JP3850643B2 - 表示装置を備えた家庭用電気機器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、表示装置を備えた家庭用の電気機器、例えば、電気洗濯機、冷蔵庫、エアコン、掃除機等の家庭用機器及びその初期設定に関し、特に、表示装置を利用してこれら家庭用機器の製造メーカから販売店を経て購入者に至り、この購入者が通常に使用するまでの取扱いを良好にした初期設定手段や店頭デモ手段を備えた家庭用機器及びその初期設定方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、家庭用機器の製造メーカは、大量生産される各機器を管理するために、型式や製造番号を各機器の表面や内部に銘板を介して付している。
【0003】
これら製造メーカで製造された家庭用機器は、販売店の店頭に展示され、使用者が購入する。従来の家庭用機器には、製造メーカが店頭での展示効果を向上させるために、各機器に予め設定されたプログラムにしたがって所定内容、あるいは予め設定した内容を選択/順番を指定して、表示または音声で知らせるデモモードを各機器に備えて、販売店でこのデモモードを実行可能にしたものがある。
【0004】
一方、使用者は、各家庭用機器を購入した後に、これら機器の設置方法や取扱説明あるいは注意事項を取扱説明書をみながら設置したり、あるいは、販売店の設置業者が口頭で使い方や注意点を説明するのが一般的である。最近、電源コードを差し込んだ際に注意書きを音声で知らせる機能を搭載した技術も開示されている。加えて、大きな表示装置を備えて、取扱説明の内容を、前記表示装置に表示する技術も開示されている。
【0005】
これらの技術は、例えば、特開平11−215416号や特開2000−112487号の公開公報で開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
家電製品の型式や製造番号はメンテナンスの際には重要なキーとなるものであるが、これらのキーは機器の背面等の通常わかりにくい所に表記されているので、使用者はこれらの情報を簡単には得にくい。
【0007】
また、一般に設けられる家電製品のデモモードは、製造メーカが、その製品の特徴を説明するものであり、製造メーカで予め設定されており、販売店側にこれらのソフトを入力することができない。
【0008】
また、前記従来例によれば、家電製品の電源コードを差し込んで最初に電源を入れた際に、注意事項が音声で出力され、2回目以降の電源の操作では音声が出力されない。しかし、これら出力される音声は、一連の内容が連続的に出力されると推定され、使用者が確実にこれら出力される内容を認識しなくとも、出力される。
【0009】
そこで、本発明の第1の目的とするところは、家電製品が備えている大きな表示部や音声装置を有効に利用して、購入者が使用前に確実に注意事項などの情報を表示や音声出力によって認識でき、購入者がこの注意事項などの情報を認識して了解した後には表示や音声出力を省略する、家電製品を提供することにある。
【0010】
本発明の第2の目的とするところは、家電製品が備えている大きな表示部や音声装置を有効に利用して、販売店が任意のCMを用いて効果的な店頭デモを行うことのできる家電製品を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の特徴は、表示装置と、注意事項データベースを備えた記憶装置と、制御装置と、電源スイッチ及び了解スイッチを有する操作部とを備えた家庭用電気機器において、初期表示部と初期設定部を含む初期設定手段を備え、前記初期表示部は、前記注意事項データベースを複数の項目データで構成し、前記電源スイッチの押下後における前記了解スイッチの操作によって前記表示部に前記項目データを順次表示し、前記初期設定部は、前記項目データの最終表示に対応する前記了解スイッチの操作にともなって、前記電源スイッチの以後の操作時に前記注意事項の表示を行わないようにすることにある。
【0012】
本発明によれば、家電製品が備えている大きな表示部や音声装置を有効に利用して、購入者が使用前に確実に注意事項などの情報を認識できる、家電製品を提供することができる。
【0013】
本発明の他の特徴は、表示装置と、注意事項データベースを備えた記憶装置と、制御装置と、電源スイッチ及び了解スイッチを有する操作部とを備えた家庭用電気機器において、前記記憶装置に固定デモデータ記録エリアと追加デモデータ記録エリアを備えたデモモード記録エリアを備え、外部からこの記録エリアにデモモードを入力可能とし、前記デモデータの選択により、この選択されたデモデータを前記表示部に表示させ、または前記スピーカ部から音声出力させることにある。
【0014】
本発明によれば、家電製品が備えている大きな表示部や音声装置を有効に利用して、販売店が任意のCMを用いて効果的な店頭デモを行うことのできる家電製品を提供することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の表示装置を備えた家電製品及びその初期設定方法について、実施例を用いて説明する。なお、本発明の対象となる家電製品は、少なくとも、表示装置と、データベースを備えた記憶装置と、制御装置と、操作部とを備えているものとする。また、機器本体との間で通信可能、好ましくは非接触通信可能なデータ書き込み装置を介して、データベースを構成する情報を記憶装置に書き込むことができるものとする。
【0016】
図1で、本発明の基本概念を説明する。図1は、本発明における、家電製品の所有者10と、情報の設定時期20すなわち情報を記憶装置に書き込みあるいは選択設定する時期、設定・入力内容30すなわち記憶装置に情報を書き込みあるいは選択して設定する内容、及び効果40の相互の関係を示したものである。なお、図1は、本発明に直接関係する特徴的な情報についてのみその設定時期や内容を示しており、家電製品の制御、操作、取り扱い、保守等に関する全般的な情報については、ここでは省略する。
【0017】
また、この実施形態における記憶装置のデータベースは、少なくとも、その対象機器(家電製品)それぞれを特定するための型式や製造番号などからなる固有情報を記録する固有情報記録エリアと、予め製造メーカで定型的なデモ情報を格納する固定デモデータ記録エリアと、新たにデモデータを追加可能な追加デモデータ記録エリアと、機器の初期設定に関する事項のデータが記録される機器設定データベースと、注意事項データベースと、各種運転操作に関するガイド情報を提供する操作ガイドデータベースと、運転操作時のエラーに関する情報を提供するエラーガイドデータベースとを備えているものとする。さらに、前記注意事項データベースに対応した音声データベースとスピーカ部を備え、表示の際に関連する音声を発声させる。
【0018】
これらの情報は、入力した所有者あるいは他の所有者10が必要に応じて出力可能であり、また固有情報記録エリア以外の入力した内容を修正することができる。そして、これらの情報は、家電製品の所有者10が外部からデータ書き込み装置あるいは他の手段でこれらの記録エリアに各種情報を入力し、あるいはこれらのデーターベースを有する記録媒体を直接機器に組み込むようにする。
【0019】
以下、説明を簡単のために情報の書き込み装置の事例をもとに説明する。
一般的に、家電製品の所有者10は、製造メーカから販売店を経由して一般購入者に販売される。この実施の形態では、これら所有者10が順次変化する場面において、前記各種データベースに随時記録して、あるいは、記録された内容を引出して、各所有者に快適な環境での使用が可能となる。
【0020】
先ず、最初の段階の所有者10である製造メーカー12は、出荷時22に、他の情報に加えて、機器の型式、製造NO.等の情報32を記憶装置の固有情報記録エリアに書き込む。これにより、販売店や購入者は、製品固有の情報の入手42が容易になる。また、製造メーカー12は、固定デモデータ記録エリアに、製品の広告、PRに適したコマーシャルやデモの情報を入力する(図示略)。これらの情報は、販売店で利用される。
【0021】
また、販売店14では、店頭におけるデモの設定24すなわち、データ書き込み装置により外部から店頭広告に適した情報を追加デモデータ記録エリアに追加デモモードの入力を行うことができる。そして、固定デモデータ記録エリア及び追加デモデータ記録エリアの広告情報を編集し、販売店の名前、広告情報34を追加することができる。また、前記編集には、表示方法の設定、例えば表示時間や順序等の情報も含まれる。販売店14で、固定デモデータ記録エリアに、製品の広告、PRに適したコマーシャルやデモの情報もまとめて入力するようにしても良い。販売店では、固定デモデータ記録エリアや追加デモデータ記録エリアの情報を取り出し、これを表示部に表示させ、または音声出力させて、店頭でのコマーシャル44を行うことができる。例えば、新製品で大きく宣伝したい場合に、有効である。
【0022】
また、販売店14では、店内に通常の形態で展示してある各機器ごとに、その表示部を利用してデモを行うこともできる。これには、表示装置のついている製品そのものの割引価格、支払い方法等、各製品固有の情報が含まれる。これにより、顧客により適切な情報を提供でき、また、価格札を毎日取り替える必要がなくなる等の利点がある。
【0023】
また、販売店14では、通常、店頭展示でデモを行った家電製品が販売された場合、デモモードを通常の使用モードに変更する(35)販売時の設定25を行う必要がある。一般的には、隠しキーと言われる複数のキーを同時操作などして前記モードの変更35を行う。しかし、この実施の形態では、図6に示すフローにしたがって、デモモードが製品使用前の一連のフローの一部として位置つけているので、デモモードをしない梱包を解かない製品と同様に特に切り替える操作を行わないようにしている。これにより、販売店14の取扱性の向上45を図ることができる。
【0024】
次に、製品の購入者が、その製品の使用を開始する前に行う初期設定等の処理操作について、説明する。この操作は、購入者が単独であるいは販売員の助けを借りて行うものである。そして、この実施の形態では、使用者が購入して、この家電製品を使用する前に設定(26)する必要のある、あるいは、使用前にしておく必要のある情報を、使用前の一連の初期設定操作として簡単に行うことができる。この初期設定操作としては、安全性の確認情報と、製品の初期設定操作と、この製品の概略情報の入手を、視覚(表示画面の表示情報)を中心に、必要により音声(スピーからのガイダンス音声)を付加して行うことができる。
【0025】
先ず、製品の購入者が製品を家庭の所定の位置に設置し、製品の使用を開始するために電源を入れると、機器の表示画面には、選択画面(図7の[3])の後、一定時間経過すると、安全性の確認情報36が表示される。この確認情報36の表示では、重要な事項については、画面への表示と同時に音声出力を行っても良い。このような確認情報36は、従来、小冊子にまとめられた取り扱い説明書等の最初の部分に記載され、購入者の注意を促すようにしているが、わかりにくい場合も多い。この実施の形態では、対象製品の購入者が使用前に知っている必要のある重要な確認情報36を表示画面に順次表示させることにより、購入者の注意を喚起しやすくなり、製品の使用に当たっての安全に関する情報46が、確実に購入者に伝達される。
【0026】
機器の表示画面には、次に、機器の初期設定に関する情報37が表示される。この場合も、重要な事項やわかり難い事項については、表示画面への表示と同時に音声出力を行っても可能である。説明書を読むだけの場合よりも、表示画面を順次切り替える等の適切な表示が可能となり、購入者が初期設定を適切、円滑に行うのをサポートすることができ、メンテナンス性の向上47が期待できる。
【0027】
また、購入者が機器概要の説明を求める場合、その説明表示38を行い、これにより機器についての理解を深めて取扱性の向上48を図ることができる。
【0028】
さらに、注意事項データベースは、機器の取り扱いに関する注意事項のデータが複数の項目に分かれたデータベースとして構成されている。加えて、この実施の形態では、前記注意事項データベースに対応した音声データベースを備えている。この注意事項データは、製造メーカーが出荷時に記憶装置に書き込む。そして、購入者が購入後最初に電源スイッチを押下した時に、表示され了解スイッチの操作によって表示部に項目データを順次表示する。そして、注意事項データの最終表示に対応する了解スイッチの操作にともなって、電源スイッチの以後の操作時には、この注意事項の表示を行わないようにする。これにより、以後の使用においては、前記初期設定の操作を行うことなく通常の運転を行うことができる。
【0029】
このように、この実施の形態では、家電製品が製造メーカから販売店、購入者に順次移転する時期に対応して、多様な設定が可能であり、これにより多様な効果が得られる家庭用機器である。そして、この実施の形態では、最終的な製品の購入者が初期設定を行うことによって、以後の操作を通常使用する最適な操作環境に設定することができる。以下、この特徴を備えた代表的な家庭用機器を順次説明する。
【0030】
最初に、本発明の一実施形態に係る家庭用の洗濯機について説明する。
先ず、図2を参照して、電気洗濯機の概略構造を説明する。図2は上部前方よりみた電気洗濯機の外観斜視図である。図2において、100は本体洗濯機で、衣類の洗濯と脱水を1つの洗濯脱水槽で行う1槽式であり、洗濯脱水槽2を内設する筐体101と、筐体の上部を覆いその中央に衣類投入口201が配置されるトップカバー200と、衣類投入口201を覆う蓋体300とからその外観を構成している。筐体101は、主外装体と、この主外装体の前面を覆うように着脱可能に取り付けられるフロントパネル102と、筐体101の下部を構成するベース筐体103等で構成される。
【0031】
トップカバー200の前部には、LCD表示部203、SPボタン205、ガイドボタン206、電源ボタン207が設けられている。LCD表示部203には、詳細な数値表示のいらない複数のコース選択ボタンと簡単な状態表示部とからなるコースボタン群を配置している。400は、入力装置すなわちデータ書き込み装置であり、その送受信部410と洗濯機本体の送100受信部510との間で非接触通信がなされる。また、フロントパネル102には、スピーカー208が設けられている。
【0032】
図3に、LCD表示部203の外観及びセットアップ時の基本画面の例を示す。この実施の形態においては、各種セットアップやデモ、あるいはコースの設定などを行うLCD表示部203を、本体の上部前部に形成される配置面の中央に配置し、前記電源ボタン207を誤操作を軽減するために前記配置面の右端に配置し、使用頻度のあるSPボタン205とガイドボタン206を前記LCD表示部203の片側に隣接配置している。
【0033】
また、LCD表示画面210の各表示領域には、それぞれソフトキー212が対応している。つまり、この実施の形態では、前記LCD表示画面210を横長に形成し、この横長のLCD表示画面210の長手方向に平行となるように複数のキーからなる前記ソフトキー212を隣接配置し、右側に前記SPボタン205とガイドボタン206を配置することで、広い衣類投入口を得るために大きく形成することが困難な前記配置面を有効活用して、さらに液晶とボタンを多様に組み合わせることでボタンの数を必要最小限に止めて、操作性を損なうことなく、広い衣類投入口を実現している。
【0034】
更に、この実施の形態では、ソフトキー212をタッチパネルにせず、機械的なスイッチ構造とすることで、誤動作を軽減して操作性を向上させている。
【0035】
また、前記LCD表示画面210は、前記ソフトキー212に対応して左右方向に分割された表示を行うことを基本とし、この分割された各表示部分と前記ソフトキー212が対応するようになっている。
例えば、この実施の形態では、前記ソフトキー212を4個備えており、このソフトキー212に対応して図3に示す基本画面では、左右に4分割された表示を行う。即ち、左端のキーを主に画面遷移キーに使用する表示ボタンとし、その他のキーを前記表示ボタンで選択された機能における設定ボタンが割り当てられるとともに、この割り当てられた機能の状態表示をも行うようにしている。
【0036】
図3の画面210は、LCD表示部203のセットアップ時の基本画面の例を示している。この場合、ソフトキー212の一部は、後の図8などで説明するように、セットアップ時の表示事項との関係で、説明事項について購入者の理解、確認を得たことについて了解あるいは同意を得るための了解スイッチとしての機能を有する。そして、LCD表示部203の表示画面は、左右の分割表示を行うことなく横幅一杯の表示エリアを使うことにより、使用者が認識しやすいガイダンス表示を可能にしている。もちろん、ソフトキー212との関係で、ガイダンスにともなう複数の操作が必要な場合は、分割表示を行うようにする。
【0037】
もし、図3の画面210として、後の図13などで説明する洗濯スタート前の基本画面(メニュー画面)が表示された場合には、左端の表示ボタン(ソフトキー212の左端ボタン)を押下することで、行程へ移行させることができ、その右側の設定ボタン(ソフトキー212の右側3個)はコース選択キー、予約選択キー、風呂水給水選択キーが設定される。この設定ボタンがどのような機能を備えているかを明確にするために、この実施の形態では、分割された部分の下辺に機能を表すタグを表示し、隣接する設定ボタンの機能が分かるようにしている。
【0038】
また、この実施の形態では、前記タグの上部に現在の設定状態を関連付けて表示している。例えば、図13の洗濯スタート前の基本画面では、コースが「標準」、予約が「なし」、風呂水が「すすぎ2まで」であることを示している。なお、場合によっては、前記設定ボタンを使用しないケースもあるので、前記設定ボタンが設定されていない場合は、タグを表示させないようにしている。
【0039】
図4に示すように、洗濯機本体100の制御装置500は、操作部502、LCD表示部504(=LCD画面210)、制御部506、アプリケーションや音声データ等を記録保持するRAMやROM等の記憶部508、および送受信部510を備えている。また、音声出力部512(=スピーカー208)、モーター等の駆動部514、各種センサー516、タイマー518及び電源520がある。
【0040】
記憶装置(記憶部508)のデータベースは、少なくとも、前記固有情報記録エリア、前記固定デモデータ記録エリア、前記追加デモデータ記録エリア、前記機器設定データベース、及び前記注意事項データベースを備えており、更に、各種運転操作に関するガイド情報を提供する前記操作ガイドデータベース、及び運転操作時のエラーに関する情報を提供する前記エラーガイドデータベースを備えているものとする。
記憶装置(記憶部508)の固有情報記録エリアには、製造メーカーが出荷時に、機器の型式、製造NO.等の情報を機器の記憶装置に書き込む。これにより、末端の販売店や購入者は、製品固有の情報の入手が容易になる。固定デモデータ記録エリアには、製造メーカーや上位の販売店が、製品に適したコマーシャルやデモの情報を入力する。また、販売店では、外部から追加デモデータ記録エリアに追加デモモードを入力する。これには、販売店固有の割引価格等の情報も含まれる。販売店では、固定デモデータ記録エリアや追加デモデータ記録エリアの情報を取り出し、これを表示部に表示させ、または音声出力させる。また、機器設定データベースには、機器の初期設定に関する事項のデータが記録される。さらに、注意事項データベースは、機器の取り扱いに関する注意事項のデータが複数の項目に分かれたデータベースとして構成されている。さらに、前記注意事項データベースに対応した音声データベースを備えている。この注意事項データは、製造メーカーが出荷時に記憶装置に書き込む。
【0041】
データ書き込み装置400には、操作部402、LCD表示部404、制御部406、アプリケーションやデータを記録保持する記憶部408、および送受信部410を備えている。
【0042】
このデータ書き込み装置400は、洗濯機本体100の制御装置500の記憶部508にアプリケーションや音声データ等を書き込むための手段である。データ書き込み装置400は、洗濯機の製造過程で、あるいは販売店で、洗濯機本体100のRAMやROM等の記憶部に必要な情報を書き込むのに用いられる。
【0043】
また、顧客納入時に、販売員が洗濯機の初期設定を行う時やサービス、メンテナンス時のデータ更新に使用してもよい。例えば、洗濯機本体100の制御装置500の記憶容量や表示能力には限りがあるので、顧客の使用形態等を考慮して、データ書き込み装置400にあらかじめ用意された複数のガイド、報知モードの中から適切なものを選んで、洗濯機本体100の制御装置500に入力するようにしてもよい。
【0044】
図5は,故障とエラーの報知システムを示す図である。この報知システムは、故障とエラーに関してROMまたはRAM等の記憶部508上に、信号n1,n2−−に対応するエラーコード、エラー表示データ、エラー音声データ等のデーターベース530を持っている。センサーn1〜nからの信号の組み合わせに応じて、CPUで実行される報知プログラムはエラー内容を判断し、表示部404や音声出力部としてのスピーカー208に出力する。音声データとして重複するものは共通化を図ることにより、メモリーを効率よく利用することができる。
【0045】
これによると、音声ガイダンスボタン206を押すと、LCD画面210に表示されている内容について音声で発話する。
【0046】
さらに、各センサーから得られる異常信号は、緊急異常信号とその他の異常信号に分けて設定され、緊急異常信号の場合は、表示と音声を同時に出力するようにする。
【0047】
このように、本発明によれば、画面状態の遷移概念ツリーで各種のガイダンスがツリー構造で出力される画像データと、この画像データにリンクして抽出可能な音声データとを記録装置に備えている。そして、所定の画像データが表示部に表示された状態で、音声ボタン(おしえてボタン)を押下することで、この所定の画像データにリンクした音声データを発声するように構成されている。
【0048】
また、各画像データにリンクした音声データがあれば、この画像データの所定の位置に音声データがある旨のマークを表示するように構成されている。
【0049】
コースの選択、設定、予約、注意事項に関しても、各画面ごとのコード番号と共に、ガイド表示データ、ガイド音声データ等の関係をガイドデータとしてデーターベース化し、記憶装置に保持しておくことにより、適切なガイド手段を構成することができる。
【0050】
次に図6〜図8により、販売店や製品の購入者が、新しい洗濯機を所定位置に配置し電源を入れた後に行うデモ表示や初期設定等の処理操作について、説明する。
【0051】
図6において、この実施の形態では、購入者がセットアップを行ってこれらの内容について確認(同意)し、ステップ1122の確認(「同意」)されたことが保存されないと、通常は図7[3]に示す選択画面を表示する。この選択画面では、固定デモデータ記録エリア及び追加デモデータ記録エリアに予め設定されたデモモードを選択することができる。例えば、この実施の形態では、店頭デモ1と店頭デモ2と販売店デモ1の3つのデモモードがタグ形式で表示され、このデモモードに対応するソフトキーを操作選択することにより、これらのデモモードを実行することができる。
【0052】
図6に戻り、この実施の形態では、新たな情報の追加を受付けるために、洗濯機の電源がいれられるとデータの書き込み要求があるか否かを監視し、書き込み要求があれば、この更新データを受付ける。例えば、洗濯機の電源を入れた(S1100)後に、販売店で、店頭におけるデモのために追加デモデータを洗濯機の記憶装置に書き込む必要がある場合(S1102)、データ書き込み装置により外部から店頭広告に適した新たな情報(追加デモモード)を、追加デモデータ記録エリアに入力する。これには、販売店の名前、広告情報等が含まれる。また、表示方法の設定、例えば表示時間や順序等の情報も含まれる。
【0053】
洗濯機は前記更新データが転送されたかを確認し(S1126)、確認されれば、保持データの表示を行って(S1134)、一定時間経過すると電源をOFFする(S1136)。更新された保持データは、図8(5)の画面のように表示され、確認できる(S1134、S1136)。例えば、図8(5)の画面では店頭デモ1が2000年2月1日に更新され、次に販売店デモ1、更に店頭デモ2が最新に更新されたことを示している。これらのデモの内容は「次へ」の操作で確認することができる。これにより、販売店では、洗濯機の販売計画に沿って、これらの固定デモデータ記録エリア及び追加デモデータ記録エリアの広告情報を、適宜編集することができる。
【0054】
また、ステップ1102において、転送要求があったものの、ステップ1126において、更新データの転送が確認されず、この状態が一定時間経過すると、洗濯機は再度のセットアップの指示があったとして、ステップ114のセットアップの操作を再度実行する。これにより、使用者が再度セットアップしたい場合に対応することができる。
【0055】
次に、この実施の形態では、洗濯機の電源が入れた後、書き込み要求がないとセットアップが行われたかを判断する(1104)セットアップが行われていれば以後のステップを省略して、前記したように、使用時のメニュー画面を表示し、セットアップが行われていなければ前記図7(3)の選択画面を表示する。この選択画面では、デモモードの指示かあるか否か(S1108)、固有情報の表示要求があるか否か(S1110)を監視し、電源が投入されてからの一定時間が経過(S1112)すると、セットアップの一連の作業に移行する。これにより、購入者または販売員は、電源を投入して所定時間経過することにより、セットアップ作業に移行することができるので、面倒な切り替え作業を行うことがいらない。なお、前記図7(3)の選択画面などにセットアップタグを表示させて、これを選択することによりセットアップに移行するようにしてもよい。
【0056】
また、この実施の形態では、図7(3)の選択画面でデモモードの指示を行うと(図6の1108)、デモ内容選択・実行(4)(S1130)で選択されたデモの実行あるいは更なる下位階層での選択画面に移行してその選択により当該デモを実行して、一定の時間、例えば、販売店の営業時間などの設定された一定時間経過後電源OFFされる。
【0057】
図7(4)は、店頭デモ開始画面例の1つを示したものであり、この例では、製造メーカーが予め格納する製品紹介デモであり、最初に「全自動洗濯機(型式)のご紹介」のガイダンスを表示させて、その後、この製品の特徴をテキスト文字や静止画、あるいは動画などを順次表示させるようにしている。もちろん、音声やバックミュージックを表示に合わせて流すこともできる。更に、この説明に合わせて、所定の運転や表示を行うようにしてもよい。
【0058】
また、図8(4’)は販売店で入力したデモ画面例を示している。この例では、販売店の名前を製品の表示画面に表示させることができる。同様に、この製品の価格や販売店のお勧め情報などを表示または音声を含めて行うことができる。ここで、この画面例では、表示画面に文字を固定表示させているが、文字数が多くて表示しきれない場合や、店頭効果を得るために、文字を左右、あるいは上下に流れるように設定することができる。
【0059】
また、この実施の形態では、図7(3)の選択画面で「他は次ぎへ」を選択して図示しない次画面を選択して、その次画面で固有情報の表示要求を指示することができる(S1110)。洗濯機は、前記選択がなされると、例えば、図8(6)に示す固有情報表示画面を表示する(S1138)。この固有情報表示では、型式と製造番号と製造年月日が表示される。そして、この表示画面は一定時間後電源OFFされる。
【0060】
次に、セットアップについて説明する。洗濯機の購入者がその洗濯機を所定の位置に設置し、セットアップの処理を行う場合、洗濯機の電源を投入して一定時間待つことで、洗濯機の表示画面には、図7の(1)に示したように、「ご使用になる前の準備を始めます」などの使用時セットアップ画面が表示される(S1114)。
【0061】
次に、図8の(7)に示したような使用上の注意事項が同意事項表示画面として、順次表示される(S1116、S1118)。重要な事項については、画面への表示と同時に音声出力を行っても良い。そして、図8の(8)に示したような各注意事項面の内容に同意を求める同意事項表示画が、表示される(S1120)。これらの表示は、洗濯機の購入者が注意事項を理解し、同意するまで繰り返される(S1114〜S1124)。同意が得られ、了解スイッチすなわち「同意する」に対応するソフトキー212が押された場合、そのことを洗濯機の記憶装置に保持し、次の設定モードに移ることができる(S1122)。
【0062】
例えば、この実施の形態では、図7の(1)の画面例の後に、この製品を使用するにあたり是非とも確認してもらう必要のある情報を順次表示する。図8の(7)では、使用者が「絶対に分解したり修理・改造しない」、あるいは、「交流100Vのコンセントに接続ください」「電源プラグを手で引き抜かないでください」、「アース線に取りつけてください」「湿気の多い場所に置かないでください」「回転中の槽に手を入れないでください」「引火物の取り扱い」等の「設置ついて」「安全に使っていただくために」「修理について」に関する情報が表示される。そして、この図8の(7)では、戻るを操作することにより、1つ前の画面に戻り、次ぎへの操作により次ぎの画面に遷移させることができる。
【0063】
また、この実施の形態では、前記幾つかの注意事項の表示が完了すると最後に図8の(8)の同意事項最終画面が表示される。この画面では、「上記内容を読んだ上で同意しますか?」との注意事項の確認要求が出される。これに対し、同意する操作をすれば、次ぎの初期設定や概略構造の説明のステップを表示させることができる。また、同意しないを選択することにより図6の注意表示再表示選択(S1124)のステップに移り、図示しない前の画面へ戻るための表示画面を表示させることができる。これにより、使用者は、見忘れた、見逃した情報を再表示して重要な情報を確実に把握することができる。
【0064】
このように、この実施の形態では、使用する前に理解する必要のある情報を表示させて、これを確認しないと、通常の操作ができないので、製造メーカーから使用者への情報伝達がスムーズとなる。また、この表示方式によれば、1個、1個の情報を、表示画面に表示して、それぞれを、順次確認する方式としているので、情報伝達が確実となる。更に、この洗濯機では、通常、販売店(設置業者)が製品を届けて、これを設置する。この際に、購入者がセットアップする際に説明を求められた際に、この順次表示される内容に基づいて販売店の人が説明できるので、説明の抜けなどを軽減することができる。
【0065】
また、この実施の形態では、特に重要な注意事項について、最後に同意を求めてセットアップを完了し、その後の初期設定や概略構造の説明については、同様な表示方法で順次表示するものの、同意を求めないこととしているが、これに限定するものではない。安全性の向上のために是非とも認識している必要のある情報や各種の設定を、前記セットアップ内に設けることにより、更なる安全性の向上が図られる。
【0066】
次に、図9〜図14により、初期設定後の通常の洗濯機使用状態に関する、構成及び動作を説明する。
【0067】
まず、図9は、洗濯機のLCD表示部504(=LCD画面210)における画面状態の遷移概念ツリーである。通常の使用状態で、洗濯機の電源を入れることにより最初に表示される基本画面600は、コースの選択、予約、お湯取に関するものであり、その下位の画面として、前記左端の表示ボタンを押下することで、次の洗い、すすぎ、脱水の画面610が表示される。さらに、その下に、オプション画面620として、ガイド、設定、ご注意の各画面がある。オプション画面のガイド画面622では、コースの説明、上手なお洗濯、お手入れの各画面を選択できる。設定画面630では、モード、音量、終了音を設定できる。ご注意の画面632では、取扱説明書に記載の注意事項を表示する。運転開始に伴い表示される運転画面602は、コース、行程に関するものである。エラーが発生した場合、エラー表示画面604にエラー内容が表示され、ボタンを押すとエラー復旧方法の画面608となり、エラーの復旧方法が表示される。洗濯などのコースが終了すると、終了表示の画面606となり、使用時間や消費電力量が表示される。
【0068】
次に、図10〜図14により、この実施の形態における洗濯操作を説明する。図10は、洗濯行程のスタート前における処理を示すフローチャートである。この実施の形態では、洗濯機の電源ボタン207を押下すると(S1000)、図13の(1)に示す基本画面が表示される(S1002)。基本画面では、ソフトキーにより「行程」、「コース」、「予約」、「お湯取」の処理操作を行うことができる。基本画面には、前回実行した洗濯コースを参照した内容が表示され、特に指示しなければ、マイコンに記録されている前回実行した洗濯コースが設定される。ここで、「行程」ボタンに関しては、その上部分に、「音声ガイダンス」を示すプロンプタが点灯するので、使用者は、必要に応じてガイドボタン206を押すことにより、「行程」に関してより詳細な「音声ガイダンス」を得ることができる。
【0069】
すなわち、音声ガイダンスボタンン206を押すと、画面に表示されている内容に関して音声で発話するので、表示仕切れない内容を音声で聞くことができる。したがって、家電製品のように大きな表示装置を配置することが困難な製品においては有効である。更に、操作がなれた人には、詳細な表示が煩わしい場合があるが、この実施の形態では、操作に馴れた人は表示のみで、馴れていない人は音声で補足的な内容を知ることができる。また、ガイダンスを聞ける場合は、表示に音声ガイダンスが聞けることを示すプロンプタを点滅させるので、操作に対する不満を解消することができる。音声ガイダンス発声の際、ガイダンスの内容の前に、音声の始まりを表す音が挿入されているので、聞き逃すのを軽減できる。
【0070】
音声ガイダンスは、長すぎると聞き取りにくいため、内容の示す意味の区切りを考慮して複数回に分けて聞けるようにする。例えば、長いものは分割し、一発話を15秒以下にする。音声ガイダンスに続きがある場合には、その存在を表すために音声により案内するとともに、表示においてプロンプタが点滅し、続きがあることを知らせる。一つの項目に関して音声ガイダンスが終了した場合には、音声によりその旨を伝え、かつ、表示におけるプロンプテタも点灯に変わる。音声ガイダンスが終了した後にもう一度聞きたい場合は、「教えてボタン」をもう一度押す。音声補助モードでは、選択押し下げされたボタン内容を復唱する。
【0071】
図13、図14は、各種の表示内容を示している。図13中、(3)図は、オプション画面、(4)は各種ガイド画面、(5)図から(8)図及び図14(16)は詳細なガイドまたはオプション画面であり、(5)図が節水ガイド、(6)図は洗剤ガイド、(7)メンテナンスガイド、(8)図は音声設定画面、図14(16)図は累計時間設定画面である。
【0072】
ここで「行程」ボタンに関しては、その上部分に「音声ガイダンス」を示すプロンプタがある。使用者は、このプロンプタの有無により、その処理に関してより詳細な「音声ガイダンス」があることを知ることができる。
【0073】
このように、この実施の形態では、小さなLCD表示画面210と、少ないソフトキー212を組合せることにより、多様な操作の設定と、多様な情報を表すことができる。
【0074】
そして、スタートボタン(SPボタン205)が押されると(S1004)、図14の(10)の運転開始画面が表示される(S1006)。そして、前回設定されていた内容で運転が開始される。例えば、図14(10)の画面では、前回行った「お湯取すすぎ1」「洗い12分」「すすぎ注水2」「脱水5分」の標準コースが水量68Lで実行されることを示している。
【0075】
もし、設定を変更する場合は、設定ボタン(ソフトキー212の右側3個)の押し下げがある場合、設定値の保存処理がなされる(S1008、S1010)。そして、設定に伴う画面表示として、図13の(1)(2)がなされるとともに、音声によるフィードバックがなされる(S1012)。また、表示ボタン(ソフトキー212の左端個)の押し下げがあった場合(S1014)、画面表示の更新と、音声によるフィードバックがなされる(S1016)。以下、同様の処理を繰り返し、スタートボタン(SPボタン205)が押し下げられることで更新された設定内容で運転を開始する。
【0076】
なお、スタートボタン(SPボタン205)によりの押し下げが一定時間ないときは、電源をオフにする(S1018、S1020)。更に、この実施の形態では、スタートボタン(SPボタン205)が押し下げられて運転を行っている最中でも、一時停止ボタン(SPボタン205)が押されることで、運転内容を更新することができる。そして、この更新された設定内容はスタートボタン(SPボタン205)を再度押し下げられることで実行される。
【0077】
次に、図11により、洗濯行程スタート後における処理のフローチャートを示す。スタート一時停止ボタン(以下SPボタン)が押し下げられると(S1046)、布量、布質のセンシング処理がなされる(S1042)。次に、音声補助モードの設定を行うと(S1046)、設定されたコース内容が音声により復唱される(S1048)。次に、洗濯内容(図14の(10))が表示される(S1050)。SPボタン押し下げ後、一定時間経過すると(S1052)、図14の(11)の洗剤量画面が3秒間表示される(S1054、56)。その後SPボタンの押し下げが無かった(S1058)、設定変更画面を表示し、蓋閉画面を表示する(S1060、S1062)。蓋が閉じていれば、洗い蓋閉画面(図14の(12))が表示される。以下、洗い行程が終了するまで、同様の処理を繰り返す(S1064、S1066)。蓋が開いていれば、洗い蓋開画面を表示し(S1068)、洗剤量表示の指示があれば、洗剤量表示画面の処理に戻る(S1070)。もし、する。洗剤量表示の指示がなければ、SPボタンの押し下げの有無を確認する(S1072)。SPボタンの押し下げが無ければ、SPボタンの押し下げの処理(S1058)に戻る。有れば、一時停止し、エラー表示を行う(S1074)。ステップ1058でSPボタンの押し下げがあれば、設定変更画面を表示し(S1076)、設定入力処理を行い(S1078)、SPボタンが押されたことを検知して終了と判断し、一定時間経過後運転を停止する(S1080〜S1084)。
【0078】
次に、エラー発生時における処理のフローを図12で説明する。図4に示す各種センサ516を介してエラーが発生すると、制御部506は、各種センサ516から発信される信号からエラーコードと表示データを呼び出し、図14の(14)(15)に示すようなエラー画面を表示する(S1200,S1202)。例えば、(14)図は風呂水についてのエラー表示を示している。(14)図では、エラがエラーコード「E6」で、その内容が「風呂水を正しく給水しません」であることを示している。そして、エラーコード「E6」の下部に次ぎへのタグが表示され、表示ボタン(ソフトキー212の左端ボタン)を押下することで、次のガイダンスがあることを示している。この表示ボタンを押下すると、(15)図のようなガイダンスが表示される。この(15)図もまたタグが表示されるので、更にガイダンスがあることを示している。
【0079】
もし、画面に音声マークがあり、音声ガイダンスボタンの押し下げがあれば、音声ガイダンスの発声処理を行う(S1204,S1206)。さらに、表示ボタン(ソフトキーの左端ボタン)の押し下げがあれば(S1208)、表示内容の更新処理(図14の(15))を行う(S1210)。一定時間経過するまで、この処理を繰り返し、一定時間経過前にSPボタンの押し下げがあれば、運転を再開し、無ければ、電源をオフにする(S1208〜S1218)。
【0080】
本発明によれば、各種のガイダンス情報やセンサーで検知した異常情報を液晶表示部に表示し、この表示内容に関連して記録される音声データから、必要により音声データを出力させて良好な操作環境を得るようにしている。すなわち、各種のガイダンスが、図9に示したようなツリー構造で出力される画像データと、この画像データにリンクして抽出可能な音声データとを記録装置に備えている。そして、所定の画像データが表示部に表示された状態で、使用者が音声ガイダンスボタン(おしえてボタン)を押下することで、この所定の画像データにリンクした音声データを発声するようにする。洗濯機の操作に関して、使用者は視覚的と音声を必要に応じて使い分けることができる。従って、使用者にとって良好な操作性を提供することができる。
【0081】
次に、本発明を家庭用の掃除機に適用した例について、説明する。図15は、本発明を掃除機に適用した実施例である。700は掃除機本体、720は置き台兼充電台、740はデータ書き込み装置である。掃除機本体700は、本体部702と、吸い込み口703と、延長管704と、ホース705を備えている。本体702は、操作表示部706、送受信部707、スピーカー708を備えている。また、吸い込み口703の上端に設けられた手元ハンドル部710には、操作表示部711、送受信部712、スピーカー713が設けられている。置き台兼充電台720には、掃除機本体700の本体部702を保持する凹部721、操作表示部722、送受信部723が設けられている。また、この実施の形態では、置き台兼充電台720は、データ変換装置を有する送受信部725とケーブル724を介してテレビなどの表示装置726を接続されている。データ書き込み装置740は、例えばノートパソコンやより小型のモバイルコンピュータなどの本体部741と、送受信部742によって構成される。
【0082】
図16に示すように、掃除機本体700は、制御部750、ROM751やRAM752などの記憶部、各種センサー753、ファンモーター駆動部754、アンプ付スピーカー755、LCD等の表示部756、タイマー757、送受信部758、電源部759を備えている。制御部750はマイクロコンピュータのCPUとOSやアプリケーションなどのプログラムにより実現される。
【0083】
掃除機の記憶部のデータベースは、少なくとも、固有情報記録エリア、固定デモデータ記録エリア、追加デモデータ記録エリア、掃除機設定データベース、及び注意事項データベースを備えており、各種運転操作に関するガイド情報を提供する操作ガイドデータベース、及び運転操作時のエラーに関する情報を提供するエラーガイドデータベースを備えている。記憶部の固有情報記録エリアには、製造メーカーが出荷時に、掃除機の型式、製造NO.等の情報を掃除機の記憶部に書き込む。これにより、末端の販売店や購入者は、その掃除機固有の情報の入手が容易になる。
【0084】
次に、固定デモデータ記録エリアには、製造メーカーや上位の販売店が、製品に適したコマーシャルやデモの情報を入力する。また、販売店では、外部から追加デモデータ記録エリアに追加デモモードを入力する。これには、販売店固有の割引価格等の情報も含まれる。販売店では、固定デモデータ記録エリアや追加デモデータ記録エリアの情報を取り出し、これを表示部に表示させ、または音声出力させる。また、機器設定データベースには、掃除機の初期設定に関する事項のデータが記録される。さらに、注意事項データベースは、掃除機の取り扱いに関する注意事項のデータが複数の項目に分かれたデータベースとして構成されている。さらに、前記注意事項データベースに対応した音声データベースを備えている。この注意事項データは、製造メーカーが出荷時に記憶部に書き込む。
【0085】
手元ハンドル7部710,置き台兼充電台720及びデータ書き込み装置740も同様の構成を備えている。送受信部725のデータ変換装置727は、マイクロコンピュータのCPUとメモリーやOS、アプリケーションなどのプログラムにより実現される。
【0086】
掃除機本体700は、手元ハンドル7部710,置き台兼充電台720、送受信部725のデータ変換装置727、及びデータ書き込み装置740と、それぞれ非接触の通信が可能に構成されている。
【0087】
この実施の形態の掃除機は、前記掃除機本体700と吸い込み口703に電源(電池)759を備えることで、家庭内配線から電源コードを介して接続することなくコードレスで動作させることができる。このため、この実施の形態では、前記掃除機本体700に充電を行うために置き台兼充電台720を設けている。この置き台兼充電台720にセットする場合は、掃除機本体700を背面を床面に設置する姿勢とし、この掃除機本体700に延長管704を背負うように取り付けて、前記置き台兼充電台720にセットする。即ち、掃除機は、置き台兼充電台720の後方に掃除機本体700の上面を手前にする縦姿勢で設置し、その前部に吸い込み口703が設置される姿勢でセットさせる。
【0088】
そして、この実施の形態では、手元ハンドル部710と掃除機本体700と置き台兼充電台720に操作表示部711、706,722が設けられる。ここで、前記手元ハンドル部710の操作表示部711には通常の運転で確認が必要な情報やエラーの表示や音声を行い、各種のガイダンスやメンテナンス情報を他の操作表示部706,722で表示または音声で行うようにしている。この実施の形態では、充電式を採用しているため、大きな表示が設けられる置き台兼充電台720に操作表示部722を設け、この操作表示部722に各種のガイダンスやメンテナンス情報を表示するようにする。更に、この実施の形態では、掃除機本体700に操作表示部706を設けることで、置き台兼充電台720から離れた位置でも各種のメンテナンスやガイダンス情報を知ることができる。更に加えて、この実施の形態では、前記置き台兼充電台720を介して、テレビ726と接続することで、各種の設定やガイダンスを大きな画面を介して設定したり知ることができる。
【0089】
なお、この実施の形態では充電式を採用しているために置き台兼充電台720を採用しているが、通常の家庭内配線を介して電源供給を受ける掃除機においては、前記掃除機本体700の操作表示部756を介して各種のメンテナンスや設定を行えばよい。更にテレビ726と接続する場合は、この掃除機本体700とデータ変換装置727と接続すればよい。
【0090】
図17に示すように、手元ハンドル部710の表示部711は、タッチパネル機能を備えた液晶表示装置であり、メッセージ表示部714.強、中、弱や切/チェックボタン等のソフトキー716、おしえてボタン718を有している。この構造を備えることにより、この実施の形態では、前記表示部711を反転させることができる。図15に示すように清掃している状態では使用者からみてソフトキー716が手前(上方位置)となるように表示し、前記置き台兼充電台720に設置したスタンバイ状態では、前記ソフトキー716が下方となるように画面を反転させることができる。この反転する方法としては、前記手元ハンドル部710に図示しない画面反転スイッチを設けたりすることでもよういが、この実施の形態では掃除機本体700と置き台兼充電台720の接続部に接続した状態で反転するスイッチを設けることで、前記清掃状態とスタンバイ状態での画面を反転させることができる。
【0091】
また、この実施の形態では、表示部711全体を反転表示させる構造としているが、メッセージ表示部714以外を機械的なスイッチとし、メッセージ表示部714のみを液晶表示部として反転表示させるようにしてもよい。
【0092】
掃除機の実施例においても、図5で説明したような故障とエラーの報知システムを有している。また、LCD表示部は、図9で説明したような画面状態の遷移ツリー構造を有する。
【0093】
次に図18〜図19により、販売店や製品の購入者が、新しい掃除機を所定位置に配置し電源を入れた後に行うデモ表示や初期設定等の処理操作について、説明する。ここで、図18のフローにおいて、セットアップ表示(1)の前に、図6のステップ1102及びステップ1104を省略して示している。
【0094】
図18において、掃除機の電源を入れた(S1400)後に、販売店で、店頭におけるデモのために追加デモデータを掃除機の記憶装置に書き込む必要がある場合には、データ書き込み装置により外部から店頭広告に適した新たな情報(追加デモモード)を、追加デモデータ記録エリアに入力する。これには、販売店の名前、広告情報等が含まれる。また、表示方法の設定、例えば表示時間や順序等の情報も含まれる。販売店では、掃除機の販売計画に沿って、これらの固定デモデータ記録エリア及び追加デモデータ記録エリアの広告情報を、適宜編集する。
【0095】
セットアップ時、すなわち最初の使用時に掃除機の電源を入れた後、通常(データ書き込み装置を接続しない)は図17の(a)の使用時セットアップ画面711が表示装置に表示される。この状態から、次ぎへの操作により図示しないデモモード指示と固有情報の要求の選択画面が表示される。この選択画面でモードの指示(S1404)または固有情報の要求(S1410)を選定できる。
【0096】
例えば、デモモードの指示を行えば、図19(3)の上段の表示がなされて、「OK」操作の確認のもとに、その下段のデモモードの内容を選択画面が表示される。この実施例では、デモ1、2の2つのモードを選択できる(S1406)。この1つのモードが選択されると、その内容が表示画面に表示される(S1408)。例えば、図19の(4)に1つのデモモードである製品紹介モードの最初の画面を示している。このデモモ―ドは一定時間行われ、その後電OFFする。なお、デモモードを途中で中止する場合は前記ソフトキー716の切を2度押しすることで中止することができる。
【0097】
また、例えば、前記選択画面で固有情報の提示が求められた場合には(S1410)、その掃除機固有の情報の画面が表示装置に一定時間表示される(S1412、S1414)。
【0098】
さて、このようなデモデータを備えた掃除機であっても、広い店頭では、その小さな操作表示部では効果のあるデモ表示が望めないケースがある。このような場合は、前記充電台721または掃除機本体702と大きな表示装置726とを表示装置側送受信部725を介して接続することで、前記大きな表示装置626の表示画面部に効果のあるデモ表示が可能となる。これにより、デモ効果を大きく向上することができる。
【0099】
次ぎに、購入者のセットアップについて説明する。この実施の形態では、前記した図示しないデモモード指示と固有情報の要求の選択画面を表示した後、電源投入から一定時間経過する(S1416)と、掃除機の表示画面には、図19の(7)に示したような使用上の注意事項が同意事項表示画面として、順次表示される(S1418、S1420)。この際、電源投入から一定時間をカウントする変わりに、前記選択画面に購入者セットアップボタンを設けてステップ1418に進むようにしてもよい。前記重要な事項については、画面への表示と同時に音声出力を行っても良い。そして、図19の(8)に示したような各注意事項面の内容に同意を求める同意事項表示画が、表示される(S1422)。これらの表示は、掃除機の購入者が注意事項を理解し、同意するまで繰り返される(S1404〜S1422)。同意が得られ、了解スイッチすなわち「同意する」に対応するソフトキー212が押された場合、そのことを掃除機の記憶部に保持し(S1424)、次の設定モードに移る(S1426)。この実施の形態もまた、掃除機の記憶部に同意の内容が保持されると、以後の操作で電源が投入されると、この図18で省略された図6のステップ1104のステップにおいて、セットアップ済みと判断され、電源投入されるとステップ1426からフローが実行される。
【0100】
また、使用上の注意事項として、図19(7)に「分解・修理・改造しない」などの前記洗濯機と同様な注意事項が順次表示される。しかし、家電製品においては、共通する注意事項、例えば、先の「分解・修理・改造しない」や「電源プラグの取り扱い」「設置保管場所(湿気)」「引火物」などがあるが、製品特有のものもある。例えば、この掃除機においては「引火物の吸引禁止」などが盛り込まれている。更に、この実施の形態も前記洗濯機と同様に、戻ると次ぎへの操作で表示画面を進めたり戻したりすることができ、更に、同意しない場合は、所定の表示画面から見なおすことができる。
【0101】
次に、図20〜図24により、初期設定後の通常の掃除機使用状態に関する、構成及び動作を説明する。
【0102】
図20で、掃除行程のスタート前のチェック表示の処理のフローを説明する。ソフトキー716の切/チェックボタンが押し下げられ(S1600)、スタンバイ状態であれば液晶表示を上下反転させて表示する(S1604)。スタンバイ状態で無い、たとえば使用中であれば、液晶表示を正立位置で表示する(S1606)。すなわち、スタンバイ状態か否かによって、スタンバイ状態では表示を上下反転し、動作状態では液晶の表示方向を正立位置とする。
【0103】
次に、図21で掃除行程のスタート後の処理のフローを説明する。運転ボタンが押し下げられたとき(S1700)、設定されたコースを表示し(S1702)、運転時間のカウントを開始する(S1704)。さらに、センサーによりパワー制御を行う(S1706)。電池容量が十分に無いときは、モーターのパワーを低下させ、充電促進メッセージ及び残り時間を表示し(図23)、かつ、それらの内容についての音声による発声も行う(S1708〜S1712)。この表示に従って運転停止の指示がされた時は運転を停止させる(S1708〜S1716)。運転停止の指示がされない場合は、電池容量のある限り運転後、運転を停止する(S1718)。
【0104】
一方、電池容量が十分にある時は電池容量を表示し(S1720)、センサーにより検知したフィルターの容量を表示する(S1722)。次に、フィルター交換が必要か判断し(S1724)、必要な場合には、モーターのパワーを低下させ(S1726)、フィルター交換の促進メッセージを表示し(図24)、経過日数表示を行い、かつ、それらの内容についての音声による発声も行う(S1728)。この表示に従って運転停止の指示がされた時は運転を停止させる(S1732)。運転停止の指示がされない場合は、前記表示を続ける。フィルター交換が必要で無い場合には、おしえてボタンが押し下げられたか判断し、押し下げられている場合にはモーターのパワーを低下させ(S1736)、運転状態を音声で発声し(S1738)、モーターパワーを復帰させる(S1740)。そして、運転停止したかを判断し、停止でない場合には、最初の処理に戻る。運転停止の指示が出ている場合には、運転を停止し、スタンバイ状態の表示を行う(S1746)。
【0105】
このように、この実施の形態では、センサーを介してメンテナンス情報を表示したり発声したりする場合や、おしえてボタンが押下された場合には、モータパワーを一時的に低くするようにしている。これにより、利用者にエラーが発生したことを認識させることができるとともに、運転音を下げることで発声音を聞き取りやすくしている。
【0106】
次に、図22で,掃除機行程スタート後にエラーメッセージを表示する処理のフローを説明する。運転ボタンが押し下げられると(S1800)、内部に異常があるかチェックし(S1802)、異常ありの場合、運転を停止するとともに、エラー表示を行い、かつ、ブザー音を発声する。これにより、利用者はいち早く異常を確認することができる。そして、このフローを運転の再開まで続ける(S1804、S1810)。ここで、この実施の形態では、掃除機は、稼動中の騒音が他の家電品に比べて大きいため、この実施の形態では、運転を停止することにより、ブザー音を聞き取り易くしてエラーの発生をいち早く知らせるようにしている。
【0107】
運転の再開後は、再度、内部に異常あるかのチェックに戻る。内部異常の無い場合、通常運転を行う(S1812)。この処理を運転停止まで繰り返し、運転停止指示に伴って、切/チェックボタンを押し下げられると、運転を停止する(S1818)。
【0108】
図23、図24に、フィルターの汚れ状態や、充電促進メッセージ、及び異常加熱のエラーメッセージの表示例を示す。
例えば、図23の上段はスタンバイ状態でのメッセージ表示部714の表示例を示している。この実施の形態では、メッセージ表示部714の上段に充電池の残量を表示する充電池充電状態表示エリア、その下方に集塵フイルターの容量を表示するフイルター汚れ状態表示エリア、その下方に停止時には各種の情報を表示し、運転時には集塵状態表示を行う数値表示/集塵状態エリア、最下部には強、中、弱等の運転モードを表示する運転モード表示エリアを備えている。
【0109】
そして、図23の上段に示すスタンバイ状態では、何かのスイッチが押下されると消灯状態から一定時間左側の画面を表示して、更に右側の画面を表示して消灯する表示例を示している。この画面から、充電容量が十分であり紙パック(集塵フイルタ)は残量があることがわかる。また、この実施の形態では、タイマにより停止してから日時や紙パック交換日時をカウントしており、この内容が「前回掃除してから3日」と表示され、そろそろ掃除をするが必要、あるいは、交換からの日時を表示することで利用者に利用に際してのガイダンスが表示される。
【0110】
更に、図23の左側は充電を促すガイダンス表示をしめしている。この画面によれば、充電が必要であり、残り時間3分しか運転できないことが分かる。また、右側の画面は、エラーメッセージの表示画面である。
【0111】
また、図24は通常の運転状態の表示画面を示している。例えば、運転状態では、前記数値表示/集塵状態エリアに集塵フイルタの状態を表すアニメーションが表示される。即ち、通常は、左側の画面例のように、ゴミを表す点が吸われるアニメーションが表示され、視覚的にゴミが正常に吸われる状態を知ることができる。一方、ある程度ゴミがいっぱいになると真ん中の画面例に変化し、更に紙パックの交換が必要になると右側の表示画面に変わり紙パックの交換を促すガイダンスが表示される。
【0112】
この実施例でも、各種のガイダンスが、ツリー構造で出力される画像データと、この画像データにリンクして抽出可能な音声データとを記録装置に備えている。そして、所定の画像データが表示部に表示された状態で、使用者が音声ガイダンスボタン(おしえてボタン)を押下することで、この所定の画像データにリンクした音声データを発声するようにする。掃除機の操作に関して、使用者は視覚的と音声を必要に応じて使い分けることができる。従って、使用者にとって良好な操作性を提供することができる。
【0113】
次に、本発明を家庭用空調機に適用した実施例について、図25〜図35で説明する。
空調機(エアコン)は、図25の装置外観図に示すように、室内機810、室外機820、リモコン830、及びデータ書込装置400を備えている。リモコン830には、「おしえて」ボタン860が設けられている。
【0114】
図26に示すように、室内機810は、制御部としてのCPU811、アプリケーションや音声データ等を記録保持するROM812及びRAM813、操作部814、センサー815、および送受信部816を備えている。また、室外機820は、この空調機の主たる制御を行うエンジンCPU821、圧縮機等の駆動部822、RAM823及びROM824、各種センサー825、及び電源826がある。さらに、リモコン830には、リモコンCPU831、LCD表示部832、電源833、操作部834、RAM 835及びROM 836、スピーカー837、信号入力端子838、及び送受信部839がある。
【0115】
記憶装置のデータベースは、少なくとも、固有情報記録エリア、固定デモデータ記録エリア、追加デモデータ記録エリア、機器設定データベース、及び注意事項データベースを備えており、各種運転操作に関するガイド情報を提供する操作ガイドデータベース、及び運転操作時のエラーに関する情報を提供するエラーガイドデータベースを備えている。
【0116】
記憶装置の固有情報記録エリアには、製造メーカーが出荷時に、機器の型式、製造NO.等の情報を機器の記憶装置に書き込む。これにより、末端の販売店や購入者は、製品固有の情報の入手が容易になる。
【0117】
次に、固定デモデータ記録エリアには、製造メーカーや上位の販売店が、製品に適したコマーシャルやデモの情報を入力する。また、販売店では、外部から追加デモデータ記録エリアに追加デモモードを入力する。これには、販売店固有の割引価格等の情報も含まれる。販売店では、固定デモデータ記録エリアや追加デモデータ記録エリアの情報を取り出し、これを表示部に表示させ、または音声出力させる。また、機器設定データベースには、機器の初期設定に関する事項のデータが記録される。さらに、注意事項データベースは、機器の取り扱いに関する注意事項のデータが複数の項目に分かれたデータベースとして構成されており、音声データも含んでいる。この注意事項データは、製造メーカーが出荷時に記憶装置に書き込む。
【0118】
リモコン830は、前記信号入力端子838を介してデータ書込装置840(図1のデータ書込装置400)と接続することで、このデータ書き込み装置840から各種の情報や詳細な設定データを取り込んで、送受信部839を介して室内機810に入力することができる。(この逆に室内機810のデータをデータ書込装置840に取り込むこともができる)これにより、各種の情報をリモコン830を介して入出力することができるので、接続が容易となる。
【0119】
なお、この実施の形態では、室内機810と直接双方向の送受信が可能な送受信付きデータ書込装置850に備えている。これによりリモコン830を使わないでデータの書き込み/読み込みが可能である。
【0120】
また、前記リモコン830は、操作部834におしえてボタン860を備えており、このおしえてボタン860を押下することで、このリモコン830と室内機810との双方向の送受信が可能となる。
【0121】
図27において、この実施の形態では、リモコン830は、縦長の大きな表示画面832を備え、その下方に横長の運転/停止ボタン、その下方に横列に配置された暖房ボタン、除湿ボタン、冷房ボタンからなる運転モードボタン群、その下方に左右振り分けられて配置された室温ボタンと湿度ボタン、その下方に配置されるおしえてボタンと設定ボタン、最下部にスピーカ837を配置している。リモコン830の表示画面832は、空調機本体からの入力エリア832Aと操作設定エリア832Bとを有している。837Aは音量のボリューム調整ダイヤルである。
【0122】
更に、この実施の形態では、図27(b)に示したように、リモコン8300の下部1/2が開閉蓋830Aになっており、この開閉蓋830Aを開閉することで、その蓋内に設けられた各種の詳細設定操作スイッチ834Aを操作することができる。
【0123】
次に、図28〜図29により、リモコンを介して空調機のデモ、初期設定を行う方法に関する実施例を説明する。この実施の形態においても前記図18と同様なフローでデモモード及びセットアップを行うことができるので、個々では、概略的な説明にとどめ、表示画面などの説明は省略する。また、この実施の形態では、使用者によって操作されるリモコン830の表示画面832にデモやセットアップにおける各種の情報表示を行い、前記室内機810の表示部817には、例えば、デモモードにおける効果的な演出や説明に必要な動作表示を行うようにする。
【0124】
即ち、図28において、空調機の電源を入れた(S2200)後に、販売店で、店頭におけるデモのために追加デモデータを空調機の記憶装置に書き込む必要がある場合には、データ書き込み装置により外部から店頭広告に適した新たな情報(追加デモモード)を、追加デモデータ記録エリアに入力する。これには、販売店の名前、広告情報等が含まれる。また、表示方法の設定、例えば表示時間や順序等の情報も含まれる。販売店では、空調機の販売計画に沿って、これらの固定デモデータ記録エリア及び追加デモデータ記録エリアの広告情報を、適宜編集する。
【0125】
セットアップ時、すなわち最初の使用時に空調機の電源を入れた後、通常(データ書き込み装置を接続しない)は図17の(1)の使用時セットアップ画面711と同様な表示画面が表示装置に表示される(S2202)。この状態から、次ぎへの操作により図示しないデモモード指示と固有情報の要求の選択画面が表示される。この選択画面でモードの指示(S2204)または固有情報の要求(S2210)を選定できる。
【0126】
もし、デモなどの処理を行いたい場合は(S2204)、デモ選択画面により、デモ内容を選択し(S2206)、実行する(S2208)。店頭でのデモを行う場合には、図29に示したようなデモ開始画面832が空調機のリモコン830に一定時間表示される。もし、固有情報の提示が求められた場合には(S2210)、その空調機固有の情報の画面が表示装置に一定時間表示される(S2212、S2214)。
【0127】
ここで、本来、空調機は、図25に示す室外機820と室内機810を冷媒配管や信号配線で連結することで運転が可能なものであるが、店頭において、このような結線を行うことは困難である。そこで、この実施の形態では、図29に示すように、室内機810にコンバータ818を連結してデモ可能な構成を実現している。そして、前記リモコン830にデータ書込装置840を連結することで、各種の情報を入力したり、あるいは設定を行うことができる。そして、通常のデモモードでは、前記データ書込装置840の連結を外し、前記室内機810に近接してリモコン830を設置すれば、このリモコン830のの表示画面を介してデモモードの説明や音声ガイダンスを提供することができる。更には、このデモモードのフローにともなって、室内機810を説明に連動して動作させることも示している。例えば、図29では、デモモードに連動して室内機810の表示部が多様に点灯する状態を示している。また、リモコンの表示画面は、上下に2分割され、上部の表示部にデモモードを示す店頭モードが表示され、下部の表示部に各種の情報が表示されるので、現在の動作状態が分かりやすい。
【0128】
次ぎに、購入者のセットアップについて説明する。この実施の形態では、前記した図示しないデモモード指示と固有情報の要求の選択画面を表示した後、一定時間経過後(S2216)、空調機の表示画面には、使用上の注意事項が同意事項表示画面として、順次表示される(S2218、S2220)。重要な事項については、画面への表示と同時に音声出力を行っても良い。そして、各注意事項面の内容に同意を求める同意事項表示画が、表示される(S2222)。これらの表示は、空調機の購入者が注意事項を理解し、同意するまで繰り返される(S2204〜S2222)。同意が得られ、了解スイッチすなわち「同意する」に対応するキーが押された場合、そのことを空調機の記憶部に保持し(S2224)、次の設定モードに移る(S2226)。この実施の形態もまた、記憶部に同意の内容が保持されると、以後の操作で電源が投入されると、この図28で省略された図6のステップ1104のステップにおいて、セットアップ済みと判断され、電源投入されるとステップ2226からフローが実行される。
【0129】
また、使用上の注意事項として、「分解・修理・改造しない」や「電源プラグの取り扱い」「設置保管場所(室外機)」「引火物」などがあるが、製品特有のものもある。例えば、このこの空調機においては「吸込口や吹出口を塞がない」などが盛り込まれている。
【0130】
次に、図30〜図35により、初期設定後の通常の空調機使用状態に関する、構成及び動作を説明する。
【0131】
図30は、空調機のスタート後における処理のフローチャートを示す。この実施の形態では、リモコンからの操作で電源をオンにすると(S2400)、基本画面が表示される(S2402)。以下、ボタン操作に応じた表示と、それに伴う操作、処理がなされる。
【0132】
更に、表示画面は、図31から図34に示すような表示画面を表示可能な上下に2分割された表示部を備えている。この表示部は、上部の帯状表示エリアと下部の主表示エリアから構成される。そして、前記帯状表示エリアには、運転状態表示状態に置いては、室内機810から得られた状態情報を表示し、ガイダンスやエラー表示の場合は、主表示エリアの表示内容のタイトル項目を表示する。また、前記主表示エリアには、運転状態表示状態に置いては、リモコンから設定した設定値が表示され、ガイダンスやエラー表示の場合は、詳細ガイダンスやエラーの詳細情報が表示される。
【0133】
この実施例でも、図5で説明したような、各種のガイダンスがツリー構造で出力される画像データと、この画像データにリンクして抽出可能な音声データとを記録装置に備えている。
【0134】
そして、所定の画像データが表示部に表示された状態で、使用者が音声ガイダンスボタン(おしえてボタン)を押下することで、この所定の画像データにリンクした音声データを発声するようにする。リモコン830の操作に関して、使用者は視覚的と音声を必要に応じて使い分けることができる。従って、使用者にとって良好な操作性を提供することができる。
【0135】
例えば、図31は、リモコン830の基本操作画面を示している。リモコン830の運転/停止ボタンが押下されると、リモコン830は(1)の画面を表示するとともに、その運転モードを開始するように室内機810に開始信号を送信する。
【0136】
例えば、この(1)の画面例では運転状態設定が空気清浄であることを示している。この状態で、所定時間経過すると(2)のガイダンスが表示され、おしえてボタン860を押すことで詳細なガイダンス情報を入手することができる旨のガイダンスを促す。そして、この状態からおしえてボタン860を押下すると(3)の詳細画面を表示し、更に(2)または(3)の画面から所定時間経過したり、あるいはおしえてボタン860を押下して設定ボタンを押下すると、(4)通常の設定表示画面が表示され、前記した操作ボタンの操作による多様な操作が可能となる。
【0137】
また、この温度設定モードにおいて、おしえてボタン860を押下すると図31の(5)のように現在の温度湿度表示される。この状態では、帯状表示エリアに現在の温度と湿度が表示され、主表示エリアには温度設定を促すガイダンスが表示される。この状態で温度と湿度ボタンを介して入力すると、その入力結果が主表示エリアに表示されて(6)のようになる。この状態から、所定時間経過したり、あるいはおしえてボタン860を押下して設定ボタンを押下すると、(7)の通常の設定表示画面に表示され、前記した操作ボタンの操作に多様な操作が可能となる。
【0138】
また、図32は、タイマー設定モードにおける表示画面例をしめしている。この実施の形態では、設定ボタンを押下すると(8)のタイマの設定画面を表示することができる。ここで、再度設定ボタンを押下すると「入り」「切り」「通常画面」に移行させることができる。(8)の画面で所定時間経過すると(9)の時刻設定のガイダンスが表示され、このガイダンスに沿って時刻を入力すると(10)の確認画面から更に操作を進めることで、室内機810に送信されたことを確認する画面(11)となり、更に所定時間が経過したり、前記のように終了の操作がなされることで(12)の通常画面に戻る。
【0139】
次に、図33により、エラー発生時における処理のフローを説明する。エラー発生時には、図34の(14)に示すようなエラー画面を表示する(S2802)。もし、おしえてボタンの押し下げがあれば、音声ガイダンスの発声処理を行う(S2804、S2806)。一定時間経過するまで、この処理を繰り返し、一定時間経過前にSPボタンの押し下げがあれば、運転を再開し、無ければ、電源をオフにする(S2818)。
【0140】
図34、図35は、エラー発生時の状態を示した概念図と表示画面例である。図において、この実施の形態では、室内機810や室外機820に設けたセンサ815、825からエラー信号が発信されると、室内機810の表示部817を点滅させてエラー表示がなされる。そして、初期設定により、警報音を室内機810から発声させることができる。これにより、利用者はエラーを視覚的に、あるいは視覚と聴覚を介して知ることができる。この状態で、リモコン830のおしえてボタン860を押下することにより、室内機810からエラー内容が送信されて図34の(14)から(15)のように表示が変化して、エラーの表示内容を知ることができる。この(15)の画面例は、室内機810のフイルタがメズマリした例を示している。
【0141】
また、この実施例では、使用者が改善することで解決できるものをエラーと扱い、使用者では解決できないものを故障として取扱い、この違いを室内機810の表示の違い、例えば、点滅の早さや色の違いで表している。
【0142】
更に、リモコン830のスピーカから発声する音声は、図示しないボリュームツマミで調節するようにしているので、この実施の形態では、表示画面に音声マークを表示させず、常に発声するようにしている。もちろん、初期設定などで前記実施例のように音声マックを表示させる方法に変更することができる。
【0143】
本実施例でも、各種のガイダンスが、図9に示したようなツリー構造で出力される画像データと、この画像データにリンクして抽出可能な音声データとを記録装置に備えている。そして、所定の画像データが表示部に表示された状態で、使用者が音声ガイダンスボタン(おしえてボタン)を押下することで、この所定の画像データにリンクした音声データを発声するようにする。空調機の操作に関して、使用者は視覚的と音声を必要に応じて使い分けることができる。従って、使用者にとって良好な操作性を提供することができる。
【0144】
次に、本発明を家庭用冷蔵庫に適用した実施例について、図36〜図43で説明する。
この実施の形態に係る冷蔵庫900は、図36の装置外観図に示すように、開閉扉902にLCD表示部904及びスピーカー908を備えている。LCD表示部904は、矢印で拡大表示して示した表示画面906と、その下部に前記表示画面906の下辺に沿って横配列されたスイッチを有する。
【0145】
この実施の形態の冷蔵庫900は5ドアの開閉扉または引出扉を備えている。即ち、最上部には開閉扉902を備えた冷蔵室、その下方に引出扉を備えた野菜室、その下方に引出扉を備えた製氷室と切替室、最下部に引出扉を備えた冷凍室が配置される。そして、この冷蔵庫900は、使用者の目線に近い前記冷蔵室の開閉扉902のほぼ中央に、表示画面906を備えたLCD表示部904が配置されている。
【0146】
図37に示すように、冷蔵庫900の本体910は、既に述べた実施例と同様な、制御部、記憶部、各種センサー、駆動部、アンプ付スピーカー908、LCD等の表示部904、タイマー、送受信部912を備えている。制御部はマイクロコンピュータのCPUとOSやアプリケーションなどのプログラムにより実現される。また、データ書込装置400も、既に述べた実施例と同様な、操作部、表示部、記憶部、送受信部410を備えている。
【0147】
冷蔵庫本体910の記憶部のデータベースは、少なくとも、固有情報記録エリア、固定デモデータ記録エリア、追加デモデータ記録エリア、冷蔵庫設定データベース、及び注意事項データベースを備えており、各種運転操作に関するガイド情報を提供する操作ガイドデータベース、及び運転操作時のエラーに関する情報を提供するエラーガイドデータベースを備えている。
【0148】
記憶部の固有情報記録エリアには、製造メーカーが出荷時に、冷蔵庫の型式、製造NO.等の情報を冷蔵庫の記憶部に書き込む。これにより、末端の販売店や購入者は、製品固有の情報の入手が容易になる。
【0149】
次に、固定デモデータ記録エリアには、製造メーカーや上位の販売店が、製品に適したコマーシャルやデモの情報を入力する。また、販売店では、外部から追加デモデータ記録エリアに追加デモモードを入力する。これには、販売店固有の割引価格等の情報も含まれる。販売店では、固定デモデータ記録エリアや追加デモデータ記録エリアの情報を取り出し、これを表示部に表示させ、または音声出力させる。また、機器設定データベースには、冷蔵庫の初期設定に関する事項のデータが記録される。さらに、注意事項データベースは、冷蔵庫の取り扱いに関する注意事項のデータが複数の項目に分かれたデータベースとして構成されており、音声データも含んでいる。この注意事項データは、製造メーカーが出荷時に記憶装置に書き込む。
【0150】
次に、図38〜図39により、冷蔵庫のデモ、初期設定を行う方法に関する実施例を説明する。この実施の形態においても前記図18と同様なフローでデモモード及びセットアップを行うことができるので、個々では、概略的な説明にとどめ、表示画面などの説明は省略する。
【0151】
図38において、冷蔵庫の電源を入れた(S3000)後に、販売店で、店頭におけるデモのために追加デモデータを冷蔵庫の記憶装置に書き込む必要がある場合には、データ書き込み装置により外部から店頭広告に適した新たな情報(追加デモモード)を、追加デモデータ記録エリアに入力する。これには、販売店の名前、広告情報等が含まれる。また、表示方法の設定、例えば表示時間や順序等の情報も含まれる。販売店では、冷蔵庫機の販売計画に沿って、これらの固定デモデータ記録エリア及び追加デモデータ記録エリアの広告情報を、適宜編集する。
【0152】
セットアップ時、すなわち最初の使用時に冷蔵庫の電源を入れた後、通常は図39(1)の使用時セットアップ画面711が表示装置に表示される(S3002)。もし、デモなどの処理を行いたい場合は(S3004)、図39の(3)のデモ選択画面により、デモ内容を選択し(S3010)、実行する(S3012)。店頭でのデモを行う場合には、図39の(4)、(4’)に示したようなデモ開始画面が冷蔵庫の表示装置に一定時間表示される。
【0153】
もし、固有情報の提示が求められた場合には(S3006)、図39の(6)に示したようなその冷蔵庫固有の情報の画面が表示装置に一定時間表示される(S3014、S3016)。
【0154】
次に、一定時間経過後(S3020)、冷蔵庫の表示画面には、図39の(7)に示したような使用上の注意事項が同意事項表示画面として、順次表示される(S3020、S3022)。重要な事項については、画面への表示と同時に音声出力を行っても良い。そして、図39の(8)に示したような各注意事項面の内容に同意を求める同意事項表示画が、表示される(S3024)。これらの表示は、冷蔵庫の購入者が注意事項を理解し、同意するまで繰り返される(S3004〜S3024)。同意が得られ、了解スイッチすなわち「同意する」に対応するキーが押された場合、そのことを冷蔵庫の記憶部に保持し(S3026)、図39の(8)に示したような初期画面に移る(S3028)。
【0155】
また、使用上の注意事項として、「分解・修理・改造しない」や「電源プラグの取り扱い」「設置保管場所(室外機)」「引火物」などがあるが、製品特有のものもある。例えば、このこの空調機においては「引火しやすいものや医薬品は入れない」「ドアにぶら下がらない」などが盛り込まれている。
【0156】
次に、図40〜図43により、初期設定後の通常の空調機使用状態に関する、構成及び動作を説明する。
【0157】
まず、図40に、この冷蔵庫900の初期設定のフローチャートを示す。この冷蔵庫900は電源コードが家庭内電気配線のコンセントに接続され、一定時間が経過すると、図41に示すような初期画面906が表示される(S3500)。そして、この初期画面906からこの冷蔵庫900の運転モードや変更を行うことができる。通常は、標準的な運転モードが設定されているため、電源コードをコンセントに差し込むことで、所定時間経過すると、予め初期設定された運転を実行する。
【0158】
さて、この実施の形態では、図40に示すように、温湿度調節、省エネモード設定、切替室設定、製氷モード設定、その他の設定を行うことができる。(S2502、S2510)これらの設定は、前記表示画面906の下辺に沿って横配列されたスイッチを操作することにより予め設定された表示内容を更新し(S3512)、前記スイッチにより所定の内容の入力が行われれば(S3514)これを記憶部のデータに更新(S3516)するとともに表示内容を更新(S3518)し、所定時間(例えば10秒)が経過すると(S3520)操作が終了したものとして、これを設定し、セットアップ表示である基本画面表示に戻し(S3522)、即ち最初のステップ3500に表示内容を戻す。
【0159】
例えば、図41、図42は、前記フローにおける表示画面例を示したものである。前記表示画面906は、横長矩形状の大きさを備え、その表示内容は左右に大きく3分割されている。即ち、中央に各貯蔵室の設定とタイマ設定及びおしえての選択エリアが設けられ、その右側に前記選択エリアで設定された内容の詳細情報が表示される詳細表示エリアが設けられ、左側には、この冷蔵庫900の運転モードが表示される状態表示選択エリアが設けられている。
【0160】
例えば、表示画面906では、現在、選択エリアにおいて、冷蔵室が設定され、この冷蔵室が温度3度で湿度が60%に設定されており、状態表示選択エリアにおいては、冷蔵室に設けられたスイングフローが動作する急冷却が設定されていること示している。これらの操作は、各エリアの下方に配置されるスイッチを操作することで選択設定や数値を変更することができる。例えば、選択エリアの場合は、その下方のスイッチを押下するたびに冷蔵室から野菜室、切替室のようにサイクリックに変更することができる。状態表示選択エリアもまた同様に急冷却、省エネなどのように変更することができる。
【0161】
更に、前記初期画面906では、選択エリアから特定の貯蔵室や機能を選択することにより、(a)から(d)の設定を行うことができる。
【0162】
例えば、図41(a)は冷蔵室が選択された表示画面906A1を示している。この表示画面906A1では冷蔵室の温度や湿度並びに子供のいたずら操作を防止するチャイルドロックの設定を行うことができる。即ち、前記スイッチ操作により、ロックや温度や湿度のエリアを選択して設定や数値を変更することによりこれらを設定することができる。例えば、図42(a)ではチャイルドロックが設定された状態を示し、この設定確認表示906A2の後、一定時間経過すると新たに更新された初期画面906A3の画面に戻る。
【0163】
また、図41(b)では、冷凍室が設定された表示画面906B1を示している。この例では、チャイルドロックと製氷が設定され、冷凍室の温度がー18度、湿度が80%にそれぞれ設定されていることがわかる。この状態から製氷が更に選択されると、図42(a)の更に詳細な設定画面906B2が表示され、この画面から更に通常製氷、製氷停止、一時停止、おそうじの設定を行うことができる。そして、例えば、この状態から例えば一時停止が選択されると一時停止が設定されたことを示す確認画面906B3が所定時間表示され、この設定内容が更新された初期設定画面に戻される。
【0164】
更に、図41(c)はタイマーが選択された表示画面906C1を示している。この表示画面906C1では、更にキッチンタイマーや累計時間表示や使用電気代表示や日程表等の貯蔵室以外の各種の設定を行うことができる。この状態から、例えば、キッチンタイマーが選択されると、図42の(c)の左側に示すようなタイマ画面906C2が表示され前記スイッチの操作によりタイマー時間を設定してタイマー機能を活用することができる。同様に図42(c)の右側は累計時間表示が選択された表示画面906C3を示している。これらは、前記スイッチの操作により時間やリセットを行うことができ、また元の初期画面に戻すことができる。
【0165】
更に図41(d)はおしえてが選択された表示画面906D1を示している。表示画面906D1では各種のガイダンスを表示させることができる。例えば、この画面例では、取扱い説明やチャイルドロックの説明や上手な活用の仕方やメンテナンス情報などを選択して更に詳細な情報を表示させることができる。例えば、図42(d)には取扱い説明が選択された取扱いメニュー画面906D2を示している。そしてこのメニュー画面906D2から更に温度設定を選択して更に階層を深くした詳細説明画面906D3を表示させて詳しい情報を表示させることができる。
【0166】
また、前記表示画面例では、音声マークを図示していないが、この実施の形態に係る冷蔵庫でも、ツリー構造で構成された各種表示画面にリンクした音声データが格納されており、この音声データがリンクされている表示画面には音声マークを表示させて前記スイッチ内に設けたおしえてボタンを押下することで対応する音声ガイダンスを発音させることができる。これらの音声ガイダンスは初期設定により発音させたりさせなくすることができる。
【0167】
また、この実施の形態では各種センサーを介して入手した信号によりエラー表示や音声表示を行うことができる。図43にエラー発生時の処理のフローチャートである。エラーが発生すると(S3900)、エラー画面が表示される(S3902)。エラーとして、扉の開放、水タンク渇水、センサー異常、制御異常等の原因が表示され、それぞれに対応した音声ガイダンスが出力され、対策が完了したらまたエラー原因表示の画面にもどる。例えば、扉が解放されたらその旨の音声ガイダンスを発声する。これを対策が完了するまで繰り返し。対策が完了したら機器の有無をチェックし、損傷があれば運転を停止する。扉が解放されていなければ、次に、水タンクの渇水をチェックし、あれば音声ガイダンスを発声し、扉開放の場有と同様な処理を行う。同様に、センサーの異常、制御異常のチェックを行い、なにも問題がなれば通常運転を継続する。エラーが機器の損傷を伴う場合には、運転を停止する。エラー原因がなくなれば、通常運転に復帰する(S3904、S3920)。
【0168】
本実施例でも、各種のガイダンスが、図9に示したようなツリー構造で出力される画像データと、この画像データにリンクして抽出可能な音声データとを記録装置に備えている。そして、所定の画像データが表示部に表示された状態で、使用者が音声ガイダンスボタン(おしえてボタン)を押下することで、この所定の画像データにリンクした音声データを発声するようにする。冷蔵庫の操作に関して、使用者は視覚的と音声を必要に応じて使い分けることができる。従って、使用者にとって良好な操作性を提供することができる。
【0169】
【発明の効果】
本発明によれば、家電製品が備えている大きな表示部や音声装置を有効に利用して、購入者が使用前に確実に注意事項などの情報を表示や音声出力によって認識でき、購入者がこの注意事項などの情報を認識して了解した後にはその表示や音声出力を省略する、家電製品を提供することができる。
【0170】
また、本発明によれば、家電製品が備えている大きな表示部や音声装置を有効に利用して、販売店が任意のCMを用いて効果的な店頭デモを行うことのできる家庭用電気機器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る家電製品の初期設定に関する実施形態の概要を説明する図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る家庭用の洗濯機を上部前方より見た外観斜視図である。
【図3】図2の洗濯機のLCD表示部における洗濯スタート前の基本画面の例を示す図である。
【図4】図2の洗濯機本体及び入力装置における制御装置の構成例を示す図である。
【図5】故障とエラーの報知システムの構成を示す図である。
【図6】洗濯機のデモ表示や初期設定等の処理フローを示す図である。
【図7】図6の処理における代表的な表示画面の例を示す図である。
【図8】図6の処理における代表的な表示画面の例を示す図である。
【図9】図2の洗濯機のLCD表示部(=LCD画面)における画面状態の遷移概念ツリーである。
【図10】図2の洗濯機における洗濯行程のスタート前における処理を示すフローチャートである。
【図11】洗濯行程スタート後における処理のフローチャートである。
【図12】エラー発生時における処理のフローを説明する図である。
【図13】洗濯機のLCD表示部における基本画面を示す図である。
【図14】洗濯機のLCD表示部における運転開始以降の表示画面を示す図である。
【図15】本発明の一実施例になる掃除機の外観斜視図である。
【図16】図15の掃除機本体の制御装置の構成を示す図である。
【図17】 図15の掃除機の手元ハンドル部の表示部の構成を示す図である。
【図18】掃除機のデモ表示や初期設定等の処理フローを示す図である。
【図19】図18の処理における代表的な表示画面の例を示す図である。
【図20】掃除行程のスタート前のチェック表示の処理のフローを説明する図である。
【図21】掃除行程のスタート後の処理のフローを説明する図である。
【図22】掃除機行程スタート後にエラーメッセージを表示する処理のフローを説明する図である。
【図23】掃除機の表示部における充電促進メッセージ及び残り時間の表示例を示す図である。
【図24】掃除機の表示部におけるフィルター交換の促進メッセージの表示例を示す図である。
【図25】本発明の一実施例になる空調機の外観斜視図である。
【図26】図25の空調機における制御部の構成例を示す図である。
【図27】図25の空調機におけるリモコンの構成例を示す図である。
【図28】空調機のデモ表示や初期設定等の処理フローを示す図である。
【図29】図28の処理に伴うデモの例を示す図である。
【図30】空調機のスタート後における処理のフローチャートを示す図である。
【図31】リモコン操作により室温を設定する場合の例を示す図である。
【図32】タイマーの設定例を示す図である。
【図33】 エラー発生時における処理のフローを説明する図である。
【図34】エラー画面の例を示す図である。
【図35】エラー発生時における室内機の状態を示す図である。
【図36】本発明を適用した他の実施例になる冷蔵庫の装置外観図である。
【図37】 図36の冷蔵庫の制御装置の構成例を示す図である。
【図38】冷蔵庫のデモ表示や初期設定等の処理フローを示す図である。
【図39】図38の処理に伴うデモの例を示す図である。
【図40】冷蔵庫の通常運転のフローチャートを示す図である。
【図41】冷蔵庫の通常運転時の画面例を示す図である。
【図42】冷蔵庫の通常運転時の画面例を示す図である。
【図43】エラー発生時の処理のフローチャートである。
【符号の説明】
100…洗濯機、101…筐体、102…フロントパネル、203…LCD表示部、205…SPボタン、206….ガイドボタン、207…電源ボタン、208…スピーカー、210…LCD画面、400…データ書き込み装置、402…操作部、404…LCD表示部、406…制御部、408…記憶部、410…送受信部、500…制御装置、502…操作部、504…LCD表示部、506…制御部、508…記憶部、510…送受信部、512…音声出力部、514…モーター等の駆動部、516…各種センサー、518…タイマー、520…電源、700…掃除機本体、702…本体部、703…吸い込み口、704…延長管、706…操作表示部、707…送受信部、708…スピーカー、710…手元ハンドル部、711…操作表示部、720…置き台兼充電台、722…操作表示部、740…データ書き込み装置、810…室内機、820…室外機、830…リモコン、900…冷蔵庫、904…表示部、908…アンプ付スピーカー、910…冷蔵庫本体、送受信部…912。

Claims (6)

  1. 表示装置と、複数の項目データで構成される注意事項データベースを備えた記憶装置と、制御装置と、電源スイッチ及び了解スイッチを有する操作部とを備えた家庭用電気機器において、
    前記制御装置は、
    前記電源スイッチの投入操作にともなって、前記記憶装置に記録された前記了解スイッチの操作の有無を判定し、
    前記了解スイッチの操作が有りの場合には、前記表示部に前記家庭用電気機器の通常の使用モードとなる運転操作画面を表示し、
    前記了解スイッチの操作が無しの場合には、複数のデモモードが選択可能なモード選択画面を表示し、
    前記モード選択画面においてモード選択入力がない状態で一定時間経過後に注意事項データベースに格納された注意事項の項目データを表示するとともに操作部の指示操作に従って表示する項目データ順次に更新表示し、
    前記項目データの最終表示に対応する前記了解スイッチの操作を前記了解スイッチの操作が有りとして前記記憶装置に記録する制御処理を実行することを特徴とする家庭用電気機器。
  2. 請求項1記載の家庭用電気機器において、
    前記記憶装置に前記注意事項データベースに対応した音声データベースを備えるとともに、スピーカ部を備え、前記制御装置は、前記表示装置に表示さる前記項目データに関連する音声を前記スピーカ部に出力させる制御処理を実行することを特徴とする家庭用電気機器。
  3. 表示装置と、記憶装置と、制御装置と、スピーカ部と、電源スイッチ及び了解スイッチを有する操作部とを備えた家庭用電気機器において、
    前記記憶装置は、複数の項目データで構成される注意事項データベースと、前記複数の項目データに対応した音声データベースとを備え、
    前記制御装置は、
    電源スイッチの投入操作にともなって、前記記憶装置に記録された前記了解スイッチの操作の有無を判定し、
    前記了解スイッチの操作が有りの場合には、前記表示部に前記家庭用電気機器の通常の使用モードとなる運転操作画面を表示し、
    前記了解スイッチの操作が無しの場合には、複数のデモモードが選択可能なモード選択画面を表示し、
    前記モード選択画面においてモード選択入力がない状態で一定時間経過後に注意事項データベースに格納された注意事項の項目データを表示するとともに操作部の指示操作に従って表示する項目データ順次に更新表示し、
    前記項目データ毎の表示では、該項目データに対応する音声を前記音声データベースから読み出して前記スピーカ部から出力し、
    前記項目データの最終表示に対応する前記了解スイッチの操作を前記了解スイッチの操作が有りとして前記記憶装置に記録する制御処理を実行することを特徴とする家庭用電気機器。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項に記載の家庭用電気機器において、
    前記記憶装置に固有情報記録エリアを備え、
    前記制御装置は、外部のデータ書込み装置から前記有情記録エリアに機器固有情報を入力可能とし、前記固有情報記録エリアに入力されている機器固有情報をモード選択画面での前記操作部の指示操作に基づいて前記表示装置に出力させる制御処理を実行することを特徴とする家庭用電気機器。
  5. 請求項3記載の家庭用電気機器において、
    前記記憶装置に追加デモデータ記録エリアを備え、前記制御装置は、外部のデータ書込み装置から前記追加デモデータ記録エリアに新たなデモデータを入力可能とし、前記追加デモデータ記録エリアに入力されている前記新たなデモデータをモード選択画面での前記操作部の指示操作に基づいて前記表示装置に表示させ、または音声出力させる制御処理を実行することを特徴とする家庭用電気機器。
  6. 請求項5記載の家庭用電気機器において、
    非接触通信可能な送受信装置を備え、前記制御装置は、前記送受信装置によって前記外部のデータ書込み装置からのデータを受信して前記記憶装置にデータの書き込みが可能であることを特徴とする家庭用電気機器。
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