番
号の背景印刷色に応じた券種指定釦の操作等により、撮
像手段の前面にその背景印刷色をカットする光学フィル
タが切換配置される。これにより、撮像手段で明確なく
じ番号の画像が得られてくじ番号の認識性能が向上する
。

第２に、背景印刷色検出手段によりくじ付印刷物におけ
るくじ番号の背景印刷色が検出され、その検出結果に応
じてその背景印刷色をカットする光学フィルタが撮像手
段の前面に自動的に切換配置される。これにより、撮像
手段で明確なくじ番号の画像が得られてくじ番号の認識
性能が向上する。

第３に、供給部に供給されたくじ付印刷物が１枚づつ取
出されてそのくじ番号が撮像され、くじ番号が自動的に
認識される。次いで認識されたくじ番号と当選番号とが
照合され、照合結果別に、当り、外れ等に区分されて各
集積部に格納される。

これにより、くじ付印刷物が多量であってもくじ番号の
人為的な見誤り及び照合ミス等が生じることなく、高い
信頼性をもって当り、外れ等に選別区分される。

（実施例） 以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。

この実施例は、くじ付印刷物として年賀葉書、かもめ−
る、さくらめ−る等のくし付葉書が適用されている。３
種のくじ付葉書、即ち、年賀葉書、かもめ−る、さくら
め−るは、葉書のサイズは同一で、その表面の下辺に沿
って、くじ番号が発行年度、券種及び背景地紋と一緒に
印刷されている。

背景地紋の印刷色は券種によって異なり、年賀葉書では
赤色、かもめ−るでは青色、さくらめ−るては緑色とな
っている。

第１図ないし第６図は、この発明の第１実施例を示す図
である。

まず、第１図は、このようなくじ付葉書を当選、選外等
に選別区分するくじ付印刷物選別区分機の外観を示して
いる。同図において、１は筐体であり、筐体１前面の上
部には、くじ付葉書が券種毎にまとめて供給される供給
部２が設けられ、その下方には、くじ付葉書を照合結果
別に格納する当選集積部３と選外集積部４の２つの集積
部が設けられている。また、供給部２の側方には、第２
図に示すように、さくらめ−る指定釦６、かもめ−る指
定釦７及び年賀葉書指定釦８からなる３つの券種指定釦
と１つの読取開始釦９とを含む操作釦群が配設されてい
る。各券種指定釦６．７．８は押圧されたときその状態
でロックされ、他の券種指定釦が押圧されたとき復帰す
るようになっている。そして、券種指定釦６．７．８の
何れかを抑圧操作することにより、後述するよう１こ、
その抑圧操作した券種指定釦に対応した光学フィルタが
撮像手段の前面に切換配置されてその券種のくじ付葉書
の読取状態に設定されるようになっている。

その後、読取開始釦９が抑圧操作されると、供給部２に
供給されたくじ付葉書が１枚づつ取出されて読取等の動
作が開始される。

第３図は、内部構成の全体をブロックで示している。同
図において、１０は上述の券種指定釦６．７．８及び読
取開始釦９を含む操作釦てあり、操作釦１０のスイッチ
出力は撮像系２０及び汎用ＣＰＵ等からなる制御部３０
に入力されている。

４０は画像認識手段としての文字認識部てあり、撮像系
２０で得たくじ番号を示す文字画像から各文字を認識し
、その認識結果を制御部３０に入力させるようになって
いる。制御部３０には、当選番号等入力のためのテンキ
ー５０及び複数の券種に応じた当選番号を記憶し照合の
用に供するためのＲＡ　Ｍ　６０が接続されている。そ
して、制御部３０では、券種指定釦６．７．８がらのス
イッチ出力によりくじ付葉書の券種を知り、その券種に
応じた当選番号と文字認識部４０て認識されたくし番号
とを照合し、照合結果に応じて図示省略の機構部を制御
し、くじ付葉書を当選集積部３及び選外集積部４に選別
区分するようになっている。

第４図ないし第６図は、上述の撮像系２ｏの構成及びそ
の制御゛回路を示している。

撮像系２０は、供給部２から取出されたくじ付葉書が集
積部３．４に搬送される搬送経路の途中に配設されてい
る。第４図において、１１はくじ付葉書であり、その表
面の下辺に沿って、くじ番号１２が背景地紋１３と一緒
に印刷されている。

１４はくじ付葉書１１を照光するための照明ランプ、１
５は撮像レンズ、１６は撮像センサとしてのＣＣＤライ
ンセンサてあり、撮像レンズ１５及びＣＣＤラインセン
サ１６で撮像手段が構成されている。１７はＣＣＤライ
ンセンサ１６で得た画像信号を増幅するためのアンプ、
１８はアナログの画像信号をディジタル信号に変換する
ためのＡ／Ｄ変換器であり、Ａ／Ｄ変換された文字画像
信号が文字認識部４０に送られるようになっている。

撮像手段の前面には背景地紋１３の印刷色をカットする
ための複合光学フィルタ２１が配置されている。第５図
に示すように、複合光学フィルタ２１は、線系光学フィ
ルタ２１ａ、赤系光学フィルタ２．１ｂ及び青果光学フ
ィルタ２１ｃがＣＣＤラインセンサ１６と平行で且つ光
学的な漏れが生じないようなフィルタ幅をもって張合わ
されている。複合光学フィルタ２１は、上下に取付けら
れた平衡スプリング２２．２３によって上下方向の位置
平衡が保たれており、この平衡状態では、赤系光学フィ
ルタ２１ｂが撮像手段の前面に位置されるようになって
いる。また、複合光学フィルタ２１の側部には上下方向
に平行移動が可能なようにガイド２４が付いている。さ
らに複合光学フィルタ２１には可動棒２５が取付けられ
、その可動棒２５を介して押上げ用電磁クラッチ２６及
び押下げ用電磁クラッチ２７の各クラッチ可動片に連結
されている。

第６図は、券種指定釦６．７．８による複合光学フィル
タ２１の切換作動を制御する制御回路を示している。同
図において、Ｇ、　　　Ｇ２はゲート回路、ＲＩ　Ｒ２
はリレーである。そして、供給部２に年賀葉書が供給さ
れて年賀葉書指定釦８が押圧操作されたとき、両ゲート
回路Ｇ、　　Ｇ２の出力はＨレベルとなって両リレーＲ
，Ｒ２は動作せず、複合光学フ、ｆルタ２１は平衡位置
に保持されたままとなって赤系光学フィルタ２１ｂが撮
像手段の前面に位置される。この結果、年賀葉書におけ
る赤色の背景地紋がカットされ、撮像手段でくじ番号の
みが撮像されてくじ番号の文字画像信号のみが文字認識
部４０に送られて明確なくじ番号の認識が可能となる。

供給部２にさくらめ−るが供給されてさくらめ−る指定
釦６が押圧操作されたときは、ゲート回路Ｇ２の出力が
Ｌレベルとな−２てリレーＲ２が励磁され、押下げ用電
磁クラッチ２７が動作して線系光学フィルタ２１ａが撮
像手段の前面に位置される。この結果、さくらめ−るに
おける緑色の背景地紋がカットされ、前記と同様にくし
番号のみが明確に撮像されてくじ番号の文字画像信号の
みが文字認識部４０に送られる。また、供給部２にかも
め−るが供給されてかもめ−る指定釦７が押圧操作され
たときは、ゲート回路Ｇ１の出力がＬレベルとなってリ
レーＲ，が励磁され、押上げ用電磁クラッチ２６が動作
して青果光学フィルタ２１ｃが撮像手段の前面に位置さ
れる。この結果、かもめ−るにおける青色の背景地紋が
カットされ、前記と同様にくじ番号のみが明確に撮像さ
れてくじ番号の文字画像信号のみが文字認識部４０に送
られる。

次に、第７図ないし第１１図には、この発明の第２実施
例を示す。

なお、第７図ないし第１１図、及び第３実施例以下の各
実施例を示す図において、前記第１図及び第３図等にお
ける機器等と同一ないし均等のものは、前記と同一符号
を以って示し、重複した説明を省略する。

この実施例は、背景印刷色を検出することによりくじ付
葉書の券種を判定する券種判定部を備え、その券種判定
の結果により撮像手段の前面に配置する光学フィルタを
自動的に切換えてその背景印刷色をカットするようにし
たものである。

この実施例は、撮像手段の前面に配置する光学フィルタ
を自動的に切換えるものであるため、第７図に示すよう
に、筐体１の前面には手動用の券種指定釦は配設されて
いない。そして、第８図に示すように、くじ付葉書にお
ける背景地紋の印刷色を光学的に検出する背景印刷色検
出手段しての判定センサ７０と、判定センサ７０の出力
信号を人力として背景地紋の印刷色に基づいてくじ付葉
書の券種判定を行う券種判定部８０が備えられている。

券種判定部８０の判定結果は制御部３０に入力されてい
る。判定センサ７０は、くじ付葉書の搬送経路上におい
て撮像系よりも所要間隔だけ前に配置されている。判定
センサ７０と撮像系との間の間隔は、券種判定部８０が
券種決定に要する時間に対応した間隔以上にとられてい
る。９０は機構部であり、供給部２からのくじ付葉書の
取出し、搬送、照合結果に基づく各集積部３．４への格
納等の機能を有している。

第９図及び第１０図は、判定センサ７０の機構的及び回
路的な構成を示している。

第９図に示すように、判定センサ７０は、くじ付葉書の
搬送経路上において、ＣＣＤラインセンサ１６等からな
る撮像系よりも所要間隔だけ上流側に配置されている。

同図中、Ｙはくじ付葉書の搬送方向を示している。判定
センサ７０における３１は照光ランプ、３２Ｒ，３２Ｇ
、３２Ｂは赤系、縁糸、青果の光学フィルタであり、例
えば赤系光学フィルタ３２Ｒは、赤色からの反射光は選
択的に透過させ、緑色、青色からの反射光は無地部分か
ら反射光に比べて大幅に減衰させるものが用いられてい
る。縁糸、青果の各光学フィルタ３２Ｇ、３２Ｂもこれ
と同様に機能するものが用いられている。３３Ｒ，３３
Ｇ、３３Ｂは光学レンズであり、３個の光学レンズ３３
Ｒ，３３Ｇ、３３Ｂは互いに異なった光軸をもって配設
されている。３４Ｒ，３４Ｇ、３４Ｂはフォトセルであ
る。第１０図は、その回路構成を示しており、各フォト
セル３４Ｒ，３４Ｇ、３４Ｂはバッファ３５Ｒ，３５Ｇ
、３５Ｂを介してそれぞれ利得増幅器３６Ｒ，３６Ｇ、
３６Ｂに接続されている。

３個の利得増幅器３６Ｒ１３６Ｇ、３６Ｂは同一の回路
構成からなり、３６Ｒの利得増幅器についてその構成を
説明すると、Ｒ３は入力抵抗、Ｒｆ、Ｒｖはフィードバ
ック抵抗、ＶＲＢはバイアス電圧であり、利得Ｇは、 Ｇ　−（Ｒｆ　＋ＲＶ）　／Ｒ３−（１）で与えられ、
Ｒｖの抵抗値を可変することによって利得調整ができる
ようになっている。３７Ｒ１３７Ｇ、３７Ｂはコンパレ
ータであり、３個の利得増幅器３６Ｒ１３６Ｇ、３６Ｂ
のうち、２個づつを組合わせた利得増幅器の出力が各コ
ンパレータ３７Ｒ，３７Ｇ、３７Ｂで比較されるように
なっている。

そして、照光ランプ３１で照明されたくじ付葉書１１か
らの反射光が赤系、縁糸、青果の光学フィルタ３２Ｒ，
３２Ｇ、３２Ｂを通り光学レンズ３３Ｒ１３３Ｇ、３３
Ｂによって適度のボケをもってフォトセル３４Ｒ，３４
Ｇ、３４Ｂにそれぞれ集光される。このとき、例えば、
赤系光学フィルタ３２Ｒでは、赤色の背景地紋からの反
射光は何ら減衰することなく透過してフォトセル３４Ｒ
に集光され、赤系以外の縁糸又は青果の印刷色からの反
射光は無地部分に比べて大幅に減衰してフォトセル３４
Ｒに集光される。フォトセル３４Ｒからは、この入射光
量の変化が電気信号として出力される。

利得増幅器３６Ｒでは、抵抗値Ｒｖを調整することによ
り、くじ付葉書の無地部分からの反射光と、赤色以外の
印刷色部分からの反射光とが容易に判別できるように利
得調整が行なわれている。

このように利得調整された利得増幅器３６Ｒの出力はコ
ンパレータ３７Ｒ１３７Ｂに入力され、他の利得増幅器
３６Ｇ、３６Ｂの出力と比較される。

背景地紋が赤色であった場合、コンパレータ３７Ｒのθ
λ力は、縁糸の光学フィルタ３２Ｇを通った利得増幅器
３６Ｇの■入力より大であるため、そのロジック出力ａ
は“０”となる。また、青果の光学フィルタ３２Ｂを通
った利得増幅器３６Ｂの出力と比較するコンパレータ３
７Ｂのロジック出力Ｃは“１”となる。このようにして
、判定センサ７０ではくじ付葉書１１における背景地紋
の印刷色が光学的に検出される。

第１１図は、上記判定センサ７０の出力によりくじ付葉
書の券種を判定する券種判定部８ｏの論理構成を示して
いる。同図において、Ｇ３　、Ｇ４、Ｇ５はゲート回路
、３８はラッチ回路、Ｔは制御部３０からのタイミング
信号の入力線である。そして、前述のように、くじ付葉
書における背景地紋が赤色で、判定センサ７０における
出力ａが“０°、出力Ｃが“１°のときは、ゲート回路
Ｇ３の出力のみが“１”となる。同様にして、背景地紋
が緑色のときはゲート回路Ｇ４の出力のみが“１”、背
景地紋が青色のときはゲート回路Ｇ５の出力のみが“１
”となる。くじ付葉書１１の背景地紋が判定センサ７０
で検出される位置まで、そのくじ付葉書１１が搬送され
たとき、制御部３０からタイミング信号が発生し、上述
の各ゲート回路６３〜Ｇ５の出力がラッチ回路３８に取
込まれ、くじ付葉書の券種が判定される。

ラッチ回路３８からの券種判定出力は制御部３０に入力
され、その券種判定出力に応じてその券種のくじ付葉書
における背景地紋印刷色をカットする光学フィルタが撮
像手段の前面に自動的に切換配置される。この結果、前
記第１実施例の場合と同様に、各くじ付葉書における背
景地紋がカットされ、くじ番号のみが明確に撮像されて
くじ番号の認識性能が高められる。

第１２図及び第１３図には、この発明の第３実施例を示
す。

この実施例は、くじ付葉書を照合結果別に格納する集積
部として、当り集積部、外れ集積部及び読取不能集積部
の３つを設け、このうち、統計的に多量にでる″外れ”
のものを格納する外れ集積部を、集積容量を大きくする
とともにその外れのくじ付葉書が取出し易いように、最
上段に設置したものである。

第１２図は、その外観を示しており、筐体１の前面に設
けられた当り集積部３、外れ集積部４及び読取不能集積
部５のうち、外れ集積部４は、その集積容量が他の２つ
の集積部３．５よりも大きく、且つ最上段に設けられて
いる。また、各集積部３．４．５に格納されたくじ付葉
書の区分結果が容易に判断できるように、各集積部の直
ぐ側方部に区分内容を示すラベル３９ａ、３９ｂ、３９
Ｃが貼付けられている。

第１３図の内部構成の全体を示すブロック図のうち、１
９は光電変換部であり、撮像センサ１６で得られた光信
号を電気信号に変換するものである。

モして供給部２に供給されたくじ付葉書が機構制御部９
０の制御により１枚づつ取出されて搬送され、そのくじ
番号が撮像センサ１６で撮像される。この撮像により光
電変換部１９から出力されるくじ番号を示す文字画像が
文字認識部４０に転送されてくじ番号の各文字が認識さ
れる。くじ番号の文字桁が所定桁数ないときは読取不能
と識別される。認識結果は制御部３０に送られ、ＲＡＭ
６０から読出された当選番号と照合される。当選番号と
一致するものは当り、一致しないものは外れ、それ以外
のものは読取不能と判定される。照合結果は機構制御部
９０に送られ、その制御により、搬送されたくじ付葉書
がその照合結果別に、当り集積部３、外れ集積部４及び
読取不能集積部５に区分して格納される。

第１４図ないし第１９図には、この発明の第４実施例を
示す。

くじ付印刷物選別区分機は、一般の人にとって操作が複
雑な感じを与え、操作に不安を抱かせるおそれがある。

これに対し、この実施例は、筐体の前面部に表示手段及
び音声出力手段を設け、操作手順又は処理内容を表示手
段に表示すると同時に、音声出力手段からその表示内容
に応した音声を出力して操作者の不安をなくすようにし
たものである。

第１４図は、その外観を示しており、筺体１の前面には
、供給部２の直ぐ下の部分に、操作ガイダンス並びに処
理結果等を表示する表示部４１と、音声ガイダンス出力
のスピーカ４２が設けられている。第１５図の内部構成
の全体を示すブロック図のうち、４３は音声信号記憶部
であり、この記憶部４３には、操作者の操作を助けるべ
く予め検索コードを付したガイダンス等の音声データが
記憶されている。そして、この音声データがスピーカ４
２から音声出力されるようになっている。

また、第１６図に示すように、供給部２には、くじ付葉
書があるか否かを検出するための発光素子４４及びフォ
トダイオード４５からなる透過型のフォトセンサが配設
されている。各集積部３．４．５にも、これと同様のフ
ォトセンサ及び、第１７図に示すように、触覚ばね材４
６を備えたマイクロスイッチ４７からなる満杯検出手段
が設けられている。くじ付葉書１１が満杯になり、これ
により触覚ばね材４６が駆動されるとマイクロスイッチ
４７が動作して満杯が検出される。

そして、くじ付葉書１１からのくじ番号の読取り動作が
開始されると、文字認識部４０により、くじ番号の各文
字か認識される。認識結果は制御部３０に送られ、ＲＡ
　ｋｉ　６０から読出された当選番号と照合される。照
合結果は機構制御部９０に送られ、その制御により、く
じ付葉書が照合結果別に、当り集積部３、外れ集積部４
及び読取不能集積部５にそれぞれ区分して格納される。

このとき、上述の機能を行なわせるためのガイダンス及
び処理結果が表示部４１に表示され、またスピーカ４２
から音声出力される。

上述の一連の操作並びに動作、及び表示内容、その表示
内容に基づく音声出力内容を第１８図のフローチャート
及び第１９図を用いて説明する。

動作開始後、供給部２が空であるか否かを調べ（ステッ
プ５１）、空であれば第１９図（ａ）の表示内容を出力
して供給部２が空でなくなるのを待つ。供給部２が空で
なければくじ付葉書が入れられたと判定して第１９図（
ｂ）の音声出力、同図（ｃ）、（ｄ）の表示及び音声を
約５秒毎に切換出力する。読取開始釦９が押されたこと
を検知したら（ステップ５２）、表示出力を第１９図（
ｅ）に切換え、選別動作を開始する（ステップ５３）。

これは供給部２が空になるまで、又は集積部３．４．５
の何れかが満杯検知されるまで続ける（ステップ５４）
。これと同時に、選別区分のうち「当り」葉書について
当選等級毎の枚数を第１９図（ｅ）の枚数部分に入れ込
み表示する。集積部３．４．５の何れかが満杯検知され
たときは（ステップ５５．５６．５７）、供給底Ｌｌ−
１シ動作を停止しくステップ５８）、￥ｓ１９図（ｆ）
の表示、同図（ｇ）の音声出力を行い、操作者がその指
示動作を終えるまで５秒毎に繰返し出力する。

また、供給部２の空を検知した場合は、第１９図（ｈ）
の表示と同図（ｉ）の音声出力を１回出力し、この表示
出力のまま、集積部３．４．５が空になるのを待つ（ス
テップ５９）。集積部３．４．５が空になれば表示出力
を第１９図（ａ）にして、最初の動作、つまり次の供給
部入力を待機する。

なお、上述の各実施例において、くじ付印刷物としてく
じ付葉書を適用したが、宝くじ等も適用することができ
る。

［発明の効果］ 以上説明したように、この発明によれば、第１に、くじ
付印刷物のくじ番号を撮像する撮像手段の前面に、その
くじ番号の背景印刷色をカットする光学フィルタを配置
するようにしたため、明確なくじ番号の画像が得られて
くじ番号の認識性能が向上し、高い信頼性をもって当り
くじ等を選別区分することができる。

第２に、背景印刷色検出手段によりくじ付印刷物におけ
るくじ番号部分の背景印刷色を検出し、その検出結果に
応じてその背景印刷色をカットする光学フィルタを撮像
手段の前面に自動的に切換配置するようにしたため、−
層確実且つ容易に明確なくし番号の画像が得られてくじ
番号の認識性能が向上し、高い信頼性をもって当りくじ
等を選別区分することができる。

第３に、供給部に供給したくじ付印刷物を１枚づつ取出
してくじ番号を撮像する撮像手段、その（し番号を認識
する画像認識手段、認識されたくし番号と当選番号とを
照合し照合結果別に区分する当選番号照合手段、及びく
じ付印刷物を照合結果別に格納する複数の集積部を具備
させたため、くじ付印刷物が多量であっても、くじ付印
刷物を確実且つ迅速に高い信頼性をもって当り、外れ等
に選別区分することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第６図はこの発明に係るくじ付印刷物選別
区分機の第１実施例を示すもので、第１図は供給部及び
集積部等を示す外観斜視図、第２図は券種指定釦及び読
取開始釦を示す拡大正面図、第３図は全体構成を示すブ
ロック図、第４図は撮像系の構成図、第５図は複合光学
フィルタを示す斜視図、第６図は複合光学フィルタの切
換動作を制御するための制御回路を示す回路図、第７図
ないし第１１図はこの発明の第２実施例を示すもので、
第７図は外観斜視図、第８図は全体構成を示すブロック
図、第９図は判定センサ等の構成を示す構成図、第１０
図は判定センサの回路構成を示す回路図、第１１図は券
種判定部の回路構成を示す回路図、第１２図及び第１３
図はこの発明の第３実施例を示すもので、第１２図は外
観斜視図、ｗＳ１３図は全体構成を示すブロック図、第
１４図ないし第１９図はこの発明の第４実施例を示すも
ので、第１４図は外観斜視図、第１５図は全体構成を示
すブロック図、第１６図は供給部等におけるくじ付印刷
物の在合を検知するためのフォトセンサを示す斜視図、
第１７図は集積部における満杯検出手段を示す斜視図、
第１８図は操作等を説明するためのフローチャート、第
１９図は表示部への表示内容等を示す図である。 ２：供給部、　　３；当選集積部、 ４：選外集積部、　　５：読取不能集積部、１１：くじ
付葉書（くじ付印刷物）、 １３：背景地紋、　　　１５：撮像レンズ、１６二撮像
レンズとともに撮像手段を構成するＣＣＤラインセンサ
、 ２１：複合光学フィルタ、 ２１ａ：Ｈ系光学フィルタ、 ２１ｂ：赤系光学フィルタ、 ２１ｃ：青果光学フィルタ、 ３０：照合機能を有する制御部、 ４０：文字認識部（画像認識手段）、 ７０：判定センサ（背景印刷色検出手段）。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）くじ付印刷物から読取ったくじ番号を当選番号と
   照合し当該くじ付印刷物をその照合結果に基づいて判別
   するくじ付印刷物選別区分機であって、前記くじ付印刷
   物のくじ番号を撮像して当該くじ番号の画像を得る撮像
   手段と、該撮像手段の前面に配置され前記くじ番号の背
   景印刷色に応じて当該背景印刷色をカットする複数の光
   学フィルタとを有することを特徴とするくじ付印刷物選
   別区分機。
2. （２）くじ付印刷物から読取ったくじ番号を当選番号と
   照合し当該くじ付印刷物をその照合結果に基づいて判別
   するくじ付印刷物選別区分機であって、前記くじ付印刷
   物のくじ番号を撮像して当該くじ番号の画像を得る撮像
   手段と、前記くじ番号の背景印刷色を検出する背景印刷
   色検出手段と、前記撮像手段の前面に配置され該背景印
   刷色検出手段で検出された背景印刷色に応じて当該背景
   印刷色をカットする複数の光学フィルタとを有すること
   を特徴とするくじ付印刷物選別区分機。
3. （３）くじ付印刷物が供給される供給部と、該供給部に
   供給されたくじ付印刷物を１枚づつ取出し該くじ付印刷
   物のくじ番号を撮像して当該くじ番号の画像を得る撮像
   手段と、該撮像手段で得たくじ番号の画像を認識する画
   像認識手段と、該画像認識手段で認識したくじ番号と当
   選番号とを照合し前記くじ付印刷物を照合結果別に区分
   する当選番号照合手段と、該当選番号照合手段で区分さ
   れた前記くじ付印刷物を照合結果別に格納する複数の集
   積部とを有することを特徴とするくじ付印刷物選別区分
   機。